JPH0719701B2 - 変圧器巻線 - Google Patents

変圧器巻線

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JPH0719701B2
JPH0719701B2 JP31143586A JP31143586A JPH0719701B2 JP H0719701 B2 JPH0719701 B2 JP H0719701B2 JP 31143586 A JP31143586 A JP 31143586A JP 31143586 A JP31143586 A JP 31143586A JP H0719701 B2 JPH0719701 B2 JP H0719701B2
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JP
Japan
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tap
coil
break portion
winding
shield wire
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JP31143586A
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正一 山本
守兄 和田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は変圧器巻線に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の直抜のタツプコイルは普通のデイスクコイルで構
成されるか、インターリーブされたコイルで構成されて
いたが、タツプブレーク間の直列キヤパシタンスを増大
させるような配慮はされていなかつた。
すなわち第2図にはデイスク巻線内部にタツプコイルを
有する直抜タツプ巻線の一部が示されているが、同図に
示されているように主コイル1,1′間にタツプコイル2
を有する巻線は、タツプコイル2の一部からタツプ3,4
…8が引出されている。電圧調整器9によりタツプ3と
8,または4と8とのようにブリッジすることにより、巻
線の巻回数が変えられる。タツプ5,6間は電気的に切り
離されたタツプブレーク部10である。
このように構成された巻線でタツプ5,6間の直列キヤパ
シタンスは、通常コイル間スペーサ(図示せず)を介し
た2つのデイスクコイル間のキヤパシタンスとなり、対
向面積が小さいこと、コイル間スペーサのギヤツプが大
きいことにより非常に小さくなる。このためタツプブレ
ーク部10には巻線の巻回数で決まる電圧が発生する。
これに対し特開昭47−5621号公報では、コンデンサを接
続して直列キヤパシタンスを増大させていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、雷インパルス浸入時にタツプブレーク
部に発生する電圧を低減する点についての配慮がされて
いおらず、タツプの範囲が広くなつたり、巻線の電圧が
高くなつたりするとタツプブレーク部に発生する電圧が
大きくなり、これに耐える電圧調整器が必要となるた
め、電圧調整器が大形化し、変圧器そのものも大形化す
る問題があつた。また、コンデンサのような電圧を低減
する特別な装置をタツプブレーク部に接続しているの
で、変圧器の小形化の障害となつていた。
本発明はこれに鑑みなされたもので、その目的とすると
ころは、電圧調整器を大型化することなく、たとえ雷イ
ンパルス浸入があってもタップブレーク部に発生する電
圧を小さく抑えることが可能なこの種変圧器巻線を提供
するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明は、巻線の中間に設けられている夫々の
タツプブレーク部のコイルを、シールド線を巻き込んで
形成し、そしてこの夫々のコイルに巻込まれているシー
ルド線を電気的に結合するようになし初期の目的を達成
するようにしたものである。
〔作用〕
雷インパルスは0.25MHz程度の高周波成分であり、僅か
なキヤパシタンスを通しても流れることができる。タツ
プブレーク部の直列キヤパシタンスを増加させると、そ
れだけ多くの雷インパルス電流が流れてタツプコイル内
の電圧降下が大きくなり、タツプブレーク部に発生する
電圧を低減することができる。この場合、タツプブレー
ク部のコイルをシールド線を巻込み形成し、その直列キ
ヤパシタンスを大きくしたので、電圧調整器および変圧
器を大型化することなく、所期の効果を奏することがで
きる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
1図には本発明の一実施例が示されている。なお従来と
同じ部品には同じ符号を付したので説明の省略する。本
実施例ではタップブレーク部10のコイルを、例えばその
コイルのd,eターン、e,fターン,g,hターン、h,iターン
に一連のシールド線11を巻き込み形成した。すなわちこ
れらのターンのタツプコイル2の電線とシールド線11と
を並列にして巻回した。すなわち、例えば図に示されて
いるようにタップブレーク部のコイルのe,fターンのシ
ールド線とh,gターンのシールド線は電気的に結合され
ていると云うことである。
このようにすることによりタップブレーク部のコイルに
はシールド線11が巻き込まれているので、タップブレー
ク部10のコイルの見かけ上の対向面積は従来のものに比
べ数倍になる。
すなわち従来のタップブレーク部におけるコイル5,6の
対向面積Sは、コイルの平均径をΦ、コイル幅(図中a
ターンからfターンまでの寸法)をWとすると、S=π
×Φ×Wとなる。
これに対して本発明のタップブレーク部におけるコイル
5,6の対向面積S1は、シールド線1本の厚みをw、高さ
をd、巻き込まれているシールド線の平均径をΦ1とす
ると、 S1=π×Φ×W+πxΦ1×2w+8×π×Φ1×d (この場合、8×π×Φ1×dの8は、1つのシールド
線で対向面2面あり、この実施例ではコイル5,6に2つ
づつ巻回されているので8となる。) となり、タップブレーク部におけるコイル5,6の対向面
積は従来のものに比べてコイル電線とシールド線の対向
面積分、すなわち数倍大きくなるのである。
またシールド線11とタップコイル2の電線とのギャップ
は、それぞれの線従来のディスクコイル間の対向してい
るコイル同志の場合に比べ数分の1となる。
このように対向面積が大きくギャップが小さくなること
は、タップブレーク部10の直列キャパシタンスが従来に
比べ数十倍大きくなる。タツプブレーク部10の直列キヤ
パシタンスが大きくなると、直列キヤパシタンス内を流
れる電流が大きくなつて、タツプコイル2内に大きな電
圧降下が生じ、タツプブレーク部10に発生する電圧をそ
の分だけ低減することができる。また、シールド線11は
コイルの中に巻込まれるので、変圧器を大形化すること
がない。
このように本実施例によればタツプブレーク部10に発生
する電圧を大幅に低減できるので、たとえ雷インパルス
の浸入があったとしても十分タップブレーク部に発生す
る電圧を低減するすることができ、したがって電圧調整
器9を小形化することができ、変圧器そのものも小形化
することができる。
なお、本実施例ではタツプ5のコイルをd,eおよびe,fの
2ターン、タツプ6のコイルをg,hおよびh,iの2ターン
にシールド線11を巻込んだが、これのみ限るものではな
い。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように本発明によれば、電圧調整器を
大型化することなく、たとえ雷インパルス浸入があって
もタップブレーク部に発生する電圧を小さく抑えること
が可能なこの種変圧器巻線を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の変圧器巻線の一実施例の直抜タツプ部
分周りの説明図、第2図は従来の変圧器巻線の直抜タツ
プ部分周りの説明図である。 1,1′……主コイル、2……タツプコイル、3,4,5,6,7,8
……タツプ、9……電圧調整器、10……タツプブレーク
部、11……シールド線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクコイルよりなる主コイルおよびタ
    ップコイルを有する巻線の線路端と中性点とのほぼ中間
    にタップブレーク部を有し、かつこのタップブレーク部
    の両側に前記タップコイルが配置され、この夫々のタッ
    プコイルのタップを電圧調整器によりブリッジし、ブリ
    ッジするタップの組み合わせを変えて巻回数を変えるよ
    うになした変圧器巻線において、 前記夫々のタップブレーク部のコイルをシールド線を巻
    き込んで形成するとともに、この夫々のコイルに巻き込
    まれているシールド線を電気的に結合するようにしたこ
    とを特徴とする変圧器巻線。
JP31143586A 1986-12-30 1986-12-30 変圧器巻線 Expired - Lifetime JPH0719701B2 (ja)

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JPS63168011A JPS63168011A (ja) 1988-07-12
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JP4932892B2 (ja) * 2009-11-05 2012-05-16 株式会社日立産機システム 静止誘導機器コイル及び静止誘導機器コイルの積層コイル成形方法
CN102623148A (zh) * 2012-04-20 2012-08-01 福州天宇电气股份有限公司 有载调压电力变压器的高压线圈反串联结构
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