JPH07197978A - 液体封入式防振ゴム - Google Patents
液体封入式防振ゴムInfo
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- JPH07197978A JPH07197978A JP5338644A JP33864493A JPH07197978A JP H07197978 A JPH07197978 A JP H07197978A JP 5338644 A JP5338644 A JP 5338644A JP 33864493 A JP33864493 A JP 33864493A JP H07197978 A JPH07197978 A JP H07197978A
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Abstract
体封入式防振ゴムを提供することを目的とする。 【構成】 剛性材料から成る外筒1とこの外筒1の中央
に配した剛性材料から成る中央部材3との間にゴム状弾
性体7を設けるとともに、このゴム状弾性体7の一方の
端面側に液体を封入するためのケーシング5を設けてあ
る。このケーシング5は、筒部5Aとこの筒部に続く内
側に向かって凸状に構成された底部5Bとを有する。
Description
筒とこの外筒の中央に配した剛性材料から成る中央部材
との間にゴム状弾性体を設けるとともに、このゴム状弾
性体の一方の端面側に液体を封入するためのケーシング
を設けた液体封入式防振ゴムに関し、特に建設機械のキ
ャブマウント等として好適に適用され得る液体封入式防
振ゴムに関するものである。
3に示すものが知られている。これは、剛性材料から成
る円筒形の外筒100とこの外筒100の中央に配した
剛性材料から成る中央部材(スタッド)101との間に
ゴム状弾性体102を設けてある。外筒100の上下端
には鍔部100A、100Bを有し、鍔部100Bに液
体を封入するためのケーシング103が嵌合固定されて
いる。ケ−シング103は筒部103Aとこれに続く平
板状の底部103Bから成っている。ゴム状弾性体10
2の上部には半径方向の張り出し部102Aが設けら
れ、この張り出し部102Aは鍔部100A上に焼付接
着されている。張り出し部102Aはスタッド101の
下方向への移動力に対向するように作用する。ケーシン
グ103内に位置するようにスタッド101の下端にボ
ルト104により減衰板105を取付けてある。この減
衰板105には孔106が形成してある。さらに、減衰
板105の外周部にゴム製のストッパ107が取付けて
ある。ケーシング103内の内部空間108にはシリコ
ンオイル等の高粘度減衰液が底部103Bにあけた注入
口から注入され、注入後はシールリベット109で閉じ
られる。
の液体封入式防振ゴムにおいては、ケ−シング103の
底部103Bが平板状であるため、耐液圧強度が十分で
はなく、過大な液圧下ではケーシングが変形したり、場
合によってはそのために外筒100の鍔部100Bとケ
−シング103との間の嵌合部から液漏れを生じる恐れ
もあり、耐久上十分満足できるものではなかった。。そ
こで、この発明は、耐液圧強度を向上させて、耐久性を
高めた液体封入式防振ゴムを提供することを目的とす
る。
め、この出願の請求項1に記載の発明は、剛性材料から
成る外筒とこの外筒の中央に配した剛性材料から成る中
央部材との間にゴム状弾性体を設けるとともに、このゴ
ム状弾性体の一方の端面側に液体を封入するためのケー
シングを設けた液体封入式防振ゴムにおいて、前記ケー
シングが、筒部とこの筒部に続く内側に向かって凸状に
構成された底部とを有することを特徴とする。
グの筒部が筒体として構成されるとともに、底部が底蓋
として構成され、底蓋を筒体に密封固着することにより
ケ−シングが形成されるものである。
周縁部が外側に向かって凸のリブ形状とされたものであ
る。
としたとき、底部が内側に向かって断面曲率半径が0.
5D以上の凸状に構成されたものである。
めのケーシングの底部が、内側、即ち液室側に向かって
凸状に構成されているので、底部の耐液圧強度が向上す
る。
載の発明では、ケ−シングの筒部が筒体として構成され
るとともに、底部が底蓋として構成され、底蓋を筒体に
密封固着することによりケ−シングが形成されるので、
筒体の開口部から液体を注入した後、底蓋を筒体に密封
して固着するだけで液体の封入を完了することができ、
総じて容易かつ迅速に液体を封入し得る。
の周縁部、即ち底蓋の筒体への固着部近傍が外側に向か
って凸のリブ形状とされているので、固着部への液圧応
力が分散され、耐液圧強度がさらに向上する。
Dとしたとき、底部が内側に向かって断面曲率半径が
0.5D以上の凸状に構成されているので、耐液圧強度
を好適に向上することができる。
照して説明する。
成る外筒1とこの外筒1の中央に配した金属材料等の剛
性材料からなる中央部材3との間にゴム状弾性体7を設
けるとともに、このゴム状弾性体7の一方の端面側に液
体を封入するためのケーシング5を設けてある。中央部
材3は、上端にスタッド4がねじ込まれて固着されるた
めのねじ孔2Aが形成され、下端側にはボルト6がねじ
込まれて固着されるためのねじ孔2Bが形成された中実
の筒体である。この発明においても、ゴム状弾性体7の
上部には半径方向の張り出し部7Aが設けてある。中央
部材3の下端にボルト6を介して減衰板11が取付けて
ある。この減衰板11は上面にくぼみや孔がなくお椀を
伏せた形状に形成してある。また、ケーシング5内に面
するゴム状弾性体7の端面を減衰板11に向けて膨出さ
せてストッパ8に形成してある。減衰板11により区分
されるケーシング5内のスペース9、9間を連通させる
孔は減衰板11には設けていない。液体の流れは減衰板
11の外周とケーシング5の内壁との間の間隙のみとな
っている。ケーシング5は、筒部としての筒体5Aとこ
れに続く底部としての底蓋5Bとから構成されており、
筒体5の開口部から液体をスペ−ス9内に注入した後、
底蓋5Bを筒体5にかぶせて加締め等の手段により両者
を密封固着する。
0Bの略全域が、内側、即ち液体が封入されるスペ−ス
9側に向かって凸状、ここでは球面状に構成されてお
り、これにより、底部形状が平板状の場合に比して、特
に液圧が上昇した際の耐液圧強度が増すとともに、減衰
板11の形状とも相まって、スペ−ス9の容積ひいては
封入液体量が減少し、軽量化を図ることもできる。筒体
5Aの内径をDとした場合、底蓋5Bの断面曲率半径R
は、好ましくは0.5D以上であることが望ましく、
0.5D未満では、十分な耐液圧強度向上の効果が得に
くい。
部51B、即ち筒体5Aとの固着め部近傍が、中央部5
0Bより小さな曲率半径でかつこれとは逆方向に凸(外
側に向かって凸)のリブ形状に形成されており、これに
より、固着部への液圧応力が図2上のE及びF部に分散
されるため、耐液圧強度向上ないし固着部からの液漏れ
防止に、より効果的である。
たストッパ8の外周部は、ケーシング5の筒体5Aの内
周面に沿って筒体5Aの下端側まで延びている。この延
ばされたゴム状弾性体7の部分は、筒体5Aに底蓋5B
をかしめて固定するときのシール部12となっている。
さらに、ストッパ8の内周面側には凹部14が形成され
る。
液体は高粘性流体であり、粘度が好ましくは1万〜10
万cst(センチストークス)のものが好適であり、例
えばシリコンオイルが使用に適する。スペース9内に液
体を封入した状態では若干空気が残る。若干の空気が残
っていた方が、高粘性流体を封入したときに流体の動き
がスムースとなる。高粘性流体は極めて硬く(バネ定数
が高く)、そのために若干の空気が残っていた方が減衰
板11とケーシング5の筒体5Aとの間の間隙での液体
の流れがスムースとなる。
らず、かつゴム製のストッパも取付けられていないの
で、図示するような減衰板11を鋼板から簡単に加工し
て製造できるとともに、ゴムのモ−ルドも1つですむ。
モールドにはスタッド4、ボルト6,減衰板11,底蓋
5Bを除いた部材をセットしておき、ゴムを加硫成形し
てゴム状弾性体7を形成する。ゴム状弾性体7を加硫成
形した後にボルト6で減衰板11を取付け、中央部材3
にスタッド4をねじ込み、液体を筒体5A内にその下端
開口側から注入する。下端開口は大きく開口しているの
で、液体の注入は極めて迅速に行える。その後、底蓋5
Bを加締め加工等の手段により密封して固着する。
て形成されるこの実施例のようなケ−シングの場合に
は、図3に示した従来例に比べて、液体の注入が容易で
シ−ルリベットも不要等の利点があるが、筒体5Aと底
蓋5Bとの固着部が液室の下方にあるため、液漏れの危
険性を考慮してより高い耐液圧強度が要求される。よっ
て、このようなケ−シング5について、本発明を適用す
るのが極めて有効である。
ば、ケーシングが、筒部とこの筒部に続く内側に向かっ
て凸状に構成された底部とを有するので、液体封入式防
振ゴムの耐液圧強度を向上させて、耐久性を高めること
ができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 剛性材料から成る外筒とこの外筒の中央
に配した剛性材料から成る中央部材との間にゴム状弾性
体を設けるとともに、このゴム状弾性体の一方の端面側
に液体を封入するためのケーシングを設けた液体封入式
防振ゴムにおいて、 前記ケーシングが、筒部とこの筒部に続く内側に向かっ
て凸状に構成された底部とを有することを特徴とする液
体封入式防振ゴム。 - 【請求項2】 前記ケ−シングの筒部が筒体として構成
されるとともに、底部が底蓋として構成され、底蓋を筒
体に密封固着することによりケ−シングが形成されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の液体封入式防振ゴム。 - 【請求項3】 底蓋の周縁部が外側に向かって凸のリブ
形状とされたことを特徴とする請求項2に記載の液体封
入式防振ゴム。 - 【請求項4】 筒部の内径をDとしたとき、底部が内側
に向かって断面曲率半径が0.5D以上の凸状に構成さ
れたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の液体
封入式防振ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33864493A JP3457724B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 液体封入式防振ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33864493A JP3457724B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 液体封入式防振ゴム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197978A true JPH07197978A (ja) | 1995-08-01 |
JP3457724B2 JP3457724B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=18320118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33864493A Expired - Fee Related JP3457724B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 液体封入式防振ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3457724B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108501680A (zh) * | 2018-05-10 | 2018-09-07 | 浙江零跑科技有限公司 | 一种悬置液封结构 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33864493A patent/JP3457724B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108501680A (zh) * | 2018-05-10 | 2018-09-07 | 浙江零跑科技有限公司 | 一种悬置液封结构 |
CN108501680B (zh) * | 2018-05-10 | 2023-08-29 | 浙江零跑科技股份有限公司 | 一种悬置液封结构 |
Also Published As
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JP3457724B2 (ja) | 2003-10-20 |
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