JPH0719291U - ベルト式ホイストの巻取りドラムのベルト巻き付き構造 - Google Patents

ベルト式ホイストの巻取りドラムのベルト巻き付き構造

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JPH0719291U
JPH0719291U JP5356393U JP5356393U JPH0719291U JP H0719291 U JPH0719291 U JP H0719291U JP 5356393 U JP5356393 U JP 5356393U JP 5356393 U JP5356393 U JP 5356393U JP H0719291 U JPH0719291 U JP H0719291U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト式ホイストにおいて、巻取りドラムを
具えた駆動軸に加わるベルトの引張力を相殺し曲げ力が
加わらないようなベルトの巻き付き構造の提供。 【構成】 複数のベルト75,76の巻き上げ送り出し
によって昇降体79を昇降させるベルト式ホイスト60
におけるベルトの巻き付き構造は、複数のベルトが共通
の巻取りドラム72に重ね巻きされ、且つ、巻取りドラ
ムに対する複数のベルトの巻き付き終わり接点の位置
が、円周方向に等間隔の位置にある。駆動軸71には、
両側からベルト75,76の引張力が相殺し合うように
加わる。ベルト75,76は重ね巻きされ、ベルトの巻
き上げ送り出しスペースを狭くすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ベルト式ホイストにおいて、巻取りドラムに巻き付くベルトの巻き 付き構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ベルト式ホイストは、複数本のベルトの巻き上げ送り出しによって昇降 体を昇降させるようになっている。 ベルト式ホイストの一例として図11に示すものがある。 このホイスト20は、モータ21によって回転する駆動軸22上の4つの巻取 りドラム23で、4本のベルト24,24,25,25を巻き上げたり送り出し たりして昇降体26を昇降させるようになっている。 各ベルト24,25は、従動軸27,27,28に設けられたアイドラプーリ 29,29,30,30によって方向転換されている。
【0003】 ベルト式ホイストの他の例として図12に示すものがある。 このホイスト40は、モータ41によって回転する第1、第2駆動軸42,4 3上の都合4つの巻取りドラム44で4本のベルト45を巻き上げたり送り出し たりして昇降体46を昇降させるようになっている。 第1、第2駆動軸42,43は、伝達ベルト47によって連結されている。 伝達ベルト47には、歯付きベルト、チェーン等が使用されている。 4本のベルト45は、従動軸48に設けられたアイドラプーリ49によって方 向転換されている。
【0004】 ところが、このホイスト40の場合は、伝達ベルト47が破断した場合に発生 する次のような問題がある。すなわち、伝達ベルト47が破断すると、昇降体4 6は、自重によって第2駆動軸43を空転させながら第2駆動軸43上の2本の ベルト45を引き出し、残りの2本のベルト45によって斜めに吊り下げられる 。従って、このホイスト40には、伝達ベルト47の破断を事前に検知する安全 装置(図示省略)が必要であるということである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図11に示すようなホイストは次の問題点を有している。 (1) ベルトの送り出し巻き上げ方向が全て同一であるため、駆動軸22には、 ベルトの引張力による一方向(矢印A方向)の曲げ荷重が加わっている。 従って、一方向の曲げ荷重に耐えられるように、駆動軸22を太くし、且つ、 駆動軸22の軸受け(図示省略)を強固な構造にしなければならない。 (2) 隣合う2本ベルト24,25の中心が互いにずれているため、(図11に おいて、距離Bだけずれている。)吊りバランスが悪く、昇降体26の吊り下げ 状態が不安定である。 (3) 隣合う2本ベルト24,25の中心が互いにずれているため、駆動軸22 と平行な方向のホイストの長さが長くなり、ホイストを小型にすることが困難で ある。
【0006】 又、図12に示すようなホイストは次の問題点を有している。 (1) このホイストの第1、第2駆動軸42,43にも、ベルトの引張力による 一方向(矢印E、D方向)の曲げ荷重が各々加わっている。 このため、一方向の曲げ荷重に耐えられるように、駆動軸42,43を太くし 、且つ、駆動軸42,43の軸受け(図示省略)を強固な構造にしなければなら ない。 (2) 2本の駆動軸42,43と、第1駆動軸42から第2駆動軸43に駆動力 を伝達する機構とを必要とし、構造が複雑であり、スペースを広く必要とする。 (3) 安全装置を必要とする。
【0007】 本考案は、ベルト式ホイストにおいて、巻取りドラムを具えた駆動軸に加わる ベルトの引張力を相殺するベルトの巻き付き構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数のベルトの巻き上げ送り出しによって昇降体を昇降させるベル ト式ホイストにおいて、前記複数のベルトは共通の巻取りドラムに重ね巻きされ 、且つ、前記巻取りドラムに対する前記複数のベルトの巻き付き終わり接点の位 置は円周方向に等間隔の位置にあるベルト巻き付き構造により、前記の課題を解 決した。
【0009】
【作用】
複数のベルトは、共通の巻取りドラムに重ね巻きされて巻き上げられたり、送 り出されたりする。 巻取りドラムに多重巻きされた各ベルトの巻き付き終わり接点の位置が円周方 向に等間隔であるため、各ベルトを巻取りドラムの駆動軸の両側に配設すること ができる。各ベルトの引張力は、駆動軸の両側から加わり相殺される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図10に基づいて説明する。 ベルト式ホイスト60(図1参照)は、キャリヤCに吊り下げられた吊下フレ ーム61上に設けられている。 キャリヤCは、駆動モータ62によって回転する駆動輪63と、従動輪64と に吊り下げられている。さらに、キャリヤCは、ガイドローラ65に案内されて モノレールR上を走行するようになっている。
【0011】 ホイスト60(図2参照)は、減速機付きモータ70によって回転する駆動軸 71と、駆動軸71の両端に設けられた巻取りドラム72,73と、各巻取りド ラム72,73の両側に配設されている都合4つのアイドラプーリ74と、4本 のベルト75,76,77,78で構成されている。 各ベルト75,76,77,78の一端は巻取りドラム72,73に接続され 、中間部分はアイドラプーリ74に掛け渡され、他端はコンテナWを掴むオート グリッパ(昇降体)79に接続されている。
【0012】 2本のベルト75,76は、ボルト80(図4参照)によって巻取りドラム7 2に接続されている。もう一方の2本のベルト77,78も同様にしてボルト( 図示省略)によって巻取りドラム73に接続されている。 2本のベルト75,76,77,78は、巻取りドラム72,73上の円周方 向に略々等間隔の位置に接続されている。 又、アイドラプーリ74,74(図4参照)は、各ベルト75,76と水平面 との交差角度αが等しくなるような位置に設けられている。 すなわち、巻取りドラム72,73に対する2本のベルト75,76,77, 78の巻き付き終わり接点の位置は、円周方向に等間隔の位置にある。
【0013】 巻取りドラムに対するベルトの接続箇所が、円周方向に等間隔であると、図6 に示すように、ベルト75,76が二重巻きされていくに従って増加する巻取り 径は略々均一になり、両方のベルト75,76の巻き上げ量を略々同一すること ができる。 仮に、この接続箇所が図7に示すように等間隔でないと、ベルト75,76が 二重巻きされていくに従って増加する巻取り径は不均一になり、両方のベルト7 5,76の巻き上げ量を略々同一にすることができない恐れがある。但し、ベル ト75,76,77,78の厚みが薄い場合には、巻取り径は略々同一になる。 従って、巻取りドラム72,73に対するベルト75,76,77,78の接 続箇所は、必ずしも円周方向に等間隔である必要はない。
【0014】 次に動作を説明する。 複数のベルト75,76,77,78は、共通の巻取りドラム72,73に重 ね巻きされて巻き上げられたり送り出されたりする。 巻取りドラム72,73に対する各ベルト75,76,77,78の巻き付き 終わり接点の位置が円周方向に等間隔であるため、各ベルト75,76,77, 78は駆動軸71の両側に配設されている。 従って、各ベルト75,76,77,78の引張力によって巻取りドラム72 ,73の駆動軸71に加わる曲げ力(軸と直交する方向の力)は相殺される。
【0015】 ベルト75,76,77,78をオートグリッパ79に接続する箇所は、図1 においては巻取りドラム72,73の両側にあるが、図8に示すように巻取りド ラム72の片側にあってもよい。 又、1つの巻取りドラムに重ね巻きされるベルトの本数は、図1に示す2本の 他に、図9、図10に示すように、3本、4本であってもよい。 この場合においても、巻取りドラム72に対するベルト81,82,83,8 4の巻き付き終わり接点の位置は、円周方向に等間隔の位置にある。 さらに、ベルトは、図9中のベルト82のようにアイドラプーリによって案内 する必要が無い場合もある。
【0016】
【考案の効果】
本考案のベルト巻き付き構造によると、共通の巻取りドラムに複数本のベルト が多重巻きされるようになっているため、次の効果を奏する。 (1) ベルトの巻き上げ送り出しスペースを狭くすることができ、ホイストを小 型にすることができる。 (2) 巻取りドラムの駆動軸の両側にベルトを配設することができるため、駆動 軸の本数を少なくすることができ、ホイストの構造を簡素にし、且つ、小型にす ることができる。 (3) 巻取りドラムの駆動軸の両側にベルトを配設することができるため、駆動 軸に加わる曲げ力が略々相殺され、駆動軸には、回転トルク以外の力が殆ど加わ らず、駆動軸を従来よりも細くすることができる。 (4) 駆動軸には回転トルク以外の力が殆ど加わらないことから、駆動軸の軸受 けの構造を簡素にし、且つ、小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のベルト巻き付き構造を具えた
ベルト式ホイストの正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2中、3−3矢視断面図である。
【図4】図2中、4−4矢視断面図である。
【図5】図1のベルト巻き付き構造を具えたベルト式ホ
イストの概略斜視図である。
【図6】巻取りドラムにベルトが巻き付いた状態を示す
図である。
【図7】巻取りドラムにベルトが巻き付いた他の状態を
示す図である。
【図8】他の実施例のベルト巻き付き構造の概略正面図
である。
【図9】他の実施例のベルト巻き付き構造の概略正面図
である。
【図10】他の実施例のベルト巻き付き構造の概略正面
図である。
【図11】従来のベルト式ホイストの概略斜視図であ
る。
【図12】従来のベルト式ホイストの概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
60 ベルト式ホイスト 72,73 巻取りドラム 75,76,77,78,81,82,83,84 ベ
ルト 79 オートクリッパ(昇降体)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のベルトの巻き上げ送り出しによっ
    て昇降体を昇降させるベルト式ホイストにおいて、前記
    複数のベルトは共通の巻取りドラムに重ね巻きされ、且
    つ、前記巻取りドラムに対する前記複数のベルトの巻き
    付き終わり接点の位置は円周方向に等間隔の位置にある
    ことを特徴とする、巻取りドラムのベルト巻き付き構
    造。
JP5356393U 1993-09-09 1993-09-09 ベルト式ホイストの巻取りドラムのベルト巻き付き構造 Expired - Lifetime JP2537309Y2 (ja)

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JPH0719291U true JPH0719291U (ja) 1995-04-07
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199692A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Matoba Denki Seisakusho:Kk 昇降装置

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JP2537309Y2 (ja) 1997-05-28

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