JPH1014285A - 直流モータ駆動回路およびその制御方式 - Google Patents

直流モータ駆動回路およびその制御方式

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JPH1014285A
JPH1014285A JP8164352A JP16435296A JPH1014285A JP H1014285 A JPH1014285 A JP H1014285A JP 8164352 A JP8164352 A JP 8164352A JP 16435296 A JP16435296 A JP 16435296A JP H1014285 A JPH1014285 A JP H1014285A
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JP
Japan
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motor
switching element
motors
drive circuit
potential
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JP8164352A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Maehara
宏之 前原
Takaaki Sakakibara
高明 榊原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないスイッチング素子数で複数の直流モー
タを良好に制御する。 【解決手段】 正電位1と負電位2からなる1系統の直
流電源に、第1〜第4のIGBT11a〜11dが接続
され、H型ブリッジ回路が構成される。IGBT11a
〜11dには、個別の回転方向制御入力12a〜12d
と個別の還流ダイオード13a〜13dがそれぞれ接続
される。第1のIGBT11aの正電位1と反対側の端
部には、第2のIGBT11bの一端が接続されると共
に、3個の直流モータ10a〜10cの一端が接続され
る。直流モータ10a〜10cの他端は、第3と第4の
IGBT11c,11dの一端にそれぞれ接続される。
直流モータ10a〜10cには、双方向に通電可能なト
ライアック21a〜21cがそれぞれ直列に接続され
る。トライアック21a〜21cには、個別のモータ選
択入力22a〜22cが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電設備などに用
いられる直流モータを、半導体素子等のスイッチング素
子を用いて駆動するための回路およびその制御方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング素子として半導体素子を用
いて直流モータの正転・逆転両方向の駆動を行うための
駆動回路としては、H型ブリッジ回路やT型回路などが
ある。このようなスイッチング素子としては、例えば、
IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などが
広く使用されている。以下には、このようなIGBTを
スイッチング素子として用いたH型ブリッジ回路とT型
回路の各構成例について具体的に説明する。
【0003】[1.H型ブリッジ回路]図5は、1系統
の直流電源と4個のスイッチング素子を使用したH型ブ
リッジ回路を示しており、特に、スイッチング素子とし
て4個のIGBTを用いたH型ブリッジ回路を示す基本
回路図である。この回路において、1と2は、1系統の
直流電源を構成する正電位と負電位である。また、10
は負荷となる直流モータ、11a〜11dはIGBTで
ある。さらに、12a〜12dは回転方向制御入力、1
3a〜13dは還流ダイオードである。
【0004】すなわち、この回路において、正電位1に
はまず、第1のIGBT11aの一端が接続され、この
第1のIGBT11aの他端には、第2のIGBT11
bの一端が接続されると共に負荷である直流モータ10
の一端が接続されている。ここで、第2のIGBT11
bの他端は負電位2に接続され、直流モータ10の他端
には、第3と第4のIGBT11c,11dの一端がそ
れぞれ接続されている。さらに、第3のIGBT11c
の他端は正電位1に接続され、第4のIGBT11dの
他端は負電位2に接続されている。
【0005】そして、4個のIGBT11a〜11dの
各々のゲートには、このゲートに電圧を印加する個別の
回転方向制御入力12a〜12dがそれぞれ接続されて
いる。また、4個のIGBT11a〜11dの各々の両
端には、個別の還流ダイオード13a〜13dが逆並列
にそれぞれ接続されている。
【0006】この図5のH型ブリッジ回路において、直
流モータ10を正方向(図中時計方向)に回転させる場
合には、2個の回転方向制御入力12a,12dをオン
(ゲート電圧印加)し、正電位側の図中左側の第1のI
GBT11aと負電位側の図中右側の第4のIGBT1
1dをオン状態(通電可能状態)とする。この場合に、
電流は直流モータ10を図中左から右に向かって流れ、
直流モータ10は正方向に回転する。
【0007】一方、直流モータ10を逆方向(図中反時
計方向)に回転させる場合には、2個の回転方向制御入
力12b,12cをオンとすることによって、負電位側
の図中左側の第2のIGBT11bと正電位側の図中右
側の第3のIGBT11cをオン状態とする。この場合
に、電流は直流モータ10を図中右から左に向かって流
れ、直流モータ10は逆方向に回転する。
【0008】なお、各IGBT11a〜2dに接続され
た還流ダイオード13a〜13dは、モータ電流遮断時
にIGBT11a〜11dへ印加される過電圧を制限す
る役割を果たす。
【0009】[2.T型回路]図6は、2系統の直流電
源と2個のスイッチング素子を使用したT型回路を示し
ており、特に、スイッチング素子として2個のIGBT
を用いたT型回路を示す基本回路図である。この回路に
おいて、3は、正電位1および負電位2と共に2系統の
直流電源を構成する零電位である。
【0010】すなわち、この回路において、正電位1に
は、第1のIGBT11aの一端が接続され、この第1
のIGBT11aの他端には、第2のIGBT11bの
一端が接続されると共に、負荷である直流モータ10の
一端が接続されている。ここで、第2のIGBT11b
の他端は負電位2に接続され、直流モータ10の他端は
零電位3に接続されている。
【0011】そして、2個のIGBT11a,11bの
各々のゲートには、このゲートに電圧を印加する個別の
回転方向制御入力12a,12bがそれぞれ接続されて
いる。また、2個のIGBT11a,11bの各々の両
端には、個別の還流ダイオード13a,13bが逆並列
にそれぞれ接続されている。
【0012】この図6のT型回路において、直流モータ
10を正方向に回転させる場合には、一方の回転方向制
御入力12aをオンとし、正電位側のIGBT11aを
オン状態とする。この場合に、電流は直流モータ10を
図中左から右に向かって流れ、直流モータ10は正方向
に回転する。
【0013】一方、直流モータ10を逆方向に回転させ
る場合には、他方の回転方向制御入力12bをオンとす
ることによって、負電位側のIGBT11bをオン状態
とする。この場合に、電流は直流モータ10を図中右か
ら左に向かって流れ、直流モータ10は逆方向に回転す
る。
【0014】なお、このT型回路においても、還流ダイ
オード13a,13bは、前述したH型ブリッジ回路と
同様に、モータ電流遮断時にIGBT11a,11bへ
印加される過電圧を制限する役割を果たす。
【0015】[3.H型ブリッジ回路とT型回路の特
徴]図5のH型ブリッジ回路は、モータ1台当たりに必
要な半導体素子数が4個と比較的多いが、1系統の電源
で正転・逆転両方向の駆動が行えるという利点がある。
一方、図6のT型回路は、2系統の電源が必要となる
が、モータ1台当たりに必要な半導体素子数は2個で済
むという利点がある。
【0016】なお、これらのH型ブリッジ回路やT型回
路については、例えば、高橋久著:「パワーデバイスの
使い方と実用制御回路設計法」(総合電子出版社、19
89年、第4章(アクチュエータ駆動回路)の147頁
〜159頁:4.2(T型回路)および4.3(H型ブ
リッジ回路)などにおいて、詳細に説明されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1台の装置
によって1個の直流モータを駆動する場合には、以上の
ような図5または図6の回路をそのまま用いて装置を構
成すればよいが、実際には、1台の装置によって複数の
直流モータの駆動を要求されることが多い。このように
1台の装置によって複数の直流モータを駆動する場合
に、図7および図8に示すように、各直流モータを独立
したH型ブリッジ回路またはT型回路によって個別に駆
動するように構成すると、各回路において、モータ数の
4倍または2倍の半導体素子がそれぞれ必要となる。
【0018】ここで、図7は、3個の直流モータ10a
〜10cを、3個のH型ブリッジ回路によって個別に駆
動するように構成した直流モータ駆動回路の一例を示す
基本回路図である。すなわち、4個のIGBT11a〜
11dからなる第1のH型ブリッジ回路によって第1の
直流モータ10aを駆動し、4個のIGBT11e〜1
1hからなる第2のH型ブリッジ回路によって第2の直
流モータ10bを駆動し、4個のIGBT11i〜11
lからなる第3のH型ブリッジ回路によって第3の直流
モータ10cを駆動するように構成したものである。こ
の回路は、図5に示したH型ブリッジ回路を単純に3個
接続した構成であり、装置全体として、半導体素子の数
は、モータ数の4倍となっている。
【0019】また、図8は、3個の直流モータ10a〜
10cを、3個のT型回路によって個別に駆動するよう
に構成した直流モータ駆動回路の一例を示す基本回路図
である。すなわち、2個のIGBT11a,2bからな
る第1のT型回路によって第1の直流モータ10aを駆
動し、2個のIGBT11c,11dからなる第2のT
型回路によって第2の直流モータ10bを駆動し、2個
のIGBT11e,11fからなる第3のT型回路によ
って第3の直流モータ10cを駆動するように構成した
ものである。この回路は、図6に示したT型ブリッジ回
路を単純に3個接続した構成であり、装置全体として、
半導体素子の数は、モータ数の2倍となっている。
【0020】しかしながら、以上のように、モータ数の
2倍〜4倍もの多数の半導体素子を用いることは、駆動
回路全体としての故障の要因を増加させることになり、
また、駆動回路の大型化・高価格化につながるため、好
ましくない。そして、図7や図8に示す各半導体素子
を、それぞれ複数の半導体素子で構成した場合には、半
導体素子の数が一層増加してしまう。なお、このような
問題点は、スイッチング素子として半導体素子の代わり
に機械的接点を使用した場合にも、同様に存在してい
る。
【0021】一方、複数の直流モータを駆動する場合に
は、直流モータの動作の組み合わせが限定されることが
あり、このように限定された動作の組み合わせの制御を
行うためには、各モータに対して、必ずしも個別のH型
ブリッジ回路またはT型回路を必要としない。例えば、
変電設備の一種である開閉装置における直流モータの動
作について考えると、開閉装置は、遮断器、断路器、接
地開閉器等の機器からなり、各機器の動作はそれぞれ独
立した制御を必要とする直流モータによって行われる。
これらの直流モータは制御盤により駆動されるが、少な
くとも1台の制御盤が制御する範囲では、複数のモータ
が同時に異なる方向に動作することはない。したがっ
て、このような場合には、複数のモータを同時に異なる
方向には動作できないような駆動回路を用いても、制御
盤の機能には何等影響なく、良好な制御を行うことがで
きることになる。
【0022】本発明は、以上のような従来技術の問題点
および限定された制御に着目して提案されたものであ
り、その目的は、複数のモータを同時に異なる方向に動
作させる必要のない場合に、少ないスイッチング素子数
で複数の直流モータを良好に制御可能であり、小型・簡
略で製造コストが低く、信頼性の高い、優れた直流モー
タ駆動回路およびその制御方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明による直流モータ駆動回路は、半導体素子等
のスイッチング素子と直流モータとの接続構成に特徴を
有するものである。そして、このような接続構成の特徴
により、少ないスイッチング素子数で複数の直流モータ
を良好に制御することができるものである。
【0024】請求項1記載の発明は、正電位と負電位か
らなる1系統の直流電源を駆動源とし、4個のスイッチ
ング素子部および直流モータが全体としてH字型に接続
された直流モータ駆動回路において、次のような構成を
有するものである。すなわち、H字型の接続は、基本的
に次のようにして行われている。まず、前記正電位に
は、第1のスイッチング素子部の一端が接続され、この
第1のスイッチング素子部の他端には、第2のスイッチ
ング素子部の一端が接続されると共に負荷である直流モ
ータの一端が接続される。また、前記第2のスイッチン
グ素子部の他端は前記負電位に接続され、前記直流モー
タの他端には、第3と第4のスイッチング素子部の一端
がそれぞれ接続される。さらに、前記第3のスイッチン
グ素子部の他端は前記正電位に接続され、前記第4のス
イッチング素子部の他端は前記負電位に接続される。
【0025】そして、請求項1記載の発明は、このよう
な基本的な構成に加えて次のような特徴を有するもので
ある。すなわち、請求項1記載の発明において、前記直
流モータは、互いに並列に接続された複数の直流モータ
であり、この複数の直流モータの各々には、双方向に通
電可能なモータ選択用のスイッチング素子部がそれぞれ
直列に接続される。
【0026】以上のような構成を有する請求項1記載の
発明によれば、モータ選択用のスイッチング素子部がオ
ン状態にある場合に限って、対応する直流モータが動作
可能状態となる。そのため、本発明によれば、第1〜第
4のスイッチング素子部の制御によって複数の直流モー
タの回転方向を一括的に決定すると共に、モータ選択用
のスイッチング素子部によって駆動する直流モータを選
択することにより、複数の直流モータを選択的に駆動す
ることができる。また、本発明によれば、複数の直流モ
ータに対して共通の第1〜第4のスイッチング素子部を
使用しているため、各直流モータに対して個別のスイッ
チング素子部を使用した場合に比べて、駆動回路全体の
スイッチング素子の数を低減することができる。
【0027】したがって、本発明によれば、複数の直流
モータを同時に異なる方向に動作させることができない
という制限はあるものの、複数の直流モータを選択的に
駆動可能な駆動回路を、少数のスイッチング素子で実現
することができる。
【0028】請求項2記載の発明は、正電位、負電位、
および零電位からなる2系統の直流電源を駆動源とし、
2個のスイッチング素子部および直流モータが全体とし
てT字型に接続された直流モータ駆動回路において、次
のような構成を有するものである。すなわち、T字型の
接続は、基本的に次のようにして行われている。まず、
前記正電位には、第1のスイッチング素子部の一端が接
続され、この第1のスイッチング素子部の他端には、第
2のスイッチング素子部の一端が接続されると共に負荷
である直流モータの一端が接続される。また、前記第2
のスイッチング素子部の他端は前記負電位に接続され、
前記直流モータの他端は前記零電位に接続される。
【0029】そして、請求項2記載の発明は、このよう
な基本的な構成に加えて次のような特徴を有するもので
ある。すなわち、請求項2記載の発明において、前記直
流モータは、互いに並列に接続された複数の直流モータ
であり、この複数の直流モータの各々には、双方向に通
電可能なモータ選択用のスイッチング素子部がそれぞれ
直列に接続される。
【0030】以上のような構成を有する請求項2記載の
発明によれば、モータ選択用のスイッチング素子部がオ
ン状態にある場合に限って、対応する直流モータが動作
可能状態となる。そのため、本発明によれば、第1およ
び第2のスイッチング素子部の制御によって複数の直流
モータの回転方向を一括的に決定すると共に、モータ選
択用のスイッチング素子部によって駆動する直流モータ
を選択することにより、複数の直流モータを選択的に駆
動することができる。また、本発明によれば、複数の直
流モータに対して共通の第1および第2のスイッチング
素子部を使用しているため、各直流モータに対して個別
のスイッチング素子部を使用した場合に比べて、駆動回
路全体のスイッチング素子の数を低減することができ
る。
【0031】したがって、本発明によれば、前記請求項
1記載の発明と同様に、複数の直流モータを同時に異な
る方向に動作させることができないという制限はあるも
のの、複数の直流モータを選択的に駆動可能な駆動回路
を、少数のスイッチング素子で実現することができる。
【0032】請求項3記載の発明は、正電位と負電位か
らなる1系統の直流電源を駆動源とし、半導体素子を用
いて直流モータを駆動する直流モータ駆動回路におい
て、次のような特徴を有するものである。
【0033】まず、前記正電位には、第1のスイッチン
グ素子部の一端が接続され、この第1のスイッチング素
子部の他端には、第2のスイッチング素子部の一端が接
続されると共に、負荷である複数の直流モータの各々の
一端がそれぞれ接続される。また、前記第2のスイッチ
ング素子部の他端は前記負電位に接続され、前記複数の
直流モータの各々の他端には、個別の各2個のスイッチ
ング素子部の一端がそれぞれ接続される。さらに、前記
各2個のスイッチング素子部のうち、各一方のスイッチ
ング素子部の他端は前記正電位にそれぞれ接続され、各
他方のスイッチング素子部の他端は前記負電位にそれぞ
れ接続される。
【0034】すなわち、本発明は、複数の直流モータに
対してそれぞれH字型の回路を構成しながら、しかも、
複数の直流モータの各一方の2個のスイッチング素子部
として、共通の第1および第2のスイッチング素子部を
使用するものである。
【0035】以上のような構成を有する請求項3記載の
発明によれば、第1および第2のスイッチング素子部の
制御によって複数の直流モータの回転方向を一括的に決
定すると共に、各直流モータの他端に接続した2個のス
イッチング素子部を個別に制御することにより、複数の
直流モータを選択的に駆動することができる。また、本
発明によれば、複数の直流モータの各々の一端に接続す
るスイッチング素子部として、共通の第1および第2の
スイッチング素子部を使用しているため、各直流モータ
の両端に個別のスイッチング素子部を接続した場合に比
べて、駆動回路全体のスイッチング素子の数を低減する
ことができる。
【0036】したがって、本発明によれば、前記請求項
1、2記載の発明と同様に、複数の直流モータを同時に
異なる方向に動作させることができないという制限はあ
るものの、H型ブリッジ回路と同様の制御方法によって
複数の直流モータを選択的に駆動可能な駆動回路を、少
数のスイッチング素子で実現することができる。なお、
本発明においては、各直流モータの他端に個別の各2個
のスイッチング素子部を接続しているため、前記請求項
1記載の発明よりも、H字型の接続に係るスイッチング
素子部の数は増加しているが、モータ選択用のスイッチ
ング素子部が不要であることから、部品の種類を低減で
きるため、製造上の利点がある。
【0037】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか一つに記載の発明において、複数のスイッチング
素子部の中から選択されたスイッチング素子部が、複数
のスイッチング素子を接続して構成されたことを特徴と
している。すなわち、請求項1〜3記載の発明による駆
動回路においては、典型的に、スイッチング素子部を単
体のスイッチング素子で構成することが可能であるが、
その一部あるいは全部を、複数のスイッチング素子で構
成することも可能である。
【0038】以上のような構成を有する請求項4記載の
発明によれば、複数のスイッチング素子を直列あるいは
並列に接続することになるが、いずれの場合において
も、複数のスイッチング素子を使用することにより、ス
イッチング素子部の信頼性を向上することができる。
【0039】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか一つに記載の発明において、スイッチング素子部
が、半導体素子および機械式接点を選択的に用いて構成
されていることを特徴としている。すなわち、請求項1
〜4記載の発明による駆動回路においては、典型的に、
全てのスイッチング素子部をIGBT等の半導体素子で
構成することが可能であるが、その一部あるいは全部
に、リレー等の機械式接点を使用することも可能であ
る。いずれの場合においても、請求項1〜4記載の発明
の作用効果は同様に得られるものである。
【0040】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、モータ選択用のスイッチング素子部が、双
方向サイリスタを用いて構成されていることを特徴とし
ている。すなわち、モータ選択用のスイッチング素子部
としては、双方向に通電可能な各種の素子を使用するこ
とが可能であるが、特に、双方向サイリスタを使用する
ことにより、小型・簡略化に貢献できる。
【0041】請求項7記載の発明は、前記請求項1また
は請求項2記載の直流モータ駆動回路を使用してその前
記直流モータを制御するための直流モータ制御方式にお
いて、次のような制御を行うことを特徴としている。す
なわち、前記直流モータを停止する場合に、前記モータ
選択用のスイッチング素子部以外のスイッチング素子部
を先にオフ状態にしてモータ電流を遮断し、その後、モ
ータ選択用のスイッチング素子部をオフ状態にする。
【0042】以上のような構成を有する請求項7記載の
発明によれば、モータ電流の遮断時にモータ選択用のス
イッチング素子部に対して過電圧が加わることを防止す
ることができる。すなわち、直流モータに流れる誘導性
電流を遮断する際には過電圧が発生するが、本発明の制
御により、発生した過電圧は全て、モータ選択用のスイ
ッチング素子部以外の、モータの回転方向を決定するス
イッチング素子部に印加され、これらのスイッチング素
子部に付属する還流ダイオード等の過電圧制限回路によ
って良好に処理される。したがって、本発明によれば、
モータ選択用のスイッチング素子部には過電圧が加わら
ないため、同部分の過電圧制限回路を省略することがで
きる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下には、本発明による複数の実
施の形態について、図1〜図4を参照して具体的に説明
する。なお、図5〜図8に示した従来例と同一部分には
同一符号を付している。
【0044】[1.第1の実施の形態] [1−1.構成]図1は、本発明の第1の実施の形態と
して、請求項1、5〜7を適用した直流モータ駆動回路
の一つの実施の形態を示す基本回路図である。この図1
に示すように、本実施の形態においてはまず、図5に示
した従来例と同様に、正電位1と負電位2からなる1系
統の直流電源に、第1〜第4のIGBT11a〜11d
が接続され、H型ブリッジ回路が構成されている。
【0045】すなわち、本実施の形態においては、第1
〜第4のIGBT11a〜11dが、請求項1記載の第
1〜第4のスイッチング素子に相当する。また、図5に
示した従来例と同様に、この4個のIGBT11a〜1
1dの各々のゲートには、このゲートに電圧を印加する
個別の回転方向制御入力12a〜12dがそれぞれ接続
されており、4個のIGBT11a〜11dの各々の両
端には、個別の還流ダイオード13a〜13dが逆並列
にそれぞれ接続されている。
【0046】そして、本実施の形態においては、第1の
IGBT11aの正電位1と反対側の端部に、第2のI
GBT11bの一端が接続されると共に、負荷である3
個の直流モータ10a〜10cの一端がそれぞれ接続さ
れている。この場合、3個の直流モータ10a〜10c
は、互いに並列に接続されており、直流モータ10a〜
10cの他端は、第3と第4のIGBT11c,11d
の一端にそれぞれ接続されている。また、この3個の直
流モータ10a〜10cの各々には、双方向に通電可能
なモータ選択用のスイッチング素子として、トライアッ
ク(双方向サイリスタ)21a〜21cがそれぞれ直列
に接続されている。
【0047】このトライアック21a〜21cの各々
は、対応する直流モータ10a〜10cの選択機能を有
している。トライアック21a〜21cの各々のゲート
には、このゲートに電圧を印加する個別のモータ選択入
力22a〜22cが接続されている。このトライアック
21a〜21cとしては、通電方向の違いによるゲート
トリガ電圧および電流の感度差が小さい、4モードトラ
イアックを用いることが望ましい。
【0048】[1−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、第1〜第3の直流モータ10
a〜10cを選択的に起動・停止させることができる。
すなわち、任意の単数または複数の直流モータを選択し
て、正方向または逆方向に回転起動させ、あるいは停止
させることができる。
【0049】[1−2−1.モータの正転起動]本実施
の形態の駆動回路において、1台の直流モータ、例え
ば、第1の直流モータ10aのみを選択的に正方向に回
転させる場合には、以下のような制御を行う。
【0050】まず、第1の直流モータ10aに対応する
モータ選択入力22aのみをオンとし、第1の直流モー
タ10aに対応するトライアック21aのみをオン状態
とする。次に、2個の回転方向制御入力12a,12d
をオンとし、正電位側の図中左側の第1のIGBT11
aと負電位側の図中右側の第4のIGBT11dをオン
状態とする。
【0051】これにより、第1〜第3の直流モータ10
a〜10cには、図中左から右に向かって正転方向の電
流が流れようとするが、第2と第3の直流モータ10
b,10cは、それに対応するトライアック21b,2
1cがオフ状態(通電阻止状態)にあるため、電流は第
1の直流モータ10aのみに流れる。したがって、第1
〜第3の直流モータ10a〜10cのうち、第1の直流
モータ10aのみを選択的に駆動できる。
【0052】また、第2の直流モータ10bのみを正方
向に回転させる場合には、この第2の直流モータ10b
に対応するトライアック21bのみをオン状態として、
第1と第4のIGBT11a,11dをオン状態とす
る。同様に、第3の直流モータ10cのみを正方向に回
転させる場合には、この第3の直流モータ10cに対応
するトライアック21cのみをオン状態として、第1と
第4のIGBT11a,11dをオン状態とする。
【0053】さらに、2台以上の直流モータを正方向に
回転させる場合には、その回転させる直流モータに対応
する全てのトライアックを同様にオン状態として、第1
と第4のIGBT11a,11dをオン状態とする。
【0054】そして、以上のように、第1〜第3の直流
モータ10a〜10cのうち、任意の単数または複数の
直流モータに対応するトライアックを選択的にオン状態
とし、かつ、第1と第4のIGBT11a,11dをオ
ン状態とすることにより、その単数または複数の直流モ
ータを選択的に正方向に回転させることができる。
【0055】[1−2−2.モータの逆転起動]本実施
の形態の駆動回路において、1台の直流モータ、例え
ば、第1の直流モータ10aのみを選択的に逆方向に回
転させる場合には、以下のような制御を行う。
【0056】まず、正方向の回転時と同様に、第1の直
流モータ10aに対応するモータ選択入力22aのみを
オンとし、第1の直流モータ10aに対応するトライア
ック21aのみをオン状態とする。次に、2個の回転方
向制御入力12b,12cをオンとし、負電位側の図中
左側の第2のIGBT11bと正電位側の図中右側の第
3のIGBT11cをオン状態とする。
【0057】これにより、第1〜第3の直流モータ10
a〜10cには、図中右から左に向かって逆転方向の電
流が流れようとするが、第2と第3の直流モータ10
b,10cは、それに対応するトライアック21b,2
1cがオフ状態(通電阻止状態)にあるため、電流は第
1の直流モータ10aのみに流れる。したがって、第1
〜第3の直流モータ10a〜10cのうち、第1の直流
モータ10aのみを選択的に駆動できる。
【0058】また、第2の直流モータ10bのみを逆方
向に回転させる場合には、この第2の直流モータ10b
に対応するトライアック21bのみをオン状態として、
第2と第3のIGBT11b,11cをオン状態とす
る。同様に、第3の直流モータ10cのみを正方向に回
転させる場合には、この第3の直流モータ10cに対応
するトライアック21cのみをオン状態として、第2と
第3のIGBT11b,11cをオン状態とする。
【0059】さらに、2台以上の直流モータを逆方向に
回転させる場合には、その回転させる直流モータに対応
する全てのトライアックを同様にオン状態として、第2
と第3のIGBT11b,11cをオン状態とする。
【0060】そして、以上のように、第1〜第3の直流
モータ10a〜10cのうち、任意の単数または複数の
直流モータに対応するトライアックを選択的にオン状態
とし、かつ、第2と第3のIGBT11b,11cをオ
ン状態とすることにより、その単数または複数の直流モ
ータを選択的に逆方向に回転させることができる。
【0061】[1−2−3.モータ停止時の制御方式]
本実施の形態の駆動回路において、1台の直流モータ、
例えば、正方向に回転している第1の直流モータ10a
を停止させる場合には、図2に示す制御を行う。まず、
第1と第4のIGBT11a,11dの回転方向制御入
力12a,12dへ入力している回転方向制御信号31
をオフ(ゲート電圧を零にする)し、第1と第4のIG
BT2a,2dを先にオフ状態にしてモータ電流30の
遮断を開始する(時点t1)。この場合、モータ電流3
0の遮断には、数ミリ秒〜数百ミリ秒程度の時間を要す
る。このような時間を経てモータ電流30の遮断を完了
した後(時点t2)、第1の直流モータ10aに対応す
るトライアック21aのモータ選択入力22aに入力し
ているモータ選択信号32をオフし、トライアック21
aをオフ状態に戻す(時点t3)。
【0062】以上のような制御を行うことにより、モー
タ電流遮断時に発生する過電圧は全て、第1と第4のI
GBT11a,11dに印加され、還流ダイオード13
b,13c等の過電圧制限回路によって処理されるた
め、トライアック21aに過電圧が加わることはない。
【0063】すなわち、本実施の形態の駆動回路におい
て、正方向に回転している単数または複数の直流モータ
を停止させる場合には、同様に、第1と第4のIGBT
2a,2dを先にオフ状態にしてモータ電流30の遮断
を行い、遮断完了後に、回転している直流モータに対応
するトライアックをオフ状態に戻すことにより、トライ
アックに過電圧が加わることを防止できる。また、逆方
向に回転している単数または複数の直流モータを停止さ
せる場合には、第2と第3のIGBT2b,2cを先に
オフ状態にしてモータ電流30の遮断を行い、遮断完了
後に、回転している直流モータに対応するトライアック
をオフ状態に戻すことにより、正転時からの停止と同様
にトライアックに過電圧が加わることを防止できる。
【0064】このように、本実施の形態の制御方式によ
れば、正転時からの停止においても、また、逆転時から
の停止においても、モータ電流遮断時にトライアックに
過電圧が加わることはないため、トライアック部分に還
流ダイオード等の過電圧制御回路を設ける必要がない。
【0065】[1−3.効果]以上のように、本実施の
形態の駆動回路は、複数の直流モータを同時に異なる方
向に動作させることができないという制限はあるもの
の、その他の点では図7の従来例と同様に作用する。そ
の上、本実施の形態の駆動回路の半導体素子の数は、図
7の従来例に比べて格段に少なくなっている。
【0066】すなわち、3台の直流モータ10a〜10
cを駆動するために、図7の従来例ではIGBTを12
個使用しているが、本実施の形態の駆動回路では、IG
BTを4個、トライアックを3個と、合計で7個の半導
体素子を使用している。IGBTとトライアックとで
は、その寸法や価格はほぼ同程度であるので、本実施の
形態の駆動回路は、図7の従来例に比べて、実質的に5
個の半導体素子を削減できたことになる。一般に、本実
施の形態によれば、n個の直流モータを駆動する場合
に、各直流モータに対して個別の半導体素子からなるH
型ブリッジ回路を用いる構成(図7の従来例)に比べ
て、(3n−4)個の半導体素子を削減できる。
【0067】したがって、本実施の形態によれば、複数
の直流モータを良好に制御可能としながらしかも、従来
に比べて半導体素子の数を格段に低減でき、それによっ
てまた、故障の要因を低減できる。そのため、駆動回路
を小型・簡略化し、製造コストを低減できると共に、駆
動回路の信頼性を向上できる。そして、このような利点
を有する本実施の形態の駆動回路は、前述した開閉装置
の制御盤のような、複数のモータを同時に異なる方向に
動作させる必要のない場合の駆動回路として好適であ
る。
【0068】[2.第2の実施の形態] [2−1.構成]図3は、本発明の第2の実施の形態と
して、請求項2、5〜7を適用した直流モータ駆動回路
の一つの実施の形態を示す基本回路図である。この図3
に示すように、本実施の形態においてはまず、図6に示
した従来例と同様に、正電位1、負電位2、および零電
位3からなる2系統の直流電源に、第1と第2のIGB
T11a,11bが接続され、T型回路が構成されてい
る。
【0069】すなわち、本実施の形態においては、第1
と第2のIGBT11a,11bが、請求項2記載の第
1と第2のスイッチング素子に相当する。また、図6に
示した従来例と同様に、この2個のIGBT11a,1
1bの各々のゲートには、このゲートに電圧を印加する
個別の回転方向制御入力12a,12bがそれぞれ接続
されており、2個のIGBT11a,11bの各々の両
端には、個別の還流ダイオード13a,13bが逆並列
にそれぞれ接続されている。
【0070】そして、本実施の形態においては、第1の
IGBT11aの正電位1と反対側の端部に、第2のI
GBT11bの一端が接続されると共に、負荷である3
個の直流モータ10a〜10cの一端がそれぞれ接続さ
れている。この場合、3個の直流モータ10a〜10c
は、互いに並列に接続されており、直流モータ10a〜
10cの他端は、零電位3にそれぞれ接続されている。
また、この3個の直流モータ10a〜10cの各々に
は、前記第1の実施の形態と同様に、トライアック(双
方向サイリスタ)21a〜21cがそれぞれ直列に接続
されており、その各々のゲートには、このゲートに電圧
を印加する個別のモータ選択入力22a〜22cが接続
されている。
【0071】[2−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様
に、第1〜第3の直流モータ10a〜10cを選択的に
起動・停止させることができる。すなわち、任意の単数
または複数の直流モータを選択して、正方向または逆方
向に回転起動させ、あるいは停止させることができる。
【0072】[2−2−1.モータの正転起動]本実施
の形態の駆動回路において、1台の直流モータ、例え
ば、第1の直流モータ10aのみを選択的に正方向に回
転させる場合には、以下のような制御を行う。
【0073】まず、第1の直流モータ10aに対応する
モータ選択入力22aのみをオンとし、第1の直流モー
タ10aに対応するトライアック21aのみをオン状態
とする。次に、一方の回転方向制御入力12aをオンと
し、正電位側の第1のIGBT11aをオン状態とす
る。
【0074】これにより、第1〜第3の直流モータ10
a〜10cには、図中左から右に向かって正転方向の電
流が流れようとするが、第2と第3の直流モータ10
b,10cは、それに対応するトライアック21b,2
1cがオフ状態(通電阻止状態)にあるため、電流は第
1の直流モータ10aのみに流れる。したがって、第1
〜第3の直流モータ10a〜10cのうち、第1の直流
モータ10aのみを選択的に駆動できる。
【0075】すなわち、任意の単数または複数の直流モ
ータを正方向に回転させる場合には、その回転させる直
流モータに対応する全てのトライアックをオン状態と
し、かつ、第1のIGBT11aをオン状態とすること
により、任意の単数または複数の直流モータを選択的に
正方向に回転させることができる。
【0076】[2−2−2.モータの逆転起動]本実施
の形態の駆動回路において、任意の単数または複数の直
流モータを逆方向に回転させる場合には、正転起動時と
同様に、その回転させる直流モータに対応する全てのト
ライアックをオン状態とする一方で、正転起動時とは逆
に、第2のIGBT11bをオン状態とすることによ
り、任意の単数または複数の直流モータを選択的に逆方
向に回転させることができる。
【0077】[2−2−3.モータ停止時の制御方式]
本実施の形態の駆動回路において、正方向に回転してい
る単数または複数の直流モータを停止させる場合には、
前記第1の実施の形態と同様に、第1と第4のIGBT
2a,2dを先にオフ状態にしてモータ電流30の遮断
を行い、遮断完了後に、回転している直流モータに対応
するトライアックをオフ状態に戻すことにより、トライ
アックに過電圧が加わることを防止できる。
【0078】また、逆方向に回転している単数または複
数の直流モータを停止させる場合についても、前記第1
の実施の形態と同様に、第2と第3のIGBT2b,2
cを先にオフ状態にしてモータ電流30の遮断を行い、
遮断完了後に、回転している直流モータに対応するトラ
イアックをオフ状態に戻すことにより、トライアックに
過電圧が加わることを防止できる。
【0079】したがって、本実施の形態の制御方式によ
れば、前記第1の実施の形態と同様に、モータ電流遮断
時にトライアックに過電圧が加わることはないため、ト
ライアック部分に還流ダイオード等の過電圧制御回路を
設ける必要がない。
【0080】[2−3.効果]以上のように、本実施の
形態の駆動回路は、複数の直流モータを同時に異なる方
向に動作させることができないという制限はあるもの
の、その他の点では図8の従来例と同様に作用する。そ
の上、本実施の形態の駆動回路の半導体素子の数は、図
8の従来例に比べて少なくなっている。
【0081】すなわち、3台の直流モータ10a〜10
cを駆動するために、図8の従来例ではIGBTを6個
使用しているが、本実施の形態の駆動回路では、IGB
Tを2個、トライアックを3個と、合計で5個の半導体
素子を使用している。前述したように、IGBTとトラ
イアックとでは、その寸法や価格はほぼ同程度であるの
で、本実施の形態の駆動回路は、図8の従来例に比べ
て、実質的に1個の半導体素子を削減できたことにな
る。一般に、本実施の形態によれば、n個の直流モータ
を駆動する場合に、各直流モータに対して個別の半導体
素子からなるT型回路を用いる構成(図8の従来例)に
比べて、(n−2)個の半導体素子を削減できる。
【0082】したがって、本実施の形態によれば、前記
第1の実施の形態と同様に、複数の直流モータを良好に
制御可能としながらしかも、従来に比べて半導体素子の
数を格段に低減でき、それによってまた、故障の要因を
低減できる。そのため、駆動回路を小型・簡略化し、製
造コストを低減できると共に、駆動回路の信頼性を向上
できる。そして、本実施の形態の駆動回路は、前記第1
の実施の形態と同様に、開閉装置の制御盤のような、複
数のモータを同時に異なる方向に動作させる必要のない
場合の駆動回路として好適である。
【0083】[3.第3の実施の形態] [3−1.構成]図4は、本発明の第3の実施の形態と
して、請求項3、5〜7を適用した直流モータ駆動回路
の一つの実施の形態を示す基本回路図である。この図4
に示すように、本実施の形態の駆動回路においては、正
電位1と負電位2からなる1系統の直流電源に、8個の
IGBT11a〜11hが接続されており、負荷である
3個の直流モータ10a〜10cに対して、正電位1側
の第1のIGBT11aと負電位2側の第2のIGBT
11bを共通のスイッチング素子として、3個のH型ブ
リッジ回路が構成されている。
【0084】すなわち、第1の直流モータ10aには、
その一端に共通のIGBT11a,11bが接続される
と共に、その他端に個別のIGBT11c,11dが接
続され、それぞれ正電位1と負電位2に接続されて、1
つのH型ブリッジ回路が構成されている。同様に、第2
の直流モータ10bには、その一端に共通のIGBT1
1a,11bが接続されると共にその他端に個別のIG
BT11e,11fが接続され、また、第3の直流モー
タ10cには、その一端に共通のIGBT11a,11
bが接続されると共にその他端に個別のIGBT11
g,11hが接続されており、それぞれH型ブリッジ回
路が構成されている。
【0085】なお、この8個のIGBT11a〜11h
の各々のゲートには、このゲートに電圧を印加する個別
の回転方向制御入力12a〜12hがそれぞれ接続され
ており、8個のIGBT11a〜11hの各々の両端に
は、個別の還流ダイオード13a〜13hが逆並列にそ
れぞれ接続されている。
【0086】[3−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、前記第1、第2の実施の形態
と同様に、第1〜第3の直流モータ10a〜10cを選
択的に起動・停止させることができる。すなわち、任意
の単数または複数の直流モータを選択して、正方向また
は逆方向に回転起動させ、あるいは停止させることがで
きる。
【0087】まず、本実施の形態の駆動回路において、
任意の単数または複数の直流モータを正方向に回転させ
る場合には、共通の第1のIGBT11aをオン状態と
し、かつ、回転させようとする直流モータの他端の負電
位側のIGBT(11d,11f,11h)をオン状態
とすることにより、任意の単数または複数の直流モータ
を選択的に正方向に回転させることができる。
【0088】また、任意の単数または複数の直流モータ
を逆方向に回転させる場合には、共通の第2のIGBT
11bをオン状態とし、かつ、回転させようとする直流
モータの他端の正電位側のIGBT(11c,11e,
11g)をオン状態とすることにより、任意の単数また
は複数の直流モータを選択的に逆方向に回転させること
ができる。
【0089】[3−3.効果]以上のように、本実施の
形態の駆動回路は、複数の直流モータを同時に異なる方
向に動作させることができないという制限はあるもの
の、その他の点では図7の従来例と同様に作用する。そ
の上、本実施の形態の駆動回路の半導体素子の数は、図
7の従来例に比べて少なくなっている。
【0090】すなわち、3台の直流モータ10a〜10
cを駆動するために、図7の従来例ではIGBTを12
個使用しているが、本実施の形態の駆動回路では、IG
BTを8個のみ使用しており、図7の従来例に比べて、
4個の半導体素子が削減されている。一般に、本実施の
形態によれば、n個の直流モータを駆動する場合に、各
直流モータに対して個別の半導体素子からなるH型ブロ
ック回路を用いる構成(図7の従来例)に比べて、(2
n−2)個の半導体素子を削減できる。
【0091】したがって、本実施の形態によれば、前記
第1、第2の実施の形態と同様に、複数の直流モータを
良好に制御可能としながらしかも、従来に比べて半導体
素子の数を格段に低減でき、それによってまた、故障の
要因を低減できる。そのため、駆動回路を小型・簡略化
し、製造コストを低減できると共に、駆動回路の信頼性
を向上できる。特に、本実施の形態においては、半導体
素子として全てIGBTを用いており、トライアックと
いう別の種類の半導体素子を用いていないため、前記第
1の実施の形態の駆動回路に比べて素子数は多いもの
の、部品の種類は削減されており、製作上の利点があ
る。そして、本実施の形態の駆動回路は、前記第1、第
2の実施の形態と同様に、開閉装置の制御盤のような、
複数のモータを同時に異なる方向に動作させる必要のな
い場合の駆動回路として好適である。
【0092】[4.他の実施の形態]なお、本発明は、
前記各実施の形態に限定されるものではなく、他にも多
種多様の形態を実施可能である。例えば、前記各実施の
形態においては、スイッチング素子としてIGBTや双
方向サイリスタを使用した場合について説明したが、本
発明においては、スイッチング素子として他の各種の半
導体素子を使用可能である。また、スイッチング素子と
しては、半導体素子に限らず、その一部または全部にリ
レーなどの機械式接点を用いて同様の回路を実現するこ
とも可能であり、その場合にも、前記各実施の形態と同
様の作用効果が得られるものである。
【0093】一方、前記各実施の形態においては、スイ
ッチング素子部を単体のスイッチング素子で構成した場
合について説明したが、請求項4記載の発明を適用し
て、複数のスイッチング素子部の一部または全部を、複
数のスイッチング素子を直列あるいは並列に接続して構
成することも可能である。このように複数のスイッチン
グ素子によってスイッチング素子部を構成した場合に
は、スイッチング素子部の信頼性を向上することができ
る。
【0094】さらに、前記各実施の形態においては、一
例として、3個の直流モータを駆動する駆動回路につい
て説明したが、本発明は、2個の直流モータ、あるい
は、4個以上の直流モータを駆動する駆動回路にも同様
に適用可能である。特に、本発明は、直流モータの数が
増加するほどスイッチング素子部の数を大きく削減で
き、大きな作用効果が得られるものである。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スイッチング素子と直流モータとの接続構成を改良した
ことにより、従来より少ないスイッチング素子数で複数
の直流モータを良好に制御可能であり、小型・簡略で製
造コストが低く、信頼性の高い、優れた直流モータ駆動
回路を提供することができる。そしてまた、そのような
利点を有する駆動回路の実現に好適な、優れた直流モー
タ制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の直流モータ駆
動回路を示す基本回路図。
【図2】図1の直流モータ駆動回路における直流モータ
制御方式の信号電圧とモータ電流を示す波形図。
【図3】本発明による第2の実施の形態の直流モータ駆
動回路を示す基本回路図。
【図4】本発明による第3の実施の形態の直流モータ駆
動回路を示す基本回路図。
【図5】従来のH型ブリッジ回路を示す基本回路図。
【図6】従来のT型回路を示す基本回路図。
【図7】H型ブリッジ回路により複数の直流モータを駆
動するための従来の直流モータ駆動回路の一例を示す基
本回路図。
【図8】T型回路により複数の直流モータを駆動するた
めの従来の直流モータ駆動回路の一例を示す基本回路
図。
【符号の説明】
1:(直流電源の)正電位 2:(直流電源の)負電位 3:(直流電源の)零電位 10,10a〜10c:直流モータ 11a〜11l:IGBT(絶縁ゲートバイポーラトラ
ンジスタ) 12a〜12h:回転方向制御入力 13a〜13h:還流ダイオード 21a〜21c:トライアック(双方向サイリスタ) 22a〜22c:モータ選択入力 30:モータ電流 31:回転方向制御信号 32:モータ選択信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正電位と負電位からなる1系統の直流電
    源を駆動源とし、前記正電位には、第1のスイッチング
    素子部の一端が接続され、この第1のスイッチング素子
    部の他端には、第2のスイッチング素子部の一端が接続
    されると共に負荷である直流モータの一端が接続され、
    前記第2のスイッチング素子部の他端は前記負電位に接
    続され、前記直流モータの他端には、第3と第4のスイ
    ッチング素子部の一端がそれぞれ接続され、さらに、前
    記第3のスイッチング素子部の他端は前記正電位に接続
    され、前記第4のスイッチング素子部の他端は前記負電
    位に接続されることにより、前記4個のスイッチング素
    子部および前記直流モータが全体としてH字型に接続さ
    れた直流モータ駆動回路において、 前記直流モータは、互いに並列に接続された複数の直流
    モータであり、この複数の直流モータの各々には、双方
    向に通電可能なモータ選択用のスイッチング素子部がそ
    れぞれ直列に接続されたことを特徴とする直流モータ駆
    動回路。
  2. 【請求項2】 正電位、負電位、および零電位からなる
    2系統の直流電源を駆動源とし、前記正電位には、第1
    のスイッチング素子部の一端が接続され、この第1のス
    イッチング素子部の他端には、第2のスイッチング素子
    部の一端が接続されると共に負荷である直流モータの一
    端が接続され、前記第2のスイッチング素子部の他端は
    前記負電位に接続され、前記直流モータの他端は前記零
    電位に接続されることにより、前記2個のスイッチング
    素子部および前記直流モータが全体としてT字型に接続
    された直流モータ駆動回路において、 前記直流モータは、互いに並列に接続された複数の直流
    モータであり、この複数の直流モータの各々には、双方
    向に通電可能なモータ選択用のスイッチング素子部がそ
    れぞれ直列に接続されたことを特徴とする直流モータ駆
    動回路。
  3. 【請求項3】 正電位と負電位からなる1系統の直流電
    源を駆動源とし、半導体素子を用いて直流モータを駆動
    する直流モータ駆動回路において、 前記正電位には、第1のスイッチング素子部の一端が接
    続され、この第1のスイッチング素子部の他端には、第
    2のスイッチング素子部の一端が接続されると共に、負
    荷である複数の直流モータの各々の一端がそれぞれ接続
    され、前記第2のスイッチング素子部の他端は前記負電
    位に接続され、前記複数の直流モータの各々の他端に
    は、個別の各2個のスイッチング素子部の一端がそれぞ
    れ接続され、さらに、前記各2個のスイッチング素子部
    のうち、各一方のスイッチング素子部の他端は前記正電
    位にそれぞれ接続され、各他方のスイッチング素子部の
    他端は前記負電位にそれぞれ接続されたことを特徴とす
    る直流モータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記複数のスイッチング素子部の中から
    選択されたスイッチング素子部は、複数のスイッチング
    素子を接続して構成されたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項3までのいずれか一つに記載の直流モータ駆動
    回路。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング素子部は、半導体素子
    および機械式接点を選択的に用いて構成されていること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一つ
    に記載の直流モータ駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記モータ選択用のスイッチング素子部
    は、双方向サイリスタを用いて構成されていることを特
    徴とする請求項5記載の直流モータ駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記請求項1または請求項2記載の直流
    モータ駆動回路を使用してその前記直流モータを制御す
    るための直流モータ制御方式において、 前記直流モータを停止する場合に、前記モータ選択用の
    スイッチング素子部以外のスイッチング素子部を先にオ
    フ状態にしてモータ電流を遮断し、その後、モータ選択
    用のスイッチング素子部をオフ状態にすることを特徴と
    する直流モータ制御方式。
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