JPH1153520A - 画像データを蓄積することのできる画像読み取り装置および同装置における画像データの選択方法 - Google Patents

画像データを蓄積することのできる画像読み取り装置および同装置における画像データの選択方法

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JPH1153520A
JPH1153520A JP21895197A JP21895197A JPH1153520A JP H1153520 A JPH1153520 A JP H1153520A JP 21895197 A JP21895197 A JP 21895197A JP 21895197 A JP21895197 A JP 21895197A JP H1153520 A JPH1153520 A JP H1153520A
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Application number
JP21895197A
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English (en)
Inventor
Katsuo Sekikawa
勝雄 関川
Yasushi Yamade
泰 山出
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを蓄積することのできるデジタル
複写装置の表示装置を見ながら操作パネル上で必要なド
キュメントを選択し、これを出力することができるよう
にすること、及び、ドキュメントの縮小イメージを見な
がら必要なドキュメントの選択ができるようにして誤っ
た出力を防止することを課題とする。また、読み取った
画像データを捨て去ることなく、有効に再利用すること
のできる装置及び方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 画像原稿は画像読み取り部112により
読み取られ、画像データとしてメモリS114に記憶さ
れる。縮小粗画像作成手段は、メモリS119の画像デ
ータに基づいて縮小粗画像データを作成する。この縮小
粗画像データは操作パネル117の表示手段によりアイ
コンとして表示される。表示されているアイコンをポイ
ンティング手段を用いて指定すると、指定された画像デ
ータが記憶手段から読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データを蓄積す
ることのできるデジタル複写装置、画像読み取り装置の
技術の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術には次のようなものがある。
【0003】(1) コンピュータから送られたデータ
をメモリに展開した後プリントアウトし、その後もこの
データをメモリ内に残し、再度プリントアウトするとき
は残されたデータを用いることができるプリンタ(特開
平6ー40092号公報)。
【0004】これは目的のデータを再プリントしようと
するとき、「メモリ1」、「メモリ2」のようなプリン
タ側で付けた特徴のない名前とか、予めファイル名が送
られてきていた場合はそのファイル名を表示することに
よりこれを見て操作者は目的のものを選択していた。
【0005】しかしながら、このような無機質な名前だ
けによっては、それが自分が本当にプリントアウトした
いデータであるかどうかの判断を下すことが非常に困難
であった。
【0006】(2) コピーと同時にメモリに記憶す
る。記憶されたイメージは、そのものを縮小し、「フォ
ーム」として紙に印刷される。メモリ内のコピーが必要
なときは、この「フォーム」に印刷されている縮小イメ
ージの傍らにあるチェックボックスに印を付け、複写機
のスキャナにかけこれを読み取らせる。読み取られると
チェックボックスにつけた印にしたがってメモリから画
像が読み出されて印刷される。
【0007】出力画像の選択を紙の「フォーム」による
のでこれを読み込ませる手間を要する、必要なページを
指定して出力することはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像データ
を蓄積することのできるデジタル複写装置の表示装置を
見ながら操作パネル上で必要なドキュメントを選択し、
これを出力することができるようにすること、及び、ド
キュメントの縮小イメージを見ながら必要なドキュメン
トの選択ができるようにして誤った出力を防止すること
を課題とする。
【0009】また、読み取った画像データを捨て去るこ
となく、有効に再利用することのできる装置及び方法を
提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は次の解決手段
により解決される。
【0011】[第1の発明]画像原稿を読み取る画像読
み取り手段と、上記画像読み取り手段にて読み取られた
画像データを複数記憶することができる画像記憶手段
と、上記画像記憶手段に記憶された画像データに基づい
て、その画像の縮小粗画像データを作成する縮小粗画像
作成手段と、上記縮小粗画像作成手段にて作成された縮
小粗画像データを用いてその表示画面に複数のアイコン
を表示することができる表示手段と、上記表示手段に表
示されたアイコンを指し示すことのできるポインティン
グ手段と、上記ポインティング手段により指し示された
アイコンに対応する画像データを上記画像記憶手段から
読み出すことができる画像データ読み出し手段と、を備
えた画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
置。
【0012】[第2の発明]第1の発明の画像データを
蓄積することのできる画像読み取り装置において、上記
画像データは、ひとまとまりの画像原稿毎にこれに対応
付けて上記画像記憶手段に記憶されており、上記表示手
段に表示されるアイコンは、上記ひとまとまりの画像原
稿の内の代表原稿の画像データに基づいて上記縮小粗画
像作成手段によって作成された縮小粗画像データが用い
られて表示されているものであること、を特徴とする画
像データを蓄積することのできる画像読み取り装置。
【0013】[第3の発明]第1又は第2の発明の画像
データを蓄積することのできる画像読み取り装置におい
て、上記アイコンは、上記縮小粗画像とともにこれに対
応する画像データの情報量の表示とを含むものであるこ
とを特徴とする画像データを蓄積することのできる画像
読み取り装置。
【0014】[第4の発明]第2の発明の画像データを
蓄積することのできる画像読み取り装置において、上記
アイコンは、上記代表原稿の縮小粗画像とともにこれが
代表するひとまとまりの画像データの全情報量の表示を
含むものであることを特徴とする画像データを蓄積する
ことのできる画像読み取り装置。
【0015】[第5の発明]第2から第4までのいずれ
かの発明の画像データを蓄積することのできる画像読み
取り装置において、上記アイコンは、上記代表原稿の粗
画像とともにこれが代表するひとまとまりの画像原稿の
全ページ数の表示を含むものであることを特徴とする画
像データを蓄積することのできる画像読み取り装置。
【0016】[第6の発明]第1から第5までのいずれ
かの発明の画像データを蓄積することのできる画像読み
取り装置において、上記アイコンは、上記縮小粗画像と
ともにその画像原稿が読み取られた日付の表示を含むも
のであることを特徴とする画像データを蓄積することの
できる画像読み取り装置。
【0017】[第7の発明]第2から第6までのいずれ
かの発明の画像データを蓄積することのできる画像読み
取り装置において、上記画像データは、ひとまとまりの
画像原稿毎にこのまとまりに対応付けられた識別情報お
よびこのまとまりの中の原稿のつながりを示す情報とと
もに上記画像記憶手段に記憶されていること、を特徴と
する画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
置。
【0018】[第8の発明]第2から第6までのいずれ
かの発明の画像データを蓄積することのできる画像読み
取り装置において、上記画像データは、ひとまとまりの
画像原稿毎にこのまとまりに対応付けられた識別情報お
よび各原稿の一つ前と後の頁の原稿の画像データが格納
されている箇所を示す情報とともに上記画像記憶手段に
記憶されていること、を特徴とする画像データを蓄積す
ることのできる画像読み取り装置。
【0019】[第9の発明]第1から第8までのいずれ
かの画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
置において、上記アイコンが上記ポインティング手段に
より指し示されたとき、このアイコンに対応するひとま
とまりの原稿の画像データの内の一部の画像データを選
択乃至削除を指示するために選択・削除指示画面が表示
されることを特徴とする画像データを蓄積することので
きる画像読み取り装置。
【0020】[第10の発明]第9の画像データを蓄積
することのできる画像読み取り装置において、選択・削
除指示画面において表示される上記アイコンは、選択又
は削除されるページの開始ページ又は終了ページの縮小
粗画像が用いられることを特徴とする画像データを蓄積
することのできる画像読み取り装置。
【0021】[第11の発明]第1から第10までのい
ずれかの発明の画像データを蓄積することのできる画像
読み取り装置において、上記画像データ読み出し手段に
より読み出された画像データは、画像データを蓄積する
ことのできる画像読み取り装置に備えられたプリンタに
出力することが可能であることを特徴とする画像データ
を蓄積することのできる画像読み取り装置。
【0022】[第12の発明]第1から第10までのい
ずれかの発明の画像データを蓄積することのできる画像
読み取り装置において、上記画像データを蓄積すること
のできる画像読み取り装置は、更に、出力端子を備えて
おり、上記画像データ読み出し手段により読み出された
画像データは、上記出力端子に出力されることが可能で
あることを特徴とする画像データを蓄積することのでき
る画像読み取り装置。
【0023】[第13の発明]第1から第10までのい
ずれかの発明の画像データを蓄積することのできる画像
読み取り装置において、上記画像データを蓄積すること
のできる画像読み取り装置は、更に、メモリカードを挿
入するためのカードコネクタを備えており、上記画像デ
ータ読み出し手段により読み出された画像データは、上
記カードコネクタに挿入されたメモリカードに出力され
ることが可能であることを特徴とする画像データを蓄積
することのできる画像読み取り装置。
【0024】[第14の発明]第1から第10までのい
ずれかの発明の画像データを蓄積することのできる画像
読み取り装置において、上記画像データを蓄積すること
のできる画像読み取り装置は、更に、出力端子とメモリ
カードを挿入するためのカードコネクタと出力先選択手
段を備えており、上記出力先選択手段は、上記画像デー
タを蓄積することのできる画像読み取り装置に備えられ
たプリンタ、上記出力端子、上記カードコネクタに挿入
されたメモリカード、のうちの任意のものを且つ重複し
て選択することが可能であり、上記画像データ読み出し
手段により読み出された画像データは、上記出力先選択
手段により選択されたものに出力されることを特徴とす
る画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
置。
【0025】[第15の発明]画像原稿を読み取る画像
読み取り手段と、上記画像読み取り手段にて読み取られ
た画像データを複数記憶することができる画像記憶手段
と、表示手段と、を備えた画像データを蓄積することの
できる画像読み取り装置において、上記画像記憶手段に
記憶された画像データに基づいて、その画像の縮小粗画
像データを作成し、このデータを用いて上記表示手段に
複数のアイコンを表示し、このアイコンをポインティン
グすることにより画像データを選択する画像データを蓄
積することのできる画像読み取り装置における画像デー
タの選択方法。
【0026】[第16の発明]画像原稿を読み取る画像
読み取り手段と、上記画像読み取り手段にて読み取られ
た画像データを複数記憶することができる画像記憶手段
と、表示手段と、を備えた画像データを蓄積することの
できる画像読み取り装置において、上記画像記憶手段に
記憶された画像データに基づいて、その画像の縮小粗画
像データを作成し、このデータを用いて上記表示手段に
複数のアイコンを表示し、このアイコンがポインティン
グされたとき、上記画像データの選択又は削除の指定が
されたページの開始ページ又は終了ページの縮小粗画像
を用いて上記アイコンを表示することにより画像データ
を選択する画像データを蓄積することのできる画像読み
取り装置における画像データの選択方法。
【0027】
【発明の実施の形態】
[第1の発明について]画像原稿は画像読み取り手段に
より読み取られ、画像データとして画像記憶手段に記憶
される。
【0028】縮小粗画像作成手段は、画像記憶装置の画
像データに基づいて縮小粗画像データを作成する。この
縮小粗画像データは表示手段によりアイコンとして表示
される。
【0029】表示されているアイコンをポインティング
手段を用いて指定すると、指定された画像データが記憶
手段から読み出される。
【0030】この発明は以上のように動作するので、多
数の画像データが記憶手段に記憶されていても、操作者
は画像データの概略のイメージを見ながら操作すること
ができるので、的確に自らの欲する画像データを指定す
ることができる。
【0031】[第2の発明について]第1の発明に加え
て、アイコンはひとまとまりの画像原稿のうちの代表原
稿の画像データにより作成されたものであるので、より
的確な操作を行うことができる。
【0032】[第3の発明について]第1又は第2の発
明において、アイコンは画像データの全情報量の表示を
含むものである。このため、この情報量を見ることによ
っても、操作者は的確に操作することができる。
【0033】[第4の発明について]第2の発明におい
て、代表ページの縮小粗画像とひとまとまりの画像デー
タの全情報量が表示されるので的確な操作をすることが
できる。
【0034】[第5の発明について]第2から第4まで
の発明において、更に、原稿の全ページ数が表示される
ので、的確な操作をすることができる。
【0035】[第6の発明について]第2から第5まで
の発明において、更に、原稿の読み取られた日付が表示
されるので、的確な操作をすることができる。
【0036】[第7の発明について]第2から第6まで
のいずれかの発明において、ひとまとまりの画像原稿毎
に画像データには同一の識別情報が付されており、各ペ
ージの画像データにはその前のページとその後のページ
の格納場所、つまり、ページのつながりを示す情報が付
されている。
【0037】このため、記憶装置の任意の空き場所にペ
ージ毎に格納しても、このつながりを示す情報により任
意のページに対して芋づる式にアクセスすることができ
る。
【0038】まとまった格納場所を確保する必要がなく
記憶場所を有効に利用できる。
【0039】[第8の発明について]第2から第6まで
のいずれかの発明において、ひとまとまりの画像原稿毎
に画像データには同一の識別情報が付されており、各ペ
ージの画像データにはその前のページとその後のページ
とのつながりを示す情報、具体的にはそれらの格納場所
が付されている。
【0040】このため、記憶装置の任意の空き場所にペ
ージ毎に格納しても、この格納場所を次々と参照するこ
とにより任意のページに対して芋づる式にアクセスする
ことができる。
【0041】まとまった格納場所を確保する必要がなく
記憶場所を有効に利用できる。
【0042】[第9の発明について]第1から第8まで
のいずれかの発明において、アイコンをポインティング
することにより、ひとまとまりの原稿を指定すると、選
択・削除指示画面が現れるので、このひとまとまりの原
稿の内のどのページを選択するのかまたはどのページを
削除するのか更に指定することができる。
【0043】[第10の発明について]第9の発明にお
いて、選択・削除の指定に際してアイコンには選択・削
除の開始ページ又は終了ページの縮小粗画像が表示され
るので、選択・削除の範囲がより的確に行える。
【0044】[第11の発明について]第1から第10
までのいずれかの発明において、画像記憶手段に記憶さ
れた画像データをプリンタからプリントアウトできるの
で、再複写のときにも再度原稿を持ってくる必要がな
い。
【0045】[第12の発明について]第1から第10
までのいずれかの発明において、画像記憶手段に記憶さ
れた画像データを出力端子に出力できるので、データを
送りたいとき、一旦記憶された画像原稿であれば、これ
を再度持ってくる必要がない。出力端子はシリアル出力
端子、パラレル出力端子のいずれでもよい。
【0046】[第13の発明について]第1から第10
までのいずれかの発明において、更に、メモリカードを
挿入するためのカードコネクタが設けられており、画像
記憶手段の画像データはメモリカードに記憶することが
できるので、原稿を持ち運ぶ必要も、再度スキャナにか
ける必要がない。
【0047】[第14の発明について]第1から第10
までのいずれかの発明において、プリンタと、出力端子
と、カードコネクタが備えられており、プリンタにも出
力端子にもメモリカードにも任意に且つ同時に画像記憶
装置の画像データの出力先を指定することができる。出
力端子はシリアル出力端子、パラレル出力端子のいずれ
でもよい。
【0048】[第15の発明について]画像原稿は画像
読み取り手段により読み取られ、画像データとして画像
記憶手段に記憶される。画像記憶装置の画像データに基
づいて縮小粗画像データを作成されて、これがアイコン
として表示される。
【0049】表示されているアイコンをポインティング
すると、指定された画像データが記憶手段から読み出さ
れる。
【0050】この発明は以上のような方法であるので、
多数の画像データが記憶手段に記憶されていても、操作
者は画像データの概略のイメージを見ながら操作するこ
とができるので、的確に自らの欲する画像データを指定
することができる。
【0051】[第16の発明について]画像原稿は画像
読み取り手段により読み取られ、画像データとして画像
記憶手段に記憶される。画像記憶装置の画像データに基
づいて縮小粗画像データを作成されて、これがアイコン
として表示される。
【0052】表示されているアイコンをポインティング
すると、更に選択又は削除の画面が表示され、選択又は
削除の開始ページ又は終了ページの縮小粗画像がアイコ
ンとして表示されるので、選択する画像データ自体及
び、その画像データの選択又は削除するページの指定を
的確に行うことができる。
【0053】
【実施例】
[構成]図1は本発明実施例の画像データを蓄積するこ
とのできるデジタル複写装置及びこれに接続されたパソ
コンの構成を示すブロック図である。
【0054】この画像データを蓄積することのできるデ
ジタル複写装置は、概略、スキャナ部110とプリンタ
部120からなるので、スキャナとしての機能、プリン
タとしての機能を備えるほか、メモリ等の記憶機能、シ
リアルインターフェース、カードコネクタを有している
ので、前に処理した画像データを蓄積し、これを使用し
てプリントアウトする機能、蓄積された画像をパソコン
等にシリアルで転送する機能、パソコンから画像データ
をシリアルで受信し、蓄積、プリントアウトする機能、
メモリーカードに書き出す機能、メモリカードから読み
込む機能等様々の機能を果たすことができる。
【0055】スキャナ部110は、制御部111とこの
制御部111に接続された、画像読み取り部112、画
像処理部113、メモリW114、メモリS119、ビ
デオインターフェース115、シリアルインターフェー
ス116、操作パネル117、及び、メモリカードが差
し込まれるカードコネクタ118を備えている。
【0056】制御部111は、スキャナ部110全体の
制御、プリンタ部120とパソコン130とのステータ
ス情報等の入出力制御、カードコネクタ118を介して
のメモリカードへの読み書き、画像データの圧縮/伸長
処理、データの間引き処理、アイコン作成制御、2値化
等を制御する。
【0057】画像読み取り部112は、原稿に光をあ
て、その反射光を読み取るセンサ(CCDセンサ)を備
え、A/D変換をする。
【0058】画像処理部113は、文字写真領域判別、
エッジ強調、スムージング処理、誤差拡散等を行う。
【0059】メモリW114はリードライト可能なRA
Mであって、本実施例のデジタル複写装置の制御を司る
制御プログラム、制御のための作業エリア、種々の管理
用のテーブル、画像読み取り部112で読み取った画像
情報を処理するための記憶エリア等を有する。上記制御
プログラムや種々のデフォルト値等の書き換える必要の
無い情報が配置される部分はROMにより構成すること
ができる。
【0060】メモリS119はリードライト可能なRA
Mであって、処理した画像データを後に再プリント等を
可能とするため蓄積する機能を有する。
【0061】また、画像データを蓄積する機能はRAM
によらずともハードディスク等の外部記憶装置により代
替することができる。
【0062】ビデオインターフェース115は、接続さ
れているプリンタ部120への画像出力および制御信号
用の専用インターフェースである。
【0063】スキャナ部110とプリンタ部120を接
続するケーブルは制御信号および画像データの転送路と
なる。
【0064】シリアルインターフェース116は、パソ
コン部130と周辺機器を接続するための標準インター
フェースであり、パソコン部130とスキャナ部110
のシリアルインターフェース116、136間をケーブ
ルで接続している。
【0065】操作パネル117は、スキャナ部110や
プリンタ部120のステータス表示を行なう表示部や、
本デジタル複写装置の諸条件の設定値を入力するための
キー等を備える。
【0066】カードコネクタ118は、これにメモリカ
ードが差し込まれるためのコネクタである。
【0067】図示はしないが、この実施例では、カード
コネクタ118は入力用カードコネクタと出力用カード
コネクタの2つを備えている。
【0068】メモリカードは、本デジタル複写装置で取
得した画像データを他のデジタル複写装置やパソコン等
において再利用する際に、又は、他のデジタル複写装置
やパソコン等で取得された画像データをこのデジタル複
写装置で利用する際に、データの移動のために使用され
る媒体である。
【0069】プリンタ部120は、プリンタエンジン部
121、切り替え部(SIP)122、プリンタコント
ローラ123、ビデオインターフェース124、パラレ
ルインターフェース125、ネットワークカード12
6、RAM127を備える。
【0070】プリンタエンジン部121は、スキャナ部
110、または、パソコン部130からの画像データを
印字する。
【0071】切り替え部(SIP)122は、スキャナ
部110とパソコン部130のどちらからの画像データ
を印字させるかを切り替える。
【0072】プリンタコントローラ123は、プリンタ
部120全体の制御を行う。
【0073】スキャナ部110からのプリント指示は、
ビデオインターフェース124と切り替え部(SIP)
122を介してプリンタコントローラ123に送られ
る。
【0074】プリンタコントローラ123はスキャナ部
110からのプリント指示を受けて、スキャナ部110
への応答、プリンタエンジン121の制御を行なう。
【0075】また、プリンタコントローラ123はパソ
コン部130から送られた画像データをドットデータに
変換する。
【0076】ビデオインターフェース124は、当プリ
ンタ専用の画像インターフェースである。
【0077】パラレルインターフェース125は、パソ
コンと周辺機器を接続するための標準インターフェース
であり、プリンタ部120とパソコン部130を接続す
るケーブルは制御信号および画像データの転送路とな
る。
【0078】ネットワークカード126は、ネットワー
ク140に接続されているパソコンからのプリント指示
を受信して処理する。RAM127は、パソコンからコ
ン卜ローラ123に送られてくる画像データを一時的に
蓄え、ドットデータへの変換作業領域として利用され
る。
【0079】パソコン部130は、メインCPU13
1、RAM132、ハードディスク133、キーボード
/マウス134、CRT135、シリアルインターフェ
ース136、パラレルインターフェース137、ネット
ワークインターフェース138等を備える。
【0080】メインCPU131は、スキャナ部110
の機能を設定するためのアプリケーションソフト、およ
びスキャナ部110に動作指示を出すためのスキャナド
ライバ、およびプリンタ部120に動作指示を出すため
のプリンタドライバをハードディスク133から読み出
しRAM132上で実行する。
【0081】アプリケーションソフトは、スキャナモー
ド設定機能、プリント指示機能、スキャン指示機能、コ
ピー指示機能、編集機能、表示機能等を備える。アプリ
ケーションソフトはスキャナドライバを介してスキャナ
部120に動作指示をだす。
【0082】アプリケーションソフトはプリンタドライ
バを介してプリンタに動作指示をだす。
【0083】なお、スキャナ部110とパソコン部13
0とを接続するシリアルインターフェース116、13
6はSCSIインターフェース等でもよい。
【0084】また、ネットワークインターフェース13
8はネットワーク140とパソコン部130を接続し、
ネットワーク140に接続された他の機器と交信を行
う。
【0085】[操作パネル]図2は図1における操作パ
ネル117のパネル面を表す図である。
【0086】操作パネル117は、テンキー1171、
本来の複写機としての機能使用するときとそれ以外の機
能を使用するときの機能の切り替えを行う機能切り替え
キー1172、上記切り替え状況を示すモード表示用L
ED1173、動作開始を指示するスタートキー117
4と動作停止を指示するストップキー1175、操作パ
ネル117の設定をデフォルト値に戻すパネルリセット
キー1176、スキャナ内のメモリに格納されている画
像データを消去するためのメモリクリアキー1177、
各種設定および各種状態表示を行うためのタッチパネル
つきLCD1178とを備える。
【0087】[メインフローチャート]図3は本実施例
におけるスキャナ部110の制御部111の動作の概要
を示すメインルーチンのフローチャートである。
【0088】電源立ち上げ時又はリセット時に本メイン
ルーチンがスタートし(#300)、すぐにスキャナ部
110の諸要素の初期処理が行われる(#301)。
【0089】初期処理が終了するとプリンタ情報を取得
して操作パネルルーチン#302に入る。
【0090】この中で、操作パネル117に初期画面が
表示されるとともにモード表示用LEDの「複写」側の
LEDが点灯する(デフォルトが「複写」となってい
る)。
【0091】この初期画面は図5に示されているが、本
実施例のデジタル複写装置がその本来の機能である複写
機として使用されるときのものであって、最も普通に使
用される条件、すなわち複写枚数が1枚、複写濃度が自
動調整、複写倍率が等倍及び用紙が自動選択という条件
が設定されている。
【0092】操作パネルルーチン#302は、このデジ
タル複写装置の様々の動作を決定するパラメータを設定
するためのサブルーチンであって、操作パネル117の
キーを押下又はタッチパネル1178の所定箇所を指で
触れることにより種々のパラメータを変更することがで
きる。パラメータの内容は表示部の所定画面の所定箇所
に表示される。
【0093】パラメータテーブルはこれらのパラメータ
を表のようにまとめた概念であって、本実施例のデジタ
ル複写装置が動作するとき、各動作はこのパラメータテ
ーブルの必要箇所を参照することにより行われる。
【0094】この操作パネルルーチン#302は、スタ
ートキー1174が押下されるまで、繰り返される。
【0095】本デジタル複写装置では、画像データのソ
ース(出所)を選ぶことができる。
【0096】つまり、画像データは、スキャナを用いて
取得する、メモリカードから取得する、記憶装置に蓄積
されたものを用いる等様々に選択できる。
【0097】上記選択は操作パネルルーチン#302に
よって行われるところであるが、この操作パネルルーチ
ン#302によって設定された読込元を示すパラメータ
の内容をステップ#304、#306、#308でチェ
ックし、フローが分岐する。分岐先で処理#305、#
307、#309のどれか一つが実行され、ステップ#
310に進む。
【0098】ステップ#304は画像データの取得がス
キャナによって行われるように設定されているとき
「真」となり、ステップ#305に進み、ここおいてス
キャナから原稿を読み取りながらこのデータを圧縮処理
しメモリW114に格納する。
【0099】ステップ#306は画像データの取得がメ
モリカードから行われるように設定されているとき
「真」となり、ステップ#307に進み、ここにおいて
メモリカードから画像データを読み取ってメモリW11
4に格納する。
【0100】なお、ここでメモリカードには既に同じ圧
縮方法で圧縮された画像データが書き込まれているとい
う前提で圧縮処理をしていないのであるから、もし、圧
縮されない画像データがメモリカードに書き込まれてい
るとき、または、他の圧縮方法で圧縮されているときは
一度圧縮を解き、再度同じ圧縮法で圧縮処理をする。
【0101】なお、本実施例において圧縮は単に記憶装
置の使用容量を少なくする、ないしは加えて、転送速度
を速くするというメリットがあるからなされているだけ
であって、本質的な事項ではない。
【0102】ステップ#308は画像データの取得がメ
モリS119から行われるよう設定されているとき
「真」となり、ステップ#309に進み、ここにおいて
メモリSから画像データを読み取ってメモリW114に
格納する。
【0103】ステップ#304、ステップ#306及び
ステップ#308において全て「偽」が成立するとき
は、既にその前の本装置使用時にメモリに記憶されてい
る内容が以下の処理の対象となることを意味する。つま
り、新たに、原稿を読み込むこと、メモリカードを読み
込むこと又はメモリ2から画像データを読み込むことな
く、ソースとしては前からメモリW114に蓄積されて
いる内容が選ばれることを意味する。
【0104】ステップ#310は、ページの削除や特定
のページだけの出力のためのルーチンであって、先の操
作パネルルーチン#302にて指定された内容にしたが
い処理を行う。この処理をされたものが後の出力ルーチ
ン#313、#315、#317において出力される。
【0105】編集される事項は操作パネルルーチン#3
02において設定されるから、例えば、原稿を読み取る
前にどこを削除するのか等の指定をすることはできな
い。編集は一旦メモリに格納されたデータに対してのみ
行うことができる。
【0106】なお、本実施例では削除はページ単位又は
ジョブ単位で行うようにしているが、ページ内の指定部
分を空白にする等の処理は、タッチパネルつきLCD1
178をより高解像度のものを使用し、ソフトウエアを
対応させれば可能である。
【0107】ステップ#312、ステップ#314、ス
テップ#316及びステップ#319は画像データの出
力先をチェックする。出力先はソースと異なり、同時に
複数指定することができ、順番に処理される。この違い
はフローチャートをみれば明かである。
【0108】上記ステップが「真」であるときはそれぞ
れカード出力ルーチン#313、プリンタ出力ルーチン
#315、シリアル出力ルーチン#317及びステップ
#320に進む。
【0109】本実施例では、このデジタル複写機の使用
によって取り込まれた画像データは原則として(とくに
なにもしなければ)メモリS119に保存される。
【0110】ところが、データの種類によっては不特定
多数の目にさらすことのできない内容のものもある。
【0111】このような場合操作パネルルーチンにおい
てそのことを指定することによりメモリS119にこれ
を保存しないようにすることができるようにされてい
る。
【0112】メモリW消去ルーチン#318はメモリW
内に残されたデータを消去する。
【0113】後述する図6において、出力側(大きい矢
印の右側)の下にある「本体記憶装置」を選択しないよ
うにすると当該データは記憶されない。
【0114】メモリカードは上記のような秘密性の強い
データに対して使用されることを想定しているので、メ
モリカードが装着されたときはデフォルトとしてメモリ
S119にはデータを残さないようにしている。
【0115】本実施例では以上述べたステップ#302
からステップ#320までが繰り返される。
【0116】なお、プリンタ部120はパラレルインタ
ーフェース125にパソコン部130のパラレルインタ
ーフェース137を接続してパソコン部130から直接
使用できるようにもされているので、スキャナ部110
からのデータとパソコン部130からのデータが衝突し
ないように排他制御をし、同時に使用ができないように
されている。
【0117】したがって、プリンタ部120をパソコン
等のプリンタとして使用するためのルーチンは上記メイ
ンルーチンでは備えられていない(必要もない)。
【0118】操作パネルルーチン#302はタッチパネ
ルつきLCD1178に表示される画面にしたがい、順
次諸条件を設定していくものである。
【0119】このルーチンで設定された内容はパラメー
タテーブルに反映され、ステップ#304以下の動作は
このパラメータテーブルを参照して進められる。
【0120】「操作パネルルーチンのフローチャート]
図4は操作パネルルーチン#302の概容を示すフロー
チャートである。
【0121】このサブルーチンに入る(#400)と、
ステップ#401、ステップ#402及びステップ#4
03によって、カードコネクタ118にメモリカードが
挿入されているか否か、挿入されていれば、それは、カ
ードコネクタの入力側なのか、出力側なのか、又は、両
方なのかをチェックする。
【0122】このチェックの結果により、ステップ#4
04、ステップ#405、ステップ#406、ステップ
#407において、それぞれデフォルトa〜dをパラメ
ータテーブルに代入する。
【0123】デフォルトa〜dはパラメータ群であっ
て、メモリカードの挿入状況に応じてタッチパネルつき
LCD1178に最初に表示される内容を規定するもの
である。
【0124】デフォルトaは図5に示す画面を表示させ
るパラメータ群であって、この画面はメモリカードが全
く挿入されていないとき最初に表示されるものである。
【0125】デフォルトbは図12に示す画面を表示さ
せるパラメータ群であって、この画面はメモリカードが
入力側のカードコネクタ118にのみ挿入されていると
き最初に表示されるものである。
【0126】デフォルトcは図18に示す画面を表示さ
せるパラメータ群であって、この画面はメモリカードが
出力側のカードコネクタ118にのみ挿入されていると
き最初に表示されるものである。
【0127】デフォルトdは図19に示す画面を表示さ
せるパラメータ群であって、この画面はメモリカードが
入力側と出力側のカードコネクタ118に挿入されてい
るとき最初に表示されるものである。
【0128】ステップ#408において、これらのデフ
ォルトa〜dが代入されたパラメータテーブルを参照す
ることにより場合に応じた表示が行われる。
【0129】ステップ#414において、パラメータテ
ーブルの値により諸設定が行われる。このステップ#4
14のサブルーチンについてはそのフローチャートを図
24に示すが、説明は後にする。
【0130】ステップ#409において、その後メモリ
カードの抜き差しが行われたか否かをチェックし、そう
であれば、操作パネルルーチンの最初に戻る。そうでな
ければ次のステップ#410に進む。
【0131】ステップ#410において、現在表示され
ている画面の任意の項目Xに値xを入力する操作がなさ
れたか否かを検知する。
【0132】この入力操作がされていれば、この検知結
果に基づいて、ステップ#411において、項目Xに対
応するパラメータに値xを代入するとともに、特定の項
目、に代入がされたときは、これに対応する付随処理を
行い、再びステップ#408に還り、同様の動作を繰り
返す。
【0133】なお、上記特定の項目には、例えば、後述
の「画像データ選択へ」が押されたことを意味する項目
があり、上記付随処理には、後述するように、アイコン
の作成作業がある。
【0134】ステップ#410において入力操作が検知
されなかったときは、ステップ#412においてスター
トキー1174が押下されたか否かを検知し、押下を検
知しなかったときは、ステップ#408に還り、同様の
動作を繰り返す。
【0135】スタートキー1174の押下が検知された
ときはこのサブルーチンを抜ける(#413)。
【0136】ステップ#408から#412は人と機械
の対話ルーチンであり、この間にメモリカードの抜き差
しがされる可能性があるため、ステップ#409が置か
れている。
【0137】なお、メモリS119の容量は有限であ
り、無限に画像データを記憶することができないので、
例えば古いものから順に消去(新しいデータが上書き)
されるようにされている。
【0138】[表示画面及び操作]一部重複するが、こ
こで操作パネルルーチン#302においてなされる条件
設定の様子を実際に表示される画面の例により説明す
る。
【0139】(1)メモリカードが挿入されないとき 本実施例のデジタル複写装置の電源を投入したとき、図
示しないリセットボタンを押したとき、パネルリセット
キー1176を押下したとき、又は、一つの作業が終了
したとき、メモリカードがカードコネクタに挿入されて
いなければ、タッチパネルつきLCD1178には図5
のような表示がなされる。
【0140】この画面は、このデジタル複写機がまさに
複写機として使用されるモードの画面を示している。つ
まり、原稿を紙に複写するときの画面であり、最も普通
の使用形態である複写部数が1部、濃度調整が自動調
整、倍率が等倍、用紙選択が自動選択である画面であ
る。
【0141】この画面で、「部数 1」の部分の上を
指で触れるとタッチパネルがこの位置を検知し、この部
分の表示が反転し、この「1」の部分への数字入力が可
能になる。複写枚数が3部であれば、テンキー1171
の「3」のキーを押下すればこの部分が「3」になり、
複写部数が3部であることを示すことになる。
【0142】「濃度 Auto」が枠で囲まれた部分を
指で触れると、「濃い」から「淡い」までの何段階かの
指標が現れるので、希望の指標の上を指で触れるとその
濃度が選択される。
【0143】倍率、用紙についても同様であり、これら
については特に説明することはしない。
【0144】ここで、スタートキー1174を押下すれ
ば通常の複写作業が行われる。
【0145】図5の画面右下の「拡張モードへ」と表示
された枠内を指で触れると、通常の複写以外にこのデジ
タル複写装置が有している様々な機能を使用することが
できるモードを選択することができる。
【0146】図6は図5の状態で「拡張モードへ」に触
れたときに表示される入出力選択画面である。この画面
で入力側の装置と出力側の装置の選択を行う。ここで、
図5は最も普通の複写機としての使用する場合の画面で
あるので、その入出力先選択の状態が具体的にそれと示
されることになる。
【0147】図6の画面において反転している部分(太
い枠の部分)が選択されている機器を示し、大きい矢印
の左側は入力側を示し、その右側は出力側を示してい
る。
【0148】図6の入出力選択画面において、「スキャ
ナ」が入力側機器として、「プリンタ」及び「本体記憶
装置」が出力側の機器として選択されていることを示し
ている。
【0149】ここで、入力側はその性格上ただ一つしか
選択できないのに対し、出力側は複数を同時に選択でき
る。
【0150】本実施例のデジタル複写装置は複写作業を
行ったとき、スキャナ部110で読み取られた画像デー
タは本体記憶装置(メモリ114)に記憶された上でプ
リンタ部120によって紙にプリントアウトされる。通
常本体記憶装置に記憶された画像データはその後消去さ
れることはないので、そのまま本体記憶装置に記憶され
たままとなる。
【0151】このような仕様になっているので、図6に
おいて、出力側では「プリンタ」と「本体記憶装置」が
反転表示されている。なお、秘密保持等の事情から本体
記憶装置に画像データが残されないようにするために
は、後述の方法で「本体記憶装置」の反転状態を解消す
ればよい。
【0152】図6の画面の状態でスタートキー1174
を押下しても、図5の状態のときと同様に、通常の複写
作業を行うことができる。
【0153】図6の入出力選択画面において、入力側及
び出力側の機器を示す部分を指で触れることにより選択
されている機器を変更することができる。
【0154】その際、入力側では、反転していない機器
を指で触れるとそれまで反転していた機器は反転状態で
はなくなる。そのため、このように常に一つだけが反転
した状態であることができる。
【0155】一方、出力側では、反転している機器を指
で触れると反転状態でなくなり、更にもう一度触れると
再び反転状態となる。そして、他の機器を反転させても
それまでの状態は変化しないので、複数の出力を選択す
ることができる。
【0156】なお、図6の左下の「戻る」を指で触れる
と図5の画面に戻る。
【0157】図6において入力側(左側)では「スキャ
ナ」が反転しているが、その2段下の「本体記憶装置」
の部分を指で触れると、図7のようになる。
【0158】先にも説明したように、入力側はただ一つ
だけが選択できるので、それまで反転していた「スキャ
ナ」は選択(反転)状態ではなくなっている。
【0159】また、図6の画面右下に空白のまま表示さ
れていた枠内に、図7では「画像データ選択へ」の表示
が現れている。
【0160】本体記憶装置、つまり本実施例においては
メモリS119、には多数のジョブの画像データが記憶
されるので、「本体記憶装置」を選択したときは、その
中からどのジョブを出力するかを指定してやらなくては
ならない。
【0161】図7の「画像データ選択へ」の表示はこの
指定を行うための画面へ移行するためのものである。こ
の「画像データ選択へ」を指で触れると、図8の画像デ
ータ選択画面に移行する。
【0162】なお、図7の状態では、つまり、「本体記
憶装置」が入力側として指定されている場合は、「画像
データ選択」を原則として必ず行わなければならないの
で、「画像データ選択へ」の表示をブリンク(点滅)等
させ、画像データ選択画面への移行操作を促すようにす
ることも可能である。
【0163】図8の画面の右上に「本体記憶装置の内
容」と表示され、この画面に表示のものが本体記憶装置
に記憶されている画像データであることを示している。
なお、この表示は後に説明するようにメモリカードを入
力側のコネクタに挿入したときにもほぼ同様の画面が表
示されるので、それと区別するためでもある。
【0164】画面中央部に現在2つの長方形が示されて
いるが、これは本体記憶装置に2つのジョブが格納され
ていることを示している。これらの長方形はそのままジ
ョブの第1ページ(又は代表ページ)の概容を示してお
り、記憶されている画像データを加工し縮小粗画像を作
成し、これをアイコン化して表示したものである。縮小
粗画像の作成については後述する。
【0165】縮小粗画像の下には、例えば「1/1」、
「#001」、「8KB」、「10/1」と表示されて
いる。
【0166】「1/1」はこのジョブの全ページ数が1
ページであり、アイコンとして示されているページがそ
の第1ページ目であることを意味している。
【0167】「#001」は、このアイコンのジョブが
#001として格納されていることを意味している。
【0168】「8KB」は、そのジョブの画像データの
容量が8KBであることを意味している。
【0169】「10/1」は、そのジョブが格納された
日が10月1日であることを意味している。
【0170】画面中央右に2つの三角形と「スクロー
ル」が表示されているが、これは、ジョブの数が多く一
画面に入りきらないとき画面をスクロールさせるための
ものであり、上又は下の三角形の部分を指で触れると、
それぞれの三角形の向きに画面はスクロールする。
【0171】「戻る」を指で触れると画面は図7の画面
に戻る。
【0172】本体記憶装置つまりメモリS119に格納
された画像データの中から例えば#003のジョブを出
力(プリントアウト)したいとき、そのジョブを示すア
イコンすなわち、図8で北海道が表示されているアイコ
ンを指で触れることにより出力される画像データが選択
される。
【0173】例えば、北海道のアイコンを指で触れると
画面は図9のようになる。
【0174】北海道のアイコンが反転表示され(図では
枠で囲み、反転表示を示している)、アイコンの下に
「出力ページ 1〜7」との表示が現れ、それまで空
白であった最下部の4つの枠内に「ページアップ」、
「ページダウン」、「ページ選択」及び「ページ削除」
の文字が出現する。
【0175】このうちの「ページ選択」の部分は反転表
示となっている。これは出力ページを選択することので
きる状態であることを意味し、出力されるページは、上
の「出力ページ 1〜7」の表示により、第1ページ
から第7ページであることを示している。
【0176】図9の状態では「出力ページ 1〜7」
の表示の「1」の部分が反転されているので、現在の数
値「1」すなわち出力開始ページが変更できることを意
味している。この状態でテンキー1171により、例え
ば、キー「3」を押せば「1」の部分が「3」に変更さ
れ、出力開始ページを第3ページからとすることができ
る。この部分の数値は、ほかに、「ページアップ」又は
「ページダウン」を押せば1だけその数値が増減するの
でこれによって変更することも可能である。
【0177】図10は、出力開始ページを2としたとき
に表示された画面である。出力開始ページが2とされた
ことにより、ジョブ#003の第2ページがアイコン化
されて表示され、第2ページは樹木の絵を含むものであ
ったので、アイコンが樹木の絵に変わっている。
【0178】なお、各ページをアイコン化することをし
ないで、ページが変わっても代表ページ又は第1ページ
のままとするような仕様とすることも当然に可能であ
る。
【0179】出力終了ページを指定するには、「出力ペ
ージ 1〜7」の「7」の部分を指で触れるとこの部
分が反転表示に変わるので、出力開始ページのときと同
様の方法で指定できる。この場合も指定されたページを
アイコン化して表示することもそのようにしないように
することも可能である。
【0180】出力ページの指定は、出力しないページを
指定することによっても可能である。その場合には、
「ページ削除」の部分を指で触れると、画面は図11の
ように変わる。
【0181】このとき、「ページ削除」の部分が反転表
示され、「削除ページ 0〜0」という表示が現れ
る。先の出力するページを指定する場合には全ページを
出力するようにデフォルトが設定されているが、ページ
削除のときは、全く削除するページが無いようにデフォ
ルトが設定されている。
【0182】ページ削除の開始ページ及び終了ページの
指定ならびにアイコンの変化は、先のページ選択のとき
と同様である。
【0183】なお、「ページ選択」によって出力するペ
ージを指定した後、「ページ削除」により出力しないペ
ージを指定したとき、又は、順がこの反対のとき、相互
に矛盾する指定がされたとき、その旨の警告を発するよ
うにすることも、先の指定又は後の指定のいずれかを優
先させるようにすることも可能である。
【0184】(2)メモリカードがカードコネクタ11
8の入力側のみに挿入されたとき 本実施例のデジタル複写装置のカードコネクタ118の
入力側にメモリカードが挿入されると、カード挿入が検
知され、タッチパネルつきLCD1178には図12の
ような「画像データ選択」画面が表示がなされる。この
最初に表示される画面は、先に説明したメモリカードが
挿入されていない場合と異なり、「画像データ選択」画
面である。
【0185】この実施例では、メモリカードがカードコ
ネクタ118の入力側に挿入されると、メモリカードが
優先的に入力側として選択され、且つ、出力側がプリン
タに選択される仕様とされている。
【0186】本体記憶装置の場合と同様に、メモリカー
ドには多数のジョブの画像データが記憶されるので、
「メモリカード」を選択したときは、その中からどのジ
ョブを出力するかを指定してやらなくてはならない。
【0187】図12の画面の右上に「メモリカードの内
容」と表示され、この画面に表示のものがメモリカード
に記憶されている画像データであることを示している。
なお、この表示は先に説明したように本体記憶装置を入
力側として選択したときもほぼ同様の画面が表示される
ので、それと区別するためでもある。
【0188】画面中央部に現在2つの長方形が示されて
いるが、これはメモリカードに2つのジョブが格納され
ていることを示している。これらの長方形はそのままジ
ョブの第1ページ(又は代表ページ)の概容を示してお
り、記憶されている画像データを加工し縮小粗画像を作
成し、これをアイコン化して表示したものである。縮小
粗画像の作成については後述する。
【0189】縮小粗画像の下には、例えば「1/7」、
「#003」、「55KB」、「10/1」と表示され
ている。
【0190】「1/7」はこのジョブの全ページ数が7
ページであり、アイコンとして示されているページがそ
の第1ページ目であることを意味している。
【0191】「#003」は、このアイコンのジョブが
#003として格納されていることを意味している。
【0192】「55KB」は、そのジョブの画像データ
の容量が55KBであることを意味している。
【0193】「10/1」は、そのジョブが格納された
日が10月1日であることを意味している。
【0194】画面中央右に2つの三角形と「スクロー
ル」が表示されているが、これは、ジョブの数が多く一
画面に入りきらないとき画面をスクロールさせるための
ものであり、上又は下の三角形の部分を指で触れると、
それぞれの三角形の向きに画面はスクロールする。
【0195】「入出力選択」を指で触れると画面は図1
3の画面に移る。
【0196】メモリカードが挿入されていないときと異
なり、メモリカードの挿入が検知されると、最初に表示
されるのは画像データ選択画面であるため、この「画像
データ選択」画面から入出力の選択を行いたいときに
は、この「入出力選択」を指で触れる。なお、入出力選
択の状況はデフォルトでは図13に示されるとおりであ
って、入力側はメモリカード、出力側はプリンタであ
り、本体記憶装置は選択されていない。本体記憶装置が
出力側として選択されていないのは先に説明したよう
に、秘密保持の観点からである。
【0197】図13では、出力側としてプリンタが選択
された状態であるので、「部数、濃度、倍率、用紙」の
表示が現れている。この部分を指で触れると、図14の
画面が表示される。
【0198】デフォルトでは、印刷部数、印刷濃度、印
刷倍率、用紙選択は、それぞれ1部、自動調整、等倍、
用紙自動選択であるので、これを変更したければ、「部
数、濃度、倍率、用紙」の部分を指で触れて図14を表
示し、この画面において変更する。変更の仕方は
「(1)メモリカードが挿入されないとき」において説
明したのと同様である。
【0199】図13及び図14において「画像データ選
択へ」を指で触れると、図12の画面に戻る。
【0200】メモリカードに格納された画像データの中
から例えば#003のジョブを出力(プリントアウト)
したいとき、そのジョブを示すアイコンすなわち、図1
2で北海道が表示されているアイコンを指で触れること
により出力される画像データが選択される。
【0201】例えば、北海道のアイコンを指で触れると
画面は図15のようになる。
【0202】北海道のアイコンが反転表示され(図では
枠で囲み、反転表示を示している)、アイコンの下に
「出力ページ 1〜7」との表示が現れ、それまで空
白であった最下部の4つの枠内に「ページアップ」、
「ページダウン」、「ページ選択」及び「ページ削除」
の文字が出現する。
【0203】このうちの「ページ選択」の部分は反転表
示となっている。これは出力ページを選択することので
きる状態であることを意味し、出力されるページは、上
の「出力ページ 1〜7」の表示により、第1ページ
から第7ページであることを示している。
【0204】図15の状態では「出力ページ 1〜
7」の表示の「1」の部分が反転されているので、現在
の数値「1」すなわち出力開始ページが変更できること
を意味している。この状態でテンキー1171により、
例えば、キー「3」を押せば「1」の部分が「3」に変
更され、出力開始ページを第3ページからとすることが
できる。この部分の数値は、ほかに、「ページアップ」
又は「ページダウン」を押せば1だけその数値が増減す
るのでこれによって変更することも可能である。
【0205】図16は、出力開始ページを2としたとき
に表示された画面である。出力開始ページが2とされた
ことにより、ジョブ#003の第2ページがアイコン化
されて表示され、第2ページは樹木の絵を含むものであ
ったので、アイコンが樹木の絵に変わっている。
【0206】なお、各ページをアイコン化することをし
ないで、ページが変わっても代表ページ又は第1ページ
のままとするような仕様とすることも当然に可能であ
る。
【0207】出力終了ページを指定するには、「出力ペ
ージ 1〜7」の「7」の部分を指で触れるとこの部
分が反転表示に変わるので、出力開始ページのときと同
様の方法で指定できる。この場合も指定されたページを
アイコン化して表示することもそのようにしないように
することも可能である。
【0208】出力ページの指定は、出力しないページを
指定することによっても可能である。その場合には、
「ページ削除」の部分を指で触れると、画面は図17の
ように変わる。
【0209】このとき、「ページ削除」の部分が反転表
示され、「削除ページ 0〜0」という表示が現れ
る。先の出力するページを指定する場合には全ページを
出力するようにデフォルトが設定されているが、ページ
削除のときは、全く削除するページが無いようにデフォ
ルトが設定されている。
【0210】ページ削除の開始ページ及び終了ページの
指定ならびにアイコンの変化は、先のページ選択のとき
と同様である。
【0211】なお、「ページ選択」によって出力するペ
ージを指定した後、「ページ削除」により出力しないペ
ージを指定したとき、又は、順がこの反対のとき、相互
に矛盾する指定がされたとき、その旨の警告を発するよ
うにすることも、先の指定又は後の指定のどちらかを優
先させるようにすることも可能である。
【0212】(3)メモリカードがカードコネクタ11
8の出力側のみに挿入されたとき 本実施例のデジタル複写装置のカードコネクタ118の
出力側にメモリカードが挿入されると、カード挿入が検
知され、タッチパネルつきLCD1178には図18の
ような「入出力選択」画面の表示がなされる。
【0213】この画面からわかるように、このときのデ
フォルトは、入力側がスキャナ、出力側がメモリカード
である。メモリカードが挿入されたとき、この実施例で
は画像データが本体記憶装置に残されない仕様とされて
いるため、このデフォルトでは本体記憶装置は選択され
ない。
【0214】入力側がスキャナのときには画像データの
選択はありえないので、(1)、(2)のような画像デ
ータの選択は必要ない。また、出力側にプリンタが選択
されているので、印刷濃度、印刷部数、印刷倍率、用紙
選択もある。したがって、デフォルトのときには「部
数、濃度、倍率、用紙」が現れ、「画像データ選択へ」
の表示は現れない。
【0215】この画面から、入力側を「本体記憶装置」
に、出力側を「シリアル端子」、「本体記憶装置」に変
更できる。変更先の属性により、更に選択を要求してく
る。
【0216】例えば、入力側を「スキャナ」から「本体
記憶装置」に選択を変えたときは、それまで空白の枠の
ままであった枠内に図7のように「画像データ選択へ」
が出現するとともに、出力側の「本体記憶装置」が反転
する。なお、このとき「本体記憶装置」が反転する理由
は、それまで本体記憶装置内に記憶され第3者の目に触
れる機会のあったデータをメモリカードが選択されたか
らといって本体記憶装置内から消去する理由とはなり得
ないからである。
【0217】(4)メモリカードがカードコネクタ11
8の入力側及び出力側に挿入されたとき 本実施例のデジタル複写装置のカードコネクタ118の
入力側および出力側にメモリカードが挿入されると、カ
ード挿入が検知され、タッチパネルつきLCD1178
には先と同様の図12のような「画像データ選択」画面
の表示がなされる。
【0218】画像データ選択の操作は先に説明した
(1)(2)のときと実質的に同様である。
【0219】図12の表示のとき、「入出力先選択」を
指で触れると、図19の画面が表示される。
【0220】カードコネクタ118の入力側及び出力側
にメモリカードが挿入されているので、このときのデフ
ォルトは入力側はメモリカードの選択に、出力側はプリ
ンタになっている。本体記憶装置は選択されていない。
この画面から、全ての入出力が選択できる。
【0221】[再プリントについて]ここでは、特に再
プリントの観点から、複写したときに画像データが保管
される動作と、再プリントとしてメモリから画像データ
を読みだして印刷を行う動作を説明する。
【0222】(1) 出力側にメモリカードが挿入され
ていない場合 まず、複写とともに画像データをメモリに格納する動作
を説明する。
【0223】ユーザは1枚の原稿を複写する場合の濃
度、倍率、枚数、用紙を操作パネルより設定や、入出力
選択表示画面から入力元表示をスキャナ、出力先表示を
プリンタと本体記憶装置を選択する(#302)。項目
が選択されたことを検知すると(#410、YES)、
選択された項目をパラメータテーブルに代入し(#41
1)、ステップ#408ではパラメータテーブルの値を
表示に反映させる。
【0224】入出力装置が選択されるとサブルーチンで
あるステップ#414から読込元に原稿が、出力先にプ
リンタとメモリSが設定される。
【0225】ユーザは入出力選択表示の内容を確認して
操作パネル117のスタートキー1174を押下する。
ステップ#412ではスタートキー1174の押下を検
知すると(#412、YES)、スキャナ部110にセ
ットされた1枚の原稿が読み取られ、読み取られた画像
データは圧縮されてメモリWに格納される(#30
5)。
【0226】メモリWに格納された画像データを読み出
し設定された条件で処理を行い次のステップに送られる
(#310)。出力先にプリンタが設定されていること
(#314、YES)からプリンタ出力のルーチンでプ
リンタ部120から印刷される。出力先にメモリSが設
定されていること(#319、YES)から読み取られ
た画像データはメモリSに格納される(#320)。
【0227】次に、再プリントの動作を説明する。
【0228】ユーザは入出力先選択表示画面から入力元
表示に本体記憶装置、出力先表示にプリンタを選択す
る。項目が選択されたことを検知すると(#410、Y
ES)、選択された項目をパラメータテーブルに代入し
(#411)、ステップ#408ではパラメータテーブ
ルの値を表示に反映させる。
【0229】入出力装置が選択されるとサブルーチンで
あるステップ#414から読込元にメモリSが、出力先
にプリンタが設定される。ユーザは操作パネル117上
にあるLCD1178の画面より画像データ選択画面を
選択し本体記憶装置(メモリS)に格納されている画像
データをアイコン表示し、出力したい画像データを選択
する。画像データの選択がされたことが判断されると
(#410、YES)、選択された画像データのアイコ
ンを反転表示し選択されたことを確定する(#41
1)。
【0230】ユーザは入出力先選択表示の内容を確認し
て操作パネル117のスタートキー1174を押下す
る。ステップ#412ではスタートキー1174の押下
を検知すると(#412、YES)、メモリSから選択
確定された画像データが読み出されて再プリントが行わ
れる。
【0231】なお、メモリSからの画像データを再プリ
ントさせるときに格納された画像データを選択してから
再プリントを行ったが、別の形態として、メモリSに格
納された画像データの内で最新に格納された画像データ
を再プリントの出力対象とすることをデフォルトとして
もよい。
【0232】(2) 出力側にメモリカードが挿入され
ている場合 まず、複写とともに画像データをメモリカードに格納す
る動作を説明する。
【0233】メモリカードが出力側のメモリカード挿入
口に挿入されると、入出力先選択表示は、入力側にメモ
リカードがされておらず(#401、NO)、出力側に
メモリカードが挿入されている(#402、YES)と
判断した場合、パラメータテーブルにデフォルトcを代
入する(#406)。
【0234】パラメータテーブルに代入されたデフォル
ト値に応じて、入力元表示にスキャナ、出力先表示にプ
リンタとメモリカードを表示する(#408)。デフォ
ルト値に従った表示がされると読み込み元に原稿、出力
先にプリンタとカードが設定される(#414のサブル
ーチンの内の#452、#456、#457)。
【0235】ユーザは入出力先選択表示の内容を確認し
て操作パネル117のスタートキー1174を押下す
る。ステップ#412ではスタートキー1174の押下
を検知すると(#412、YES)、スキャナ部110
にセットされた1枚の原稿が読み取られ、読み取られた
画像データは圧縮されてメモリWに格納される(#30
5)。
【0236】メモリWに格納された画像データを読み出
し設定された条件で処理を行い次のステップに送られる
(#310)。出力先にカードが設定されていること
(#312、YES)からカード出力ルーチンで読み取
られた画像データはカードに格納される(#313)。
出力先にプリンタが設定されていること(#314、Y
ES)から、プリンタ出力のルーチンでプリンタ部12
0から印刷される。
【0237】つぎに、メモリカードからの再プリントの
動作を説明する。
【0238】出力側のメモリカード挿入口に挿入されて
いるメモリカードには上記動作により格納された画像デ
ータが格納されている。この中に格納された画像データ
を読み出して再プリントさせるためには、出力側のメモ
リカード挿入口に挿入されているメモリカードを入力側
の挿入口に差し替える。
【0239】入力側の挿入口にメモリカードが挿入され
たならば、ステップ#401により入力側にメモリカー
ドあり(#401、YES)、ステップ#403により
出力側にメモリカード無し(#403、NO)と判断さ
れ、パラメータテーブルにデフォルトbを代入する(#
405)。
【0240】パラメータテーブルに代入されたデフォル
ト値に応じて、入力元表示をカード、出力先表示をプリ
ンタと表示する(#408)。デフォルト値に従った表
示がされると読み込み元にカード、出力先にプリンタが
設定される(#414のサブルーチン内のステップ#4
53、ステップ#456、ステップ#459)。
【0241】ユーザは操作パネル117上にあるLCD
1178の画面より画像データ選択画面を選択しメモリ
カードに格納されている画像データをアイコン表示し、
出力したい画像データを選択する。画像データの選択が
されたことが判断されると(#410、YES)、選択
された画像データのアイコンを反転表示し選択されたこ
とを確定する(#411)。
【0242】ユーザは入出力先選択表示の内容を確認し
て操作パネル117のスタートキー1174を押下す
る。ステップ#412ではスタートキー1174の押下
を検知すると(#412、YES)、メモリカードから
選択確定された画像データが読み出され再プリントが行
われる。
【0243】なお、メモリカードからの画像データを再
プリントさせるときに格納された画像データを選択して
から再プリントを行ったが、別の形態として、メモリカ
ードに格納された画像データの内で最新に格納された画
像データを再プリントの出力対象とすることをデフォル
トとしてもよい。
【0244】[画像データの格納形式]本実施例では画
像データは圧縮して格納される。同じ圧縮方式により圧
縮しても圧縮の程度は画像の内容により変化するので、
圧縮後の画像データは可変長データである。
【0245】図20はメモリに格納される画像データの
様子を示したものであり、画像データはページごとにデ
ータブロックとして管理される。
【0246】データブロックはヘッダ部と圧縮した画像
データすなわちドットデータ部からなっている。
【0247】ヘッダ部は、識別番号すなわちジョブ番号
の項、そのブロックのサイズを示すブロックサイズの
項、その1ページ前のページのデータブロックが格納さ
れている番地を示す項、その1ページ後のページのデー
タブロックが格納されている番地を示す項からなる。
【0248】制御部は、ひとまとまりの原稿に対して共
通の識別番号を自動的に付してゆく。
【0249】メモリ上でひとまとまりの画像データが規
則正しく配置されるわけではなく、空いている番地にペ
ージごとに逐次格納されてゆく。そのため、本実施例で
はページのつながりを示すために、ポインタが用いられ
ている。つまり、あるページのデータブロックのヘッダ
部には、そのひとつ前のページが格納されている番地と
そのひとつ後のページが格納されている番地とが納めら
れており、この番地をタグにして全てのページのデータ
ブロックを辿ることが可能となっている。
【0250】このようにページごとに圧縮して格納され
ているので、アイコン作成時にはそのページについての
み圧縮を解けばよい。
【0251】[アイコンの作成]画像データ選択画面に
移行するとき、又は、ページアップ等によりアイコンが
新しいページになるとき、アイコンを表示しなければな
らない。
【0252】アイコン作成はアイコンが表示される時点
でその都度行うことも、予めアイコンを作成して記憶し
ておき、アイコン表示の時点でこのアイコンを呼び出す
ようにすることもできる。図21はそのアイコンを作成
するためのサブルーチンを示す。
【0253】アイコン作成サブルーチンに入る(#21
00)と、メモリから目的の頁の画像データを読み出し
て伸長処理を行なう(#2101)。ステップ#210
2において、読み出された画像データは、データの間引
き処理が行なわれる。データの間引き処理では、画像デ
ータを主走査方向、副走査方向に各80ドットにつき1
ドットの割合でドットデータを取得していく。例えば、
A3、400dpiのデータはLCD上で80X58ド
ットの大きさで表示される。
【0254】間引いたデータを基に目的の頁のイメージ
を持つアイコンを作成する(#2103)。作成された
アイコンは、画像データの頁数と、容量と、日付と、デ
ータ識別番号とともにメモリに格納され(#210
4)、このサブルーチンを抜ける(#2105)。格納
されたアイコンデータは必要に応じて呼び出されて例え
ば図8に示すようにタッチパネル付きLCD1178に
表示される。
【0255】[メモリカード挿入の検出]図22はメモ
リカード挿入の状態を検出する構成を示す図である。
【0256】メモリカードが挿入されていればメモリカ
ード制御部に対してリセット信号が発生し制御部へ割り
込み信号が発生し、メモリカード挿入を示すフラグがセ
ットされる。これによりメモリカードに書き込み、又は
メモリカードから読み出しすることが可能となる。
【0257】[設定サブルーチン]図24に示した図4
の設定サブルーチン#414について説明する。
【0258】図6、図7、図13、図18、図19に示
す入出力選択画面の中央にある矢印の左側にあるスキャ
ナ、メモリカード、本体記憶装置が読込元表示であり、
これら読込元表示が何であるかを判断する(#45
1)。読込元表示は、LCD1178に表示される入力
装置の名前である。読込元表示がスキャナであれば、図
3のステップ#304、ステップ#306、ステップ#
308で判断される制御項目である読込元に原稿を設定
する(#452)。同様に読込元表示がメモリカードで
あれば読込元にカードを設定し(#453)、読込元表
示が本体記憶装置であれば読込元にメモリSを設定する
(#454)。
【0259】次に、図6、図7、図13、図18、図1
9に示す入出力選択画面の中央にある矢印の右側にある
プリンタ、メモリカード、シリアル端子、本体記憶装置
が出力先表示であり、これら出力先表示が何であるかを
判断する(#455)。出力先表示は、LCD1178
に表示される出力装置の名前である。出力先表示がプリ
ンタであれば図3のステップ#312、ステップ#31
4、ステップ#316、ステップ#319で判断される
制御項目である出力先にプリンタを設定する。出力先表
示がメモリカードであれば出力先にカードを設定する
(#457)。出力先表示がシリアル端子であれば出力
先にシリアルを設定する(#458)。出力先表示が本
体記憶装置であれば出力先にメモリSを設定する(#4
59)。
【0260】次に、ステップ#460に進む。ステップ
#460では、画像データの選択、印刷濃度、印刷部
数、印刷倍率、用紙選択等の上記読込元表示や上記出力
先表示以外の各種表示内容の設定を行う。
【0261】なお、ステップ#404〜ステップ#40
7までにパラメータテーブルに代入されるデフォルトに
よってLCD1178に表示される読込元表示と出力先
表示の表示が行われる。
【0262】デフォルトaでは、読込元表示がスキャ
ナ、出力先表示がプリンタ、本体記憶装置となる。
【0263】デフォルトbでは、読込元表示がメモリカ
ード、出力先表示がプリンタとなる。
【0264】デフォルトcでは、読込元表示がスキャ
ナ、出力先表示がプリンタ、メモリカードとなる。
【0265】デフォルトdでは、読込元表示がメモリカ
ード、出力先表示がプリンタとなる。
【0266】そして、ステップ#414では各デフォル
ト値から表示された内容に応じて、読込元と出力先の設
定が行われる。
【0267】デフォルトaでは、読込元に原稿、出力先
にプリンタ、メモリSが設定される。
【0268】デフォルトbでは、読込元にカード、出力
先にプリンタが設定される。
【0269】デフォルトcでは、読込元に原稿、出力先
にプリンタ、カードが設定される。
【0270】デフォルトdでは、読込元にカード、出力
先にプリンタが設定される。
【0271】[プリンタ部の動作」図23にプリンタ部
の動作のフローチャートを示す。
【0272】プリンタ部の電源が入ると、プリンタ部の
初期化が行われる(#501)。プリンタの初期化が行
われると、プリンタの状態が異常かどうか、異常ならば
何が異常なのかを示すステータス情報をスキャナ部へ送
信する(#502)。プリンタの使用要求信号と、画像
データをスキャナから受信したか、パソコンから受信し
たかを判断する(#503)。スキャナから受信すると
スキャナがプリンタを使用中であることをパソコンへ通
知する(#504)。パソコンから受信するとパソコン
がプリンタを使用中であることをスキャンに通知する
(#505)。印刷準備ができると受信した画像データ
をプリントする(#506)。
【0273】[他の実施例]上記実施例では、メモリカ
ードのためのカードコネクタを入力側と出力側とに分け
たが、カードコネクタを入出力兼用とすることもでき
る。その際、デフォルトはメモリカードに出力すること
とし、カードコネクタにメモリカードが挿入されている
ときは、LCD1178に表示されるデフォルトの出力
先表示は、プリンタとメモリカード、挿入されていない
ときは、プリンタと本体記憶装置とすることもできる。
【0274】図25は、この場合の操作パネルルーチン
のフローチャートを示す。図4のフローチャートと変わ
るところは、ステップ#401が無く、したがって、こ
れから分岐するステップ#403、ステップ#405、
ステップ#407も無い点、および、ステップ#402
が単にカード挿入の有無を検知するステップ#405に
変わった点である。
【0275】パラメータテーブルに代入するデフォルト
値としてはaとcになる。メモリカードの装着の有無を
判断して(#415)、装着されていなければデフォル
トaを代入し(#404)、そうでなければ、デフォル
トcを代入する。
【0276】デフォルト値の代入に応じて読み込み元と
出力先の設定が行われる(#414)。デフォルトaで
は、読み込み元に原稿、出力先にプリンタとメモリカー
ドが設定される。デフォルトcでは、読み込み元に原
稿、出力先にプリンタとメモリカードが設定される。
【0277】
【発明の効果】本願の請求項1の発明を含めて全ての請
求項にわたる発明は、読み取った画像の取得・選択が画
像の概略イメージを基にして行えるため、ユーザーに使
いやすいグラフィカルな操作環境を提供することができ
るとともに、一旦スキャナで読み取ったデータを有効に
再利用することができるという効果を奏するものであ
る。
【0278】また、各請求項の発明については、これが
引用する発明の効果に加え、更に、次のような効果を奏
するものである。
【0279】[請求項2]アイコンはひとまとまりの画
像原稿のうちの代表原稿の画像データにより作成された
ものであるので、より的確な操作を行うことができる。
【0280】[請求項3]アイコンは画像データの全情
報量の表示を含むものである。このため、この情報量を
見ることによっても、操作者は的確に操作することがで
きる。
【0281】[請求項4]アイコンには、代表ページの
縮小粗画像とひとまとまりの画像データの全情報量も表
示されるので的確な操作をすることができる。
【0282】[請求項5]アイコンには、原稿の全ペー
ジ数も表示されるので、的確な操作をすることができ
る。
【0283】[請求項6]アイコンには原稿の読み取ら
れた日付も表示されるので、的確な操作をすることがで
きる。
【0284】[請求項7]ひとまとまりの画像原稿毎に
画像データには同一の識別情報が付されており、各ペー
ジの画像データにはその前のページとその後のページの
格納場所、つまり、ページのつながりを示す情報が付さ
れている。
【0285】このため、記憶装置の任意の空き場所にペ
ージ毎に格納しても、このつながりを示す情報により任
意のページに対して芋づる式にアクセスすることができ
る。
【0286】まとまった格納場所を確保する必要がなく
記憶場所を有効に利用できる。
【0287】[請求項8]ひとまとまりの画像原稿毎に
画像データには同一の識別情報が付されており、各ペー
ジの画像データにはその前のページとその後のページと
のつながりを示す情報、具体的にはそれらの格納場所が
付されている。
【0288】このため、記憶装置の任意の空き場所にペ
ージ毎に格納しても、この格納場所を次々と参照するこ
とにより任意のページに対して芋づる式にアクセスする
ことができる。
【0289】まとまった格納場所を確保する必要がなく
記憶場所を有効に利用できる。
【0290】[請求項9]アイコンをポインティングす
ることにより、ひとまとまりの原稿を指定すると、選択
・削除指示画面が現れるので、このひとまとまりの原稿
の内のどのページを選択するのかまたはどのページを削
除するのか更に指定することができる。
【0291】[請求項10]選択・削除の指定に際して
アイコンには選択・削除の開始ページ又は終了ページの
縮小粗画像が表示されるので、選択・削除の範囲がより
的確に行える。
【0292】[請求項11]画像記憶手段に記憶された
画像データをプリンタからプリントアウトできるので、
再複写のときにも再度原稿を持ってくる必要がない。
【0293】[請求項12]画像記憶手段に記憶された
画像データを出力端子に出力できるので、シリアル又は
パラレルでデータを送りたいとき、一旦記憶された画像
原稿であれば、これを再度持ってくる必要がない。
【0294】[請求項13]メモリカードを挿入するた
めのカードコネクタが設けられており、画像記憶手段の
画像データはメモリカードに記憶することができるの
で、原稿を持ち運ぶ必要も、再度スキャナにかける必要
がない。
【0295】[請求項14]プリンタと、出力端子と、
カードコネクタが備えられており、プリンタにも出力端
子にもメモリカードにも任意に且つ同時に画像記憶装置
の画像データの出力先を指定することができる。
【0296】[請求項15]多数の画像データが記憶手
段に記憶されていても、操作者は画像データの概略のイ
メージを見ながら操作することができるので、的確に自
らの欲する画像データを指定することができる。
【0297】[請求項16]選択又は削除の画面が表示
されたとき、選択又は削除の開始ページ又は終了ページ
の縮小粗画像がアイコンとして表示されるので、選択す
る画像データ自体及び、その画像データの選択又は削除
するページの指定を的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像データを蓄積するこ
とのできるデジタル複写装置及びこれに接続されたパソ
コンの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図2は図1における操作パネル117のパネル
面に一例を表す図である。
【図3】図3は本実施例における動作の概要を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図3に示すフローチャートのサブルーチン、操
作パネルルーチン、の内容の概略を示すフローチャート
である。
【図5】メモリカードを挿入しないときタッチパネルつ
きLCD1178に最初に表示される画面の一例であ
る。
【図6】図5の画面において、「拡張モードへ」の部分
を指で触れたときに表示される入出力先選択画面の一例
である。
【図7】図6の画面において、左側の「本体記憶装置」
の部分を指で触れたときに表示される入出力先選択画面
の一例である。
【図8】図7の画面において、右下の「画像データ選択
へ」の部分を指で触れたときに表示される画像データ選
択画面の一例である。
【図9】図8の画像データ選択画面において、アイコン
の部分を指で触れたときに表示される画像データ選択画
面の一例である。
【図10】図9の画像データ選択画面において、出力ペ
ージの開始部分に値「2」を入力したときに表示される
画像データ選択画面の一例である。
【図11】図10の画像データ選択画面において、「ペ
ージ削除」の部分を指で触れたときに表示される画像デ
ータ選択画面の一例である。
【図12】メモリカードを入力側に挿入したときタッチ
パネルつきLCD1178に最初に表示される画像デー
タ選択画面の一例である。
【図13】図12の画像データ選択画面において、左下
の「入出力選択」の部分を指で触れたときに表示される
入出力選択画面の一例である。
【図14】図13の入出力選択画面において、左下の
「部数 濃度 倍率 用紙」の部分を指で触れたときに
表示される画面の一例である。
【図15】図12の画像データ選択画面において、アイ
コンの部分を指で触れたときに表示される画像データ選
択画面の一例である。
【図16】図15の画像データ選択画面において、出力
ページの開始部分に値「2」を入力したときに表示され
る画像データ選択画面の一例である。
【図17】図15の画像データ選択画面において、「ペ
ージ削除」の部分を指で触れたときに表示される画像デ
ータ選択画面の一例である。
【図18】メモリカードを出力側に挿入したときタッチ
パネルつきLCD1178に最初に表示される入出力先
選択画面の一例である。
【図19】メモリカードを入力側及び出力側に挿入した
ときタッチパネルつきLCD1178に最初に表示され
る入出力先選択画面の一例である。
【図20】圧縮された画像データがページ毎に格納され
るときこのデータに付されるヘッダ部の様子を示す図で
ある。
【図21】アイコン作成のためのサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図22】メモリカードとこれが挿入されるカードコネ
クタとその信号の様子を示す図である。
【図23】プリンタ部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図24】図4の設定サブルーチンのフローチャートで
ある。
【図25】図3に示すフローチャートのサブルーチン、
操作パネルルーチン、の内容の概略を示すフローチャー
トであり、他の実施例を示す。
【符号の説明】
110 スキャナ部 111 制御部 112 読み取り部 113 画像処理部 114 メモリW 115 ビデオインターフェース 116 シリアルインターフェース 117 操作パネル 118 カードコネクタ 119 メモリS 120 プリンタ部 121 プリンタエンジン部 122 切り替え部(SIP) 123 プリンタコントローラ 124 ビデオインターフェース 125 パラレルインターフェース 126 ネットワークカード 127 RAM 130 パソコン部 131 メインCPU 132 RAM 133 ハードディスク 134 キーボード/マウス 135 CRT 136 シリアルインターフェース 137 パラレルインターフェース 138 ネットワークインターフェース 1171 テンキー 1172 コピー/スキャン切り替えキー 1173 モード表示用LED 1174 スタートキー 1175 ストップキー 1176 パネルリセットキー 1177 メモリクリアキー 1178 タッチパネルつきLCD
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/387 H04N 1/387

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像原稿を読み取る画像読み取り手段
    と、 上記画像読み取り手段にて読み取られた画像データを複
    数記憶することができる画像記憶手段と、 上記画像記憶手段に記憶された画像データに基づいて、
    その画像の縮小粗画像データを作成する縮小粗画像作成
    手段と、 上記縮小粗画像作成手段にて作成された縮小粗画像デー
    タを用いてその表示画面に複数のアイコンを表示するこ
    とができる表示手段と、 上記表示手段に表示されたアイコンを指し示すことので
    きるポインティング手段と、 上記ポインティング手段により指し示されたアイコンに
    対応する画像データを上記画像記憶手段から読み出すこ
    とができる画像データ読み出し手段と、を備えた画像デ
    ータを蓄積することのできる画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像データを蓄積することの
    できる画像読み取り装置において、 上記画像データは、ひとまとまりの画像原稿毎にこれに
    対応付けて上記画像記憶手段に記憶されており、 上記表示手段に表示されるアイコンは、上記ひとまとま
    りの画像原稿の内の代表原稿の画像データに基づいて上
    記縮小粗画像作成手段によって作成された縮小粗画像デ
    ータが用いられて表示されているものであること、を特
    徴とする画像データを蓄積することのできる画像読み取
    り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の画像データを蓄
    積することのできる画像読み取り装置において、 上記アイコンは、上記縮小粗画像とともにこれに対応す
    る画像データの情報量の表示とを含むものであることを
    特徴とする画像データを蓄積することのできる画像読み
    取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の画像データを蓄積することの
    できる画像読み取り装置において、 上記アイコンは、上記代表原稿の縮小粗画像とともにこ
    れが代表するひとまとまりの画像データの全情報量の表
    示を含むものであることを特徴とする画像データを蓄積
    することのできる画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4までのいずれかの
    画像データを蓄積することのできる画像読み取り装置に
    おいて、 上記アイコンは、上記代表原稿の粗画像とともにこれが
    代表するひとまとまりの画像原稿の全ページ数の表示を
    含むものであることを特徴とする画像データを蓄積する
    ことのできる画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれかの
    画像データを蓄積することのできる画像読み取り装置に
    おいて、 上記アイコンは、上記縮小粗画像とともにその画像原稿
    が読み取られた日付の表示を含むものであることを特徴
    とする画像データを蓄積することのできる画像読み取り
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6までのいずれかの
    画像データを蓄積することのできる画像読み取り装置に
    おいて、 上記画像データは、ひとまとまりの画像原稿毎にこのま
    とまりに対応付けられた識別情報およびこのまとまりの
    中の原稿のつながりを示す情報とともに上記画像記憶手
    段に記憶されていること、を特徴とする画像データを蓄
    積することのできる画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項6までのいずれかの
    画像データを蓄積することのできる画像読み取り装置に
    おいて、 上記画像データは、ひとまとまりの画像原稿毎にこのま
    とまりに対応付けられた識別情報および各原稿の一つ前
    と後の頁の原稿の画像データが格納されている箇所を示
    す情報とともに上記画像記憶手段に記憶されているこ
    と、を特徴とする画像データを蓄積することのできる画
    像読み取り装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれかの
    画像データを蓄積することのできる画像読み取り装置に
    おいて、 上記アイコンが上記ポインティング手段により指し示さ
    れたとき、このアイコンに対応するひとまとまりの原稿
    の画像データの内の一部の画像データを選択乃至削除を
    指示するために選択・削除指示画面が表示されることを
    特徴とする画像データを蓄積することのできる画像読み
    取り装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の画像データを蓄積すること
    のできる画像読み取り装置において、 選択・削除指示画面において表示される上記アイコン
    は、選択又は削除されるページの開始ページ又は終了ペ
    ージの縮小粗画像が用いられることを特徴とする画像デ
    ータを蓄積することのできる画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10までのいずれ
    かの画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置において、 上記画像データ読み出し手段により読み出された画像デ
    ータは、画像データを蓄積することのできる画像読み取
    り装置に備えられたプリンタに出力することが可能であ
    ることを特徴とする画像データを蓄積することのできる
    画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項10までのいずれ
    かの画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置において、 上記画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置は、更に、出力端子を備えており、 上記画像データ読み出し手段により読み出された画像デ
    ータは、上記出力端子に出力されることが可能であるこ
    とを特徴とする画像データを蓄積することのできる画像
    読み取り装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項10までのいずれ
    かの画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置において、 上記画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置は、更に、メモリカードを挿入するためのカードコネ
    クタを備えており、 上記画像データ読み出し手段により読み出された画像デ
    ータは、上記カードコネクタに挿入されたメモリカード
    に出力されることが可能であることを特徴とする画像デ
    ータを蓄積することのできる画像読み取り装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項10までのいずれ
    かの画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置において、 上記画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置は、更に、出力端子とメモリカードを挿入するための
    カードコネクタと出力先選択手段を備えており、 上記出力先選択手段は、 上記画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置に備えられたプリンタ、 上記出力端子、 上記カードコネクタに挿入されたメモリカード、のうち
    の任意のものを且つ重複して選択することが可能であ
    り、 上記画像データ読み出し手段により読み出された画像デ
    ータは、上記出力先選択手段により選択されたものに出
    力されることを特徴とする画像データを蓄積することの
    できる画像読み取り装置。
  15. 【請求項15】 画像原稿を読み取る画像読み取り手段
    と、 上記画像読み取り手段にて読み取られた画像データを複
    数記憶することができる画像記憶手段と、 表示手段と、を備えた画像データを蓄積することのでき
    る画像読み取り装置において、 上記画像記憶手段に記憶された画像データに基づいて、
    その画像の縮小粗画像データを作成し、このデータを用
    いて上記表示手段に複数のアイコンを表示し、このアイ
    コンをポインティングすることにより画像データを選択
    する画像データを蓄積することのできる画像読み取り装
    置における画像データの選択方法。
  16. 【請求項16】 画像原稿を読み取る画像読み取り手段
    と、 上記画像読み取り手段にて読み取られた画像データを複
    数記憶することができる画像記憶手段と、 表示手段と、を備えた画像データを蓄積することのでき
    る画像読み取り装置において、 上記画像記憶手段に記憶された画像データに基づいて、
    その画像の縮小粗画像データを作成し、このデータを用
    いて上記表示手段に複数のアイコンを表示し、このアイ
    コンがポインティングされたとき、上記画像データの選
    択又は削除の指定がされたページの開始ページ又は終了
    ページの縮小粗画像を用いて上記アイコンを表示するこ
    とにより画像データを選択する画像データを蓄積するこ
    とのできる画像読み取り装置における画像データの選択
    方法。
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