JPH07196418A - 液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法 - Google Patents
液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法Info
- Publication number
- JPH07196418A JPH07196418A JP5355061A JP35506193A JPH07196418A JP H07196418 A JPH07196418 A JP H07196418A JP 5355061 A JP5355061 A JP 5355061A JP 35506193 A JP35506193 A JP 35506193A JP H07196418 A JPH07196418 A JP H07196418A
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- insecticidal
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 有効成分としてフラメトリン、アレスリン、
プラレトリンまたはベンフルスリン0.3〜5.0重量
%を油性溶剤に溶解した液体式加熱蒸散殺虫液におい
て、該油性溶剤として沸点範囲が200〜300℃のノ
ルマルパラフィンに加え、沸点範囲が250〜350℃
のイソパラフィン及び/又はナフテン系炭化水素を10
〜70重量%用いることを特徴とする液体式加熱蒸散殺
虫剤組成物、及びこれを用いた液体式加熱蒸散殺虫方
法。 【効果】 沸点範囲が200〜300℃のノルマルパラ
フィン系炭化水素に加え、沸点範囲が250〜350℃
のイソパラフィン系炭化水素又はナフテン系炭化水素を
溶剤として用いることにより、薬液の蒸散量が調節で
き、かつ、長時間安定した蒸散が可能となる。
プラレトリンまたはベンフルスリン0.3〜5.0重量
%を油性溶剤に溶解した液体式加熱蒸散殺虫液におい
て、該油性溶剤として沸点範囲が200〜300℃のノ
ルマルパラフィンに加え、沸点範囲が250〜350℃
のイソパラフィン及び/又はナフテン系炭化水素を10
〜70重量%用いることを特徴とする液体式加熱蒸散殺
虫剤組成物、及びこれを用いた液体式加熱蒸散殺虫方
法。 【効果】 沸点範囲が200〜300℃のノルマルパラ
フィン系炭化水素に加え、沸点範囲が250〜350℃
のイソパラフィン系炭化水素又はナフテン系炭化水素を
溶剤として用いることにより、薬液の蒸散量が調節で
き、かつ、長時間安定した蒸散が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体式加熱蒸散殺虫剤組
成物および殺虫方法に関する。更に詳しくは、殺虫の目
的で薬液を蒸散させる場合に、長時間好適に使用できる
液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法に関する。
成物および殺虫方法に関する。更に詳しくは、殺虫の目
的で薬液を蒸散させる場合に、長時間好適に使用できる
液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より殺虫の目的で薬液を加熱蒸散さ
せる方法としては、(1)いわゆる蚊取り線香および
(2)蚊取りマット等が愛用されてきた。近年、薬剤溶
液中に多孔質吸液芯を浸せきし該吸液芯上部を加熱して
薬液を加熱蒸散させる方式が、1回毎にマット等を交換
する必要がないこと、効果が長時間安定すること等の理
由で再び注目されてきた。この方式はかなり古くから知
られており、例えば実公昭43−25081号公報には
直接加熱による方法が記載され、また、吸液芯と発熱体
との間にフェルト等介在させて加熱する方法が実公昭3
6−12459号公報、実公昭46−22585号公報
に記載され、さらに、吸液芯と発熱体とを一定間隔で離
間して加熱する方法が実公昭43−26274号公報、
実公昭44−8361号公報、実公昭45−19801
号公報に記載されている。しかしながら、この当時のも
のは、持続性等の点で十分でなく、結局前記蚊取り線香
や蚊取りマットに比べてその長所が認識されず、市場に
は受け入れられずに終わっていた。
せる方法としては、(1)いわゆる蚊取り線香および
(2)蚊取りマット等が愛用されてきた。近年、薬剤溶
液中に多孔質吸液芯を浸せきし該吸液芯上部を加熱して
薬液を加熱蒸散させる方式が、1回毎にマット等を交換
する必要がないこと、効果が長時間安定すること等の理
由で再び注目されてきた。この方式はかなり古くから知
られており、例えば実公昭43−25081号公報には
直接加熱による方法が記載され、また、吸液芯と発熱体
との間にフェルト等介在させて加熱する方法が実公昭3
6−12459号公報、実公昭46−22585号公報
に記載され、さらに、吸液芯と発熱体とを一定間隔で離
間して加熱する方法が実公昭43−26274号公報、
実公昭44−8361号公報、実公昭45−19801
号公報に記載されている。しかしながら、この当時のも
のは、持続性等の点で十分でなく、結局前記蚊取り線香
や蚊取りマットに比べてその長所が認識されず、市場に
は受け入れられずに終わっていた。
【0003】近年、蚊を防除する目的において、この液
体式加熱蒸散方式が再認識されてきたのは、生活向上に
伴う生活意識、生活環境の変化もさることながら、発熱
体の技術進歩、薬液原料の品質向上、プラスチック加工
技術の進歩が大であると考えられる。
体式加熱蒸散方式が再認識されてきたのは、生活向上に
伴う生活意識、生活環境の変化もさることながら、発熱
体の技術進歩、薬液原料の品質向上、プラスチック加工
技術の進歩が大であると考えられる。
【0004】特公昭61−23163号公報には有効成
分としてアレスリンを用い無機粉体をデンプンで粘結し
た吸液芯等を用いた液体式加熱蒸散殺虫方法が開示され
ており、更に、特公平2−25885号公報には有効成
分としてフラメトリンを含む広汎な殺虫成分を用いた例
が、特開昭63−146803号公報にはプラレトリン
を有効成分とした例が、又、最近、特開平5−4341
1号公報にはベンフルスリンを用いた例が示されてい
る。又、本殺虫方法に用いる吸液芯については、前記特
公昭61−23163号公報の他、特公昭59−404
09号、特開昭63−24841号、特開昭63−74
440、特開平2−39841号、特開平2−1746
28号、特開平3−72833号、特開平4−1173
03号、特開平5−13176号等の公報に示されてい
る。又、酸化防止剤等を添加して、吸液芯の目詰まり等
を防止し、より長時間持続させる液体式加熱蒸散殺虫剤
組成物が、前記特公平2−25885号公報および特開
昭63−48201号公報に示されている。
分としてアレスリンを用い無機粉体をデンプンで粘結し
た吸液芯等を用いた液体式加熱蒸散殺虫方法が開示され
ており、更に、特公平2−25885号公報には有効成
分としてフラメトリンを含む広汎な殺虫成分を用いた例
が、特開昭63−146803号公報にはプラレトリン
を有効成分とした例が、又、最近、特開平5−4341
1号公報にはベンフルスリンを用いた例が示されてい
る。又、本殺虫方法に用いる吸液芯については、前記特
公昭61−23163号公報の他、特公昭59−404
09号、特開昭63−24841号、特開昭63−74
440、特開平2−39841号、特開平2−1746
28号、特開平3−72833号、特開平4−1173
03号、特開平5−13176号等の公報に示されてい
る。又、酸化防止剤等を添加して、吸液芯の目詰まり等
を防止し、より長時間持続させる液体式加熱蒸散殺虫剤
組成物が、前記特公平2−25885号公報および特開
昭63−48201号公報に示されている。
【0005】昭和59年頃より市販されている液体式加
熱蒸散装置は、たとえば、意匠登録第694300号、
同801615号、同822021号、同823069
号などの公報に記載されている形状のものであって、前
記のようなピレスロイド系有効成分を含有するノルマル
パラフィン(沸点が200〜300℃)の溶液を1本に
つき45mlを収納した吸液芯つき薬液を使用し、1晩
12時間使用するとして約1ヶ月使用可能なものであ
る。そして、この薬液はメーカーが異なっても、蒸散装
置は互換可能となっている。
熱蒸散装置は、たとえば、意匠登録第694300号、
同801615号、同822021号、同823069
号などの公報に記載されている形状のものであって、前
記のようなピレスロイド系有効成分を含有するノルマル
パラフィン(沸点が200〜300℃)の溶液を1本に
つき45mlを収納した吸液芯つき薬液を使用し、1晩
12時間使用するとして約1ヶ月使用可能なものであ
る。そして、この薬液はメーカーが異なっても、蒸散装
置は互換可能となっている。
【0006】この液体式加熱蒸散装置を意匠登録第82
3069号の例を以て説明する。概略は図1の通りであ
り、1は薬液2を入れた容器であり、該容器1は加熱蒸
散器3内に着脱自在に収納、保持されており、この上部
にリング状(あるいは一対の半環状)の発熱体4が固定
されている。5は発熱体4に接続されたコードである。
容器1の上部には薬液注入口6に、吸液芯7が、その上
部が環状発熱体4の中心部に配設されるように、略密栓
状に保持されている。この加熱蒸散器3に通電すると、
発熱体4が所定温度に加熱され、これによって、薬液2
を吸液している吸液芯7の上部が100〜130℃程度
に熱せられ、薬液2が、加熱蒸散器7の蒸散口より空中
に放散される。
3069号の例を以て説明する。概略は図1の通りであ
り、1は薬液2を入れた容器であり、該容器1は加熱蒸
散器3内に着脱自在に収納、保持されており、この上部
にリング状(あるいは一対の半環状)の発熱体4が固定
されている。5は発熱体4に接続されたコードである。
容器1の上部には薬液注入口6に、吸液芯7が、その上
部が環状発熱体4の中心部に配設されるように、略密栓
状に保持されている。この加熱蒸散器3に通電すると、
発熱体4が所定温度に加熱され、これによって、薬液2
を吸液している吸液芯7の上部が100〜130℃程度
に熱せられ、薬液2が、加熱蒸散器7の蒸散口より空中
に放散される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近、これ迄の1ヶ月
タイプに加えて、より長期間、たとえば2ヶ月或いは3
ヶ月使用できるものの要望が高まっている。これについ
ては、薬液を90ml、135mlと増やすことで対処
することも可能であるが、それではこれ迄の45ml入
薬液に対する器具の多くには装着することが不能とな
る。
タイプに加えて、より長期間、たとえば2ヶ月或いは3
ヶ月使用できるものの要望が高まっている。これについ
ては、薬液を90ml、135mlと増やすことで対処
することも可能であるが、それではこれ迄の45ml入
薬液に対する器具の多くには装着することが不能とな
る。
【0008】従って、効力を落さずにこれら長時間用の
要望に応える為には、有効成分の濃度を上げ、容量を増
やさずに対処する必要があるが、更に同じ吸液芯の加熱
温度で、この薬液の揮散量を抑える必要がある。溶剤と
して用いているノルマルパラフィンをより高沸点にする
ことも考えられるが、沸点が300℃以上のノルマルパ
ラフィンは常温でも固体ないしゲル状となってしまうの
で採用できない。
要望に応える為には、有効成分の濃度を上げ、容量を増
やさずに対処する必要があるが、更に同じ吸液芯の加熱
温度で、この薬液の揮散量を抑える必要がある。溶剤と
して用いているノルマルパラフィンをより高沸点にする
ことも考えられるが、沸点が300℃以上のノルマルパ
ラフィンは常温でも固体ないしゲル状となってしまうの
で採用できない。
【0009】特開平2−202802号公報には″吸液
芯用長時間型加熱蒸散薬剤組成物″と称して高濃度(9
〜37%)のプラレトリン、エムペトリンの組成物が示
されているが、このような高濃度であれば、経時的に揮
散量が低下するのは必至であり、効力的にみても有効成
分によっては、このように高濃度にする必要性もないの
である。実開平5−80号公報には吸液芯の受熱部の長
さを加減することによって、薬液の揮散量を加減するこ
とが示されているが、前述のように互換性を前提とする
時、液体式加熱蒸散器の規格が必ずしも統一されていな
い現状からすると十分なものではない。
芯用長時間型加熱蒸散薬剤組成物″と称して高濃度(9
〜37%)のプラレトリン、エムペトリンの組成物が示
されているが、このような高濃度であれば、経時的に揮
散量が低下するのは必至であり、効力的にみても有効成
分によっては、このように高濃度にする必要性もないの
である。実開平5−80号公報には吸液芯の受熱部の長
さを加減することによって、薬液の揮散量を加減するこ
とが示されているが、前述のように互換性を前提とする
時、液体式加熱蒸散器の規格が必ずしも統一されていな
い現状からすると十分なものではない。
【0010】本発明の目的はフラメトリン、プラレトリ
ン、アレスリン又はベンフルスリンを0.3〜5.0%
含有する液体式加熱蒸散殺虫剤組成物において、その使
用時における薬液の蒸散量を調節し、かつ長時間安定し
た揮散をする組成物を提供することにある。特に45m
lの殺虫剤組成物を1晩12時間使用した時、1.5〜
3ヶ月使用できるような殺虫剤組成物を得ることにあ
る。
ン、アレスリン又はベンフルスリンを0.3〜5.0%
含有する液体式加熱蒸散殺虫剤組成物において、その使
用時における薬液の蒸散量を調節し、かつ長時間安定し
た揮散をする組成物を提供することにある。特に45m
lの殺虫剤組成物を1晩12時間使用した時、1.5〜
3ヶ月使用できるような殺虫剤組成物を得ることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは鋭
意検討の結果、従来の液体式組成物に好んで用いられる
沸点範囲が200〜300℃のノルマルパラフィン系炭
化水素に加え、沸点範囲が250〜350℃にあるイソ
パラフィン系及び、又はナフテン系炭化水素を溶剤とし
て用いることにより、効力的にも問題がなく、本発明の
長時間用液体式加熱蒸散殺虫剤組成物が得られることを
見いだした。
意検討の結果、従来の液体式組成物に好んで用いられる
沸点範囲が200〜300℃のノルマルパラフィン系炭
化水素に加え、沸点範囲が250〜350℃にあるイソ
パラフィン系及び、又はナフテン系炭化水素を溶剤とし
て用いることにより、効力的にも問題がなく、本発明の
長時間用液体式加熱蒸散殺虫剤組成物が得られることを
見いだした。
【0012】本発明は有効成分としてフラメトリン、ア
レスリン、プラレトリン、またはベンフルスリン0.3
〜5.0重量%を油性溶剤に溶解した液体式加熱蒸散殺
虫液において、該油性溶剤として沸点範囲が200〜3
00℃のノルマルパラフィンに加え、沸点範囲が250
〜350℃のイソパラフィン及び/又はナフテン系炭化
水素を10〜70重量%用いることを特徴とする液体式
加熱蒸散殺虫剤組成物、及びこれを用いた液体式加熱蒸
散殺虫方法を提供する。
レスリン、プラレトリン、またはベンフルスリン0.3
〜5.0重量%を油性溶剤に溶解した液体式加熱蒸散殺
虫液において、該油性溶剤として沸点範囲が200〜3
00℃のノルマルパラフィンに加え、沸点範囲が250
〜350℃のイソパラフィン及び/又はナフテン系炭化
水素を10〜70重量%用いることを特徴とする液体式
加熱蒸散殺虫剤組成物、及びこれを用いた液体式加熱蒸
散殺虫方法を提供する。
【0003】以下詳細に本発明を説明する。
【0014】本発明に用いる殺虫剤の有効成分として
は、フラメトリン、プラレトリン、アレスリン、ベンフ
ルスリンを挙げることができる。これらの酸側及び/又
はアルコール側の光学活性体てあるd−T80−フラメ
トリン(住友化学工業株式会社、商品名ピナミンDフォ
ルテ)、d−trans−フラメトリン、d,d−T8
0−プラレトリン(住友化学工業株式会社、商品名エト
ック)、d,d−trans−プラレトリン、d,d−
trans−アレスリン(ルセルユクラフ社、商品名エ
スビオールまたはエスビオリン)、d−trans−ベ
ンフルスリン、d−cis−ベンフルスリン、d−ci
s,trans−ベンフルスリンが効力的に優れ、本発
明の目的に合致するものである。これらの中でも、d,
d−T80−プラレトリン又はd,d−trans−プ
ラレトリンが就中効力が高く好ましい。又、有効成分の
価格と効力で見た場合、d−T80−フラメトリン,d
−trans−フラメトリンが有利である。
は、フラメトリン、プラレトリン、アレスリン、ベンフ
ルスリンを挙げることができる。これらの酸側及び/又
はアルコール側の光学活性体てあるd−T80−フラメ
トリン(住友化学工業株式会社、商品名ピナミンDフォ
ルテ)、d−trans−フラメトリン、d,d−T8
0−プラレトリン(住友化学工業株式会社、商品名エト
ック)、d,d−trans−プラレトリン、d,d−
trans−アレスリン(ルセルユクラフ社、商品名エ
スビオールまたはエスビオリン)、d−trans−ベ
ンフルスリン、d−cis−ベンフルスリン、d−ci
s,trans−ベンフルスリンが効力的に優れ、本発
明の目的に合致するものである。これらの中でも、d,
d−T80−プラレトリン又はd,d−trans−プ
ラレトリンが就中効力が高く好ましい。又、有効成分の
価格と効力で見た場合、d−T80−フラメトリン,d
−trans−フラメトリンが有利である。
【0015】本発明の殺虫組成物中のこれら有効成分の
濃度はその種類にもよるが、0.3〜5.0重量%の範
囲に設定される。d,d−T80−プラレトリン又は
d,d−trans−プラレトリンを用いた場合は0.
7〜2.0重量%が好ましく、又、d−T80−フラメ
トリン又はd−trans−フラメトリンの場合は1.
0〜2.0重量%が好ましい。これらの範囲より低いと
効力的に不足となり、一方、これらの範囲より高いと、
効力的には充分であるが、経済的には不利となる。
濃度はその種類にもよるが、0.3〜5.0重量%の範
囲に設定される。d,d−T80−プラレトリン又は
d,d−trans−プラレトリンを用いた場合は0.
7〜2.0重量%が好ましく、又、d−T80−フラメ
トリン又はd−trans−フラメトリンの場合は1.
0〜2.0重量%が好ましい。これらの範囲より低いと
効力的に不足となり、一方、これらの範囲より高いと、
効力的には充分であるが、経済的には不利となる。
【0016】本発明において用いられる油性溶剤はノル
マルパラフィンとイソパラフィン系及び/又はナフテン
系炭化水素の混合溶剤である。当然のことながら、これ
らの炭化水素溶剤は実際上匂いがなく、有毒な不純物も
含んでいないものでなければならない。従来の1ヶ月タ
イプの殺虫剤組成物では、ノルマルパラフィン系炭化水
素が用いられてきたのは、臭い、効力の点で優れていた
ためであるが、本発明の殺虫剤組成物でも遜色がないも
のが得られる。
マルパラフィンとイソパラフィン系及び/又はナフテン
系炭化水素の混合溶剤である。当然のことながら、これ
らの炭化水素溶剤は実際上匂いがなく、有毒な不純物も
含んでいないものでなければならない。従来の1ヶ月タ
イプの殺虫剤組成物では、ノルマルパラフィン系炭化水
素が用いられてきたのは、臭い、効力の点で優れていた
ためであるが、本発明の殺虫剤組成物でも遜色がないも
のが得られる。
【0017】ノルマルパラフィンとしては、常温で液状
であり、かつ揮散速度が早すぎないように、沸点範囲が
200〜300℃のノルマルパラフィンが挙げられる。
工業的には炭素数が12〜16のノルマルパラフィンの
混合物が価格的に有利であり、これらには日鉱石油化学
株式会社のSH−NP及び日本石油株式会社の0号ソル
ベント、三石・テキサコケミカル株式会社のノルマルパ
ラフィン等が挙げられる。ノルマルパラフィンの沸点が
300℃以上のものは常温でも固体状ないしゲル状とな
ってしまうので300℃以下が好ましく、一方、沸点が
200℃以下では蒸散が早すぎるので200℃以上が好
ましい。
であり、かつ揮散速度が早すぎないように、沸点範囲が
200〜300℃のノルマルパラフィンが挙げられる。
工業的には炭素数が12〜16のノルマルパラフィンの
混合物が価格的に有利であり、これらには日鉱石油化学
株式会社のSH−NP及び日本石油株式会社の0号ソル
ベント、三石・テキサコケミカル株式会社のノルマルパ
ラフィン等が挙げられる。ノルマルパラフィンの沸点が
300℃以上のものは常温でも固体状ないしゲル状とな
ってしまうので300℃以下が好ましく、一方、沸点が
200℃以下では蒸散が早すぎるので200℃以上が好
ましい。
【0018】本発明に用いるイソパラフィン系炭化水素
又はナフテン系炭化水素としては、不飽和結合、芳香族
成分の実質上含有されていない無臭のものであって、沸
点範囲が250〜350℃のイソパラフィン系又はナフ
テン系炭化水素である。イソパラフィン系炭化水素の例
としては、たとえば、エクソン化学株式会社のアイソパ
ーV(イソパラフィン系炭化水素)、出光石油化学株式
会社のPAO−5002(ポリ−α−オレフィンの水素
添加物)などが挙げられ、ナフテン系、即ち、脂環族系
炭化水素としては、エクソン化学株式会社のエクソール
(Exxsol)D−130(ナフテン系炭化水素)、
日本テルペン化学株式会社のディマールH(モノテルペ
ン二量体の水素添加物)等が挙げられる。本発明におい
て、これらに限定されないことは言うまでもない。これ
らイソパラフィン系及び/又はナフテン系炭化水素の添
加量が多いほど、本発明殺虫剤組成物の揮散量を抑える
ことができ、これらの添加量を10〜70重量%の範囲
内で、適宜、揮散量を調整することができる。
又はナフテン系炭化水素としては、不飽和結合、芳香族
成分の実質上含有されていない無臭のものであって、沸
点範囲が250〜350℃のイソパラフィン系又はナフ
テン系炭化水素である。イソパラフィン系炭化水素の例
としては、たとえば、エクソン化学株式会社のアイソパ
ーV(イソパラフィン系炭化水素)、出光石油化学株式
会社のPAO−5002(ポリ−α−オレフィンの水素
添加物)などが挙げられ、ナフテン系、即ち、脂環族系
炭化水素としては、エクソン化学株式会社のエクソール
(Exxsol)D−130(ナフテン系炭化水素)、
日本テルペン化学株式会社のディマールH(モノテルペ
ン二量体の水素添加物)等が挙げられる。本発明におい
て、これらに限定されないことは言うまでもない。これ
らイソパラフィン系及び/又はナフテン系炭化水素の添
加量が多いほど、本発明殺虫剤組成物の揮散量を抑える
ことができ、これらの添加量を10〜70重量%の範囲
内で、適宜、揮散量を調整することができる。
【0019】本発明の殺虫組成物は、又、必要に応じ他
のピレスロイド剤、カーバメイト剤、有機リン剤等の殺
虫剤、殺菌剤、共力剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤等を含
有することができる。又、BHT,DBHQ,t−ブチ
ルカテコール等のフェノール系安定剤、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤等を安定化
の為に添加することができる。
のピレスロイド剤、カーバメイト剤、有機リン剤等の殺
虫剤、殺菌剤、共力剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤等を含
有することができる。又、BHT,DBHQ,t−ブチ
ルカテコール等のフェノール系安定剤、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤等を安定化
の為に添加することができる。
【0020】本発明の殺虫剤組成物(薬液)を用いるの
に適した装置の一例を図1に示す。図中、1は薬液2を
入れた容器であり、該容器1は加熱蒸散器3内に着脱自
在に収納、保持されており、この上部にリング状(ある
いは一対の半環状)の発熱体4が固定されている。5は
発熱体4に接続されたコードである。容器1の上部には
薬液注入口6に、吸液芯7が、その上部が環状発熱体4
の中心部に配設されるように、略密栓状に保持されてい
る。図示するものは本発明の殺虫剤組成物を用いるのに
好適な装置の一例であるが、これに限らず各種形状の装
置を用いることがてきることは言うまでもない。
に適した装置の一例を図1に示す。図中、1は薬液2を
入れた容器であり、該容器1は加熱蒸散器3内に着脱自
在に収納、保持されており、この上部にリング状(ある
いは一対の半環状)の発熱体4が固定されている。5は
発熱体4に接続されたコードである。容器1の上部には
薬液注入口6に、吸液芯7が、その上部が環状発熱体4
の中心部に配設されるように、略密栓状に保持されてい
る。図示するものは本発明の殺虫剤組成物を用いるのに
好適な装置の一例であるが、これに限らず各種形状の装
置を用いることがてきることは言うまでもない。
【0021】吸液芯7の加熱温度は、容器1に薬液を入
れ、発熱体4に通電して、殺虫剤の種類に応じて好まし
くは、吸液芯7の表面温度を70〜140℃、好ましく
は100〜130℃となるように加熱する。これは発熱
体の表面温度を80〜150℃、好ましくは110〜1
45℃に設定することによって達成される。加熱温度が
高すぎると、揮散が早すぎたり、薬液の熱分解や重合が
生じ易く、逆に揮散有効成分が低くなるという問題があ
り、又、この結果生成される高沸点物質等の吸液芯への
蓄積及びこれによる目詰まりを起こし易すくなったりす
るので好ましくない。又、加熱温度が低すぎると、当然
のことながら有効成分の揮散が遅くなり、場合により溶
剤のみ揮散し、有効成分の揮散が妨げられる。
れ、発熱体4に通電して、殺虫剤の種類に応じて好まし
くは、吸液芯7の表面温度を70〜140℃、好ましく
は100〜130℃となるように加熱する。これは発熱
体の表面温度を80〜150℃、好ましくは110〜1
45℃に設定することによって達成される。加熱温度が
高すぎると、揮散が早すぎたり、薬液の熱分解や重合が
生じ易く、逆に揮散有効成分が低くなるという問題があ
り、又、この結果生成される高沸点物質等の吸液芯への
蓄積及びこれによる目詰まりを起こし易すくなったりす
るので好ましくない。又、加熱温度が低すぎると、当然
のことながら有効成分の揮散が遅くなり、場合により溶
剤のみ揮散し、有効成分の揮散が妨げられる。
【0022】図中に示した吸液芯7の材質、形状はなん
ら制限を受けるものではなく、無機質材料を糊剤で固め
たものの他、これを焼成したもの、あるいは、フェル
ト、綿、多孔質セラミックス、多孔質蒸散層からなり、
好ましくはその周囲をガラス、無機繊維、プラスチック
などの保持材で被覆したもの等が挙げられる。これらの
吸液芯は前述のように特公昭61−23163号、同5
9−40409号、特開昭63−24841号、同63
−74440号、特公平2−39841号、同2−17
4628号、同3−72833号、同4−117303
号及び同5−13176号等の公報に示されている。
ら制限を受けるものではなく、無機質材料を糊剤で固め
たものの他、これを焼成したもの、あるいは、フェル
ト、綿、多孔質セラミックス、多孔質蒸散層からなり、
好ましくはその周囲をガラス、無機繊維、プラスチック
などの保持材で被覆したもの等が挙げられる。これらの
吸液芯は前述のように特公昭61−23163号、同5
9−40409号、特開昭63−24841号、同63
−74440号、特公平2−39841号、同2−17
4628号、同3−72833号、同4−117303
号及び同5−13176号等の公報に示されている。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例に基いて説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。なお、用いた
有効成分、炭化水素系溶剤は次の略号を用いる。 有効成分 A:d−T80−フラメトリン B:d,d−T80−プラレトリン 炭化水素系溶剤 BA:ノルマルパラフィン,沸点範囲240〜290℃ BB:アイソパーV(前出),沸点範囲270〜320
℃ BC:PAO−5002(前出),沸点範囲290〜3
40℃ BD:ディマールH(前出),沸点範囲300〜350
℃ BE:エクソールD−130(前出),沸点範囲278
〜327℃
本発明はこれに限定されるものではない。なお、用いた
有効成分、炭化水素系溶剤は次の略号を用いる。 有効成分 A:d−T80−フラメトリン B:d,d−T80−プラレトリン 炭化水素系溶剤 BA:ノルマルパラフィン,沸点範囲240〜290℃ BB:アイソパーV(前出),沸点範囲270〜320
℃ BC:PAO−5002(前出),沸点範囲290〜3
40℃ BD:ディマールH(前出),沸点範囲300〜350
℃ BE:エクソールD−130(前出),沸点範囲278
〜327℃
【0024】
【実施例1〜8】表1に示す配合により有効成分A又は
B,ノルマルパラフィン,イソパラフィン又はナフテン
系炭化水素及び安定剤BHTを混合溶解し、本発明の殺
虫剤組成物を得た。
B,ノルマルパラフィン,イソパラフィン又はナフテン
系炭化水素及び安定剤BHTを混合溶解し、本発明の殺
虫剤組成物を得た。
【0025】
【表1】
【0026】
【比較例1〜4】同じく、表2の配合量で比較例1〜4
の組成物を調製した。
の組成物を調製した。
【0027】
【表2】
【0028】
【揮散試験】上記実施例1〜8、並びに比較例1〜4で
得た殺虫剤組成物を各々、図1に示す内容積50mlの
容器1に45ml充填し、吸液芯7をセットし、これを
加熱蒸散器3に装着し、該吸液芯7の上側面を120℃
に加熱して揮散試験を実施した。以下の試験で使用した
吸液芯は次のようにして作成した。 吸液芯(1):パーライト60重量部及び木粉20重量
部に澱粉20重量部と水を加え練合後、押出成形乾燥し
たもの(直径7mm、長さ70mmの丸棒)。 吸液芯(2):タルク粉43重量部、生コークス粉30
重量部、木粉6重量部、クレー19重量紙 澱粉2重量
部からなる粉体に水を加え混練、加圧押出し、風乾後、
1000℃で焼成したもの(形状は(1)に同じ)。
得た殺虫剤組成物を各々、図1に示す内容積50mlの
容器1に45ml充填し、吸液芯7をセットし、これを
加熱蒸散器3に装着し、該吸液芯7の上側面を120℃
に加熱して揮散試験を実施した。以下の試験で使用した
吸液芯は次のようにして作成した。 吸液芯(1):パーライト60重量部及び木粉20重量
部に澱粉20重量部と水を加え練合後、押出成形乾燥し
たもの(直径7mm、長さ70mmの丸棒)。 吸液芯(2):タルク粉43重量部、生コークス粉30
重量部、木粉6重量部、クレー19重量紙 澱粉2重量
部からなる粉体に水を加え混練、加圧押出し、風乾後、
1000℃で焼成したもの(形状は(1)に同じ)。
【0029】
【揮散試験1】実施例2,3,6,8の殺虫剤組成物に
ついて(1)薬液の時間当たりの減少量、並びに(2)
時間当たりの有効成分の揮散量を調べた。(2)におい
ては一定時間毎にシリカゲル充填剤カラムてトラップ
し、アセトンで殺虫剤を抽出し、ガスクロマトグラフて
分析した。結果を表3に示す。
ついて(1)薬液の時間当たりの減少量、並びに(2)
時間当たりの有効成分の揮散量を調べた。(2)におい
ては一定時間毎にシリカゲル充填剤カラムてトラップ
し、アセトンで殺虫剤を抽出し、ガスクロマトグラフて
分析した。結果を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】いずれも、700時間にわたり薬液、有効
成分とも安定した揮散を示していた。
成分とも安定した揮散を示していた。
【0032】次に、1日12時間実施例、比較例の殺虫
剤組成物45ml入を使用した時、使用できる日数(持
続日数)を調べた。結果は表4に示す。
剤組成物45ml入を使用した時、使用できる日数(持
続日数)を調べた。結果は表4に示す。
【0033】
【表4】
【0034】実施例1〜9の持続日は約60〜90日で
あったが、ノルマルパラフィンのみを用いた比較例1,
2は40日強であり、又、BC又はBEを80%配合し
た比較例3,4は逆に120日前後となった。
あったが、ノルマルパラフィンのみを用いた比較例1,
2は40日強であり、又、BC又はBEを80%配合し
た比較例3,4は逆に120日前後となった。
【0035】
【発明の効果】沸点範囲が200〜300℃のノルマル
パラフィン系炭化水素に加え、沸点範囲が250〜35
0℃のイソパラフィン系炭化水素及び/又はナフテン系
炭化水素を溶剤として用いることにより、薬液の蒸散量
が調節でき、かつ、長時間安定した蒸散が可能となる。
パラフィン系炭化水素に加え、沸点範囲が250〜35
0℃のイソパラフィン系炭化水素及び/又はナフテン系
炭化水素を溶剤として用いることにより、薬液の蒸散量
が調節でき、かつ、長時間安定した蒸散が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するのに適した装置の一具体例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
1・・・容器 2・・・薬液 3・・・加熱蒸散器 4・・・発熱体 5・・・コード 6・・・薬液注入口 7・・・吸液芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 53/06
Claims (4)
- 【請求項1】 有効成分としてフラメトリン、アレスリ
ン、プラレトリンまたはベンフルスリン0.3〜5.0
重量%を油性溶剤に溶解した液体式加熱蒸散殺虫液にお
いて、該油性溶剤として沸点範囲が200〜300℃の
ノルマルパラフィンに加え、沸点範囲が250〜350
℃のイソパラフィン及び/またはナフテン系炭化水素を
10〜70重量%用いることを特徴とする液体式加熱蒸
散殺虫剤組成物。 - 【請求項2】 有効成分が、d,d−T80−プラレト
リンまたはd,d−trans−プラレトリンである請
求項1記載の液体式加熱蒸散殺虫剤組成物。 - 【請求項3】 有効成分が d−T80−フラメトリン
またはd−trans−フラメトリンである請求項1記
載の液体式加熱蒸散殺虫剤組成物。 - 【請求項4】 請求項1ないし3記載の液体式加熱蒸散
殺虫剤組成物に吸液芯を一部浸せきし、該吸液芯に前記
組成物を吸液せしめ該吸液芯の上部を70〜140℃に
加熱し長時間安定して殺虫剤を揮散させることを特徴と
した液体式加熱蒸散殺虫方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5355061A JPH07196418A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5355061A JPH07196418A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196418A true JPH07196418A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18441715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5355061A Pending JPH07196418A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07196418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2129378A1 (es) * | 1996-12-24 | 1999-06-01 | Sumitomo Chemical Co | Preparacion insecticida liquida para fumigacion termica y metodo para reprimir insectos por fumigacion termica. |
WO2008008461A3 (en) * | 2006-07-14 | 2008-05-08 | Johnson & Son Inc S C | Chemical formulation for an insecticide |
US7455245B2 (en) | 2006-07-14 | 2008-11-25 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Diffusion device |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5355061A patent/JPH07196418A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2129378A1 (es) * | 1996-12-24 | 1999-06-01 | Sumitomo Chemical Co | Preparacion insecticida liquida para fumigacion termica y metodo para reprimir insectos por fumigacion termica. |
WO2008008461A3 (en) * | 2006-07-14 | 2008-05-08 | Johnson & Son Inc S C | Chemical formulation for an insecticide |
US7455245B2 (en) | 2006-07-14 | 2008-11-25 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Diffusion device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040916 |