JPH07192510A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH07192510A
JPH07192510A JP34829893A JP34829893A JPH07192510A JP H07192510 A JPH07192510 A JP H07192510A JP 34829893 A JP34829893 A JP 34829893A JP 34829893 A JP34829893 A JP 34829893A JP H07192510 A JPH07192510 A JP H07192510A
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JP
Japan
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light
hologram
angle
diffracted
guide plate
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Application number
JP34829893A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hori
雅之 堀
Shigeru Okabayashi
繁 岡林
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2202Reconstruction geometries or arrangements

Landscapes

  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホログラムにより回折された光束を減少させ
ることなく,該ホログラムへ入射する光束を少なくする
ことを可能にして,ホログラム付近における散乱光を減
少させ,運転者における質感を向上させる。 【構成】 光を出射するリフレクタ103,バルブ10
4,カラーフィルタ105と,該リフレクタ103,バ
ルブ104,カラーフィルタ105から出射した光の偏
光方向を制限する透過型ホログラム108と,上記リフ
レクタ103,バルブ104,カラーフィルタ105か
ら出射した光を所定方向に回折する透過型ホログラム1
07とから構成され,回折効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,例えば,車両のリア
ウインド部分に設けられるハイマウントストップランプ
として利用され,前記車両の運転者に対する散乱光を低
減させる車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における車両用灯具の構成として,
図6,図7に示す構成のものが知られている。まず,図
6において,101は車両のリアウインドウ,102は
リアパーセルである。また,光源はリフレクタ103,
バルブ104,カラーフィルタ105により構成されて
いる。また,601は透明な樹脂あるいはガラス等で構
成されている光の導光板(ライトガイド),602は導
光板601の一部に一体成形あるいは貼り付けられた透
明な樹脂,ガラス等により構成されたプリズムである。
なお,603は透過型ホログラムである。
【0003】次に,動作について説明する。車両を制動
したときに,リフレクタ103,バルブ104,カラー
フィルタ105からなる光源から出射された赤色光60
4のうち,一部の赤色光605は,直接導光板601を
通過し,リアウインドウ101を抜けて車両後方へ出射
される。また,上記赤色光604の残りの一部の赤色光
606は,プリズム602において反射され,導光板6
01の内部に入射し,導光板601の内部を進行して透
過型ホログラム603に入射し回折され,その進行方向
を変えながらハイマウントストップランプの光として作
用する。
【0004】さらに,上記従来における車両用灯具につ
いて詳述する。導光板601はリアウインドウ101と
の一体感を出すために,該リアウインドウ101に沿っ
て設置する。なお,セダンタイプの車両におけるリアウ
インドウ傾斜角(リアウインドウ101の法線と鉛直方
向のなす角度)は平均で約30°である。また,導光板
601中を全反射を繰り返し実行するためには,導光板
601中を進行角(導光板601の法線と赤色光のなす
角度)は約42°以上とする必要がある。
【0005】ところで,導光板106中を42°〜80
°で進行した場合,ホログラムに対してP偏光で入射し
た光の回折効率が低下する。これは,“Kogelni
kのCoupled Wave Theory for
Thick Hologram Gratings”
に示されるように,ホログラムに対する入射光とホログ
ラムによる回折光のなす角度(ホログラム内での角度)
が直角に近い場合にあっては,ホログラム面に平行な成
分の光の回折される効率が低くなるために発生するもの
である。
【0006】したがって,透過型ホログラム603に対
する入射光がランダム偏光の場合,透過型ホログラム6
03による回折効率は,S偏光の光の回折効率が100
%であったとしても約50%となる。ところで,散乱は
入射光照度に比例するため,回折光の光束に対して散乱
光の光束が高くなる。
【0007】また,上記散乱に対して,導光板601の
車室内側に着色されたフィルムを貼る付けたり,ホログ
ラム601へ入射する光束を減らす等の方法が考えられ
るが,この場合,着色フィルムが目立つことになり,か
えって後方視界を悪化させるような印象を与えたり,発
光輝度が異なり見栄えも悪くなる。
【0008】図7は,従来における車両用灯具の他の構
成例を示す説明図であり,図において,701は樹脂あ
るいはガラス等により構成された導光板,702は導光
板701の一部を構成するプリズムであり,導光板70
1と一体成形あるいはプリズム単体で作製し接着したも
のである。なお,703は透過型ホログラムである。
【0009】次に,動作について説明する。光源から出
射された赤色光704は,プリズム702内に入射し,
動向板701内を進行し,透過型ホログラム703に到
達する。このとき,赤色光704は,ホログラム面を通
過してハイマウントストップランプの光(赤色光70
5)として作用する。なお,706はホログラムに反射
されて車内方向に散乱する散乱光である。
【0010】また,上記における透過型ホログラム60
3,703は透明であるため,十分広い発光面積をもつ
ハイマウントストップランプを装着するという安全性
と,光源の小型化による後方視界をより広くすることを
両立させている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来における車両用灯具にあっては,ホ
ログラムや,上記構成に使用されているホログラムの保
護フィルム,リアウインドウとホログラムの貼り付け用
の接着剤(ほぼ透明)により,その光が散乱し,このた
め,光源から出射した赤色光がホログラム等に入射した
場合に,その赤色光が散乱し,このハイマウントストッ
プランプを装着している車両の運転者から赤色が見えて
しまい,その質感が低下するという問題点があった。
【0012】この発明は,上記に鑑みてなされたもので
あって,ホログラムにより回折された光束を減少させる
ことなく,該ホログラムへ入射する光束を少なくするこ
とを可能にして,ホログラム付近における散乱光を減少
させ,運転者における質感を向上させることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は,上記の目的
を達成するために,請求項1に係る発明は,光を出射す
る光出射手段と,前記光出射手段から出射した光の偏光
方向を制限する偏光方向制限手段と,前記光出射手段か
ら出射した光を所定方向に回折する光回折手段とを具備
する車両用灯具を提供するものである。
【0014】また,請求項2に係る車両等灯具は,前記
偏光方向制限手段としてホログラムを用いるものであ
る。
【0015】また,請求項3に係る車両用灯具は,前記
偏光方向制限手段が,入射光の方向ベクトルKinと,
回折光の方向ベクトルKoutとが形成する角度をθと
したとき,|cosθ|<0.2の関係を満たすように
設定するものである。
【0016】
【作用】この発明に係る車両用灯具は,光出射手段から
出射した光を偏光方向制限手段に入射して,その偏光方
向を制限し,さらに,光回折手段により所定方向に回折
させることにより,回折効率を高める。
【0017】
【実施例】
〔実施例1〕以下,この発明に係る車両用灯具の一実施
例を添付図面に基づいて説明する。図1は,実施例1に
係る車両用灯具の主要構成を示す説明図であり,図にお
いて,101は車両のリアウインドウ,102はリアパ
ーセル,103はリフレクタ,104はバルブ,105
はカラーフィルタ,106は透明な樹脂,ガラス等によ
り構成された光の導光板である。なお,107〜109
は透過型ホログラムである。
【0018】さらに,詳細な構成について説明する。導
光板106はリアウインドウ101との一体感を出すた
めに該リアウインドウ101面に沿って設置する。な
お,セダンタイプの車両のリアウインドウ傾斜角(リア
ウインドウ101の法線と鉛直方向のなす角度)は平均
で約30°である。また,導光板106中を全反射を繰
り返し実行するためには,導光板106中を進行角(導
光板106の法線と赤色光のなす角度)は約42°以上
とする必要がある。
【0019】ところで,導光板106中を42°〜80
°で進行した場合,ホログラムに対してP偏光で入射し
た光の回折効率が低下する。これは,上記“Kogel
nikのCoupled Wave Theory f
or Thick Hologram Grating
s”に示されるように,ホログラムに対する入射光とホ
ログラムによる回折光のなす角度(ホログラム内での角
度)が直角に近い場合,ホログラム面に平行な成分の光
の回折される効率が低くなるために発生するものであ
る。
【0020】ここで,本実施例における透過型ホログラ
ムについて詳述する。まず,図2は,透過型ホログラム
の赤色光の入射角と回折角の定義を示す説明図であり,
(イ)は透過型ホログラム108,(ロ)は透過型ホロ
グラム109,(ハ)は透過型ホログラム107につい
てそれぞれ示している。図において,θin,θin’
は入射角であり,θin’はホログラム表面における屈
折前の入射角,θinは屈折後の入射角である。また,
θout,θout’は回折角であり,θoutはホロ
グラムの回折格子で回折された回折角,θout’は該
θoutによる光がホログラムから出た後における角度
を示している。
【0021】そして,透過型ホログラム108内部にお
けるθin,θout(n=1.5の媒質内=ホログラ
ム内での角度)が次式の範囲内に入るように角度を設定
する。すなわち, |cos(θin−θout)|<0.2 である。
【0022】具体的に上記式を満足する例としては,図
2(イ)に示すように,透過型ホログラム108への入
射角θinを−25.4°(空気中では−40°)と
し,回折角θoutを240°(ホログラム内における
角度)とする。このとき,透過型ホログラム108への
入射光201とホログラムによる回折光202のなす角
度(ホログラム内における角度)が直角に近く,ホログ
ラムに対してP偏光で入射した光の回折効率は低くな
る。一方,透過型ホログラム108により回折されなか
ったP偏光は,透過光203として透過形ホログラム1
08を通過する。
【0023】一方,図2(ロ)に示すように,透過型ホ
ログラム109における入射角θin’,回折角θou
t’(いずれも空気中における角度)は,−40°,1
20°(ホログラム内では−25.4°,144.7
°)である。このとき,P偏光の回折効率が高くなる。
【0024】次に,作用について説明する。リフレクタ
103,バルブ104,カラーフィルタ105により構
成される光源からの赤色光(入射光201)のうち,S
偏光成分は透過型ホログラム108により回折される。
該透過型ホログラム108により回折された回折光20
2は,透過型ホログラム107に入射し,回折されてリ
アウインドウ101を透過してハイマウントストップラ
ンプの光として車両後方へ出射される。また,光源から
の赤色光(入射光201)のうちP偏光成分は,透過型
ホログラム108ではほとんど回折されず,透過光20
3として透過型ホログラム108を通過して透過型ホロ
グラム109に入射し,回折されてリアウインドウ10
1を通過してハイマウントストップランプの光として車
両後方へ出射される。
【0025】このように,透過型ホログラム107に入
射する回折光202はS偏光成分が多く,透過型ホログ
ラム107により回折される効率が高く,透過型ホログ
ラム107を通過する透過光203はP偏光成分が多
く,透過型ホログラム109により回折される効率が高
い。このように本実施例においては,導光板106へラ
ンダム偏光の光を入射した場合と比較して,回折効率を
2倍近くとすることが可能である。このため,ランダム
偏光を入射したとき同じ回折光束を得るためには,約1
/2のS偏光光のみで可能となる。したがって,入射光
束に比例する散乱光束は約1/2とすることが可能であ
る。なお,得られる回折光束が等しいのは先に述べた通
りである。また,上記実施例のようにP偏光成分もハイ
マウントストップランプの光と作用させることを両立さ
せることにより,S偏光光の回折効率が高くなるため,
全体における光束の利用率を高くすることが可能とな
る。
【0026】ここで,導光板106の厚さをd,導光板
106内を進行する光の全反射角をθ,透過型ホログラ
ム107の幅をl1,透過型ホログラム109の幅をl
2,透過型ホログラム108の幅をl3と設定したと
き, 幅l1=幅l2=2d・tanθ 幅l3>2d・tanθ の条件を満たすことが必要である。これにより,透過型
ホログラム108に入射した光が無駄なく,透過型ホロ
グラム107,透過型ホログラム109により出射され
る。
【0027】また,透過型ホログラム107および透過
型ホログラム109に,必要に応じてレンズアレイ効果
を持たせる。これは,例えば,この灯具を車両の制動灯
に使用する場合に,配光を制御するために必要となる。
なお,ホログラムの表面に,樹脂製のレンズアレイを付
けることも可能であるが,そうすることにより部品点数
が増加すること,樹脂製のレンズアレイを大きく傾斜さ
せて使用した場合に透過率が低くなることが一般的に知
られており(約30%低下),不利な点が多くなる。
【0028】〔実施例2〕図3は,実施例2に係る車両
用灯具の主要構成を示す説明図であり,図において,3
01は樹脂あるいはガラス等により構成された導光板,
302は導光板301の一部を構成するプリズムであ
り,導光板301と一体成形あるいはプリズム単体で作
製し接着したものである。
【0029】また,303,304はホログラムであ
り,本実施例では透過型ホログラムを使用しているが,
反射型ホログラムを用いてもよい。また,ホログラム3
03,304,および導光板301の周囲部分には必要
に応じて保護膜等を設けるが,ここでは省略してある。
また,光源は,上記実施例1と同様に,放物線状のリフ
レクタ103,バルブ104,カラーフィルタ105に
より構成し,赤色光305を出射する。また,306は
ホログラム303により回折された後の赤色光であり,
ホログラム304に入射する赤色光と同一である。ま
た,307はホログラム304により回折された後の赤
色光である。
【0030】図4は,上記実施例2におけるホログラム
への赤色光の入射角および回折角の定義を示す説明図で
あり,図において,θinは入射角,θoutは回折角
である。ここで,ホログラム303,304の屈折率を
nとして,θin,θoutが以下の範囲内に入るよう
に角度を,(1)透過型ホログラムの場合,(2)反射
型ホログラムの場合にそれぞれ合わせて設定する。
【0031】すなわち, (1)透過型ホログラムの場合 |cos(Asin(sin(θin)/n)−(18
0−Asin(sin(θout)/n))|>0.2 (2)反射型ホログラムの場合 |cos(Asin(sin(θin)/n)−Asi
n(sin(θout)/n))|>0.2 となるように設定する。
【0032】次に,動作について説明する。リフレクタ
103,バルブ104,カラーフィルタ105から構成
される光源から出射された赤色光305は,ホログラム
303により回折され,プリズム302から導光板30
1中に入射される。このとき,赤色光306が導光板3
01中において全反射を繰り返すように,導光板301
面の法線と赤色光306のなす角度が臨界角より大きく
なるようにする。
【0033】そして,導光板301中を進行した赤色光
306は,ホログラム304に入射する。該ホログラム
304は入力した赤色光306を特定の方向に回折させ
る。
【0034】また,ホログラム303に入射する赤色光
305の偏光方向はランダム偏光であるが,ホログラム
303により回折された後の赤色光306の偏光方向
は,ホログラム面に対して垂直方向に揃った成分が多く
なる。これは,上記“KogelnikのCouple
d Wave Theory for Thick H
ologram Gratings”に示されるよう
に,ホログラムへの入射光とホログラムによる回折光の
なす角度(ホログラム内での角度)が直角に近い場合,
ホログラム面に平行な成分の光の回折される効率が低く
なるために発生するものである。
【0035】同様に,ホログラム304により回折され
る光も,ホログラム面に対して垂直な光の方が効率が高
い。このため,赤色光306は効率よくホログラム30
4によって回折される。
【0036】したがって,ホログラム304により回折
される光を減少させることなく,ホログラム304に入
射する光は約1/2とすることができる。また,ホログ
ラム304,導光板301,ホログラム304と導光板
301との間の接着剤(図示せず)等による散乱は,入
射する光の強さに比例するため,本実施例では散乱光の
輝度を約1/2に減少させることができる。
【0037】〔実施例3〕図5は,実施例3に係る車両
用灯具の主要構成を示す説明図である。本構成は上記実
施例2における図3に示したものと殆ど同一部品を用い
る。ただし,異なる部分として,図3に示したホログラ
ム303の代わりに偏光子501を設け,さらに,光源
から出射した赤色光305が偏光子501を通過した赤
色光が502となったことである。加えて,リフレクタ
103,バルブ104,カラーフィルタ105から構成
される光源の配置角度が異なっている。
【0038】次に,動作について説明する。実施例3に
係る車両用灯具の動作は,上記実施例2とほとんど同一
であるが,実施例2では,ホログラム303によって偏
光成分を制限しているのに対し,本実施例3では,偏光
子501によって偏光成分を制限している。
【0039】次に,以上説明した各実施例の効果につい
て説明する。各実施例における車両用灯具のレイアウト
構成は,導光板中を全反射を繰り返し進行する光を,導
光板外に出射させる出射用のホログラムが,S偏光成分
の回折効率が高くなるようになっている。このため,出
射用のホログラムにS偏光光のみを入射すると入射光束
を1/2とした場合においても,回折光束は同じである
という第1の効果がある。このとき,偏光成分を分離す
るための手段として偏光板等を用いる。
【0040】第2の効果として,ホログラムを偏光分離
手段として使用した場合,入射角,回折角を自由に設定
することができるため,光源レイアウトの自由度を広げ
ることができる。
【0041】第3の効果として,ホログラムによる透過
光(P偏光光)を利用するため,全体の光束利用率を高
くすることができる。なお,偏光板において,S偏光の
み透過するようにした場合,P偏光は吸収されるので利
用することができない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように,請求項1に係る車
両用灯具によれば,光を出射する光出射手段と,前記光
出射手段から出射した光の偏光方向を制限する偏光方向
制限手段と,前記光出射手段から出射した光を所定方向
に回折する光回折手段とを具備するため,ホログラムに
より回折された光束を減少させることなく,該ホログラ
ムへ入射する光束を少なくすることを可能にして,ホロ
グラム付近における散乱光を減少させ,運転者における
質感を向上させることができる。
【0043】また,請求項2に係る車両用灯具によれ
ば,ホログラムを偏光分離手段として使用するため,入
射角,回折角を自由に設定することができ,光源レイア
ウトの自由度を広げることができる。
【0044】また,請求項3に係る車両用灯具によれ
ば,ホログラムによる透過光(P偏光光)を利用するた
め,全体の光束利用率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る車両用灯具の主要構成を示す説
明図である。
【図2】実施例1に係る透過型ホログラムの赤色光の入
射角と回折角の定義を示す説明図である。
【図3】実施例2に係る車両用灯具の主要構成を示す説
明図である。
【図4】実施例2に係るホログラムへの赤色光の入射角
および回折角の定義を示す説明図である。
【図5】実施例3に係る車両用灯具の主要構成を示す説
明図である。
【図6】従来における車両用灯具の主要構成を示す説明
図である。
【図7】従来における他の車両用灯具の主要構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
103 リフレクタ 104 バルブ 105 カラーフィルタ 107,108,109 透過型ホログラム 303,304 ホログラム 501 偏光子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を出射する光出射手段と,前記光出射
    手段から出射した光の偏光方向を制限する偏光方向制限
    手段と,前記光出射手段から出射した光を所定方向に回
    折する光回折手段とを具備することを特徴とする車両用
    灯具。
  2. 【請求項2】 前記偏光方向制限手段として,ホログラ
    ムを用いることを特徴とする請求項1記載の車両用灯
    具。
  3. 【請求項3】 前記偏光方向制限手段は,入射光の方向
    ベクトルKinと,回折光の方向ベクトルKoutとが
    形成する角度をθとしたとき, |cosθ|<0.2 の関係を満たすように設定することを特徴とする請求項
    1記載の車両用灯具。
JP34829893A 1993-12-24 1993-12-24 車両用灯具 Pending JPH07192510A (ja)

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