JPH07194184A - 永久磁石モータ駆動用インバータのスイッチング素子保護回路 - Google Patents
永久磁石モータ駆動用インバータのスイッチング素子保護回路Info
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- JPH07194184A JPH07194184A JP5334165A JP33416593A JPH07194184A JP H07194184 A JPH07194184 A JP H07194184A JP 5334165 A JP5334165 A JP 5334165A JP 33416593 A JP33416593 A JP 33416593A JP H07194184 A JPH07194184 A JP H07194184A
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- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 永久磁石モータ駆動用インバータのスイッチ
ング素子を、小型かつ簡素な構成によって保護する。 【構成】 インバータを構成するトランジスタTr1〜
Tr6のゲート側回路として保護回路14を設ける。保
護回路14は、ドライブ回路16への正の電源+Vの供
給が断たれると対応するトランジスタTr1〜Tr6の
ゲート(G)エミッタ(E)間を短絡しあるいは逆バイ
アスする。ドライブ回路16への正の電源+Vの供給が
断たれている状態でもインバータを構成する各トランジ
スタTr1〜Tr6のGE間電圧が不定とならないた
め、インバータの制御対象たる永久磁石モータの逆起電
力等によってトランジスタTr1〜Tr6に大電流が流
れることがない。また、保護回路14は、各トランジス
タTr1〜Tr6のゲート側回路であるため簡素かつ小
型な構成とすることができ顕著電力消費も生じない。
ング素子を、小型かつ簡素な構成によって保護する。 【構成】 インバータを構成するトランジスタTr1〜
Tr6のゲート側回路として保護回路14を設ける。保
護回路14は、ドライブ回路16への正の電源+Vの供
給が断たれると対応するトランジスタTr1〜Tr6の
ゲート(G)エミッタ(E)間を短絡しあるいは逆バイ
アスする。ドライブ回路16への正の電源+Vの供給が
断たれている状態でもインバータを構成する各トランジ
スタTr1〜Tr6のGE間電圧が不定とならないた
め、インバータの制御対象たる永久磁石モータの逆起電
力等によってトランジスタTr1〜Tr6に大電流が流
れることがない。また、保護回路14は、各トランジス
タTr1〜Tr6のゲート側回路であるため簡素かつ小
型な構成とすることができ顕著電力消費も生じない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石モータ駆動用
インバータを構成するスイッチング素子を保護する回路
に関する。
インバータを構成するスイッチング素子を保護する回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータは、直流電源から交流負荷に
電力を供給する際に、直流から交流への電力変換を行う
と共に負荷に供給される交流電力を制御するために用い
られる回路である。例えば電気自動車においては、車両
駆動用の交流モータに対し車載のバッテリから電力供給
を行うと共に、当該モータの出力を制御するために、イ
ンバータが使用される。
電力を供給する際に、直流から交流への電力変換を行う
と共に負荷に供給される交流電力を制御するために用い
られる回路である。例えば電気自動車においては、車両
駆動用の交流モータに対し車載のバッテリから電力供給
を行うと共に、当該モータの出力を制御するために、イ
ンバータが使用される。
【0003】インバータは、通常、複数個のスイッチン
グ素子から構成される。例えば、駆動対象たる交流モー
タの各相巻線に対応して一対のスイッチング素子が用い
られる。各対のスイッチング素子は正負の直流配線間に
接続される。モータに対しては、対を成すスイッチング
素子の接続点から電流が供給される。インバータを構成
するスイッチング素子としては、例えば、IGBT(In
sulated Gate BipolarTransistor )等の電力素子が使
用される。
グ素子から構成される。例えば、駆動対象たる交流モー
タの各相巻線に対応して一対のスイッチング素子が用い
られる。各対のスイッチング素子は正負の直流配線間に
接続される。モータに対しては、対を成すスイッチング
素子の接続点から電流が供給される。インバータを構成
するスイッチング素子としては、例えば、IGBT(In
sulated Gate BipolarTransistor )等の電力素子が使
用される。
【0004】インバータを用いてモータを駆動する際に
は、通常、インバータを構成する各スイッチング素子を
駆動するためのドライブ回路を設ける。各ドライブ回路
に対しては、要求されるモータ出力に対応した値(例え
ばパルス幅)を有するドライブ信号が供給される。ドラ
イブ回路は、(電源が供給されている状態では)供給さ
れるドライブ信号に応じて対応するスイッチング素子を
オン/オフさせる。このようなモータ駆動系を電気自動
車の駆動系として用いる場合、イグニッションスイッチ
がオンされている場合にドライブ回路に電源が供給さ
れ、上述の制御が行われる。
は、通常、インバータを構成する各スイッチング素子を
駆動するためのドライブ回路を設ける。各ドライブ回路
に対しては、要求されるモータ出力に対応した値(例え
ばパルス幅)を有するドライブ信号が供給される。ドラ
イブ回路は、(電源が供給されている状態では)供給さ
れるドライブ信号に応じて対応するスイッチング素子を
オン/オフさせる。このようなモータ駆動系を電気自動
車の駆動系として用いる場合、イグニッションスイッチ
がオンされている場合にドライブ回路に電源が供給さ
れ、上述の制御が行われる。
【0005】インバータによって駆動される交流モータ
としては、永久磁石モータが知られている。永久磁石モ
ータは、単位体積当たりの界磁起磁力が大きく、例えば
誘導モータ等に比べ、小形化が可能な交流モータであ
る。従って、電気自動車の駆動系のようにその駆動系の
小型軽量化が顕著に要求される技術分野においては、こ
の種のモータが用いられる。
としては、永久磁石モータが知られている。永久磁石モ
ータは、単位体積当たりの界磁起磁力が大きく、例えば
誘導モータ等に比べ、小形化が可能な交流モータであ
る。従って、電気自動車の駆動系のようにその駆動系の
小型軽量化が顕著に要求される技術分野においては、こ
の種のモータが用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような駆動系にお
いては、ドライブ回路への電源供給が断たれると対応す
るスイッチング素子の入力端子電圧(IGBTの場合ゲ
ートエミッタ間電圧)が不定になる。一方、永久磁石モ
ータにおいては、外力で回転している状態でも逆起電力
による端子電圧が発生する。従って、インバータの駆動
対象が永久磁石モータである場合、ドライブ回路への電
源供給が断たれている状態で当該モータが外力によって
回転し、スイッチング素子の入力端子電圧が不定である
にもかかわらずモータに端子電圧が生じることがある。
いては、ドライブ回路への電源供給が断たれると対応す
るスイッチング素子の入力端子電圧(IGBTの場合ゲ
ートエミッタ間電圧)が不定になる。一方、永久磁石モ
ータにおいては、外力で回転している状態でも逆起電力
による端子電圧が発生する。従って、インバータの駆動
対象が永久磁石モータである場合、ドライブ回路への電
源供給が断たれている状態で当該モータが外力によって
回転し、スイッチング素子の入力端子電圧が不定である
にもかかわらずモータに端子電圧が生じることがある。
【0007】この端子電圧は、インバータとモータを接
続する配線を介して、スイッチング素子に加わる。この
状態で、ドライブ回路とスイッチング素子を接続する配
線に雑音が重畳すると、この雑音によりスイッチング素
子がオンする可能性が生じる。一旦スイッチング素子が
オンしてしまうと、モータの端子電圧等によってスイッ
チング素子に大電流が流れてしまい、スイッチング素子
の破壊が生じる可能性がある。
続する配線を介して、スイッチング素子に加わる。この
状態で、ドライブ回路とスイッチング素子を接続する配
線に雑音が重畳すると、この雑音によりスイッチング素
子がオンする可能性が生じる。一旦スイッチング素子が
オンしてしまうと、モータの端子電圧等によってスイッ
チング素子に大電流が流れてしまい、スイッチング素子
の破壊が生じる可能性がある。
【0008】このような不具合を避ける方法としては、
例えば特開昭60−141189号公報に示されている
ように、スイッチング素子の駆動・制御を断つ際に電力
配線に電流制限抵抗を挿入する方法を適用できる。この
方法を、上述のようなインバータ駆動に適用した場合、
スイッチング素子の破壊を好適に防止できる反面、構成
の大型化が生じてしまう。すなわち、電流制限抵抗とし
ては大電力仕様の抵抗を用いる必要があり、またこの抵
抗を回路に挿入するためのスイッチやリレーは大型のも
のになる。これは、製造コストの上昇につながる。
例えば特開昭60−141189号公報に示されている
ように、スイッチング素子の駆動・制御を断つ際に電力
配線に電流制限抵抗を挿入する方法を適用できる。この
方法を、上述のようなインバータ駆動に適用した場合、
スイッチング素子の破壊を好適に防止できる反面、構成
の大型化が生じてしまう。すなわち、電流制限抵抗とし
ては大電力仕様の抵抗を用いる必要があり、またこの抵
抗を回路に挿入するためのスイッチやリレーは大型のも
のになる。これは、製造コストの上昇につながる。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、スイッチング素子
の保護回路を大電力を取り扱わない回路として実現する
ことにより、構成の大型化や複雑化、ひいてはコスト上
昇を招くことなく、永久磁石駆動用インバータのスイッ
チング素子を保護可能にすることを目的とする。
とを課題としてなされたものであり、スイッチング素子
の保護回路を大電力を取り扱わない回路として実現する
ことにより、構成の大型化や複雑化、ひいてはコスト上
昇を招くことなく、永久磁石駆動用インバータのスイッ
チング素子を保護可能にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の保護回路は、スイッチング素子を制
御するためのドライブ回路への電源供給が断たれたこと
を検出する手段と、ドライブ回路への電源供給が断たれ
たことが検出された場合にこれに応じてスイッチング素
子をオフ状態に制御する手段と、を備え、永久磁石モー
タ駆動用インバータを構成し制御電極への電圧印加によ
りオン/オフするスイッチング素子を、ドライブ回路へ
の電源供給が断たれたときに永久磁石モータの逆起電力
に起因した破壊から保護することを特徴とする。
るために、本発明の保護回路は、スイッチング素子を制
御するためのドライブ回路への電源供給が断たれたこと
を検出する手段と、ドライブ回路への電源供給が断たれ
たことが検出された場合にこれに応じてスイッチング素
子をオフ状態に制御する手段と、を備え、永久磁石モー
タ駆動用インバータを構成し制御電極への電圧印加によ
りオン/オフするスイッチング素子を、ドライブ回路へ
の電源供給が断たれたときに永久磁石モータの逆起電力
に起因した破壊から保護することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、ドライブ回路への電源供給
が断たれると、スイッチング素子がオフ状態に制御され
る。従って、ドライブ回路への電源供給が断たれたこと
によりスイッチング素子の入力端子電圧が不定になるこ
とがない。この結果、永久磁石モータの逆起電力に起因
した破壊から、スイッチング素子が保護される。また、
本発明の保護回路は、一般に大電力を取り扱わないスイ
ッチング素子の制御系統に設けられるため、構成の顕著
な複雑化、大型化、コスト上昇、電力消費等は生じるこ
とがない。さらに、動作の遅れも生じにくく、信頼性の
高い回路となる。
が断たれると、スイッチング素子がオフ状態に制御され
る。従って、ドライブ回路への電源供給が断たれたこと
によりスイッチング素子の入力端子電圧が不定になるこ
とがない。この結果、永久磁石モータの逆起電力に起因
した破壊から、スイッチング素子が保護される。また、
本発明の保護回路は、一般に大電力を取り扱わないスイ
ッチング素子の制御系統に設けられるため、構成の顕著
な複雑化、大型化、コスト上昇、電力消費等は生じるこ
とがない。さらに、動作の遅れも生じにくく、信頼性の
高い回路となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
基づき説明する。
【0013】図1には、本発明の一実施例に係る装置の
構成が示されている。この図に示される装置は、インバ
ータ10を用いてモータ12を駆動制御する回路であ
る。図示しないが、モータ12は、駆動時に逆起電力を
発生させる三相永久磁石モータである。インバータ10
は、モータ12の各相に対応して合計6個のトランジス
タTr1〜Tr6を有している。このトランジスタTr
1〜Tr6は図中はIGBT等として書かれているが、
これは、他の種類のトランジスタであっても構わない。
なお、図中、各トランジスタTr1〜Tr6のコレクタ
(C)エミッタ(E)間に逆方向接続されているダイオ
ードD1〜D6は、転流ダイオードである。
構成が示されている。この図に示される装置は、インバ
ータ10を用いてモータ12を駆動制御する回路であ
る。図示しないが、モータ12は、駆動時に逆起電力を
発生させる三相永久磁石モータである。インバータ10
は、モータ12の各相に対応して合計6個のトランジス
タTr1〜Tr6を有している。このトランジスタTr
1〜Tr6は図中はIGBT等として書かれているが、
これは、他の種類のトランジスタであっても構わない。
なお、図中、各トランジスタTr1〜Tr6のコレクタ
(C)エミッタ(E)間に逆方向接続されているダイオ
ードD1〜D6は、転流ダイオードである。
【0014】各トランジスタTr1〜Tr6のゲートに
は、保護回路14を介してドライブ回路16から電圧が
印加されている。このドライブ回路16は、図示しない
回路からドライブ信号の供給を受け、これに応じて各ト
ランジスタTr1〜Tr6のゲートを駆動する。この図
に示される装置は例えば電気自動車の駆動系として用い
る場合、ドライブ信号は、車両操縦者のアクセル操作や
ブレーや操作を示す信号として与えられ、これに応じて
ドライブ回路16により各スイッチング素子Tr1〜T
r6がオン/オフ制御される。この制御によって、図示
しないバッテリから供給される直流電力(図中のDC
+,DC−)が、車両操縦者のアクセル操作等に対応す
る値の交流電力に変換され、モータ12がこの電力によ
って駆動される。
は、保護回路14を介してドライブ回路16から電圧が
印加されている。このドライブ回路16は、図示しない
回路からドライブ信号の供給を受け、これに応じて各ト
ランジスタTr1〜Tr6のゲートを駆動する。この図
に示される装置は例えば電気自動車の駆動系として用い
る場合、ドライブ信号は、車両操縦者のアクセル操作や
ブレーや操作を示す信号として与えられ、これに応じて
ドライブ回路16により各スイッチング素子Tr1〜T
r6がオン/オフ制御される。この制御によって、図示
しないバッテリから供給される直流電力(図中のDC
+,DC−)が、車両操縦者のアクセル操作等に対応す
る値の交流電力に変換され、モータ12がこの電力によ
って駆動される。
【0015】図1に示される回路が特徴とするところ
は、ドライブ回路16の後段に保護回路14を設けたこ
とにある。すなわち、大電力が取り扱われる回路、例え
ばインバータ10からモータ12への電力供給に係る配
線にではなく各トランジスタTr1〜Tr6のゲート側
に、保護回路14を設けたことを特徴としている。さら
に、この保護回路14は、簡素な構成で実現することが
できる。
は、ドライブ回路16の後段に保護回路14を設けたこ
とにある。すなわち、大電力が取り扱われる回路、例え
ばインバータ10からモータ12への電力供給に係る配
線にではなく各トランジスタTr1〜Tr6のゲート側
に、保護回路14を設けたことを特徴としている。さら
に、この保護回路14は、簡素な構成で実現することが
できる。
【0016】図2には、本発明の第1実施例に係る保護
回路の構成が示されている。この図では、図示の簡易化
のためドライブ回路16及び保護回路14の1素子分の
構成を示しているが、実際には、図2の回路はトランジ
スタTr1〜Tr6それぞれに対応して設けられてい
る。この図においては、NPNトランジスタTr7のエ
ミッタとPNPトランジスタTr8のエミッタが接続さ
れており、トランジスタTr7のコレクタには正の電源
+Vが、トランジスタTr8のコレクタには負の電源−
Vが、それぞれ印加されている。トランジスタTr7及
びTr8のベースには、図示しない回路から、対応する
トランジスタ(Tr1〜Tr6のいずれか)に係るドラ
イブ信号が供給されている。トランジスタTr7及びT
r8のエミッタは、抵抗Rを介して対応するトランジス
タ(Tr1〜Tr6のいずれか)のゲート(G)に接続
されている。また、ドライブ回路16の接地ラインGs
は、対応するトランジスタのエミッタ(E)と共通であ
る。この接地ラインGsと正負の電源+V及び−Vの間
にはそれぞれコンデンサC1又はC2が接続されてい
る。
回路の構成が示されている。この図では、図示の簡易化
のためドライブ回路16及び保護回路14の1素子分の
構成を示しているが、実際には、図2の回路はトランジ
スタTr1〜Tr6それぞれに対応して設けられてい
る。この図においては、NPNトランジスタTr7のエ
ミッタとPNPトランジスタTr8のエミッタが接続さ
れており、トランジスタTr7のコレクタには正の電源
+Vが、トランジスタTr8のコレクタには負の電源−
Vが、それぞれ印加されている。トランジスタTr7及
びTr8のベースには、図示しない回路から、対応する
トランジスタ(Tr1〜Tr6のいずれか)に係るドラ
イブ信号が供給されている。トランジスタTr7及びT
r8のエミッタは、抵抗Rを介して対応するトランジス
タ(Tr1〜Tr6のいずれか)のゲート(G)に接続
されている。また、ドライブ回路16の接地ラインGs
は、対応するトランジスタのエミッタ(E)と共通であ
る。この接地ラインGsと正負の電源+V及び−Vの間
にはそれぞれコンデンサC1又はC2が接続されてい
る。
【0017】この図の構成において、ドライブ信号がL
値となると、トランジスタTr7がオンしトランジスタ
Tr8がオフする。この状態では、対応するトランジス
タのゲート(G)に正の電源+Vが印加されることとな
り、当該トランジスタはオンする。逆に、ドライブ信号
がH値となると、トランジスタTr7がオフしトランジ
スタTr8がオンする。すると、対応するトランジスタ
のゲート(G)には負の電源−Vが印加されることとな
り、当該トランジスタはオフする。従って、ドライブ信
号のパルス幅の制御等により、トランジスタ(Tr1〜
Tr6)のオン/オフを制御することができる。
値となると、トランジスタTr7がオンしトランジスタ
Tr8がオフする。この状態では、対応するトランジス
タのゲート(G)に正の電源+Vが印加されることとな
り、当該トランジスタはオンする。逆に、ドライブ信号
がH値となると、トランジスタTr7がオフしトランジ
スタTr8がオンする。すると、対応するトランジスタ
のゲート(G)には負の電源−Vが印加されることとな
り、当該トランジスタはオフする。従って、ドライブ信
号のパルス幅の制御等により、トランジスタ(Tr1〜
Tr6)のオン/オフを制御することができる。
【0018】この図に示される構成は、更に、保護回路
14を有している。保護回路14は、正の電源+Vがド
ライブ回路16に印加されている状態ではオフし、正の
電源+Vの印加が断たれるとオンするリレーとして構成
されている。すなわち、保護回路14の励磁巻線18は
正の電源+Vと接地ラインGsの間に配設されており、
また接点20は共通トランジスタのゲート(G)エミッ
タ(E)間に配設されている。この接点20は、正の電
源+Vによって励磁巻線18が通電している状態ではオ
フし、逆にこの通電が断たれるとオンする。従って、ド
ライブ回路16に対し正の電源+Vが供給されている状
態では、保護回路14がないのとちょうど同じ状態であ
る。
14を有している。保護回路14は、正の電源+Vがド
ライブ回路16に印加されている状態ではオフし、正の
電源+Vの印加が断たれるとオンするリレーとして構成
されている。すなわち、保護回路14の励磁巻線18は
正の電源+Vと接地ラインGsの間に配設されており、
また接点20は共通トランジスタのゲート(G)エミッ
タ(E)間に配設されている。この接点20は、正の電
源+Vによって励磁巻線18が通電している状態ではオ
フし、逆にこの通電が断たれるとオンする。従って、ド
ライブ回路16に対し正の電源+Vが供給されている状
態では、保護回路14がないのとちょうど同じ状態であ
る。
【0019】ここで、ドライブ回路16に対する正の電
源+Vの供給が断たれると、励磁巻線18への通電が断
たれるため、保護回路14の接点20が閉じ、対応する
トランジスタのゲート(G)エミッタ(E)間が短絡さ
れる。例えば図1に示される回路を電気自動車の駆動系
として使用する場合、車両操縦者がイグニッションスイ
ッチをオフするとドライブ回路16に対する電源供給が
断たれる。あるいは正の電源+Vに係る配線が断線した
場合にも、同様にドライブ回路16に対する電源供給が
断たれる。この状態では、保護回路14の接点20が閉
じ、対応するトランジスタの入力端子電圧(GE間電
圧)が0に保持される。従って、この状態でモータ12
が外力によって回転し逆起電力が発生していたとして
も、トランジスタTr1〜Tr6がオンし大電流が流れ
るといった事態が生じない。
源+Vの供給が断たれると、励磁巻線18への通電が断
たれるため、保護回路14の接点20が閉じ、対応する
トランジスタのゲート(G)エミッタ(E)間が短絡さ
れる。例えば図1に示される回路を電気自動車の駆動系
として使用する場合、車両操縦者がイグニッションスイ
ッチをオフするとドライブ回路16に対する電源供給が
断たれる。あるいは正の電源+Vに係る配線が断線した
場合にも、同様にドライブ回路16に対する電源供給が
断たれる。この状態では、保護回路14の接点20が閉
じ、対応するトランジスタの入力端子電圧(GE間電
圧)が0に保持される。従って、この状態でモータ12
が外力によって回転し逆起電力が発生していたとして
も、トランジスタTr1〜Tr6がオンし大電流が流れ
るといった事態が生じない。
【0020】このように、本実施例によれば、インバー
タ10を構成するトランジスタTr1〜Tr6の破壊を
好適に防止することができる。加えて、本実施例に係る
回路は、トランジスタTr1〜Tr6のゲート側の回路
として設けられているため、電流制限抵抗を電力配線上
に設ける構成と異なり、装置構成が簡素化され、小型化
され、更に製造コストも低減されることになる。また、
電力損失も防止される。
タ10を構成するトランジスタTr1〜Tr6の破壊を
好適に防止することができる。加えて、本実施例に係る
回路は、トランジスタTr1〜Tr6のゲート側の回路
として設けられているため、電流制限抵抗を電力配線上
に設ける構成と異なり、装置構成が簡素化され、小型化
され、更に製造コストも低減されることになる。また、
電力損失も防止される。
【0021】さらには、この実施例においては、ドライ
ブ回路16に対する正の電源+Vの供給が断たれるとこ
れに応じてトランジスタTr1〜Tr6のGE間電圧が
0となる。従って、動作遅れが生じにくく、より確実に
トランジスタTr1〜Tr6の破壊を防止することがで
きる。また、図2に示される構成では、保護回路14を
正の電源+Vと接地ラインGsの間に設けているが、こ
れは負の電源−Vの側にも設けるようにするとより効果
的である。
ブ回路16に対する正の電源+Vの供給が断たれるとこ
れに応じてトランジスタTr1〜Tr6のGE間電圧が
0となる。従って、動作遅れが生じにくく、より確実に
トランジスタTr1〜Tr6の破壊を防止することがで
きる。また、図2に示される構成では、保護回路14を
正の電源+Vと接地ラインGsの間に設けているが、こ
れは負の電源−Vの側にも設けるようにするとより効果
的である。
【0022】図3には、本発明の第2実施例に係る回路
の構成が示されている。この図に示される回路において
は、保護回路14がノーマリオンのトランジスタTr9
によって構成されている。トランジスタTr9として
は、例えばSIT(Static Induction Transistor )等
のトランジスタを用いることができる。むろん、SIT
以外であっても、正の電源+Vが制御電極に印加されて
いる状態でオン状態となる素子であれば、どのような素
子であっても使用することができる。
の構成が示されている。この図に示される回路において
は、保護回路14がノーマリオンのトランジスタTr9
によって構成されている。トランジスタTr9として
は、例えばSIT(Static Induction Transistor )等
のトランジスタを用いることができる。むろん、SIT
以外であっても、正の電源+Vが制御電極に印加されて
いる状態でオン状態となる素子であれば、どのような素
子であっても使用することができる。
【0023】図4には、本発明の第3実施例に係る回路
の構成が示されている。この実施例においては、正の電
源+Vが断たれた時に対応するトランジスタのゲート
(G)エミッタ(E)間が短絡されるのではなく逆バイ
アスされる。すなわち、正の電源+Vがドライブ回路1
6に印加されている状態では、保護回路14の励磁巻線
18の作用によって接点20が図中左側に倒され、負の
電源−Vによって保護回路14内の電池22が充電され
る。こののち、正の電源+Vが断たれると、励磁巻線1
8の励磁が断たれるため接点20が途中右側に倒れ、電
池22がゲート(G)エミッタ(E)間に挿入される。
この時、電池22の正側はエミッタ(E)側に、負側は
ゲート(G)側にそれぞれ接続されることとなるから、
対応するトランジスタは電池22によって逆バイアスさ
れる。このようにしても、トランジスタTr1〜Tr6
をオフ状態に保つことができる。なお、電池22はコン
デンサによって置き換えることもできる。
の構成が示されている。この実施例においては、正の電
源+Vが断たれた時に対応するトランジスタのゲート
(G)エミッタ(E)間が短絡されるのではなく逆バイ
アスされる。すなわち、正の電源+Vがドライブ回路1
6に印加されている状態では、保護回路14の励磁巻線
18の作用によって接点20が図中左側に倒され、負の
電源−Vによって保護回路14内の電池22が充電され
る。こののち、正の電源+Vが断たれると、励磁巻線1
8の励磁が断たれるため接点20が途中右側に倒れ、電
池22がゲート(G)エミッタ(E)間に挿入される。
この時、電池22の正側はエミッタ(E)側に、負側は
ゲート(G)側にそれぞれ接続されることとなるから、
対応するトランジスタは電池22によって逆バイアスさ
れる。このようにしても、トランジスタTr1〜Tr6
をオフ状態に保つことができる。なお、電池22はコン
デンサによって置き換えることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドライブ回路の電源供給が断たれるのに応じてスイッチ
ング素子をオフ状態に制御するようにしたため、スイッ
チング素子の入力端子電圧が不定となることを避けるこ
とができ、当該スイッチング素子を、永久磁石モータの
逆起電力に起因した破壊から好適に保護することができ
る。また、この保護回路は、スイッチング素子の制御回
路上に設けられるため、装置構成を簡素化し、小型化
し、製造コストを低減し、そして電力消費を低減するこ
とができる。加えて、動作遅れを排除することができる
ため、破壊を確実に防止できる。
ドライブ回路の電源供給が断たれるのに応じてスイッチ
ング素子をオフ状態に制御するようにしたため、スイッ
チング素子の入力端子電圧が不定となることを避けるこ
とができ、当該スイッチング素子を、永久磁石モータの
逆起電力に起因した破壊から好適に保護することができ
る。また、この保護回路は、スイッチング素子の制御回
路上に設けられるため、装置構成を簡素化し、小型化
し、製造コストを低減し、そして電力消費を低減するこ
とができる。加えて、動作遅れを排除することができる
ため、破壊を確実に防止できる。
【図1】本発明の一実施例に係る回路の構成を示す回路
図である。
図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る保護回路の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る保護回路の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る保護回路の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
10 インバータ 12 モータ 14 保護回路 16 ドライブ回路 18 励磁巻線 20 接点 22 電池 Tr1〜Tr6 インバータを構成するトランジスタ
(IGBT) Tr7,Tr8 ドライブ回路を構成するトランジスタ Tr9 保護回路を構成するトランジスタ(SIT)
(IGBT) Tr7,Tr8 ドライブ回路を構成するトランジスタ Tr9 保護回路を構成するトランジスタ(SIT)
Claims (1)
- 【請求項1】 スイッチング素子を制御するためのドラ
イブ回路への電源供給が断たれたことを検出する手段
と、 ドライブ回路への電源供給が断たれたことが検出された
場合にこれに応じてスイッチング素子をオフ状態に制御
する手段と、 を備え、 永久磁石モータ駆動用インバータを構成し制御電極への
電圧印加によりオン/オフするスイッチング素子を、ド
ライブ回路への電源供給が断たれたときに永久磁石モー
タの逆起電力に起因した破壊から保護することを特徴と
する永久磁石モータ駆動用インバータのスイッチング素
子保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334165A JPH07194184A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 永久磁石モータ駆動用インバータのスイッチング素子保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334165A JPH07194184A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 永久磁石モータ駆動用インバータのスイッチング素子保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07194184A true JPH07194184A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18274270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5334165A Pending JPH07194184A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 永久磁石モータ駆動用インバータのスイッチング素子保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07194184A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004112987A (ja) * | 2002-07-26 | 2004-04-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電力変換装置 |
JP2005304146A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Nidec Shibaura Corp | モータの駆動装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334165A patent/JPH07194184A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004112987A (ja) * | 2002-07-26 | 2004-04-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電力変換装置 |
JP2005304146A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Nidec Shibaura Corp | モータの駆動装置 |
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