JP2520271Y2 - ディスククランプ装置 - Google Patents
ディスククランプ装置Info
- Publication number
- JP2520271Y2 JP2520271Y2 JP1992051753U JP5175392U JP2520271Y2 JP 2520271 Y2 JP2520271 Y2 JP 2520271Y2 JP 1992051753 U JP1992051753 U JP 1992051753U JP 5175392 U JP5175392 U JP 5175392U JP 2520271 Y2 JP2520271 Y2 JP 2520271Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- optical disk
- clamper
- disk
- turntable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディスクに記録及び再
生をする光ディスク装置で特にディスクがCDもしくは
CD−Rのディスククランプ機構に関するものである。
生をする光ディスク装置で特にディスクがCDもしくは
CD−Rのディスククランプ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にディスク装置のクランプ機構は、
図3に示すようにディスク1を保持して回転するターン
テーブル2と、非記録面及び非再生面側からディスク1
を押さえるクランパ3からなる。
図3に示すようにディスク1を保持して回転するターン
テーブル2と、非記録面及び非再生面側からディスク1
を押さえるクランパ3からなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ディスク1
はそれ自身で固有の振動を持っており、それには図5の
Bに示す如く高調波成分がある。外乱によってディスク
は、それらの周波数で共振を起こす。そのいずれかの周
波数の共振によって、ディスク1のトラックに追従する
ためのサーボ系に影響があり、トラック飛び等の現象を
引き起こす問題点があった。
はそれ自身で固有の振動を持っており、それには図5の
Bに示す如く高調波成分がある。外乱によってディスク
は、それらの周波数で共振を起こす。そのいずれかの周
波数の共振によって、ディスク1のトラックに追従する
ためのサーボ系に影響があり、トラック飛び等の現象を
引き起こす問題点があった。
【0004】これは図4に示すように記録・再生面側に
そったディスクへの対応が不可能なことやディスク1が
クランパ3に吸着しようとする力が得られないため、デ
ィスク固有の振動が除去しきれないという問題点があっ
た。
そったディスクへの対応が不可能なことやディスク1が
クランパ3に吸着しようとする力が得られないため、デ
ィスク固有の振動が除去しきれないという問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、光ディスク装
置において、光ディスクを載置するターンテーブルと、
ターンテーブルに載置された光ディスクの上面を略等し
く覆うクランパと、ターンテーブルの載置面よりもやや
上方で光ディスクの外周の外側で吸着面を有する磁石
と、光ディスクの外周縁部を支持し磁石の吸着面に吸着
する磁性体リングを有し、磁性体リングはクランパの載
置によって磁石から離脱し、磁石の吸着力によって光デ
ィスクの外周縁部をクランパに押圧しながら回転自在に
支持するディスククランプ装置である。
置において、光ディスクを載置するターンテーブルと、
ターンテーブルに載置された光ディスクの上面を略等し
く覆うクランパと、ターンテーブルの載置面よりもやや
上方で光ディスクの外周の外側で吸着面を有する磁石
と、光ディスクの外周縁部を支持し磁石の吸着面に吸着
する磁性体リングを有し、磁性体リングはクランパの載
置によって磁石から離脱し、磁石の吸着力によって光デ
ィスクの外周縁部をクランパに押圧しながら回転自在に
支持するディスククランプ装置である。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面をもとに説明する。
図1はディスクがクランプされた状態、図2はディスク
クランプ前を示している。本考案による磁性体リング5
は磁石である。図2よりディスククランプ前磁性体リン
グ4は磁石5に吸着された状態である。
図1はディスクがクランプされた状態、図2はディスク
クランプ前を示している。本考案による磁性体リング5
は磁石である。図2よりディスククランプ前磁性体リン
グ4は磁石5に吸着された状態である。
【0007】ディスク1を磁性体リング4上にセットし
クランパ3が矢印A方向に下降されてターンテーブル2
上にクランプが行われると図1に示す如く、ディスク1
はターンテーブル2上に保持されると共に、クランパ3
にディスク1の周囲から磁性体リング4によって押しつ
けられる。その際、磁性体リング4は磁石5から引き離
されるが、磁性体リング4には磁石5によって吸着力が
矢印B方向に加わりディスク1の外周部を押し上げてク
ランパ3にディスク1が密着される。
クランパ3が矢印A方向に下降されてターンテーブル2
上にクランプが行われると図1に示す如く、ディスク1
はターンテーブル2上に保持されると共に、クランパ3
にディスク1の周囲から磁性体リング4によって押しつ
けられる。その際、磁性体リング4は磁石5から引き離
されるが、磁性体リング4には磁石5によって吸着力が
矢印B方向に加わりディスク1の外周部を押し上げてク
ランパ3にディスク1が密着される。
【0008】磁石5が永久磁石であるが、これが電磁石
であってもよく、その場合リング4はディスク1のクラ
ンプ完了後電磁コイルへの通電による磁界でリング4の
吸着力6を生じさせ、ディスク1の外周部を押し上げて
クランパ3に密着させることができる構成にすることが
できる。
であってもよく、その場合リング4はディスク1のクラ
ンプ完了後電磁コイルへの通電による磁界でリング4の
吸着力6を生じさせ、ディスク1の外周部を押し上げて
クランパ3に密着させることができる構成にすることが
できる。
【0009】従って、ディスク1を強制的にクランパ3
に密着することができるため、図5のAに示すような従
来のBに示すものより減衰した特性が得られ、問題点で
あったディスク1の固有振動をクランパ3と磁性体リン
グ4とにはさみ込み押さえることができるのみならず、
回転体に付与されるものが均一なリング4でクランパ3
自体にリング4を吸着させる手段を持たないため、回転
体のダイナミックバランスを大幅に狂わせることもな
い。また上記実施例では磁石の吸着力について主に説明
したが、反撥力によっても同様の効果を得ることができ
る。その場合磁性体リング4に対して磁石5の位置を下
に設けた構成に成すと良い。
に密着することができるため、図5のAに示すような従
来のBに示すものより減衰した特性が得られ、問題点で
あったディスク1の固有振動をクランパ3と磁性体リン
グ4とにはさみ込み押さえることができるのみならず、
回転体に付与されるものが均一なリング4でクランパ3
自体にリング4を吸着させる手段を持たないため、回転
体のダイナミックバランスを大幅に狂わせることもな
い。また上記実施例では磁石の吸着力について主に説明
したが、反撥力によっても同様の効果を得ることができ
る。その場合磁性体リング4に対して磁石5の位置を下
に設けた構成に成すと良い。
【0010】
【考案の効果】本考案によると、ターンテーブルの載置
面よりもやや上方で光ディスクの外周の外側で吸着面を
有する磁石と、光ディスクの外周縁部を支持し磁石の吸
着面に吸着する磁性体リングが、クランパの載置によっ
て離脱し、磁石から離脱した磁性体リングが光ディスク
の外周縁部をクランパに押圧支持するので、クランパが
ディスクの全面に接触してディスクの振動を防止するこ
とができる。
面よりもやや上方で光ディスクの外周の外側で吸着面を
有する磁石と、光ディスクの外周縁部を支持し磁石の吸
着面に吸着する磁性体リングが、クランパの載置によっ
て離脱し、磁石から離脱した磁性体リングが光ディスク
の外周縁部をクランパに押圧支持するので、クランパが
ディスクの全面に接触してディスクの振動を防止するこ
とができる。
【図1】本考案の一実施例を示す要部の断面図。
【図2】本考案の一実施例を示す要部の断面図。
【図3】従来のクランプ状態を示す図。
【図4】従来のクランプ状態の問題点を示す図。
【図5】ディスクの振動特性を示す図。
1 ディスク 2 ターンテーブル 3 クランパ 4 磁性体リング 5 磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 光ディスク装置において、光ディスクを
載置するターンテーブルと、前記ターンテーブルに載置
された光ディスクの上面を略等しく覆うクランパと、前
記ターンテーブルの載置面よりもやや上方で光ディスク
の外周の外側で吸着面を有する磁石と、前記光ディスク
の外周縁部を支持し前記磁石の吸着面に吸着する磁性体
リングを有し、前記磁性体リングは前記クランパの載置
によって前記磁石から離脱し、前記磁石の吸着力によっ
て前記光ディスクの外周縁部を前記クランパに押圧しな
がら回転自在に支持することを特徴とするディスククラ
ンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051753U JP2520271Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ディスククランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051753U JP2520271Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ディスククランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677042U JPH0677042U (ja) | 1994-10-28 |
JP2520271Y2 true JP2520271Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=12895701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992051753U Expired - Lifetime JP2520271Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ディスククランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520271Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0356905Y2 (ja) * | 1986-06-12 | 1991-12-24 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP1992051753U patent/JP2520271Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0677042U (ja) | 1994-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960625 |