JP3342990B2 - Museデコーダおよび該museデコーダに用いられる色差信号処理方式の判定回路 - Google Patents

Museデコーダおよび該museデコーダに用いられる色差信号処理方式の判定回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイビジョン伝送
に用いられるMUSE(multiple sub−n
yquist sampling encoding)
信号を元のハビジョン信号に復号(デコード)するMU
SEデコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にハイビジョン信号は、従来のテレ
ビ信号に比較して情報量が多いために帯域圧縮を施した
MUSE信号の形式で伝送される。このMUSE信号に
おける色差信号の動画処理は、従来、フィールド内の2
次元処理によって圧縮伸長処理がなされていた。すなわ
ち、MUSEデコーダにおいては、図16に示すような
フィールド内2次元フィルタ3による内挿が主体となる
(以下これを従来方式と呼ぶ)。しかしながら、MUS
E方式の高画質化の目的から「MUSE方式の色差信号
処理に関する検討」(合志ほか、電子情報通信学会論文
誌 B−I vol.J76−B−I No.3 p
p.290−298 1993年3月)に示されている
ような、1フレームを基本単位として処理を施す内挿手
段(以下これを新方式と呼ぶ)が提案されている。図1
7に示すように新方式の動画処理系は、入力端子1から
入力される入力信号を伸長する4倍時間伸長回路8と、
フィールド内垂直フィルタ9と、フィールドメモリ1
0、11と、フィールド内垂直フィルタ9の出力あるい
はフィールドメモリ11の出力を選択する選択器12
と、線順次デコードを行うフィールド間垂直フィルタ1
3とを具備しており、あるフィールドの信号をデコード
する際にフィールドメモリ10、11を利用して、1フ
レーム分の信号を用いて再生している。このため、この
新方式では時間解像度が15Hzと従来に比べて半分に
なるが、水平解像度を倍の8MHzまで伸ばすことがで
き、また水平方向と垂直方向の解像度におけるバランス
もよくなっている。
【0003】一方、 図11に示す従来方式の色差信号
における色動画再生帯域、及び図12に示す従来方式の
伝送スペクトルからわかるように、従来方式では、水平
方向4MHz、垂直方向1125/4TV本、時間方向
30Hzまでの三角柱構造をしている。MUSE信号と
して伝送の際には、水平方向の高域成分(図11の横線
部分)を垂直方向の高域領域へ折り返した形態で伝送し
ている。
【0004】これに対し、図13に示すように、新方式
の再生帯域は、水平方向8MHz、垂直方向1125/
8TV本、時間方向15Hzまでの四角柱構造をしてい
る。これを水平方向に4つの成分に分け(図示例では低
域成分から、白、縦線、斜線、網がけ部分に分け)、各
成分を図14に示すように折り返して伝送している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来方式と新
方式のMUSE信号の色差信号では、伝送上の形態は四
角柱で同じであるが、四角柱における、それぞれの位置
が意味する本来の伝送すべき信号成分は異なっている。
したがって、MUSEデコーダにおける内挿手段の処理
方式が、伝送されたMUSE信号の処理方式と異なる場
合には、元の信号成分は再生されず、妨害となる別の信
号に置き換わってしまうことになる。
【0006】従来方式のMUSE信号を新方式でデコー
ドしたときの再生スペクトルを図15に示す。従来の方
式では時間方向15〜30Hzの成分であったものが、
再生後には時間方向直流〜15Hzまでの水平方向4〜
8MHzの成分に変わってしまう。とりわけ、水平−垂
直2次元平面における直流付近の成分で30Hzの成分
を持つものは、従来時間方向に帯域制限をしていないた
め、この直流付近の高いエネルギをそのままもった、す
なわち振幅値の大きな8MHz付近の信号となってしま
う。視覚的に言えば、色のついた物体が素早く動いたと
きに、縦縞が妨害として見えるということである。
【0007】従来方式のMUSE信号を新方式でデコー
ドするという組み合わせは、放送局側と受信機側が新方
式に変更されたとしても、たとえばレーザーディスクと
いった従来方式で記録されているパッケージ系が残るた
め、パッケージ系が従来方式から新方式に置き換わって
いく期間内で発生する。
【0008】この妨害を防ぐために、本来、デマトリク
ス回路における輝度系とのサンプルレートを合わせるた
めの16MHz−48MHz周波数変換フィルタ(図示
せず)のフィルタ特性によって8MHzを減衰させる手
段がある。しかしながら、MUSE入力信号が、新方式
のときにはなるべく帯域が広くとれ、従来方式のときに
は帯域制限をしたいという相反した特性が望まれるた
め、フィルタ設計としては設計者の判断に任せるといっ
た中途半端なものにもなりかねない。
【0009】また、新方式の場合には、その新方式であ
る旨の制御信号を送るといったことで、MUSEデコー
ダ側に方式を知らせることも考えられるが、未来永劫ま
で従来方式が続くものでないのであれば、限りある制御
信号領域にこの旨の信号を使用することは好ましくな
い。
【0010】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、MUSE信号の従来方式と新
方式とを判断して妨害のない再生画像を得るMUSEデ
コーダを提供することを第1の目的とし、また、このよ
うなMUSEデコーダに用いられる色差信号処理方式の
判定回路を提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の第1の目的は、色
差信号動画処理部を含むMUSEデコーダであって、該
色差信号動画処理部が、入力される色差信号に対しフィ
ールド単位で2次元内挿処理を行うフィールド内内挿手
段と、該色差信号に対しフレーム単位で内挿処理を行う
フレーム内内挿手段と、前記フレーム内内挿手段から出
力される信号の周波数成分から前記色差信号のMUSE
システムにおける処理方式を判定する判定手段と、該判
定手段の判定結果に従い、前記フィールド内内挿手段の
出力及び前記フレーム内内挿手段の出力のいずれか一方
を選択する選択手段とを備えることを特徴とする請求項
1に記載のMUSEデコーダによって達成される。
【0012】前述の第1の目的は更に、色差信号動画処
理部を含むMUSEデコーダであって、該色差信号動画
処理部が、入力される色差信号に対しフレーム単位で内
挿処理を行うフレーム内内挿手段と、該フレーム内内挿
手段から出力される信号を1フィールド分遅延させて出
力するための記憶手段と、該記憶手段から出力される信
号の高域を制限するフィルタ手段と、前記フレーム内内
挿手段から出力される信号の周波数成分から前記色差信
号のMUSEシステムにおける処理方式を判定する判定
手段と、該判定手段の判定結果に従い、前記フィルタ手
段の出力及び前記フレーム内内挿手段の出力のいずれか
一方を選択する選択手段とを備えることを特徴とする請
求項2に記載のMUSEデコーダによって達成される。
【0013】前述の第1の目的は更に、 色差信号動画
処理部を含むMUSEデコーダであって、該色差信号動
画処理部が、入力される色差信号に対しフレーム単位で
内挿処理を行うフレーム内内挿手段と、該フレーム内内
挿手段から出力される信号の高域を制限するフィルタ手
段と、前記フレーム内内挿手段から出力される信号の周
波数成分から前記色差信号のMUSEシステムにおける
処理方式を判定する判定手段と、該判定手段の判定結果
に従い、前記フィルタ手段の出力及び前記フレーム内内
挿手段の出力のいずれか一方を選択する選択手段とを備
えることを特徴とする請求項3に記載のMUSEデコー
ダによって達成される。
【0014】前述の第2の目的は更に、前記フレーム内
内挿手段から出力される信号から8MHz成分を抽出す
る水平フィルタと、外部から供給される動き検出信号に
基づき色差信号が動画領域を構成するものであるか否か
を識別する動画領域識別手段と、該動画領域識別手段に
より入力される色差信号が動画領域を構成するものであ
ると識別された際に、前記水平フィルタから、所定の値
より大きい振幅を有する8MHz成分の信号が出力され
る頻度を測定する手段とを有することを特徴とする請求
項4に記載の色差信号処理方式の判定回路によって達成
される。
【0015】前述の第2の目的は更に、1フレームを構
成する第1のフィールドと第2フィールドとの差分を出
力する減算手段と、外部から供給される動き検出信号に
基づき色差信号が動画領域を構成するものであるか否か
を識別する動画領域識別手段と、該動画領域識別手段に
より入力される色差信号が動画領域を構成するものであ
ると識別された際に、前記減算手段から、所定の値より
大きい振幅を有する8MHz成分の信号が出力される頻
度を測定する手段とを有することを特徴とする請求項5
に記載の色差信号処理方式の判定回路によって達成され
る。
【0016】前述の第2の目的は更に、前記フレーム内
内挿手段から出力される信号から8MHz成分を抽出す
る水平フィルタと、外部から供給されるシーンチェンジ
信号に基づき色差信号が動画領域を構成するものである
か否かを識別する動画領域識別手段と、該動画領域識別
手段により入力される色差信号が動画領域を構成するも
のであると識別された際に、前記水平フィルタから、所
定の値より大きい振幅を有する8MHz成分の信号が出
力される頻度を測定する手段とを有することを特徴とす
る請求項6に記載の色差信号処理方式の判定回路によっ
て達成される。
【0017】前述の第2の目的は更に、1フレームを構
成する第1のフィールドと第2フィールドとの差分を出
力する減算手段と、外部から供給されるシーンチェンジ
信号に基づき色差信号が動画領域を構成するものである
か否かを識別する動画領域識別手段と、該動画領域識別
手段により入力される色差信号が動画領域を構成するも
のであると識別された際に、前記減算手段から、所定の
値より大きい振幅を有する8MHz成分の信号が出力さ
れる頻度を測定する手段とを有することを特徴とする請
求項7に記載の色差信号処理方式の判定回路によって達
成される。
【0018】前述の第2の目的は更に、前記フレーム内
内挿手段から出力される信号から8MHz成分を抽出す
る水平フィルタと、外部から供給されるシーンチェンジ
信号及び動き信号に基づき色差信号が動画領域を構成す
るものであるか否かを識別する動画領域識別手段と、該
動画領域識別手段により入力される色差信号が動画領域
を構成するものであると識別された際に、前記水平フィ
ルタから、所定の値より大きい振幅を有する8MHz成
分の信号が出力される頻度を測定する手段とを有するこ
とを特徴とする請求項8に記載の色差信号処理方式の判
定回路によって達成される。
【0019】前記第2の目的は更に、1フレームを構成
する第1のフィールドと第2フィールドとの差分を出力
する減算手段と、外部から供給されるシーンチェンジ信
号及び動き検出信号に基づき色差信号が動画領域を構成
するものであるか否かを識別する動画領域識別手段と、
該動画領域識別手段により入力される色差信号が動画領
域を構成するものであると識別された際に、前記減算手
段から、所定の値より大きい振幅を有する8MHz成分
の信号が出力される頻度を測定する手段とを有すること
を特徴とする請求項9に記載の色差信号処理方式の判定
回路によって達成される。
【0020】請求項1から3に記載のMUSEデコーダ
においては、フレーム単位で内挿を行う新方式の内挿手
段の処理結果から、受信したMUSE信号が従来方式で
処理されたものかあるいは新方式で処理されたものであ
るかが判定される。新方式で処理されたと判定された場
合、新方式の内挿手段からの信号が静動混合部へ出力さ
れる。また、従来方式で処理されたと判定された場合、
フィールド単位で2次元内挿処理を行う従来の内挿手段
の出力信号、あるいは新方式の内挿手段の出力信号の高
域を制限したものを静動混合部に出力する。
【0021】請求項4から9に記載の判定回路において
は、動き検出信号またはシーンチェンジ信号から、色差
信号が動画領域のものかあるいは静止画領域のものであ
るかを判定する。動画領域のものと判定された時の、新
方式の内挿手段の出力信号に含まれる8MHz成分か
ら、受信した信号が従来方式で処理されたものかあるい
は新方式で処理されたものかを判定する。
【0022】このように、上述の課題は、入力されたM
USE信号の処理方式とMUSEデコーダの内挿手段の
処理方式とが合致しないことに起因することてあるか
ら、デコーダ側で従来方式と新方式の内挿手段両方をも
ち、何らかの手段を用いてデコーダ側で方式判定を行
い、その結果により内挿手段を切り替えることにより解
決されるものである。
【0023】ここで、方式判定に使えるものとして、新
方式で内挿した後の8MHz成分の振幅値がある。新方
式のMUSEエンコーダでは、色差信号の動画処理を始
めるに当たり、前置フィルタを用いて色差信号の帯域制
限を行う。ここで、16.2MHzのサンプリングレー
トで折り返しが発生しないためには、ナイキスト定理よ
り8.1MHzを越えた周波数成分が存在してはならな
い。理想フィルタが実現できない以上、この前置フィル
タによって8MHz付近の成分は、帯域制限がかかり減
衰する。このため、新方式の内挿手段で再生した8MH
z付近の信号においては、ある値以上の振幅値は発生し
ない。
【0024】一方、従来方式のエンコーダでは動画処理
における時間方向の特性がフラットなため、1フィール
ドで対象とする画素間の直流分が大きく変化し得る。従
来方式のMUSE信号を新方式でデコードしたときに
は、このフィールド間の直流分の変化が、新方式の内挿
手段によって8MHzの信号振幅に置き換わるため、大
きな直流分変化があれば、大きな振幅値をとることにな
る。
【0025】ゆえに、この再生された8MHzの振幅値
を、適切な閾値によってその振幅値を2つに分ければ、
方式判定の判定要素として使用することができる。
【0026】一つの注意点として、MUSEデコーダに
おける動画処理は、動画領域のものだけを処理するので
はなく、静止画領域のものも混合されたMUSE入力信
号をそのまま処理をすることに留意する必要がある。そ
のため、たとえ新方式のMUSE信号であっても、本来
静止画領域である画素を動画処理することによって、大
きな振幅値を持った8MHzの信号が発生する可能性が
ある。すなわち、その画素が動画領域の時にだけ、振幅
値による判定を行う必要がある。MUSEデコーダは、
動画処理系と静止画処理系を動き検出信号によって線形
混合するシステムである。よって、この動画領域である
かどうかは、動き検出信号の値を見ればよい。通常、動
き検出信号の値が大きければ大きいほど、MUSEデコ
ード信号における動画処理の混合比の割合が高いので、
動き検出信号の値を適切なしきい値と比較することによ
り動画領域と静止画領域とを識別することができる。
【0027】この8MHzの振幅によって判定される信
号では、当然従来方式のMUSE信号であっても、新方
式で再生された8MHzの振幅が小さいことも有り得る
ため、画素ごとに切り替えることはできない。しかしな
がら、所定期間を決め、そのなかでどれだけ振幅値が大
きいものがあるかを計数することで、その発生頻度から
統計的に現在のMUSE信号が新旧何れかの方式である
かを判定することができる。
【0028】また、シーンチェンジ信号を動き信号の代
わりに使うこともできる。シーンチェンジは、フィール
ド間で相関のない映像に切り替わるため、そのフィール
ドを動画処理だけで考えることができるからである。こ
の場合も統計的に方式判定をすることになるが、その判
定期間を一定時間ではなく、シーンチェンジの回数で定
義することができる。これらの判定は、MUSE信号の
デコーダとの同期を示すPLLロック信号の同期をきっ
かけに始めることになるが、その後一定期間ごとに判定
を繰り返せばなお良い。
【0029】以上、従来方式の動画処理系と新方式の動
画処理系2つを持ち、これを判定結果によって切り替え
ることを述べた。しかし、動画処理系を2系統持つこと
はハード規模の増大につながる。よって、従来方式のM
USE信号を新方式でデコードしたときに生じる8MH
z付近の縦縞妨害を除去することにだけ着目するなら
ば、新方式の動画処理系における最終信号出力、あるい
は途中の信号出力に対して、8MHz付近の縦縞妨害を
除去する水平ローパスフィルタを通すか、通さないかを
方式判定の結果で切り替えてやればいいこととなる。
【0030】さらに、8MHz成分は、除去と検出とに
共通の周波数成分であるので、たとえば水平ローパスフ
ィルタを用いれば、元の信号との減算から高域成分を抽
出でき、回路の共通化を図ることができる。
【0031】ここでは、MUSEデコーダにおける色差
信号の動画処理部について、従来方式と新方式の内挿手
段を切り替えることを説明してきたが、色差信号動画処
理部によって判定された結果を用いて、ほかの系統を操
作することも可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明のMUSEデコーダ
及び方式判定回路の実施例を図を参照しながら説明す
る。
【0033】本発明のMUSEデコーダの色差信号動画
処理部は、図1に示すように、従来方式の動画処理系2
と、1フレームを基本単位とする新方式の動画処理系7
と、フィールドメモリ44と、新方式の動画処理系7の
処理結果を用いてMUSEシステムの方式を判定する方
式判定回路15と、従来方式の動画処理系2の出力と新
方式の動画処理系7の出力とを切り替える選択器14と
から構成されている。
【0034】従来方式の動画処理系2は、図16の説明
で既に述べたように、フィールド内2次元フィルタ3、
4倍時間伸長回路4、及び8MHz−16MHz周波数
変換水平フィルタ5で構成されている。
【0035】また、新方式の動画処理系7は、図17の
説明で既に述べたように、4倍時間伸長回路8、フィー
ルド内垂直フィルタ9、フィールドメモリ10、11、
選択器12、及びフィールド間垂直フィルタ13で構成
されている。
【0036】入力端子1に入力されるMUSEデコーダ
入力処理を施された信号は、従来方式の動画処理系2と
新方式の動画処理系7にそれぞれ送られて処理される。
従来方式の動画処理系2の出力は、新方式の動画処理系
7との時間合わせ用のフィールドメモリ44を通り、選
択器14に送出され、新方式の動画処理系7の出力は、
選択器14と方式判定回路15とに送出される。方式判
定回路15で判定された結果によって、選択器14の出
力が切り替えられ、方式に合致するデコード出力が得ら
れ、出力端子6からMUSEデコーダの静動混合部(図
示せず)ヘ出力される。
【0037】次に方式判定回路15を図4を用いて詳し
く説明する。新方式の動画処理系7のフィールド間垂直
フィルタ13から出力された信号は、水平方向のフィル
タ構成である8MHz抽出フィルタ20によって8MH
z成分が抽出され、ROMなどから構成される絶対値化
回路21で絶対値化された後、選択器23に送出され
る。絶対値化回路21の出力のうち、動画領域の信号だ
けを用いる必要がある。従って動画処理系混合比の大き
な領域を動き検出信号から抜き出すため、レベルコンパ
レータ22により動検基準値に基づき動き検出信号が二
値化され、例えば、動画領域の時に”H”が出力され
る。この二値化信号によって、選択器23の出力が切り
替えられる。”L”で選択される選択器23の他方の入
力には、8MHz成分の小振幅値を代表して、ここで
は”00”が接続されている。これにより選択器23の
出力は、動画領域における8MHz付近の成分だけが振
幅値をもって出力されることになる。なお、この”0
0”は、後段のレベルコンパレータ25における振幅基
準値より小さいものであれば、任意の値を用いることが
できる。
【0038】従来方式のMUSE信号を新方式の動画処
理を施したことにより生じる振幅の大きな8MHz成分
を得るため、動画領域における8MHz付近の成分の振
幅値をもつ選択器23の出力をレベルコンパレータ25
に通し、振幅基準値で二値化、たとえば、8MHzの振
幅値が大きいときに”H”となるよう設定する。レベル
コンパレータ25の出力が”H”の時、カウンタ26が
イネーブルになるように接続すれば、カウンタ26で8
MHzの振幅値が大きかった回数がカウントされる。こ
のカウント値を頻度として、レベルコンパレータ27の
頻度基準値と比較することによって、この頻度基準値を
適当なものに選べば、頻度が高いときに入力MUSE信
号が、従来の方式に従うものであると判定することがで
きる。ただし、この判定は、統計的な性質を利用するた
め、画素単位では、選択器14を切り替えることができ
ない。よって、保持用レジスタ28を用いてフィールド
単位で出力する。
【0039】当然ながら、カウンタ26のカウント期間
を長くとれば、カウント数も増加するため、カウント期
間を決める必要がある。そのために、タイミング発生回
路24が設けられている。タイミング発生回路24に
は、時間管理の基準信号として入力端子19を介し、水
平同期信号、垂直同期信号、フレームパルス信号が入力
される。また、カウント開始を初期化するため、MUS
E信号がシステム同期したことを示すPLLロック信号
や、頻度状態の変化を確認するために、レベルコンパレ
ータ27の出力がタイミング発生回路24へ入力され
る。
【0040】静止画放送のように画像内容によっては、
誤判定の場合も有り得るため、一定時間後(たとえば、
1時間後)に再カウントをする必要があり、これもタイ
ミング発生回路24で行う。この場合、再カウント時に
前回の保持用レジスタの状態を保つように、通常フィー
ルド単位である保持用レジスタ28のクロックを制御す
るため、保持用レジスタ28の状態をタイミング発生回
路24にも入力しておく。
【0041】従って、方式判定回路15としては、タイ
ミング発生回路24から、リセット信号、カウントイネ
ーブル信号を基にカウントの開始と終了が制御され、そ
の判定結果が保持用レジスタ28から選択器14ヘ出力
される。これにより、従来方式と新方式の内挿手段をM
USE信号の処理方式に応じて選択器14で切り替える
ことができる。
【0042】次に、本発明の方式判定回路15の他の実
施例を図を参照しながら説明する。なお、図4の構成要
素と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0043】図5に本発明の方式判定回路の第2の実施
例を示す。この方式判定回路は、図4の回路と、8MH
z抽出フィルタ20の部分が異なっている。図5の回路
では、この部分を新方式の動画処理系7におけるフィー
ルドメモリ10と選択器12の出力を減算器32で減算
する構成としている。8MHzの妨害は、フィールド間
の直流分の変化で生じるものである。よって、この減算
結果が8MHzの成分となるから、水平フィルタによら
ず、この構成でも8MHz成分抽出の目的を果たすこと
ができる。
【0044】次に、本発明の方式判定回路の第3の実施
例を図6を参照しながら説明する。この実施例は、図4
の実施例に対して、選択器23における8MHz成分側
を選択するための手段に動き検出信号ではなく、シーン
チェンジ信号を用いていることが特徴である。シーンチ
ェンジ信号は、前フィールドに対して現フィールドが全
く異なるシーンに変化したことを表わす信号であるか
ら、このフィールドにおける信号は、ほぼ動画処理され
ると考えてよい。従って、このシーンチェンジ信号が有
効になる論理、たとえば、”H”のとき8MHz成分側
が出力されるように接続すれば、動画領域の8MHz成
分だけを通過させる目的を達成できる。
【0045】また、シーンチェンジ信号を用いれば、判
定期間を時間でなく、シーンチェンジ信号の回数で定義
することができる。そのため、タイミング発生回路24
にシーンチェンジ信号を接続して制御が行われる。
【0046】図7は本発明の方式判定回路15の第4の
実施例である。これは、図6の実施例に対して8MHz
抽出フィルタ20の部分を、図5で説明したフィールド
差分の形に置き換えたものである。
【0047】図8は本発明の方式判定回路15の第5の
実施例である。これは、図4の実施例に対して、選択器
23において8MHz成分側に選択するための手段に動
き検出信号だけではなく、シーンチェンジ信号を組み合
わせた構成をとるものである。これは、シーンチェンジ
ではあっても、MUSEデコーダの動き検出に用いる画
素の開係によりミクロ的に見て静止画と判定されること
があるからである。動画領域をより正確に識別するため
には、この組み合わせが有効となる。回路としては、シ
ーンチェンジ信号とレベルコンパレータ22の出力をア
ンドゲート34に接続して、アンドゲート34の出力を
選択器23の切り替え信号に使用すればよい。
【0048】図9は本発明の方式判定回路15の第6の
実施例である。これは、図8の実施例に対して8MHz
抽出フィルタ20の部分を、図5で説明したフィールド
差分の形に置き換えたものてある。
【0049】図2は、本発明のMUSEデコーダ色差信
号動画処理部の第2の実施例を示すものである。この例
でも、新方式の動画処理系7は、図17で示した4倍時
間伸長回路8、フィールド内垂直フィルタ9、フィール
ドメモリ10、11、選択器12、およびフィールド間
垂直フィルタ13で構成されている。
【0050】図2において、入力端子1に入力されるM
USEデコーダ入力処理を施された信号は、新方式の動
画処理系7にのみ入力され処理される。新方式の動画処
理系7の出力は、方式判定回路15と選択器14とに送
出され、新方式の動画処理系7におけるフィールドメモ
リ11の出力が、水平ローパスフィルタ16に送出され
る。また、選択器14のもう一方の端子には、水平ロー
パスフィルタ16の出力が送出される。この水平ローパ
スフィルタ16は、4MHzから8MHzの周波数成分
を除去するように設計されている。方式判定回路15の
判定結果により、入力MUSE信号が従来方式であると
判断されたならば、従来方式のMUSE信号を新方式で
デコードしたときに生じる4MHz以上の妨害を除去す
るために、この水平ローパスフィルタ16の出力は選択
器14により選択される。この方式判定回路15は、上
述したものと同様である。この結果、図1に示す動画処
理系に比べて、垂直方向1125/8TV本以上が制限
されてしまうが、フィールド内2次元フィルタ3や時間
合わせ用フィールドメモリ44などが不要になるため、
回路規模を大幅に小さくすることができる。
【0051】図3は、本発明のMUSEデコーダの色差
信号動画処理部の第3の実施例を示すものである。この
例においても、新方式の動画処理系7は、図7で示した
4倍時間伸長回路8、フィールド内垂直フィルタ9、フ
ィールドメモリ10、11、選択器12、及びフィール
ド間垂直フィルタ13で構成されている。
【0052】図3において、入力端子1に入力されるM
USEデコーダ入力処理を施された信号は、新方式の動
画処理系7にのみ入力され処理される。新方式の動画処
理系7の出力は、方式判定回路15、選択器14および
水平ローパスフィルタ16にそれぞれ送出される。ま
た、選択器14のもう一方の端子には、水平ローパスフ
ィルタ16の出力が送出されている。この水平ローパス
フィルタ16は、4MHzから8MHzの周波数成分を
除去するように設計されている。方式判定回路15の判
定結果により、入力MUSE信号が従来方式であると判
断されたならば、従来方式のMUSE信号を新方式でデ
コードしたときに生じる4MHz以上の妨害を除去する
ために、この水平ローパスフィルタ16の出力を選択器
14で選択することになる。この結果、図2の実施例に
比べて、時間方向15Hz以上が除去されてしまうこと
にはなるが、図10に示すように、8MHz抽出フィル
タ20を水平ローパスフィルタ16と共有した構成をと
ることが可能になり、さらなる回路規模の削滅が可能と
なる。
【0053】図10は、8MHz抽出フィルタ20の構
成例を示している。この例では、水平方向遅延素子3
6、37、係数器38、39、40、及び加算器41で
構成された水平ローパスフィルタ16の出力を、減算器
35を用いて元の信号と減算することで、元の信号の高
域成分を得ている。これによって、8MHz抽出フィル
タ20において、水平ローパスフィルタ16を含んだ形
で、8MHz成分の除去と抽出を行うことができる。な
お、ここでは3タップのFIRフィルタによって水平ロ
ーパスフィルタ16を構成したが、タップ数がこれに限
られたものではないことは言うまでもない。
【0054】また、MUSEデコーダにおける色差信号
動画処理について、従来方式と新方式の内挿手段の切り
替えについて述べてきたが、色差信号動画処理を用いた
方式判定回路15の結果を用いて、他の系統や新旧何れ
か一方の方式だけに採用される信号処理の切り替えに利
用することも可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明のMUSEデコーダは、フレーム
単位で内挿を行う内挿手段の処理結果から、受信したM
USE信号が従来方式で処理されたものかあるいは新方
式で処理されたものであるかを判定し、新方式で処理さ
れたと判定された場合、フレーム単位で内挿を行う新方
式に対応した内挿手段からの信号を静動混合部へ出力
し、従来方式で処理されたと判定された場合、フィール
ド単位で2次元内挿処理を行う従来の内挿手段の出力信
号あるいは新方式の内挿手段の出力信号の高域を制限し
たものを静動混合部に出力する。
【0056】本発明の色差信号処理方式の判定回路は、
動き検出信号またはシーンチェンジ信号から、色差信号
が動画領域のものかあるいは静止画領域のものであるか
を判断し、動画領域のものと判断された時に、新方式の
内挿手段の出力信号に含まれる8MHz成分から受信し
た信号が従来方式で処理されたものかあるいは新方式で
処理されたものかを判定する。
【0057】本発明により、受信側でMUSE信号の色
差信号の処理方式を識別し、処理方式に適合した内挿処
理を行うことが可能となり、エンコーダ側とデコーダ側
との処理方式の食い違いによる縦縞妨害の発生を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMUSEデコーダの色差信号動画処理
部の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明のMUSEデコーダの色差信号動画処理
部の第2の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明のMUSEデコーダの色差信号動画処理
部の第3の実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の方式判定回路の第1の実施例を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の方式判定回路の第2の実施例を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の方式判定回路の第3の実施例を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明の方式判定回路の第4の実施例を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明の方式判定回路の第5の実施例を示すブ
ロック図である。
【図9】本発明の方式判定回路の第6の実施例を示すブ
ロック図である。
【図10】本発明の方式判定回路に用いられる8MHz
抽出フィルタを示すブロック図である。
【図11】従来方式の色差信号動画領域再生帯域を示す
図である。
【図12】従来方式の伝送スペクトルを示す図である。
【図13】新方式の色差信号動画領域再生帯域を示す図
である。
【図14】新方式の伝送スペクトルを示す図である。
【図15】従来方式のMUSE信号を新方式で再生した
ときのスペクトルを示す図である。
【図16】従来方式のMUSEデコーダ色差信号動画処
理系の構成を示すブロック図である。
【図17】新方式のMUSEデコーダ色差信号動画処理
系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,17,18,19,33 入力端子 2 従来方式の動画処理系 3 フィールド内2次元フィルタ 4,8 4倍時間伸長手段 5 8MHz−16MHz周波数変換水平フィルタ 6,29,42,43 出力端子 7 新方式の動画処理系 9 フィールド内垂直フィルタ 10,11,44 フィールドメモリ 12,14,23 選択器 13 フィールド間垂直フィルタ 15 方式判定回路 16 水平ローパスフィルタ 20 8MHz抽出フィルタ 21 絶対値化回路 22,25,27 レベルコンパレータ 24 タイミング発生回路 26 カウンタ 28 保持用レジスタ 32,35 減算器 34 アンドゲート 36,37 水平方向遅延素子 38,39,40 係数器 41 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 孝一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 和泉 吉則 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 合志 清一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 苗村 昌秀 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 福田 淳 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 平7−143521(JP,A) 特開 平4−352588(JP,A) 特開 平6−86307(JP,A) 特開 昭62−20490(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 11/00 - 11/22 H04N 7/00 - 7/68

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色差信号動画処理部を含むMUSEデコ
    ーダであって、該色差信号動画処理部が、入力される色
    差信号に対しフィールド単位で2次元内挿処理を行うフ
    ィールド内内挿手段と、該色差信号に対しフレーム単位
    で内挿処理を行うフレーム内内挿手段と、前記フレーム
    内内挿手段から出力される信号の周波数成分から前記色
    差信号のMUSEシステムにおける処理方式を判定する
    判定手段と、該判定手段の判定結果に従い、前記フィー
    ルド内内挿手段の出力及び前記フレーム内内挿手段の出
    力のいずれか一方を選択する選択手段とを備えることを
    特徴とするMUSEデコーダ。
  2. 【請求項2】 色差信号動画処理部を含むMUSEデコ
    ーダであって、該色差信号動画処理部が、入力される色
    差信号に対しフレーム単位で内挿処理を行うフレーム内
    内挿手段と、該フレーム内内挿手段から出力される信号
    を1フィールド分遅延させて出力するための記憶手段
    と、該記憶手段から出力される信号の高域を制限するフ
    ィルタ手段と、前記フレーム内内挿手段から出力される
    信号の周波数成分から前記色差信号のMUSEシステム
    における処理方式を判定する判定手段と、該判定手段の
    判定結果に従い、前記フィルタ手段の出力及び前記フレ
    ーム内内挿手段の出力のいずれか一方を選択する選択手
    段とを備えることを特徴とするMUSEデコーダ。
  3. 【請求項3】 色差信号動画処理部を含むMUSEデコ
    ーダであって、該色差信号動画処理部が、入力される色
    差信号に対しフレーム単位で内挿処理を行うフレーム内
    内挿手段と、該フレーム内内挿手段から出力される信号
    の高域を制限するフィルタ手段と、前記フレーム内内挿
    手段から出力される信号の周波数成分から前記色差信号
    のMUSEシステムにおける処理方式を判定する判定手
    段と、該判定手段の判定結果に従い、前記フィルタ手段
    の出力及び前記フレーム内内挿手段の出力のいずれか一
    方を選択する選択手段とを備えることを特徴とするMU
    SEデコーダ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    MUSEデコーダに使用される色差信号処理方式の判定
    回路であって、前記フレーム内内挿手段から出力される
    信号から8MHz成分を抽出する水平フィルタと、外部
    から供給される動き検出信号に基づき色差信号が動画領
    域を構成するものであるか否かを識別する動画領域識別
    手段と、該動画領域識別手段により入力される色差信号
    が動画領域を構成するものであると識別された際に、前
    記水平フィルタから、所定の値より大きい振幅を有する
    8MHz成分の信号が出力される頻度を測定する手段と
    を有することを特徴とする色差信号処理方式の判定回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    MUSEデコーダに使用される色差信号処理方式の判定
    回路であって、1フレームを構成する第1のフィールド
    と第2フィールドとの差分を出力する減算手段と、外部
    から供給される動き検出信号に基づき色差信号が動画領
    域を構成するものであるか否かを識別する動画領域識別
    手段と、該動画領域識別手段により入力される色差信号
    が動画領域を構成するものであると識別された際に、前
    記減算手段から、所定の値より大きい振幅を有する8M
    Hz成分の信号が出力される頻度を測定する手段とを有
    することを特徴とする色差信号処理方式の判定回路。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    MUSEデコーダに使用される色差信号処理方式の判定
    回路であって、前記フレーム内内挿手段から出力される
    信号から8MHz成分を抽出する水平フィルタと、外部
    から供給されるシーンチェンジ信号に基づき色差信号が
    動画領域を構成するものであるか否かを識別する動画領
    域識別手段と、該動画領域識別手段により入力される色
    差信号が動画領域を構成するものであると識別された際
    に、前記水平フィルタから、所定の値より大きい振幅を
    有する8MHz成分の信号が出力される頻度を測定する
    手段とを有することを特徴とする色差信号処理方式の判
    定回路。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    MUSEデコーダに使用される色差信号処理方式の判定
    回路であって、1フレームを構成する第1のフィールド
    と第2フィールドとの差分を出力する減算手段と、外部
    から供給されるシーンチェンジ信号に基づき色差信号が
    動画領域を構成するものであるか否かを識別する動画領
    域識別手段と、該動画領域識別手段により入力される色
    差信号が動画領域を構成するものであると識別された際
    に、前記減算手段から、所定の値より大きい振幅を有す
    る8MHz成分の信号が出力される頻度を測定する手段
    とを有することを特徴とする色差信号処理方式の判定回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    MUSEデコーダに使用される色差信号処理方式の判定
    回路であって、前記フレーム内内挿手段から出力される
    信号から8MHz成分を抽出する水平フィルタと、外部
    から供給されるシーンチェンジ信号及び動き信号に基づ
    き色差信号が動画領域を構成するものであるか否かを識
    別する動画領域識別手段と、該動画領域識別手段により
    入力される色差信号が動画領域を構成するものであると
    識別された際に、前記水平フィルタから、所定の値より
    大きい振幅を有する8MHz成分の信号が出力される頻
    度を測定する手段とを有することを特徴とする色差信号
    処理方式の判定回路。
  9. 【請求項9】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    MUSEデコーダに使用される色差信号処理方式の判定
    回路であって、1フレームを構成する第1のフィールド
    と第2フィールドとの差分を出力する減算手段と、外部
    から供給されるシーンチェンジ信号及び動き検出信号に
    基づき色差信号が動画領域を構成するものであるか否か
    を識別する動画領域識別手段と、該動画領域識別手段に
    より入力される色差信号が動画領域を構成するものであ
    ると識別された際に、前記減算手段から、所定の値より
    大きい振幅を有する8MHz成分の信号が出力される頻
    度を測定する手段とを有することを特徴とする色差信号
    処理方式の判定回路。
  10. 【請求項10】 前記8MHz成分を抽出する水平フィ
    ルタが、前記水平ローパスフィルタの出力を元の信号か
    ら減算する減算手段から構成される請求項4、6、及び
    8のいずれか一項に記載の色差信号処理方式の判定回
    路。
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