JPH0719314Y2 - エアーマット - Google Patents

エアーマット

Info

Publication number
JPH0719314Y2
JPH0719314Y2 JP1989108338U JP10833889U JPH0719314Y2 JP H0719314 Y2 JPH0719314 Y2 JP H0719314Y2 JP 1989108338 U JP1989108338 U JP 1989108338U JP 10833889 U JP10833889 U JP 10833889U JP H0719314 Y2 JPH0719314 Y2 JP H0719314Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
pipe
mat
air pipe
inner diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989108338U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0348554U (ja
Inventor
博章 島筒
圭一 片山
守 坪井
信隆 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molten Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Molten Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molten Corp, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Molten Corp
Priority to JP1989108338U priority Critical patent/JPH0719314Y2/ja
Publication of JPH0348554U publication Critical patent/JPH0348554U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719314Y2 publication Critical patent/JPH0719314Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば寝具などのエアーマットに関する。
〔従来の技術〕
従来、床ずれ防止用、安眠用などの寝具としてエアーマ
ットが使用されている。エアーマットは多数の袋状セル
のエアー封入室内にエアーを封じ込め、エアーの圧力に
よってエアー封入室上に掛かる横臥者の荷重を支える。
そして、エアー封入室を複数系統にグループ分けして交
互にエアーを給排する。これらには、横臥者の荷重を分
散して支えるとともに圧迫部位を切換えて圧迫感を吸収
する作用があり、横臥者の特定の部位に高い支持圧力が
加わらないために床ずれ防止、安眠などの効果がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来のエアーマットにおい
て、横臥者に対して支持圧力の分散および圧迫部位の切
換えによる床ずれ防止、圧迫感の減少による寝返えり回
数の減少などの効果はあるが、安眠の観点からは必ずし
も十分に満足されているとはいえない。それは、エアー
パイプの内径が5〜6mm程度と細く長いため、このエア
ーパイプ内をエアーが移動する際に風切り音が発生す
る。即ち、エアー封入室へエアーを供給、排気する際、
或いは横臥者の体重移動などに伴ってエアーがエアーパ
イプ内を移動する際などに風切り音が発生し、安眠を妨
げる不快音となる。この風切り音の大きさはエアーパイ
プの内径によって相違はあるが、エアーの供給、排出時
には約40〜45dB、体重移動時には約50〜〜60dBにも達す
る場合がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るエアーマットは上記課題の解決を目的にし
ており、複製系統にグループ分けされた複数のエアー封
入室へエアーパイプを介してエアー供給装置により交互
にエアーを供給、排出するエアーマットにおいて、上記
エアーパイプの内径が13mm以上20mm以下であるとともに
上記エアーパイプ内のエアー流速が3m/sec以下に設定さ
れてなることを特徴としている。
〔作用〕
即ち、本考案に係るエアーマットにおいては、エアー封
入室へエアーを給排するエアーパイプの内径が実験に基
づいて13mm乃至20mmであるとともにエアー流速が3m/sec
以下に設定されており、これによってエアー封入室への
エアー給排時、或いは横臥者の体重移動時などに風切り
音により発生する騒音レベルを約35dB(A)以下に抑制
することができる。また、エアーパイプの内径を13mm乃
至20mmとすることによって、エアーのシール性能を妨げ
ることがなく、またエアーマットの操作性も妨げること
がない。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例に係るエアーマットの構造説
明図、第2図はその作用説明図である。図において、本
実施例に係るエアーマットは第1図に示すように、複数
個の棒状のエアー封入室Cを長方形の基材f上に多数平
行に隣接して並べ、これら多数のエアー封入室Cを1つ
おきに第一系統のエアー封入室C1と第2系統のエアー封
入室C2との2系統に分け、エアー供給ユニット1内に内
蔵されたエアーポンプ、エアー切換弁などでエアーパイ
プP1,P2を介して数分間隔でエアーの供給と排出を交互
に切換えるようになっており、エアー封入室Cが横臥者
の体圧を平均的に分散し、また所定の時間間隔で横臥者
への圧迫部位が切り換わるので、床ずれの発生が予防さ
れる効果がある。
また、本エアーマットはエアーパイプP1,P2内をエアー
が移動する際に風切り音が発生しないように、これらの
エアーパイプP1,P2の内径が13mm乃至20mmの範囲で設定
されている。第2図はエアーパイプの内径を選定するた
めに行われた実験の説明図で、同図(a)はこの実験の
概要を示している。図において2はエアー吐出源のコン
プレッサ、3はエアーパイプ、4は流量計、5は騒音計
である。コンプレッサ2のエアー吐出量を調整しなが
ら、エアーパイプP1,P2からエアー封入室Cへのエアー
供給部を模擬するエアーパイプ3の吐出口で発生する騒
音レベルを測定した。
同図(b)はエアーパイプ3内のエアー流速と発生した
騒音レベルとの関係を2種類のエアーパイプ3a,3bにつ
いて実験した結果を示している。図において、エアーパ
イプ3の種類によって多少の相違はあるが、全体の傾向
としては流速の増加に伴って騒音レベルも増大してい
る。因に、このエアーマットは通常のエアー封入室への
エアー給排時におけるエアー流量は約6l/min程度であ
り、また横臥者の体重移動時における各エアー封入室間
を移動するエアー流量は瞬間的に約24l/min程度にも達
することが確かめられている。従って、仮にエアーパイ
プの内径を5mmとすると、このときの流速はそれぞれ約5
m/sec、約20m/sec程度となり、発生する騒音レベルはそ
れぞれ41dB(A),52dB(A)程度にも達する。
同図(c)はエアー吐出量を24l/minに固定し、エアー
パイプの内径を変えて発生する騒音レベルを測定した結
果を示している。図において、エアーパイプの内径が13
mm程度より大きいときには、発生するレベルはは35dB
(A)程度以下となっている。従って、第1図における
エアーマットのエアーパイプP1,P2の内径を13mm程度以
上としておけば横臥者の体重移動時に生じるエアー封入
室間を移動するエアーによって発生する騒音レベルを約
35dB(A)以下とすることができ、不快音が抑制されて
安眠が妨害されない。
なお、エアーパイプP1,P2から発生する、騒音を抑制す
る観点からはこのエアーパイプP1,P2の内径が大きい程
よいが、エアーのシール性、エアーマットの操作性など
の観点からは大き過ぎることは好ましくなく、これらを
勘案すればエアーパイプP1,P2の内径は約13mm乃至20mm
の範囲が適当である。また、このエアーパイプP1,P2
内径は当然エアーパイプP1,P2とエアー封入室Cとのジ
ョイント部分の内径にも適用される。また、エアーパイ
プP1,P2或いはそのジョイント部分の断面形状は円形の
みに限定されるものではなく、直径13mm乃至20mmの円と
等価な断面積を有しておればよい。
このように、本エアーマットのエアーパイプP1,P2およ
びそのジョイント部分の内径を13mm乃至20mmとすること
によって、エアー封入室Cへのエアー給排時におけるこ
れらのパイプ内のエアー流速が約0.8m/sec乃至約0.3m/s
ec程度に、また横臥者の体重移動時におけるこれらのパ
イプ内のエアー流速が約3m/sec乃至1.3m/sec程度とな
り、パイプ内のエアー流速が約3m/sec以下となって風切
り音により発生する騒音レベルを約35dB(A)以下に抑
制することができる。この発生する騒音レベルが35dB
(A)以下の状態はかなり静かであり、風切り音が就寝
時の不快音にはならず、安眠の妨げとならない。また、
エアーパイプP1,P2およびそのジョイント部分の内径を1
3mm乃至20mmとすることによって、エアーのシール性能
を妨げることがなく、またエアーマットの操作性を妨げ
ることもない。
なお、本考案に係るエアーマットは上記の実施例のみに
限定されるものではなく、例えば自動車、列車、航空機
などの座席、その他にも適用が可能である。
〔考案の効果〕
本考案に係るエアーマットは前記の通り構成されてお
り、風切り音により発生する騒音レベルを約35dB(A)
以下に抑制することができるので、風切り音が就寝時の
不快音にはならず、安眠の妨げとならない。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)は本考案の一実施例に係るエアーマットの
平面図、同図(b)は同図(a)におけるb-b断面図、
第2図(a)はその実験の説明図、同図(b),(c)
はその実験結果の説明図である。 1……エアー供給ユニット、2……コンプレッサ、3,
P1,P2……エアーパイプ、4……流量計、5……騒音
計、C,C1,C2……エアー封入室、f……基材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 坪井 守 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)考案者 前田 信隆 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 実開 昭58−58034(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数系統にグループ分けされた複数のエア
    ー封入室へエアーパイプを介してエアー供給装置により
    交互にエアーを供給、排出するエアーマットにおいて、
    上記エアーパイプの内径が13mm以上20mm以下であるとと
    もに上記エアーパイプ内のエアー流速が3m/sec以下に設
    定されてなることを特徴とするエアーマット。
JP1989108338U 1989-09-18 1989-09-18 エアーマット Expired - Lifetime JPH0719314Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989108338U JPH0719314Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 エアーマット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989108338U JPH0719314Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 エアーマット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0348554U JPH0348554U (ja) 1991-05-09
JPH0719314Y2 true JPH0719314Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31656979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989108338U Expired - Lifetime JPH0719314Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 エアーマット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719314Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038993Y2 (ja) * 1981-10-13 1985-11-21 株式会社精研 空気マツト装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0348554U (ja) 1991-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4999867A (en) Air mattress and method for adjusting it
EP0872197A3 (en) A low air loss patient support system providing active feedback pressure sensing and correction capabilities for use as a bed mattress and a wheelchair seating system
GB2327874A (en) inflatable support
EP3117816B1 (en) Patient/invalid support
JPH0233384B2 (ja)
JPH0719314Y2 (ja) エアーマット
EP0197999A1 (en) An alternating pressure mattress or cushion
GB1576641A (en) Pressure point pads
JP3226754U (ja) 褥瘡を予防するための寝具
JPH1085108A (ja) 波動通気枕
JPH0534657Y2 (ja)
JPH0633930Y2 (ja) エアマット
JPH0534655Y2 (ja)
JPH0223180B2 (ja)
JPH0810307Y2 (ja) エアーマットのエアー供給装置
JP3007039U (ja) 大小便器消音マット。
JPS622026Y2 (ja)
CN209032918U (zh) 具有花心蜂巢凝胶结构腔之褥疮防护床
JPH0810308Y2 (ja) エアーマットのエアー供給排出制御装置
JP2001061892A (ja) 気室を備えたバックシートを用いた吸収性製品
JPH0739565A (ja) 固体粒子流動式身体支持装置
JPH0238224B2 (ja)
JPH079332U (ja) 床ずれ防止 安眠マット
EP1367974B1 (en) Seating element
JPS622030Y2 (ja)