JPH07192715A - アルカリ電池用セパレータおよびこれを用いたアルカリ蓄電池 - Google Patents

アルカリ電池用セパレータおよびこれを用いたアルカリ蓄電池

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JPH07192715A
JPH07192715A JP5330573A JP33057393A JPH07192715A JP H07192715 A JPH07192715 A JP H07192715A JP 5330573 A JP5330573 A JP 5330573A JP 33057393 A JP33057393 A JP 33057393A JP H07192715 A JPH07192715 A JP H07192715A
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JP
Japan
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separator
nonwoven fabric
storage battery
alkaline storage
battery
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JP5330573A
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English (en)
Inventor
Isao Ichinukizaka
勲 一貫坂
Kazuhiro Ikeda
和宏 池田
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Individual
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力、保液性、セパレータの性能面の向上を
図ることができ、電池の長寿命化を達成できるアルカリ
電池用セパレータおよびこれを用いたアルカリ蓄電池を
提供する。 【構成】 エチレン−アクリル酸共重合体樹脂をコーテ
ィングしたポリオレフィン系不織布の表面に、酸化処理
により導入された酸素官能基が存在するようになしたア
ルカリ電池用セパレータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニッケル−カドミウム
蓄電池、ニッケル−水素蓄電池等に使用されるアルカリ
電池用セパレータおよびこれを用いたアルカリ蓄電池に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系繊維で構成される不織
布製のアルカリ電池用セパレータであって耐薬品性、耐
酸化性、親水性等のセパレータ要求性能に優れるものと
して、スルフォン化処理を行なってスルフォン酸基を導
入したもの(特開昭58−175256号、特開昭64
−57568号、特開平1−132043号、特開平1
−132044号)、親水性樹脂であるエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体樹脂をコーティングしたもの(特
開昭63−34849号)、界面活性剤を付与したもの
(特開昭58−147956号、特開昭58−1942
55号、特開昭61−39362号)等が種々知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
ルカリ電池用セパレータは、いずれも長期間に亘って安
定して上記性能を維持できなかった。例えば、スルフォ
ン化処理したセパレータでは、処理に伴うポリオレフィ
ン系繊維の劣化による電池寿命の低下を、また、親水性
樹脂や界面活性剤を適用したセパレータでは、樹脂や界
面活性剤が電解液中に脱落することによる親水性能の低
下を、それぞれ招来するという欠点があった。特に、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体樹脂成分であるビニ
ルアルコールは、親水性に優れる反面、電池内におい
て、充放電の繰返しにより発生する酸素ガスによって酸
化分解され易く、耐薬品性に劣るといった欠点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消するためになされたものであり、強力、保液性等、セ
パレータの性能面の向上を図ることができ、電池の長寿
命化を達成できるアルカリ電池用セパレータおよびこれ
を用いたアルカリ蓄電池を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、エチレン−ア
クリル酸共重合体樹脂をコーティングしたポリオレフィ
ン系不織布の表面に、酸化処理により、導入された酸素
官能基が存在することを特徴とするアルカリ電池用セパ
レータである。
【0006】本発明にいう酸化処理とは、酸素ガスによ
る気相反応により、ポリオレフィン系繊維表面に酸素官
能基(C=O,C−OOH,−OH,等)を導入して親
水性を発現させるものである。
【0007】また本発明のアルカリ電池用セパレータ
は、ポリオレフィン系不織布を構成する合成繊維の繊維
径が0.1〜30μm であり、ポリオレフィン系不織布の
目付が20〜200g/m2、厚さが30〜50μm である
ことを特徴とする。
【0008】ポリオレフィン系繊維表面における酸化反
応は、該表面層より50Å程度迄進行する。通常、酸化
反応により樹脂劣化が生じることから、繊維径が0.1μ
m 以下の繊維を用いた場合には強度が著しく低下するた
め、好ましくない。
【0009】また本発明のアルカリ電池用セパレータ
は、ESCAによるO/C値が0.10以上であることを
特徴とする。
【0010】O/C値が0.10以下では親水化効果が認
められない。また、特に限定するものではないが、O/
C値が0.4以上では、親水化の度合いの行き過ぎによる
耐薬品性の低下が認められることがあり、好ましくな
い。
【0011】また本発明のアルカリ電池用セパレータ
は、ポリオレフィン系不織布を構成する全繊維表面積の
少なくとも30%以上がポリエチレンであることを特徴
とする。
【0012】ポリエチレンは、他のポリオレフィン樹
脂、例えばポリプロピレンと比較して酸化反応を受け易
く、親水性発現に好適であると同時に、強度劣化および
耐薬品性の低下が少なく、長時間に亘る安定したセパレ
ータ性能を維持できる。
【0013】また本発明は、請求項1〜4のいずれかに
記載のアルカリ電池用セパレータを用いたことを特徴と
するアルカリ蓄電池である。
【0014】
【作用】本発明に従えば、エチレン−アクリル酸共重合
体樹脂は、電解液の液保持性(保液率)を大きく向上さ
せる為、電池内での電解液のドライアウト現象を防止で
きるとともに、酸素ガスによる酸化処理により導入され
た、例えばカルボニル基、カルボキシル基、水酸基等の
親水性酸素官能基が、アルカリ蓄電池内において優れた
親水効果の持続性を示す。また、本発明の酸化処理は、
例えば従来の発煙硫酸や熱濃硫酸による親水性付与のた
めのスルフォン化処理と違い、繊維表面のみの処理であ
るから、処理後におけるセパレータ強度の低下が小さ
く、従って、アルカリ蓄電池を製造する際における、セ
パレータの引張りによる切断事故が解消する。さらに、
このアルカリ電池用セパレータは窒素原子を含有せず、
アルカリ蓄電池内における耐久性にも優れているため、
事故放電の原因となる窒素根を生成することがない。従
って、該セパレータを用いたアルカリ蓄電池は長時間使
用しても内部抵抗の著しい増加を起こすことがなく、高
率放電時の電圧降下も小さく、また自己放電速度も小さ
いため、アルカリ蓄電池の高寿命化が達成される。
【0015】以下、本発明の実施例を説明する。なお本
発明は下記実施例に限定して解釈されるものではない。
【0016】レギュラーのポリプロピレン繊維1.5d×
38mmを50%と、バインダー繊維として、鞘成分がポ
リエチレン、芯成分がポリプロピレンより構成される市
販の芯鞘型複合繊維(鞘:芯の重量複合比が50:5
0)0.9d×51mmを50%混合し、この混合繊維をロ
ーラーカード機を通してウェブとした。次にこのウェブ
を110℃に加熱した一対のカレンダーロールに通し、
目付50g/m2、厚み0.15mmの不織布シートを作成し
た。
【0017】次に、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂
をトルエンの5%水溶液に溶解させ、この溶液を、DP
Uが6%(含浸後の不織布目付53g/m2)となるように
上記不織布シートに含浸して乾燥した後、反応槽に入
れ、真空脱気後、窒素等の不活性ガス雰囲気下、酸素ガ
スによる気相接触反応を10分間行ない、実施例のアル
カリ電池用セパレータを得た。
【0018】次に、比較例を説明する。
【0019】実施例で作成した不織布シート(コーティ
ング実施,未酸化処理)を比較例のアルカリ電池用セパ
レータとした。
【0020】次に、正極および負極として、公知の帯状
の焼結式水酸化ニッケル電極および焼結式カドミウム電
極を1枚ずつ用い、これらの電極の間に上記各実施例で
得たアルカリ電池用セパレータを介在させ、引張りなが
ら捲回した後、円筒形の金属ケースに収納した。そして
水酸化カリウムを主体とするアルカリ電解液を注入し、
安全弁付きの電池蓋を取付け、公称容量が0.7Anの単三
形密閉式ニッケルカドミウム電池を製作した。また、比
較例のアルカリ電池用セパレータについても同様にアル
カリ蓄電池を製作した。
【0021】実施例および比較例のアルカリ電池用セパ
レータの物性試験評価結果と、これを用いて製作した電
池の性能試験評価結果を下記表1および図1にそれぞれ
示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、親水性の
持続性に優れ、また強度劣化がないアルカリ電池用セパ
レータを得ることができ、アルカリ蓄電池の長寿命化を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例と比較例の充放電繰返し回数に対する放
電維持率の変化を示す曲線図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−アクリル酸共重合体樹脂をコ
    ーティングしたポリオレフィン系不織布の表面に、酸化
    処理により導入された酸素官能基が存在することを特徴
    とするアルカリ電池用セパレータ。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系不織布を構成する合成
    繊維の繊維径が0.1〜30μm であり、ポリオレフィン
    系不織布の目付が20〜200g/m2、厚さが30〜50
    0μm である請求項1記載のアルカリ電池用セパレー
    タ。
  3. 【請求項3】 ESCA(electron spectroscopy for
    chemical analysis)によるO/C値が0.10以上である
    請求項1記載のアルカリ電池用セパレータ。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン系不織布を構成する全繊
    維表面積の少なくとも30%以上がポリエチレンである
    請求項1記載のアルカリ電池用セパレータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のアルカ
    リ電池用セパレータを用いたことを特徴とするアルカリ
    蓄電池。
JP5330573A 1993-12-27 1993-12-27 アルカリ電池用セパレータおよびこれを用いたアルカリ蓄電池 Pending JPH07192715A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6444367B1 (en) 1999-01-08 2002-09-03 Ahlstrom Mount Holly Springs, Llc Durable hydrophilic nonwoven mat for rechargable alkaline batteries
JP2008106261A (ja) * 2006-09-27 2008-05-08 Toray Ind Inc 芳香族ポリアミドを含む多孔質膜

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6444367B1 (en) 1999-01-08 2002-09-03 Ahlstrom Mount Holly Springs, Llc Durable hydrophilic nonwoven mat for rechargable alkaline batteries
US7329623B2 (en) 1999-01-08 2008-02-12 Ahlstrom Mount Holly Springs Llc Durable hydrophilic nonwoven mat
JP2008106261A (ja) * 2006-09-27 2008-05-08 Toray Ind Inc 芳香族ポリアミドを含む多孔質膜

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