JPH0719830U - 吸着装置 - Google Patents

吸着装置

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JPH0719830U
JPH0719830U JP4302993U JP4302993U JPH0719830U JP H0719830 U JPH0719830 U JP H0719830U JP 4302993 U JP4302993 U JP 4302993U JP 4302993 U JP4302993 U JP 4302993U JP H0719830 U JPH0719830 U JP H0719830U
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】最小構成の磁気回路で充分な吸着力が得られる
ように構成する。 【構成】永久磁石34とターンテーブル16で、これら
の間に介在されたディスク20を吸着保持するようにし
たディスク吸着装置10において、吸着方向に着磁され
た2極の永久磁石34によってターンテーブル16に相
当の吸着力が付与されるように、永久磁石34の直径D
mとターンテーブル16の直径Dtとの関係が、 1.1Dm≦Dt 好ましくは 1.1Dm≦Dt≦
1.3Dm のように選定される。このように選定すると、ターンテ
ーブル16をあまり大きくしないでもディスク20を吸
着保持するに充分な吸着力が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ディスクを磁石により吸着保持しながらこれに記録したり、これ より再生したりする例えばミニディスク(MD)プレーヤなどに適用して好適な 吸着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
円板状磁石と板状吸着板で、これらの間に介在された偏平状板体を吸着保持す るようにした吸着装置の最もポピュラーなものはコンパクトディスク(CD)や MDなどを吸着保持するプレーヤ(CDプレーヤ、MDプレーヤ)である。
【0003】 このようなプレーヤにおいて使用される吸着装置、つまりディスク吸着装置1 0の従来例を図4に示す。同図はCDプレーヤ用を例示してある。
【0004】 図4において、装置本体側にはスピンドルモータ12があり、この回転軸14 にはターンテーブル16が取り付けられ、その中心にテーパガイド18が取り付 けられる。ディスク20はテーパガイド18の存在によってその中心が位置決め された状態でターンテーブル16上に載置される。
【0005】 ターンテーブル16の上面側には装置本体の蓋28に揺動および上下動自在に 吸着保持部30が取り付けられる。吸着保持部30は中空の取り付け部32に磁 石(永久磁石)34が装着固定され、永久磁石34の他面は磁路形成用のこの例 では鉄板36が取着されている。
【0006】 蓋28は矢印a方向に動き、蓋28を閉じることによってディスク20の上面 側が吸着保持部30で圧着される。このとき永久磁石34によってターンテーブ ル16が吸着されるから、これでディスク20が所定位置に吸着保持されること になる。
【0007】 永久磁石34は回転軸14と同一方向か若しくはその半径方向に対して着磁さ れる。その大きさはCD用であるかMD用かで相違する。CDであるときは数1 0mmの永久磁石34が使用されるため、その磁極数は4〜8極のものが使用さ れる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、使用するディスクがMDディスクのようにその直径が60mm程度と 小さくなると、使用する永久磁石34の径もそれに応じて小さくする必要がある 。直径が60mm程度のディスクでは小型、軽量であることから永久磁石34の 直径はたかだか10mm程度のものを使用することができる。
【0009】 使用する永久磁石34の径を小さくするとそれに伴って磁気的吸着力が小さく なると共に、多数極の着磁処理が難しくなる。
【0010】 また特に、距離による磁界の減衰も大きくなる。従って、磁石34の径が小さ くなれば、それだけこの永久磁石34による磁気的吸着力が少なくなるため、永 久磁石34によって構成される磁気回路を工夫しないと、好ましい吸着力が得ら れず、適切にディスク20を吸着保持できなくなる。
【0011】 因に、従来では永久磁石34としては比較的大きなもの(20mm程度の直径 )が使用されているために充分な磁気的吸着力が得られる。このことから、コス トアップをもたらすことなく最小構成で適切な磁気回路を構成するための配慮は 特別にはなされてはいない。
【0012】 そこで、この考案はこのような従来の課題を解決したものであって、比較的小 型の永久磁石を使用したときに最適な磁気的吸着力が得られるような磁気回路を 実現できる吸着装置を提案するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、この考案においては、円板状磁石と板状吸着板で 、これらの間に介在された偏平状板体を吸着保持するようにした吸着装置におい て、 上記円板状磁石によって上記板状吸着板に相当の吸着力が付与されるように、 上記円板状磁石は吸着方向に着磁された2極マグネットからなると共に、上記円 板状磁石の直径Dmと板状吸着板の直径Dtとの関係が、 1.1Dm≦Dt のように選定されたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】
図2のように、永久磁石34が吸着方向に着磁された2極マグネット構成とな っている。こうすると、着磁が極めて容易となる。また、永久磁石34とターン テーブル16との対向間隙をLgとしたとき、対向間隙Lg、永久磁石34の直 径Dmおよびターンテーブル16の直径Dtとの関係が、 1.1Dm≦Dt のように選定される。好ましくは、 1.1Dm≦Dt≦1.3Dm のように選ばれる。こうすると、図3のように永久磁石34が0.5mm程度タ ーンテーブル16から離れても充分な吸着力(本例では200グラム以上)がタ ーンテーブル16に作用することが判る。
【0015】 ターンテーブル16の直径Dtが永久磁石34の直径Dmの1.1倍よりも小 さくなると充分な吸着力が得られず、また1.3倍以上大きくなっても殆ど同じ 吸着力しか得られない。ターンテーブル16を必要以上に大きくすることはその 材料費が高くなるので、全体のコストアップとなるし、スペースファクタも悪く なるから、1.3倍程度までが好ましい関係となる。
【0016】
【実施例】 続いて、この考案に係る吸着装置の一例をMDディスク用のプレーヤに適用し た場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】 図1はディスクとしてミニディスクを使用したディスク吸着装置10に適用し た場合であって、この考案においてもその構成部材は従来と全く同じであるから 、ディスク吸着装置10の詳細説明は省略する。
【0018】 チャッキングすべきディスク20はミニディスクMDであるから、吸着装置1 0に使用される円板状磁石である永久磁石34は上述したようにその直径が10 mm程度のものである。永久磁石34は回転軸14の軸と同じ方向に着磁された 2極構成である。
【0019】 永久磁石34の漏れ磁束を少なくするために使用される鉄板36は永久磁石3 4と同じ円板状薄板であってその直径はこの永久磁石34と同径か若しくはこれ よりも若干大きめのものが使用される。実施例は後者の場合である。
【0020】 上述した板状吸着板であるターンテーブル16は永久磁石34がこのターンテ ーブル16に圧着したときの吸着力を利用してディスク(偏平状板体)20の装 着位置を固定し、保持するものであり、ターンテーブル16の大きさは吸着力に 少なからぬ影響を与える。永久磁石34としてこの考案のように非常に小型で磁 極数の少ないものを使用すると、特に顕著である。
【0021】 このように構成されたディスク吸着装置10にあって、永久磁石34とターン テーブル16との関係について次に説明する。 図2のように、永久磁石34の直径をDm、ターンテーブル16の直径をDtと したときで、永久磁石34とターンテーブル16の対向間隙Lgとターンテーブ ル16の大きさとの関係は図3のようになる。
【0022】 図3はDm=10.00mmで、その内径が5.0mmの永久磁石34を使用 したときの実施例である。磁気的吸着力は永久磁石34がターンテーブル16か ら離れるにしたがって吸着力が低下することが判る。
【0023】 また、ターンテーブル16との対向間隙Lgを一定にした状態でターンテーブ ル16の直径Dtを大きくすると図3のような結果となり、直径Dtが10.0 0mmから13.00mm位までは増加率が大きい。直径Dtが13.00mm を越えると吸着力は増加するが微増であり、直径の大きさが吸着力にあまり寄与 していないことが判る。これは永久磁石34からの磁束数は一定であり、ターン テーブル16の表面積が大きくなるとターンテーブル16の吸着力がその面全体 に分散されるためであると思われる。
【0024】 したがって、直径Dtを大きくするほどターンテーブル16に対する吸着力が 大きくなる反面、所定の直径以下および以上では吸着力が変動するものの微小で ある。使用できる実用的な吸着力としては、200グラム以上あたりからである と考えられるので、このような条件下では、直径DmとDtの関係は、 1.1Dm≦Dt ・・・・・・・(1) のように選定される。好ましくは、 1.1Dm≦Dt≦1.3Dm・・・(2) のように選ばれる。こうすると、図3のように永久磁石34が0.5mm程度タ ーンテーブル16から離れても充分な吸着力(本例では200グラム以上)が作 用することが判る。
【0025】 (1)式からすればターンテーブル16の直径Dtは1.3Dm以上のものを 使用することが可能であるが、1.3Dm以上のターンテーブル16を使用して も吸着力の観点からは図3に示したように顕著な効果が得られない。1.3Dm 以上のターンテーブル16を使用するのは材料高を招くこととなるので、1.3 Dm以上のターンテーブルを使用するのはあまり得策な手段とは言い難い。
【0026】
【考案の効果】 以上のように、この考案に係る吸着装置では偏平状板体を円板状磁石と板状吸 着板を使用して吸着保持する場合に、磁石と板状吸着板との大きさを適宜選択す るようにしたものである。
【0027】 これによれば、最適で最小の磁気回路となるように磁石と板状吸着板の関係が 選ばれるために、小型の磁石と最小の板状吸着板を用いて最大の磁気的吸着力が 得られる効果を有する。したがってこの考案はミニディスクを対象とするMDプ レーヤなどのディスク吸着装置に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る吸着装置をディスク吸着装置に
適用した場合の一例を示す要部の一部断面図である。
【図2】永久磁石とターンテーブルとの関係を示す説明
図である。
【図3】永久磁石とターンテーブルとの関係を示す特性
図である。
【図4】従来のディスク吸着装置の一部断面図である。
【符号の説明】
10 ディスク吸着装置 12 モータ 16 ターンテーブル 20 ディスク 28 蓋 30 吸着保持部 34 永久磁石 36 鉄板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状磁石と板状吸着板で、これらの間
    に介在された偏平状板体を吸着保持するようにした吸着
    装置において、 上記円板状磁石は吸着方向に着磁された2極マグネット
    からなると共に、上記円板状磁石によって上記板状吸着
    板に相当の吸着力が付与されるように、上記円板状磁石
    の直径Dmと板状吸着板の直径Dtとの関係が、 1.1Dm≦Dt のように選定されたことを特徴とする吸着装置。
  2. 【請求項2】 上記円板状磁石の直径Dmと板状吸着板
    の直径Dtとの関係が、好ましくは 1.1Dm≦Dt≦1.3Dm のように選定されたことを特徴とする請求項1記載の吸
    着装置。
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