JPH07195837A - 熱転写ドナーシートおよび熱転写方法 - Google Patents

熱転写ドナーシートおよび熱転写方法

Info

Publication number
JPH07195837A
JPH07195837A JP6296346A JP29634694A JPH07195837A JP H07195837 A JPH07195837 A JP H07195837A JP 6296346 A JP6296346 A JP 6296346A JP 29634694 A JP29634694 A JP 29634694A JP H07195837 A JPH07195837 A JP H07195837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
thermal transfer
alkyl group
group
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6296346A
Other languages
English (en)
Inventor
Linda K Williams
リンダ・カイ・ウィリアムズ
Prakob Kitipichai
プラコブ・キチピチャイ
Cecil V Francis
セシル・ベナンティアス・フランシス
Ramaiah Muthyala
ラマイア・ムトヤラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH07195837A publication Critical patent/JPH07195837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
    • B41M5/388Azo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/0003Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from diazotized anilines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/06Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from coupling components containing amino as the only directing group
    • C09B29/08Amino benzenes
    • C09B29/0805Amino benzenes free of acid groups
    • C09B29/0807Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group
    • C09B29/0809Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group
    • C09B29/0811Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group further substituted alkylamino, alkenylamino, alkynylamino, cycloalkylamino aralkylamino or arylamino
    • C09B29/0813Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group further substituted alkylamino, alkenylamino, alkynylamino, cycloalkylamino aralkylamino or arylamino substituted by OH, O-C(=X)-R, O-C(=X)-X-R, O-R (X being O,S,NR; R being hydrocarbonyl)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B69/00Dyes not provided for by a single group of this subclass
    • C09B69/10Polymeric dyes; Reaction products of dyes with monomers or with macromolecular compounds
    • C09B69/106Polymeric dyes; Reaction products of dyes with monomers or with macromolecular compounds containing an azo dye
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/913Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/914Transfer or decalcomania

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、熱転写機構において有用なフッ素
含有アリールアゾアニリン染料を提供するものである。
特に、本発明は、次式; 【化1】 〔式中、R1はC1-20アルキル基またはヒドロキシC
1-20アルキル基、R2はヒドロキシC1-20アルキル基ま
たはC1-20アルキレン-OC(O)NH-C1-20アルキレン
-OC(O)-R4基(式中、R4はC1-20アルケニル基また
は重合したアルケニル基を示す。)およびR3はFまた
はCF3を示す。〕で表される染料を含有する熱転写ド
ナーシートを提供するものである。 【効果】 本発明の上記一般式(I)で表される有用な
染料は、周囲条件下で少なくとも約6カ月間安定であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写印刷、特に熱染
料転写印刷構成で用いられる染料に関する。特に、本発
明は、熱転写印刷工程において黄色〜橙色の変色しない
画像および優れた光安定性を提供し得るフッ素含有化合
物、すなわちフッ素またはトリフルオロメチル基含有ア
リールアゾアニリン染料系を用いた熱転写方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱転写印刷において、一般に染料ドナー
シート(以下、熱転写ドナーシートという。)から、受
像層で被覆した受容体シートへ選択的に染料を転写する
ことにより、画像を受容体シート上に形成する。ここ
で、「熱転写」とは、広義で用いられ、染料(単独また
は溶媒やバインダー等の担体材料との組み合わせ)を、
熱エネルギーを利用して、一方の層からもう一方の層ま
たはシートへ転写する印刷工程を含む。通常、電気的に
加熱された小さな構成部分(プリントヘッド)からなる
サーマルヘッドが、熱転写ドナーシートから転写される
べき材料を制御する。これらの構成部分が、画像の様子
通りに熱転写ドナーシートから染料受容体シートの領域
に画像形成材料を転写する。
【0003】熱転写印刷方法は、周知の技術であり、熱
染料転写、昇華染料転写および熱質量転写のような機構
を含む。ここで使用する広義に包含される他の機構とし
ては、直接転写、ストリッパブル転写、ピール・アパー
ト(peal apart)などが挙げられる。これらの各機構に
おいて、通常、染料はポリマーバインダーまたは樹脂バ
インダー内に含まれており、それにより熱転写ドナーシ
ート上に染料ドナー層を形成している。染料は、転写さ
れた状態での転写の度合いおよび被覆力により、通常、
少なくとも約2%の量でバインダー中に存在している。
一方、受容体シートは、染料を受容する受像層を形成す
るために、その表面をポリマーまたは樹脂材料で被覆し
ている。熱質量転写機構においては、バインダーと共に
染料を転写する。したがって、このような機構におい
て、受容体シートは付加的な受像層を必要としない。
【0004】熱転写用染料は、通常、実用的な利用に関
するいくつかの性能基準を満たさなければならない。染
料は、熱エネルギーを利用してドナーから受容体へ転写
できなければならない。染料の全量を転写する熱質量転
写機構以外の機構に対し、理想的には、染料はグレー・
レベル、すなわちグレー・スケールを実証すべきであ
る。換言すれば、染料はドナーに与えられた熱エネルギ
ー量によって量を制御して転写されなければならない。
また、熱転写染料は、一度熱転写ドナーシートに取り込
まれると安定でなければならない。すなわち、染料は一
般に、表面に結晶化または移染することなく、固溶体の
ままでなければならない。さらに、熱転写染料は、一度
受容体シートへ転写されると、好ましくは安定でなけれ
ばならない。すなわち、それらは受容体シート上の染料
画像から再転写、例えば再昇華または逆昇華が著しくあ
ってはならない。
【0005】アリールアゾアニリン染料(しばしば、A
-N=N-Eで表され、ここでAはフェニル基、Eはアニ
リン基を示す。)が、種々の印刷機構において、よく使
用される。そのような染料の例としては、例えば、米国
特許第4,059,402号(1977年11月22日発行)、第4,212,642
号(1980年7月15日発行)、第4,614,521号(1986年9月30日
発行)、第4,619,893号(1986年10月28日発行)、第4,776,
886号(1988年10月11日発行)および第4,975,410号(1990
年12月4日発行)と同様に、ダブリュー・ハームズ(W.Har
ms)著「オーガノフルオリン・ケミカルズ・アンド・ゼ
ア・インダストリアル・アプリケーションズ(Organoflu
orine Chemicals and their IndustrialApplication
s)」第9章、188頁、アール・イー・バンクス(R.E.Bank
s)編(1979年)、同じくジー・ウォルフラム(G.Wolfram)
著、第10章、208頁およびヴイ・ヴイ・カルポフ(V.V.
Karpov)ら著、「ダイズ・アンド・ピグメンツ(Dyes and
Pigments)」、285頁(1984年)にも開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の染料の多くは、一般に、染料ドナー層あるいは受容体
シートのいずれかまたは両方において不安定であるた
め、熱転写機構での使用には不十分である。すなわち、
前記染料の多くは、時間をかけて、染料ドナー層からブ
ルーミングまたは結晶化および/または受容体シートか
ら再昇華する傾向がある。熱転写印刷に有用なアリール
アゾアニリン染料は、米国特許第5,122,499号(1992年6
月16日発行)および第5,234,887号(1993年8月10日発行)
に開示されている。前者には、一般に、半極性置換基を
逆昇華する割合を減少させるのに使用すると述べられて
いるが、どのような置換基がこの定義の範疇にあるのか
が明らかでない。なお、受容特性を与える染料のアニリ
ン成分のアミンの窒素上およびベンゼン環上での置換を
重要視している。一方、後者には、例えば、CF3のよ
うな、少なくとも一つの電子吸引基によってフェニル基
を置換するが、該電子吸引基には分子内水素結合を形成
することのできる酸性の水素原子を運ぶ基がないことが
述べられている。一般に、フッ素含有染料は、染料ドナ
ー層からブルーミングまたは結晶化し易い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱転写機構に
有用なフッ素含有アリールアゾアニリン染料を提供する
ものである。特に、本発明は、式(I):
【化6】 〔式中、(a)R1=C1-20アルキル基またヒドロキシ
1-20アルキル基、(b)R2=ヒドロキシC1-20アル
キル基またはC1-20アルキレン-OC(O)NH-C1-20
ルキレン-OC(O)-R4基(式中、R4はC2-20アルケニ
ル基または重合したアルケニル基を示す。)および
(c)R3=FまたはCF3を示す。〕で表され、かつ
(d)周囲条件下で少なくとも6カ月間、好ましくは少
なくとも約 1年間安定である染料を提供するものであ
る。さらに本発明は、上記式(I)で表される染料を含
有する染料ドナー層で被覆されたフレキシブル基材から
なる熱転写ドナーシートをも提供するものである。好ま
しくは、式(I)において、R1はC2-8アルキル基また
はヒドロキシC2-8アルキル基、R2はヒドロキシC2-8
アルキル基またはC2-8アルキレン-OC(O)NH-C2-8
アルキレン-OC(O)-R4基(式中、R4はC2-8アルケ
ニル基または重合したアルケニル基を示す。)である。
特に、R1はC2-4アルキル基またヒドロキシC2-4アル
キル基、R2はヒドロキシC2-4アルキル基またはC2-4
アルキレン-OC(O)NH-C2-4アルキレン-OC(O)-
4基(式中、R4は-(CH3)C=CH2基または重合した
-(CH3)C=CH2基を示す。)が好ましい。さらに、本
発明の染料としては、R1は-CH2CH3または-CH2
2OH、R2は-CH2CH2OC(O)NHCH2CH2
C(O)-R4(式中、R4は-(CH3)C=CH2または
【化7】 (式中、n=2ないし100、好ましくは3ないし5
0、特に好ましくは3ないし10を示す。)で表される
ものが最も好ましい。ここで、重合したアルケニル基と
しての化合物における分子量は、約500ないし50,
000、好ましくは約1,300ないし25,000、
特に好ましくは約1,300ないし12,000であ
り、最も好ましくは約1,300ないし5,000であ
る。
【0008】好ましくは、染料ドナー層はバインダーを
含むが、バインダーは該染料の一部であり得る。本明細
書中において、「フッ素含有」とは、フッ素置換基また
はトリフルオロメチル基のいずれかを含有する化合物を
いい、「アルキル」とは、アルカンから水素原子を1個
失って形成されてよい一価の飽和炭化水素、例えば、-
CH2CH3をいう。また、「ヒドロキシアルキル」と
は、-OH基を有するアルキル置換基、例えば-CH2
2OHをいい、「アルキレン」とは、アルカンから水
素原子を2個失って形成される二価の基、例えば、-C
2CH2-をいう。さらに「アルケニル」とは、1個又
はそれ以上の二重結合を有する不飽和脂肪族炭化水素、
例えば、-(CH3)C=CH2をいう。
【0009】本発明のドナーシートに使用する2種の好
ましい染料を次式に示す。
【化8】
【化9】 一般式(I)において、フッ素含有置換基、すなわちR
3は、フェニル基のオルト、メタまたはパラ位であり得
る。本発明の特定の好ましい染料は、安定性を付与する
ために、前記化合物のオルト、メタおよびパラ異性体の
混合物を包含する。例えば、ある特に好ましい熱転写ド
ナーシートは、前記式中、R1およびR2は-CH2CH2
OH並びにR3はCF3である化合物のオルト、メタおよ
びパラ異性体の混合物を使用する。したがって、染料混
合物の個々の化合物は上述のように安定でないかもしれ
ないが、混合物は安定である。
【0010】本明細書中において使用する「染料」と
は、電磁波スペクトルの可視光領域において少なくとも
いくらかの放射線を吸収して、適当な溶媒中でのモル吸
光度を少なくとも500まで上げる化合物をいい、それ
により該染料は色を表す。本発明の典型的なフッ素含有
アリールアゾアニリン染料は、410ないし550nm
領域に最大吸光度を有する。すなわち、前記材料は、黄
色〜橙色を印刷するのに有用である。本発明の染料は、
一般式(I)の化合物の混合物であってよいと解され
る。さらに、式(I)の範囲外の染料は、他の色彩を提
供するために本発明の化合物と混合され得るものと解さ
れる。本発明の染料は、受容体シートシート上の画像の
色の濃さが、与えられた熱量に関係するという優れた熱
特性を有する。すなわち、該染料はグレー・レベルおよ
び優れた色密度諧調度を生じる。前記染料は、一般に熱
転写工程で使用する温度で熱転写ドナーシートから受容
体シートへ移すのに十分な程度可動性である。本発明の
染料は、印刷工業で広く使用される、エタノール、イソ
プロパノール、ブタノール、トルエン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノン等の溶媒中で少なくとも部分的
に溶解する。優れた溶解性は基材への該染料の適用を容
易にするが、このことは本発明の染料には必要ではな
い。すなわち、本発明の熱転写染料は、固体形状(しば
しば顔料と言われる)で染料ドナー層内に存在し得る。
【0011】一般に、フッ素含有アリールアゾアニリン
染料を有する熱転写ドナーシートは、保存安定性が非常
によいとは言えない。例えば、そのような染料は、時間
の経過と共にバインダーから分離しやすい。しかしなが
ら、驚くべきことに、本発明のフッ素含有染料は、周囲
条件下、すなわち、1気圧、約20ないし30℃の温度
で、少なくとも約6カ月間、熱転写ドナーシート上の染
料ドナー層内で安定である。好ましくは、本発明の染料
は、少なくとも約1年間、熱転写ドナーシート上で安定
である。したがって、該染料は、熱転写ドナーシート上
でバインダーから実質上ブルーミングまたは結晶化せ
ず、圧力のみでは転写せず、さらに熱転写ドナーシート
を保管するために巻く際、熱転写ドナーシートの表面か
ら裏面への転写がほとんどない。本発明での使用には必
要はないが、一般的に染料は受容体シート上でも周囲条
件下で少なくとも約6カ月間、特に少なくとも約1年間
は安定であることが好ましい。したがって、該染料は、
概して滲みが生じない、すなわち染料受容層から接触す
る他の材料への転写がない。特定の染料が熱転写ドナー
シートまたは受容体シートのいずれかからブルーミング
または結晶化する傾向を有するならば、より安定な混合
物を提供するために、本発明の別の染料、好ましくはよ
り安定な染料と混合することが可能である。一般に、本
発明の染料は、ジアゾ化したフッ素含有アニリンを電子
供与性アリールアミンとカップリングすることにより調
製され得る。そのようなカップリング反応を起こす方法
としては、有機合成化学による方法が知られている。
【0012】従来の熱転写ドナーシート、すなわち、染
料ドナーシートは、基材上に被覆した染料ドナー層を含
む。通常、染料ドナー層にバインダーは常に存在しなく
てもよいが、バインダーと組み合わせた染料を含んでい
る。すなわち、ある状態において、バインダーは、例え
ばポリマー染料中のように染料の一部であり得る。本発
明の熱転写ドナーシートは、以下の方法で調製し得る:
染料または染料とポリマーまたは樹脂バインダー、硬化
剤、防腐剤等の染料ドナー層を作成するための種々の他
の成分とを組み合わせたものを、適する溶媒、例えばテ
トラヒドロフランまたはメチルエチルケトンまたは混合
溶媒に入れる;塗布組成物を形成するために前記成分を
溶解または分散させる;基材上に前記組成物を塗布す
る;そして形成した染料ドナー層を、好ましくは高温で
乾燥する。適する塗布技術には、ナイフコーティング、
ローラーコーティング、カーテンコーティング、スピン
コーティング、ダイス型射出コーティング、グラビアコ
ーティング等が挙げられる。染料ドナー層の厚さは、通
常約0.0007ないし0.0025mmである。
【0013】本発明の染料ドナー層に使用するポリマー
または樹脂バインダーは、典型的には染料を基材に結合
させる。それらは、熱エネルギーを利用して受容体シー
トに染料もまた転写させる。バインダーは、一般に熱転
写ドナーシート上に塗布する組成物を作製するために染
料と組み合わせた独立した材料であるが、染料の一部で
もあると解される。例えば、染料は、重合性有機基に結
合した発色団を含むことができ、ここで、重合性有機基
はバインダーの機能を果たす。熱質量転写ドナー機構で
のバインダーとしては、通常、100℃以下のTg(ガ
ラス転移温度)を有する熱可塑性樹脂または低融解ワッ
クスが挙げられる。これらの材料は、受容体シートへ着
色剤とともに転写できるほど、十分に低い融点または軟
化点を有する。このようなバインダーとしては、例え
ば、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ブタジエン/ス
チレン共重合体、炭化水素系ワックス、エポキシ樹脂お
よび塩素化ワックスが挙げれられるが、これらに限定さ
れるものではない。このような熱質量転写ドナーシート
は、例えば、米国特許第4,839,224号(1989年6月13日発
行)および第4,847,237号(1989年7月11日発行)に開示さ
れている。熱転写ドナーシートにおけるバインダーは、
通常、約25ないし180℃、好ましくは約50ないし
160℃のTgを有する熱可塑性樹脂である。有用なバ
インダーは、それ自体転写されず、着色剤層の中から着
色剤を拡散、昇華、融解または気化等させて、熱転写ド
ナーシート上に該バインダーを残すようなものである。
このようなバインダーとしては、例えば、塩化ビニル/
酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリカーボネイ
ト、ポリアクリレート、セルロースアセテート、ポリ塩
化ビニル(PVC)および塩素化PVCが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。このような熱転
写ドナーシートの例は、米国特許第4,847,238号(1989年
7月11日発行)に開示されている。本発明の染料とともに
使用するバインダーとしてはポリ塩化ビニルが好まし
い。
【0014】染料ドナー層はまた、染料の溶解および安
定化を助けるような添加剤も含むことができる。該添加
剤としては、ポリウレタン、UV安定剤、熱安定剤、可
塑剤、界面活性剤、シリコーン、低Tgポリマー(Tg
は約80℃以下)およびエラストマー等が挙げられる。
該添加剤は、全染料濃度に対して約0.1ないし20重
量%の濃度で添加され得る。
【0015】本発明の熱転写ドナーシートの支持体とし
て適する基材とは、染料ドナー層が接着でき、かつ熱転
写工程で生じる熱に耐え得るフレキシブルな材料を含
む。該基材は、平滑または粗面、透明または不透明、多
孔質または非孔質で、反射性があり、連続状またはシー
ト状であり得る。基材は、紙、ポリマーフィルム等のよ
うな薄膜形成用材料から形成され得る。このような基材
としては、例えば、ポリエステル、ポリスルホン、ポリ
スチレン、ポリカーボネイト、ポリイミド、ポリアミ
ド、セルロースエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンおよびポリプロピレンが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。熱転写ドナーシート用基材は、一
般に、2ないし100μmの厚さを有するが、汎用の印
刷機を通して有効な熱条件で供給できるように、概して
約3ないし8μmである。
【0016】本発明の熱転写ドナーシートはまた、支持
基材と染料ドナー層との間の接着性を向上させる層、す
なわち接着層またはプライマー層をも含み得る。適する
接着向上剤としては、例えば、VITEL PE200
〔グッドイヤー(Goodyear)社製〕が挙げられる。それに
代えまたは加えて、支持体への染料の誤った転写を防止
して、染料転写密度を高めるために、支持基材と染料ド
ナー層との間に染料バリヤー層を使用し得る。適する染
料バリヤー層は、欧州特許第227091号(1987年7月1日発
行)および第228065号(1987年7月8日発行)に述べられて
いる。本発明の熱転写ドナーシートは、非粘着層、すな
わちサーマルヘッドに熱転写ドナーシートが付着するの
を防ぐ耐熱性材料層も包含し得る。非粘着層は基材の裏
面、すなわち着色剤を塗布した基材の面の反対の面を被
覆する。この非粘着性の裏面塗布剤としては、シリコー
ン、ポリウレタン、高級脂肪酸、フルオロカーボン樹脂
等が挙げられる。非粘着層に使用する材料の例は、米国
特許第5,141,915号(1992年8月25日発行)に開示されてい
る。本発明の熱転写ドナーシートはまた、染料ドナー層
上に被覆する非粘着層をも包含し得る。非粘着層は、画
像形成中および処理中のいずれの場合にも、熱転写ドナ
ーシートに耐粘着性を保たせる。これは受像したシート
において、埃によって誘発される欠陥を防止するのに役
立つ。
【0017】本発明の熱転写機構は、画像転写後に受容
体シートからの熱転写ドナーシートの剥離性を向上する
ために染料ドナー層上に被覆した潤滑層をも包含し得る
と解される。しかしながら、通常、このような被膜は受
容体シート上の受像層に適用される。標準状態のもとで
着色剤を透過する潤滑層は公知である。それらは一般
に、低い表面エネルギーを特徴とし、シリコーンおよび
フッ素化ポリマーを包含する。例えば、ポリテトラフル
オロエチレンおよびフッ素化ビニリデン/塩化ビニリデ
ン共重合体のようなフッ素化ポリマーの他、ジアルキル
シロキサン系ポリマーも同様に挙げられる。
【0018】本発明の熱転写ドナーシートは、染料受容
体シート、すなわち染料が画像を形成するために転写さ
れる受像層で被覆された基材と組み合わせて使用する。
受容体シート上の受像層、すなわち染料受容層は、通
常、画像の熱転写中、染料ドナー層と直接に接触する。
受容体シートは、熱転写ドナーシートから効果的に画像
を受容して画像を保持するように工夫されており、光学
的に優れた画像密度、輝度および安定性を有する望まし
い印刷物を与える。受容層は、一般に、染料に対して強
い親和力を示すポリマー樹脂から構成されている。ポリ
マー樹脂は、熱可塑性、架橋性、熱硬化性、放射線硬化
性等であり得る。特に、熱可塑性樹脂が好ましい。いく
つかの熱可塑性樹脂類が、受像体として用いるのに知ら
れており、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリカプ
ロラクトン、スチレン/アクリロニトリル共重合体およ
びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。効果的に受像するための望ましい特性と
しては、インヘレント粘度、分子量、ガラス転移温度、
相溶性等が挙げられる。熱染料転写受容体シートの例
は、米国特許第4,853,365号(1989年8月1日発行)に開示
されている。熱染料転写機構において、ドナー着色剤層
および受像層は、有利に拡散するために同じバインダー
樹脂を含むのが好ましい。熱質量転写受容体シートの例
もまた、前記米国特許に開示されている。
【0019】染料の画像は、熱エネルギーを利用して、
熱転写ドナーシートから受容体シートへ転写される。一
般的な利用において、熱転写ドナーシート上の染料ドナ
ー層を、熱転写受容体シート上の受像層と接して、すな
わち向い合わせて置き、情報信号のパターンに従って、
すなわち画像の分布の仕方で選択的に加熱する。この方
法において、熱転写ドナーシートの選択的に加熱する領
域から、染料(および熱質量転写工程ではバインダーも
同様に)を受容体シートに転写する。熱転写ドナーシー
トに与えた熱の強さに従って、その上に色および濃度で
パターンを形成する。熱源は、電気抵抗器、赤外線レー
ザーダイオードのようなレーザー、赤外線フラッシュ、
ヒートペン等であり得る。得られた染料画質は、熱エネ
ルギーを供給するのに使用する熱源の大きさ、熱転写ド
ナーシートと染料受容体シートの接する場所並びに熱エ
ネルギー量を容易に調節することにより向上し得る。
【0020】通常、熱転写ドナーシートからの染料の効
果的な転写に対して、画像の濃淡の階調度を与えるよう
に供給する熱エネルギーを制御し、写真におけるような
画像の連続的なグラデーションを確実にする。このよう
に、染料受容体シートと組み合わせて使用することによ
り、本発明の熱転写ドナーシートは、印刷、ファックス
または種々のサーマル印刷機構のプリンターを使用する
磁気記録機構による写真の印刷物の調製、またはテレビ
画像またはコンピューター操作による真空管画像に関す
る印刷物の調製またはビデオやカメラのような適する方
式に応じたグラフィックパターンあるいは静止画像、そ
して印刷の機械光学的工程で使用されるスキャナーによ
って原型から進歩したパターンの製造において利用され
得る。
【0021】
【実施例】本発明は、種々の明白で好ましい態様に関し
て述べたものあり、さらにまた、以下の詳細な実施例に
関して述べるものである。しかしながら、本発明の意図
および技術の範囲内である実施例および詳細な説明の中
で示した範囲を超えて、本発明の基本的主題に基づく多
くの拡大、変化、修正があるものと考えられる。
【0022】実施例 1. 4-(4'-フルオロフェニル
アゾ)-(N-エチル-N-ヒドロキシエチル)アニリンの調
製(Dye#1) 濃塩酸 21.5gおよび蒸留水 75mLに4-フルオロ
アニリン〔アルドリッチ・ケミカル(Aldrich Chem. C
o.)製〕 10g(0.0895モル)を入れた溶液に、撹
拌しながら、亜硝酸ナトリウム 6.21g(0.0895
モル)の蒸留水 10mL溶液を、0〜5℃でゆっくりと
加えた。その後、反応混合物を吸引漏斗により濾過し
た。N-エチル-N-フェニルエタノールアミン(アルド
リッチ・ケミカル社製) 14.79g(0.0895モ
ル)のエタノール 30mL溶液に、撹拌しながら、上記
の濾液を0〜5℃で滴下した。得られたオレンジ色の沈
澱を吸引漏斗により回収し、水で洗浄した後、エタノー
ルから再結晶してオレンジ色の結晶を得た;m.p.10
1℃。1H NMR(DMSO-d6):δ1.15(t,3
H);3.50(m,4H);3.60(m,2H);4.83
(t,1H);6.82(d,2H);7.35(t,2H);7.
78(d,2H);7.82(q,2H)。
【化10】
【0023】実施例 2. 4-(3'-フルオロフェニル
アゾ)-(N-エチル-N-ヒドロキシエチル)アニリンの調
製(Dye#2) 濃塩酸 21.5gおよび蒸留水 75mLに3-フルオロ
アニリン(アルドリッチ・ケミカル社製) 10g(0.
0895モル)を入れた溶液に、撹拌しながら、亜硝酸
ナトリウム 6.21g(0.0895モル)の蒸留水 10
mL溶液を、0〜5℃でゆっくりと加えた。その後、反
応混合物を吸引漏斗により濾過した。N-エチル-N-フ
ェニルエタノールアミン 14.79g(0.0895モ
ル)のエタノール 30mL溶液に、撹拌しながら、上記
の濾液を0〜5℃で滴下した。得られたオレンジ色の沈
澱を吸引漏斗により回収し、水で洗浄した後、エタノー
ルから再結晶してオレンジ色の結晶を得た;m.p.98
℃。1H NMR(DMSO-d6):δ1.15(t,3H);
3.50(m,4H);3.60(m,2H);4.85(t,1
H);6.82(d,2H);7.28(t,1H);7.55
(m,3H);7.78(d,2H)。
【化11】
【0024】実施例 3. 4-(2'-フルオロフェニル
アゾ)-(N-エチル-N-ヒドロキシエチル)アニリンの調
製(Dye#3) 濃塩酸 21.5gおよび蒸留水 75mLに2-フルオロ
アニリン(アルドリッチ・ケミカル社製) 10g(0.
0895モル)を入れた溶液に、撹拌しながら、亜硝酸
ナトリウム 6.21g(0.0895モル)の蒸留水 10
mL溶液を、0〜5℃でゆっくりと加えた。その後、反
応混合物を吸引漏斗により濾過した。N-エチル-N-フ
ェニルエタノールアミン 14.79g(0.0895モ
ル)のエタノール 30mL溶液に、撹拌しながら、上記
の濾液を0〜5℃で滴下した。得られたオレンジ色の沈
澱を吸引漏斗により回収し、水で洗浄した後、エタノー
ルから再結晶してオレンジ色の結晶を得た;m.p.82
℃。1H NMR(DMSO-d6):δ1.15(t,3H);
3.50(m,4H);3.60(m,2H);4.83(t,1
H);6.85(d,2H);7.29(t,1H);7.42
(m,2H);7.68(t,1H);7.79(d,2H)。
【化12】
【0025】実施例 4. 4-(4'-フルオロフェニル
アゾ)-(N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル))アニリンの
調製(Dye#4) 濃塩酸 43gおよび蒸留水 150mLに4-フルオロ
アニリン(アルドリッチ・ケミカル社製) 20g(0.
180モル)を入れた溶液に、撹拌しながら、亜硝酸ナ
トリウム 12.42g(0.180モル)の蒸留水 20m
L溶液を、0〜5℃でゆっくりと加えた。その後、反応
混合物を吸引漏斗により濾過した。N,N-ビス-(2-ヒ
ドロキシエチル)アニリン(アルドリッチ・ケミカル社
製) 32.58g(0.180モル)のエタノール 50m
L溶液に、撹拌しながら、上記の濾液を5℃で滴下し
た。その後、反応混合物を蒸留水 1000mLに加え
て、得られた黄色の沈澱を吸引漏斗により回収し、水で
洗浄した後、エタノールから再結晶して黄色の結晶を得
た;m.p.105℃。1H NMR(DMSO-d6):δ
3.60(m,8H);4.85(t,1H);6.85(d,2
H);7.35(t,2H);7.75(d,2H);7.82
(m,2H)。
【化13】
【0026】実施例 5. 4-(3'-フルオロフェニル
アゾ)-(N-エチル-N-メタクリロイルエチルアミドオキ
シエチル)アニリンの調製(Dye#5) Dye#2の4-(3'-フルオロフェニルアゾ)-(N-エチ
ル-N-ヒドロキシエチル)アニリン 7.0g(0.024
4モル)溶液に、撹拌しながら、イソシアナト-エチル
メタクリレート〔ポリサイエンシーズ(Polysciences, I
nc.)製〕 3.78g(0.0244モル)の乾燥ジクロ
ロメタン 50mL溶液をゆっくりと滴下し、ジラウリ
ン酸ジブチル錫(アルドリッチ・ケミカル社製)の乾燥
ジクロロメタン 100mL溶液を数滴、室温で加え
た。添加完了後、反応混合物を一晩撹拌した後、2時間
還流した。ジクロロメタンを減圧蒸留すると、オレンジ
色の粘ちょう液が残り、それを、ジクロロメタン/テト
ラヒドロフラン(9/1)を溶離剤として用いるシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。回収し
たオレンジ色の粘ちょう液を真空中で結晶化した;m.
p.58℃。1H NMR(DMSO-d6):δ1.15(t,
3H);1.87(s,3H);3.28(m,2H);3.50
(m,2H);3.62(m,2H);4.08(t,2H);4.
18(t,2H);5.70、6.05(s,2H);6.87
(d,2H);7.28(t,1H);7.40(t,1H);7.
55(m,3H);7.78(d,2H)。Dye#5
【化14】
【0027】実施例 6. 4-(2'-トリフルオロメチ
ルフェニルアゾ)-(N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル))
アニリンの調製(Dye#6) 濃塩酸 21.50gおよび蒸留水 75mLに2-アミノ
ベンゾトリフルオライド(アルドリッチ・ケミカル社
製) 14.42g(0.0895モル)を入れた溶液に、
撹拌しながら、亜硝酸ナトリウム 6.21g(0.089
5モル)の蒸留水10mL溶液を、0〜5℃でゆっくり
と滴下した。その後、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチ
ル)アニリン(アルドリッチ・ケミカル社製) 14.4
2g(0.0895モル)のエタノール 30mL溶液に、
撹拌しながら、上記の反応混合物を10〜15℃で滴下
した。該混合物を1時間撹拌した後、蒸留水 500m
Lを加えた。暗褐色沈澱を単離し、数回水で洗浄した。
生成物をテトラヒドロフラン/ジクロロメタン(8/
2)を溶離剤として用いるシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製した。回収したオレンジ色の粘ちょ
う液を真空中で結晶化した;m.p.86℃。1H NMR
(DMSO-d6):δ3.65(m,8H);4.90(t,2
H);6.92(d,2H);7.60(t,1H);7.80
(d,5H)。
【化15】
【0028】実施例 7. 4-(3'-トリフルオロメチ
ルフェニルアゾ)-(N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル))
アニリンの調製(Dye#7) 濃塩酸 21.50gおよび蒸留水 150mLに3-アミ
ノベンゾトリフルオライド(アルドリッチ・ケミカル社
製) 14.42g(0.0895モル)を入れた溶液に、
撹拌しながら、亜硝酸ナトリウム 6.21g(0.089
5モル)の蒸留水 10mL溶液を、0〜5℃でゆっくり
と滴下した。その後、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチ
ル)アニリン(アルドリッチ・ケミカル社製) 14.4
2g(0.0895モル)のエタノール 30mL溶液に、撹拌し
ながら、上記の反応混合物を10〜15℃で滴下した。
該混合物を1時間撹拌した後、蒸留水 500mLを加
えた。暗褐色沈澱を単離し、数回水で洗浄した。生成物
をテトラヒドロフラン/ジクロロメタン(8/2)を溶
離剤として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製した。回収したオレンジ色の粘ちょう液を真
空中で結晶化した;m.p.89℃。1H NMR(DMS
O-d6):δ3.60(m,8H);4.85(t,2H);6.
88(d,2H);7.78(m,4H);8.02(m,2
H)。
【化16】
【0029】実施例 8. 4-(4'-トリフルオロメチ
ルフェニルアゾ)-(N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル))
アニリンの調製(Dye#8) 濃塩酸 21.50gおよび蒸留水 75mLに4-アミノ
ベンゾトリフルオライド(アルドリッチ・ケミカル社
製) 14.42g(0.0895モル)を入れた溶液に、
撹拌しながら、亜硝酸ナトリウム 6.21g(0.089
5モル)の蒸留水10mL溶液を、0〜5℃でゆっくり
と滴下した。その後、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチ
ル)アニリン(アルドリッチ・ケミカル社製) 14.4
2g(0.0895モル)のエタノール 30mL溶液に、
撹拌しながら、上記の反応混合物を10〜15℃で滴下
した。該混合物を1時間撹拌した後、蒸留水 500m
Lを加えた。沈澱を回収し、メタノール/水(1/2)
から再結晶させてオレンジ色の結晶を得た;m.p.13
9℃。1H NMR(DMSO-d6):δ3.60(m,8
H);4.88(br s,2H);6.88(d,2H);7.8
1(d,2H);7.87(d,2H);7.93(d,2H)。
【化17】
【0030】実施例 9. ポリ(4-(3'-フルオロフェ
ニルアゾ)-(N-エチル-N-メタクロイルエチルアミドオ
キシエチル)アニリン)の調製(Dye#9) 45分間室温で窒素を用いて脱気した後、4-(3'-フル
オロフェニルアゾ)-(N-エチル-N-メタクリロイルエチ
ルアミドオキシエチル)アニリン 6.20g(0.014
6モル)の無水1-メチル-2-ピロリドン 90mL溶液
に2,2'-アゾビス(イソブチロニトリル) 0.05gを
加えた。その溶液を窒素でさらに10分間脱気した後、
窒素雰囲気下、撹拌しながら65〜70℃で3日間加熱
した。反応混合物を冷却し、激しく撹拌しながら蒸留水
500mLに滴下した。得られたオレンジ色の沈澱を
回収して、エタノール/水(1/1)でよく洗浄し、2
日間真空乾燥した。1H NMR(DMSO-d6):δ0.
88(br s,3H);1.15(br s,3H);3.28
(br s,2H);3.50(br s,2H);3.62(br
s,2H);4.08(br s,2H);4.18(br s,2
H);6.75(br s,2H);7.20(br s,2H);
7.45(br s,2H);7.55(br s,1H);7.7
8(br s,2H);。 分子量(mw)=44,000(重量平均) 窒素雰囲気下、65〜70℃に加熱して撹拌しながら還
流し、3時間以上(Dye#9A、mw=8,00
0)、2時間まで(Dye#9B、mw=5,00
0)、1時間まで(Dye#9C、mw=2,000)
で低分子量のオリゴマーを調製した。Dye#9
【化18】
【0031】実施例 10.ドナーリボンの作製 以下の各配合を、5.7μmのTeijin F24Gポリエス
テル製サーマルフィルム(帝人社製)上に、No.8の針
金を巻いたコーティングロッドを用いて塗布(湿潤厚
0.72ミル)し、工業用ヒートガンの熱気流中で乾燥
した。 配合表#1 評価用染料(3%テトラヒドロフラン溶液) 2.5g ゲオン(Geon、登録商標)178〔ポリ塩化ビニル; ビー・エフ・グッドリッチ(B.F.Goodrich)社製〕 (5%テトラヒドロフラン溶液) 1.0g ヴァイテル(Vitel、登録商標) PE200〔ポリエステル; グッドイヤー(Goodyear)社製〕 (5%テトラヒドロフラン溶液) 0.05g ユヴィヌール(Uvinul、登録商標) N539〔UV安定剤; ビー・エー・エス・エフ(BASF)社製〕 (10%メチルエチルケトン溶液) 0.20g RD1203〔ポリオクタデシルアクリレート/ポリアクリル酸(60/40) 混合;スリー・エム(3M)社製〕(7%メチルエチルケトン溶液) 0.10g 配合表#2 評価用染料(3%テトラヒドロフラン溶液) 2.5g ゲオン178(5%テトラヒドロフラン溶液) 1.0g ヴァイテルPE200(5%テトラヒドロフラン溶液) 0.05g ティヌヴィン(Tinuvin、登録商標)292 〔UV安定剤;チバ・ガイギー(Ciba Geigy)社製〕 (5%メチルエチルケトン溶液) 0.20g RD1203(7%メチルエチルケトン溶液) 0.15g
【0032】 配合表#3 評価用染料(3%テトラヒドロフラン溶液) 1.0g アントラキノン染料(米国特許第4,857,503号の化合物3、 3%テトラヒドロフラン溶液) 0.5g
【化19】 (米国特許第4,857,503号に記載の染料と同様に合成したもの、 3%テトラヒドロフラン溶液) 0.5g ゲオン178(5%テトラヒドロフラン溶液) 1.0g ヴァイテルPE200(5%テトラヒドロフラン溶液) 0.05g ユヴィヌールN539(10%メチルエチルケトン溶液) 0.20g RD1203(7%メチルエチルケトン溶液) 0.10g
【0033】表1に染料の保存安定性、転写密度および
光安定性を評価するために作製した熱転写ドナーシート
を示す。
【表1】 熱転写ドナーシート Dye 配合表 A #6 #1 B #7 #1 C #8 #1 D #6:#7:#8=1:1:1 #1 E #5 #1 F #9A #2 G #9B #2 H #9C #2 I #6 #3 J #7 #3 K #8 #3 L #6:#7:#8=1:1:1 #3 M #5 #3
【0034】室温でガラスの下に放置した熱転写ドナー
シートの不透明度を観測することにより、ドナーリボン
の保存安定性を定性的に評価した。通常、不安定な熱転
写ドナーシートは何時間かで曇るかまたは粉末になる。
安定な熱転写ドナーシートは、少なくとも6カ月間は透
明性を維持する。安定性の結果を表2にまとめる。この
結果より、Dye#6、7および8は個々の使用では3
種のブレンドの安定性は示さず、Dye#5および9は
優れた安定性を示すことが分かった。
【0035】
【表2】
【0036】京セラ(Kyocera Corp.)より提供された艶
有り薄膜サーマルヘッド(京セラ社製)を搭載した8ド
ット/mm、0.3W/ドットのサーマルプリンターに
おいて、ドナーリボン、すなわちドナーシートを評価し
た。標準印字において、電力を0から16J/cm2
で変化させた。これは、印字速度23msecでのサー
マルヘッド電圧0〜14Vに相当する。赤外線レーザー
またはレーザーダイオード、赤外線フラッシュ、ヒート
ペン等のような他の熱源を用いてもよい。像を受容体シ
ートに転写した。ドナーリボンを評価するのに使用した
受容体シートとしては、デュポン(DuPont)社製のIV-
CAST(登録名)を購入した。この評価に有用な他の
受容体シートの例は、米国特許第5,232,892号に記載さ
れている。
【0037】ドナーシートの最低および最高濃度容量の
間で10段階の濃度を得るために、種々のサーマルヘッ
ド電圧で染料を熱転写して、コントラスト、または色の
濃淡でグレースケールを再現する能力を評価した。良質
のドナーリボンは、最低濃度から最高濃度までに染料の
物質転写がなく、異なった乾燥転写度を作成することが
可能である。図1、2および3は、電圧を変化させた時
に代表的な染料ドナーシートにより得られた濃度レベル
を示す図である。グレータッグ(Gretag) SPM100
型分光器で濃度を測定した。これらの結果は、一般にそ
のような染料を使用した場合の標準である目標濃度1を
満足するか、または1を越える程の高濃度を本発明の染
料が示すことを表している。
【0038】ルミナント(Luminant) D50ランプを搭
載した露光装置において、36インチの距離で室温で露
光することにより、得られた像の光安定性を評価した。
表3にまとめた結果は、ΔE(色度座標のL*、a*、b
*における変化)を表す。
【表3】
【0039】これらの結果は、ドナーシートL、M、
F、GおよびHが、光安定性の加速試験における色のシ
フトに関して優れた結果を表すことを示す。したがっ
て、黄色〜橙色における変化が観られなかったことが解
る。以上の詳細な説明および実施例は、明確に理解され
る為のみに示した。したがって、不必要な限定はそれら
から理解されるべきことではない。本発明は、記載され
たこれらの正確な詳細に限定されるものではなく、本発
明の技術の分野における種々の明確な技術が、請求の範
囲によって定義された本発明に含まれるものである。
【0040】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)で表される有
用な染料は、周囲条件下で少なくとも約6カ月間安定で
ある。さらに、該染料を用いた熱転写方法により形成さ
れた黄色〜橙色の像は、優れたコントラストおよび光安
定性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 種々の電圧における代表的な染料ドナーシー
トの濃度レベルを示す図である。
【図2】 種々の電圧における代表的な染料ドナーシー
トの濃度レベルを示す図である。
【図3】 種々の電圧における代表的な染料ドナーシー
トの濃度レベルを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プラコブ・キチピチャイ アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし) (72)発明者 セシル・ベナンティアス・フランシス アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし) (72)発明者 ラマイア・ムトヤラ アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料を含有する染料ドナー層で被覆され
    たフレキシブル基材からなる熱転写ドナーシートにおい
    て、前記染料が式(I): 【化1】 〔式中、 (a)R1=C1-20アルキル基またヒドロキシC1-20
    ルキル基、 (b)R2=ヒドロキシC1-20アルキル基またはC1-20
    アルキレン-OC(O)NH-C1-20アルキレン-OC(O)-
    4基(式中、R4はC2-20アルケニル基または重合した
    アルケニル基を示す。)および (c)R3=FまたはCF3を示す。〕で表され、 (d)該染料は周囲条件下で少なくとも6カ月間安定で
    ある熱転写ドナーシート。
  2. 【請求項2】 染料ドナー層がさらにバインダーを含む
    請求項1に記載の熱転写ドナーシート。
  3. 【請求項3】 式(I)において、 (a)R1=C2-8アルキル基またヒドロキシC2-8アル
    キル基、 (b)R2=ヒドロキシC2-8アルキル基またはC2-8
    ルキレン-OC(O)NH-C2-8アルキレン-OC(O)-R4
    基(式中、R4はC2-8アルケニル基または重合したアル
    ケニル基を示す。)および (c)R3=FまたはCF3である請求項1または2に記
    載の熱転写ドナーシート。
  4. 【請求項4】 式(I)において、 (a)R1=-CH2CH3または-CH2CH2OH、 (b)R2=-CH2CH2OC(O)NHCH2CH2OC
    (O)-R4(式中、R4は-(CH3)C=CH2または 【化2】 (式中、n=2ないし100を示す。)である請求項3
    に記載の熱転写ドナーシート。
  5. 【請求項5】 染料が、式: 【化3】 または 【化4】 (式中、n=3ないし10を示す。)からなる化合物で
    ある請求項4に記載の熱転写ドナーシート。
  6. 【請求項6】 染料が、式(I)において、 (a)R1=-CH2CH2OH、 (b)R2=-CH2CH2OHおよび (c)R3=CF3 からなる化合物のオルト、メタおよびパラ異性体の混合
    物であり、該染料混合物が周囲条件下で少なくとも6カ
    月間安定である請求項3に記載の熱転写ドナーシート。
  7. 【請求項7】 (A)熱転写ドナーシートおよび熱転写
    受容体シートを互いに向き合うように供給すること;お
    よび (B)熱転写ドナーシート上の材料を受容体シートに転
    写させるために、熱転写ドナーシートに画像の分布の仕
    方で熱を与えること;からなり、ここで、熱転写ドナー
    シートは染料を有する染料ドナー層で被覆されたフレキ
    シブル基材からなり、前記染料は式(I): 【化5】 〔式中、 (a)R1=C1-20アルキル基またヒドロキシC1-20
    ルキル基、 (b)R2=ヒドロキシC1-20アルキル基またはC1-20
    アルキレン-OC(O)NH-C1-20アルキレン-OC(O)-
    4基(式中、R4はC2-20アルケニル基または重合した
    アルケニル基を示す。)および (c)R3=FまたはCF3を示す。〕で表され、かつ (d)該染料は周囲条件下で少なくとも6カ月間安定で
    ある熱転写方法。
  8. 【請求項8】 式(I)において、 (a)R1=C2-8アルキル基またヒドロキシC2-8アル
    キル基、 (b)R2=ヒドロキシC2-8アルキル基またはC2-8
    ルキレン-OC(O)NH-C2-8アルキレン-OC(O)-R4
    基(式中、R4はC2-8アルケニル基または重合したアル
    ケニル基を示す。)および (c)R3=FまたはCF3である請求項7に記載の熱転
    写方法。
  9. 【請求項9】 式(I)において、 (a)R1=C2-4アルキル基またヒドロキシC2-4アル
    キル基、 (b)R2=ヒドロキシC2-4アルキル基またはC2-4
    ルキレン-OC(O)NH-C2-4アルキレン-OC(O)-R4
    基(式中、R4は-(CH3)C=CH2基または重合した-
    (CH3)C=CH2基を示す。)および (c)R3=FまたはCF3である請求項7または8に記
    載の熱転写方法。
  10. 【請求項10】 染料が、式(I)において、 (a)R1=-CH2CH2OH、 (b)R2=-CH2CH2OHおよび (c)R3=CF3 である化合物のオルト、メタおよびパラ異性体の混合物
    であり、該染料混合物が周囲条件下で少なくとも6カ月
    間安定である請求項7ないし9のいずれかに記載の熱転
    写方法。
JP6296346A 1993-12-07 1994-11-30 熱転写ドナーシートおよび熱転写方法 Pending JPH07195837A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US163375 1993-12-07
US08/163,375 US5350731A (en) 1993-12-07 1993-12-07 Thermally transferable fluorine-containing AZO dyes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07195837A true JPH07195837A (ja) 1995-08-01

Family

ID=22589775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6296346A Pending JPH07195837A (ja) 1993-12-07 1994-11-30 熱転写ドナーシートおよび熱転写方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5350731A (ja)
EP (1) EP0657301A1 (ja)
JP (1) JPH07195837A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020093994A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 保土谷化学工業株式会社 アゾ化合物を含有する着色組成物、カラーフィルター用着色剤およびカラーフィルター

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6037309A (en) * 1995-05-01 2000-03-14 Imperial Chemical Industries Plc Dye diffusion thermal transfer printing
SE519436C2 (sv) 2001-04-09 2003-02-25 Anoto Ab Penna med på pennan löstagbart anordnade medel för byte av i pennan anordnat bläckstift, samt förfarande för stiftbyte
US6719470B2 (en) 2001-04-09 2004-04-13 Anoto Ab Pen
KR101707908B1 (ko) 2013-08-02 2017-02-17 제일모직 주식회사 컬러필터용 감광성 수지 조성물 및 이를 이용한 컬러필터

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5234887A (en) * 1986-02-28 1993-08-10 Imperial Chemical Industries Plc Thermal transfer printing
DE3788072T3 (de) * 1986-02-28 1997-02-20 Ici Plc Thermoübertragungsdruck.
DE3905527A1 (de) * 1989-02-23 1990-09-06 Cassella Ag Verwendung von farbstoffen fuer das sublimations-transferverfahren

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020093994A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 保土谷化学工業株式会社 アゾ化合物を含有する着色組成物、カラーフィルター用着色剤およびカラーフィルター

Also Published As

Publication number Publication date
EP0657301A1 (en) 1995-06-14
US5350731A (en) 1994-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0582324B1 (en) Heat transfer sheet
EP1263607B1 (en) Thermal transfer recording system having an amorphous dye phase
EP0512548B1 (en) Thermal transfer sheet
JPH07195837A (ja) 熱転写ドナーシートおよび熱転写方法
JP5391782B2 (ja) アゾメチン化合物およびアゾメチン化合物からなる色素ならびに熱転写シート
JPH0692045A (ja) 熱染料昇華転写に使用するためのチアゾリルアゾアニリン染料
JP5298739B2 (ja) 感熱転写記録用色素
JP2854938B2 (ja) スルホニルアミノアントラキノン染料を使用する熱転写画像形成
US20200039272A1 (en) Thermal transfer recording medium
JP5353038B2 (ja) ピラゾロトリアゾール系アゾメチン誘導体およびそれを用いた感熱転写記録用色素
JP3623280B2 (ja) 熱転写層用バインダーおよび熱転写インクリボン並びに熱転写方法
JP2911548B2 (ja) 熱転写シート
JP3956427B2 (ja) 感熱転写シート及び感熱転写記録方法
JP2840404B2 (ja) アルキルカルボニルアミノアントラキノン染料を使用する熱転写画像形成
DE69116923T2 (de) Wärmeempfindliche Übertragungsschicht
JP5626401B2 (ja) 感熱転写記録用色素
JPH05262057A (ja) 熱転写記録用受像体
JP2976393B2 (ja) 熱転写記録媒体
JP2002060642A (ja) フェニルアゾイミダゾール化合物、感熱転写記録用色素、インキ組成物及び転写シート
JP2958307B2 (ja) 染料の製造方法
JP3726396B2 (ja) 感熱転写用色素及びこれを使用した感熱転写シート
JPH0890940A (ja) 熱染料転写法における使用のための染料供与体要素
JPH07205561A (ja) 熱転写シアンドナーエレメント
JPH07290847A (ja) 熱転写層用バインダーおよび熱転写インクリボン
WO1992005032A1 (en) Thermal transfer recording dye and thermal transfer sheet