JPH0719896U - 回転体のロック装置 - Google Patents

回転体のロック装置

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JPH0719896U
JPH0719896U JP4427593U JP4427593U JPH0719896U JP H0719896 U JPH0719896 U JP H0719896U JP 4427593 U JP4427593 U JP 4427593U JP 4427593 U JP4427593 U JP 4427593U JP H0719896 U JPH0719896 U JP H0719896U
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JP
Japan
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gear
volume
rotating body
knob
shaft
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Pending
Application number
JP4427593U
Other languages
English (en)
Inventor
充 朝妻
聖也 佐藤
Original Assignee
アイワ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転体のロックを簡単な構成で確実に行なう。 【構成】回転体、すなわち外側つまみ17に固定された
第1歯車18に歯合可能な第2歯車23が軸心に沿って
スライド自在に配置されている。第2歯車23が第1歯
車18から離れている場合は、外側つまみ17のロック
が解除されているので、これを操作してボリューム本体
11のボリューム値を変えることが可能になる。ボリュ
ーム値を固定する場合は、第2歯車23をスライドさせ
て第1歯車18に歯合させる。このとき、第2歯車23
の回転が固定ピンでロックされ、これで第1歯車18す
なわち外側つまみ17がロックされるので、外側つまみ
17に他の物体が衝突した場合でもボリューム本体11
のボリューム値が保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、音響機器に適用して好適な回転体のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば業務用に録音するような場合には、録音レベルの設定が重要であり、こ の設定がうまくいかないと録音そのものが失敗となることが多い。また、屋外で テープレコーダを持運びながら録音するような場合に、録音ボリュームのつまみ が他の物にぶつかって設定レベルが変わってしまい、録音が失敗することがある 。このように録音レベルを確実に保持しなければならない場合には、つまみを摩 擦力で固定するようにした録音ボリュームを使用するのが普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、摩擦力でつまみを固定する録音ボリュームでは、つまみを完全には固 定することができず、少し大きな力がつまみに加わると回転してしまうという問 題がある。これは録音ボリュームに限らず、回転式のつまみには共通の問題であ る。
【0004】 そこでこの考案は、上述したような課題を解決したものであって、簡単な構成 で回転体を確実にロックすることが可能な回転体のロック装置を提案するもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため本考案においては、回転体に固定されて回転体と共 に回転する歯車と、回転体をロックするとき歯車の回転を停止させるための固定 手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】 図1において、回転体、すなわち外側つまみ17に固定された第1歯車18に 歯合可能な第2歯車23が軸心に沿ってスライド自在に配置されている。第2歯 車23のスリーブ25には、図3に示すように半円形のカラー26が一体的に設 けられている。
【0007】 カラー26はスライドレバー28の傾斜部30によって位置規制され、図5に 示すようにカラー26が押し下げられているときは第2歯車23が第1歯車18 から離れている。これで、外側つまみ17のロックが解除されるので、この外側 つまみ17を操作してボリューム本体11のボリューム値を変えることが可能に なる。
【0008】 ボリューム値を固定する場合は、図6に示すようにスライドレバー28を図中 左側にスライドさせて傾斜部30をカラー26から離すことにより、第2歯車2 3が軸心に沿ってスライドし第1歯車18に歯合する。これで第1歯車18、す なわち外側つまみ17がロックされるので、外側つまみ17に他の物体が衝突し た場合でもボリューム本体11のボリューム値が保持される。
【0009】
【実施例】
続いて、この考案に係わる回転体のロック装置をテープレコーダの録音ボリュ ームに適用した場合の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0010】 図1は本考案による回転体のロック装置を適用したテープレコーダの録音ボリ ューム1の構成を示す。この録音ボリューム1は、テープレコーダのパネル2に 取付けられている。パネル2の裏側には、鍋底状の取付け板3がビス等で固定さ れており、その底部にある開口にボリューム本体11から突出している固定軸1 2が挿入されている。固定軸12には外ねじが形成されており、ここに螺入され たナット13とボリューム本体11とで取付け板3を挟持することによって、ボ リューム本体11が固定されている。
【0011】 ボリューム本体11には、固定軸12の内部を通って固定軸12の外側に延び る左ボリューム用の外軸14と、更に外軸14の内部を通って外軸14の外側に 延びる右ボリューム用の内軸15とが設けられている。外軸14と内軸15との 間には適宜な摩擦力が作用しており、外軸14を回転させれば内軸15も同時に 回転して左右の録音ボリューム値の差が一定のまま変化する。また、例えば左側 の録音ボリューム値だけ変える場合は、内軸15を固定して外軸14だけを回転 させればよく、右側の録音ボリューム値だけ変える場合は、外軸14を固定して 内軸15を回転させればよい。
【0012】 外軸14は、先端から適宜な長さだけ切り欠きが設けられて断面が略D字状に 形成されており、ここに回転体、すなわち左ボリューム用の外側つまみ17が圧 入されている。本例では、この外側つまみ17の回転をロックする場合について 説明する。
【0013】 さて、外側つまみ17は段付きの円筒状に形成されており、その約半分がパネ ル2の外側に出ている。パネル2の内側にある外側つまみ17の先端には、第1 歯車18が圧入されている。また、ボリューム本体11の内軸15の約半分は、 外軸14と同様に断面が略D字状に形成されており、ここに右ボリューム用の内 側つまみ19が圧入されている。内側つまみ19は断面がT字状であり、外側つ まみ17の内溝20内に配置されている。
【0014】 更に、図2にも示すように第1歯車18の中心軸と平行なスライド軸24がパ ネル2に立設され、このスライド軸24に第1歯車18と歯合可能な第2歯車2 3がスライド自在に取付けられている。第2歯車23には、図3にも示すように パネル2側に延びるスリーブ25が設けられ、その先端側に図4に示すような半 円形のカラー26が一体的に設けられている。
【0015】 第2歯車23の内径側とスライド軸24との間には適宜な長さのスペースが設 けられ、ここに圧縮スプリング27(図3)が挿入されている。圧縮スプリング 27の一端はスライド軸24の頭に係止され、もう一端は第2歯車23に係止さ れている。したがって、第2歯車23は常時パネル2側に付勢されている。スラ イド軸24の近辺には、適宜な長さのロックピン21が2箇所に植設されており 、第2歯車23がパネル2側にスライドしたとき、カラー26の両端面がこのロ ックピン21に当接して第2歯車23の回転をロックするようになっている。
【0016】 第2歯車23とパネル2との間には、第2歯車23を位置規制するためのスラ イドレバー28が水平移動自在に配置されている。このスライドレバー28は、 平坦部29の先端に傾斜部30が形成され、その先に補強のための短い平坦部3 1が設けられている。また、図4にも示すように平坦部31の先端から平坦部2 9の途中まで、切り欠き32が設けられている。この切り欠き32は、第2歯車 23のスリーブ25より僅かに広い幅であり、この中に第2歯車23のスライド 軸24が配置されている。
【0017】 スライドレバー28の平坦部29の先端には操作部33が突設されており、こ こに操作つまみ34が取付けられている。操作つまみ34の表面側は、図3に示 したようにパネル2の横長孔35を経てパネル2の外側に出ており、ここを操作 することによってスライドレバー28を水平移動させることが可能になる。
【0018】 スライドレバー28の上面側には、スライドレバー28を所定の位置に保持す るための係止板36が配置され、これが固定ピン22で位置決めされている。係 止板36はバネ材で形成され、片側端に設けられた2つの突起40が、スライド レバー28の切り欠き32の両側壁に係止されている。これによって、係止板3 6の回転が規制される。また、係止板36の両側端部の下側には、図3にも示す ようにパネル2側に突出するV字状の係止片37が設けられている。この係止片 37は、両方ともスライドレバー28の係止孔38a,38bに係止されている 。
【0019】 これによって、スライドレバー28が所定の位置に保持され、図5に示すよう にスライドレバー28の傾斜部30の下側が第2歯車23に一体的に設けられた カラー26の弦の部分に当接し、第2歯車23が第1歯車18から離れた位置に 保持されている。このときは、外側つまみ17の第1歯車18がフリー状態であ り、外側つまみ17のロックが解除された状態にある。したがって、外側つまみ 17を操作してボリューム本体11のボリューム値を変更することが可能になる 。
【0020】 こうしてボリューム本体11のボリューム値を設定した後、これを固定する場 合は、図6に示すように操作つまみ34を操作してスライドレバー28を図中左 側にスライドさせ、スライドレバー28の傾斜部30をカラー26から離れた位 置に配置する。このときは、係止板36の係止片37(図4)が係止孔38a, 38bから押し上げられてスライドレバー28の板面上を摺動する。そして、こ の係止孔38a,38bから適宜な間隔だけ離れている別の係止孔39a,39 bに係止片37が係止したとき、スライドレバー28が停止してその位置に保持 される。
【0021】 このときは、カラー26が位置規制用の傾斜部30から離れているから、第2 歯車23が圧縮スプリング27によってパネル2側に付勢され、第1歯車18に 歯合するようになる。更に、カラー26の両端面がロックピン21に当接して第 2歯車23の回転がロックされる。したがって、第1歯車18及び外側つまみ1 7の回転がロックされ、例えば外側つまみ17に他の物体が衝突したようなとき でも、ボリューム本体11の設定値が保持されるようになる。また、このように して外側つまみ17をロックすれば、内側つまみ19だけを容易に操作すること が可能になる。
【0022】 外側つまみ17のロックを解除する場合は、上述と反対に操作つまみ34を操 作してスライドレバー28を図6中の右側にスライドさせればよい。これによっ て、スライドレバー28の傾斜部30でカラー26、すなわち第2歯車23が押 し下げられて、第2歯車23が第1歯車18から離れるので、外側つまみ17の ロック状態が解除される。
【0023】 ここで、図7(A)に示すように各歯車18,23の歯18a,23aには端 面に面取りCが施されるか、もしくは同図(B)に示すようにRが施されている ので、第2歯車23が第1歯車18に乗り上げることなく滑らかに歯合するよう になる。
【0024】 なお、上述の実施例では第1歯車18のロック手段として歯車23を使用した が、これに代えて図8(A)に示すように第1歯車18の歯18a,18の間に 嵌め込み可能なロック片40を有する円筒状のロック棒41をスライド軸24に スライド自在に取付けてもよい。スライド機構は上述と同様である。また、上述 の実施例では第2歯車23の回転防止として、カラー26とその両端面に当接す るロックピン21を用いたが、これに代えて同図(B)に示すようにスライド軸 24の長手方向に沿って凹溝42を設けると共に、この凹溝42に挿入可能な突 起43を第2歯車23の例えばスリーブ25に設けてもよい。
【0025】 更に、上述の実施例では本考案をテープレコーダの録音ボリューム1に適用し た場合について説明したが、本考案はこれに限らず各種の回転体をロックする場 合に適用可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案は、回転体に歯車を固定すると共に、回転体をロ ックするときには歯車をロック手段でロックするようにしたものである。したが って、この考案によれば、簡単な構成で回転体のロックを確実に行なうことが可 能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる回転体のロック装置を適用した
録音ボリューム1の構成図である。
【図2】各歯車18,23の配置を説明する図である。
【図3】第2歯車23のスライド機構を説明する図であ
る。
【図4】スライドレバー28及びその係止機構を説明す
る図である。
【図5】第1歯車18のロック解除状態を説明する図で
ある。
【図6】第1歯車18のロック状態を説明する図であ
る。
【図7】歯車18,23の歯18a,23aの形状を説
明する図である。
【図8】第1歯車18のロック手段及び第2歯車23の
回転防止機構の別の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 録音ボリューム 2 パネル 3 取付け板 11 ボリューム本体 14 外軸 15 内軸 17 外側つまみ 18 第1歯車 19 内側つまみ 23 第2歯車 26 カラー 28 スライドレバー 30 傾斜部 41 ロック棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に固定されて上記回転体と共に回
    転する歯車と、 上記回転体をロックするとき上記歯車の回転を停止させ
    るための固定手段とを備えたことを特徴とする回転体の
    ロック装置。
JP4427593U 1993-08-12 1993-08-12 回転体のロック装置 Pending JPH0719896U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4427593U JPH0719896U (ja) 1993-08-12 1993-08-12 回転体のロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4427593U JPH0719896U (ja) 1993-08-12 1993-08-12 回転体のロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0719896U true JPH0719896U (ja) 1995-04-07

Family

ID=12686964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4427593U Pending JPH0719896U (ja) 1993-08-12 1993-08-12 回転体のロック装置

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JP (1) JPH0719896U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522529A (ja) * 2006-01-05 2009-06-11 インタースピロー, インコーポレイテッド 自給式呼吸器用ロッキングメンバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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