JPH0720070U - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
- Publication number
- JPH0720070U JPH0720070U JP5028893U JP5028893U JPH0720070U JP H0720070 U JPH0720070 U JP H0720070U JP 5028893 U JP5028893 U JP 5028893U JP 5028893 U JP5028893 U JP 5028893U JP H0720070 U JPH0720070 U JP H0720070U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外扇カバー内には風綿のような塵が堆積しに
くく、また外扇カバー外に風綿のような塵が堆積しても
作業効率を低下させることなく容易にこれを除去するこ
とができる回転電機を提供する。 【構成】 外扇カバー1の端面1c寄りの外周面に複数
の風穴1cが形成されているため、外扇の回転によって
吸込口1aから吸込まれた空気のうち風綿を多く含んだ
空気は風穴1cから外扇カバー1の外側に排出され、風
綿をあまり含まないまたは全く含まない空気だけが取付
座3aの方向に流れる。このため取付座3aの周辺には
風綿が堆積しにくく、またボルト4の頭部周辺(図中A
部)に堆積した風綿は、電動機を運転したまま風穴カバ
ー8を取外して容易に除去することができるというもの
である。
くく、また外扇カバー外に風綿のような塵が堆積しても
作業効率を低下させることなく容易にこれを除去するこ
とができる回転電機を提供する。 【構成】 外扇カバー1の端面1c寄りの外周面に複数
の風穴1cが形成されているため、外扇の回転によって
吸込口1aから吸込まれた空気のうち風綿を多く含んだ
空気は風穴1cから外扇カバー1の外側に排出され、風
綿をあまり含まないまたは全く含まない空気だけが取付
座3aの方向に流れる。このため取付座3aの周辺には
風綿が堆積しにくく、またボルト4の頭部周辺(図中A
部)に堆積した風綿は、電動機を運転したまま風穴カバ
ー8を取外して容易に除去することができるというもの
である。
Description
【0001】
本考案は回転電機に関し、特に多くの綿塵が浮遊(以下この浮遊する綿塵を風 綿という)する環境において使用される織機用または紡機用の電動機に適用して 有用なものである。
【0002】
図2は従来技術に係る電動機の縦断面図であって、外扇カバーの近傍を抽出す るとともにその下半分を省略して示す縦断面図、図3(a)は図2に示す外扇カ バーの斜視図、同図(b)は(a)の外扇カバーを裏からみた場合の斜視図であ る。
【0003】 図2に示すように本電動機は、外扇カバー11、外扇2、回転軸6、軸受5、 ブラケット3、フレーム7及びボルト4を有する。
【0004】 フレーム7の端部にはブラケット3が固定されており、このブラケット3の外 周面には複数の取付座3aが形成されている。回転軸6は、その一端がブラケッ ト3の中心部を貫通するとともに、このブラケット3に軸受5を介して回転可能 に支持されている。また回転軸6の前記一端には外扇2が結合され、更にこの外 扇2は外扇カバー11によって覆われている。
【0005】 外扇カバー11は、図3に示すように略同筒状の部材であって、その一端には 端面11cを有するとともに他端は開口している。また端面11cには複数の吸 込口11aが形成されており、他端の外周面にはブラケット3の取付座3aと相 対応するよう複数の取付穴11bが形成されている。従って外扇カバー11は、 これら複数の取付穴11bが取付座3aと一致するよう嵌合されるとともに、図 2に示すようにボルト4によってこの取付座3aに締結されている。
【0006】 以上のようにかかる電動機によれば、回転軸6と共に外扇2が回転すると、図 2中に矢印で示すように吸込口11aから空気が吸込まれるとともに、この空気 が外扇カバー11の内周面に沿って取付座3aの方向に流れ、更にブラケット3 と外扇カバー11との間を通ってフレーム7の外表面上に放出されて電動機を冷 却する。このため電動機の温度上昇が抑えられる。
【0007】
しかしながら上述の如き電動機を織機用または紡機用の電動機として使用する 場合、空気とともに風綿も吸込口11aから外扇カバー11内に吸込まれ、この 風綿の一部が取付座3aの周辺(図2中のB部)に次第に堆積して空気の流れを 阻害する。その結果冷却能力が低下して電動機の温度上昇を招き、オーバーヒー トや軸受5の劣化を早める要因となる。
【0008】 そこで従来B部に堆積した風綿を除去する作業を定期的に行ってきたが、かか る作業を行うには外扇カバー11を取外さなければならないため手間がかかり、 また外扇カバー11を取外すと外扇2に巻込まれる危険があるため電動機を停止 しなければならず、その分作業効率の低下を招いていた。
【0009】 なお織機用または紡機用の電動機の外扇カバーとしては図4及び図5に示すよ うなものが多く用いられるが何れも上記と同一の問題点を有する点では同様であ る。なお図4(a)に示す外扇カバー21は、いわゆる陣笠方式のものであって 、本体21aの一端には支持部材2cによって支持された円盤を有しており、そ の縦断面は同図(b)(一部省略)に示す通りである。また図5(b)に示す外 扇カバー31は、いわゆる抜穴式のものであって、その一端には抜穴31aが形 成されており、その縦断面は同図(b)(一部省略)に示す通りである。
【0010】 本考案は上記従来技術に鑑み、外扇カバー内には風綿のような塵が堆積しにく く、また外扇カバー外に風綿のような塵が堆積しても作業効率を低下させること なく容易にこれを除去することができる回転電機を提供することを目的とする。
【0011】
上記目的を達成する本考案の第1の構成は、回転軸に結合し、この回転軸と共 に回転して回転電機を冷却する外扇と、この外扇を覆う外扇カバーとを有する回 転電機において、 前記外扇カバーの端面寄りの外周面に、その周方向に沿って複数の風穴を形成 したことを特徴とする。
【0012】 上記目的を達成する本考案の第2の構成は、上記第1の構成において、複数の 風穴を覆うよう外扇カバーの外周部に着脱可能に設けた風穴カバーを有すること を特徴とする。
【0013】
上記第1の構成の本考案によれば、織機用または紡機用の電動機に適用した場 合でも、外扇の回転によって外扇カバーの内部に吸込まれた風綿の多くは風穴を 通って外扇カバーの外側へ排出され、風綿をあまり含まないまたは全く含まない 空気だけが外扇カバーの内面に沿って流れる。従って外扇カバーの内部には風綿 が堆積しにくい。
【0014】 また上記第2の構成の本考案によれば、上記の作用に加えて、外扇カバーの外 側へ排出された風綿が外扇カバーと風穴カバーとの間に堆積する場合があるが、 しかしこの堆積した風綿は電動機を運転したままの状態で風穴カバーを取外すこ とにより容易に除去することができる。
【0015】
以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。なお図2と同様の部分に は同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0016】 図1(a)は本実施例に係る電動機の縦断面図であって、外扇カバーの近傍を 抽出するとともにその下半分を省略して示す縦断面図、同図(b)は外扇カバー の斜視図である。
【0017】 図1(a)に示すように本電動機は、外扇カバー1、風穴カバー8、外扇2、 回転軸6、軸受5、ブラケット3、フレーム7及びボルト4を有する。
【0018】 これらのうち外扇カバー1は、図2(b)に示す電動機の外扇カバー11と同 様に略同筒状の部材であって、その一端には端面1cを有するとともに他端は開 口しており、更に端面1cには複数の吸込口1aが形成され、他端の外周面には ブラケット3の取付座3aと相対応するよう複数の取付穴1bが形成されている 。従って外扇カバー1は、これら複数の取付穴1bが取付座3aに一致するよう 嵌合されるとともに、図1(a)に示すようにボルト4によってこの取付座3a に締結されて外扇2を覆っている。
【0019】 更にこの外扇カバー1は、端面1c寄りの外周面において、その一部(切り起 し部1d)が切り起こされて風穴1cが形成されている。なおかかる風穴1cは 、周方向の取付穴1bと相対応する位置に複数形成されている。
【0020】 風穴カバー8は、風穴1cを覆うための略円筒状の部材であって、外扇カバー 1に嵌合されており、その内周面が切り出し部1dの上端面に接している。また 風穴カバー8は、図中右端部が開口し、図中左端部には中央に外扇カバー1の外 形と略同径の中空部を有する端面8aを有する。従ってこの風穴カバー8は、図 中左方向に移動させることによって容易に取外すことができるとともに、図中右 方向に移動させることによって従前の通り外扇カバー1に容易に嵌合することが できる。なお嵌合する際には端面8aが切り出し部1dに当接し、これによって 風穴カバー8が図中右方向に行き過ぎるのを規制している。
【0021】 以上のようにかかる電動機によれば、織機用または紡機用として用いた場合、 回転軸6と共に外扇2が回転すると、図1(a)中に矢印で示すように吸込口1 aから空気が吸込まれるとともに、この空気が外扇カバー1の内周面に向って、 すなわち風穴1cに向って流れるが、ここで風綿を多く含んだ空気はこの風穴1 cを通って外扇カバー1の外側に排出(理由は後述)され、風綿をあまり含まな いまたは全く含まない空気だけが前記内周面に沿って取付座3aの方向に流れて ブラケット3と外扇カバー1との間からフレーム7の外表面上に放出される。
【0022】 また風穴1cから排出された風綿は、風穴カバー8と外扇カバー1との間を通 ってボルト4の方向に流れて外部に放出される際、その一部がボルト4の頭部の 周辺(図1(a)中のA部)に堆積する。しかしこのA部に堆積した風綿は、風 穴カバー8が容易に取外し可能であるため容易に除去することができる。またこ の除去作業は電動機を停止せずに行うことができる。
【0023】 ここで風綿が風穴1cから排出される理由を詳述する。図2に基づき「従来技 術」の項において述べたように外扇2が回転すると、風綿を含んだ空気が吸込口 11aから吸込まれて取付座3aの方向へ流れるが、その際この空気は外扇2の 回転力によってその外周方向の力を受けて一旦外扇カバー11の内周面の端面1 1c寄りの部分(図2中のC部)に当たる。このとき、風綿の方が空気よりも比 重が大きいために風綿を多く含んだ空気の方がより強くC部に当たる。従ってこ のC部に風穴(図1(a)の風穴1cに相当する)を設ければ、風綿を多く含ん だ空気はこの風穴から排出され、風綿をあまり含まないまたは全く含まない空気 だけが取付座3aの方向に流れることになる。
【0024】 なお上記実施例では、風穴カバー8を有する場合について説明したが、この風 穴カバー8は必ずしも設ける必要がなく、風穴カバー8を設けない場合には風綿 を多く含んだ空気は風穴1cから直接外部に排出される。
【0025】
以上実施例とともに具体的に説明したように本考案によれば、織機用または紡 機用の電動機として風綿の多い環境で使用しても、外扇カバー内に吸込まれる風 綿の多くは風穴から外扇カバーの外側に排出されるため、外扇カバーの内部には 風綿がたまりにくい。また風穴カバーを設けたときにはこの風穴カバーと外扇カ バーとの間に風綿が堆積する場合があるが、しかしこの堆積した風綿は、電動機 を停止することなく外扇カバーを取外して容易に除去することができ、従ってこ の除去作業のために作業効率を低下させることもない。
【図1】(a)は本考案の実施例に係る電動機の縦断面
図であって、外扇カバーの近傍を抽出するとともにその
下半分を省略して示す縦断面図、(b)は外扇カバーの
斜視図。
図であって、外扇カバーの近傍を抽出するとともにその
下半分を省略して示す縦断面図、(b)は外扇カバーの
斜視図。
【図2】従来技術に係る電動機の縦断面図であって、外
扇カバーの近傍を抽出するとともにその下半分を省略し
て示す縦断面図。
扇カバーの近傍を抽出するとともにその下半分を省略し
て示す縦断面図。
【図3】外扇カバーの斜視図。
【図4】(a)は外扇カバーの斜視図、(b)は下半分
を省略して示す外扇カバーの縦断面図。
を省略して示す外扇カバーの縦断面図。
【図5】(a)は外扇カバーの斜視図、(b)は下半分
を省略して示す外扇カバーの縦断面図。
を省略して示す外扇カバーの縦断面図。
1 外扇カバー 1a 吸込口 1d 切り起し部 1c 風穴 2 外扇 8 風穴カバー
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸に結合し、この回転軸と共に回転
して回転電機を冷却する外扇と、この外扇を覆う外扇カ
バーとを有する回転電機において、 前記外扇カバーの端面寄りの外周面に、その周方向に沿
って複数の風穴を形成したことを特徴とする回転電機。 - 【請求項2】 請求項1に記載する回転電機において、 複数の風穴を覆うよう外扇カバーの外周部に着脱可能に
設けた風穴カバーを有することを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5028893U JPH0720070U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5028893U JPH0720070U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720070U true JPH0720070U (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=12854735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5028893U Withdrawn JPH0720070U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720070U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013123284A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 車両用主電動機の塵埃排出構造 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5028893U patent/JPH0720070U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013123284A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 車両用主電動機の塵埃排出構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |