JPH07199299A - 電動装填カメラ - Google Patents

電動装填カメラ

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JPH07199299A
JPH07199299A JP34912793A JP34912793A JPH07199299A JP H07199299 A JPH07199299 A JP H07199299A JP 34912793 A JP34912793 A JP 34912793A JP 34912793 A JP34912793 A JP 34912793A JP H07199299 A JPH07199299 A JP H07199299A
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JP
Japan
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cartridge
camera
motor
lid
gear
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JP34912793A
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Yukio Ogawa
幸雄 小川
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラサイズを大きくすることなく、操作感
の良い、カートリッジ蓋の開閉とカートリッジのカメラ
内への引き込みやカメラ外への送り出しを電動にて行う
ことを可能とする。 【構成】 グリップ側のカートリッジ室の側面に、電源
電池31とストロボ用メインコンデンサ32が前後に並
べて配置されるレイアウトに着目し、カートリッジ室の
前方の、アパーチャ寄りの位置に、カートリッジ蓋の開
閉駆動を行う為の第1のモータ36を配置し、該第1の
モータに対してカートリッジ中心に関してほぼ対向位置
に相当するカートリッジ室の後方の、グリップ側の位置
に、カートリッジのカメラ内への引き込み及びカメラ外
への送り出しを行う為の第2のモータ37を配置するよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジ蓋の開閉
とカートリッジのカメラ内への引き込み及び送り出しの
全てを電動駆動するように構成された電動装填カメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルム給送用モータを利用してカート
リッジの引き込み及びここからの送り出しを電動で行う
ようにしたカメラが特開平5−210163号等によっ
て先願されているが、これはカートリッジ専用の駆動源
が不要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1個の
モータのみでフィルム給送とカートリッジ室へのカート
リッジの引き込み及び送り出しの両方の動作を行おうと
すれば、そのシーケンス切換えの為に非常に複雑な機構
が必要であり、また、その切換えには必ずタイムラグが
必要となり、一連の動作が完了するまでに時間がかかっ
てしまい、ユーザーにとっては操作感が悪くなるといっ
た欠点を有している。また、カートリッジ蓋の開閉や、
カートリッジの遮光窓の開閉までも共通のモータで行お
うとした場合には、構成が益々複雑となり、操作感も更
に悪くなってしまう。
【0004】そこで、この点に鑑み、カートリッジ蓋の
開閉とカートリッジの遮光窓の開閉を行うための第1の
モータと、カートリッジ室へのカートリッジの引き込み
や送り出し用の第2のモータの2個(種)のモータを具
備し、これらを制御するようにすれば、構成,操作感と
もに良くなるが、2個のモータの配置の為にカメラサイ
ズが大きくなり、コンパクト化が難しいといった問題点
が生じてくる。
【0005】(発明の目的)本発明の目的は、カメラサ
イズを大きくすることなく、操作感の良い、カートリッ
ジ蓋の開閉とカートリッジのカメラ内への引き込みやカ
メラ外への送り出しを電動にて行うことのできる電動装
填カメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、グリップ側の
カートリッジ室の側面に、電源電池とストロボ用メイン
コンデンサが前後に並べて配置されるレイアウトに着目
し、カートリッジ室の前方の、アパーチャ寄りの位置
に、カートリッジ蓋の開閉駆動を行う為の第1のモータ
を配置し、該第1のモータに対してカートリッジ中心に
関してほぼ対向位置に相当するカートリッジ室の後方
の、カメラのグリップ側の位置に、カートリッジのカメ
ラ内への引き込み及びカメラ外への送り出しを行う為の
第2のモータを配置するようにしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1〜図3は本発明の一実施例における電
動装填カメラのカートリッジ蓋近傍を示す斜視図であ
り、図4〜図6は同じくその簡略平面図である。
【0009】カートリッジ1はカメラ本体側のカートリ
ッジ取出口10からその軸方向より(カメラの下側よ
り)挿入される。カートリッジ蓋2はカメラの底面にて
カートリッジ軸と直交する平面内で左右方向にスライド
移動可能に保持されており、図1に示す様に断面が略コ
の字形状をしており、その両端にはラック部2aを有し
ている。駆動ギヤ3は図9にて後述する第1のモータ3
6の出力が伝達される後述のギヤ列にギヤ結合されてお
り、カートリッジ蓋2に設けられたラック部2aにギヤ
結合されるようにギヤ軸の両端にそれぞれ設けられてい
る。フォークギヤ9はカートリッジ1のスプール軸1b
に係合するフォーク9aを有している。
【0010】カートリッジ1の遮光窓開閉部材8は、カ
ートリッジ1のフィルム出口の遮光窓を外部から開閉さ
せるための挿入穴1aに挿入されて回動することで、不
図示の遮光窓の開閉を行わせるものであり、その上面に
は係合ピン8aが駆動レバー7の一端に設けられた長穴
7aに係合させられている。また、駆動レバー7の他端
7bには伝達レバー6の長穴6aに係合している。
【0011】前記駆動ギヤ3の一方からアイドラ4を介
してカムギヤ5がギヤ結合されており、該カムギヤ5に
はフェースカム部13とカム溝12が設けられている。
そして、この該カム溝12には前記伝達レバー6の他端
に設けられたカムピン6bが結合されている。
【0012】図9にて後述する第2のモータ37にギヤ
結合された太陽ギヤ20とその回りを公転可能な遊星ギ
ヤ21が共にコの字形状の遊星レバー23に回転可能に
軸支されており、遊星レバー23は太陽ギヤ20のギヤ
軸を中心に回動可能である。そして、遊星ギヤ21の軸
にはゴム材から成るローラー22が一体的に取付けられ
ている。ストッパ24は遊星レバー23が時計方向に回
動した時のそれ以上の回動を規制するためのもので、本
体側に設けられている。
【0013】以上の様に構成されたカメラにおいて、次
に作動の説明をする。
【0014】図2の状態は、カートリッジ1がカメラ内
に装填されていない状態(即ち、空の状態)を示してい
る。この状態においては、カートリッジ1の遮光窓開閉
部材8は時計方向に回動させられた位置で保持されてお
り、即ちカートリッジ1のフィルム出口の遮光窓が開か
れる状態である。これに関しては詳細に説明すると、カ
ートリッジ蓋2が完全に閉じられて図2の位置で停止し
ている状態においては、カムギヤ5のカム溝12の第1
のカム部12aに伝達レバー6のカムピン6bが係合す
ることで、伝達レバー6が反時計方向に回動させられ、
従って、駆動レバー7が時計方向に回動させられる。ま
た、フェースカム部13の第1のカム面13aに遊星レ
バー23の先端23aが当接するまで遊星レバー23が
反時計方向に自由に回動可能になっているため、ローラ
ー22はカートリッジ1の外筒に何ら負荷を加えない状
態になる。
【0015】この状態にて、不図示の開閉操作スイッチ
を押すことで、カートリッジ蓋2の開きを行うために第
1のモータ36がONし、駆動ギヤ3が反時計方向に回
転する。従ってカートリッジ蓋2が右方向にスライド駆
動されて、カートリッジ取出口10から完全に右方向へ
退避した位置で停止する(図1,図6の状態)。
【0016】この図1,図6の状態においては、伝達レ
バー6のカムピン6bが第2のカム溝12bに係合する
ことで該伝達レバー6は時計方向に回動させられてお
り、従って駆動レバー7が反時計方向に回動させられ、
これにより遮光窓開閉部材8は反時計方向に回動させら
れてカートリッジ1のフィルム出口の遮光窓を閉じる状
態に保持されている。
【0017】次に、カートリッジ1をカメラの下方から
カートリッジ取出口10へその軸方向に挿入すると、カ
ートリッジ1はカメラ内へ引き込まれる。即ち、図9に
て後述の第2のモータ37の出力がギヤ結合されている
太陽ギヤ20を介して遊星ギヤ21に伝わり、該遊星ギ
ヤ21が反時計方向に回転し、従ってローラー22が反
時計方向に回転し、該ローラー22のゴム圧によってカ
ートリッジ1の軸を直交方向に加圧されている該カート
リッジ1はカメラ(カートリッジ室)内に引き込まれ
る。
【0018】上記カートリッジ1がカメラ内に完全に引
込まれた後、第2のモータ37がOFFし、今度は第1
のモータ36が再びONして上記回転方向とは逆転する
ことで、カートリッジ蓋2は左方向にスライド移動され
る。そして、カートリッジ蓋2の先端部2bがカートリ
ッジ取出口10を完全に覆い隠す位置までスライド移動
する間は、遮光窓開閉部材8を図1の状態を保持させて
おく必要があるが(即ち、カートリッジ1のフィルム出
口の遮光窓を閉じた状態)、これを伝達レバー6のカム
ピン6bがカム溝12の第2のカム溝部12bに結合を
保つようにすることで行っている(図5の状態)。
【0019】カートリッジ蓋2がスライド移動してその
先端部2bがカートリッジ取出口10を完全に覆い隠す
位置まで達すると、伝達レバー6のカムピン6bはカム
溝12の第2のカム溝部12bから第1のカム溝部12
aの方に係合が移ることで伝達レバー6は反時計方向に
回動し、従って、駆動レバー7が時計方向に回動させら
れてこれによって遮光窓開閉部材8も時計方向に回動さ
せられ、カートリッジ1のフィルム出口の遮光窓を開く
ことになる。
【0020】一方、カムギヤ5のフェースカム部13
(第1のカム面13a)に当接していた遊星レバー23
は、フェースカム部13が遊星レバー23の先端部23
aから退避することになるため、遊星レバー23はフェ
ースカム部13が退避した分だけ、反時計方向への回動
が可能となり、従ってカートリッジ1の外筒をゴム圧に
よって押付けていたローラー22はカートリッジ1との
間でフリー状態となり、カートリッジ1への押付圧がな
くなり、カートリッジ1はこのローラー22によって位
置が規制されることがなくなる。
【0021】これにより、この後引続き行われるカート
リッジ1からのフィルムの送り出し、即ちスラスト駆動
の際にカートリッジ1のスプール軸16に外部からの負
荷が加わることがなくなるため、送り出しトルクの安定
したフィルムの送り出しが可能となる。
【0022】その後、後述の様に第1のモータ36が引
続きONするため、カートリッジ蓋2はさらに左方へ移
動し、不図示のストッパに当接することで第1のモータ
36がOFFし、カートリッジ蓋2が停止してカートリ
ッジ1の装填操作が完了する(これが図3,図4の状
態)。
【0023】図7,図8はカートリッジ室の断面を示し
たもので、ローラー22とカートリッジ1との関係を詳
細に示す。
【0024】図7は、カートリッジ1をカメラ内へ引き
込み、もしくはカメラ外への送り出し作動中でのローラ
ー22の状態を示したものである。
【0025】同図において、遊星レバー23の先端部2
3aがフェースカム部13により反時計方向への回動の
規制を受けており、この状態にてゴム材によるローラー
22の外形はカートリッジ1の外面と僅かにオーバーラ
ップするようになっており、従ってカートリッジ1の外
面との間でローラー22による押付力が発生されてお
り、ローラー22の回転方向によりカートリッジ1は引
込み、又は、送り出しが行われる。
【0026】図8は、カートリッジ1のカメラ内への引
き込みが完全に終了した時点以後のローラー22の状態
を示したものである。
【0027】遊星レバー23の先端部23aがフェース
カム部13に当接するまで反時計方向に回動可能とな
り、従ってこの図8の状態においてはローラー22は遊
星レバー23を介して反時計方向に回動することでカー
トリッジ1の外面から退避した状態をとることが可能に
なるので、カートリッジ1の外面にはローラー22から
の押付力は一切発生しなくなる。
【0028】次に、図9は本発明の一実施例におけるカ
メラの概略レイアウトを示す水平断面図であり、図10
は同じくそのギヤ配列を示す簡略正面図である。
【0029】図8及び図9において、31は電池、32
はストロボ用のメインコンデンサであり、これらはカメ
ラのグリップ側にカメラの前後方向に並べて配置されて
いる。39はカバー、33はヒンジ軸34を中心に開閉
される電池蓋である。30は鏡筒部、35はフィルム押
え板、38はフィルム巻取りスプールである。
【0030】カートリッジ1の前方で、アパーチャ寄り
の位置には第1のモータ36が、またカートリッジ1の
中心に関してほぼ対向(第1のモータ36に対して)し
た該カートリッジ1の後方でグリップ側の位置には第2
のモータ37が、それぞれそのモータ軸方向がカメラの
上下方向、即ちカートリッジ1の軸方向と平行になるよ
うにして配置されている。
【0031】このようにカートリッジ1のまわりに2種
(個)のモータを配置することで、カメラの幅方向のサ
イズA及び厚味方向のサイズBをいずれも大きくするこ
となく、これらモータを収納することが可能となる。
【0032】また、カートリッジ1を駆動するためのロ
ーラー22は、カートリッジ1の側面の電池33とメイ
ンコンデンサ32で囲まれた略デルタ状の空間に配し、
該ローラー22へ駆動力を伝達するための遊星ギヤ21
を、カートリッジ1とメインコンデンサ32とカバー3
9とで囲まれた空間に設けることで、カメラ内の限られ
たスペースを有効に利用している。
【0033】次に、各モータ(36,37)からのギヤ
配列に関して説明する。
【0034】第1のモータ36には図10に示す様にウ
ォームギヤ51が取付けられており、減速ギヤ52及び
53を介してアイドラ4にギヤ結合されている。
【0035】第2のモータ37にはウォームギヤ54が
取付けられており、減速ギヤ55及び56とそれに引続
くアイドラ57,58及び59を介して太陽ギヤ20に
ギヤ結合されている。ここで、減速ギヤ56はカートリ
ッジ1の後方に配されている減速ギヤ55とカートリッ
ジ1の前方に配されているアイドラ57とを結合するた
めにその軸方向に長いギヤとなっており、またカメラの
前後方向にギヤ列を接続するためにカートリッジ1の上
方でメインコンデンサ32や電池31とカートリッジ1
との間の空間を利用している。
【0036】図11は上記構成のカメラの本発明に係る
部分の動作に関するフローチャートであり、又図12は
本発明に係るスイッチ関係の構成を示したスイッチ配置
図である。
【0037】図12において、81はカートリッジ蓋2
の開閉操作ボタン80を押すことでONする蓋開閉操作
スイッチ、82はカートリッジ蓋2の閉じ動作完了を検
知するための蓋全閉検知スイッチ、83は同じくその開
き動作の完了を検知するための蓋全開検知スイッチであ
る。84はカートリッジ1が完全にカメラ内に引き込ま
れたことを検知するためのカートリッジ検知スイッチ、
85はカートリッジ1がカートリッジ取出口10から中
に挿入されたことを検知するための挿入検知スイッチ、
86はカートリッジ1を送り出す場合に送り出し動作が
完了したことを検知するための送り出し完了スイッチで
ある。なお、上記いずれのスイッチも常時OFFしてい
るスイッチである。
【0038】次に、図11のフローチャートに基づい
て、カートリッジ1のカートリッジ室内への引き込み及
びフィルム送り出し制御の手順を説明する。
【0039】まず、最初にカートリッジ1のカートリッ
ジ室への引き込みから説明すると、ステップS1におい
て、カートリッジ蓋2の開閉操作ボタン80が手動操作
されることで蓋開閉操作スイッチ81がONしたことを
検知すると、ステップS2において、第1のモータ36
を正転駆動し、前述した様にカートリッジ蓋2の開き動
作を開始する(ステップS3)。
【0040】その後、カートリッジ蓋2が図1,図6に
示す様に全開に達すると、蓋全開検知スイッチ83がO
Nするが、ステップS4においてこの状態信号を検知
し、OFFの間はステップS2へ戻り、同様の動作を繰
り返す。そして、このステップS4においてON信号を
検知すると、次のステップS5において、前述の第1の
モータ36の駆動を停止してカートリッジ蓋2の移動を
止める。
【0041】次に、ステップS6において、カートリッ
ジ検知スイッチ84の状態を検知するが、この状態では
カートリッジ1がカメラ内にあるか否かを検知するため
のカートリッジ検知スイッチ84はOFFしているた
め、ステップS16へ進み、ここでカートリッジ1をカ
ートリッジ取出口より挿入することでONする挿入検知
スイッチ85の状態を検知する。この結果、該挿入検知
スイッチ85がONしていれば、カートリッジ1がカメ
ラ内に挿入されたとしてステップS17へ進み、第2の
モータ37の正転駆動を開始する。これにより、前述の
ローラー22が駆動され、カートリッジ1がカートリッ
ジ室内に引き込まれるようになる(ステップS18)。
そして、次のステップS19において、カートリッジ検
知スイッチ84の状態を検知し、カートリッジ1の引き
込みが完了したか否かを判別する。もし、OFFであれ
ば引き込みは未だ完了していないとしてステップS17
へ戻り、同様の動作を繰り返す。一方、ONしていれ
ば、引き込みが完了したとしてステップS20へ進み、
前述の第2のモータ37の駆動を停止する。
【0042】その後、ステップS12へ進み、ここでは
第1のモータ36を逆転駆動し、カートリッジ蓋2の閉
じ動作を開始する(ステップS13)。そして、次のス
テップS14において、蓋全閉検知スイッチ82の状態
を検知し、OFFであれば未だ閉じ動作は終了していな
いとしてステップS12へ戻り、同様の動作を繰り返
す。その後、ONしたことを検知すると、閉じ動作が終
了したとしてステップS15へ進み、前述の第1のモー
タ36の駆動を停止する。これにより、カートリッジ装
填動作が終了する。
【0043】次に、カートリッジ1のカメラ外への送り
出し制御の手順を説明する。
【0044】カメラ内にカートリッジ1が装填されてい
る状態で、開閉操作ボタン80を操作すると、蓋開閉操
作スイッチ81がONして上記同様にステップS1から
S5まで進む。この状態では、ステップS6において、
カートリッジ検知スイッチ84がONしているため、ス
テップS7へと進む。
【0045】ステップS7においては、第2のモータ3
7を逆転駆動する。これにより、ローラー22が駆動さ
れてカートリッジ1の送り出しが行われる(ステップS
8)。そして、次のステップS9において、送り出し完
了スイッチ86の状態を検知し、ONしていれば送り出
しの途中であるのでステップS7へ戻り、同様の動作を
繰り返す。一方、OFFしていれば送り出し動作が完了
したとしてステップS10へ進み、前述の第2のモータ
37の駆動を停止する。
【0046】この状態ではカートリッジ1はカートリッ
ジ取出口10より約半分だけ露出された位置で止ってい
るが、次にカートリッジ1を取出すことで挿入検知スイ
ッチがOFFし(ステップS11)、ステップS12へ
進む。
【0047】以後は前述した様に、ステップS12にお
いて、第1のモータ36を今度は逆転駆動し、カートリ
ッジ蓋2の閉じ動作を行う(ステップS13)。そし
て、次のステップS14において、蓋全閉検知スイッチ
82の状態を検知し、OFFであれば未だ閉じ動作は終
了していないとしてステップS12へ戻り、同様の動作
を繰り返す。その後、ONしたことを検知すると、閉じ
動作が終了したとしてステップS15へ進み、前述の第
1のモータ36の駆動を停止する。
【0048】なお、カートリッジ1の装填時に、ステッ
プS16においてカートリッジ蓋2が開いたことが検知
されてからカートリッジ1が一定時間経過しても挿入操
作がなされない場合は、ステップS21からS12へ移
行し、再びカートリッジ蓋2の閉じ動作を行うようにし
ている。
【0049】本実施例によれば、図9に示す様に、カー
トリッジ室側面のグリップ側に前後方向に並べて配され
た電池31とメインコンデンサ32を有した従来のカメ
ラのレイアウトに着目し、カートリッジ室の前方でアパ
ーチャ寄りの位置にカートリッジ蓋開閉駆動用の第1の
モータ36と、カートリッジ室中心に関してこれとほぼ
対向したカートリッジ室後方で、グリップ寄りの位置に
カートリッジ駆動用の第2のモータ37とをそれぞれ配
するようにしている為、カメラサイズを特に大きくしな
くても操作感の良いコンパクトな電動装填カメラが達成
可能になるといった効果がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
グリップ側のカートリッジ室の側面に、電源電池とスト
ロボ用メインコンデンサが前後に並べて配置されるレイ
アウトに着目し、カートリッジ室の前方の、アパーチャ
寄りの位置に、カートリッジ蓋の開閉駆動を行う為の第
1のモータを配置し、該第1のモータに対してカートリ
ッジ中心に関してほぼ対向位置に相当するカートリッジ
室の後方の、カメラのグリップ側の位置に、カートリッ
ジのカメラ内への引き込み及びカメラ外への送り出しを
行う為の第2のモータを配置するようにしている。
【0051】よって、カメラサイズを大きくすることな
く、操作感の良い、カートリッジ蓋の開閉とカートリッ
ジのカメラ内への引き込みやカメラ外への送り出しを電
動にて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電動装填カメラのカ
ートリッジ蓋開状態を示す斜視図である。
【図2】同じくカートリッジ蓋閉状態を示す斜視図であ
る。
【図3】同じくカートリッジが装填された時の状態を示
す斜視図である。
【図4】図2の簡略側面図である。
【図5】図2の状態からカートリッジ蓋が閉じられてい
る途中の状態を示す側面図である。
【図6】図1の簡略側面図である。
【図7】図1等のローラがカートリッジに押し付けられ
ている状態を示す縦断面図である。
【図8】図7の状態からローラーがカートリッジより退
避した状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施例における電動装填カメラのレ
イアウトを示す横断面図である。
【図10】図9の2種のモータに連結されたギヤ列を示
す側面図である。
【図11】本発明の一実施例における電動装填カメラの
主要部分の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例における電動装填カメラに
具備される各種スイッチの配置を説明する為の図であ
る。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 カートリッジ蓋 5 カムギヤ 7 駆動レバー 8 遮光窓開閉部材 20 太陽ギヤ 21 遊星ギヤ 22 ローラー 23 遊星レバー 31 電池 32 メインコンデンサ 36,37 第1,第2のモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップ側のカートリッジ室の側面に前
    後に並べて配置される、電源電池及びストロボ用メイン
    コンデンサと、カートリッジ蓋の開閉駆動を行う為の第
    1のモータと、カートリッジのカメラ内への引き込み及
    びカメラ外への送り出しを行う為の第2のモータとを備
    えた電動装填カメラであって、カートリッジ室の前方
    の、アパーチャ寄りの位置に前記第1のモータを配置
    し、該第1のモータに対してカートリッジ中心に関して
    ほ対向位置に相当するカートリッジ室の後方の、カメラ
    のグリップ側の位置に前記第2のモータを配置したこと
    を特徴とする電動装填カメラ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のモータの軸方向は、
    共にカートリッジの回転軸と平行であることを特徴とす
    る請求項1記載の電動装填カメラ。
  3. 【請求項3】 グリップ側のカートリッジ室の側面に前
    後に並べて配置される、電源電池とストロボ用メインコ
    ンデンサを備えた電動装填カメラにおいて、前記電源電
    池とストロボ用メインコンデンサとカートリッジ室で囲
    まれた部分にできる空間に、カートリッジ引き込み用の
    駆動ローラーを配置したことを特徴とする電動装填カメ
    ラ。
JP34912793A 1993-12-28 1993-12-28 電動装填カメラ Pending JPH07199299A (ja)

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