JP3245720B2 - 直流モータの制御回路 - Google Patents

直流モータの制御回路

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JP3245720B2 JP22170392A JP22170392A JP3245720B2 JP 3245720 B2 JP3245720 B2 JP 3245720B2 JP 22170392 A JP22170392 A JP 22170392A JP 22170392 A JP22170392 A JP 22170392A JP 3245720 B2 JP3245720 B2 JP 3245720B2
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光浩 沢崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例として排気ファンあ
るいは自動ドアなどに用いられる直流モータを制御する
直流モータの制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来例の直流モータの制御回路1
の電気的構成を示すブロック図である。直流モータ2
は、3相のコイル3,4,5を備え、コンデンサ22が
並列に接続される。制御回路1は、直流電源6からの駆
動電力を、各コイル3,4,5に順次的に供給するイン
バータ回路7を備える。インバータ回路7は直流電源6
にそれぞれ並列に接続される各2つのトランジスタから
なる3つの直列回路を有し、各直列回路はトランジスタ
8,9;10,11;12,13から構成される。ま
た、直流電源6と平行であり、相互に順接続されたダイ
オード14,15,16,17,18,19が、各トラ
ンジスタ8,9;10,11;12,13とそれぞれ平
行に接続される。また、制御回路1は、前記インバータ
回路7の各トランジスタ8,9;10,11;12,1
3の導通/遮断状態を制御する回転制御部20を備え、
回転制御部20には、コンピュータやスイッチなどの外
部入力部21が接続される。
【0003】外部入力部21から、直流モータ2の回転
速度に対応する制御信号が回転制御部20に入力される
と、回転制御部20はコイル3,4,5に順次的に電流
が流れるように、当該制御信号に対応した通電デューデ
ィで、各トランジスタ8,9;10,11;12,13
を順次的に導通/遮断制御する。これにより、直流モー
タ2が回転駆動される。制御回路1において、直流モー
タ2の駆動を停止しようとする場合、回転制御部20に
よってトランジスタ8,10,12あるいはトランジス
タ9,11,13のいずれかを遮断状態にする。これに
より、コイル3,4,5の電流が遮断され、直流モータ
2の回転が停止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】直流モータ2の回転を
上述のように、トランジスタ8,10,12あるいはト
ランジスタ9,11,13のいずれかを遮断状態にする
ことによって実現する場合、直流モータ2が用いられる
機器によっては、直流モータ2が外力によって逆回転す
るときがある。例として排気ファンに用いられる場合で
は、外気の気流によってこのような場合が生じ、自動ド
アに用いられる場合には、停止した自動ドアを強制的に
動かすときにこのような場合が生じる。
【0005】このようにトランジスタ8,10,12あ
るいはトランジスタ9,11,13のいずれかが遮断状
態の場合に、直流モータ2が逆回転すると、コイル3,
4,5に通常の駆動時の通電方向とは逆方向の誘起電圧
が生じる。この逆方向の誘起電圧によって、制御回路1
の回路素子、すなわち遮断されているトランジスタ8,
10,12あるいはトランジスタ9,11,13が破壊
される場合がある。または、ダイオード14〜19が破
壊される場合がある。したがってこのような直流モータ
2の制御回路1の信頼性が低いという課題がある。
【0006】本発明の目的は、上述の技術的課題を解決
し、直流モータが停止中に逆回転した場合でも制御回路
の回路素子の破壊を防止し、信頼性が向上された直流モ
ータの制御回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のスイッ
チング素子を予め定める順序に導通させ、直流電源から
の駆動電力を複数相のモータコイルに順次的に供給する
直流モータの制御回路において、前記直流モータの回転
方向を指示する方向指示信号に基づいて、前記各スイッ
チング素子を予め定める順序で順次的に導通させて、指
示された回転方向に回転させる導通制御手段と、前記直
流モータの回転方向を検出して、この検出した回転方向
に基づいて回転方向検出信号を出力する回転方向検出手
段と、外部からブレーキ制御信号が入力して回転が停止
した状態では前記回転方向検出信号を前記方向指示信号
として出力することにより、前記各スイッチング素子の
切換順序が指示された回転方向に基づく導通順序となる
ように制御し、また、前記ブレーキ制御信号が入力しな
いで回転した状態では、外部から入力する回転方向を決
める方向制御信号を前記方向指示信号として出力する
転方向切換手段とを含むことを特徴とする直流モータの
制御回路である。
【0008】
【作 用】本発明に従えば、直流モータを駆動しようと
する場合、外部から入力する回転方向を決める方向制御
信号に基づいて導通制御手段が、複数のスイッチング素
子を予め定める順序に導通させ、直流電源からの駆動電
力を複数相のモータコイルに順次的に供給し、直流モー
タを予め定める方向に回転駆動する。
【0009】一方、外部からブレーキ制御信号が入力し
て回転が停止した状態では、回転方向切換手段が、前記
回転方向検出信号を導通制御手段へ方向指示信号として
出力して、前記各スイッチング素子の切換順序が指示さ
れた回転方向に基づく導通順序となるように制御する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の直流モータの制御
回路31の電気的構成を示すブロック図である。以下の
実施例は、例として自動ドアの駆動に用いられる場合に
即して説明する。本実施例において、直流モータ32
は、3相のコイル33,34,35を備える。制御回路
31は、直流電源36からの駆動電力を、各コイル3
3,34,35に順次的に供給するインバータ回路37
を備える。インバータ回路37は直流電源36にそれぞ
れ並列に接続される各2つのトランジスタからなる3つ
の直列回路を有し、各直列回路はトランジスタ38,3
9;40,41;42,43から構成される。また、直
流電源36と並列であり、相互に順接続されたダイオー
ド44,45,46,47,48,49が、各トランジ
スタ38,39;40,41;42,43とそれぞれ平
行に接続される。直流電源36には、並列にコンデンサ
60が接続される。
【0011】また、制御回路31は、前記インバータ回
路37の各トランジスタ38,39;40,41;4
2,43の導通/遮断状態を制御する回転制御部50を
備え、回転制御部50には、コンピュータやスイッチな
どの外部入力部51が、論理回路52を介して接続さ
れ、外部入力部51からは自動ドアのブレーキのオン/
オフを制御するブレーキ制御信号BKと、直流モータ3
2の回転方向を制御する方向制御信号RDとが、論理回
路52に出力される。本実施例において、ブレーキ制御
信号BKは、ブレーキオンがローレベル、ブレーキオフ
がハイレベルに対応し、方向制御信号RDは直流モータ
32の予め定める順方向の回転方向にローレベルが対応
し、逆方向の回転方向がハイレベルに対応するものとし
て説明する。
【0012】前記論理回路52は、前記ブレーキ制御信
号BKが入力される排他的論理和回路(以下、XOR回
路と略す)53と反転回路54とを備え、前記方向制御
信号RDが入力される3ステートバッファ(以下、バッ
ファと称する)55とを備える。反転回路54の出力
は、バッファ55へゲート信号として反転して入力され
ると共に、反転回路56に入力される。例としてこのゲ
ート信号がローレベルの場合にはバッファ55は入力信
号をそのままの信号レベルで出力する。一方、ゲート信
号がハイレベルの場合には、バッファ55の出力はハイ
インピーダンス状態となる。反転回路56の出力は、X
OR回路53の出力端に接続される3ステートバッファ
(以下、バッファと略す)57へのゲート信号として反
転して出力される。反転回路56からのゲート信号のハ
イレベル/ローレベルに対するバッファ57の出力の状
態は、バッファ55の場合と同様である。
【0013】一方、直流モータ32には、直流モータ3
2の回転速度および回転方向を検出するために、例とし
て3つのホール素子58a,58b,58cからなる位
置検出素子58が設けられる。位置検出素子58からの
信号は、回転方向検知回路59に入力されると共に、前
記回転制御部50に入力される。
【0014】回転方向検知回路59は、位置検出素子5
8からの信号に基づいて、直流モータ32の回転方向を
検出し、前記予め定める順方向の場合にはローレベル、
逆方向の場合にはハイレベルの信号を出力し、XOR回
路53に入力する。回転制御部50は、位置検出素子5
8からの信号に基づいて、直流モータ32を外部入力部
51からの方向制御信号RDおよび回転数制御信号に対
応する回転方向および回転速度となるように制御する。
この制御は、例としてトランジスタ38〜43の駆動デ
ューティの制御として行われる。
【0015】以下、本実施例の動作について説明する。
外部入力部51から、直流モータ32の回転方向および
回転速度に対応する制御信号が回転制御部50に入力さ
れると、回転制御部50はコイル33,34,35に順
次的に電流が流れるように、当該制御信号に対応した通
電デューディで、各トランジスタ38〜43を順次的に
導通/遮断制御する。これにより、直流モータ32が回
転駆動される。外部入力部51からのブレーキ制御信号
BKに基づいて、制御回路31において、直流モータ3
2の駆動を停止しようとする場合、回転制御部50によ
ってトランジスタ38,40,42あるいはトランジス
タ29,41,43のいずれかを遮断状態にする。これ
により、コイル33,34,35の電流が遮断され、直
流モータ32の回転が停止される。
【0016】ここでトランジスタ38,40,42が遮
断状態に設定されて直流モータ32が停止されている場
合について説明する。即ち、外部入力部51から、ロー
レベルの方向制御信号RDが入力されて直流モータ32
に順方向の回転が設定され、ローレベルのブレーキ制御
信号BKが入力されて直流モータ32が停止されている
場合を説明する。
【0017】このような直流モータ32の停止状態で、
直流モータ32によって駆動される自動ドアが人力など
の外力によって操作されると、コイル33〜35に順方
向の回転の場合と逆方向の起電力が生じる場合がある。
このとき、回転方向検知回路59は、直流モータ32の
この逆方向の回転を検出し、逆方向の回転に対応するハ
イレベルの信号を出力する。ブレーキ制御信号BKがロ
ーレベルの場合、方向制御信号RDはバッファ55で遮
断される。XOR回路53からはハイレベルの信号が出
力される。バッファ57は導通状態であり、したがって
バッファ57からは、XOR回路53の信号がそのまま
の信号レベルで出力される。すなわち、回転制御部50
には、直流モータ32が逆方向の回転状態であることを
示すハイレベルの信号が入力される。
【0018】回転制御部51は、このような論理回路5
2からの信号に基づいて、トランジスタ39,41,4
3の通電順序を、順方向の場合とは逆の通電順序に切換
える。これにより、トランジスタ39,41,43に前
記コイル33,34,35における逆起電力による過大
な電圧が印加される事態が防止され、トランジスタ3
9,41,43などの回路素子が破壊される事態を防止
でき、制御回路31の信頼性を格段に向上することがで
きる。
【0019】本発明は、前記実施例におけるようなトラ
ンジスタ38,40,42の遮断状態に限らず、トラン
ジスタ39,41,43が遮断されている場合にも実施
できる
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、モータが
停止中に逆回転した場合でも、スイッチング素子両端間
の電圧の過度な上昇を防止し、制御回路の回路素子の電
圧による破壊を防止することができ、制御回路の信頼性
を格段に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の直流モータの制御回路31
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】従来例の直流モータの制御回路1の電気的構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 直流モータの制御回路 32 直流モータ 33,34,35 コイル 37 インバータ回路 38,39;40,41;42,43 トランジスタ 50 回転制御部 52 論理回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスイッチング素子を予め定める順序
    に導通させ、直流電源からの駆動電力を複数相のモータ
    コイルに順次的に供給する直流モータの制御回路におい
    て、前記直流モータの回転方向を指示する方向指示信号に基
    づいて、前記 各スイッチング素子を予め定める順序で順
    次的に導通させて、指示された回転方向に回転させる導
    通制御手段と、 前記直流モータの回転方向を検出して、この検出した回
    転方向に基づいて回転方向検出信号を出力する回転方向
    検出手段と、外部からブレーキ制御信号が入力して回転が停止した状
    態では前記回転方向検出信号を前記方向指示信号として
    出力することにより、前記各スイッチング素子の切換順
    序が指示された回転方向に基づく導通順序となるように
    制御し、また、前記ブレーキ制御信号が入力しないで回
    転した状態では、外部から入力する回転方向を決める方
    向制御信号を前記方向指示信号として出力する 回転方向
    切換手段とを含むことを特徴とする直流モータの制御回
    路。
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JP3442203B2 (ja) * 1995-09-28 2003-09-02 東芝キヤリア株式会社 室外送風機の駆動装置
JP3008848B2 (ja) * 1996-04-12 2000-02-14 日本電気株式会社 電源装置
JP4288490B2 (ja) 2004-03-12 2009-07-01 セイコーエプソン株式会社 走査光ビームスポット測定方法
WO2006063303A1 (en) * 2004-12-09 2006-06-15 Won-Door Corporation Method and apparatus for motor control using relays

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