JPH07193764A - 識別信号復調回路 - Google Patents
識別信号復調回路Info
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- JPH07193764A JPH07193764A JP33052693A JP33052693A JPH07193764A JP H07193764 A JPH07193764 A JP H07193764A JP 33052693 A JP33052693 A JP 33052693A JP 33052693 A JP33052693 A JP 33052693A JP H07193764 A JPH07193764 A JP H07193764A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 EDTVテレビジョン信号に重畳される識別
制御信号の復調回路を提供することになる。 【構成】 AD変換部1でディジタル化したテレビジョ
ン信号VSDを、BPF回路3で直流と色副搬送波周波
数が阻止域の帯域通過特性で周波数帯域制限した信号S
1を生成し、この信号波形の零クロス点、極大点、極小
点などによりEDTV補強信号の基準位相信号VP,H
P,カラーフレームシーケンス信号CF、モード信号M
D(EDTVかNTSCかの判別)を再生する。 【効果】 伝送系で加わる雑音やレベル変動やゴースト
の影響を回避し、耐雑音特性、経済性に優れた識別制御
信号の復調回路が実現できる。
制御信号の復調回路を提供することになる。 【構成】 AD変換部1でディジタル化したテレビジョ
ン信号VSDを、BPF回路3で直流と色副搬送波周波
数が阻止域の帯域通過特性で周波数帯域制限した信号S
1を生成し、この信号波形の零クロス点、極大点、極小
点などによりEDTV補強信号の基準位相信号VP,H
P,カラーフレームシーケンス信号CF、モード信号M
D(EDTVかNTSCかの判別)を再生する。 【効果】 伝送系で加わる雑音やレベル変動やゴースト
の影響を回避し、耐雑音特性、経済性に優れた識別制御
信号の復調回路が実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン信号の復調
回路に係り、特に、EDTVのテレビジョン信号に重畳
される識別信号の復調に好適な識別信号復調回路に関す
る。
回路に係り、特に、EDTVのテレビジョン信号に重畳
される識別信号の復調に好適な識別信号復調回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現行テレビ方式(NTSC)との両立性
を保有して、テレビ画像のワイド化、高精細化、高画質
化を実現するEDTVの開発が進められている。
を保有して、テレビ画像のワイド化、高精細化、高画質
化を実現するEDTVの開発が進められている。
【0003】EDTVでは、現行テレビ方式とは異なる
アスペクト比(16対9)の横長画像を画面の上下に無
画部領域を設けて送受像し、画面のワイド化を図る。ま
た、上下の無画部領域と主画部領域にはそれぞれ垂直解
像度補強信号、水平解像度補強信号を重畳し、受像機側
ではこれら補強信号を復調して、高精細化、高画質化を
図る。
アスペクト比(16対9)の横長画像を画面の上下に無
画部領域を設けて送受像し、画面のワイド化を図る。ま
た、上下の無画部領域と主画部領域にはそれぞれ垂直解
像度補強信号、水平解像度補強信号を重畳し、受像機側
ではこれら補強信号を復調して、高精細化、高画質化を
図る。
【0004】EDTVでは、信号処理パラメタや補強信
号類の復調に必要な位相情報などを、識別制御信号とし
て、所定の走査線(22Hと285H)に重畳する。そ
して、EDTV対応の受像機では、この識別制御信号よ
り、信号処理パラメタや補強信号復調の副搬送波などを
再生し、テレビジョン信号を復調する。
号類の復調に必要な位相情報などを、識別制御信号とし
て、所定の走査線(22Hと285H)に重畳する。そ
して、EDTV対応の受像機では、この識別制御信号よ
り、信号処理パラメタや補強信号復調の副搬送波などを
再生し、テレビジョン信号を復調する。
【0005】また、この識別制御信号は、受信テレビジ
ョン信号の方式識別(NTSCかEDTVかの識別)に
使用することも考えられている。
ョン信号の方式識別(NTSCかEDTVかの識別)に
使用することも考えられている。
【0006】一方、識別制御信号は画像エリアの走査線
に重畳されるため、その信号フォーマットは映像信号で
はありえない形態のものという制約を受ける。このた
め、識別制御信号では、映像信号に比較して小振幅(O
IREレベルを基準に±20IRE程度のレベル変化)
な信号形態を採用している。
に重畳されるため、その信号フォーマットは映像信号で
はありえない形態のものという制約を受ける。このた
め、識別制御信号では、映像信号に比較して小振幅(O
IREレベルを基準に±20IRE程度のレベル変化)
な信号形態を採用している。
【0007】したがって、EDTV対応の受像機では、
振幅レベルの小さな識別制御信号から、EDTVテレビ
ジョン信号の復調に必要な各種コマンド情報(信号処理
パラメタ類)や副搬送波再生のための基準位相の復調の
信号処理を高精度で行なう識別信号復調回路が新たに必
要になる。
振幅レベルの小さな識別制御信号から、EDTVテレビ
ジョン信号の復調に必要な各種コマンド情報(信号処理
パラメタ類)や副搬送波再生のための基準位相の復調の
信号処理を高精度で行なう識別信号復調回路が新たに必
要になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、信号
処理が簡単で、伝送系で加わる雑音にも強い特性で、識
別制御信号から副搬送波再生に必要な垂直基準位相、水
平基準位相を復調する識別信号復調回路を提供すること
にある。
処理が簡単で、伝送系で加わる雑音にも強い特性で、識
別制御信号から副搬送波再生に必要な垂直基準位相、水
平基準位相を復調する識別信号復調回路を提供すること
にある。
【0009】また、識別制御信号と映像信号との判別を
誤動作なく行なう識別信号復調回路を提供することにあ
る。
誤動作なく行なう識別信号復調回路を提供することにあ
る。
【0010】さらに、テレビジョン信号のカラーフレー
ムシーケンスを正確に検出する識別信号復調回路を提供
することにある。
ムシーケンスを正確に検出する識別信号復調回路を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、帯域通過フィルタにより周波数
帯域制限した識別制御信号の信号波形の零クロス点、あ
るいは極大点、もしくは極小点の系列より、垂直基準位
相、水平基準位相を復調する手段を採用した。
め、本発明においては、帯域通過フィルタにより周波数
帯域制限した識別制御信号の信号波形の零クロス点、あ
るいは極大点、もしくは極小点の系列より、垂直基準位
相、水平基準位相を復調する手段を採用した。
【0012】また、テレビジョン信号の所定走査線の所
定区間において、垂直基準位相と水平基準位相のいずれ
もを検出する場合には識別制御信号、それ以外の場合に
は映像信号と判別する手段を採用した。さらに、水平基
準位相と色副搬送波の特定位相との一致点を検出する手
段を設け、所定区間で一致点が検出されたフレームを基
点にカラーフレームシーケンスを抽出する手段を採用し
た。
定区間において、垂直基準位相と水平基準位相のいずれ
もを検出する場合には識別制御信号、それ以外の場合に
は映像信号と判別する手段を採用した。さらに、水平基
準位相と色副搬送波の特定位相との一致点を検出する手
段を設け、所定区間で一致点が検出されたフレームを基
点にカラーフレームシーケンスを抽出する手段を採用し
た。
【0013】また、帯域通過フィルタにより周波数帯域
制限した識別制御信号に対してノイズ低減処理を行な
い、雑音成分をさらに抑圧した信号で垂直基準位相、水
平基準位相を復調する手段を採用した。
制限した識別制御信号に対してノイズ低減処理を行な
い、雑音成分をさらに抑圧した信号で垂直基準位相、水
平基準位相を復調する手段を採用した。
【0014】さらに、ゴースト除去処理によりゴースト
成分を抑圧したテレビジョン信号で識別制御信号を復調
する手段を採用した。
成分を抑圧したテレビジョン信号で識別制御信号を復調
する手段を採用した。
【0015】
【作用】本発明における帯域通過フィルタは、直流およ
び色副搬送波周波数が阻止域の特性で、識別制御信号の
周波数帯域制限を行なう。この帯域制限した識別制御信
号では、伝送系で加わる雑音成分は大幅に低減でき、ま
た、レベル変動も除去できる。したがって、垂直基準位
相や水平基準位相の復調では、雑音やレベル変動の影響
をほとんど受けることなく、高い精度でこれらの基準位
相の検出を行なうことが可能になる。
び色副搬送波周波数が阻止域の特性で、識別制御信号の
周波数帯域制限を行なう。この帯域制限した識別制御信
号では、伝送系で加わる雑音成分は大幅に低減でき、ま
た、レベル変動も除去できる。したがって、垂直基準位
相や水平基準位相の復調では、雑音やレベル変動の影響
をほとんど受けることなく、高い精度でこれらの基準位
相の検出を行なうことが可能になる。
【0016】また、検出した水平基準位相はいずれのフ
レームでも同一位置に発生する。一方、色副搬送波は、
フレーム周期毎に位相が反転している。したがって、水
平基準位相と色副搬送波の特定位相(例えば色差I相)
との一致点の位置は、フレーム周期毎に異なる位置にな
る。そこで、所定区間で一致点を検出したフレームを第
1フレーム、所定区間で一致点の検出がないフレームを
第2フレームとして、カラーフレームシーケンスの抽出
を行なうことが可能になる。
レームでも同一位置に発生する。一方、色副搬送波は、
フレーム周期毎に位相が反転している。したがって、水
平基準位相と色副搬送波の特定位相(例えば色差I相)
との一致点の位置は、フレーム周期毎に異なる位置にな
る。そこで、所定区間で一致点を検出したフレームを第
1フレーム、所定区間で一致点の検出がないフレームを
第2フレームとして、カラーフレームシーケンスの抽出
を行なうことが可能になる。
【0017】さらに、帯域通過フィルタにより周波数帯
域制限した映像信号は、主要な成分、すなわち、輝度信
号の低減成分および色信号成分を除去した信号になる。
このため、周波数帯域制限した映像信号においては、所
定区間で垂直基準位相や水平基準位相が検出されること
は極めてまれである。そこで、垂直位相と水平基準位相
のいずれもを検出した場合のみ識別制御信号と判定する
ことで、映像信号か識別制御信号かの判別を行なうこと
が可能になる。
域制限した映像信号は、主要な成分、すなわち、輝度信
号の低減成分および色信号成分を除去した信号になる。
このため、周波数帯域制限した映像信号においては、所
定区間で垂直基準位相や水平基準位相が検出されること
は極めてまれである。そこで、垂直位相と水平基準位相
のいずれもを検出した場合のみ識別制御信号と判定する
ことで、映像信号か識別制御信号かの判別を行なうこと
が可能になる。
【0018】また、帯域通過フィルタで周波数帯域制限
した域別制御信号に対してノイズ低減処理を行なうこと
で、耐雑音特性をさらに向上することが可能になる。
した域別制御信号に対してノイズ低減処理を行なうこと
で、耐雑音特性をさらに向上することが可能になる。
【0019】さらに、識別制御信号の復調処理に先だっ
て、ゴースト除去処理でゴースト成分を抑圧することに
より、ゴーストに起因する誤動作の発生を回避すること
が可能になる。
て、ゴースト除去処理でゴースト成分を抑圧することに
より、ゴーストに起因する誤動作の発生を回避すること
が可能になる。
【0020】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1の全体
ブロック構成図により説明する。
ブロック構成図により説明する。
【0021】ベースバンド帯域のテレビジョン信号VS
は、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本化
し、ディジタルの信号VSDに変換し、識別信号復調回
路2とEDTVデコーダ部12に入力する。
は、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本化
し、ディジタルの信号VSDに変換し、識別信号復調回
路2とEDTVデコーダ部12に入力する。
【0022】識別信号復調回路2においては、信号VS
DはBPF回路3と識別コマンド信号復号部11に入力
する。BPF回路3は、直流および色副搬送波周波数を
阻止域とする特性の帯域通過フィルタで、周波数の帯域
制限した信号S1を出力し、VR抽出回路4、HR抽出
回路6に入力する。
DはBPF回路3と識別コマンド信号復号部11に入力
する。BPF回路3は、直流および色副搬送波周波数を
阻止域とする特性の帯域通過フィルタで、周波数の帯域
制限した信号S1を出力し、VR抽出回路4、HR抽出
回路6に入力する。
【0023】VR抽出回路4は、テレビジョン信号の2
2H、285Hの走査線において、識別制御信号のB1
領域(図3参照)の区間での信号S1の零クロス点、あ
るいは極大点、もしくは極小点を垂直位相基準点VRと
して検出する。また、HR抽出回路6は、識別制御信号
の確認信号領域(図3参照)の区間での信号S1の零ク
ロス点、あるいは極大点の系列を、水平位相基準点HR
として検出する。
2H、285Hの走査線において、識別制御信号のB1
領域(図3参照)の区間での信号S1の零クロス点、あ
るいは極大点、もしくは極小点を垂直位相基準点VRと
して検出する。また、HR抽出回路6は、識別制御信号
の確認信号領域(図3参照)の区間での信号S1の零ク
ロス点、あるいは極大点の系列を、水平位相基準点HR
として検出する。
【0024】識別信号判別回路8は、垂直位相基準点V
Rおよび水平位相基準点HRのいずれもが検出された場
合には識別制御信号と判定し、モード信号MDにHを出
力する。一方、信号VR、HRの検出がない場合、ある
いはいずれか一方を検出した場合には映像信号と判定
し、信号MDにLを出力する。
Rおよび水平位相基準点HRのいずれもが検出された場
合には識別制御信号と判定し、モード信号MDにHを出
力する。一方、信号VR、HRの検出がない場合、ある
いはいずれか一方を検出した場合には映像信号と判定
し、信号MDにLを出力する。
【0025】また、カラーフレーム抽出回路9は、水平
位相基準点HRと色副搬送波の特定位相(例えば色差I
相)との一致点を抽出し、所定区間でこの一致点が発生
するフレームを基点にカラーフレームシーケンス信号C
Fを生成する。
位相基準点HRと色副搬送波の特定位相(例えば色差I
相)との一致点を抽出し、所定区間でこの一致点が発生
するフレームを基点にカラーフレームシーケンス信号C
Fを生成する。
【0026】VP生成回路5では、モード信号MDがH
の場合に、垂直位相基準点VRを基に、時間軸圧縮多重
された垂直解像度補強信号の復調に必要な垂直基準位相
信号VPを生成する。また、HP生成回路7では、モー
ド信号MDがHの場合に、水平位相基準点HRとカラー
フレームシーケンス信号CFを基に、周波数シフト多重
された水平解像度補強信号の復調に必要な副搬送波μ0
の水平基準位相信号HPを生成する。
の場合に、垂直位相基準点VRを基に、時間軸圧縮多重
された垂直解像度補強信号の復調に必要な垂直基準位相
信号VPを生成する。また、HP生成回路7では、モー
ド信号MDがHの場合に、水平位相基準点HRとカラー
フレームシーケンス信号CFを基に、周波数シフト多重
された水平解像度補強信号の復調に必要な副搬送波μ0
の水平基準位相信号HPを生成する。
【0027】識別コマンド信号復号部11は、22H、
285Hの走査線の識別コマンド領域の区間の信号に対
して所定の復号処理を行ない、信号処理パラメタ等のコ
マンド情報を復号する。そして、モード信号MDがHの
場合に、コマンド情報信号COMを出力する。
285Hの走査線の識別コマンド領域の区間の信号に対
して所定の復号処理を行ない、信号処理パラメタ等のコ
マンド情報を復号する。そして、モード信号MDがHの
場合に、コマンド情報信号COMを出力する。
【0028】制御信号生成部10は、PLL部13で抽
出したクロック信号類CS(色副搬送波fsc、4fs
c、垂直同期信号VD、水平同期信号HD)と垂直位相
基準点VRをもとに、識別信号復調回路2の動作に必要
な制御信号類を生成する。
出したクロック信号類CS(色副搬送波fsc、4fs
c、垂直同期信号VD、水平同期信号HD)と垂直位相
基準点VRをもとに、識別信号復調回路2の動作に必要
な制御信号類を生成する。
【0029】EDTVデコーダ部12は、モード信号M
DがHの場合には、垂直基準位相信号VP、水平基準位
相信号HP、コマンド情報信号COMを使用して、垂直
解像度補強信号、水平解像度補強信号の復調、走査線の
3〜4変換による垂直伸長処理など、EDTVの所定の
復調処理を行ない、画像信号VOを生成する。一方、モ
ード信号MDがLの場合には、NTSCの所定の復調処
理を行ない、画像信号VOを生成する。
DがHの場合には、垂直基準位相信号VP、水平基準位
相信号HP、コマンド情報信号COMを使用して、垂直
解像度補強信号、水平解像度補強信号の復調、走査線の
3〜4変換による垂直伸長処理など、EDTVの所定の
復調処理を行ない、画像信号VOを生成する。一方、モ
ード信号MDがLの場合には、NTSCの所定の復調処
理を行ない、画像信号VOを生成する。
【0030】つぎに、識別信号復調回路2の各ブロック
の実施例について説明する。
の実施例について説明する。
【0031】図2は、BPF回路3の一実施例図であ
る。同図(a)に示す様に4画素遅延部14、係数加重
部15、加算部16、および直流成分付加部17で構成
する。そして、信号VSD、ならびに4画素遅延部14
で4サンプル遅延させた信号に係数加重部15で係数値
−1/4、1/2、−1/4を加重し、加算部16でこ
れらの信号を加算する。そして、同図(b)に示す様
に、直流および色副搬送波fscでの利得が零になる帯
域通過の周波数特性のフィルタを実現する。加算部16
の出力信号は直流成分の除去された信号であるが、後述
する信号処理を容易に行なうため、直流成分付加部17
で直流成分DCVを付加する。
る。同図(a)に示す様に4画素遅延部14、係数加重
部15、加算部16、および直流成分付加部17で構成
する。そして、信号VSD、ならびに4画素遅延部14
で4サンプル遅延させた信号に係数加重部15で係数値
−1/4、1/2、−1/4を加重し、加算部16でこ
れらの信号を加算する。そして、同図(b)に示す様
に、直流および色副搬送波fscでの利得が零になる帯
域通過の周波数特性のフィルタを実現する。加算部16
の出力信号は直流成分の除去された信号であるが、後述
する信号処理を容易に行なうため、直流成分付加部17
で直流成分DCVを付加する。
【0032】図3は、EDTVで22H、285Hの走
査線に重畳される識別制御信号の信号フォーマットの仮
案を示す。B1領域には垂直基準位相再生のためのバー
パルス信号、識別コマンド領域には各種コマンド情報を
色副搬送波で振幅変調した信号、確認信号領域には水平
基準位相再生のための2.04MHz正弦波信号が配置
される。そして、受像機側では、B1領域、確認信号領
域の信号波形、識別コマンド領域の復調信号から、ED
TVテレビジョン信号の復調に必要な信号類の検出、抽
出を行なうことになる。
査線に重畳される識別制御信号の信号フォーマットの仮
案を示す。B1領域には垂直基準位相再生のためのバー
パルス信号、識別コマンド領域には各種コマンド情報を
色副搬送波で振幅変調した信号、確認信号領域には水平
基準位相再生のための2.04MHz正弦波信号が配置
される。そして、受像機側では、B1領域、確認信号領
域の信号波形、識別コマンド領域の復調信号から、ED
TVテレビジョン信号の復調に必要な信号類の検出、抽
出を行なうことになる。
【0033】図4は、本発明における垂直位相基準点V
Rの抽出の動作説明図である。従来は、識別制御信号の
B1領域のバーパルス信号の立ち下がり領域から垂直位
相基準点VRを抽出することが考えられているが、レベ
ル変動や雑音等が加わると正確な抽出を行なうことが困
難になるという問題を有す。本発明では、帯域通過特性
のBPF回路3で周波数帯域制限した信号S1を得、こ
の信号波形の零クロス点あるいは極大点もしくは極小点
を、垂直位相基準点VRとして抽出する。信号S1で
は、直流レベル一定値DCVに固定できるのでレベル変
動の影響が回避でき、また、雑音成分は大幅に低減して
いるので雑音の影響も回避でき、精度の高い抽出が可能
である。
Rの抽出の動作説明図である。従来は、識別制御信号の
B1領域のバーパルス信号の立ち下がり領域から垂直位
相基準点VRを抽出することが考えられているが、レベ
ル変動や雑音等が加わると正確な抽出を行なうことが困
難になるという問題を有す。本発明では、帯域通過特性
のBPF回路3で周波数帯域制限した信号S1を得、こ
の信号波形の零クロス点あるいは極大点もしくは極小点
を、垂直位相基準点VRとして抽出する。信号S1で
は、直流レベル一定値DCVに固定できるのでレベル変
動の影響が回避でき、また、雑音成分は大幅に低減して
いるので雑音の影響も回避でき、精度の高い抽出が可能
である。
【0034】具体的には、極大点抽出法では、信号レベ
ルがV+(DCV+Δ+)レベルを越える極大点、零クロ
ス点抽出法では、信号レベルがV-(DCV−Δ-)〜V
+レベルのDCV近傍点、極小点抽出法では、信号レベ
ルがV-レベル以下の極小点で、かつ、制御信号VRF
G信号がHレベルの領域の信号を垂直位相基準点VRと
して抽出する。
ルがV+(DCV+Δ+)レベルを越える極大点、零クロ
ス点抽出法では、信号レベルがV-(DCV−Δ-)〜V
+レベルのDCV近傍点、極小点抽出法では、信号レベ
ルがV-レベル以下の極小点で、かつ、制御信号VRF
G信号がHレベルの領域の信号を垂直位相基準点VRと
して抽出する。
【0035】図5は、VR抽出回路4の第1の実施例図
で、零クロス点抽出法で垂直位相基準点VRの抽出を行
なうものである。
で、零クロス点抽出法で垂直位相基準点VRの抽出を行
なうものである。
【0036】入力信号S1、および1画素遅延部18で
1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列A、X、
S1に対し、論理回路19、20、21でレベル判定を
行なう。論理回路19は、信号レベルがV+を越える時
にはH、V+未満の時はLを出力する。論理回路20
は、信号レベルがV-からV+の間の時はH、それ以外の
時はLを出力する。また、論理回路21では、信号レベ
ルがV-以下の時はH、それ以外の時はLを出力する。
AND回路22は、論理回路19、20、21の出力、
および制御信号VRFGがいずれもHの時にH、それ以
外の時はLを出力する。したがって、AND回路22の
出力では、信号レベルがS1<X<A、かつ、Δ-<X
<Δ+の条件を満足するサンプル点を零クロス点として
検出した垂直位相基準点VRを得る。
1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列A、X、
S1に対し、論理回路19、20、21でレベル判定を
行なう。論理回路19は、信号レベルがV+を越える時
にはH、V+未満の時はLを出力する。論理回路20
は、信号レベルがV-からV+の間の時はH、それ以外の
時はLを出力する。また、論理回路21では、信号レベ
ルがV-以下の時はH、それ以外の時はLを出力する。
AND回路22は、論理回路19、20、21の出力、
および制御信号VRFGがいずれもHの時にH、それ以
外の時はLを出力する。したがって、AND回路22の
出力では、信号レベルがS1<X<A、かつ、Δ-<X
<Δ+の条件を満足するサンプル点を零クロス点として
検出した垂直位相基準点VRを得る。
【0037】図6は、VR抽出回路4の第2の実施例図
で、極大点抽出法で垂直位相基準点VRの抽出を行なう
ものである。
で、極大点抽出法で垂直位相基準点VRの抽出を行なう
ものである。
【0038】入力信号S1、および1画素遅延部18で
1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列に対し、
論理回路23、24でレベル判定を行なう。論理回路2
3では、Xの信号レベルがAとS1の信号レベルより大
きい時にはH、それ以外の時にはLを出力する。論理回
路24では、信号レベルがV+を越える時にはH、V+未
満の時にはLを出力する。AND回路22は、論理回路
23、24の出力、および制御信号VRFGがいずれも
Hの場合にH、それ以外はLを出力する。したがって、
AND回路22の出力では、隣接する3サンプルの間
で、X>A、X>S1、かつ、X>Δ+を満足するサン
プル点を極大点として検出した垂直位相基準点VRを得
る。
1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列に対し、
論理回路23、24でレベル判定を行なう。論理回路2
3では、Xの信号レベルがAとS1の信号レベルより大
きい時にはH、それ以外の時にはLを出力する。論理回
路24では、信号レベルがV+を越える時にはH、V+未
満の時にはLを出力する。AND回路22は、論理回路
23、24の出力、および制御信号VRFGがいずれも
Hの場合にH、それ以外はLを出力する。したがって、
AND回路22の出力では、隣接する3サンプルの間
で、X>A、X>S1、かつ、X>Δ+を満足するサン
プル点を極大点として検出した垂直位相基準点VRを得
る。
【0039】図7は、VP生成回路5の一実施例図で、
同図(a)に構成、(b)に各部の信号形態を示す。
同図(a)に構成、(b)に各部の信号形態を示す。
【0040】1画素遅延部18、インバータ回路25、
AND回路26の組み合せにより、同図(b)に示す様
に、垂直位相基準点VRの前縁部を信号S2として抽出
する。この処理で、雑音等により垂直位相基準点VRに
誤検出が発生した時でも、以後の信号処理での誤動作を
回避することができる。信号S2を基に、910周期カ
ウンタ27、VP位相生成部28で、垂直基準位相信号
VPを生成する。910周期カウンタ27は、910サ
ンプル(1H期間相当)を周期とするカウンタ回路で、
その初期値は信号S2で設定する。なお、モード信号M
DがLのNTSCテレビジョン信号の場合には、カウン
タ動作を停止する。VP位相生成部28は、910周期
カウンタ27の信号S3が所定のアドレス(図では0番
地のアドレス)の時にはH、それ以外のアドレスではL
の信号を出力する動作を行ない、垂直基準位相信号VP
を生成する。
AND回路26の組み合せにより、同図(b)に示す様
に、垂直位相基準点VRの前縁部を信号S2として抽出
する。この処理で、雑音等により垂直位相基準点VRに
誤検出が発生した時でも、以後の信号処理での誤動作を
回避することができる。信号S2を基に、910周期カ
ウンタ27、VP位相生成部28で、垂直基準位相信号
VPを生成する。910周期カウンタ27は、910サ
ンプル(1H期間相当)を周期とするカウンタ回路で、
その初期値は信号S2で設定する。なお、モード信号M
DがLのNTSCテレビジョン信号の場合には、カウン
タ動作を停止する。VP位相生成部28は、910周期
カウンタ27の信号S3が所定のアドレス(図では0番
地のアドレス)の時にはH、それ以外のアドレスではL
の信号を出力する動作を行ない、垂直基準位相信号VP
を生成する。
【0041】図8は、HR信号抽出の動作説明図であ
る。同図(a)は、識別制御信号の確認信号領域の信号
波形と、水平解像度補強信号の復調に用いる副搬送波μ
0と、水平位相基準点HR信号との関係を示す。確認信
号波形は、周波数が4fsc/7の正弦波で、零クロス
点、極大点は7サンプル周期毎に発生している。そし
て、この確認信号をもとに、周波数が16fsc/7の
副搬送波μ0を再生する。副搬送波μ0では、7サンプル
周期毎に同一位相となる関係がある。したがって、極大
点抽出法あるいは零クロス点抽出法で、確認信号波形の
極大点、あるいは零クロス点を水平位相基準点HRとし
て抽出し、これを基に副搬送波μ0を再生することがで
きる。
る。同図(a)は、識別制御信号の確認信号領域の信号
波形と、水平解像度補強信号の復調に用いる副搬送波μ
0と、水平位相基準点HR信号との関係を示す。確認信
号波形は、周波数が4fsc/7の正弦波で、零クロス
点、極大点は7サンプル周期毎に発生している。そし
て、この確認信号をもとに、周波数が16fsc/7の
副搬送波μ0を再生する。副搬送波μ0では、7サンプル
周期毎に同一位相となる関係がある。したがって、極大
点抽出法あるいは零クロス点抽出法で、確認信号波形の
極大点、あるいは零クロス点を水平位相基準点HRとし
て抽出し、これを基に副搬送波μ0を再生することがで
きる。
【0042】この水平位相基準点HRの具体的な抽出方
法を同図(b)に示す。極大点抽出法では、信号レベル
がPレベル(DCV+Δ1)を越える極大点、零クロス
点抽出法では、信号レベルがNレベル(DCV−Δ2)
〜PレベルのDCV近傍点をそれぞれ水平位相基準点H
Rとして抽出する。
法を同図(b)に示す。極大点抽出法では、信号レベル
がPレベル(DCV+Δ1)を越える極大点、零クロス
点抽出法では、信号レベルがNレベル(DCV−Δ2)
〜PレベルのDCV近傍点をそれぞれ水平位相基準点H
Rとして抽出する。
【0043】図9は、HR抽出回路6の第1の実施例図
で、零クロス点抽出法で水平位相基準点HRの抽出を行
なうものである。入力信号S1、および1画素遅延部1
8で1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列に対
して、論理回路19,20,21でレベル判定を行な
う。論理回路19では、信号レベルがPを越える時には
H,P未満の時にはLを出力する。論理回路20では、
信号レベルがN以上、P以下の時にはH、それ以外の時
はLを出力する。また、論理回路21では、信号レベル
がN以下の時にはH、それ以外の時はLを出力する。A
ND回路22は、論理回路19,20,21の出力、お
よび制御信号HRFG(確認信号領域ではH,それ以外
の領域はLの信号)のいずれもがHの場合にH、それ以
外はLを出力する。そして、AND回路22の出力で、
信号レベルがA<X<S1、かつ、N<X<Pの条件を
満足するサンプル点を零クロス点として検出した水平位
相基準点HRを得る。
で、零クロス点抽出法で水平位相基準点HRの抽出を行
なうものである。入力信号S1、および1画素遅延部1
8で1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列に対
して、論理回路19,20,21でレベル判定を行な
う。論理回路19では、信号レベルがPを越える時には
H,P未満の時にはLを出力する。論理回路20では、
信号レベルがN以上、P以下の時にはH、それ以外の時
はLを出力する。また、論理回路21では、信号レベル
がN以下の時にはH、それ以外の時はLを出力する。A
ND回路22は、論理回路19,20,21の出力、お
よび制御信号HRFG(確認信号領域ではH,それ以外
の領域はLの信号)のいずれもがHの場合にH、それ以
外はLを出力する。そして、AND回路22の出力で、
信号レベルがA<X<S1、かつ、N<X<Pの条件を
満足するサンプル点を零クロス点として検出した水平位
相基準点HRを得る。
【0044】図10は、HR抽出回路6の第2の実施例
図で、極大点抽出法で水平位相基準点HRの抽出を行な
うものである。入力信号S1、および1画素遅延部18
で1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列に対
し、論理回路23,24でレベル判定を行なう。論理回
路23では、Xの信号レベルがAとS1の信号レベルよ
り大きな時にはH、それ以外の時にはLを出力する。論
理回路24では、信号レベルがPを越える時にはH,P
未満の時にはLを出力する。AND回路22は、論理回
路23,24の出力、および制御信号HRFGがいずれ
もHの時にH、それ以外ではLを出力する。したがっ
て、AND回路22の出力では、隣接する3サンプル間
で、X>A,X>S1、かつ、X>Pを満足するサンプ
ル点を極大点として抽出した水平位相基準点HRを得
る。
図で、極大点抽出法で水平位相基準点HRの抽出を行な
うものである。入力信号S1、および1画素遅延部18
で1サンプル遅延させた3つの隣接する信号系列に対
し、論理回路23,24でレベル判定を行なう。論理回
路23では、Xの信号レベルがAとS1の信号レベルよ
り大きな時にはH、それ以外の時にはLを出力する。論
理回路24では、信号レベルがPを越える時にはH,P
未満の時にはLを出力する。AND回路22は、論理回
路23,24の出力、および制御信号HRFGがいずれ
もHの時にH、それ以外ではLを出力する。したがっ
て、AND回路22の出力では、隣接する3サンプル間
で、X>A,X>S1、かつ、X>Pを満足するサンプ
ル点を極大点として抽出した水平位相基準点HRを得
る。
【0045】図11は、HP生成回路7の一実施例図
で、同図(a)に構成,(b)に各部の信号形態を示
す。
で、同図(a)に構成,(b)に各部の信号形態を示
す。
【0046】同図(a)において、7画素遅延部30と
判定部31かららなる多数決判定回路29では、多数決
判定処理を行ない、雑音等により水平位相基準点HRで
発生する誤検出や検出もれの影響を回避する。すなわ
ち、7画素遅延部30で7サンプル遅延させた信号HR
−1,…HR−8に対して、判定部31では、同図
(b)に示す様に、制御信号DTFGがHの領域で、例
えばレベルHの信号の個数が7以上の場合にHを出力す
るなどの多数決判定処理を行ない、信号S4を生成す
る。そして、この信号S4を基に、7周期カウンタ3
2,HP位相生成部33で、水平基準位相信号HPを生
成する。7周期カウンタ32は、7サンプルを周期とす
るカウンタ回路で、信号S4で初期値を設定する。な
お、モード信号MDがLのNTSCテレビジョン信号の
場合には、カウンタ動作を停止する。HP位相生成部3
3では、7周期カウンタ32のアドレス信号S5、およ
び、後述するカラーフレームシーケンス信号CFをもと
に、副搬送波ψ0,ψ1,…ψ6からなる水平基準位相信
号HPを生成する。
判定部31かららなる多数決判定回路29では、多数決
判定処理を行ない、雑音等により水平位相基準点HRで
発生する誤検出や検出もれの影響を回避する。すなわ
ち、7画素遅延部30で7サンプル遅延させた信号HR
−1,…HR−8に対して、判定部31では、同図
(b)に示す様に、制御信号DTFGがHの領域で、例
えばレベルHの信号の個数が7以上の場合にHを出力す
るなどの多数決判定処理を行ない、信号S4を生成す
る。そして、この信号S4を基に、7周期カウンタ3
2,HP位相生成部33で、水平基準位相信号HPを生
成する。7周期カウンタ32は、7サンプルを周期とす
るカウンタ回路で、信号S4で初期値を設定する。な
お、モード信号MDがLのNTSCテレビジョン信号の
場合には、カウンタ動作を停止する。HP位相生成部3
3では、7周期カウンタ32のアドレス信号S5、およ
び、後述するカラーフレームシーケンス信号CFをもと
に、副搬送波ψ0,ψ1,…ψ6からなる水平基準位相信
号HPを生成する。
【0047】図12は、水平解像度補強信号の復調に必
要な副搬送波μ0の垂直−時間領域における位相関係を
図示したものである。副搬送波μ0の位相は、ライン周
期毎、フレーム周期毎に位相が反転し、かつ、同一位相
の点がフィールド周期毎に下降する特性を有する。一
方、16fSC/7の信号はライン周期毎に同一位相とな
るため、同図の特性を実現する様に位相反転を行なうた
めのカラーフレームシーケンス信号を抽出する必要があ
る。
要な副搬送波μ0の垂直−時間領域における位相関係を
図示したものである。副搬送波μ0の位相は、ライン周
期毎、フレーム周期毎に位相が反転し、かつ、同一位相
の点がフィールド周期毎に下降する特性を有する。一
方、16fSC/7の信号はライン周期毎に同一位相とな
るため、同図の特性を実現する様に位相反転を行なうた
めのカラーフレームシーケンス信号を抽出する必要があ
る。
【0048】図13は、このカラーフレームシーケンス
抽出の動作説明図である。水平位相基準点HRは、第1
フレーム、第2レームのいずれのフレームにおいても同
一位置で検出される。一方、色副搬送波fSCはフレーム
周期毎に位相が反転するので、この特定位相(例えばI
相)の点は、第1フレームと第2フレームでは異なる位
置に生じる。よって、水平位相基準点HRと色副搬送波
の特定位相の点との一致点は、第1フレームと第2フレ
ームとでは14サンプルずれた位置で発生する。したが
って、制御信号CFGFで、例えば第1フレームの一致
点を信号CFSとして検出し、この信号を基にカラーフ
レームシーケンス信号を抽出することが可能になる。
抽出の動作説明図である。水平位相基準点HRは、第1
フレーム、第2レームのいずれのフレームにおいても同
一位置で検出される。一方、色副搬送波fSCはフレーム
周期毎に位相が反転するので、この特定位相(例えばI
相)の点は、第1フレームと第2フレームでは異なる位
置に生じる。よって、水平位相基準点HRと色副搬送波
の特定位相の点との一致点は、第1フレームと第2フレ
ームとでは14サンプルずれた位置で発生する。したが
って、制御信号CFGFで、例えば第1フレームの一致
点を信号CFSとして検出し、この信号を基にカラーフ
レームシーケンス信号を抽出することが可能になる。
【0049】図14は、カラーフレーム抽出部9の一実
施例図で、同図(a)に構成、(b)に各部のタイムチ
ャートを示す。
施例図で、同図(a)に構成、(b)に各部のタイムチ
ャートを示す。
【0050】同図(a)において、水平位相基準点H
R、色副搬送波fSCの特定位相fSI、および制御信号
CFGFをNAND回路34−1に入力し、その出力
に、2フレーム期間を周期とする信号CFS※(※は反
転を意味する。以下同じ。)を得る。Dフリップフロッ
プ回路35−1は、フレームクロック信号FMCKで動
作する。そして、信号CFS※がLの時に、出力信号Q
をHにセットする。したがって、この出力信号S6は、
第1フレームがH、第2フレームがLの信号になる。D
フリップフロップ回路35−2、NAND回路34−2
の組み合せで、信号S6の前縁部を信号S7として抽出
する。カウンタ回路36は、ラインクロック信号HDC
Kで動作し、信号S7でクリア動作を行なう。この出力
信号QAおよびフィールド制御信号FLDをEXOR回
路37に入力し、この出力でカラーフレームシーケンス
信号CF(H:位相反転の場合)を生成する。
R、色副搬送波fSCの特定位相fSI、および制御信号
CFGFをNAND回路34−1に入力し、その出力
に、2フレーム期間を周期とする信号CFS※(※は反
転を意味する。以下同じ。)を得る。Dフリップフロッ
プ回路35−1は、フレームクロック信号FMCKで動
作する。そして、信号CFS※がLの時に、出力信号Q
をHにセットする。したがって、この出力信号S6は、
第1フレームがH、第2フレームがLの信号になる。D
フリップフロップ回路35−2、NAND回路34−2
の組み合せで、信号S6の前縁部を信号S7として抽出
する。カウンタ回路36は、ラインクロック信号HDC
Kで動作し、信号S7でクリア動作を行なう。この出力
信号QAおよびフィールド制御信号FLDをEXOR回
路37に入力し、この出力でカラーフレームシーケンス
信号CF(H:位相反転の場合)を生成する。
【0051】図15は、識別信号判別回路8の一実施例
図で、同図(a)に構成、(b)に各部のタイムチャー
トを示す。
図で、同図(a)に構成、(b)に各部のタイムチャー
トを示す。
【0052】同図(a)において、Dフリップフロップ
回路35−3,4は、クリア信号CLRにより、22
H,285Hの走査線期間の先頭でクリア動作により、
出力をLにセットする。そして、Dフリップフロップ回
路35−4は、垂直位相基準点VRがHの時にはインバ
ータ回路25−1の出力信号VR※で出力にセットす
る。一方、Dフリップフロップ回路35−3は、多数決
判定回路29で水平位相基準点HRを多数決判定処理し
た信号S4がHの時に、インバータ回路25−2の信号
をS4※で出力をHにセットする。Dフリップフロップ
回路35−3,4の出力S8,S9はAND回路26に
入力し、その出力は、Dフリップフロップ回路35−5
に入力する。そして、クロックMDCKでラッチした信
号をモード信号MDとして出力する。したがって、垂直
位相基準点VRと水平位相基準点HRの双方を検出した
場合にはH、それ以外はLのモード信号MDを得る。
回路35−3,4は、クリア信号CLRにより、22
H,285Hの走査線期間の先頭でクリア動作により、
出力をLにセットする。そして、Dフリップフロップ回
路35−4は、垂直位相基準点VRがHの時にはインバ
ータ回路25−1の出力信号VR※で出力にセットす
る。一方、Dフリップフロップ回路35−3は、多数決
判定回路29で水平位相基準点HRを多数決判定処理し
た信号S4がHの時に、インバータ回路25−2の信号
をS4※で出力をHにセットする。Dフリップフロップ
回路35−3,4の出力S8,S9はAND回路26に
入力し、その出力は、Dフリップフロップ回路35−5
に入力する。そして、クロックMDCKでラッチした信
号をモード信号MDとして出力する。したがって、垂直
位相基準点VRと水平位相基準点HRの双方を検出した
場合にはH、それ以外はLのモード信号MDを得る。
【0053】図16は、識別コマンド信号復号部11の
一実施例図で、同図(a)にブロック構成、(b)に使
用するフィルタの構成例を示す。
一実施例図で、同図(a)にブロック構成、(b)に使
用するフィルタの構成例を示す。
【0054】同図(a)において、信号VSDはBPF
38に入力し、識別コマンド信号領域の色副搬送波成分
S10を抽出する。同期検波回路39は色副搬送波fSC
による同期検波の処理を行なって信号S11を出力す
る。LPF40は、信号S11の低周波成分を抽出し、
復調した識別コマンド信号S12を生成する。2値化回
路41では、信号S12の信号レベルに応じて0か1か
の2値化処理を行ない、制御信号COMCKでB5〜B
22領域の各ブロックのデータをラッチし、2値の識別
コマンド情報系列に復号する。誤り訂正回路42では、
所定の生成多項式による符号誤りの検出、あるいは訂正
の処理を行なう。コマンド情報抽出回路43は、各ブロ
ックのコマンド情報をもとに、DETVデコーダでの信
号処理に必要なコマンド情報信号COMを生成する。
38に入力し、識別コマンド信号領域の色副搬送波成分
S10を抽出する。同期検波回路39は色副搬送波fSC
による同期検波の処理を行なって信号S11を出力す
る。LPF40は、信号S11の低周波成分を抽出し、
復調した識別コマンド信号S12を生成する。2値化回
路41では、信号S12の信号レベルに応じて0か1か
の2値化処理を行ない、制御信号COMCKでB5〜B
22領域の各ブロックのデータをラッチし、2値の識別
コマンド情報系列に復号する。誤り訂正回路42では、
所定の生成多項式による符号誤りの検出、あるいは訂正
の処理を行なう。コマンド情報抽出回路43は、各ブロ
ックのコマンド情報をもとに、DETVデコーダでの信
号処理に必要なコマンド情報信号COMを生成する。
【0055】同図(b)のBPF38は2面素遅延部4
4、LPF40は1画素遅延部18および係数加重部1
5、加算部16の組み合わせで構成する。BPF38
は、信号VSD、および2画素遅延部44で2サンプル
遅延させた信号に、係数加重部15で係数値−1/4,
1/2,−1/4を加重し、加算部16で加算する。そ
して、直流での利得が0、色副搬送波fSCでの利得が1
の周波数特性を実現する。LPF40は、信号S11、
および1画素遅延部18の出力信号に、係数加重部15
で係数値1/2,1,1/2を加重し、加算部16で加
算して出力信号S12をつくる。そして、色副搬送波の
2倍の周波数での利得が0の低域通過の周波数特性を実
現する。
4、LPF40は1画素遅延部18および係数加重部1
5、加算部16の組み合わせで構成する。BPF38
は、信号VSD、および2画素遅延部44で2サンプル
遅延させた信号に、係数加重部15で係数値−1/4,
1/2,−1/4を加重し、加算部16で加算する。そ
して、直流での利得が0、色副搬送波fSCでの利得が1
の周波数特性を実現する。LPF40は、信号S11、
および1画素遅延部18の出力信号に、係数加重部15
で係数値1/2,1,1/2を加重し、加算部16で加
算して出力信号S12をつくる。そして、色副搬送波の
2倍の周波数での利得が0の低域通過の周波数特性を実
現する。
【0056】図17は、制御信号生成部10の一実施例
図である。Dフリップフロップ回路35−6,7および
NAND回路34−3の組み合せで、水平同期信号HD
と垂直同期信号との位相関係からフィールドシーケンス
信号S13(第1フィールドはH、第2フィールドは
L)を抽出し、この立ち上りの前線部をフレームクリア
信号FMCRとして検出する。フレーム周期カウンタ4
5は、信号FMCLRのクリア動作でフレーム(525
H)周期のカウンタとして動作し、その出力を、アドレ
ス番地として、ライン制御信号発生部47に入力する。
そして、ライン制御信号発生部47は、所定のアドレス
番地で1H期間からなる制御信号S14を生成する。
図である。Dフリップフロップ回路35−6,7および
NAND回路34−3の組み合せで、水平同期信号HD
と垂直同期信号との位相関係からフィールドシーケンス
信号S13(第1フィールドはH、第2フィールドは
L)を抽出し、この立ち上りの前線部をフレームクリア
信号FMCRとして検出する。フレーム周期カウンタ4
5は、信号FMCLRのクリア動作でフレーム(525
H)周期のカウンタとして動作し、その出力を、アドレ
ス番地として、ライン制御信号発生部47に入力する。
そして、ライン制御信号発生部47は、所定のアドレス
番地で1H期間からなる制御信号S14を生成する。
【0057】Dフリップフロップ回路35−8とNAN
D回路34−4の組み合せで、水平同期信号の立ち上り
の前線部をラインクリア信号HCLRとして検出する。
ライン周期カウンタ46−1は、信号HCLRのクリア
動作でライン(910サンプル)周期のカウンタとして
動作し、その出力を、サンプル制御信号発生部48のア
ドレス番地に入力する。このサンプル制御信号発生部4
8では、垂直位相基準点などの抽出に必要な制御信号S
15を生成する。一方、ライン周期カウンタ46−2は
信号VR※のクリア動作でライン周期のカウンタとして
動作する。そして、サンプル制御信号発生部49では、
水平位相基準点、識別コマンド信号などの抽出に必要な
制御信号S16を生成する。論理演算部50は、これら
制御信号S14,S15,S16の間で論理演算(AN
D演算など)を行ない、所望の制御信号類(VRFG,
HRFG,…,COMCK)を生成する。
D回路34−4の組み合せで、水平同期信号の立ち上り
の前線部をラインクリア信号HCLRとして検出する。
ライン周期カウンタ46−1は、信号HCLRのクリア
動作でライン(910サンプル)周期のカウンタとして
動作し、その出力を、サンプル制御信号発生部48のア
ドレス番地に入力する。このサンプル制御信号発生部4
8では、垂直位相基準点などの抽出に必要な制御信号S
15を生成する。一方、ライン周期カウンタ46−2は
信号VR※のクリア動作でライン周期のカウンタとして
動作する。そして、サンプル制御信号発生部49では、
水平位相基準点、識別コマンド信号などの抽出に必要な
制御信号S16を生成する。論理演算部50は、これら
制御信号S14,S15,S16の間で論理演算(AN
D演算など)を行ない、所望の制御信号類(VRFG,
HRFG,…,COMCK)を生成する。
【0058】また、Dフリップフロップ回路35−9と
AND回路26との組み合せで、色副搬送波の特定位相
(例えばI相)の信号fSCIをつくる。
AND回路26との組み合せで、色副搬送波の特定位相
(例えばI相)の信号fSCIをつくる。
【0059】以上に述べた、本発明の第1の実施例によ
れば、伝送系で加わる雑音やレベル変動の影響を回避し
て、安定な動作で識別制御信号の復調を行なう識別信号
復調回路が実現できる。
れば、伝送系で加わる雑音やレベル変動の影響を回避し
て、安定な動作で識別制御信号の復調を行なう識別信号
復調回路が実現できる。
【0060】つぎに、本発明の第2の実施例を、図18
に示す全体ブロック構成図に示す。本実施例は、耐雑音
特性のさらなる向上を図るに好適なものである。
に示す全体ブロック構成図に示す。本実施例は、耐雑音
特性のさらなる向上を図るに好適なものである。
【0061】ベースバンド帯域のテレビジョン信号VS
Dは、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本
化してディジタルの信号VSDに変換する。そして、識
別信号復調回路51とEDTVデコーダ部12に入力す
る。
Dは、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本
化してディジタルの信号VSDに変換する。そして、識
別信号復調回路51とEDTVデコーダ部12に入力す
る。
【0062】識別信号復調回路51では、信号VSDは
BPF回路3、識別コマンド信号復号部11に入力す
る。識別コマンド信号復号部11は、22H,285H
の走査線に重畳される識別制御信号の識別コマンド信号
領域の信号を、所定の復号処理で復号し、信号処理パラ
メタ等のコマンド情報に復号する。そして、モード信号
MDがHの場合には、コマンド情報信号COMを出力す
る。
BPF回路3、識別コマンド信号復号部11に入力す
る。識別コマンド信号復号部11は、22H,285H
の走査線に重畳される識別制御信号の識別コマンド信号
領域の信号を、所定の復号処理で復号し、信号処理パラ
メタ等のコマンド情報に復号する。そして、モード信号
MDがHの場合には、コマンド情報信号COMを出力す
る。
【0063】一方、BPF回路3では、帯域通過特性
で、直流および色副搬送波周波数が阻止域となる周波数
帯域制限を行なった信号S1を出力する。ノイズ低減回
路52では、フレーム間あるいはフィールド間の演算に
よる雑音低減処理を行ない、雑音成分を抑圧した信号S
1′を生成する。
で、直流および色副搬送波周波数が阻止域となる周波数
帯域制限を行なった信号S1を出力する。ノイズ低減回
路52では、フレーム間あるいはフィールド間の演算に
よる雑音低減処理を行ない、雑音成分を抑圧した信号S
1′を生成する。
【0064】VR抽出回路4は、識別制御信号のB1領
域での信号S1′の零クロス点、あるいは極大点、もし
くは極小点を、垂直位相基準点VRとして検出する。ま
た、HR抽出回路6は、識別制御信号の確認信号領域の
信号S1′の零クロス点、あるいは極大点を、水平位相
基準点HRとして検出する。
域での信号S1′の零クロス点、あるいは極大点、もし
くは極小点を、垂直位相基準点VRとして検出する。ま
た、HR抽出回路6は、識別制御信号の確認信号領域の
信号S1′の零クロス点、あるいは極大点を、水平位相
基準点HRとして検出する。
【0065】識別信号判別回路8は、垂直位相基準点V
R、水平位相基準点HRの両者を検出した時には、識別
制御信号と判定してモード信号MDにHを出力する。一
方、信号VR、HRが検出されない時、いずれか一方し
か検出できない時には映像信号と判定し、モード信号M
DにLを出力する。
R、水平位相基準点HRの両者を検出した時には、識別
制御信号と判定してモード信号MDにHを出力する。一
方、信号VR、HRが検出されない時、いずれか一方し
か検出できない時には映像信号と判定し、モード信号M
DにLを出力する。
【0066】カラーフレーム抽出回路9は、水平位相基
準点HRと色副搬送波の特定位相(例えばI相)との一
致点の位置を検出し、この一致点を所定区間領域で検出
したフレームを基に、カラーフレームシーケンス信号C
Fを生成する。
準点HRと色副搬送波の特定位相(例えばI相)との一
致点の位置を検出し、この一致点を所定区間領域で検出
したフレームを基に、カラーフレームシーケンス信号C
Fを生成する。
【0067】VP生成回路5は、モード信号MDがHの
時、垂直位相基準点VRを基に、時間軸圧縮して多重さ
れる垂直解像度補強信号の復調に必要な垂直基準位相信
号VPを生成する。また、HP生成回路7は、モード信
号MDがHの時、水平位相基準点HR、カラーフレーム
シーケンス信号CFを基に、周波数シフトして多重され
る水平解像度補強信号の復調に必要な副搬送波μ0の水
平基準位相信号HPを生成する。
時、垂直位相基準点VRを基に、時間軸圧縮して多重さ
れる垂直解像度補強信号の復調に必要な垂直基準位相信
号VPを生成する。また、HP生成回路7は、モード信
号MDがHの時、水平位相基準点HR、カラーフレーム
シーケンス信号CFを基に、周波数シフトして多重され
る水平解像度補強信号の復調に必要な副搬送波μ0の水
平基準位相信号HPを生成する。
【0068】制御信号生成部10は、PLL部13で抽
出したクロック信号類CS(色副搬送波fSC、標本化ク
ロック4fSC、垂直同期信号VD、水平同期信号H
D)、および垂直位相基準点VRをもとに、識別信号復
調回路51の動作に必要を制御信号類を生成する。
出したクロック信号類CS(色副搬送波fSC、標本化ク
ロック4fSC、垂直同期信号VD、水平同期信号H
D)、および垂直位相基準点VRをもとに、識別信号復
調回路51の動作に必要を制御信号類を生成する。
【0069】EDTVデコーダ部12は、モード信号M
DがHの時は、EDTVテレビジョン信号の所定の復調
処理、すなわち、垂直基準位相信号VP、水平基準位相
信号HP、コマンド情報信号COMをもとに、垂直解像
度補強信号、水平可解像度補強信号の復調、走査線の3
〜4変換による垂直伸長処理などを行ない、ワイドアス
ペクト比の画像信号VOを生成する。一方、モード信号
MDがLの時は、NTSCテレビジョン信号の所定の復
調処理を行ない、表示形態が、フルサイズモード、ワイ
ドモード等の画像信号VOを生成する。
DがHの時は、EDTVテレビジョン信号の所定の復調
処理、すなわち、垂直基準位相信号VP、水平基準位相
信号HP、コマンド情報信号COMをもとに、垂直解像
度補強信号、水平可解像度補強信号の復調、走査線の3
〜4変換による垂直伸長処理などを行ない、ワイドアス
ペクト比の画像信号VOを生成する。一方、モード信号
MDがLの時は、NTSCテレビジョン信号の所定の復
調処理を行ない、表示形態が、フルサイズモード、ワイ
ドモード等の画像信号VOを生成する。
【0070】図19は、本実施例のノイズ低減回路51
の第1の実施例図である。信号S1、および、1フレー
ム遅延部53で1フレーム期間遅延させた信号に、係数
加重部15で係数値1/2を加重し、加算部16で両者
の信号を加算して、雑音成分を1/2に抑圧した信号S
1′を生成する。
の第1の実施例図である。信号S1、および、1フレー
ム遅延部53で1フレーム期間遅延させた信号に、係数
加重部15で係数値1/2を加重し、加算部16で両者
の信号を加算して、雑音成分を1/2に抑圧した信号S
1′を生成する。
【0071】図20は、ノイズ低減回路51の第2の実
施例図である。262H遅延部54,1H遅延部55は
それぞれ262H期間、1H期間の遅延した信号を得
る。スイッチ56は、フィールド制御信号FLDに従
い、第1フィールド期間では端子a、第2フィールド期
間では端子bに接続する。係数加重部15では、信号S
1およびスイッチ56の出力信号に係数値1/2を加重
し、加算部16で両者の信号を加算して、雑音成分を1
/2に抑圧した信号S1′を生成する。本実施例では、
22Hの信号S1は、前フレームの285Hの信号、2
85Hの信号S1は22Hの信号との平均処理で、少な
いメモリ容量でノイズ低減を実現する。
施例図である。262H遅延部54,1H遅延部55は
それぞれ262H期間、1H期間の遅延した信号を得
る。スイッチ56は、フィールド制御信号FLDに従
い、第1フィールド期間では端子a、第2フィールド期
間では端子bに接続する。係数加重部15では、信号S
1およびスイッチ56の出力信号に係数値1/2を加重
し、加算部16で両者の信号を加算して、雑音成分を1
/2に抑圧した信号S1′を生成する。本実施例では、
22Hの信号S1は、前フレームの285Hの信号、2
85Hの信号S1は22Hの信号との平均処理で、少な
いメモリ容量でノイズ低減を実現する。
【0072】なお、識別信号復調回路51の他の各ブロ
ックは第1の実施例と同様で実現できるので、説明は省
略する。
ックは第1の実施例と同様で実現できるので、説明は省
略する。
【0073】以上、本発明の第2の実施例によれば、伝
送系で加わる雑音やレベル変動の影響を回避し、耐雑音
特性に優れた識別信号復調回路が実現できる。
送系で加わる雑音やレベル変動の影響を回避し、耐雑音
特性に優れた識別信号復調回路が実現できる。
【0074】つぎに、本発明の第3の実施例の全体ブロ
ック構成図を図21に示する。本実施例は、伝送系で加
わる雑音やレベル変動、およびゴーストの影響を回避す
るに好適なものである。
ック構成図を図21に示する。本実施例は、伝送系で加
わる雑音やレベル変動、およびゴーストの影響を回避す
るに好適なものである。
【0075】ベースバンド帯域のテレビジョン信号VS
は、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本化
し、ディジタルの信号VSDに変換する。そして、、ゴ
ースト除去部57では、所定の走査線に重畳されるGC
Rをもとに、ゴースト成分の検出、および波形等化処理
によるゴースト除去の信号処理を行ない、信号VSD′
を出力する。この信号は、識別信号復調回路2およびE
DTVデコーダ部12に入力する。
は、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本化
し、ディジタルの信号VSDに変換する。そして、、ゴ
ースト除去部57では、所定の走査線に重畳されるGC
Rをもとに、ゴースト成分の検出、および波形等化処理
によるゴースト除去の信号処理を行ない、信号VSD′
を出力する。この信号は、識別信号復調回路2およびE
DTVデコーダ部12に入力する。
【0076】識別信号復調回路2は、第1の実施例と同
様、BPF回路3で、直流および色副搬送波周波数が阻
止域となる帯域通過特性の周波数帯域制限した信号S1
より、垂直基準位相信号VP、水平基準位相信号HP、
モード信号MDを生成する。また、識別コマンド信号復
号部11でコマンド情報信号COMを生成する。
様、BPF回路3で、直流および色副搬送波周波数が阻
止域となる帯域通過特性の周波数帯域制限した信号S1
より、垂直基準位相信号VP、水平基準位相信号HP、
モード信号MDを生成する。また、識別コマンド信号復
号部11でコマンド情報信号COMを生成する。
【0077】EDTVデコーダ部12は、モード信号M
DがHの時は、EDTVテレビジョン信号の所定の復調
処理、すなわち、信号VP、HPおよびCOMをもと
に、垂直解像度補強信号、水平解像度補強信号の復調、
走査線3〜4変換による垂直伸長処理などを行ない、ワ
イドアスペクト比の画像信号VOを生成する。一方、モ
ード信号MDがLの時は、NTSCテレビジョン信号の
所定の復調処理を行ない、フルサイズ、ワイドサイズ等
の表示形態の画像信号VOを生成する。
DがHの時は、EDTVテレビジョン信号の所定の復調
処理、すなわち、信号VP、HPおよびCOMをもと
に、垂直解像度補強信号、水平解像度補強信号の復調、
走査線3〜4変換による垂直伸長処理などを行ない、ワ
イドアスペクト比の画像信号VOを生成する。一方、モ
ード信号MDがLの時は、NTSCテレビジョン信号の
所定の復調処理を行ない、フルサイズ、ワイドサイズ等
の表示形態の画像信号VOを生成する。
【0078】図22は、本発明の第4の実施例の全体ブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【0079】ベースバンド帯域のテレビジョン信号VS
は、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本化
し、ディジタルの信号VSDに変換する。ゴースト除去
部57では、所定の走査線に重畳されるGCR信号でゴ
ースト成分を検出し、波形等化処理でゴースト成分を除
去した信号VSD′を生成する。この信号は、識別信号
復調回路51,EDTVデコーダ部12に入力する。
は、AD変換部1で色副搬送波の4倍の周波数で標本化
し、ディジタルの信号VSDに変換する。ゴースト除去
部57では、所定の走査線に重畳されるGCR信号でゴ
ースト成分を検出し、波形等化処理でゴースト成分を除
去した信号VSD′を生成する。この信号は、識別信号
復調回路51,EDTVデコーダ部12に入力する。
【0080】識別信号復調回路51は、第2の実施例と
同様、BPF回路3で直流および色副搬送波周波数が阻
止域となる帯域通過特性の周波数帯域制限した信号S1
を生成し、ノイズ低減回路52で雑音成分を抑圧した信
号S1′をつくる。そして、この信号S1′より、垂直
基準位相信号VP、水平基準位相信号HP、モード信号
MDを生成する。また、識別コマンド信号復号11で、
コマンド情報信号COMを生成する。
同様、BPF回路3で直流および色副搬送波周波数が阻
止域となる帯域通過特性の周波数帯域制限した信号S1
を生成し、ノイズ低減回路52で雑音成分を抑圧した信
号S1′をつくる。そして、この信号S1′より、垂直
基準位相信号VP、水平基準位相信号HP、モード信号
MDを生成する。また、識別コマンド信号復号11で、
コマンド情報信号COMを生成する。
【0081】EDTVデコーダ部12は、モード信号M
DがHの時は、EDTVテレビジョン信号の所定の復調
処理、すなわち、信号VP、HPおよびCOMをもと
に、垂直解像度補強信号、水平解像度補強信号の復調、
走査線3〜4変換による垂直伸長処理などを行ない、ワ
イドアスペクト比の画像信号VOを生成する。一方、モ
ード信号MDがLの時は、NTSCテレビジョン信号の
所定の復調処理を行ない、フルサイズ、ワイドサイズ等
の表示形態の画像信号VOを生成する。
DがHの時は、EDTVテレビジョン信号の所定の復調
処理、すなわち、信号VP、HPおよびCOMをもと
に、垂直解像度補強信号、水平解像度補強信号の復調、
走査線3〜4変換による垂直伸長処理などを行ない、ワ
イドアスペクト比の画像信号VOを生成する。一方、モ
ード信号MDがLの時は、NTSCテレビジョン信号の
所定の復調処理を行ない、フルサイズ、ワイドサイズ等
の表示形態の画像信号VOを生成する。
【0082】以上、本発明の第3、第4の実施例によれ
ば、伝送系で加わる雑音やレベル変動やゴーストなどの
影響を回避し、安定した動作で識別制御信号の復調を行
なう識別信号調復回路が実現できる。
ば、伝送系で加わる雑音やレベル変動やゴーストなどの
影響を回避し、安定した動作で識別制御信号の復調を行
なう識別信号調復回路が実現できる。
【0083】なお、実施例において、直流成分DCV、
閾値レベルV+,V-,P,Nの設定は、復調の動作を損
なわない範囲で、設計者の自由裁量で行なうことができ
る。
閾値レベルV+,V-,P,Nの設定は、復調の動作を損
なわない範囲で、設計者の自由裁量で行なうことができ
る。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、伝送系で加わる雑音、
レベル変動、ゴースト等の影響を回避して、識別制御信
号より垂直基準位相信号、水平基準位相信号、識別制御
信号の判別、カラーフレームシーケンス等の復調を、簡
単な信号処理で精度よく行なうことが可能になり、耐雑
音特性、および経済性に優れた識別信号復調回路が実現
できる。
レベル変動、ゴースト等の影響を回避して、識別制御信
号より垂直基準位相信号、水平基準位相信号、識別制御
信号の判別、カラーフレームシーケンス等の復調を、簡
単な信号処理で精度よく行なうことが可能になり、耐雑
音特性、および経済性に優れた識別信号復調回路が実現
できる。
【図1】本発明の第1の実施例の全体ブロック構成図。
【図2】BPF回路の一実施例図。
【図3】識別制御信号の信号フォーマット図。
【図4】VR信号抽出の動作説明図。
【図5】VR抽出回路の第1の実施例図。
【図6】VR抽出回路の第2の実施例図。
【図7】VP生成回路の一実施例図。
【図8】HR信号抽出の動作説明図。
【図9】HR抽出回路の第1の実施例図。
【図10】HR抽出回路の第2の実施例図。
【図11】HP生成回路の一実施例図。
【図12】副搬送波μ0の位相関係図。
【図13】カラーフレームシーケンス抽出の動作説明
図。
図。
【図14】カラーフレーム抽出部の一実施例図。
【図15】識別信号判別回路の一実施例図。
【図16】識別コマンド信号復号部の一実施例図。
【図17】制御信号生成部の一実施例図。
【図18】本発明の第2の実施例の全体ブロック構成
図。
図。
【図19】ノイズ低減回路の第1の実施例図。
【図20】ノイズ低減回路の第2の実施例図。
【図21】本発明の第3の実施例の全体ブロック構成
図。
図。
【図22】本発明の第4の実施例の全体ブロック構成
図。
図。
1…AD変換部、2…識別信号復調回路、3…BPF回
路、4…VR抽出回路、5…VP生成回路、6…HR抽
出回路、7…HP生成回路、8…識別信号判別回路、9
…カラーフレーム抽出回路、10…制御信号生成部、1
1…識別コマンド信号復号部、12…EDTVデコーダ
部、13…PLL部、14…4画素遅延部、15…係数
加重部、16…加算部、17…直流成分付加部、18…
1画素遅延部、19,20,21,23,24…論理回
路、22…AND回路、25…インバータ回路、26…
AND回路、27…910周期カウンタ、28…VP位
相生成部、29…多数決判定回路、30…7画素遅延
部、31…判定部、32…7周期カウンタ、33…HP
位相生成部、34…NAND回路、35…Dフリップフ
ロップ回路、36…カウンタ回路、37…EXOR回
路、38…BPF、39…同期検波回路、40…LP
F、41…2値化回路、42…誤り訂正回路、43…コ
マンド情報抽出回路、44…2画素遅延部、45…フレ
ーム周期カウンタ、46…ライン周期カウンタ、47…
ライン制御信号発生部、48,49…サンプル制御信号
発生部、50…論理演算部、51…識別信号復調回路、
52…ノイズ低減回路、53…1フレーム遅延部、54
…262H遅延部、55…1H遅延部、56…スイッ
チ、57…ゴースト除去部。
路、4…VR抽出回路、5…VP生成回路、6…HR抽
出回路、7…HP生成回路、8…識別信号判別回路、9
…カラーフレーム抽出回路、10…制御信号生成部、1
1…識別コマンド信号復号部、12…EDTVデコーダ
部、13…PLL部、14…4画素遅延部、15…係数
加重部、16…加算部、17…直流成分付加部、18…
1画素遅延部、19,20,21,23,24…論理回
路、22…AND回路、25…インバータ回路、26…
AND回路、27…910周期カウンタ、28…VP位
相生成部、29…多数決判定回路、30…7画素遅延
部、31…判定部、32…7周期カウンタ、33…HP
位相生成部、34…NAND回路、35…Dフリップフ
ロップ回路、36…カウンタ回路、37…EXOR回
路、38…BPF、39…同期検波回路、40…LP
F、41…2値化回路、42…誤り訂正回路、43…コ
マンド情報抽出回路、44…2画素遅延部、45…フレ
ーム周期カウンタ、46…ライン周期カウンタ、47…
ライン制御信号発生部、48,49…サンプル制御信号
発生部、50…論理演算部、51…識別信号復調回路、
52…ノイズ低減回路、53…1フレーム遅延部、54
…262H遅延部、55…1H遅延部、56…スイッ
チ、57…ゴースト除去部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 教洋 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 影山 昌広 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 吉木 宏 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】EDTVテレビジョン信号に重畳された識
別制御信号より、垂直解像度補強信号、水平解像度補強
信号の復調に用いる垂直基準位相信号VPと水平基準位
相信号HPとを再生する識別信号復調回路において、直
流および色副搬送波周波数が阻止域となる特性の帯域通
過フィルタで周波数帯域制限した識別制御信号を生成す
る手段、該周波数帯域制限した識別制御信号のB1信号
波形の零クロス点、あるいは極大点、もしくは極小点
を、垂直位相基準点VRとして検出する手段、該垂直位
相基準点VRを基準に垂直基準位相信号VPを再生する
手段、上記周波数帯域制限した識別制御信号の確認信号
領域の信号波形の零クロス点の系列、あるいは極大点の
系列、もしくは極小点の系列を水平位相基準点HRとし
て検出する手段、該水平位相基準点HRを基準に水平基
準位相信号HPを再生する手段を備えたことを特徴とす
る識別信号復調回路。 - 【請求項2】水平基準位相信号HPの再生では、所定期
間内で周期の一致する水平位相基準点の個数が特定値を
越える系列を用いて水平基準位相信号HPの位相を設定
する多数決判定処理を行なうことを特徴とする請求項1
項に記載の識別信号復調回路。 - 【請求項3】テレビジョン信号の所定走査線において、
水平位相基準点HRあるいは水平基準位相信号HPと色
副搬送波信号の所定位相の点が一致する一致点を検出す
る手段を設け、該一致点を所定区間で検出するフレーム
を基点にテレビジョン信号のカラーフレームシーケンス
の抽出を行なうことを特徴とする請求項1項、2項に記
載の識別信号復調回路。 - 【請求項4】テレビジョン信号の所定走査線において、
垂直位相基準点VRと水平位相基準点HRの検出の有無
を判別する手段を設け、上記垂直位相基準点VR、水平
位相基準点HRのいずれもを検出した場合は識別制御信
号の重畳されたEDTVテレビジョン信号、上記垂直位
相基準点VR、水平位相基準点HRのいずれか一方の検
出、あるいは両者ともに検出されない場合はNTSCテ
レビジョン信号と判別して受信テレビジョン信号の方式
の識別を行なうことを特徴とする請求項1項乃至3項に
記載の識別信号復調回路。 - 【請求項5】垂直基準位相点VR、水平基準位相点HR
の検出に使用する信号は、帯域通過フィルタで周波数帯
域制限した識別制御信号をノイズ低減回路で雑音成分を
抑圧した信号であることを特徴とする請求項1項乃至第
4項に記載の識別信号復調回路。 - 【請求項6】識別信号復調回路の入力信号は、ゴースト
除去によりゴースト成分を抑圧したテレビジョン信号で
あることを特徴とする請求項1項乃至5項に記載の識別
信号復調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33052693A JPH07193764A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 識別信号復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33052693A JPH07193764A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 識別信号復調回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193764A true JPH07193764A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18233623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33052693A Pending JPH07193764A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 識別信号復調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07193764A (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33052693A patent/JPH07193764A/ja active Pending
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