JPH07192141A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07192141A
JPH07192141A JP5332127A JP33212793A JPH07192141A JP H07192141 A JPH07192141 A JP H07192141A JP 5332127 A JP5332127 A JP 5332127A JP 33212793 A JP33212793 A JP 33212793A JP H07192141 A JPH07192141 A JP H07192141A
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lcd
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JP5332127A
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Takashi Hosogai
隆 細貝
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の画像情報から所要部分を切り出して加
工・割付を行なう際の操作性を向上させる。 【構成】 画像加工手段D内の領域設定手段Gが表示手
段Cに表示された画像を2点指定の矩形描画で囲むこと
によりその領域内の画像の輪郭線を抽出し、その輪郭線
に囲まれた領域を指定領域として設定し、その指定領域
を割付手段Hが第2の記憶手段Eの記憶領域に対して割
り付けて、その結果を表示手段Cに表示させ、画像転送
手段Iが領域設定手段Gによって設定された指定領域内
の画像情報を第2の記憶手段Eの記憶領域に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、次々と供給される複
数の画像情報からそれぞれの所要部分を摘出して単一の
画像としてまとめる合成加工を施し、それを記録媒体に
記録する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような合成機能を備えた画
像処理装置は種々提案されており、例えばスキャナによ
って原稿の画像情報を読み取り、その読み取った画像情
報をメモリに記憶して表示装置の表示画面に表示した
後、その表示画面上の画像からタッチペン等の操作によ
って所要部分を切り出し、その切り出した所要部分を取
り込んで必要により加工した後、別のメモリに割り付け
て記憶する処理を複数の原稿に対して行ない、上記別の
メモリに各原稿の画像の所要部分を合成した画像情報が
記憶された後、それをプリンタによって記録媒体に記録
できるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像処理装置では、表示画面に表示されてい
る画像から所要部分を切り出すための操作が複雑であっ
たり、所要部分以外の画像をも取り込んで加工・割付を
行なわざるをえない場合があった。
【0004】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複数の画像情報から所要部分を切り出して加工
・割付を行なう際の操作性を向上させて使い勝手を向上
させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、図1に機能ブロックで示すように、複数
の画像情報を順次供給する画像供給手段Aと、該手段A
によって供給された画像情報を記憶する第1の記憶手段
Bと、該手段Bに記憶された画像情報を表示する表示手
段Cと、該手段Cに順次表示される複数の画像情報の所
要部分を摘出して単一の画像として合成加工する画像加
工手段Dと、該手段Dによって加工された画像情報を記
憶する第2の記憶手段Eと、該手段Eに記憶された画像
情報を記録媒体に記録して出力する記録出力手段Fとを
備えた画像処理装置において、以下の各手段を設けたも
のである。
【0006】すなわち、画像加工手段Dに、表示手段C
に表示された画像情報に対して任意に指定された領域を
指定領域として設定する領域設定手段Gと、該手段Gに
よって設定された指定領域を第2の記憶手段Eの記憶領
域に対して割り付け、その結果を表示手段Cに表示させ
る割付手段Hと、領域設定手段Gによって設定された指
定領域内の画像情報を第2の記憶手段Eの記憶領域に転
送する画像転送手段Iとを備え、領域設定手段Gを、表
示手段Cに表示された画像を2点指定の矩形描画で囲む
ことによりその領域内の画像の輪郭線を抽出し、その輪
郭線に囲まれた領域を指定領域として設定する手段とし
たものである。
【0007】
【作用】この発明の画像処理装置では、図1の画像加工
手段D内の領域設定手段Gが表示手段Cに表示された画
像を2点指定の矩形描画で囲むことによりその領域内の
画像の輪郭線を抽出し、その輪郭線に囲まれた領域を指
定領域として設定し、その指定領域を割付手段Hが第2
の記憶手段Eの記憶領域に対して割り付け、その結果を
表示手段Cに表示させ、画像転送手段Iが領域設定手段
Gによって設定された指定領域内の画像情報を第2の記
憶手段Eの記憶領域に転送するので、複数の画像情報か
ら所要部分を確実に切り出して加工・割付を行なえ、し
かもその際の操作性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明の一実施例を示す画像
処理装置のブロック構成図であり、コントローラ1と、
スキャナ2,液晶表示タブレット(以下単に「LCD」
ともいう)3,タッチペン4,プリンタ5,及びブザー
6により構成されている。
【0009】コントローラ1は、システムバス10と各
種の機能を持つボード11〜16よりなる。CPUボー
ド(CPUB)11は、他のボード12〜16をシステ
ムバス10を介してコントロールする。
【0010】第1のページメモリボード(PMA)12
及び第2のページメモリボード(PMB)13は、いず
れも1ページ分の画像バッファメモリを有しており、ス
キャナ・プリンタ・インタフェースボード(SP−I/
F)14を介してスキャナ2及びプリンタ5の他に、ア
ラート用のブザー6が接続されている。イメージプロセ
ッサ(IMP)ボード(IMPB)15は、2つの画像
情報の合成を高速に行なう画像処理プロセッサと指定画
像情報用のマスク領域情報と切り出した指定画像情報
(抽出領域情報)を格納するワークRAMを備えてい
る。
【0011】このIMPボード15は、第1のページメ
モリボード12内の画像バッファメモリから画像情報
(画像データ)を読み出して、それを第2のページメモ
リボード13内の画像バッファメモリに転送して書き込
んだり、第1又は第2のページメモリボード12,13
内の画像バッファメモリから画像情報を読み出して、そ
れをLCDコントローラボード(LCDCB)16に転
送したりする。
【0012】あるいは、指定された矩形領域内の輪郭線
を抽出して、その輪郭線によって囲まれた領域をマスク
領域としてそれに対応するマスク領域情報を生成し、そ
のマスク領域情報をワークRAMに書き込んだり、その
マスク領域情報に基づいて第1のページメモリボード1
2内の画像バッファメモリより指定画像情報を切り出し
てワークRAMに書き込んだりし、それらの情報又は第
1のページメモリボード12内の画像バッファメモリ上
の画像情報を第2のページメモリボード13内の画像バ
ッファメモリ又はLCDコントローラボード16に転送
する。
【0013】このとき、第1のページメモリボード12
内の画像バッファメモリ又はIMPボード15内のワー
クRAM上の画像情報を拡大,縮小,回転,又は反転さ
せて第2のページメモリボード13内の画像バッファメ
モリに書き込んだり、あるいは第1又は第2のページメ
モリボード12,13内の画像バッファメモリ又はIM
Pボード15内のワークRAM上の画像情報を縮小して
LCDコントローラボード16内のビデオRAMに転送
して書き込んだりすることができる。
【0014】LCDコントローラボード16は、ビデオ
RAM上の画像情報をLCD3の表示画面に表示させ
る。LCD3の表示画面にはタッチペン4により指定さ
れる座標を認識できるタブレットが存在し、LCDコン
トローラボード16を介してその座標値をCPUボード
11に伝える。
【0015】なお、タッチペン4は他のポインティング
デバイス、例えばマウスに代替えすることも可能であ
る。この場合、LCD(液晶表示タブレット)3を液晶
表示装置に置き換えるものとする。また、LCD3をC
RTディスプレイとタブレットの組合せに代替えするこ
とも可能である。
【0016】図3乃至図12はこの実施例におけるコン
トローラ1による処理及びオペレータによる操作手順の
内容を示すフローチャートであり、その各処理の内容に
ついて説明する。なお、各図中のOPはオペレータを表
わす。
【0017】(0)メイン処理 ステップ1:LCDにメニュー画面を表示 装置のパワーオンにより、図3のステップ1でLCD3
の表示画面に「読み込み」「割付サイズ」「プリント」
「読込画面」「割付画面」「画像転送」「回転モード」
「undo」の各機能選択ボタンを示すメニュー画面を
表示する。
【0018】(1)読み込み処理 ステップ2において、オペレータによりタッチペン4で
LCD3のメニュー画面上に表示されている機能選択ボ
タン(メインメニュー機能)が選択されると、それぞれ
〜の各処理へ進む。例えば、「読み込み」の選択ボ
タンが選択されると、図4のへ移行して読み込み処理
がスタートする。
【0019】ステップ12:指定領域の画像情報を第2
のページメモリボード(PMB)の割付領域に転送 ステップ11で画像情報転送直後であると判断した場合
に、第1のページメモリボード12内の画像バッファメ
モリ上の後述する入力矩形に対応する入力領域又はIM
Pボード15内のワークRAM上の後述する抽出領域情
報のX,Y方向の長さをX1,Y1とし、第2のページ
メモリボード13内の画像バッファメモリ上の後述する
出力矩形に対応する画像割付領域(出力領域)のX,Y
方向の長さをX2,Y2とした場合、IMPボード15
により以下の処理を行なう。
【0020】すなわち、第1のページメモリボード12
内の画像バッファメモリ上の入力領域の画像情報又はワ
ークRAM上の抽出領域情報を、回転モードの指定が
「回転なし」「180度回転」の場合にX方向でX2/
X1倍,Y方向でY2/Y1倍に、「90度回転」「2
70度回転」の場合にX方向でX2/Y1倍,Y方向で
Y2/X1倍にそれぞれ変倍し、指定回転モードで第2
のページメモリボード13内の画像バッファメモリの画
像割付領域の画像情報と指定論理演算を行なって、その
画像割付領域に更新書き込みをする。
【0021】ステップ13:読み込み指定のサブメニュ
ー表示 ステップ11で画像情報直後でないと判断した場合に、
LCD3の画像描画部に「読み込み指定」のサブメニュ
ーを表示する。そのサブメニューには「読み込み濃度」
「原稿種類」「用紙サイズ」「固定変倍」のパラメータ
指定が有る。 ステップ16,17:読み込み指定のサブメニュー削除 ステップ15でオペレータ(タッチペン4)により「設
定」または「取消」のボタンが指定されたと判断した場
合に、「読み込み指定」のサブメニューを削除して前の
画面を表示する。
【0022】ステップ18:パラメータに従ったスキャ
ンで読込画像情報を第1のページメモリボード(PM
A)に格納 SP−I/F14により、スキャナ2で指定パラメータ
に従って読み取られた読込画像情報(入力画像情報)を
第1のページメモリボード12内の画像バッファメモリ
に書き込む。 ステップ19:読込画像情報をLCDに表示 IMPボード15によって第1のページメモリボード1
2内の画像バッファメモリ上の読込画像情報をLCDコ
ントローラボード16内のビデオRAMに転送して、そ
の読込画像情報をLCD3の画像描画部に表示する。
【0023】ステップ21:LCD上に入力矩形描画 ステップ20でオペレータ(タッチペン4)によりLC
D3の画像描画部上の2点が指定されたと判断した場合
に、画像描画部にその2点を対角コーナとする入力矩形
(入力領域を示す枠)を表示して領域設定を行なう。
【0024】ステップ23:LCD上で輪郭線に囲まれ
た領域を全黒表示する ステップ22で輪郭線抽出によるマスク領域があると判
断した場合、すなわちLCD3の画像描画部上の入力矩
形内の画像の輪郭線を抽出し、輪郭線で囲まれた領域が
あると判断した場合に、それをマスク領域としてそれに
対応するマスク領域情報(黒情報)をIMPボード15
内のワークRAMに記憶し、それをLCDコントローラ
ボード16内のビデオRAMに転送して、LCD3の画
像描画部上のマスク領域を全て黒表示する。
【0025】ステップ24:ワークRAM上に抽出領域
情報を格納する IMPボード15により、そのワークRAM上のマスク
領域情報と第1のページメモリボード12内の画像バッ
ファメモリ上の読込画像情報とのAND論理演算を行な
い、その結果を抽出領域情報としてワークRAMに格納
する。
【0026】(2)割付サイズ処理 図3のステップ2において、オペレータによりタッチペ
ン4でLCD3のメニュー画面上の「割付サイズ」の選
択ボタンが選択されると、図5のへ移行して割付サイ
ズ処理がスタートする。 ステップ32:指定領域の画像情報を第2のページメモ
リボード(PMB)の割付領域に転送 ステップ31で画像情報転送直後であると判断した場合
に、ステップ12と同様の処理を行なう。
【0027】ステップ33:割付サイズ指定のサブメニ
ュー表示 ステップ31で画像情報転送直後でないと判断した場合
に、LCD3の画像描画部に「割付サイズ指定」のサブ
メニューを表示する。そのサブメニューには「A3縦」
「B4縦」「A4縦」「A4横」「B5縦」「B5横」
の各割付サイズ指定がある。
【0028】ステップ36,37:割付サイズ指定のサ
ブメニュー削除 ステップ35でオペレータ(タッチペン4)により「設
定」または「取消」のボタンが指定されたと判断した場
合に、「割付サイズ指定」のサブメニューを削除して前
の画面を表示する。 ステップ38:割付サイズの領域を第2のページメモリ
ボード(PMB)に確保第2のページメモリボード13
内の画像バッファメモリに指定された割付サイズの領域
を確保する。
【0029】ステップ39:LCD画像描画部全白表示 LCD3の画像描画部を全て白表示にし、図12のステ
ップ121へ移行する。ステップ123:アラートメッ
セージ表示 ステップ121で入力矩形が設定済みであると判断する
と共に、ステップ122で確保した割付サイズの領域
(画像情報)に等倍の割付設定ができないと判断した場
合に、LCD3の画像描画部に「入力矩形が大きすぎま
す。もう一度設定しましょう。」のアラートメッセージ
を表示する。
【0030】ステップ124:メッセージ削除 オペレータ(タッチペン4)により「確認」のボタンが
指定された時に、アラートメッセージを削除して前の画
面を表示する。 ステップ125:LCD画像描画部の中央に等倍の出力
矩形を描画 ステップ121で入力矩形が設定済みであると判断する
と共に、ステップ122で割付サイズの領域に等倍の割
付設定ができると判断した場合に、LCD3の画像描画
部の中央に等倍の出力矩形を描画する。
【0031】ステップ127:LCD上に出力矩形描画 オペレータがLCD3の画像描画部に表示されている出
力矩形の線分にタッチペン4を接触させてドローするこ
とにより画像描画部上の任意の場所にその出力矩形を移
動させ、あるいはその矩形の端点にタッチペン4を接触
させてドローすることにより対角点を固定としてその端
点が移動する出力矩形を描き、サイズ変更を行なうこと
ができる。
【0032】この操作により、設定領域(入力領域)を
割り付ける割付領域(出力領域)を指定する。なお、出
力矩形をLCD3の画像描画部を越えて指定しようとす
ると、SP−I/F14を介してブザー6にアラートの
ビープ音を発生させる。 ステップ128:LCD上に変倍比を表示 タッチペン4で出力矩形の移動・サイズ変更が行なわれ
ると、その時の出力矩形の縦横の各変倍比をLCD3の
メニュー画面上に表示させる。
【0033】(3)プリント処理 図3のステップ2において、オペレータによりタッチペ
ン4でLCD3のメニュー画面上の「プリント」の選択
ボタンが選定されると、図6のへ移行してプリント処
理がスタートする。 ステップ42:指定領域の画像情報を第2のページメモ
リボード(PMB)の割付領域に転送 ステップ41で画像情報転送直後であると判断した場合
に、ステップ12と同様の処理を行なう。
【0034】ステップ43:枚数指定のサブメニュー表
示 ステップ41で画像情報転送直後でないと判断した場合
に、LCD3の画像描画部に「枚数(1〜99)指定」
のサブメニューを表示する。このとき、読込画像情報の
描画画面(読込画面)では「読込画像のプリント枚数を
指定してください。」のメッセージを、割付画像情報の
描画画面では「割付画像のプリント枚数を指定してくだ
さい。」のメッセージをそれぞれ表示する。
【0035】ステップ46,47:枚数指定のサブメニ
ュー削除 ステップ45でオペレータ(タッチペン4)により「設
定」または「取消」のボタンが指定されたと判断した場
合に、「枚数指定」のサブメニューを削除して前の画面
を表示する。
【0036】ステップ48:指定枚数のプリント出力 読込画像情報をLCD3の画像描画部に表示している場
合は、第1のページメモリボード12内の画像バッファ
メモリ上の読込画像情報をSP−I/F14を介してプ
リンタ5に与え、指定された読み込みサイズで指定され
た枚数分プリント出力させる。割付画像情報をLCD3
の画像描画部に表示している場合は、第2のページメモ
リボード13内の画像バッファメモリ上の割付画像情報
をSP−I/F14を介してプリンタ5に与え、指定さ
れた割付サイズで指定された枚数分プリント出力させ
る。
【0037】(4)読込画面処理 図3のステップ2において、オペレータによりタッチペ
ン4でLCD3のメニュー画面上の「読込画面」の選択
ボタンが選定されると、図7のへ移行して読込画面処
理がスタートする。 ステップ52:指定領域の画像情報を第2のページメモ
リボード(PMB)の割付領域に転送 ステップ51で画像情報転送直後であると判断した場合
に、ステップ12と同様の処理を行なう。
【0038】ステップ54:LCD画像描画部に読込画
像情報を表示 ステップ53でLCD3の画像描画部に読込画像情報が
表示されていないと判断した場合に、IMPボード15
により第1のページメモリボード12内の画像バッファ
メモリ上の読込画像情報をLCDコントローラボード1
6のビデオRAMに転送し、それをLCD3の画像描画
部に表示する。
【0039】ステップ56:LCD上に入力矩形描画 ステップ55で入力矩形が設定済みであると判断した場
合に、LCD3の画像描画部に入力矩形を描画する。 ステップ58:LCD上に入力矩形描画 ステップ57でオペレータ(タッチペン4)によりLC
D3の画像描画部上の2点が指定されたと判断した場合
に、画像描画部にその2点を対角コーナとする入力矩形
を描画する。既に入力矩形が描画されている場合には、
これを消去して新たな入力矩形を描画する。
【0040】ステップ60:LCD上で輪郭線に囲まれ
た領域を全黒表示する 輪郭線抽出によるマスク領域(輪郭線に囲まれた領域)
があると判断した場合に、ステップ23と同様の処理を
行なう。 ステップ24:ワークRAM上に抽出領域情報を格納す
る ステップ24と同様の処理を行なう。
【0041】(5)割付画面処理 図3のステップ2において、オペレータによりタッチペ
ン4でLCD3のメニュー画面上の「割付画面」の選択
ボタンが選定されると、図8のへ移行して割付画面処
理がスタートする。 ステップ72:LCD画像描画部に割付画像情報を表示 ステップ71でLCD3の画像描画部に割付画像情報が
表示されていないと判断した場合に、IMPボード15
により第2のページメモリボード13内の画像バッファ
メモリ上の割付画像情報をLCDコントローラボード1
6のビデオRAMに転送し、それをLCD3の画像描画
部に表示する。
【0042】ステップ74:LCD上に出力矩形描画 ステップ73で出力矩形が設定済みであると判断した場
合に、LCD3の画像描画部に出力矩形を描画する。な
お、出力矩形が設定済みでない場合は前述した図12に
示す処理へ進む。 ステップ76:LCD上に出力矩形描画 ステップ127と同様の処理を行なう。 ステップ77:LCD上に変倍比を表示 ステップ128と同様の処理を行なう。
【0043】(6)画像転送処理 図3のステップ2において、オペレータによりタッチペ
ン4でLCD3のメニュー画面上の「画像転送」の選択
ボタンが選定されると、図9のへ移行して画像転送処
理がスタートする。 ステップ82:アラートメッセージ表示 ステップ81で割付画像情報表示且つ出力矩形設定済み
でないと判断した場合に、LCD3のメニュー画面に
「出力矩形が表示されていません。設定または表示しま
しょう。」のアラートメッセージを表示する。
【0044】ステップ83:メッセージ削除 オペレータ(タッチペン4)により「確認」のボタンが
指定された時に、アラートメッセージを削除して前の画
面を表示する。 ステップ84:論理演算指定のサブメニュー表示 ステップ81で割付画像情報表示且つ出力矩形設定済み
であると判断した場合に、LCD3の画像描画部に読込
画面の入力矩形内と割付画面の出力矩形内の画像情報の
論理演算を行なうための「論理演算指定」のサブメニュ
ーを表示する。
【0045】そのサブメニューには、「0」,「^(X
+D)」,「^X・D」「^X」,「X・^D」,「^
D」,「X@D」,「^(X・D)」,「X・D」,
「^(X@D)」,「D」,「^X+D」,「X」,
「X+^D」,「X+D」,「1」の16通りの2項論
理演算(モード)指定がある。但し、Xは入力領域の変
倍された画素値(ソースデータ)を、Dは割付領域の画
素値(デステネーションデータ)を,「+」はOR演算
を、「^」は否定演算を、「・」はAND演算を、
「@」はEXOR演算をそれぞれ表わす。
【0046】 ステップ87,88:論理演算指定のサブメニュー削除 ステップ86でオペレータ(タッチペン4)により「設
定」または「取消」のボタンが指定されると、「論理演
算指定」のサブメニューを削除して前の画面を表示す
る。
【0047】ステップ89:指定領域の画像情報と論理
演算された割付画像情報をLCD表示 IMPボード15により、読込画面の入力矩形内の画像
情報又はワークRAM上の抽出領域情報(輪郭線抽出に
よる指定領域の画像情報)と割付画面の出力矩形内の画
像情報との指定論理演算を行ない、その結果の割付画像
情報をLCDコントローラボード16のビデオRAMに
転送し、それをLCD3の画像描画部に表示する。
【0048】(7)回転モード処理 図3のステップ2において、オペレータによりタッチペ
ン4でLCD3のメニュー画面上の「回転モード」の選
択ボタンが選定されると、図10のへ移行して回転モ
ード処理がスタートする。 ステップ92:アラートメッセージ表示 ステップ91で割付画像情報表示且つ出力矩形設定済み
でないと判断した場合に、LCD3の画像描画部に「出
力矩形が表示されていません。設定または表示しましょ
う。」のアラートメッセージを表示する。
【0049】ステップ93:メッセージ削除 オペレータ(タッチペン4)により「確認」のボタンが
指定された時に、アラートメッセージを削除して前の画
面を表示する。 ステップ94:回転モード指定のサブメニュー ステップ91で割付画像情報表示且つ出力矩形設定済み
であると判断した場合に、LCD3の画像描画部に「回
転モード指定」のサブメニューを表示する。そのサブメ
ニューには、「回転なし」「90度回転」「180度回
転」「270回転」「Y軸反転」「Y軸反転+90度回
転」「X軸反転」「X軸反転+90度回転」の各回転モ
ード指定がある。
【0050】ステップ97,98:回転モード指定のサ
ブメニュー削除 ステップ96でオペレータ(タッチペン4)により「設
定」または「取消」のボタンが指定されたと判断した場
合に、「回転モード指定」のサブメニューを削除して前
の画面を表示する。 ステップ100:アラートメッセージの表示 ステップ99で割付サイズの領域に回転モードの割付が
できないと判断した場合に、LCD3の画像描画部に
「入力矩形が大きすぎます。もう一度設定しましょ
う。」のアラートメッセージを表示する。
【0051】ステップ101:メッセージ削除 オペレータ(タッチペン4)により「確認」のボタンが
指定された時に、アラートメッセージを削除して前の画
面を表示する。 ステップ102:指定回転モードの出力矩形を描画 ステップ99で割付サイズの領域に回転モードの割付が
できると判断した場合に、LCD3の画像描画部に指定
された回転モードの出力矩形を描画する。
【0052】ステップ103:LCD上に回転モードを
表示 LCD3の画像描画部に指定された回転モードを表示す
る。 ステップ105:LCD上に出力矩形描画 オペレータがLCD3の画像描画部に表示されている出
力矩形の線分にタッチペン4を接触させてドローするこ
とにより画像描画部上の任意の場所にその出力矩形を移
動させ、あるいはその矩形の端点にタッチペン4を接触
させてドローすることにより対角点を固定としてその端
点が移動する出力矩形を描き、サイズ変更を行なうこと
ができる。
【0053】この操作により、設定領域(入力領域)を
割り付ける画像割付領域(出力領域)を指定する。な
お、出力矩形をLCD3の画像描画部を越えて指定しよ
うとすると、SP−I/F14を介してブザー6にアラ
ートのビープ音を発生させる。 ステップ106:LCD3上に変倍比を表示 タッチペンで出力矩形の移動・サイズ変更が行なわれる
と、その時の出力矩形の縦横の各変倍比をLCD3のメ
ニュー画面上に表示する。
【0054】(8)undo処理 図3のステップ2において、オペレータによりタッチペ
ン4でLCD3のメニュー画面上の「undo」の選択
ボタンが選定されると、図11のへ移行してundo
処理がスタートする ステップ112:ワークRAMのマスク領域情報及び抽
出領域情報をクリア ステップ111で領域指定済みであると判断した場合
に、IMPボード15内のワークRAM上の輪郭線抽出
によるマスク領域情報及び抽出領域情報をクリアをクリ
アする。
【0055】ステップ114:第2のページメモリボー
ド(PMB)の割付画像情報をLCDに表示 ステップ113で画像情報転送直後であると判断した場
合、あるいはIMPボード15内のワークRAM上のマ
スク領域情報及び抽出領域情報をクリアした後に、IM
Pボード15により、第2のページメモリボード13内
の画像バッファメモリ上の割付画像情報をLCDコント
ローラボード16内のビデオRAMに縮小して転送し、
それをLCD3の画像描画部に表示する。
【0056】ステップ115:アラートメッセージ表示 ステップ113で画像情報転送直後でないと判断した場
合に、LCD3の画像描画部に「現在、undoの機能
は働きません。」のアラートメッセージを表示する。 ステップ116:メッセージ削除 オペレータ(タッチペン4)により「確認」のボタンが
指定された時に、アラートメッセージを削除して前の画
面を表示する。
【0057】次に、図13及び図14に示すA4縦サイ
ズの各原稿から図15に示すA4縦サイズの合成画像情
報(ハードコピー)を得るためのオペレータによる操作
手順及びその操作に応答したコントローラ1による処理
の一例を、図3〜図12の他に、図16〜図35を参照
して具体的に説明する。
【0058】(A1)オペレータが装置をパワーオンに
すると、コントローラ1はLCD3に図16に示すよう
に「読み込み」「割付サイズ」「プリント」「読込画
面」「割付画面」「画像転送」「回転モード」「und
o」の各選択ボタンと「使用する選択ボタンをタッチし
てください。」のメッセージとからなるメニュー画面を
表示する(図3のステップ1)。ここで、オペレータは
まずスキャナ2に図13に示したA4縦サイズの原稿を
セットする。
【0059】(B1)次いで、オペレータがLCD3の
メニュー画面上の「読み込み」の選択ボタンをタッチペ
ン4により指定する(図3のステップ2)と、コントロ
ーラ1は図17に示すように、画像描画部に「読み込み
指定」のサブメニューを、メニュー画面に「読み込みパ
ラメータを指定してください。」のメッセージをそれぞ
れ表示する(図4のステップ13)。
【0060】なお、そのサブメニューの「読み込み濃
度」「原稿種類」「用紙サイズ」「固定変倍」の各パラ
メータとしてデフォルト値が設定されており、その設定
されたパラメータの文字が白黒反転表示されている。オ
ペレータがここでタッチペン4により各パラメータのボ
タンを指定すると、コントローラ1はそのボタンの文字
を白黒反転し、今まで白黒反転していたボタンの文字を
元の表示に戻す(図4のステップ14)。
【0061】オペレータが全てのパラメータを決め、タ
ッチペン4によって「設定」のボタンを指定すると(図
4のステップ15)と、コントローラ1は「読み込み指
定」のサブメニューを消去し(図4のステップ17)、
スキャナ2を起動して原稿画像の読み取りを開始させ、
その読込画像情報を受け取って第1のページメモリボー
ド12内の画像バッファメモリに書き込む(図4のステ
ップ18)。
【0062】その後、IMPボード15により、その画
像バッファメモリ上の読込画像情報をLCDコントロー
ラボード16内のビデオRAMに転送し、それを図18
に示すようにLCD3の画像描画部に表示する(図4の
ステップ19)。このとき、メニュー画面に「読込画面
です。タッチペンで入力矩形を指定してください。」の
メッセージも表示する。
【0063】(G1)オペレータはここで、タッチペン
4によりLCD3の画像描画部上の所要領域を指定する
(図4のステップ20)と、コントローラ1はその領域
に対応する入力矩形を描画する(図4のステップ2
1)。ここでは、メニュー画面上の「全指定」をタッチ
ペン4でタッチすることにより、全体画像を指定するも
のとする。
【0064】次に、オペレータがLCD3のメニュー画
面上の「割付サイズ」の選択ボタンをタッチペン4で指
定する(図3のステップ2)と、コントローラ1は図1
9に示すように、LCD3の画像描画部に「割付サイズ
指定」のサブメニューを、メニュー画面に「割付サイズ
を指定してください。」のメッセージをそれぞれ表示す
る(図5のステップ33)。なお、割付サイズ(出力サ
イズ)のデフォルトとして「A4縦」のボタンが白黒反
転表示されている。
【0065】オペレータはここで、タッチペン4により
所望の割付サイズのボタンを指定すると、コントローラ
1はその文字を白黒反転し、今まで白黒反転していたボ
タンの文字を元の表示に戻す。(図5のステップ3
4)。ここでは、「A4縦」を指定(選択)するものと
する。
【0066】オペレータがタッチペン4によりLCD3
のメニュー画面上の「設定」ボタンを指定すると、コン
トローラ1は「割付サイズ指定」のサブメニューを消去
し(図5のステップ37)、割付サイズの領域を第2の
ページメモリボード13内の画像バッファメモリに確保
し(図5のステップ38)、LCD3の画像描画部を全
て白表示する(図5のステップ39)。
【0067】その後、読込画像情報に対して設定された
入力領域に対応する入力矩形を実サイズで等倍の大きさ
になるように割付サイズの領域に対応するサイズに変換
し、それを画像描画部の中央に割付のデフォルト出力矩
形として描画し(ここでは描画画面の縁)、メニュー画
面に「タッチペンで移動・サイズ変更の指定または回転
・転送を設定してください。」のメッセージを表示する
(図12のステップ125)。
【0068】次に、オペレータがタッチペン4によりL
CD3の画面メニュー上の「画像転送」の選択ボタンを
指定する(図3のステップ2)と、コントローラ1は図
20に示すようにLCD3の画像描画部に「論理演算指
定」のサブメニューを、メニュー画面に「論理演算モー
ドを指定してください。」のメッセージをそれぞれ表示
する(図9のステップ84)。なお、論理演算のデフォ
ルトとして「X」(上書き)のボタンが白黒反転表示さ
れている。
【0069】オペレータはここで、タッチペン4により
所望の論理演算モードのボタンを指定すると、コントロ
ーラ1はそのボタンの文字を白黒反転表示し、今まで白
黒反転表示していたボタンの文字を元の表示に戻す(図
9のステップ85)。ここでは、「X」を選択するもの
とする。
【0070】次に、オペレータがタッチペン4によりL
CD3のメニュー画面上の「設定」ボタンを指定する
と、コントローラ1は「論理演算指定」のサブメニュー
を消去し(図9のステップ88)、読込画面の入力矩形
に対応する入力領域のX,Y方向の長さをX1,Y1と
し、割付画面の出力矩形に対応する割付領域のX,Y方
向の長さをX2,Y2とすると、IMPボード15によ
り以下の処理を行なう。
【0071】すなわち、読込画面の入力矩形(入力領
域)内の画像情報をX方向でX2/X1倍,Y方向でY
2/Y1倍にそれぞれ変倍し、割付画面の出力矩形(割
付領域)内の画像情報をその変倍データと指定論理演算
を行ない、その結果の割付画像情報をLCDコントロー
ラボード16内のビデオRAMに転送し、それを図21
に示すようにLCD3の画像描画部に表示する(図9の
ステップ89)。このとき、コントローラ1は割付設定
の出力矩形を消去し、メニュー画面上に「割付画面で
す。使用する選択ボタンをタッチしてください。」のメ
ッセージを表示する。
【0072】(H1)ここで、画像情報の摘出が不適当
な場合はLCD3のメニュー画面上の「undo」ボタ
ンを、更に読込画像情報に必要な領域がある場合はメニ
ュー画面上の「読込画面」ボタンを、更に次の原稿から
読込画像情報を得たい場合はメニュー画面上の「読み込
み」ボタンを、また得られた割付画像情報をプリント出
力したい場合はメニュー画面上の「プリント」ボタン
を、それぞれオペレータがタッチペン4によって指定す
る(図3のステップ2)とよい。
【0073】ここでは、オペレータが次の原稿、つまり
図14に示したA4縦サイズの原稿から読込画像情報を
得たいので、その原稿をスキャナ2にセットした後、L
CD3のメニュー画面上の「読み込み」の選択ボタンを
タッチペン4によって指定する。
【0074】(B2)このとき、画像情報転送直後のた
め、コントローラ1はIMPボード15により、第1の
ページメモリボード12内の画像バッファメモリの入力
領域上の画像情報を変倍して、第2のページメモリボー
ド13内の画像バッファメモリの画像割付領域上の画像
情報と指定論理演算を行ない、その画像割付領域に更新
書き込みを行なう(図4のステップ12)。この場合、
同サイズで上書きする。
【0075】そして、図17に示したようにLCD3の
画像描画部に「読み込み指定」のサブメニューを、メニ
ュー画面に「読み込みパラメータを指定してくださ
い。」のメッセージをそれぞれ表示する(図4のステッ
プ13)。オペレータが全てのパラメータを決め、タッ
チペン4によってLCD3のメニュー画面上の「設定」
ボタンを指定する(図4のステップ15)と、コントロ
ーラ1は「読み込み指定」のサブメニューを消去し(図
4のステップ17)、スキャナ2を起動して原稿画像の
読み取りを開始させ、その読込画像情報を受け取って第
1のページメモリボード12内の画像バッファメモリに
書き込む(図4のステップ18)。
【0076】その後、IMPボード15により、その画
像バッファメモリ上の画像情報をLCDコントローラボ
ード16内のビデオRAMに転送し、それを図22に示
すようにLCD3の画像描画部に表示する(図4のステ
ップ19)。このとき、メニュー画面に「読込画面で
す。タッチペンで入力矩形を指定してください。」のメ
ッセージも表示する。
【0077】(C2)オペレータはここで、タッチペン
4によりLCD3の画像描画部上の所要領域の2点を指
定する(図4のステップ20)と、コントローラ1は図
23に示すようにその2点を対角コーナとする入力矩形
を描画する(図4のステップ21)。
【0078】(D2)LCD3の画像描画部上の入力矩
形内の画像の輪郭線を抽出し、その輪郭線で囲まれた領
域があればそれをマスク領域とし、それに対応するマス
ク領域情報(黒情報)をIMPボード15内のワークR
AMに記憶し、それをLCDコントローラボード16内
のビデオRAMに転送して、図24に示すようにLCD
3の画像描画部上のマスク領域(輪郭線に囲まれた領
域)を全て黒表示する(図4のステップ23)。
【0079】そして、IMPボード15により、そのワ
ークRAM上のマスク領域情報と第1のページメモリボ
ード12内の画像バッファメモリ上の読込画像情報との
AND論理演算を行ない、その結果を抽出領域情報とし
てワークRAMに格納する(図4のステップ24)。
【0080】(E2)次に、オペレータがLCD3のメ
ニュー画面上の「割付画面」の選択ボタンをタッチペン
4により指定する(図3のステップ2)と、コントロー
ラ1は図25に示すようにLCD3の画像描画部に割付
画像情報を表示し(図8のステップ72)、読込画像情
報に対して設定された入力領域に対応する入力矩形を実
サイズで等倍の大きさになるように割付サイズの領域に
対応するサイズに変換して、画像描画部の中央に割付の
デフォルト出力矩形として描画する(図8のステップ7
4)。このとき、「タッチペンで移動・サイズ変更の指
定または回転・転送を設定してください。」のメッセー
ジも表示する。
【0081】(F2)そして、オペレータは図26に示
すように、その矩形の線分にタッチペン4を接触させて
ドローすることによりその矩形を画像描画部の任意の場
所に移動させると共に、この矩形の端点にタッチペン4
を接触させてドローすることにより対角点を固定として
その端点が移動する矩形を描いてサイズ変更を行ない、
指定された画像部分を割り付ける領域を指定する(図1
2のステップ126〜129)。このとき、メニュー画
面に入力領域と割付領域との変倍比(縦00.63,横00.8
0)も表示する。
【0082】(G2)その後、オペレータがタッチペン
4によりLCD3のメニュー画面上の「画像転送」の選
択ボタンを指定する(図3のステップ2)と、コントロ
ーラ1は図20に示したように、LCD3の画像描画部
に「論理演算指定」のサブメニューを、メニュー画面に
「論理演算モードを指定してください。」のメッセージ
をそれぞれ表示する(図9のステップ84)。ここで
は、論理演算モードとして「X」(上書き)のボタンを
指定する(図9のステップ85)ものとする。
【0083】その後、オペレータがタッチペン4により
「設定」ボタンを指定すると、コントローラ1は「論理
演算指定」のサブメニューを消去し(図9のステップ8
8)、読込画面の入力矩形に対応する入力領域のX,Y
方向の長さをX1,Y1とし、割付画面の出力矩形に対
応する画像割付領域のX,Y方向の長さをX2,Y2と
した場合、IMPボード15により以下の処理を行な
う。
【0084】すなわち、指定領域の画像情報(ワークR
AM上の抽出領域情報)をX方向でX2/X1倍,Y方
向でY2/Y1倍にそれぞれ変倍し、割付画面の出力矩
形(画像割付領域)内の画像情報をその変倍データと指
定論理演算を行ない、その結果の割付画像情報をLCD
コントローラボード23内のビデオRAMに転送し、そ
れを図27に示すようにLCD3の画像描画部に表示す
る(図9のステップ89)。このとき、割付設定の出力
矩形を消去し、「割付画面です。使用する選択ボタンを
タッチしてください。」のメッセージも表示する。
【0085】(H2)ここで、画像情報の摘出が不適当
な場合はLCD3のメニュー画面上の「undo」ボタ
ンを、更に読込画像情報に必要な領域がある場合はメニ
ュー画面上の「読込画面」ボタンを、更に次の原稿から
読込画像情報を得たい場合はメニュー画面上の「読み込
み」ボタンを、また得られた割付画像情報をプリント出
力したい場合はメニュー画面上の「プリント」ボタン
を、それぞれオペレータがタッチペン4によって指定す
る(図3のステップ2)とよい。ここでは更に必要な領
域があるので、オペレータは「読込画面」の選択ボタン
を指定する。
【0086】(B3)このとき、画像情報転送直後のた
め、コントローラ1はIMPボード15により、そのワ
ークRAMに格納されている指定領域の画像情報(抽出
領域情報)を変倍して、第2のページメモリボード13
内の画像バッファメモリの画像割付領域上の画像情報と
指定論理演算を行ない、その画像割付領域に更新書き込
みを行なう(図7のステップ52)。
【0087】そして、図14に示した原稿の読込画像情
報を図22に示したように再度LCD3の画像描画部に
表示する(図7のステップ54)。このとき、入力矩形
は設定済みであり、図24に示したようにLCD3の画
像描画部上のマスク領域(輪郭線に囲まれた領域)を全
て黒表示する(図7のステップ60)。
【0088】(E3)次に、オペレータがLCD3のメ
ニュー画面上の「割付画面」の選択ボタンをタッチペン
4により指定する(図3のステップ2)と、コントロー
ラ1はLCD3の画像描画部に割付画像情報を表示し
(図8のステップ72)、読込画像情報に対して設定さ
れた入力領域に対応する入力矩形を実サイズで等倍の大
きさになるように割付サイズの領域に対応するサイズに
変換して、画像描画部の中央に割付のデフォルト出力矩
形として描画し(図12のステップ125)する。この
とき、「タッチペンで移動・サイズ変更の指定または回
転・転送を設定してください。」のメッセージも表示す
る。
【0089】(F3)ここで、オペレータはタッチペン
4によりLCD3のメニュー画面上の「回転モード」の
選択ボタンを指定する(図3のステップ2)と、コント
ローラ1は図28に示すように、LCD3の画像描画部
に「回転モード指定」のサブメニューを表示する(図1
0のステップ94)。このとき、メニュー画面に「回転
モードを指定してください。」のメッセージも表示す
る。なお、回転モードのデフォルトとして「0」(回転
なし)のボタンが白黒反転表示されている。
【0090】オペレータはここで、タッチペン4により
所望の回転モードのボタンを指定すると、コントローラ
1はそのボタンの文字を白黒反転表示し、今まで白黒反
転表示していたボタンの文字を元の表示に戻す(図10
のステップ95)。ここでは、ビア・カップの表示が満
杯のイメージになるように、「Y軸反転」を指定するも
のとする。
【0091】オペレータが回転モードを決め、タッチペ
ン4により「設定」のボタンを指定すると(図10のス
テップ96)、コントローラ20は「回転モード指定」
のサブメニューを消去し(図10のステップ98)、画
像描画部に指定された回転モードの出力矩形を描画し
(図10のステップ102)、メニュー画面上にその回
転モードを表示する(図10のステップ103)。
【0092】次いで、オペレータは図29に示すよう
に、その出力矩形の線分にタッチペン4を接触させてド
ローすることによりその矩形を画像描画部の任意の場所
に移動させると共に、この矩形の端点にタッチペン4を
接触させてドローすることにより対角点を固定としてそ
の端点が移動する矩形を描いてサイズ変更を行ない、設
定された画像部分を割り付ける領域を指定する(図10
のステップ104〜107)。このとき、メニュー画面
に入力矩形と割付矩形との縦横の変倍比(縦00.75,横0
0.76)も表示する。
【0093】(G3)その後、オペレータがタッチペン
4によりLCD3のメニュー画面上の「画像転送」の選
択ボタンを指定する(図3のステップ2)と、コントロ
ーラ1は図20に示したように、LCD3の画像描画部
に「論理演算指定」のサブメニューを表示する(図9の
ステップ84)。このとき、メニュー画面に「論理演算
モードを指定してください。」のメッセージも表示す
る。ここでは、論理演算モードとして「X@D」(EX
OR演算)のボタンを指定する(図9のステップ85)
ものとする。
【0094】その後、オペレータがタッチペン4により
「設定」ボタンを指定すると、コントローラ1は「論理
演算指定」のサブメニューを消去し(図9のステップ8
8)、読込画面の入力矩形に対応する入力領域のX,Y
方向の長さをX1,Y1とし、割付画面の出力矩形に対
応する画像割付領域のX,Y方向の長さをX2,Y2と
した場合、IMPボード15により以下の処理を行な
う。
【0095】すなわち、指定領域の画像情報(抽出領域
情報)をX方向でX2/X1倍,Y方向でY2/Y1倍
にそれぞれ変倍し、割付画面の出力矩形に対応する画像
割付内の画像情報をこの変倍データと指定論理演算を行
ない、その結果の割付画像情報をLCDコントローラボ
ード23内のビデオRAMに転送し、それを図30に示
すようにLCD3の画像描画部に表示する(図9のステ
ップ89)。このとき、割付設定の出力矩形を消去し、
「割付画面です。使用する選択ボタンをタッチしてくだ
さい。」のメッセージも表示する。
【0096】(H3)オペレータはこの時点で所望の合
成画像情報(図30参照)が得られたので、LCD3の
メニュー画面上の「プリント」の選択ボタンをタッチペ
ン4により指定する(図3のステップ2)。
【0097】(I3)このとき、画像情報転送直後のた
め、コントローラ1はIMPボード15により、そのワ
ークRAMに格納されている指定領域の画像情報(抽出
領域情報)を第2のページメモリボード13内の画像バ
ッファメモリ上の出力矩形に対応する画像割付領域上の
画像情報と指定論理演算を行ない、その画像割付領域に
更新書き込みを行なう(図6のステップ42)
【0098】さらに、図31に示すようにLCD3の画
像描画部に「枚数指定」のサブメニューを表示する(図
6のステップ43)。このとき、メニュー画面に「割付
画像のプリント枚数を指定してください。」のメッセー
ジも表示する。なお、現在デフォルトの枚数として「1
枚」が設定されている。オペレータは、タッチペン4に
より必要な枚数を指定する(図9のステップ44)。
【0099】オペレータが、タッチペン4により「設
定」ボタンを指定すると、コントローラ1は「枚数指
定」のサブメニューを消去し(図6のステップ47)、
第2のページメモリボード13内の画像バッファメモリ
上の割付画像情報をプリンタ5に与え、指定された割付
サイズで指定された枚数分の合成画像情報をプリントア
ウトさせる。それによって、図15に示したような合成
画像情報の記録(この場合はA4縦サイズのハードコピ
ー)が得られる。
【0100】なお、さらに他の原稿の画像情報も加えた
い場合にはその画像情報に対して前述の(B2)以下と
同様な操作及び処理を実施すればよい。また、図32〜
図34は各アラートメッセージの表示例を、図35は読
込画像情報をLCD3の画像描画部に表示させた時の
「枚数指定」のサブメニュー及びメッセージの表示例を
それぞれ示す。
【0101】以上、この発明を画像供給手段としてスキ
ャナを備えた画像処理装置に適用した実施例について説
明したが、この発明はこれに限らず、画像供給手段とし
て光ファイル装置やハードディスク装置等の記憶装置を
備えた画像処理装置にも適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像処理装置によれば、表示手段に表示された画像を2点
指定の矩形描画で囲むことによりその領域内の画像の輪
郭線を抽出し、その輪郭線に囲まれた領域を指定領域と
して設定するので、複数の画像情報から所望の画像情報
のみを切り出して加工・割付を行なえ、しかも従来でき
なかったあるいは操作が複雑だった所望の画像の抽出が
容易となり、オペレータによる操作性と画像処理装置の
機能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施例を示す画像処理装置のブロ
ック構成図である。
【図3】図2の実施例におけるコントローラによるメイ
ン処理とオペレータによる操作手順を示すフロー図であ
る。
【図4】同じくコントローラによる読み込み処理とオペ
レータによる操作手順を示すフロー図である。
【図5】同じくコントローラによる割付サイズ処理とオ
ペレータによる操作手順を示すフロー図である。
【図6】同じくコントローラによるプリント処理とオペ
レータによる操作手順を示すフロー図である。
【図7】同じくコントローラによる読込画面処理とオペ
レータによる操作手順を示すフロー図である。
【図8】同じくコントローラによる割付画面処理の一部
分とオペレータによる操作手順を示すフロー図である。
【図9】同じくコントローラによる画像転送処理とオペ
レータによる操作手順を示すフロー図である。
【図10】同じくコントローラによる回転モード処理と
オペレータによる操作手順を示すフロー図である。
【図11】同じくコントローラによるundo処理とオ
ペレータによる操作手順を示すフロー図である。
【図12】同じくコントローラによる割付画面処理の他
の部分とオペレータによる操作手順を示すフロー図であ
る。
【図13】図2の実施例で使用する原稿例を示す図であ
る。
【図14】同じく他の原稿例を示す図である。
【図15】図2の実施例により図13,図14の各原稿
の画像情報から得られる合成画像情報のプリント出力例
を示す図である。
【図16】図2の実施例による図13,図14の各原稿
の画像情報より図15の合成画像情報をプリント出力す
るための処理の説明に供する説明図である。
【図17】同じくその処理の説明に供する図16と異な
る説明図である。
【図18】同じくその処理の説明に供する図16及び図
17と異なる説明図である。
【図19】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
18と異なる説明図である。
【図20】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
19と異なる説明図である。
【図21】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
20と異なる説明図である。
【図22】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
21と異なる説明図である。
【図23】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
22と異なる説明図である。
【図24】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
23と異なる説明図である。
【図25】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
24と異なる説明図である。
【図26】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
25と異なる説明図である。
【図27】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
26と異なる説明図である。
【図28】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
27と異なる説明図である。
【図29】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
28と異なる説明図である。
【図30】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
29と異なる説明図である。
【図31】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
30と異なる説明図である。
【図32】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
31と異なる説明図である。
【図33】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
32と異なる説明図である。
【図34】同じくその処理の説明に供する図16乃至図
33と異なる説明図である。
【図35】同じくその処理の説明に供する図16及び図
34と異なる説明図である。
【符号の説明】
1:コントローラ 2:スキャナ 3:液晶表示タブレット(LCD) 4:タッチペン 5:プリンタ 6:ブザー 10:システムバス 11:CPUボード 12:第1のページメモリボード 13:第2のページメモリボード 14:スキャナ・プリンタ・インタフェースボード 15:イメードプロセッサボード 16:LCDコントローラボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/387 7459−5L G06F 15/70 335

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像情報を順次供給する画像供給
    手段と、該手段によって供給された画像情報を記憶する
    第1の記憶手段と、該手段に記憶された画像情報を表示
    する表示手段と、該手段に順次表示される複数の画像情
    報の所要部分を摘出して単一の画像として合成加工する
    画像加工手段と、該手段によって加工された画像情報を
    記憶する第2の記憶手段と、該手段に記憶された画像情
    報を記録媒体に記録して出力する記録出力手段とを備え
    た画像処理装置において、 前記画像加工手段が、前記表示手段に表示された画像情
    報に対して任意に指定された領域を指定領域として設定
    する領域設定手段と、該手段によって設定された指定領
    域を前記第2の記憶手段の記憶領域に対して割り付け、
    その結果を前記表示手段に表示させる割付手段と、前記
    領域設定手段によって設定された指定領域内の画像情報
    を前記第2の記憶手段の記憶領域に転送する画像転送手
    段とを有し、前記領域設定手段が、前記表示手段に表示
    された画像を2点指定の矩形描画で囲むことによりその
    領域内の画像の輪郭線を抽出し、その輪郭線に囲まれた
    領域を指定領域として設定する手段であることを特徴と
    する画像処理装置。
JP5332127A 1993-12-27 1993-12-27 画像処理装置 Pending JPH07192141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5332127A JPH07192141A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 画像処理装置

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