JPH07193203A - 半導体基体の製造方法 - Google Patents

半導体基体の製造方法

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JPH07193203A
JPH07193203A JP5331691A JP33169193A JPH07193203A JP H07193203 A JPH07193203 A JP H07193203A JP 5331691 A JP5331691 A JP 5331691A JP 33169193 A JP33169193 A JP 33169193A JP H07193203 A JPH07193203 A JP H07193203A
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JP
Japan
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heat treatment
semiconductor substrate
manufacturing
adhesive strength
temperature
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JP5331691A
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English (en)
Inventor
Akira Okita
彰 沖田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未接着領域のない、強固な接着強度を得る。
またドーパントの再分布を最小限に抑える。 【構成】 少なくとも一つが半導体基体である複数の基
体1,3の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める
熱処理を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法
において、前記接着強度を高める熱処理前に、該熱処理
の温度よりも低い温度の、貼り合わせ界面の水分量を低
下させるための熱処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体基体の製造方法に
係り、特に少なくとも一つが半導体基体である複数の基
体の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める熱処理
を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貼り合わせ方式によるSOI基板
では、2枚の鏡面研磨を行なったウェハを相互に接触さ
せた後に、高温(1150℃以上)の熱処理を拡散炉で
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、貼り合わせた直後のウェハ内の不純物の分布
が、拡散炉内での高温、長時間の熱処理により再分布を
起こしてしまうという課題があった。その一方、短時
間、高温で熱処理を行なうと、貼り合わせ界面に残留し
た水分が外方拡散されずに、ウェハ周辺部に気泡として
残り周辺に未接着領域が生じてしまう場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基体の製
造方法は、少なくとも一つが半導体基体である複数の基
体の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める熱処理
を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法におい
て、前記接着強度を高める熱処理前に、該熱処理の温度
よりも低い温度の、貼り合わせ界面の水分量を低下させ
るための熱処理を行うことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は、接着強度を高める熱処理前に、該熱
処理の温度よりも低い温度の、貼り合わせ界面の水分量
を低下させるための熱処理を行うことで、貼り合わせ界
面に残留した過剰水分を外方拡散して除去した後に、接
着強度を高める高温度の熱処理を行うものである。
【0006】本発明においては、貼り合わせ界面に残留
した過剰水分を外方拡散して除去するため、短時間で昇
温しても基体周辺部に気泡として残ることはなく、未接
着領域のない、強固な接着強度を得ることができる。ま
た短時間で接着強度を高める高温度の熱処理ができるの
で、ドーパントの再分布を最小限に抑えることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0008】図1〜図4は、本発明によるSOI基板の
製造方法の第1の実施例を示す断面図である。
【0009】まず、図1に示すように、P+ 基板1の上
にP- 型のエピタキシャル膜2を例えば減圧CVD法で
2μm堆積する。
【0010】次に図2に示すように、表面に絶縁膜4、
例えばSiO2 を8000Å形成したウェハ3を上記の
- エピタキシャル膜2と貼り合わせる。この際、両ウ
ェハの表面は十分活性となるように、例えばSC−1洗
浄等を行なうことが望ましい。なお、貼り合わせるべき
基体はSiウェハ3に限定されず、石英基板等であって
もよい。
【0011】その後、200℃〜700℃の温度範囲、
望ましくは400℃〜600℃の温度域で1時間〜40
時間程度の第1の熱処理を行なう。この熱処理により、
ウェハ界面に残留した過剰水分を外方拡散することがで
きる。また、この温度領域内では、ドーパントの拡散は
無視できる程小さいため、P+ 基板1の上に形成された
エピタキシャル膜2中へのB+ イオンの再分布はほとん
ど生じない。
【0012】次に、1000℃〜1300℃の温度範
囲、望ましくは1100℃〜1200℃の温度領域で1
sec〜300secの時間範囲、望ましくは30se
c〜180secの時間内で第2の熱処理を行なう。こ
の際の熱処理の昇降温レートは1℃/sec〜200℃
/secの範囲、望ましくは50℃/sec〜100℃
/secのレートで行なう。この第2の熱処理はR.
T.A(Rapid Thermal Anneal)
装置を用いて行なうことができる。
【0013】この第2の熱処理を、高温で短時間で行な
うことにより、両ウェハ間に強固な接着強度が得られ
る。また、昇降温レートを通常の熱拡散炉に比べ高くす
ることにより、P+ 基板1からP- エピタキシャル層2
へのドーパントの拡散を熱拡散炉に比べ小さくすること
ができる。
【0014】以上述べたことをまとめた結果を表1に示
す。
【0015】表1に於いてドーパントの拡散の大きいも
のについては×、小さいものについては○、周辺未接着
領域が生じるものは×、生じないものについては○、接
着強度が十分強いものについては○、不十分なものにつ
いては×で、それぞれ表わした。
【0016】
【表1】 次に図3に示すように、P+ 基板1の非貼り合わせ面
を、例えばバックグラインダーで研削する。この際、P
- エピタキシャル層2との界面から1μm〜10μm程
度まで研削することが望ましい。
【0017】次に、図4に示すようにP+ とP- とでエ
ッチングレートの選択比が得られる溶液、例えば、KO
H等のアルカリ溶液中で貼り合わせたウェハを処理する
ことにより、研削で残ったP+ 基板のみがエッチングさ
れSOIウェハが得られる。
【0018】このエッチング工程ではP+ とP- との濃
度比が高いほど、またP+ とP- との濃度変化が大きい
ほど、エッチングの選択比は高くとれる。
【0019】従ってP+ 基板1内のドーパントがP-
エピタキシャル層2内へ拡散するのを最小限に抑制する
必要がある。
【0020】一方、図3及び図4の工程でP- エピタキ
シャル層2がウェハ3からはく離するのを防ぐために
は、双方の接着強度が十分に強い必要がある。そのため
には、高温の熱処理が必要となる。
【0021】以上述べたように、P+ ,P- の選択比を
高くとり、かつ高い接着強度を得るためには、高温かつ
短時間の熱処理が望ましい。
【0022】しかしながら、この熱処理を貼り合わせた
直後に行なうと周辺に未接着領域が生じてしまう。この
原因は貼り合わせ界面に残留した水分が急激な温度上昇
に伴ない外方拡散されずに、ウェハ周辺部に気泡として
残るためである。
【0023】この残留水分を除去するためには、200
℃以上の温度での熱処理を10分間以上、高温,短時間
の熱処理を行なう前に行なうことが望ましい。しかしな
がら、この第1の熱処理を700℃を超える温度で行な
うと、ドーパントの拡散が生じるばかりでなく、第2の
熱処理による強固な接着強度が得られなくなる。これは
貼り合わせたウェハの接着強度が脱水縮合した温度によ
り決定するからである。つまり、貼り合わせウェハの脱
水縮合の生じる温度は750℃〜800℃以上であるた
め、第1の熱処理は700℃を超えない温度で施すこと
が望ましい。
【0024】図5〜図7は、本発明によるSOI基板の
製造方法の第2の実施例を示す断面図である。
【0025】まず、図5に示すように、P+ のSi基板
20を用意し、その表面を10μm〜50μm陽極化成
し、多孔質Si層21を形成する。次に、その表面にエ
ピタキシャル膜22を、例えばCVD法で、例えば2μ
m堆積させる。
【0026】その後、図6に示すように、予めSiO2
24の形成されているウェハ23と、上記ウェハを貼り
合わせる。
【0027】この際両ウェハの表面は十分活性となるよ
うに、例えばSC−1洗浄等を行なうことが望ましい。
【0028】その後200℃〜700℃の温度範囲、好
ましくは400℃〜600℃の温度域で1時間〜40時
間程度の第1の熱処理を行なう。この熱処理により、ウ
ェハ界面に残留した過剰水分を外方拡散することができ
る。
【0029】次に1000℃〜1300℃の温度範囲、
望ましくは1100℃〜1200℃の温度領域で1se
c〜300secの時間範囲、望ましくは30sec〜
180secの時間内で第2の熱処理を行なう。この際
の熱処理の昇降温レートは1℃/sec〜200℃/s
ecの範囲、望ましくは50℃/sec〜100℃/s
ecのレートで行なう。この第2の熱処理は、R.T.
A(Rapid Thermal Anneal)装置
を用いて行なうことができる。
【0030】次にP+ 基板20の非貼り合わせ面を全
て、例えばバックグラインダーで研削する。この工程
は、P+ 基板20と多孔質Si層21の界面から1μm
〜2μmP+ 基板側まで研削した後、残りのP+ 基板を
HF,HNO3 ,CH3 COOHの混合液でエッチング
除去をしてもよい。
【0031】その後多孔質Si層21をHFとH2 2
との混合液でエッチング除去を行ない図7のSOI基板
を得る。この混合液は多孔質層21とエピタキシャル層
22との間で3〜4ケタの選択比を有するため多孔質層
21のみを除去することが可能となる。
【0032】この実施例に於いても、第1及び第2の熱
処理を行なうことにより、P+ Si基板を陽極化成して
多孔質化した層21から、エピタキシャル層20へのド
ーパントの拡散が抑制され、かつ強固な接着強度が得ら
れる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
強固な接着強度が得られ、かつ未接着領域がなく、そし
てドーパントの再分布が最小限に抑えられた貼り合わせ
半導体基体を作製することができるため、高歩留まり、
高性能の貼り合わせ半導体基体が生産できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるSOI基板の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。
【図2】本発明によるSOI基板の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。
【図3】本発明によるSOI基板の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。
【図4】本発明によるSOI基板の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。
【図5】本発明によるSOI基板の製造方法の第2の実
施例を示す断面図である。
【図6】本発明によるSOI基板の製造方法の第2の実
施例を示す断面図である。
【図7】本発明によるSOI基板の製造方法の第2の実
施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 P+ 基板 2 P- エピタキシャル膜 3 絶縁膜付きウェハ 4 絶縁膜 20 P+ 基板 21 多孔質Si膜 22 エピタキシャル膜 23 絶縁膜付きウェハ 24 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/84

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つが半導体基体である複数
    の基体の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める熱
    処理を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法に
    おいて、 前記接着強度を高める熱処理前に、該熱処理の温度より
    も低い温度の、貼り合わせ界面の水分量を低下させるた
    めの熱処理を行うことを特徴とする半導体基体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体基体の製造方法に
    おいて、貼り合わせを行う複数の基体が半導体基体であ
    ることを特徴とする半導体基体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体基体の製造方法に
    おいて、貼り合わせる複数の基体のうち、少なくとも1
    つの基体が多孔質半導体層を有することを特徴とする半
    導体基体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかの請求項
    に記載の半導体基体の製造方法において、前記貼り合わ
    せ界面の水分量を低下させるための熱処理を200℃〜
    700℃の温度範囲で行なうことを特徴とする半導体基
    体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項3のいずれかの請求項
    に記載の半導体基体の製造方法において、前記貼り合わ
    せ界面の水分量を低下させるための熱処理を200℃〜
    700℃の温度範囲で行ない、前記接着強度を高める熱
    処理を1000℃〜1300℃の温度範囲で行なうこと
    を特徴とする半導体基体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体基体の製造方法に
    おいて、前記接着強度を高める熱処理の処理時間を1秒
    以上、昇降温レートを1℃/sec以上としたことを特
    徴とする半導体基体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160064011A (ko) * 2014-11-27 2016-06-07 소이텍 두 개의 기판들의 조립 방법

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CN105655243A (zh) * 2014-11-27 2016-06-08 Soitec公司 组合两个衬底的方法
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