JPH07193203A - 半導体基体の製造方法 - Google Patents
半導体基体の製造方法Info
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- JPH07193203A JPH07193203A JP5331691A JP33169193A JPH07193203A JP H07193203 A JPH07193203 A JP H07193203A JP 5331691 A JP5331691 A JP 5331691A JP 33169193 A JP33169193 A JP 33169193A JP H07193203 A JPH07193203 A JP H07193203A
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Abstract
またドーパントの再分布を最小限に抑える。 【構成】 少なくとも一つが半導体基体である複数の基
体1,3の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める
熱処理を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法
において、前記接着強度を高める熱処理前に、該熱処理
の温度よりも低い温度の、貼り合わせ界面の水分量を低
下させるための熱処理を行う。
Description
係り、特に少なくとも一つが半導体基体である複数の基
体の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める熱処理
を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法に関す
るものである。
では、2枚の鏡面研磨を行なったウェハを相互に接触さ
せた後に、高温(1150℃以上)の熱処理を拡散炉で
行っていた。
来例では、貼り合わせた直後のウェハ内の不純物の分布
が、拡散炉内での高温、長時間の熱処理により再分布を
起こしてしまうという課題があった。その一方、短時
間、高温で熱処理を行なうと、貼り合わせ界面に残留し
た水分が外方拡散されずに、ウェハ周辺部に気泡として
残り周辺に未接着領域が生じてしまう場合があった。
造方法は、少なくとも一つが半導体基体である複数の基
体の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める熱処理
を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法におい
て、前記接着強度を高める熱処理前に、該熱処理の温度
よりも低い温度の、貼り合わせ界面の水分量を低下させ
るための熱処理を行うことを特徴とする。
処理の温度よりも低い温度の、貼り合わせ界面の水分量
を低下させるための熱処理を行うことで、貼り合わせ界
面に残留した過剰水分を外方拡散して除去した後に、接
着強度を高める高温度の熱処理を行うものである。
した過剰水分を外方拡散して除去するため、短時間で昇
温しても基体周辺部に気泡として残ることはなく、未接
着領域のない、強固な接着強度を得ることができる。ま
た短時間で接着強度を高める高温度の熱処理ができるの
で、ドーパントの再分布を最小限に抑えることができ
る。
詳細に説明する。
製造方法の第1の実施例を示す断面図である。
にP- 型のエピタキシャル膜2を例えば減圧CVD法で
2μm堆積する。
例えばSiO2 を8000Å形成したウェハ3を上記の
P- エピタキシャル膜2と貼り合わせる。この際、両ウ
ェハの表面は十分活性となるように、例えばSC−1洗
浄等を行なうことが望ましい。なお、貼り合わせるべき
基体はSiウェハ3に限定されず、石英基板等であって
もよい。
望ましくは400℃〜600℃の温度域で1時間〜40
時間程度の第1の熱処理を行なう。この熱処理により、
ウェハ界面に残留した過剰水分を外方拡散することがで
きる。また、この温度領域内では、ドーパントの拡散は
無視できる程小さいため、P+ 基板1の上に形成された
エピタキシャル膜2中へのB+ イオンの再分布はほとん
ど生じない。
囲、望ましくは1100℃〜1200℃の温度領域で1
sec〜300secの時間範囲、望ましくは30se
c〜180secの時間内で第2の熱処理を行なう。こ
の際の熱処理の昇降温レートは1℃/sec〜200℃
/secの範囲、望ましくは50℃/sec〜100℃
/secのレートで行なう。この第2の熱処理はR.
T.A(Rapid Thermal Anneal)
装置を用いて行なうことができる。
うことにより、両ウェハ間に強固な接着強度が得られ
る。また、昇降温レートを通常の熱拡散炉に比べ高くす
ることにより、P+ 基板1からP- エピタキシャル層2
へのドーパントの拡散を熱拡散炉に比べ小さくすること
ができる。
す。
のについては×、小さいものについては○、周辺未接着
領域が生じるものは×、生じないものについては○、接
着強度が十分強いものについては○、不十分なものにつ
いては×で、それぞれ表わした。
を、例えばバックグラインダーで研削する。この際、P
- エピタキシャル層2との界面から1μm〜10μm程
度まで研削することが望ましい。
ッチングレートの選択比が得られる溶液、例えば、KO
H等のアルカリ溶液中で貼り合わせたウェハを処理する
ことにより、研削で残ったP+ 基板のみがエッチングさ
れSOIウェハが得られる。
度比が高いほど、またP+ とP- との濃度変化が大きい
ほど、エッチングの選択比は高くとれる。
エピタキシャル層2内へ拡散するのを最小限に抑制する
必要がある。
シャル層2がウェハ3からはく離するのを防ぐために
は、双方の接着強度が十分に強い必要がある。そのため
には、高温の熱処理が必要となる。
高くとり、かつ高い接着強度を得るためには、高温かつ
短時間の熱処理が望ましい。
直後に行なうと周辺に未接着領域が生じてしまう。この
原因は貼り合わせ界面に残留した水分が急激な温度上昇
に伴ない外方拡散されずに、ウェハ周辺部に気泡として
残るためである。
℃以上の温度での熱処理を10分間以上、高温,短時間
の熱処理を行なう前に行なうことが望ましい。しかしな
がら、この第1の熱処理を700℃を超える温度で行な
うと、ドーパントの拡散が生じるばかりでなく、第2の
熱処理による強固な接着強度が得られなくなる。これは
貼り合わせたウェハの接着強度が脱水縮合した温度によ
り決定するからである。つまり、貼り合わせウェハの脱
水縮合の生じる温度は750℃〜800℃以上であるた
め、第1の熱処理は700℃を超えない温度で施すこと
が望ましい。
製造方法の第2の実施例を示す断面図である。
20を用意し、その表面を10μm〜50μm陽極化成
し、多孔質Si層21を形成する。次に、その表面にエ
ピタキシャル膜22を、例えばCVD法で、例えば2μ
m堆積させる。
24の形成されているウェハ23と、上記ウェハを貼り
合わせる。
うに、例えばSC−1洗浄等を行なうことが望ましい。
ましくは400℃〜600℃の温度域で1時間〜40時
間程度の第1の熱処理を行なう。この熱処理により、ウ
ェハ界面に残留した過剰水分を外方拡散することができ
る。
望ましくは1100℃〜1200℃の温度領域で1se
c〜300secの時間範囲、望ましくは30sec〜
180secの時間内で第2の熱処理を行なう。この際
の熱処理の昇降温レートは1℃/sec〜200℃/s
ecの範囲、望ましくは50℃/sec〜100℃/s
ecのレートで行なう。この第2の熱処理は、R.T.
A(Rapid Thermal Anneal)装置
を用いて行なうことができる。
て、例えばバックグラインダーで研削する。この工程
は、P+ 基板20と多孔質Si層21の界面から1μm
〜2μmP+ 基板側まで研削した後、残りのP+ 基板を
HF,HNO3 ,CH3 COOHの混合液でエッチング
除去をしてもよい。
との混合液でエッチング除去を行ない図7のSOI基板
を得る。この混合液は多孔質層21とエピタキシャル層
22との間で3〜4ケタの選択比を有するため多孔質層
21のみを除去することが可能となる。
処理を行なうことにより、P+ Si基板を陽極化成して
多孔質化した層21から、エピタキシャル層20へのド
ーパントの拡散が抑制され、かつ強固な接着強度が得ら
れる。
強固な接着強度が得られ、かつ未接着領域がなく、そし
てドーパントの再分布が最小限に抑えられた貼り合わせ
半導体基体を作製することができるため、高歩留まり、
高性能の貼り合わせ半導体基体が生産できる効果があ
る。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも一つが半導体基体である複数
の基体の一主面どうしを接触させ、接着強度を高める熱
処理を加えて貼り合わせを行う半導体基体の製造方法に
おいて、 前記接着強度を高める熱処理前に、該熱処理の温度より
も低い温度の、貼り合わせ界面の水分量を低下させるた
めの熱処理を行うことを特徴とする半導体基体の製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体基体の製造方法に
おいて、貼り合わせを行う複数の基体が半導体基体であ
ることを特徴とする半導体基体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の半導体基体の製造方法に
おいて、貼り合わせる複数の基体のうち、少なくとも1
つの基体が多孔質半導体層を有することを特徴とする半
導体基体の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかの請求項
に記載の半導体基体の製造方法において、前記貼り合わ
せ界面の水分量を低下させるための熱処理を200℃〜
700℃の温度範囲で行なうことを特徴とする半導体基
体の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項3のいずれかの請求項
に記載の半導体基体の製造方法において、前記貼り合わ
せ界面の水分量を低下させるための熱処理を200℃〜
700℃の温度範囲で行ない、前記接着強度を高める熱
処理を1000℃〜1300℃の温度範囲で行なうこと
を特徴とする半導体基体の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の半導体基体の製造方法に
おいて、前記接着強度を高める熱処理の処理時間を1秒
以上、昇降温レートを1℃/sec以上としたことを特
徴とする半導体基体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5331691A JPH07193203A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 半導体基体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5331691A JPH07193203A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 半導体基体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193203A true JPH07193203A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18246506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5331691A Pending JPH07193203A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 半導体基体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07193203A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160064011A (ko) * | 2014-11-27 | 2016-06-07 | 소이텍 | 두 개의 기판들의 조립 방법 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5331691A patent/JPH07193203A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160064011A (ko) * | 2014-11-27 | 2016-06-07 | 소이텍 | 두 개의 기판들의 조립 방법 |
CN105655243A (zh) * | 2014-11-27 | 2016-06-08 | Soitec公司 | 组合两个衬底的方法 |
CN105655243B (zh) * | 2014-11-27 | 2020-05-15 | Soitec公司 | 组合两个衬底的方法 |
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