JPH0719812A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JPH0719812A
JPH0719812A JP19079493A JP19079493A JPH0719812A JP H0719812 A JPH0719812 A JP H0719812A JP 19079493 A JP19079493 A JP 19079493A JP 19079493 A JP19079493 A JP 19079493A JP H0719812 A JPH0719812 A JP H0719812A
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signal
pixel
output
unit
amplification
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Pending
Application number
JP19079493A
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English (en)
Inventor
Tomiyoshi Yoshida
富省 吉田
Michitoshi Okada
道俊 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系の汚れや撮像素子の特性変化があって
も精確に寸法を測定できる測定装置を提供する。 【構成】 撮像素子4から出力される画素信号S1,…
は増幅部11で増幅された後、2値化処理部で2値化処
理され、被測定物5の寸法が計測される。計測範囲外に
ある画素ビットの画素信号はホールド部15に記憶され
る。増幅率制御部12はホールド部15に記憶している
画素信号Shと基準値設定部16に記憶されている基準
レベルLL(=正常動作時の画素信号レベル)とから増
幅部11の増幅率Kの補正値α=LL/Shを演算し、
増幅部11の増幅率をK=α・K0(K0は正常動作時の
増幅率)に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測定装置に関する。具体
的には、撮像素子を利用して被測定物の寸法や形状など
を測定する測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寸法測定装置として、例えば電荷
転送デバイス(以下CCDと記す)を利用して被測定物
の寸法を測定する寸法測定装置がある。これは、例えば
発光ダイオード(以下LEDと記す)等の光源とCCD
との間の被測定物に光源から光を照射し、その影をCC
Dに投影し、CCD出力をあらかじめ設定したしきい値
で2値化信号に変換したのち、その影の長さを所定のク
ロックパルスでカウントして被測定物の寸法を測定する
ものである。
【0003】このような寸法測定装置においては、光源
側や受光側の光学系が汚れるとCCDの受光量が低下し
てCCDの出力が低下する。また、周囲温度が変化する
と光源の発光量が変動したり、CCDの温度特性により
CCD出力に変動を生じる場合がある。被測定物の輪郭
部分においては光の回折により被測定物から測定空間に
かけてCCD出力がゆるやかに変化するので、CCDの
受光量低下やCCDの特性変化によってCCD出力が変
動すると、CCD出力を予め設定されたしきい値レベル
で2値化する際に2値化信号が変化し、被測定物の寸法
に測定誤差を生じる場合がある。
【0004】このため、従来の寸法測定装置において
は、LEDや半導体レーザ(LD)などの光源の出射光
量をモニタリングし、一定の出射光量が得られるように
LEDをオートパワーコントロールして、測定誤差をで
きる限り少なくしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
寸法測定装置においては、LEDなどの光源の特性変化
には効果を発揮するが、上述したように光源側及び受光
側のレンズ等の光学系の汚れ、CCDの特性変化や受光
窓の汚れなどによる測定誤差を除去することはできなか
った。また、光源の出射光量が一定となるように制御す
る方式では、例えば白熱ランプなどの光源を用いた場
合、その照射光量を制御するための構成が複雑になり、
実用化が困難であった。
【0006】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、光学系の汚
れや温度変化があっても2値化処理部への出力を一定に
制御することにより、上記問題点を解決することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の測定装置
は、複数の画素を配列された撮像素子と、前記撮像素子
の画素信号を増幅して出力する増幅率可変の出力増幅手
段と、検出範囲外にある画素から出力される画素信号も
しくは当該検出範囲外の画素信号を前記出力増幅手段で
増幅した増幅信号と所定の基準値とを比較し、当該検出
範囲外の画素信号の増幅信号が一定出力となるよう前記
出力増幅手段の増幅率を調整する手段とからなることを
特徴としている。
【0008】また、本発明の第2の測定装置は、点滅制
御可能な光源と、複数の画素を配列された撮像素子と、
検出範囲外にある画素から出力される画素信号もしくは
当該検出範囲外の画素信号に相当する信号と所定の基準
値とを比較し、当該検出範囲外の画素信号もしくは当該
検出範囲外の画素信号に相当する信号が一定出力となる
よう前記光源のデューティー比を調整する手段とからな
ることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の第1の測定装置によれば、検出範囲外
の画素から出力される画素信号もしくは当該画素信号の
増幅信号と所定の基準値とを比較し、当該検出範囲外の
画素信号の増幅信号が一定出力となるように出力増幅手
段の増幅率を調整している。
【0010】また、本発明の第2の測定装置によれば、
検出範囲外の画素から出力される画素もしくは当該画素
信号に相当する信号と所定の基準値とを比較し、これら
の信号出力が一定出力となるようにパルス発光する光源
のデューティー比を調整している。
【0011】このため光源側及び受光側の光学系に汚れ
や曇りが生じたり、光源の出射光量に変化を生じたり、
また、周囲温度変化などによって撮像素子の受光感度が
変化したりした場合でも、常に2値化処理部等へ補正さ
れた一定レベルの信号を出力することができる。したが
って、この出力に所定の信号処理を施して被測定物の寸
法等を測定することにより、特に被測定物の輪郭部分に
対応する画素からの出力低下等による影響を少なくで
き、測定装置の測定精度を向上させることができる。
【0012】また、経年的な変化に限らず、急激な光源
の光量変化や撮像素子の特性変化を生じた場合でも、測
定誤差を小さくできる。
【0013】さらに、本発明の測定装置においては、出
力増幅手段の増幅率を調整したり、パルス発光する光源
のデューティー比を調整したりすることにより出力を補
正しているので、LEDや半導体レーザ等の固体発光素
子以外にも、照射光量の調整が容易でない白熱ランプや
蛍光灯などを光源に用いた測定装置にも適用することが
でき、光源の種類に制約されることがなくなる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である寸法測定装
置Aを示す概略構成図である。1は投光器であって、発
光ダイオード(LED)やレーザダイオード(LD)、
白熱ランプ、蛍光灯などの連続的に光を出射する光源2
と、光源2から発せられた光を平行光Lに変換する照射
レンズ3とからなり、投光器1から出射された平行光L
は撮像素子4の受光面全体に照射される。4はCCD
(電荷転送デバイス)等の撮像素子であって、投光器1
から照射された平行光Lを受光して各画素毎の受光量を
電気信号に変換して出力する。また、クロック発生部1
3は一定時間毎にクロックパルスを発生しており、撮像
素子4はこのクロックパルスと同期して各画素の受光量
を示す電気信号(画素信号)を1画素分づつ所定順序で
順次出力する。撮像素子4から出力された各画素信号は
増幅部11によって増幅された後、2値化処理部へ出力
される。また、サンプルビット指定部14は、クロック
発生部13のクロックパルスをカウントすることによっ
て、撮像素子4から出力された画素信号が1走査分の出
力信号の何ビット目であるか、すなわち、撮像素子4の
どの位置の画素から出力された信号であるか、を監視し
ており、その信号がサンプルビット指定部14で指定さ
れている指定ビットの信号である場合には、サンプルビ
ット指定部14からホールド部15へ制御信号を出力す
る。ホールド部15は、サンプルビット指定部14から
制御信号を受け取ると、撮像素子4から出力された指定
ビットの画素信号をサンプリングし、一時的に記憶す
る。撮像素子4から出力される画素信号を増幅する増幅
部11の増幅率Kは増幅率制御部12によって調整され
る。すなわち、ホールド部15に指定ビットの画素信号
が記憶されると、増幅率制御部12は基準値設定部16
に記憶されている基準レベル(基準値)LLとホールド
部15に記憶された指定ビットの画素信号Shのレベル
とを比較し、増幅部11の増幅率Kを演算し、増幅部1
1へ制御信号を出力して増幅部11の増幅率Kが当該演
算値と等しくなるように制御する。基準値設定部16に
は、被測定物5によって遮断されることなく所定の照度
の光を受光した画素ビットから出力される画素出力を基
準レベル(基準値)LLとして記憶させてあり、例えば
基準値設定部16に記憶されている基準レベルLLをホ
ールド部15の画素信号Shで割った値LL/Sh=αを
増幅率Kの補正値としている。従って、寸法測定装置A
が正常な動作状態を保っている間はα=1となってい
る。なお、指定ビットはサンプルビット指定部14にお
いて設定することができ、例えば検出範囲外にある画素
に対応した画素ビットが指定される。
【0015】図2は上記撮像素子4の構造を模型的に示
した図であって、光電変換素子6と電荷転送部7とが2
次元状に複数交互に配列されている。図2に示すよう
に、撮像素子4においては、光電変換素子6と電荷転送
部7とからなる画素G1,G2,…,Gnが一定のピッチ
p毎にnビット配列されている。各画素G1,G2,…,
Gnの各光電変換素子6は光源2からの平行光Lを受光
し、あるいは被測定物5に遮光されると、受光量に比例
した大きさの画素信号S1,S2,…,Snをそれぞれ発
生させる。各光電変換素子6で受光した受光量に応じた
画素信号S1,S2,…,Snは電荷転送部7へ転送さ
れ、各画素信号S1,S2,…,Snごとに撮像素子4に
内蔵されているシフトレジスタ(図示せず)に保存され
る。また、シフトレジスタに保存された画素信号S1,
S2,…,Snは、クロック発生部13のクロックパルス
に同期して、1ビットづつ順次増幅部11へと読み出さ
れ、増幅部11で増幅された後2値化処理部へ出力され
る。
【0016】次に寸法測定装置Aにおける被測定物5の
寸法測定原理について述べる。投光器1と撮像素子4と
の間を通過する被測定物5の寸法を測定する場合を考
え、ある瞬間において、図3(a)に示すように、撮像
素子4の画素Gk+1,Gk+2,…,Gk+mが被測定物5に
よって遮光されているとする。また、被測定物5は画素
G1の位置を通過することがなく、サンプルビット指定
部14では、画素G1に対応する画素ビットが指定され
ているとする。従って、寸法測定装置Aが正しく調整さ
れ、正常に動作している場合には、撮像素子4から出力
される画素信号S1,S2,…,Snは図3(b)のよう
になる。さらに、増幅部11で増幅率K0(正常動作を
前提に初めに設定されている増幅部11の増幅率をK0
とする;従って、いまの場合、α=1)で増幅された図
3(d)のような増幅信号は増幅部11から2値化処理
部へ送られ、画素のピッチをpとすると、2値化処理部
で被測定物5の長さLは、 L=p×m と判断される。
【0017】しかし、照射レンズ3や撮像素子4の表面
に汚れを生じたり、急激な特性変化等が生じた場合に
は、撮像素子4から出力される画素信号S1,S2,…,
Snの信号レベルは光学系の汚れ等のない場合に比べて
低下し、図3(c)のようになる。このため、増幅部1
1の増幅率Kを正常時の増幅率K0に保ったままで2値
化処理を行った場合には、図3(c)の画素信号S1,
S2,…,Snからは被測定物5の長さLは L=p×(m+4) となって実際よりも長い値が計測され、誤差を含んだも
のとなる。そこで、この寸法測定装置Aでは、以下のよ
うにして増幅部11の増幅率Kを補正することにより、
画素信号S1,S2,…,Snの変動を補正している。
【0018】すなわち、ホールド部15はサンプルビッ
ト指定部14からの信号によって、検出範囲外にある画
素ビットの画素信号Sh=S1を一次的に記憶保持する。
ついで、増幅率制御部12は、ホールド部15に記憶さ
れている指定ビットの画素信号Sh(=S1)と基準値設
定部16の基準レベルLLとを比較し、増幅率Kの補正
値α=LL/Shを演算し、増幅率がK=α・K0となる
ように増幅部11を制御する。言い換えると、増幅率制
御部12は検出範囲外にある画素の画素信号S1の変動
を検出し、当該画素信号S1の変動と反比例させるよう
に増幅部11の増幅率Kを補正するのである。
【0019】ついで、クロック発生部13から送出され
たクロックパルスに同期して、撮像素子4から指定ビッ
トの後の画素信号G2,G3,…,Gnが順次増幅部11
へ送られると、増幅率制御部12によって補正された増
幅率K=α・K0によって増幅部11で増幅された後、
2値化処理部へ出力される。この増幅部11から2値化
処理部へ出力される増幅信号は、図3(d)で表わさ
れ、特性変化などがなく正常に動作している場合の増幅
信号と同じ信号が得られる。したがって、2値化処理部
でしきい値と比較して2値化することにより図3(e)
のようなハイ(H)とロー(L)からなる信号に変換さ
れ、ロ−の領域から被測定物5の寸法L=p×mが計測
される。この結果、光学系の汚れ等による画素出力の低
下や変動が増幅部11の増幅率Kによって補償され、増
幅部11からは安定した信号レベルの増幅信号を2値化
処理部へ出力することができ、2値化処理部における被
測定物5の寸法等の計測を正確に行えるようになるので
ある。
【0020】なお、上記実施例においては、指定ビット
の次の画素信号から増幅部11の増幅率を変化させた
が、指定ビットの画素信号から増幅部11の増幅率Kを
求めても、当該走査分については従前の増幅率Kを用
い、次の走査分の第1ビットから新しい増幅率Kを用い
るようにしても差し支えない。
【0021】図4に示すものは、本発明の別な実施例で
ある寸法測定装置Bを示す概略構成図である。この寸法
測定装置Bは、第1の実施例の寸法測定装置Aと同様、
指定ビットの画素信号をホールド部15に記憶し、基準
値設定部16の基準レベルと比較して増幅部11の増幅
率Kを演算し、当該増幅率Kとなるように増幅部11を
調整している。しかし、この実施例では、指定ビットの
画素信号を増幅部11で増幅した後の信号(増幅信号)
をホールド部15に記憶して基準レベルと比較してい
る。すなわち、基準値設定部16には正常な動作状態に
おける増幅信号K0・LLの値(すなわち、被測定物5
で遮断されることなく所定の照度の光を受光した画素ビ
ットから出力される画素出力を正常動作時の増幅率K0
で増幅した増幅信号の信号レベル)を基準レベルとして
記憶させてある。また、ホールド部15には指定ビット
の画素信号を増幅部11で増幅させた後の増幅信号を一
旦記憶保持させるようにしている。
【0022】この実施例の動作を詳しく説明すると、撮
像素子4から順次出力された画素信号S1,S2,…,S
nは増幅部11で増幅された後、2値化処理部へ出力さ
れている。一方、サンプルビット指定部14によって検
出範囲外の指定ビットの画素信号が出力されたことが検
出されると、その増幅信号がホールド部15に一次的に
記憶保持される。この指定ビットの画素信号をShと
し、このときの増幅部11の増幅率をKとすると、ホー
ルド部15にはK・Shが記憶される。ついで、増幅率
制御部12は、ホールド部15に記憶されている指定ビ
ットの増幅信号K・Shと基準値設定部16の基準レベ
ルK0・LLとを比較し、増幅率Kの補正値β=(K0
LL)/(K・Sh)を演算し、増幅率Kをβ倍するよ
うに増幅部11を調整する(βK→K)。この結果、増
幅部11から2値化処理部へ出力される増幅信号は、特
性変化などがなく正常に動作している場合の増幅信号と
同じレベルの信号となる。また、この実施例のように増
幅部11で増幅された増幅信号に基づいて増幅部11の
増幅率Kを調整すれば、増幅部11の特性変化も検出し
て補正できるので、検出精度をより向上させることがで
きる。
【0023】なお、図4の実施例の説明では、基準値設
定部16に記憶する基準レベルの値は一定値としたが、
基準値設定部16に記憶される値をK・LLの値とし、
増幅部11の増幅率Kが変化する度に基準値設定部16
の基準レベルの値を書き換えるようにしてもよい。
【0024】図5は本発明のさらに別な実施例である寸
法測定装置Cである。投光器21は発光ダイオード(L
ED)やレーザダイオード(LD)、白熱ランプ、蛍光
灯などの光源22と、光源22からの光を平行光Lとし
て被測定物5に照射する照射レンズ23とからなり、光
源22はパルス発光駆動部17により点滅制御されてお
り、光源22のデューティー比Dはパルス発光間隔制御
部18によって制御されている。すなわち、ホールド部
15に指定ビットの画素信号が記憶されると、パルス発
光間隔制御部18は基準値設定部16に記憶されている
基準レベルDDとホールド部15に記憶された指定ビッ
トの画素信号Shとを比較し、光源22のデューティー
比Dを演算し、パルス発光駆動部17へ制御信号を出力
して光源22のデューティー比Dが当該演算値と等しく
なるように制御する。光源22は正常な状態もしくは調
整された状態ではデューティー比D0でパルス発光して
いるものとすると、基準値設定部16には、被測定物5
によって遮断されるデューティー比D0で発光した光源
22の光を受光した画素ビットから出力される画素出力
を基準レベル(基準値)DDとして記憶させてあり、例
えば基準値設定部16に記憶されている基準レベルDD
をホールド部15の画素信号レベルShで割った値DD
/Sh=γを増幅率Kの補正値としている。
【0025】図6はこの寸法測定装置Cの動作を示すタ
イムチャートであって、図6(a)は1走査分の画素信
号を撮像素子4の光電変換素子6からシフトレジスタへ
転送させるためのスタートパルスSPのタイミングを示
す図、図6(b)は撮像素子4から2値化処理部へ出力
される画素信号S1,S2,…,Snを示す図、図6
(c)は指定ビットの画素信号が出力される時にサンプ
ルビット指定部14からホールド部15へ出力されるビ
ット指定パルスBPを示す図、図6(d)は光源22の
パルス発光の発光間隔(デューティー比)を示す図であ
る。以下、図6に従って本実施例の動作を説明する。図
6(a)(d)に示すように、スタートパルスSPが発
生すると、スタートパルスSPの立ち上がりと同期して
パルス発光駆動部17により光源22が発光を開始させ
られる。光源22の発光停止タイミングはパルス発光間
隔制御部18によって制御されており、所定の発光制御
時間tを経過すると光源22は発光を停止する。こうし
てスタートパルスSPから次のスタートパルスSPまで
撮像素子4の受光量は積算され、次のスタートパルスS
Pと同時に撮像素子4の各画素の受光量を示す画素信号
S1,S2,…,Snがシフトレジスタに転送される。つ
いで、シフトレジスタに保存されている画素信号S1,
S2,…,Snは、クロック発生部13のクロックパルス
と同期して図6(b)に示すように2値化処理部へ順次
1画素ビットづつ出力される。また、図6(c)に示す
ように、サンプルビット指定部14によって指定されて
いる画素ビットの信号が検出されると、この指定ビット
の画素信号はホールド部15に記憶保持される。こうし
て指定ビットの画素信号Shがホールド部15に記憶さ
れると、パルス発光間隔制御部18は、ホールド部15
に記憶されている指定ビットの画素信号Shと基準値設
定部16の基準レベルDDとを比較し、デューティー比
Dの補正値γ=DD/Shを演算し、デューティー比が
D=γ・D0となるようにパルス発光駆動部17を介し
て光源22の発光間隔(すなわち、発光停止タイミン
グ)を調整する。そして、次の発光時からは、調整され
たデューティー比Dで光源22が発光するので、光学系
の汚れや特性変化等があっても、光源22のデューティ
ー比Dが調整されることにより、特性変化などがなく正
常に動作している場合の画素信号と同じ信号レベルが得
られる。
【0026】このように、光源22の発光時間tを変更
してデューティー比を変えることにより検出範囲外にあ
る画素信号の信号レベルを基準レベルとすることができ
るが、これ以外にも例えば、短い間隔でパルス発光させ
た光源22のオン時間とオフ時間の比を調整してデュー
ティー比を変えることにしてもよい。
【0027】また、上記の実施例においては寸法測定装
置について説明したが、上記の撮像素子4を2次元的に
スキャンさせたり、画素を2次元状に配列した撮像素子
4を用いることにより、被測定物5の面積を測定する面
積測定装置や被測定物5の形状を測定する画像処理装置
に応用ができるのでいうまでもない。
【0028】図5の実施例では撮像素子4から出力され
た画素信号を増幅するための増幅部を示していないが、
図1の実施例や図4の実施例と同様な位置に増幅部を挿
入してもよい。
【0029】なお、いくつかの実施例について説明した
が、本発明に関しては上記実施例以外にも種々の実施例
が可能である。例えば、基準値設定部に記憶させておく
基準レベルの種類や値については上記以外にも種々可能
であり、特に上記のような基準レベルを定数倍したもの
を基準レベルとすることは本発明になんら変化を与える
ものではない。また、増幅率制御部やパルス発光間隔制
御部における演算方法も、変化した画素出力と正常な画
素出力との関係が分かればよいので、上記演算方法以外
にも基準レベルの種類や値に合わせて種々の演算方法が
可能である。特に、上記実施例では増幅率やデューティ
ー比の補正率として比を用いたが、差によって補正値を
求めて補正値だけ増幅率やデューティー比を増減させる
ようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の測定装置によれば、検出範囲外
の画素から出力される画素信号もしくは当該画素信号の
増幅信号と所定の基準値とを比較し、当該検出範囲外の
画素信号の増幅信号が一定出力となるように出力増幅手
段の増幅率を調整できる。あるいは、検出範囲外の画素
から出力される画素もしくは当該画素信号に相当する信
号と所定の基準値とを比較し、これらの信号出力が一定
出力となるようにパルス発光する光源のデューティー比
を調整できる。
【0031】このため光源側及び受光側の光学系に汚れ
や曇りが生じたり、光源の出射光量に変化を生じたり、
また、周囲温度変化などによって撮像素子の受光感度が
変化したりした場合でも、常に2値化処理部等へ補正さ
れた一定レベルの信号を出力することができる。したが
って、この出力に所定の信号処理を施して被測定物の寸
法等を測定することにより、特に被測定物の輪郭部分に
対応する画素からの出力低下等による影響を少なくで
き、測定装置の測定精度を向上させることができるとい
う利点がある。
【0032】また、経年的な変化に限らず、急激な光源
の光量変化や撮像素子の特性変化を生じた場合でも、測
定誤差を小さくできる。
【0033】さらに、本発明の測定装置においては、出
力増幅手段の増幅率を調整したり、パルス発光する光源
のデューティー比を調整したりすることにより出力を補
正しているので、LEDや半導体レーザ等の固体発光素
子以外にも、照射光量の調整が容易でない白熱ランプや
蛍光灯などを光源に用いた測定装置にも適用することが
でき、光源の種類に制約されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である寸法測定装置を示す概
略構成図である。
【図2】同上の寸法測定装置に用いた撮像素子を示す一
部破断した概略構造図である。
【図3】同上の寸法測定装置における動作説明図であ
る。
【図4】本発明の別な実施例である寸法測定装置を示す
概略構成図である。
【図5】本発明のさらに別な実施例である寸法測定装置
を示す概略構成図である。
【図6】同上の寸法測定装置の動作説明図である。
【符号の説明】
2 光源 4 撮像素子 6 光電変換素子 12 増幅率制御部 15 ホールド部 18 パルス発光間隔制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を配列された撮像素子と、 前記撮像素子の画素信号を増幅して出力する増幅率可変
    の出力増幅手段と、 検出範囲外にある画素から出力される画素信号もしくは
    当該検出範囲外の画素信号を前記出力増幅手段で増幅し
    た増幅信号と所定の基準値とを比較し、当該検出範囲外
    の画素信号の増幅信号が一定出力となるよう前記出力増
    幅手段の増幅率を調整する手段とからなる測定装置。
  2. 【請求項2】 点滅制御可能な光源と、 複数の画素を配列された撮像素子と、 検出範囲外にある画素から出力される画素信号もしくは
    当該検出範囲外の画素信号に相当する信号と所定の基準
    値とを比較し、当該検出範囲外の画素信号もしくは当該
    検出範囲外の画素信号に相当する信号が一定出力となる
    よう前記光源のデューティー比を調整する手段とからな
    る測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082763A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Shinko Electric Co Ltd 検出装置及び検出方法
JP2009180689A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Nikon Corp 三次元形状測定装置
JP2017037042A (ja) * 2015-08-13 2017-02-16 富士ゼロックス株式会社 計測装置及びプログラム

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