JP3876468B2 - コンパクトディスク装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスク記録再生装置におけるコンパクトディスク装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラジオ付きカセットテープレコーダでディスク再生装置を備えたものでは、キャビネットの頂面(上面)にディスク装填部が水平に配設されている。この種のラジオ付きカセットテープレコーダでは、コンパクトディスクの装填は、ディスク再生装置のターンテーブル(回転テーブル)に対し、オペレーター自身の手操作によってディスクを芯出し設定することによって行われている。したがって、コンパクトディスクの直径が8cmであっても12cmであっても不都合なくディスク装填を行うことができる。
【0003】
しかしながら、ラジオ付きカセットテープレコーダを含む記録再生装置の正面(すなわち、垂直面)にディスク装填部を配設しようとすると、汎用されている大小2種類のディスク(すなわち、直径8cmのディスクおよび直径12cmのディスク)を、いずれも芯出し状態で正しくターンテーブルに装填する機構に工夫を要することになる。
【0004】
このような装置の場合、いずれの種類のディスクであっても、ディスク装填部の蓋部分にディスクを置き、そのまま蓋を閉じるだけで、ターンテーブルに対して正しくディスクが設定される機構が望まれる。
【0005】
この希望を満たすものとして、特開昭59−201266号公報が提案された。この従来の装置では挿入されたディスクが大径のものであるか小径のものであるかをディスクサイズ検出器で検出し、ディスクサイズに応じてディスク支持部材の位置を電気的に制御するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この検出器では大径のディスクを装着する場合でも異物が挿入されると小径のディスクを装着するものと誤検出されディスク支持部材を小径のディスク支持位置に設定するため大径のディスクを挿入することができない。従ってこのような場合には一旦ディスクホルダーを閉めてから再びこれを開ける動作が必要となる。
【0007】
また特に小径のディスクを装着する際に、何等かの理由でディスク支持部材が正しい位置に移動できないままでディスクホルダー12を閉じてしまうと小径ディスクの記録面がチャッキングされてしまいディスクに傷をつけたり破損してしまう恐れがある。
【0008】
そこで本発明の解決しようとする課題は、ディスクサイズ検出器により装着すべきディスクの種類を検出してディスク保持位置を電気的に制御することなく、大径および小径のディスクのサイズに応じて作動し蓋を閉じる動作に応動してディスクを自動的に正しい位置に装着できるように機械的メカニズムのみにより構成された誤作動のないコンパクトディスク装着装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明によれば、ターンテーブルを備え前面に開口部を有する本体と、本体の前面に揺動可能に支持され、開口部に対して開閉自在な蓋体とを有するコンパクトディスク装着装置において、一端が本体の一側部に枢着され、他端には蓋体の一側部に沿って形成されたガイドスロットを貫通して、該スロットに沿って摺動するガイドピンを有した第1レバーを備え、蓋体は、コンパクトディスクの端部を受け蓋体の内面に沿って上下方向に可動する保持手段を有した可動部材と、蓋体の内面上端付近で、保持手段で保持された大径のコンパクトディスクの端部が係合する位置に突出形成された係止片と、可動部材と第1レバーを連結するレバー機構とを備え、レバー機構は、蓋体側の1点を軸にそれぞれの一端部が回動自在に支持されて、互いに屈曲可能に枢着された2本のアームと、両端が各アームに取り付けられ、これ等のアームを連結する反転ばねとを有し、一方のアームは、他端部が第1レバーのガイドピンと連結され、他方のアームは、他端部が可動部材に枢着され、反転ばねは、一端を一方のアームの中心線上の1点に取り付け、他端を他方のアームと一方のアームとの枢着点より一方のアーム側に延びた他方のアームの端部の下縁付近に取り付けた捩りばねであり、レバー機構は、蓋体の閉止動作に伴う第1レバーのガイドピンの動きが伝達されて回動し、可動部材を係止片に近づく方向に移動させると共に、保持手段で保持されるコンパクトディスクが大径のコンパクトディスクであって、蓋体の閉止動作でコンパクトディスクが係止片に係合すると、可動部材の移動が係止片に係合したコンパクトディスクによって規制され、2本のアームが屈曲して、大径のコンパクトディスクをターンテーブルに装着し得る第1の位置にある可動部材を、反転ばねの付勢力で後退させて、保持手段をコンパクトディスクから離間させ、保持手段で保持されるコンパクトディスクが小径のコンパクトディスクであって、蓋体の閉止動作でコンパクトディスクが係止片に非係合であると、2本のアームが直線状態を維持し、小径のコンパクトディスクをターンテーブルに装着し得る第2の位置に可動部材を移動させることを特徴とするコンパクトディスク装着装置によって達成される。
【0011】
本発明では、コンパクトディスクの端部を保持手段で保持し、蓋体を閉めると、コンパクトディスクの径により異なる該ディスクの端部の位置に応じて保持手段の可動範囲が切り換えられる。
すなわち、保持手段で保持したコンパクトディスクが大径のディスクであれば、蓋体の閉止動作に伴う保持手段の移動が係止片に係合したディスクによって規制され、蓋体の閉止動作でコンパクトディスクはターンテーブルへ装着される。
これに対して、保持手段で保持したコンパクトディスクが小径のディスクであれば、蓋体の閉止動作に伴う保持手段の移動は規制されず、蓋体の閉止動作で保持手段が移動してコンパクトディスクをターンテーブルへの装着位置へ移動させる。
以下本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0012】
【実施例】
図1は本発明のコンパクトディスク装着装置の外観を示す平面図で内部構造の主要部を破線で示す。図2は図1のII−II線に沿って切断し矢視方向にみた側面図で蓋を開いた状態を示す。図3は図1のIII−III線に沿って切断し矢視方向にみた側面図で蓋を閉じている状態を示す。
【0013】
これ等の図面において本体1はほぼ正方形に形成され、中間部において仕切壁2で前後に仕切られており、開放された前面は蓋3で閉じられるようになっている。蓋3の下端付近の両縁には扇形片4,4′が一体に固定され扇形片の要(かなめ)位置に形成された枢軸5,5′が本体1の側壁に軸受けされ、蓋3は枢軸5,5′を中心として揺動し本体1の前面開口部を開閉する。
【0014】
扇形片4,4′の一方の扇形片4の円弧形の外周にラック6が形成され、仕切壁2に回動可能に取り付けたピニオン7と噛み合う。仕切壁2から後方に突出するブラケットと扇形片4の一側面の一点との間に引張りばね8が張架され蓋3は常時開方向に付勢されている。ピニオン7は図示しない手段により軽い摩擦抵抗を受けながら回動するように構成されており、蓋を開くときピニオンがラックと噛み合いながら回動し引張りばね8による蓋の開放動作に軽い抵抗を与え急激な開放動作による損傷を防ぐ。
【0015】
9,10は夫々蓋3と本体1に取り付けられたフックであり、これらのフックは、蓋3を本体1に対して閉じたときに互いに係合し、それによって蓋3の閉成状態が維持される。
【0016】
本体1の中心部には、仕切壁2の後方に配置されたモータ11で駆動され仕切壁2の前面側で回転するターンテーブル12が回動自在に取り付けられており、円形鋼板を一体に有するターンテーブル12の中心には截頭円錐形のスピンドル13が突設されている。
【0017】
蓋3の内側には平板状のホルダー(ディスク誘導保持板)14が配備される。ホルダー14の下方部分の両側縁に沿ってエッジプレート15,15′が一体に形成され、扇形片4,4′の側面から突出する枢軸16,16′がエッジプレート15,15′の下端付近に形成された支持孔に挿入され、ホルダー14は枢軸16,16′を支点として蓋3に対して相対的に揺動する。
【0018】
扇形片4,4′の蓋3への接合部は蓋3の上方へ向って小距離延びた延長部があり、その上端付近に棒状突起17が形成され、この突起17がホルダー14のエッジプレート15上端付近に形成された横向きの長円形孔18に嵌挿され、蓋3に対するホルダー14の相対的揺動傾斜角が所定の小角度範囲内に規定される。
【0019】
図2と共に更に図4乃至図7に示すように蓋3の内面上端付近の両側(蓋3を正面側から見て左右両側)に2つの係止片19,19が突設され、これ等の係止片19,19は、蓋3の閉止動作が開始され蓋3がホルダー14に対して平行状態で接触するようになるときホルダー14に形成された窓20,20を通して突出し、後述するように大径(12cm)のコンパクトディスクの上縁部を支える。
【0020】
蓋3の中心部には円形の凹所が設けられその凹所内には一端に内向きフランジ21aを有するリング21が固定され、リング21内にはマグネットを内蔵するチャッキング部材22が浮動状態に挿入される。
【0021】
チャッキング部材22のターンテーブル12に対向する面にはスピンドル13が挿入される相補形状の逆截頭円錐形の凹所23が形成されると共に底面にはフランジ24を有しリング21からの抜け出しが防止される。またホルダー14の中心には蓋3がホルダー14と接触したときリング21が突き抜けることのできる開口25が設けられている。
【0022】
図2に示すようにラック付き扇形片4の存在する側の本体側壁内面近くで仕切壁2から前方に向って突出するブラケット26が形成され、又ホルダー14のラック付扇形片4側のエッジプレート15には長手方向に延びるガイドスロット27が形成され、一端をブラケット26に枢支28したレバー29の他端に取り付けたガイドピン30がガイドスロット27に挿通される。
【0023】
蓋3が全開したときガイドピン30がガイドスロット27の上端に係合し、蓋3が閉じるとき、ガイドピン30はガイドスロット27に沿って下降し、蓋3が全閉したときガイドスロット27の下端に達する。
【0024】
又扇形片4,4′には枢軸5を中心とする円弧形のスロット31が形成され、該スロット31には本体1の側壁から内側に向って突出するピン32が摺動変位自在に係合し、蓋3の開閉動作が円滑に行われるようにすると同時に開閉位置を規制する。
【0025】
図4乃至図7に示す如く蓋3とホルダー14の間にレバー機構33を設ける。レバー機構33はホルダー14に突設された枢軸34によって、それぞれの一端部を回動自在に支持された2本のアーム35,36を有し、一方のアーム35の他端部には図2について説明したレバー29のガイドピン30の先端部が係合する凹所37が形成され、アーム36の他端部には長円形のスロット38が形成され、又このスロット38に近接して突起39が形成される。
【0026】
ホルダー14の内面(ターンテーブル12側に向いた面)中央には下縁から中心開口25にかけて概略平坦な凹み40が形成されその中に可動部材41が嵌め込まれる。凹み40の両側縁を形成する壁には上下方向に延びる案内溝40′,40′が形成され、可動部材41はその両エッジを夫々案内溝40,40′に挿入させて凹み40の中を上下方向に摺動する。
【0027】
更に可動部材41は装着すべきディスクの保持手段となる底壁(保持面とも呼ぶ)42を形成され、また特に図8に明瞭に示すようにその両側に前方に突き出した保持梁43を備える。凹み40の部分の中央には上下に延びるスロット44が形成され、可動部材41の裏面中央に取り付けたピン45がスロット44を貫通し前述したアーム36のスロット38に嵌入される。
【0028】
又凹み40の部分には円弧状のスロット46が形成され、前述したアーム36に形成された突起39が嵌入され、枢軸34を中心とするアーム36の回動を案内する。
【0029】
レバー機構33を構成する両アーム35,36に跨がって2股形状の捩りばね47が張架されている。この捩りばね47は、枢軸34を屈曲中心としてアーム35,36が押し曲げられる力を受けると初期形状に復帰しようとして反発し、アーム35,36に付勢力を加える。
【0030】
本発明の一実施形態に係わるコンパクトディスク装填装置は前記のように構成されており、その使用態様は以下のとおりである。先ず、直径8cmの小径ディスクを装填する場合について説明する。
【0031】
本体1が図2に示すように垂直姿勢になされ、蓋3が閉成された状態で、蓋側のフック9が本体1側のフック10に係合している。フック10は、それ自体に弾発性をもたせておけば、その弾性を利用してフック9との係合位置から後退変形させることによってフック9との係合関係を解消することができる。
【0032】
また、フック10の配設に関する変形例として、該フック10を本体1に対して傾動自在に取着し、付勢ばねの付勢力を利用してフック10を常に直立姿勢に維持してフック9と係合するように構成しておけば、操作ボタン等を利用して、ばね付勢力に逆らってフック10を傾斜させることにより、両フック9,10の係合を外すことができる。
【0033】
かくして、両フック9,10の係合を外すと、引張りばね8の付勢力によって蓋3が枢軸5,5′を支点として外側に揺動回転(傾動)して図2に示す状態になる。
【0034】
この時、レバー29の下端に付設されたガイドピン30がホルダー14のガイドスロット27の上端に位置している。また、ホルダー14は、枢軸16,16′を支点として蓋3に対して相対的に小角度回転傾斜し、上端側が蓋3から僅かに離れている。蓋3とホルダー14のこのような姿勢は、蓋側の棒状突起17とホルダー側の長円形孔18との係合関係により、開放状態にある蓋3がホルダー14を介してレバー29に支えられているために得られる。
【0035】
この状態で、ホルダー14の窓20,20を貫通する係止片19,19は、その先端が窓20,20内にあって、ホルダー14の内面側に突出していない。したがって、矢印X方向からホルダー14の内面に沿うように小径ディスクを装填する際に係止片19,19が邪魔になることはない。
【0036】
このときガイドピン30は最上位置にあるので図4に示す如くこれと係合するレバー機構33のアーム35の凹所37は引き上げられており、アーム35,36は直線状態にあるので可動部材41は最下位置よりも少し高い位置にあり、小径ディスクAの下縁部は可動部材41の保持面42の上に載る。保持梁43はディスクが本体1とホルダー14との間の隙間から落下するのを防止する役割を果す。
【0037】
ディスクAが可動部材41に載置された状態で蓋3の閉止動作を開始すると、レバー29のガイドピン30はガイドスロット27に沿って下降を始めアーム35の右端を押し下げて可動部材41と共にディスクAを押し上げる。
【0038】
蓋3が完全に閉まる直前にディスクAの中心がターンテーブル12のスピンドル15の中心と合致する若干手前の位置で可動部材41は最上位置に達し、このときディスクAの中心孔はスピンドル先端の円を含む位置にあるので、蓋が完全に閉まるときマグネットを含むチャッキング部材22がターンテーブル12に吸着されると同時にディスクAの孔はスピンドル15の斜面に沿って若干上昇しディスクAは可動部材41から離れて正しく心合せすることができる。従って可動部材41はディスクの再生中ディスクの回転に干渉することはない。
【0039】
次に図2に示す如く蓋3を開き直径12cmの大径のディスクBを装着する場合について説明する。蓋3を開いた状態ではレバー29の下端のガイドピン30はホルダー14のガイドスロット27の最上位置を貫通し、図6に示す如くアーム35の右端を引き上げている。
【0040】
このときアーム35,36はほぼ直線状態にあり、可動部材41は最下位置よりも少し高い位置にある。またホルダー14は蓋3から微小角度だけ浮き上った状態にあって係止片19はホルダー14の内面から引込んでいる。
【0041】
この状態で大径のディスクBを蓋3の上方からホルダー14の内面に沿って滑り込ませると、その下縁部が可動部材41の保持面42の上に載る。この状態において蓋3を僅かに閉じると、ホルダー14は蓋3の内面に接合し、係止片19,19がホルダー14の窓20,20を通してホルダー14の内面より突出する。
【0042】
この状態から更に蓋3を閉じる方向に押すと、ガイドピン30がアーム35の右端を押し下げ、可動部材41を押し上げこれと共にディスクBを押し上げようとするがディスクBは微小量上昇しただけで上縁部が係止片19に係合し係止片19と可動部材41の保持面42の間に挟まれた状態となる。
【0043】
大径ディスクBの上縁部が係止片19に係合したとき、ディクBの中心はターンテーブル12の中心より僅かに上にあるがスピンドル13の先端円がディスクBの中心孔の範囲内に位置している。蓋3の閉止操作を更に進めると、ガイドピン30はガイドスロット27に沿って下降しアーム35の右端を更に押し下げるが可動部材41はディスクBの下縁部に抑えられて上昇できないのでアーム35とアーム36は捩りばね47の付勢力に抗して枢軸34を中心として下方に屈曲する。
【0044】
この屈曲が進行して、アーム35,36に取着された2股形状の捩りばね47の両取着点を通る仮想直線が枢軸34の中心軸線を通る状態になり(この状態を思案点にあると称する)、さらに仮想直線が枢軸34の中心軸線よりも図面における上側を通る状態になると、捩りばね47の付勢力により、仮想直線と枢軸34の軸線中心との垂直距離を腕とする回転モーメントがアーム36の端部(枢軸34を越えてアーム35側に伸長する端部)に突然作用し、アーム36が、図面において反時針回り方向に瞬時に回転せしめられる。
【0045】
この結果、アーム36の長円形スロット38と可動部材41のピン45との係合関係の下で、アーム36により両縁を案内溝40′,40′に係合させた可動部材41がスロット44に沿って最下限位置まで急速に押し下げられる。
【0046】
こうして蓋3が完全に閉じたとき、ディスクBはチャッキング部材22に押されて中心孔がスピンドル13の傾斜面に沿って若干下降しスピンドル13と正しく心合せされた状態でターンテーブル12とチャッキング部材22との間に挟着される。
【0047】
このときディスクBの上縁部は係止片19から僅かに離れ下縁部はアーム36がスロット44内において最下位置をとるために可動部材41の保持面42から僅かに離れているので、係止片19および可動部41がディスクBの回転に干渉することはない。
【0048】
なお、本実施例ではディスク挿入の障害にならないように、本体1に対するホルダー14の揺動角が本体1に対する蓋3の揺動角よりも小さくなされており、蓋3を開けた状態では係止片19,19がホルダー14から突出しないようになっているが、ホルダー14を省いて蓋3自体をホルダーとして常に係止片が突出しているような構成とし、レバー機構や可動部材等を蓋3に直接装備するように構成することも可能である。
【0049】
前記実施形態では、係止片19,19を蓋3に設けて、ホルダー14の対応箇所に形成した開口である窓20,20を貫通させるように構成したが、蓋3の係止片19,19に代えて、同様な突出部である1対の係止片をホルダー14の内側面の対応箇所に設けてもよい。
【0050】
その場合には、ホルダー14に対してコンパクトディスクを装填する際に係止片を避けるように注意を払う必要があるものの、その点を除けば、前記実施形態の装置と使用上の差異はない。
【0051】
また、前記実施形態では、図2に示すように垂直姿勢になされた状態で本体1を使用する場合について説明したが、本体1を水平姿勢にして、ディスク再生装置の頂面に蓋3が位置する状態においても、ディスクの装填は可能である。
【0052】
この場合、ディスクをホルダー14に沿って差し入れ、1対の保持梁43および可動部材41に該ディスクを突き当てた状態で蓋3を閉じればよい。したがって、前記実施形態による装置は、垂直、水平いずれの姿勢でも使用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のコンパクトディスク装着装置は機械的メカニズムのみにより構成され、大径、小径の2種類のコンパクトディスクを蓋の開閉動作のみにより正しくターンテーブルに装着できるので、故障が少なく誤作動のない信頼性の高い装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるコンパクトディスク装着装置の一実施の平面図で内部の概略構造を破線で示す。
【図2】 図1のII−II線に沿って切断し矢視方向にみた断面図で蓋を開いた状態を示す。
【図3】 図1のIII−III線に沿って切断し矢視方向にみた断面図で蓋を閉じた状態を示す。
【図4】 図1の実施例のホルダー付き蓋が開かれ、小径のコンパクトディスクが挿入された直後のホルダーの内面を示す正面図で、ホルダーを一部切欠きホルダーと蓋の間に挿入されるレバー機構を実線で示す。
【図5】 図4の状態から蓋を閉じ小径のコンパクトディスクをターンテーブルに装着した状態を示すホルダー付き蓋の内面の正面図。
【図6】 大径のコンパクトディスクを挿入した直後のホルダー内面の状態を示す図4と同様の正面図。
【図7】 大径のコンパクトディスクをターンテーブルに装着したホルダー内面の状態を示す図5と同様の正面図。
【図8】 図5のVIII−VIII線に沿って切断し矢視方向にみたホルダーと蓋の組立体の下半部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 本体
3 蓋
12 ターンテーブル
13 スピンドル
14 ホルダー
22 チャッキング部材
24 凹所
27 ガイドスロット
29 第1レバー
30 ガイドピン
33 レバー機構
34 枢軸
35,36 アーム
41 可動部材
42 底壁(保持面)
47 反転ばね(捩りばね)
49,50 ばね支点

Claims (4)

  1. ターンテーブルを備え前面に開口部を有する本体と、前記本体の前面に揺動可能に支持され、前記開口部に対して開閉自在な蓋体とを有するコンパクトディスク装着装置において、
    一端が前記本体の一側部に枢着され、他端には前記蓋体の一側部に沿って形成されたガイドスロットを貫通して、該スロットに沿って摺動するガイドピンを有した第1レバーを備え、
    前記蓋体は、
    コンパクトディスクの端部を受け、前記蓋体の内面に沿って上下方向に可動する保持手段を有した可動部材と、
    前記蓋体の内面上端付近で、前記保持手段で保持された大径のコンパクトディスクの端部が係合する位置に突出形成された係止片と、
    前記可動部材と前記第1レバーを連結するレバー機構とを備え、
    前記レバー機構は、
    前記蓋体側の1点を軸にそれぞれの一端部が回動自在に支持されて、互いに屈曲可能に枢着された2本のアームと、
    両端が前記各アームに取り付けられ、これ等のアームを連結する反転ばねとを有し、
    一方の前記アームは、他端部が前記第1レバーの前記ガイドピンと連結され、他方の前記アームは、他端部が前記可動部材に枢着され、
    前記反転ばねは、一端を一方の前記アームの中心線上の1点に取り付け、他端を他方の前記アームと前記一方のアームとの枢着点より前記一方のアーム側に延びた前記他方のアームの端部の下縁付近に取り付けた捩りばねであり、
    前記レバー機構は、
    前記蓋体の閉止動作に伴う前記第1レバーの前記ガイドピンの動きが伝達されて回動し、前記可動部材を前記係止片に近づく方向に移動させると共に、
    前記保持手段で保持されるコンパクトディスクが大径のコンパクトディスクであって、前記蓋体の閉止動作で前記コンパクトディスクが前記係止片に係合すると、前記可動部材の移動が前記係止片に係合した前記コンパクトディスクによって規制され、前記2本のアームが屈曲して、前記大径のコンパクトディスクを前記ターンテーブルに装着し得る第1の位置にある前記可動部材を、前記反転ばねの付勢力で後退させて、前記保持手段を前記コンパクトディスクから離間させ、
    前記保持手段で保持されるコンパクトディスクが小径のコンパクトディスクであって、前記蓋体の閉止動作で前記コンパクトディスクが前記係止片に非係合であると、前記2本のアームが直線状態を維持し、前記小径のコンパクトディスクを前記ターンテーブルに装着し得る第2の位置に前記可動部材を移動させる
    ことを特徴とするコンパクトディスク装着装置。
  2. 前記蓋体の内面に設けられ、前記本体に対する前記蓋体の揺動方向と同方向に微小角度だけ揺動可能に支持された板状のホルダーを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンパクトディスク装着装置。
  3. 前記ターンテーブルとの間にコンパクトディスクを挟着し該ターンテーブルと共に回転するチャッキング部材を前記蓋体に備え、
    前記ターンテーブルは中心に截頭円錐形のスピンドルを有し、前記チャッキング部材は中心に前記截頭円錐形のスピンドルが嵌入する逆截頭円錐形の凹部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンパクトディスク装着装置。
  4. 前記チャッキング部材はマグネットを内蔵した
    ことを特徴とする請求項に記載のコンパクトディスク装着装置。
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