JP2010017040A - 磁気支持制御回路、該磁気支持制御回路を搭載したベアリングレスモータ及びベアリングレスモータ制御システム - Google Patents

磁気支持制御回路、該磁気支持制御回路を搭載したベアリングレスモータ及びベアリングレスモータ制御システム Download PDF

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政英 大島
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Abstract

【課題】回路数、素子数が少なく、汎用性のある三相インバータの適用を可能とした磁気支持制御回路、該磁気支持制御回路を搭載したベアリングレスモータ及びベアリングレスモータ制御システムを提供する。
【解決手段】第1の接合点245と第2の接合点246間に第1の双方向スイッチ10を介して配設された磁気支持巻線103xaと、第1の接合点245と第2の接合点246間に第2の双方向スイッチ20を介して配設された磁気支持巻線103xbcと、回転子111の回転角度を検出する回転角度検出手段H1〜H3と、第1の双方向スイッチ10と第2の双方向スイッチ20とを回転角度検出手段H1〜H3で検出した回転角度に基づき切り替える切替手段とを備えて構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気支持制御回路、該磁気支持制御回路を搭載したベアリングレスモータ及びベアリングレスモータ制御システムに係わり、特に回路数、素子数が少なく、汎用性のある三相インバータの適用を可能とした磁気支持制御回路、該磁気支持制御回路を搭載したベアリングレスモータ及びベアリングレスモータ制御システムに関する。
従来のDCブラシレス構造ベアリングレスモータの横断面図を図14に示す。このDCブラシレス構造ベアリングレスモータについては、特許文献1に詳しい。図14のDCブラシレス構造ベアリングレスモータ100において、回転子111は6極アウターロータ型である。鉄心3の内側には永久磁石105が貼り付けられている。図14中のN、Sは鉄心3に面する側の永久磁石105の極性を表している。
固定子鉄心7は12スロット構造である。固定子歯9に巻かれた巻線の内、外側のA1〜A6、B1〜B6で表記された巻線は二相電動機巻線101であり、固定子歯9に集中して巻かれている。また、この二相電動機巻線101の内側には磁気支持巻線103が捲回されている。そして、例えば磁気支持巻線103xaはシャフト15を挟んで対峙する固定子歯9に対し直列接続となるように捲回されている。
また、磁気支持巻線103xaと磁気支持巻線103yaとは、それぞれの発生する超磁力が互いに直交する方向となるように配置されている。磁気支持巻線103yaも磁気支持巻線103xaと同様に、シャフト15を挟んで対峙する固定子歯9に対し直列接続となるように捲回されている。更に、磁気支持巻線103xb、103yb、103xc、103ycも同様に配置されている。ここに、磁気支持巻線103xa、103xb、103xcがx軸方向に力を発生させる支持巻線であり、一方、磁気支持巻線103ya、103yb、103ycがy軸方向に力を発生させる支持巻線である。なお、電動機巻線の配置、トルクの発生原理は従来のブラシレスDCモータと同様なので説明を省略する。
図15及び図16に基づき従来のDCブラシレス構造ベアリングレスモータの磁気支持力の発生原理を示す。そして、図17に回転角度φと磁気支持電流との関係を、また図18に回転角度φと電動機電流との関係を示す。但し、図17は、x軸正方向に力Fxを発生させる場合について例示したものである。なお、図15、図16は、それぞれ回転角度φ=0°、30°の場合を例に示す。図中、二相電動機巻線101は省略している。
まず、回転子111の回転角度φが0°の場合について説明する。回転角度φ=0°のとき、図18よりA相の二相電動機巻線101を流れる電流はゼロであり、A相の二相電動機巻線101は励磁されていない状態にある。このとき、図15に示したようにA相の二相電動機巻線101と同一の固定子歯9に捲回された磁気支持巻線103xa1、103xa2に対し図17に示すように負方向に電流ixaを流し励磁すると、永久磁石105の界磁磁束(太い矢印)に加えて支持磁束(細い矢印)が発生する。
すると磁束密度がギャップ121では減少し、ギャップ123では増加してアンバランスになりx軸正方向に力Fxが発生する。なお、この場合に、A相の二相電動機巻線101は励磁されていない状態にあるので、永久磁石105と磁気支持巻線103xa1、103xa2間の磁束に影響を及ぼすことはない。
このように、回転角度φ=0°を含む回転角度−15°から15°までの範囲においては、固定子歯9の歯頭部9a1、9a7の全体がずっと同一の永久磁石105A、105Dと対峙し、かつこの永久磁石105A、105Dの面内に含まれた形で回転子111が移動しており、このとき対峙する永久磁石105A、105Dの極性は、この回転角度範囲内で変化することはない。従って、安定した精度の高い制御が容易に行える。
次に、回転子111の回転角度φが30°の場合について説明する。回転角度φ=30°のとき、図18よりB相の二相電動機巻線101を流れる電流はゼロであり、B相の二相電動機巻線101は励磁されていない状態にある。このとき、図16に示したようにB相の二相電動機巻線101と同一の固定子歯9に捲回された磁気支持巻線103xb1、xb2に対し負方向へ電流を流し、かつ磁気支持巻線103xc1、xc2に対し正方向へ電流を流し励磁する。すると力Fb、Fcが発生し、その合力によりx軸正方向に力Fxと大きさが等しくなるように磁気支持巻線103xb1、xb2及び103xc1、xc2の巻数を決定する。
このように、回転角度φ=30°を含む回転角度15°から45°までの範囲においては、固定子歯9の歯頭部9a2、9a6、9a8、9a12の全体がずっと同一の永久磁石105A、105C、105D、105Fと対峙し、かつこの永久磁石105A、105C、105D、105Fの面内に含まれており、対峙する永久磁石105A、105C、105D、105Fの極性は、この回転角度範囲内で変化することはない。従って、安定した制御が容易に行える。
即ち、直交二軸のx、y軸方向にそれぞれ力を発生する巻線が決められており、図14中の磁気支持巻線103xa、103xb、103xcがx軸方向への力を担い、一方、磁気支持巻線103ya、103yb、103ycがy軸方向への力を担っている。そして、回転角度により励磁する支持巻線が決まっており、1本の支持巻線で半径方向力を発生したり、又は複数本の支持巻線により発生する力を合成することで回転軸支持を行っている。
次に、図19を基にDCブラシレス構造ベアリングレスモータの制御方法について説明する。
図19において、DCブラシレス構造ベアリングレスモータ100の回転子111の回転角度を回転角度センサ31で抽出する。そして、この回転角度センサ31で抽出した回転角度に基づきパルスジェネレータ133にて電動機電流iA、iBが演算された後、電流制御器134で増幅された形で二相電動機巻線101に流される。一方、回転角度センサ31で抽出した回転角度は、パルスジェネレータ135、137にも入力されるようになっている。
また、ギャップセンサ37で回転子111のx軸方向の変位を検出し、x方向変位指令値39との間での偏差Δxが減算器41にて算出される。そして、この偏差Δxは補償回路43にてPID補償されることで電流指令値Ix *が演算される。
この電流指令値Ix *はパルスジェネレータ135に入力され、図17のタイミングチャートに従い、回転角度毎に決められた磁気支持巻線103xa、103xb、103xcに対しそれぞれ電流指令値ixa *、ixb *、ixc *が演算されるようになっている。その後、磁気支持巻線103xa、103xb、103xcの電流ixa、ixb、ixcは、電流制御器136で電流指令値ixa *、ixb *、ixc *に追従するように制御される。
このことにより、1本の支持巻線でx方向の半径方向力を発生したり、又は複数本の支持巻線により発生する力を合成することでx方向の半径方向力を発生し回転軸の支持が行われる。
一方、ギャップセンサ47でy軸方向の変位を検出し、y方向変位指令値49との間での偏差Δyが減算器51にて算出される。そして、この偏差Δyは補償回路53にてPID補償されることで電流指令値Iy *が演算される。
この電流指令値Iy *はパルスジェネレータ137に入力され、図17のタイミングチャートに従い、回転角度毎に決められた磁気支持巻線103ya、103yb、103ycに対しそれぞれ電流指令値iya *、iyb *、iyc *が演算されるようになっている。その後、磁気支持巻線103ya、103yb、103ycの電流iya、iyb、iycは、電流制御器138で電流指令値iya *、iyb *、iyc *に追従するように制御される。
このことにより、1本の支持巻線でy方向の半径方向力を発生したり、又は複数本の支持巻線により発生する力を合成することでy方向の半径方向力を発生し回転軸の支持が行われる。
特願2006−68381号公報
ところで、従来のDCブラシレス構造ベアリングレスモータでは各磁気支持巻線103xa、103xb、103xc、103ya、103yb、103ycに対し、図20に示す単相Hブリッジインバータがそれぞれ配置されている。
図20において、単相Hブリッジインバータ200には、4個の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ201、202、203、204(以下、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と略す)が磁気支持巻線103xaに対しブリッジ状に接続されている。磁気支持巻線103xaの一端はIGBT201のエミッタ端子とIGBT202のコレクタ端子との接合点245に対し接続され、他端はIGBT203のエミッタ端子とIGBT204のコレクタ端子との接合点246に対し接続されている。
また、単相Hブリッジインバータ200の両端には直流電源205が接続されている。
磁気支持巻線103xaを流れる電流ixaは電流検出部206で検出された後、コンパレータ207でDSP(Digital Signal Processor)から出力された電流指令値Ixa *と比較される。コンパレータ207の出力信号はデッドタイム生成回路208でIGBT短絡防止のためにタイミング調整された後、IGBTドライバ209、210を経てIGBT201、202、203、204の各ゲートに出力される。IGBTドライバ209からは反転、非反転の2つの出力信号が出力され、IGBT201、202のそれぞれのゲートに入力するようになっている。一方、IGBTドライバ210からも同様に、反転、非反転の2つの出力信号が出力され、IGBT203、204のそれぞれのゲートに入力するようになっている。
ここに、図14の12スロット6極ベアリングレスブラシレスDCモータの場合には磁気支持巻線103が6つ存在するため、単相Hブリッジインバータが6個必要となっていた。単相HブリッジインバータはIGBTが4つで構成されるため、IGBTは合計24個(=4×6)必要であった。また、IGBTドライバは一つで2つのIGBTのゲートを駆動しているため、全体で12個必要であった。更に、電流検出部206、コンパレータ207及びデッドタイム生成回路208は単相Hブリッジインバータと同じだけの数である6つ必要であった。
このため、回路数、素子数が多くなり、設置スペースや放熱等の面で問題となるおそれがあった。
更に、かかる単相Hブリッジインバータは汎用性が乏しく商品の流通も少ないため、三相モータに広く適用のある三相インバータに比べて高価であった。
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、回路数、素子数が少なく、汎用性のある三相インバータの適用を可能とした磁気支持制御回路、該磁気支持制御回路を搭載したベアリングレスモータ及びベアリングレスモータ制御システムを提供することを目的とする。
このため本発明(請求項1)の磁気支持制御回路は、直流電源の陽極に対し並列に一端が接続された第1の半導体スイッチ及び第2の半導体スイッチと、前記直流電源の陰極に対し並列に一端が接続された第3の半導体スイッチ及び第4の半導体スイッチと、前記第1の半導体スイッチの他端と前記第3の半導体スイッチの他端とが接合された第1の接合点と、前記第2の半導体スイッチの他端と前記第4の半導体スイッチの他端とが接合された第2の接合点と、該第2の接合点と前記第1の接合点間に第1の双方向スイッチを介して配設された第1の磁気支持巻線と、該第2の接合点と前記第1の接合点間に第2の双方向スイッチを介して配設された第2の磁気支持巻線及び第3の磁気支持巻線と、回転子の回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記第1の双方向スイッチと前記第2の双方向スイッチとを該回転角度検出手段で検出した回転角度に基づき切り替える切替手段とを備えて構成した。
従来は、第1の半導体スイッチ及び第2の半導体スイッチと、第3の半導体スイッチ及び第4の半導体スイッチについて単相の磁気支持巻線を一つ配設していたが、本発明では、これらの半導体スイッチについて第1の磁気支持巻線と第2の磁気支持巻線及び第3の磁気支持巻線の3つの磁気支持巻線を制御可能とした。
また、この際の制御も第1の磁気支持巻線で一つの電流ルート、第2の磁気支持巻線及び第3の磁気支持巻線でもう一つの電流ルートの2つのルートに分け、回転角度毎にルートを切り替えることとした。このため、全体として電流検出部や比較器、ドライバ等も減らすことができた。以上により、従来と同様、各磁気支持巻線の単相制御が可能な上に使用される素子数を減らすことができ、かつ省スペース、省電力で安価に構成できる。
また、本発明(請求項2)の磁気支持制御回路は、前記第1の半導体スイッチと前記第3の半導体スイッチのそれぞれのON、OFFを制御する第1の制御用ドライバと、前記第2の半導体スイッチと前記第4の半導体スイッチのそれぞれのON、OFFを制御する第2の制御用ドライバと、前記第1の双方向スイッチと前記第2の双方向スイッチのそれぞれのON、OFFを制御する第3の制御用ドライバとを備えて構成した。
第1の双方向スイッチと第2の双方向スイッチの2つを一つの制御用ドライバで制御可能としたので、使用されるドライバの素子数を減らすことができ、省スペース、省電力で安価に構成できる。
更に、本発明(請求項3)の磁気支持制御回路は、前記第1の双方向スイッチ及び前記第2の双方向スイッチを流れる電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検出した電流を電流指令値と比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基づき前記第1の半導体スイッチ、第2の半導体スイッチ、第3の半導体スイッチ、第4の半導体スイッチを制御する半導体スイッチ制御手段を備えて構成した。
更に、本発明(請求項4)のベアリングレスモータは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気支持制御回路を搭載したことを特徴とする。
更に、本発明(請求項5)のベアリングレスモータ制御システムは、複数の固定子歯に捲回された電動機巻線と、該電動機巻線の励磁によりトルクを発生する所定の極数の磁極と、該磁極を有する回転子と、前記固定子歯の内の複数に対し三相に捲回され、かつそれぞれの相を構成する巻線がシャフトを挟んで対峙するように直列に接続され、一つの平面として定義された磁気支持巻線群と、該磁気支持巻線群を回転方向に少なくとも一つ配置したベアリングレスモータと、前記回転子の回転角度を抽出する回転角度抽出手段と、該回転角度抽出手段で抽出した回転角度に応じて励磁する磁気支持巻線群を切り替える切替手段と、該切替手段で切り替えられた磁気支持巻線群を三相励磁することにより前記磁極との間に半径方向の力を生じさせることを特徴とする。
磁気支持巻線群を三相励磁可能としたことで、汎用の三相インバータを用いることができる。このため、安価かつ省スペースに構成できる。また、3本の巻線による支持となるため単相の場合に比べて支持力を大幅に向上させることができる。
更に、本発明(請求項6)のベアリングレスモータ制御システムは、前記回転子のx軸方向の位置を検出するx軸位置検出手段と、該x軸位置検出手段で検出した位置とx軸方向位置指令値との偏差を算出するx軸変位偏差算出手段と、該x軸変位偏差算出手段で算出した偏差を補償しx軸方向力指令値を出力する第1の補償手段と、前記回転子のy軸方向の位置を検出するy軸位置検出手段と、該y軸位置検出手段で検出した位置とy軸方向位置指令値との偏差を算出するy軸変位偏差算出手段と、該y軸変位偏差算出手段で算出した偏差を補償しy軸方向力指令値を出力する第2の補償手段と、前記x軸方向力指令値と前記y軸方向力指令値を、前記極数と前記固定子歯の数とに基づき算出される所定の回転角度を隔てて定義された少なくとも一つの直交座標軸上に変換する座標変換手段と、該座標変換手段で変換された直交座標軸上の力指令値を二軸三軸変換する二軸三軸変換手段と、該二軸三軸変換手段で変換された力指令値を基に前記磁気支持巻線群を構成するそれぞれの磁気支持巻線に流す電流指令値を作成する電流指令値作成手段を備え、前記切替手段での磁気支持巻線群の切り替えを前記極数と前記固定子歯の数とに基づき算出される所定の回転角度毎に行うことを特徴とする。
以上説明したように本発明の磁気支持制御回路によれば、第1の半導体スイッチ及び第2の半導体スイッチと、第3の半導体スイッチ及び第4の半導体スイッチについて第1の磁気支持巻線と第2の磁気支持巻線及び第3の磁気支持巻線の3つの磁気支持巻線を接続し、第1の磁気支持巻線で一つの電流ルート、第2の磁気支持巻線及び第3の磁気支持巻線でもう一つの電流ルートの2つのルートに分けて構成したので、従来と同様、各磁気支持巻線の単相制御が可能な上に電流検出部や比較器、ドライバを始め、使用される素子数を減らすことができ、かつ省スペース、省電力で安価に構成できる。
また、本発明のベアリングレスモータ制御システムによれば、固定子歯の内の複数に対し三相に捲回し、かつそれぞれの相を構成する巻線がシャフトを挟んで対峙するように直列に接続してベアリングレスモータの磁気支持巻線群を構成し、回転角度に応じてこの励磁する磁気支持巻線群を切り替え、かつこの磁気支持巻線群を三相励磁することにより磁極との間に半径方向の力を生じさせるようにしたので、汎用の三相インバータを用いることができる。このため、安価かつ省スペースに構成できる。また、3本の巻線による支持となるため単相の場合に比べて支持力を大幅に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の第1実施形態であるDCブラシレス構造ベアリングレスモータの磁気支持制御回路の構成図を図1に示す。なお、図20と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
図1において、磁気支持巻線103xaの一端には、直列にIGBT211のエミッタ端子が接続され、このIGBT211のコレクタ端子には、IGBT213のコレクタ端子が接続されている。一方、IGBT213のエミッタ端子は接合点245に対し接続されている。
また、IGBT211、IGBT213、寄生のダイオード235、寄生のダイオード236により一つの双方向スイッチ10が構成されている。
磁気支持巻線103xaの他端は接合点246に対し接続されている。
一方、磁気支持巻線103xb、103xcは従来ではそれぞれ独立したコイルであったが、本実施形態では従来とは異なり直列に接続されている。この直列にされた磁気支持巻線103xb、103xcを便宜上磁気支持巻線103xbcと定義する。
そして、この磁気支持巻線103xbcの一端には直列にIGBT221のエミッタ端子が接続され、このIGBT221のコレクタ端子には、IGBT223のコレクタ端子が接続されている。一方、IGBT223のエミッタ端子は接合点245に対し接続されている。
また、IGBT221、IGBT223、寄生のダイオード237、寄生のダイオード238により一つの双方向スイッチ20が構成されている。磁気支持巻線103xbcの他端は接合点246に対し接続されている。
次に、本発明の第1実施形態の動作を説明する。図17のタイミングチャートを参照すると分かるように回転角度15度〜45度の範囲では、ixaに電流が流れないときにixbとixcとは互いに反対の極性である一方、等しい大きさである。回転角度45度〜75度の範囲では、ixaに電流が流れているときにixbとixcには電流が流れない。
このことから、磁気支持巻線103xbと103xcとは捲回方向を異ならせた上で直列に接続し本実施形態のように磁気支持巻線103xbcとして構成したとしても、従来のような磁気支持巻線103xb、103xcをそれぞれ独立して制御した場合と変わらない制御の行えることが分かる。
このため、図2の回転角度とゲート信号、電流波形の関係に示すように、回転角度15度〜45度の範囲ではIGBT211、IGBT213の両ゲートに対しゲート電圧VGSとしてLow信号を加える。これにより、磁気支持巻線103xaには電流が流れない。
また、これとは反対にIGBT221、IGBT223の両ゲートに対しゲート電圧VGSとしてHigh信号を加える。これにより、磁気支持巻線103xb、103xcには等しい大きさの電流が流れる。電流はIGBT201、202、203、204のON、OFF制御に従い、図中左若しくは右のいずれの方向にも流れ得る。
一方、回転角度45度〜75度の範囲では、IGBT211、IGBT213の両ゲートに対しゲート電圧VGSとしてHigh信号を加える。これにより、磁気支持巻線103xaには電流が流れる。電流はIGBT201、202、203、204のON、OFF制御に従い、図中左若しくは右のいずれの方向にも流れ得る。
また、これとは反対にIGBT221、IGBT223の両ゲートに対しゲート電圧VGSとしてLow信号を加える。これにより、磁気支持巻線103xb、103xcには電流が流れない。なお、図2中のixはixaとixbcとの合成電流を示す。
このように従来とは変わらない制御が行える一方、素子の数は図3に示すように減らすことができる。図14の従来構成では、各磁気支持巻線103xa、103xb、103xc、103ya、103yb、103ycに対し、図20に示す単相Hブリッジインバータをそれぞれ構成する必要があったが、本実施形態では、磁気支持巻線103xa、103xb、103xcに対し一つの単相Hブリッジインバータを構成できるため、x軸の制御用に図1に示すIGBT201、202、203、204、211、213、221、223の8個で済む。y軸の制御用にも同様に8個必要なので、合計16個となり従来よりも格段に少なくて済む。
双方向スイッチ10の2つのゲートには同じゲート電圧VGS(正転信号)を印加すればよい。また、双方向スイッチ20の2つのゲートには同じゲート電圧VGS(反転信号)を印加すればよい。IGBTドライバは、正転、反転信号を同時に出力できるので、双方向スイッチ10、20のゲートに対して一つのIGBTドライバからの出力信号を利用することができる。
その結果、この双方向スイッチ10、20のゲート制御用のIGBTドライバに加え、IGBT201、202のゲート制御用に一つのIGBTドライバ209、同様にIGBT203、204のゲート制御用にもう一つのIGBTドライバ210の合計3個でx軸の制御が可能となる。y軸の制御用にも同様に3個必要なので、合計6個となり従来の半分で済む。
また、x軸の制御用、y軸の制御用として、それぞれ一つの単相Hブリッジインバータで構成可能なので、電流検出部206、コンパレータ207、デッドタイム生成回路208はx軸の制御用に一つ、y軸の制御用にもう一つの合計2つで済む。
以上のように、従来の構成に比べ格段に素子の数を減らすことができるため、省電力、省スペースで安価にできる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態であるDCブラシレス構造ベアリングレスモータの横断面図を図4に示す。なお、図14と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
図4のDCブラシレス構造ベアリングレスモータ300において、回転子111は6極アウターロータ型である。しかしながら、本発明はインナーロータ型に対しても適用可能である。鉄心3の内側には永久磁石105が貼り付けられている。
固定子鉄心7は12スロット構造である。固定子歯9に巻かれた巻線の内、外側のA、Bで表記された巻線は二相電動機巻線101であり、固定子歯9に集中して巻かれている。また、この二相電動機巻線101の内側には磁気支持巻線303が捲回されている。そして、例えば磁気支持巻線303U1はシャフト15を挟んで対峙する固定子歯9に対し直列接続となるように捲回されている。
また、磁気支持巻線303V1と磁気支持巻線303W1とは、それぞれの発生する超磁力が互いに120度ずつ隔てる方向となるように配置されている。
更に、磁気支持巻線303U2が磁気支持巻線303U1に対し30度隔てて配置され、かつこの磁気支持巻線303U2も磁気支持巻線303U1と同様に、シャフト15を挟んで対峙する固定子歯9に対し直列接続となるように捲回されている。
また、磁気支持巻線303V2と磁気支持巻線303W2とは、それぞれの発生する超磁力が互いに120度ずつ隔てる方向となるように配置されている。ここに、磁気支持巻線303U1、303V1、303W1が三相インバータにより制御される第1平面を構成する磁気支持巻線であり、一方、磁気支持巻線303U2、303V2、103W2が三相インバータにより制御される第2平面を構成する磁気支持巻線である。
次に、本発明の第2実施形態の動作を説明する。
従来は単相Hブリッジインバータを用いた制御を行っていたが、単相Hブリッジインバータは流通量も少なく、高価なため、三相モータの制御に広く適用され、流通量も多く安価な汎用三相インバータを用いての制御を可能とする。図5に半径方向力の二軸三軸変換原理を示す。
従来のDCブラシレス構造ベアリングレスモータでは、半径方向力の制御を回転角度に応じて直交するx軸及びy軸からなる二軸平面を切り替えることで行っていたが、本実施形態では、この二軸平面におげる半径方向力の指令値を更に図5に示すように120度ずつ隔てたU軸、V軸、W軸からなる三軸平面での指令値に変換する。本実施形態では、磁気支持巻線303U1、303V1、303W1の起磁力方向がU1軸、V1軸、W1軸に相当する。磁気支持巻線303U2、303V2、303W2の起磁力方向がU2軸、V2軸、W2軸に相当する。
このとき、半径方向力の指令値はU軸、V軸、W軸に成分分解された合力として位置ずけられる。
即ち、三軸方向に巻かれた磁気支持巻線U、V、Wに対し、Fu *,Fv *,Fw *に比例した電流を流し、支持力を発生する。U、V、W相の支持巻線電流は、汎用三相インバータにより制御する。
次に磁気支持の制御方法について説明する。
二軸三軸変換は数1に基づき行われる。
Figure 2010017040
例えば、6極12スロット構造の場合、回転角度φ=15°〜45°、75°〜105°のとき第1平面(U1、V1、W1軸)を選択する。図6に示すように、x、y軸上の力の指令値Fx *、Fy *を第1平面上の直交二軸x1、y1軸に変換する。x1、y1軸はx、y軸と一致している。
ここで、簡単のため、x軸方向に力を発生しているとすると、Fx1 *=Fx *、Fy1 *=Fy *=0となる。二軸から三軸へ変換し、FU1 *,FV1 *,FW1 *は数2のように求まる。
Figure 2010017040
磁気支持巻線電流指令値iU1 *,iV1 *,iW1 *は、力の指令値FU1 *,FV1 *,FW1 *に比例するように数3で決定される。
Figure 2010017040
但し、kは比例定数である。
一方、回転角度φ=0°〜15°、45°〜75°、105°〜120°のとき第2平面(U2,V2,W2軸)を選択する。図7に示すように、x、y軸上の力の指令値Fx *、Fy *を第2平面上の直交二軸x2、y2軸に変換する。x2、y2軸はx、y軸に対し、30°傾いているので、Fx2 *、Fy2 *は数4のように求まる。
Figure 2010017040
y *=0として
x2 *=Fx *cos30°、Fy2 *=−Fx *sin30°となる。
従って、FU2 *,FV2 *,FW2 *は数5のように求まる。
Figure 2010017040
次に、図8を基にDCブラシレス構造ベアリングレスモータの制御方法について説明する。
図8において、DCブラシレス構造ベアリングレスモータ300の回転子111の回転角度を回転角度センサであるホールセンサH1、H2、H3で抽出する。そして、このホールセンサH1、H2、H3で抽出した回転角度に基づき電流制御器331にて電動機電流imu、imv、imwが演算された後、増幅された形で二相電動機巻線101に流される。一方、ホールセンサH1、H2、H3で抽出した回転角度は、回転角度に応じて作用させる平面を切り替えるため電流指令値作成回路337にも入力されるようになっている。
また、ギャップセンサ37で回転子111のx軸方向の変位を検出し、x方向変位指令値39との間での偏差Δxが減算器41にて算出される。そして、この偏差Δxは補償回路43にてPID補償されることで半径方向力指令値Fx *が演算される。
一方、ギャップセンサ47でy軸方向の変位を検出し、y方向変位指令値49との間での偏差Δyが減算器51にて算出される。そして、この偏差Δyは補償回路53にてPID補償されることで半径方向力指令値Fy *が演算される。
この半径方向力指令値Fx *、Fy *は座標変換回路333にて直交二軸に変換される。ここで直交二軸に変換された信号は、更に二軸三軸変換回路335で二軸から三軸に変換される。ここで三軸に変換された信号は電流指令値作成回路337に入力され、図9の三相インバータ使用時の磁気支持電流タイミングチャート(1周期分、x軸方向に力発生時)に従い、回転角度毎に決められた第1平面を構成する磁気支持巻線303U1、303V1、303W1と、第2平面を構成する磁気支持巻線303U2、303V2、303W2に対しそれぞれ電流指令値iU1 *,iV1 *,iW1 *及びiU2 *,iV2 *,iW2 *が演算されるようになっている。
その後、磁気支持巻線303U1、303V1、303W1の電流iU1,iV1,iW1と、磁気支持巻線303U2、303V2、303W2の電流iU2,iV2,iW2は、電流制御器339で電流指令値iU1 *,iV1 *,iW1 *及びiU2 *,iV2 *,iW2 *に追従するように制御される。
このことにより、三相の支持巻線により発生する力を合成することでx方向の半径方向力を発生し回転軸の支持が行われる。
なお、減算器41、51、補償回路43、53、座標変換回路333、二軸三軸変換回路335、電流指令値作成回路337は、DSP(Digital Signal Processor)やCPUにてディジタル演算処理が可能である。
次に、有限要素法により磁気支持力及びトルクを求めた。
図10に従来法の通り単相インバータを使用したときの回転角度とトルクの関係を示し、図11に本発明の通り三相インバータを使用したときの回転角度とトルクの関係を示す。
また、図12に従来法の通り単相インバータを使用したときの回転角度と電磁力の関係を示し、図13に本発明の通り三相インバータを使用したときの回転角度と電磁力の関係を示す。磁気支持巻線303に流す電流は方形波である。
このとき、支持力はスイッチング周波数(周期30°)に同期したリプルが生じている。図10と図11ではトルクが変わらない一方で、x軸方向の磁気支持力は、図12に示す通り、従来の単相インバータを使用したときの平均0.096[N]に比べ、本実施形態では、図13に示す通り、平均0.140[N]と支持力は46%向上させることができることが分かる。これは、三相インバータを使用したことに伴い、同時に励磁する巻線が1本(例えばxa)から3本(例えばu1,v1,w1)に増えたためである。
本発明の第1実施形態であるDCブラシレス構造ベアリングレスモータの磁気支持制御回路の構成図 回転角度とゲート信号、電流波形の関係 回路数、素子数の比較 本発明の第2実施形態であるDCブラシレス構造ベアリングレスモータの横断面図 半径方向力の二軸三軸変換原理 x、y軸上の力の指令値Fx *、Fy *を第1平面上の直交二軸x1、y1軸に変換する方法を示す図 x、y軸上の力の指令値Fx *、Fy *を第2平面上の直交二軸x2、y2軸に変換する方法を示す図 DCブラシレス構造ベアリングレスモータの制御方法 三相インバータ使用時の磁気支持電流タイミングチャート(1周期分、x軸方向へ力発生時) 有限要素法により解析した回転角度とトルクの関係を示す図(従来法による単相インバータ使用時) 有限要素法により解析した回転角度とトルクの関係を示す図(本発明による三相インバータ使用時) 有限要素法により解析した回転角度と磁気支持力の関係を示す図(従来法による単相インバータ使用時) 有限要素法により解析した回転角度と磁気支持力の関係を示す図(本発明による三相インバータ使用時) 従来のDCブラシレス構造ベアリングレスモータの横断面図 磁気支持力の発生原理(回転角度が0°の場合) 磁気支持力の発生原理(回転角度が30°の場合) 回転角度と磁気支持電流との関係を示すタイミングチャート 回転角度と電動機電流との関係を示すタイミングチャート DCブラシレス構造ベアリングレスモータの制御方法 単相Hブリッジインバータの構成図
符号の説明
3 鉄心
7 固定子鉄心
9 固定子歯
10、20 双方向スイッチ
15 シャフト
37、47 ギャップセンサ
39、49 変位指令値
41、51 減算器
43、53 補償回路
201、202、203、204、211、213、221、223 IGBT
101 二相電動機巻線
103、303 磁気支持巻線
105 永久磁石
111 回転子
205 直流電源
206 電流検出部
207 コンパレータ
208 デッドタイム生成回路
209、210 ドライバ
245、246 接合点
300 ブラシレス構造ベアリングレスモータ
331、339 電流制御器
333 座標変換回路
335 二軸三軸変換回路
337 電流指令値作成回路
H1〜H3 ホールセンサ

Claims (6)

  1. 直流電源の陽極に対し並列に一端が接続された第1の半導体スイッチ及び第2の半導体スイッチと、
    前記直流電源の陰極に対し並列に一端が接続された第3の半導体スイッチ及び第4の半導体スイッチと、
    前記第1の半導体スイッチの他端と前記第3の半導体スイッチの他端とが接合された第1の接合点と、
    前記第2の半導体スイッチの他端と前記第4の半導体スイッチの他端とが接合された第2の接合点と、
    該第2の接合点と前記第1の接合点間に第1の双方向スイッチを介して配設された第1の磁気支持巻線と、
    該第2の接合点と前記第1の接合点間に第2の双方向スイッチを介して配設された第2の磁気支持巻線及び第3の磁気支持巻線と、
    回転子の回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    前記第1の双方向スイッチと前記第2の双方向スイッチとを該回転角度検出手段で検出した回転角度に基づき切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする磁気支持制御回路。
  2. 前記第1の半導体スイッチと前記第3の半導体スイッチのそれぞれのON、OFFを制御する第1の制御用ドライバと、
    前記第2の半導体スイッチと前記第4の半導体スイッチのそれぞれのON、OFFを制御する第2の制御用ドライバと、
    前記第1の双方向スイッチと前記第2の双方向スイッチのそれぞれのON、OFFを制御する第3の制御用ドライバとを備えたことを特徴とする請求項1記載の磁気支持制御回路。
  3. 前記第1の双方向スイッチ及び前記第2の双方向スイッチを流れる電流を検出する電流検出手段と、
    該電流検出手段で検出した電流を電流指令値と比較する比較手段と、
    該比較手段の比較結果に基づき前記第1の半導体スイッチ、第2の半導体スイッチ、第3の半導体スイッチ、第4の半導体スイッチを制御する半導体スイッチ制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の磁気支持制御回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気支持制御回路を搭載したことを特徴とするベアリングレスモータ。
  5. 複数の固定子歯に捲回された電動機巻線と、
    該電動機巻線の励磁によりトルクを発生する所定の極数の磁極と、
    該磁極を有する回転子と、
    前記固定子歯の内の複数に対し三相に捲回され、かつそれぞれの相を構成する巻線がシャフトを挟んで対峙するように直列に接続され、一つの平面として定義された磁気支持巻線群と、
    該磁気支持巻線群を回転方向に少なくとも一つ配置したベアリングレスモータと、
    前記回転子の回転角度を抽出する回転角度抽出手段と、
    該回転角度抽出手段で抽出した回転角度に応じて励磁する磁気支持巻線群を切り替える切替手段と、
    該切替手段で切り替えられた磁気支持巻線群を三相励磁することにより前記磁極との間に半径方向の力を生じさせることを特徴とするベアリングレスモータ制御システム。
  6. 前記回転子のx軸方向の位置を検出するx軸位置検出手段と、
    該x軸位置検出手段で検出した位置とx軸方向位置指令値との偏差を算出するx軸変位偏差算出手段と、
    該x軸変位偏差算出手段で算出した偏差を補償しx軸方向力指令値を出力する第1の補償手段と、
    前記回転子のy軸方向の位置を検出するy軸位置検出手段と、
    該y軸位置検出手段で検出した位置とy軸方向位置指令値との偏差を算出するy軸変位偏差算出手段と、
    該y軸変位偏差算出手段で算出した偏差を補償しy軸方向力指令値を出力する第2の補償手段と、
    前記x軸方向力指令値と前記y軸方向力指令値を、前記極数と前記固定子歯の数とに基づき算出される所定の回転角度を隔てて定義された少なくとも一つの直交座標軸上に変換する座標変換手段と、
    該座標変換手段で変換された直交座標軸上の力指令値を二軸三軸変換する二軸三軸変換手段と、
    該二軸三軸変換手段で変換された力指令値を基に前記磁気支持巻線群を構成するそれぞれの磁気支持巻線に流す電流指令値を作成する電流指令値作成手段を備え、
    前記切替手段での磁気支持巻線群の切り替えを前記極数と前記固定子歯の数とに基づき算出される所定の回転角度毎に行うことを特徴とする請求項5記載のベアリングレスモータ制御システム。
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