JPH07192066A - イメージデータ処理装置及びイメージデータ処理方法 - Google Patents

イメージデータ処理装置及びイメージデータ処理方法

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JPH07192066A
JPH07192066A JP33081993A JP33081993A JPH07192066A JP H07192066 A JPH07192066 A JP H07192066A JP 33081993 A JP33081993 A JP 33081993A JP 33081993 A JP33081993 A JP 33081993A JP H07192066 A JPH07192066 A JP H07192066A
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JP
Japan
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reception
image data
character
recognition
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JP33081993A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tanaka
信一 田中
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理操作にかける手間を減少し、かつ処理の
安全性、確実性、費用負担低減等の向上が図れるイメー
ジデータ処理装置を提供する。 【構成】 イメージデータ受信手段M1がファクシミリ
装置1からイメージデータを受信し認識手段M2が認識
して文字データに変換する。受付番号生成手段M3が受
付番号を生成し認識文字記憶手段M4が文字データと受
付番号とを対応付けて記憶する。文字データと受付番号
とに基づき確認書作成手段M5が確認書を作成し、送信
先情報記憶手段M6が記憶している送信先情報に基づい
て決定した送信先ファクシミリ装置1に対し、確認書送
信手段M7が送信する。受付番号入力手段M8が受付番
号を入力すると、受付番号一致判定手段M9が一致と判
定した受付番号に対応する文字データを認識文字取出手
段M10が取り出し、処理手段M11が所定の処理を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金融業務におけ
る振込取引に用いられ、企業等に設置されたファクシミ
リ装置から金融機関に振込を行なう等、ファクシミリ装
置等のイメージデータの扱いが可能な装置からイメージ
データを入力することにより所定の処理を行なうイメー
ジデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば銀行等の金融機関において
は取引業務の一つとして振込業務があり、この業務を行
なうために以下のようなシステムが構築されている。即
ち、顧客が営業店に来店し、例えば営業店に備えられて
いる振込依頼書に振込内容等を記入して係員に提出す
る。係員はこの振込依頼書に通番等所定の事項を記入
し、営業店に設置されているファクシミリ装置(以下、
「FAX」という)に読み取らせて地区センタに送信す
る。地区センタでは、地区センタに設置されたFAX送
受信制御装置が、営業店のFAXから送信されてきた振
込依頼書のイメージデータを受信する。次に、文字認識
装置が前述のイメージデータに基づいて文字認識し、ワ
ークステーション等により認識結果の修正や修正後のデ
ータを含む認識結果の検証を行なった後、振込電文を生
成してホストコンピュータに送信する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したシ
ステムにおいては、FAXは金融機関に属する営業店に
設置されているものであり、企業や個人等の顧客が振込
を行なう場合には、企業に所属する従業員等の顧客が営
業店に来店し、係員に対して振込依頼を行なう必要があ
る。最近においては、ほとんどの企業にFAXが設置さ
れているので、これを有効活用すると共に金融機関に出
向く手間を省く等の理由で、企業に設置されているFA
Xによる振込を可能とすることが望まれている。このよ
うなシステムを構築する際には、企業等に設置されてい
るFAXから振込情報を直接送信してくることになるた
め、従来技術にて説明したシステムに比較して送信元の
企業の振込意図や振込内容の正確性を確認する等の処置
及び顧客の運用費用低減等により多くの配慮をする必要
がある。本発明は上述した事情を考慮して創作されたも
のであり、顧客等の処理操作にかける手間を減少し、か
つ処理の安全性、確実性、費用負担低減等の向上を図る
ことができるイメージデータ処理装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては以下のようにした。即ちイメージデ
ータの文字認識を行ない、当該認識された文字データに
基づいて所定の処理を行なうイメージデータ処理装置に
おいて、イメージデータを受信するイメージデータ受信
手段と、前記イメージデータ受信手段により受信された
イメージデータを認識し、文字データに変換する認識手
段と、前記認識手段により文字認識された文字データを
特定する受付番号を生成する受付番号生成手段と、前記
認識手段により文字認識された文字データと前記受付番
号生成手段により生成された受付番号とを対応付けて記
憶する認識文字記憶手段と、前記認識文字記憶手段に記
憶されている文字データ及び当該文字データに対応付け
られている受付番号とに基いて、確認書を作成する確認
書作成手段と、送信先情報を記憶する送信先情報記憶手
段と、前記送信先情報記憶手段により記憶されている送
信先情報に基づいて決定した送信先に対し、前記確認書
作成手段により作成された確認書を所定の形式に変換し
て送信する確認書送信手段と、所定の態様にて受付番号
を入力する受付番号入力手段と、前記受付番号入力手段
により入力された受付番号が前記認識文字記憶手段に記
憶されているか否かを判定する受付番号一致判定手段
と、前記受付番号一致判定手段により一致していると判
定された受付番号に対応付けられている文字データを前
記認識文字記憶手段から取り出す認識文字取出手段と、
前記認識文字取出手段により取り出された文字データに
基づいて所定の処理を行なう処理手段とを備えることと
したものである。
【0005】また、前記受付番号一致判定手段により一
致していると判定された受付番号に基づいて、受付通知
書を作成する受付通知書作成手段と、前記送信先情報記
憶手段により記憶されている送信先情報に基づいて決定
した送信先に対し、前記受付通知書作成手段により作成
された受付通知書を所定の形式に変換して送信する受付
通知書送信手段とをさらに備えることとしたものであ
る。
【0006】また、送信先情報記憶手段により記憶され
ている送信先情報は、優先順位が付加された回線属性が
異なる複数の送信先番号を含み、前記確認書送信手段又
は前記受付通知書送信手段は、前記優先順位に基づいて
送信を行なうこととしたものである。
【0007】また、暗証を予め記憶する暗証記憶手段
と、暗証を入力する暗証入力手段と、前記暗証入力手段
により入力された暗証が前記暗証記憶手段に記憶されて
いる暗証と一致しているか否かを判定する暗証一致判定
手段と、前記暗証一致判定手段により一致していないと
判定された場合、所定の態様により暗証不一致の旨を示
す情報を出力する暗証不一致情報出力手段とをさらに備
え、前記暗証一致判定手段により一致していると判定さ
れた場合にのみ、前記受付番号入力手段により入力され
る受付番号を受け付けることとしたものである。
【0008】また、前記認識手段による認識の際に所定
の認識不能状態を検出した場合、前記取引情報受信手段
により受信された取引情報に基づいて、認識不能通知書
を作成する認識不能通知書作成手段と、出力先指定手段
と、前記出力先指定手段により指定された出力先に対
し、前記認識不能通知書作成手段により作成された認識
不能通知書を所定の形式に変換して送信する認識不能通
知書送信手段とをさらに備えることとしたものである。
【0009】また、前記イメージデータ処理装置は、少
なくとも受付番号処理部と受付番号判定部とを有し、前
記受付番号処理部は、前記認識文字記憶手段と、前記認
識文字記憶手段に記憶されている受付番号を取り出して
前記受付番号判定部に送出する受付番号送出手段と、受
付番号一致情報送出手段により送出された受付番号一致
情報を受け取る受付番号一致情報受取手段と、前記受付
番号一致情報受取手段により受け取られた受付番号一致
情報にて示されている受付番号に対応付けられた文字デ
ータを前記認識文字記憶手段から取り出す前記認識文字
取出手段とを備え、前記受付番号判定部は、前記受付番
号送出手段により送出された受付番号を受け取る受付番
号受取手段と、前記受付番号受取手段により受けとられ
た受付番号を記憶する受付番号記憶手段と、前記受付番
号入力手段と、前記受付番号入力手段により入力された
受付番号が前記受付番号記憶手段に記憶されているか否
かを判定する前記受付番号一致判定手段と、前記受付番
号一致判定手段により一致していると判定された受付番
号を受付番号一致情報として前記受付番号処理部に送出
する前記受付番号一致情報送出手段とを備えることとし
たものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、以上の構成のイメージデータ
処理装置は、まず、イメージデータ受信手段がファクシ
ミリ装置等からイメージデータを受信すると、認識手段
がイメージデータ受信手段により受信されたイメージデ
ータを認識し文字データに変換する。続いて、受付番号
生成手段が、認識手段により文字認識された文字データ
を特定する受付番号を生成すると、認識文字記憶手段
は、認識手段により文字認識された文字データと受付番
号生成手段により生成された受付番号とを対応付けて記
憶する。後刻、認識文字記憶手段に記憶されている文字
データ及び当該文字データに対応付けられている受付番
号とに基いて確認書作成手段が確認書を作成する。送信
先情報記憶手段は、送信先情報を記憶しているので、確
認書送信手段は送信先情報記憶手段により記憶されてい
る送信先情報に基づいて決定した送信先に対し、前述の
確認書作成手段により作成された確認書を所定の形式に
変換して送信する。これにより、ファクシミリ装置等に
確認書が出力される。操作者等により前述の確認書の内
容の確認がなされ当該確認書内の受付番号が入力され
る。即ち、受付番号入力手段が所定の態様にて受付番号
を入力する。すると受付番号一致判定手段は、受付番号
入力手段により入力された受付番号が認識文字記憶手段
に記憶されているか否かを判定する。そして、認識文字
取出手段が、受付番号一致判定手段により一致している
と判定された受付番号に対応付けられている文字データ
を認識文字記憶手段から取り出し、処理手段が、認識文
字取出手段により取り出された文字データに基づいて所
定の処理を行なうこととしたものである。
【0011】また、さらに受付番号一致判定手段により
一致していると判定された受付番号に基づいて、受付通
知書作成手段が受付通知書を作成する。続いて、受付通
知書送信手段が、送信先情報記憶手段により記憶されて
いる送信先情報に基づいて決定した送信先に対し、受付
通知書作成手段により作成された受付通知書を所定の形
式に変換して送信することとしたものである。
【0012】また、さらに送信先情報記憶手段により記
憶されている送信先情報には、優先順位が付加された回
線属性が異なる複数の送信先番号を含ませておき、確認
書送信手段又は前記受付通知書送信手段は、前述の優先
順位に基づいて送信を行なうこととしたものである。
【0013】また、さらに暗証記憶手段が暗証を予め記
憶しておく。後刻、暗証入力手段が暗証を入力すると、
暗証一致判定手段は、暗証入力手段により入力された暗
証が暗証記憶手段に記憶されている暗証と一致している
か否かを判定する。暗証一致判定手段により一致してい
ないと判定された場合、暗証不一致情報出力手段は所定
の態様により暗証不一致の旨を示す情報を出力する。一
方、暗証一致判定手段により一致していると判定された
場合にのみ、受付番号入力手段により入力される受付番
号を受け付けることとしたものである。
【0014】また、さらに認識手段による認識の際に所
定の認識不能状態を検出した場合、認識不能通知書作成
手段は、イメージデータ受信手段により受信されたイメ
ージデータに基づいて、認識不能通知書を作成する。そ
して、認識不能通知書送信手段が、出力先指定手段によ
り指定された指定先に対し、認識不能通知書作成手段に
より作成された認識不能通知書を所定の形式に変換して
送信することとしたものである。
【0015】また、さらにイメージデータ処理装置は、
少なくとも受付番号処理部と受付番号判定部とを有す
る。受付番号処理部において、受付番号送出手段が認識
文字記憶手段に記憶されている受付番号を取り出して受
付番号判定部に送出する。これにより、受付番号判定部
においては、受付番号受取手段が受付番号送出手段によ
り送出された受付番号を受け取り、受付番号記憶手段は
受付番号受取手段により受けとられた受付番号を記憶し
ておく。後刻操作者等により受付番号が入力される。即
ち、受付番号入力手段が所定の態様にて受付番号を入力
する。すると、受付番号一致判定手段は、受付番号入力
手段により入力された受付番号が認識文字記憶手段に記
憶されているか否かを判定する。そして、受付番号一致
情報送出手段が、受付番号一致判定手段により一致して
いると判定された受付番号を受付番号一致情報として受
付番号処理部に送出する。これにより、受付番号処理部
においては、受付番号一致情報受取手段が、受付番号一
致情報送出手段により送出された受付番号一致情報を受
け取る。そして、認識文字取出手段が、受付番号一致情
報受取手段により受け取られた受付番号一致情報にて示
されている受付番号に対応付けられた文字データを認識
文字記憶手段から取り出すこととしたものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の説明
図、図2はシステム構成例、図3は送受信制御部と主制
御部のハードウェア構成図、図4はワークステーション
のハードウェア構成図、図5は振込処理のフローチャー
ト(その1)、図6は振込処理のフローチャート(その
2)、図7は確認書送信処理のフローチャート、図8は
受付番号入力処理のフローチャート図9はFAX送信処
理のフローチャート、図10は暗証入力処理のフローチ
ャート、図11は認識不能処理のフローチャート、図1
2はFAX番号に関する情報例(その1)、図13はF
AX番号に関する情報例(その2)である。
【0017】図2は本発明が適用されるシステムの構成
例である。1は後述する送受信制御部3に公衆回線もし
くは専用回線9を介して接続され、イメージデータの送
受信等を行なうファクシミリ装置(以下、「FAX」と
いう)、2は企業等に設置されている電話機(以下、
「TEL」という)、3は複数の営業店を集中管理する
地区センタに設置されている、各企業のFAX1やTE
L2との間でのデータ送受信動作等を制御する送受信制
御部、4は前述の地区センタに設置されている主制御
部、5はデータの修正確認等を行なうワークステーショ
ン(以下、「WS」という)、6は端末制御装置(以
下、「TC」という)、7はTC4を介して主制御部4
等と交信し、振込業務を含む各種取引業務のデータ処理
を集中的に行なうホストコンピュータa(以下、「HO
STa」という)であり、各営業店と同一の銀行等に属
する事務センタ等に設置されている。8はHOSTa7
を保有する銀行等とは異なる、他の金融機関等が保有す
るホストコンピュータb(以下、「HOSTb」とい
う)である。9は各企業のFAX1やTEL2と送受信
制御部3、TC6とHOSTa7、HOSTa7とHO
STb8を接続する公衆回線専用回線又は構内回線等の
通信回線である。
【0018】図3は送受信制御部3と主制御部4のハー
ドウェア構成例である。送受信制御部3は、プロセッサ
301,メモリ302,通信制御部303,回線制御部3
04,ディスク制御部305,ディスク装置(以下、「D
K」という)306,イメージ変換部307,タイマ30
8等から構成されている。また、主制御部4は、プロセ
ッサ401,メモリ402,DK制御部403,DK40
4,端末制御部405,タイマ406,通信制御部407,
認識装置制御部408,認識装置409等から構成され
ている。
【0019】図4はWS5のハードウェア構成例であ
り、プロセッサ501,メモリ502,フロッピーディス
ク装置503,通信制御部504,DK制御部505,D
K506,キーボード507,表示部508,印字部50
9等から構成されている。
【0020】本実施例においては振込業務処理に用いる
システムに本発明を適用したこととして説明するが、む
ろん本発明の適用が振込業務処理及びこのシステムに限
定されるものではない。例えば、本実施例においてはF
AXを用いてイメージデータの入力や出力を行なうこと
として説明するが、これに限定されず、いわゆるマルチ
メディア装置等の図形、画像(静止画像及び動画像)、
音声等の種々のイメージデータを扱う装置やイメージデ
ータ及び文字データ両者の混在データを扱う装置でも良
い。また、以下に説明する処理の相当部分については、
メモリ302や402等に格納されたプログラムをプロ
セッサ301やプロセッサ401等が解読し実行するよ
うに構成している。しかし、これに限定されず、前述の
プロセッサ301等が実行する処理の全部又は一部を複
数のプロセッサが実行するように構成したり当該処理が
なされるように特別に設計された特定の配線を有する回
路等で構成しても良い。
【0021】上記構成のシステムの振込処理を主として
図5及び図6を用いて説明する。本処理は、企業のFA
X1から本システムに振込データを登録する段階、登録
された振込データが正しいことの承認を企業に求める段
階及び承認済振込データを基に振込処理を行なう段階に
大別できる。まず、登録段階の処理を説明する。企業に
おいて、担当者が振込依頼書(図示せず)に企業コー
ド、依頼人名、振込内容(銀行名、支店名、科目、口座
番号、氏名、金額等)及び取引通番を記入する等所定の
事務処理後、FAX1により当該振込依頼書を読み取ら
せて地区センタに送信する(ステップS101)。
【0022】地区センタに設置されている送受信制御部
3のプロセッサ301は必要に応じ送信元のFAX1が
登録済みであることを確認し、振込依頼書のイメージデ
ータを受信する(ステップS102)。次に、受信した
イメージデータをイメージ変換部307により送受信制
御部3及び主制御部4において取り扱い易い形式のイメ
ージデータに変換し、必要に応じタイマ308が示す受
信時点の日時等の情報と共にDK306に格納後、通信
制御部303を介し主制御部4へ転送する。
【0023】この転送されたイメージデータに基づい
て、主制御部4のプロセッサ401は当該振込データ内
の帳票種類、企業コード、依頼人名、振込内容等所定の
データの部分に対応するイメージデータを認識装置40
9により認識し、文字コードに変換する。必要に応じプ
ロセッサ401はこのコード化データに基づいて認識精
度を上げるための知識処理等を行なう(ステップS10
3)。
【0024】なお、帳票種類に対応する部分の文字認識
ができず振込依頼書であることを確認できない場合や確
認はできても相当部分の文字認識ができない等の理由
で、以降の振込処理を行なわないと判断した場合には、
受信したイメージデータを基に地区センタに設置されて
いるFAX1に出力する等の処理を行なう。詳細につい
ては図11に示す認識不能処理にて説明する。
【0025】ステップS103において、振込依頼書で
あることが認識できた場合には認識できないイメージデ
ータの有無にかかわらず、認識した文字データが正しい
かどうかの確認や修正等を操作者に依頼するために、イ
メージデータ及び認識文字をWS5に送出できるようそ
の旨の情報を付加してDK404に蓄積しておく(ステ
ップS104)。
【0026】地区センタに所属する操作者がWS5のキ
ーボード507から振込データ要求情報を入力すると、
当該情報をWS5が主制御部4に送信するので、この情
報を主制御部4が受信することにより振込データ要求が
発生したと認識する。なお、振込データの取り出しを行
なう契機としては本実施例においてはWS5からの要求
情報の入力であるが、これに限定されず例えばタイマ4
06を用い一定時間間隔毎に前述の要求情報の入力がな
されたとして処理しても良いし、DK404に振込デー
タが蓄積されている限りは、処理をしていないWS5か
らは要求情報が入力されているものとして処理しても良
い。
【0027】WS5より振込データの要求がなされる
と、プロセッサ401は、WS5にて処理されるべき振
込データがDK404に1つでも蓄積されているかどう
かを判定する。蓄積されていなければ、要求元WS5に
送信するデータは存在しないので、データが無い旨を示
す情報を設定し、要求元のWS5に送信する。蓄積され
ていれば例えば古い順等所定の順番に従って1つ取り出
し、当該振込データにデータが有る旨を示す情報を付加
して、要求元のWS5に送信する(ステップS10
5)。
【0028】WS5のプロセッサ501はこの送信され
た振込データを受信し、例えばイメージと文字コードと
を対応させる等所定の形式に編集して表示部508に表
示する。この表示された振込データを操作者が見て、イ
メージデータに対応する文字コードをイメージデータそ
の他の情報を総合的に勘案して振込データの内容である
企業コード、銀行名、支店名、金額等が正しく認識され
ているかどうかを確認する。また、金額が所定の限度額
内かどうか等のデータの整合性等も確認する。誤って認
識されたデータを発見する等修正要のデータがあると判
断すると、キーボード507から正しいデータを入力す
ることにより修正する(ステップS106)。
【0029】操作者が修正及び確認を完了したと判断
し、キーボード507に設けられた確認終了を指示する
所定のキーを押すと、プロセッサ501は確認が終了し
たと認識する。そして、必要に応じ修正前のデータを含
めて修正及び確認済み振込データを主制御部4に送信す
る。
【0030】プロセッサ401は、WS5が送信した前
述の修正及び確認済振込データ(必要に応じWS番号や
操作者の識別番号等を含む)を受信し、DK404に記
憶する(ステップS107)。次に、プロセッサ401
は、前述のWS5より受信した振込データに対応する受
付番号を採番する。本実施例においては、前述の振込デ
ータ内に設定されている企業コード毎に、WS5から受
信した順の番号を受付番号として採用している。勿論こ
れのみに限定されず、各振込データを区別し特定できる
情報であれば何であっても良い(ステップS108)。
そして、この受付番号と共に前述の受信した振込データ
(必要に応じイメージデータを含めて)をDK404に
蓄積する(ステップS109)。上述のステップS10
1乃至ステップS109の処理を繰り返すことにより、
一般には複数の振込データがDK404に蓄積されるこ
とになる。
【0031】前述の振込データがDK404に蓄積され
ていれば直ちに、もしくはタイマ406が所定の時刻を
示した時等所定の時期に、DK404に蓄積されている
振込データを一つ取り出し、当該振込データ(即ち、企
業から受信し、必要であれば修正し確認した振込デー
タ)とこの振込データに付加されている受付番号とを基
に図示しない確認書を文字コードにて(必要に応じイメ
ージデータも含め)作成する(ステップS110)。確
認書は、受付番号、企業コード、前述の振込データ内の
帳票種類、依頼人、振込内容等に加え当該振込データを
FAX1から受信した日時や確認依頼文言等の情報を含
んでいる。
【0032】次に、この確認書を送受信制御部3に送出
し、送受信制御部3にて文字コードをイメージデータに
変換して、企業に設置されているFAX1に公衆回線も
しくは専用回線を介して送信する(ステップS11
1)。この目的は、企業から受信し必要に応じ修正し確
認済みの振込データが正しいかどうか(勿論、金融機関
においては正しいと判断している)を企業にて確認を行
なってもらうためである。なお、ステップS110とス
テップS111の詳細は後述する。
【0033】企業に設置されたFAX1が前述の確認書
を受信すると、所定の媒体に出力する(ステップS11
2)。企業の担当者は、例えばステップS101におい
て送信した振込依頼書と目視にて比較することにより、
媒体に出力された確認書の内容が正しいかどうかを判断
する(ステップS113)。正しいと判断すると、担当
者は図6に示すステップS201以降の処置を取る。誤
りがあると判断するとステップS101にて送信した振
込依頼書に訂正マークを記入したり、別の振込依頼書に
新たに記入したりして(ステップS114)、再度地区
センタに送信を行なうべくステップS101から繰り返
す。ところで、一般的には同一企業においてもほぼ同一
時期に複数の振込依頼書を送ることになるので、必要枚
数分上記処理を繰り返すことになる。この場合には、そ
れぞれが異なる受付番号が付された複数の振込データが
DK404に蓄積されていることになる。
【0034】以上で、登録段階が終了する。以降は登録
済み振込データが正しいことの承認を企業に求める段階
の処理であり、図6に示されている。確認書の内容が正
しいことを確認した企業の担当者は、正しい旨の承認を
行なうため、例えば企業内に設置されたTEL2によ
り、地区センタに設置された送受信制御部3に接続する
(ステップS201)。電話接続がなされると、送受信
制御部3のプロセッサ301は回線制御部304を介し
入力ガイダンス等を行なうための音声情報を回線に出力
するので、この音声情報に従って、企業の担当者はTE
L2に設けられた数字キー等の押下または音声等により
情報を入力する。これにより所定の情報が送受信制御部
3に入力される。
【0035】始めに、プロセッサ301が音声にてサー
ビスコード入力を促すので、担当者はTEL2の数字キ
ー押下等にて本処理開始指示を入力する。これにより、
以降の処理が行なわれる。まず、プロセッサ301は企
業コード入力を促すので、企業の担当者が企業コードに
対応する数字キー等を押す。回線制御部304はこの情
報を受信し企業コードとして認識し、プロセッサ301
は通信制御部303を介し主制御部4に送出するので、
主制御部4のプロセッサ401は通信制御部407を介
し、企業コードを受け取ってメモリ402に記憶する
(ステップS202)。このとき、プロセッサ401
は、この企業コードに基づいて、当該企業は取引停止状
態である旨の設定がメモリ402になされているか否か
を判定する。設定されていると判定すると、その旨を示
す情報を送受信制御部3に送出するので、送受信制御部
3にて取引停止を意味する音声を出力し、その後上述の
TEL2との接続を断状態とする。
【0036】取引停止状態である旨の設定がなされてい
ないと判定すると、その旨を示す情報を送受信制御部3
に送出する。送受信制御部3は暗証入力を促すので、企
業の担当者が暗証に対応する数字キー等を押す。送受信
制御部3はこの情報を受信し暗証として認識し主制御部
4に送出するので、主制御部4はこれを受け取ってメモ
リ402に記憶し当該暗証は正しいか否かを判定する
(ステップS203)。なお、本ステップの処理の詳細
は後述する。
【0037】暗証が正しいと判定すると、送受信制御部
3は受付番号入力を促すので、企業の担当者が受付番号
に対応する数字キー等を押す。送受信制御部3はこの情
報を受信し受付番号として認識し主制御部4に送出する
ので、主制御部4はこれを受け取ってメモリ402に記
憶する(ステップS204)。担当者が入力する受付番
号は、確認書により企業が正しいと判断し承認する振込
データに対応するものである。なお、本ステップの処理
の詳細は後述する。
【0038】送受信制御部3が受付番号の入力の代わり
に、終了指示の入力がなされたと認識すると上述のTE
L2との接続を断状態とする(ステップS205)。そ
の後プロセッサ401は上述の入力された企業コード及
び受付番号に対応するDK404に記憶済みの振込デー
タに対し、企業により正しいと承認された旨の情報を設
定しDK404に蓄積する(ステップS206)。
【0039】そして、前述の振込データがDK404に
蓄積されていれば直ちに、もしくはタイマ406が所定
の時刻を示した時等所定の時期に、プロセッサ401は
DK404に蓄積されている前述の承認された振込デー
タ(受付番号及び企業コードを含む)を一つ取り出し当
該振込データ等を基に図示しない受付通知書を文字コー
ドにて(必要に応じイメージデータも含め)作成する
(ステップS207)。受付通知書は、受付番号に加え
帳票種類、依頼人、承認がなされた日時や受付を行なっ
た旨の文言等の情報を含んでいる。
【0040】次に、この受付通知書を送受信制御部3に
送出し、送受信制御部3のイメージ変換部307にて文
字コードをイメージデータに変換し、企業に設置されて
いるFAX1に公衆回線もしくは専用回線を介して送信
する(ステップS208)。この目的は、企業から正し
いと承認を得た旨の確認及び証拠として企業に通知する
ためである。
【0041】以上で、承認を企業に求める段階は終了す
る。以降は振込処理段階である。企業による承認後直ち
に、もしくはタイマ406が所定の時刻を示した時等所
定の時期に、プロセッサ401はDK404に蓄積され
ている承認済の振込データを一つ取り出して所定の取引
処理を行なう。例えば、取り出した承認済の振込データ
に基づいて仕向け電文を組み立てて(ステップS20
9)、通信制御部407及びTC6を介しHOSTa7
に送信する。HOSTa7においてはこの電文を受信
し、同一金融機関内での取引の振込データについては自
身が備える預金口座間での引き落しや振込を行ない、他
の金融機関に対する取引の振込データについては電文を
組み立ててHOSTb8に送信する等の処理を行なう
(ステップS210)。
【0042】上述した処理の概要を図1を用いて説明す
る。プロセッサ301及び回線制御部304等のイメー
ジデータ受信手段M1が、FAX1からイメージデータ
を受信し(ステップS102)、プロセッサ401及び
認識装置409等の認識手段M2が、当該イメージデー
タを認識して文字データに変換する(ステップS10
2)。続いて、プロセッサ401等の受付番号生成手段
M3が受付番号を生成し(ステップS108)、DK4
04等の認識文字記憶手段M4が文字データと受付番号
とを対応付けて記憶する(ステップS109)。さら
に、文字データと受付番号とに基づき、プロセッサ40
1等の確認書作成手段M5が確認書を作成し(ステップ
S110)、DK404やメモリ302等の送信先情報
記憶手段M6が記憶している送信先情報に基づいて決定
した送信先FAX1に対し、プロセッサ301及び回線
制御部304等の確認書送信手段M7が送信する(ステ
ップS111)。後刻、プロセッサ301及び回線制御
部304等の受付番号入力手段M8がTEL2より受付
番号を入力すると(ステップS204)、プロセッサ3
01やプロセッサ401等の受付番号一致判定手段M9
が一致と判定した受付番号に対応する文字データを、プ
ロセッサ401等の認識文字取出手段M10が認識文字
記憶手段M4から取り出し(ステップS209)、プロ
セッサ401等の処理手段M11が所定の処理を行なう
(ステップS210)。
【0043】次に、上述の処理にて詳細説明を保留した
処理を図7乃至図11に示すフローチャートを中心に他
図を参照しながら説明する。始めに図7に示す確認書送
信処理を説明する。この処理は、図5に示すステップS
110及びステップS111の詳細処理である。
【0044】プロセッサ401は、受付番号を付されて
DK404に蓄積されている振込データを一つ取り出
し、確認書を文字コードにて(必要に応じイメージデー
タも含め)作成する(ステップS301)。次に、プロ
セッサ401はこの確認書データを通信制御部407を
介して送受信制御部3に送出する(ステップS302)
と、プロセッサ301は、通信制御部303を介してこ
れを受取ってメモリ302に格納する(ステップS30
3)。
【0045】また、プロセッサ401は、上述の確認書
データと合わせて公衆回線、専用回線、内線等のFAX
番号(有無を含む)及び当該番号の使用優先順位等の例
えば図12や図13に示すFAX番号に関する情報を送
受信制御部3に送出する(ステップS304)。プロセ
ッサ301は、これを受取って、メモリ302に格納す
る(ステップS305)。
【0046】その後、プロセッサ401は送受信制御部
3に対して振込データ内に設定されている企業コードを
送出する(ステップS306)とプロセッサ301はこ
れを受け取ってメモリ302に格納する(ステップS3
07)。
【0047】さらに、プロセッサ401は送受信制御部
3に対して受付番号を送出する(ステップS308)の
で、プロセッサ301は、受付番号を受け取り、メモリ
302に設けられている企業コードに対応する管理テー
ブルに前述の受付番号を登録する。即ち、企業コードに
対応する管理テーブルが既に存在していれば前述の受付
番号をこの管理テーブルに追加登録する。管理テーブル
がまだ存在していなければ、ステップS307にてメモ
リ302に格納されている企業コードに対応する管理テ
ーブルを新たに作成し、当該管理テーブルに前述の受付
番号を登録する(ステップS309)。なお、この管理
テーブルを格納するメモリ302はバッテリバックアッ
プされたICメモリ等の電源断によっても消滅せずかつ
アクセスを高速にできるものが望ましい。この理由は、
後刻のTEL2による受付番号確認がなされるまで受付
番号等を記憶しておく必要があると共に電話接続中にこ
のメモリ302をアクセスするので速く取り出せるよう
にする必要があることによる。
【0048】次に、プロセッサ301は確認書データを
イメージ変換部307にてイメージデータに変換し(ス
テップS310)、回線制御部304を介し企業のFA
X1に送信する(ステップS311)。そして、企業よ
りの電話接続を待つ。なお、ステップS311の処理詳
細は後述のFAX送信処理にて説明する。
【0049】ところで、大容量の電話回線を収容する等
の目的にて送受信制御部3を複数備えるように構成した
場合には、各々の送受信制御部3にて電話による受付番
号の受け付け及び確認が可能なことが望ましい。このた
めに、主制御部4は確認書データをFAX1に送信する
送受信制御部3に対しては前述の通り当該送受信制御部
3へ企業コード及び受付番号を送出する。しかし、企業
へ同じ確認書が2枚送信されるのを防止するため、前述
の送受信制御部3を除く残りの送受信制御部3に対して
は企業コード及び受付番号は送出するが確認書データの
送出は行なわない。
【0050】次に図8に示す受付番号入力処理を説明す
る。この処理は、図6に示すステップS204の詳細処
理である。プロセッサ301は、音声にて受付番号の入
力を促すガイダンス文言を回線制御部304を介し電話
回線に送出する(ステップS401)。このガイダンス
に従って、企業の担当者がTEL2に設けられた数字キ
ー等を押すことによりデータを入力する(ステップS4
02)。プロセッサ301は回線制御部304を介しこ
のデータを受け取り、予め定めた形式(例えば数字3
桁)であるかどうかを確認する等により前述のデータが
受付番号であるか否かを判定する(ステップS40
3)。
【0051】受付番号であると判定すると、プロセッサ
301は図6に示すステップS202にて入力された企
業コードに対応した管理テーブル内にこの受付番号が存
在するか否かの検索を行なう(ステップS404)。検
索により存在を検出すると、管理テーブル内の当該受付
番号は既に確認済みの旨の情報が設定されているか否か
を判定する。設定されていないと判定した場合には、確
認済の旨の情報を設定する(ステップS406)。そし
て、確認がなされた旨及びさらなる入力依頼の文言を音
声にて電話回線に送出し(ステップS407)、次の入
力を待つべくステップS402に移行する。
【0052】管理テーブル内に受付番号が存在しない
か、存在しても既に確認済みの旨の情報が設定されてい
ると判定した場合は、指示誤りであり確認後再度入力を
依頼する旨の文言を音声にて電話回線に送出して正しい
データの再入力を促し(ステップS408)、次の入力
を待つべくステップS402に移行する。
【0053】企業が同じ時期に承認を行なう受付番号は
一般には複数存在するので、ステップS402乃至ステ
ップS408の処理が複数回繰り返される。上述したよ
うにステップS402乃至ステップS408の処理は主
制御部4の介在なしに送受信制御部3単独で行なわれ
る。
【0054】ステップS403において、受付番号でな
いと判定すると、終了指示か否かを判定する(ステップ
S409)。終了指示でないと判定すると、例えばエラ
ー文言を音声にて電話回線に送出する等の図示しない処
理を行なう。終了指示と判定すると、上述したステップ
406にて確認済みである旨の情報が設定されている受
付番号すべてを取り出す(ステップS410)。そし
て、主制御部4に対し当該受付番号すべてを送出するの
で、プロセッサ401はこれを受け取り、メモリ402
に記憶する(ステップS411)。主制御部4に送出
後、プロセッサ301は、送出した受付番号すべてをメ
モリ302から消去し(ステップS412)本処理を終
了する。
【0055】なお、送受信制御部3を複数備えている場
合には、主制御部4はステップS411にて受け取った
受付番号についての消去指示を企業コードと共に他の送
受信制御部3すべてに送出する。各送受信制御部3はこ
れを受取って、対応する受付番号をメモリ302から消
去する。
【0056】上述したように、電話回線から受付番号を
受信した送受信制御部3は、送受信制御部3単独で受付
番号の確認等の処理を行なうので、企業からの電話によ
る受付番号入力から確認がなされた旨の音声出力までの
時間は短縮できる。勿論、若干時間がかかっても支障が
ない場合には、受付番号を主制御部4にて記憶してお
き、送受信制御部3が受信した受付番号を主制御部4へ
送出し、主制御部4にて確認や確認済みの旨の記憶等を
行ない、この処理完了情報を送受信制御部3に送出する
ことにより送受信制御部3にて音声出力を行なうように
構成しても良い。受付番号の記憶及び確認等の機能分担
は前述した場合のみに限定されない。
【0057】次に図9に示すFAX送信処理を説明す
る。この処理は、図6に示すステップS206及び図7
に示すステップS311の詳細処理である。主制御部4
のプロセッサ401は確認書データや通知書データを送
受信制御部3に送出する際、当該データと共に公衆回
線、専用回線等の回線属性に対応するFAX番号(有無
を含む)及び当該番号の使用優先順位等のFAX番号に
関する情報を合わせて送受信制御部3に送出する。送受
信制御部3のプロセッサ301は前述の確認書データ等
及びFAX番号に関する情報を受取り(ステップS50
1)、メモリ302に格納する(ステップS502)。
【0058】ここで、上述のFAX番号に関する情報に
ついて説明する。FAX番号に関する情報の例は図12
及び図13に示されている。図12は企業コードがAの
FAX番号に関する情報であり、PBXによる専用回線
のFAX番号(即ち、内線番号)と公衆回線のFAX番
号とを有する。内線を使用する場合には課金されないの
で、使用優先順位としては内線の方を高く設定してい
る。図13は、企業コードがBのFAX番号に関する情
報であり、公衆回線のFAX番号とPBX経由による公
衆回線のFAX番号とを有する。直接に公衆回線を使用
する場合にはゼロ発信不要のため、使用優先順位として
は公衆回線の方を高く設定している。
【0059】プロセッサ301はメモリ302に記憶し
ているFAX番号に関する情報の中から最も使用優先順
位の高いFAX番号を取り出して(ステップS50
3)、回線制御部304にて当該番号のダイヤリングを
行なう(ステップS504)。図12の場合には専用
線、図13の場合には公衆回線のFAX番号をダイヤリ
ングする。そして、プロセッサ301は当該FAX番号
を有するFAX1に接続ができたか否かを判定する(ス
テップS505)。回線制御部304にて回線ビジー信
号を検出した等の理由で、接続できなかったと判定する
と、前述のFAX番号に関する情報の中に別のFAX番
号があるか否かを判定する(ステップS506)。な
お、別のFAX番号を取り出す前に、必要に応じビジー
であったFAX番号を何回かダイヤリングし直しても良
い。本実施例においてはこの試行回数を情報として設定
しており、図12の専用回線の場合にはビジーである
と、所定時間経過後、あと2回まで(計3回)繰り返す
ように構成している。
【0060】別のFAX番号があると判定すると、次の
使用優先順位のFAX番号を取り出して(ステップS5
07)、ステップS504に移行する。図12の例で説
明すれば、ステップS505において接続できなかった
FAX番号が専用回線の場合には、次の使用優先順位で
ある公衆回線のFAX番号を取り出す。また、接続でき
なかったFAX番号が公衆回線の場合には、次の使用優
先順位であるFAX番号は存在しない。
【0061】別のFAX番号や次の使用優先順位のFA
X番号が存在しなければ、必要に応じ所定時間経過後、
再度ステップS503から繰り返す。この繰り返しを所
定回数行なってもなお接続できなかった場合には本処理
を中止して接続不可の旨を主制御部4に送出し、主制御
部4にて接続不可のメッセージをWS5に送信し、WS
5にて表示部508や印字部509に出力する等の処理
を行なっても良い。
【0062】ステップS505において、接続できたと
判定すると、既に主制御部4より受取済みの確認書デー
タや受付通知書データをイメージ変換部307にてイメ
ージデータに変換し(ステップS508)、接続してい
る回線に回線制御部304を介し送出する(ステップS
509)。送出が終了すると回線を断状態として本処理
を終了する。
【0063】次に図10に示す暗証入力処理を説明す
る。この処理は、図6に示すステップS203の詳細処
理である。送受信制御部3のプロセッサ301は音声に
て暗証の入力を促す文言を回線制御部304を介し電話
回線に送出するので、企業の担当者がTEL2に設けら
れた数字キー等を押すことにより暗証を入力する(ステ
ップS601)。プロセッサ301は回線制御部304
を介しこの暗証を受け取り、通信制御部303を介し主
制御部4に送出する(ステップS602)。
【0064】主制御部4のプロセッサ401は通信制御
部407を介しこの暗証を受け取り(ステップS60
3)、図6に示すステップS202にて入力されている
企業コードと合わせて、予めWS5等から企業コードと
共に入力されDK404等に記憶している暗証と一致す
るか否かを判定する(ステップS604)。一致と判定
すると、送受信制御部3に暗証一致である旨の情報を通
信制御部407を介して送出し(ステップS605)、
本処理を終了する。
【0065】不一致と判定すると、不一致が連続して
(もしくは連続に限らず、ある時点からの合計が)所定
回数(この回数は企業コード毎に持つ)例えば5回を超
えているか否かを判定する(ステップS606)。超え
ていないと判定すると、不一致回数を1つ加算してメモ
リ402に記憶し(ステップS607)、通信制御部4
07を介し送受信制御部3に暗証が不一致である旨の情
報を送出する(ステップS608)。送受信制御部3は
この情報を受け取ると音声にて再度暗証の入力を促す文
言を電話回線に送出し(ステップS609)、暗証入力
を待つべくステップS601に移行する。
【0066】一方、主制御部4においては、ステップS
608の処理終了後、暗証不一致発生の事実並びに企業
コード、企業名、発生日時、回数等を端末制御部409
を介してWS5に送信するので、WS5のプロセッサ5
01は通信制御部504を介してこれらを受信し、所定
の編集を行なって表示部508や印字部509に出力す
る(ステップS610)。なお、証拠確保等のため、表
示のみよりも紙葉等の保存が可能な媒体に出力すること
が望ましい。
【0067】ステップS606において、プロセッサ4
01が5回を超えていると判定すると、当該企業を取引
停止する旨の情報をメモリ402に設定し(ステップS
611)、送受信制御部3に暗証エラーである旨の情報
を送出する(ステップS612)。送受信制御部3はこ
の情報を受け取ると、音声にて暗証エラーであるので取
引を停止する旨の文言を電話回線に送出し(ステップS
609)、その後電話回線を断状態とする(ステップS
614)。
【0068】一方、主制御部4においては、ステップS
612の処理終了後、暗証不一致発生でかつ取引停止状
態とした事実並びに企業コード、企業名、発生日時、回
数等をWS5に送信するので、WS5はこれを受信して
表示部508や印字部509に出力し(ステップS61
5)、本処理を終了する。なお、証拠確保等のため、表
示のみよりも紙葉等の保存が可能な媒体に出力すること
が望ましい。
【0069】ステップS610やステップS615にお
けるWS5への出力がなされると、この出力された内容
を見て、地区センタの担当者は暗証不一致が発生した企
業コードに対応する企業に対して、第三者の操作か否か
を確認する等の処置をとる。この結果、第三者の不正ア
クセスであると判明した場合は例えば当該企業と合意の
上、企業コードの変更や取引停止解除をWS5からの入
力操作等により行なうことになる。
【0070】なお、上述の実施例では暗証の正当性チェ
ックを主制御部4にて行なっているが、この代わりに図
8に示す受付番号入力処理と同様の方法を採用しても良
い。即ち、DK404等に記憶している暗証を予め送受
信制御部3に送出しておき、送受信制御部3にて暗証の
一致、不一致の判定及び音声の送出を行ない、不正又は
正当である旨の情報を主制御部4に送出する。そして、
主制御部4においては例えば不正の旨の情報を受け取っ
た場合には、暗証不一致発生情報のWS5への出力等を
行なうように構成しても良い。
【0071】また、本実施例では、図6に示すステップ
S202における企業コードの入力に対しても暗証と同
様の不正アクセスが考えられるため、上述の暗証の場合
と同様の処理を行っている。即ち、上述の暗証の代わり
に企業コードが入力されると主制御部4は企業コードを
受け取り、予めWS5等から入力されDK404等に記
憶している企業コードのいずれかと一致するか否かを判
定する。一致と判定すれば次の処理即ち、暗証入力処理
に移行する。不一致と判定すると、再度企業コードの入
力を促す音声文言を電話回線に送出したり、不一致発生
の事実並びに入力された企業コード、発生日時、回数等
をWS5の表示部508や印字部509に出力したりす
る。地区センタの操作者はこの出力された内容を見て、
例えば入力された企業コードに類似した企業コードに対
応する企業に対して問い合わせや注意喚起等の処置をと
る。
【0072】次に図11に示す認識不能処理を説明す
る。図5に示すステップS103におけるイメージデー
タの認識の際、帳票種類を示す部分の文字認識ができず
振込依頼書であることを確認できない場合等、主制御部
4のプロセッサ401が認識不能状態であることを検出
すると(ステップS701)、次に通番を作成する(ス
テップS702)。この通番は認識不能であるイメージ
データ単位毎に作成され、当該イメージデータを特定す
るためのものである。本実施例においては、前述の認識
不能なイメージデータをFAX1から受信した順の番号
を通番として採用している。勿論、これのみに限定され
ず、各イメージデータを区別し特定できる情報であれば
何であっても良い。
【0073】次に、直ちに、もしくはDK404に蓄積
しておき後刻タイマ406が所定の時刻を示した時等所
定の時期にDK404から取り出して、前述の通番及び
イメージデータに認識不能であった旨の文言を付加して
所定の形式に編集し、通信制御部407を介し送受信制
御部3に送出する(ステップS703)。送受信制御部
3のプロセッサ301はこれを受け取り、イメージ変換
部307にてイメージデータに変換して地区センタに設
置されている特定のFAX1(予めFAX番号に関する
情報がメモリ302に記憶されている)に回線制御部3
04を介して送信する(ステップS704)。当該FA
X1は、ステップS706にて前述のイメージデータが
送信されるWS5の近くに設置されていることが運用上
は望ましい。
【0074】この後、もしくはステップS704と並行
して、プロセッサ401は認識不能データ受信の旨のメ
ッセージを作成する(ステップS705)。そしてこの
メッセージと共に前述の通番及び認識不能イメージデー
タをWS5に端末制御部405を介し送信する(ステッ
プS706)ので、WS5はこれを受信し表示部508
に表示する(ステップS707)。
【0075】前述のWS5の操作者は、認識不能であっ
たイメージデータを企業に返送すべく、表示部508に
表示されたイメージデータや必要に応じステップS70
4にてFAX1に出力されている内容その他の情報を基
に総合的に判断して送出先FAX番号を決定し、キーボ
ード507から入力する(ステップS708)。さらに
可能であれば認識不能となった想定原因をキーボード5
07から入力後、入力終了を示す所定のキーを押すと、
WS5はこれらのデータを主制御部4に送信する(ステ
ップS709)。
【0076】具体的には、WS5の操作者は例えば次の
ようにしてFAX番号や想定原因を決定する。即ち、上
述の送出先FAX番号については、表示部508に表示
されたイメージデータに基づいて、FAX番号を判別す
ることができればこの番号を採用する。番号を判別する
ことができない場合は、企業名や企業コードが判別すれ
ば、これらを基に予め用意している名簿により調査する
等により決定する。想定原因については、表示されたイ
メージデータに基づいて、上下反転、裏返し、処理対象
外帳票等であることが判明すれば、想定原因は当該事象
発生の事実及び担当者の操作誤りであると決定する。ま
た、斜めに大きく傾いていたり、文字の間延び等である
ことが判明すれば、想定原因は当該事象発生の事実及び
FAXや回線の不具合等であると決定する。
【0077】プロセッサ401は送出先FAX番号や想
定原因等を受信し、通番及びイメージデータと合わせて
所定の形式に編集し、前述の送信先FAX番号と共に送
受信制御部3に送出する(ステップS710)。送受信
制御部3はこれらを受け取って、必要に応じ想定原因に
基づいて所定の処置(例えば、上下反転の場合には受け
取ったイメージデータを180度回転する等の処置)を
施した後、このイメージデータとイメージデータ変換部
307によりイメージデータに変換された通番や想定原
因等を所定のイメージデータに編集する。そして、受け
取っている送信先FAX番号をダイヤリングすることに
より当該番号を有するFAX1に送信する(ステップS
711)。これにより、認識不能であった振込依頼書の
イメージデータと想定原因等が企業等のFAX1に送信
されるので地区センタから電話連絡する等の手間が省
け、企業等においても認識不能原因の把握が容易とな
り、対処も早期に可能となる。
【0078】なお、表示部508が高精細(例えばステ
ップS704におけるFAX1と精細度が同等以上)で
ある等の理由で、ステップS704におけるFAX1に
出力された内容によらずに、表示部508に表示された
内容を見れば企業に設置されているFAX番号等が把握
できるWS5を採用している場合には、ステップS70
3及びステップS704は省略しても良い。また、この
例とは別に、通常はステップS703及びステップS7
04の処理を行なわない。ただし、表示部508に表示
された内容を見ても企業に設置されているFAX番号等
が把握できないのでFAX1に出力された内容を見たい
等の理由で、WS5の所定のキー押下等による操作者の
要求により、ステップS703及びステップS704に
相当する処理を行なうように構成しても良い。
【0079】上述の実施例においては、受付番号等の入
力を電話を用いて行なうようにしている。このように構
成すれば、入力に誤りがあってもその場で修正が可能で
取引の安全性も高くまた地区センタの人手を介さずに入
力可能である。しかし、これのみに限定されず、運用上
特に問題がなければ電話の代わりに次のように構成する
こともできる。即ち、例えばFAX1を用いて入力して
も良い。例えば、特定の帳票を用意して受付番号等の通
知を行なう。そして、当該帳票であると認識すると、企
業コード、暗証、受付番号等の文字認識を行ない、認識
後は当該個々の認識結果を使用して上述した処理に準じ
た処理を行なうように構成する。なお、認識エラーや受
付番号エラーの場合には、その場で修正は不可能なの
で、エラーである旨を企業のFAX1にその旨を送り、
修正後等に再度送信を依頼する。その他の例としては、
企業等から電話にて地区センタの担当者等に連絡し、当
該担当者が連絡により受け取った内容をWS5のキーボ
ード507から入力するように構成することもできる。
【0080】また、受付通知書について、音声による通
知にても運用上問題がなければ、FAX1による通知に
代えて電話にて通知を行なっても良い。この場合の構成
について簡単に説明すれば次の通りである。FAX1の
番号の代わりに電話番号を記憶しておき、受付通知を行
なう際には前述の電話番号にダイヤリングして相手の電
話機と接続する。そして、図8にて説明したのと同様に
音声と電話機のキー押下等にて相手の暗証を確認後、受
付番号及びその他必要情報を音声文言に変換して回線に
送出し、終了後、当該回線を断状態にすれば良い。ま
た、確認書について、本実施例においては情報量が多い
ことと取引の安全性を考慮して、電話ではなくFAXに
よる企業への通知を採用している。運用上問題がなけれ
ば、上述の受付通知書と同様、電話による通知が確認書
に対しても適用できる。なお、確認書、受付通知書、認
識不能通知書の変換や編集について、本実施例において
はイメージデータの形式に変換しているが、送信先の装
置がイメージデータと文字データの混在を許す装置の場
合やまた文字データのみを許す装置の場合には、例えば
FAX番号に関する情報に準じた送信先情報に装置の属
性を設定しておき、この設定された属性に応じてイメー
ジーデータと文字データが混在する形式に変換及び編集
したり文字コードのみで例えば所定の電文形式に変換及
び編集して送信するように構成しても良い。
【0081】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば以下の効果が期待できる。即ち、FAX等からイメ
ージデータを受信すると、このイメージデータを認識し
文字データに変換する。続いて、この文字データを特定
する受付番号を生成して文字データと対応付けて記憶す
る。後刻、記憶している文字データ及び当該文字データ
に対応付けられている受付番号とに基いて確認書を作成
する。送信先情報を記憶しているので、この情報に基づ
いて決定した送信先に確認書を送信する。操作者が確認
書を見て受付番号を入力すると、この受付番号が記憶さ
れているか否かを判定する。そして、記憶済みと判定さ
れた受付番号に対応する文字データを取り出して所定の
処理を行なう。従って、FAX等からイメージデータを
受信すると文字認識し、この認識文字に対応する受付番
号を生成し記憶後、これらの情報を基に確認書を作成し
て所定のFAX等に送信する。操作者が確認書内容は正
しいと判断し、この確認書に設定された受付番号を入力
するとこの受付番号に対応する記憶済みの認識文字(即
ち、確認書に設定された認識文字と同じ内容)を取り出
して処理を行なうので、企業等に設置された上述のFA
X等から処理すべき情報をイメージデータとして受信で
きるので、企業の従業員はその場で処理対象情報を送信
可能であるため、営業店に出向く必要がなく企業の顧客
等の処理操作にかける手間と費用の減少が期待できる。
また、確認書の送信と受付番号との入力により、受信し
たイメージデータの認識結果が正しいものであることを
顧客に確認した上で処理を行なうので処理の安全性、確
実性が向上する。
【0082】また、さらに一致していると判定された受
付番号に基づいて受付通知書を作成する。送信先情報を
記憶しているので、この情報に基づいて決定した送信先
に受付通知書を送信する。従って、一致していると判定
された受付番号、即ち、操作者等により確認書内容は正
しいと判断され、処理開始を承認された認識文字に対応
する受付番号を受付通知書として企業等に設置されたF
AX等に送信するので、顧客に対し受付番号を受け付け
たことを通知できると共に顧客から入力がなされたこと
の証拠としても利用できるので顧客にとって利便性が向
上し、処理の安全性、確実性も向上する。
【0083】また、さらに送信先情報には、優先順位が
付加された回線属性が異なる複数の送信先番号を含ませ
ておき、確認書又は通知書は、前述の優先順位に基づい
て送信を行なう。従って、多様な属性の回線に対応で
き、適切な回線に送信できるので、システム構築が柔軟
に行なえると共に例えばPBX接続により内線を優先的
に使用できるので公衆網使用による課金を避けられる
等、費用低減が期待できる。
【0084】また、さらに暗証を予め記憶しておき、後
刻、操作者等が暗証を入力すると、記憶されている暗証
と一致しているか否かを判定する。不一致の場合には、
所定の態様により暗証不一致の旨を示す情報を出力し、
一致の場合にのみ、入力される受付番号を受け付ける。
従って、暗証が正しい場合にのみ受付番号を受け付ける
ので、正当な操作者による受付番号入力がなされるため
処理の安全性が向上する。また、暗証不一致の場合には
その旨の情報を出力するので、暗証不一致発生の把握を
早期に行なえ、イメージデータを送信した企業等に不正
アクセス有無の確認等が可能なため処理の安全性と利便
性が向上する。
【0085】また、さらに認識の際に所定の認識不能状
態を検出すると、受信したイメージデータに基づいて認
識不能通知書を作成し、指定されたFAX等の出力先に
認識不能通知書を送信する。従って、人手認識不能通知
書により、認識不能であった事実の把握ができると共に
認識不能原因の推測が可能となり、処理操作等の利便性
及び運用効率が向上する。
【0086】また、さらにイメージデータ処理装置は、
少なくとも受付番号処理部と受付番号判定部とを有し、
受付番号処理部では、まず、受付番号を取り出して受付
番号判定部に送出する。受付番号判定部では、送出され
た受付番号を受け取って記憶しておく。後刻、操作者等
により受付番号が入力されると、この受付番号が記憶さ
れている受付番号と一致しているか否かを判定する。一
致していると判定すると、この受付番号を受付番号処理
部に送出する。受付番号処理部では、これを受取り、受
け取った受付番号に対応付けられた文字データを認識文
字記憶手段から取り出す。従って、操作者から入力され
た受付番号がイメージデータ処理装置に存在しているか
否かの判定を受付番号判定部のみにて行なえるので、前
述の処理についてはイメージデータ処理装置の他の部分
との情報の授受を行なう必要がないため、処理時間が短
縮でき処理効率が向上する。また、受付番号入力時間が
短縮できるので、入力に必要な費用の低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】システム構成例である。
【図3】送受信制御部と主制御部のハードウェア構成図
である。
【図4】ワークステーションのハードウェア構成図であ
る。
【図5】振込処理のフローチャート(その1)である。
【図6】振込処理のフローチャート(その2)である。
【図7】確認書送信処理のフローチャートである。
【図8】受付番号入力処理のフローチャートである。
【図9】FAX送信処理のフローチャートである。
【図10】暗証入力処理のフローチャートである。
【図11】認識不能処理のフローチャートである。
【図12】FAX番号に関する情報例(その1)であ
る。
【図13】FAX番号に関する情報例(その2)であ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(FAX) 2 電話機(TEL) 3 送受信制御部 4 主制御部 5 ワークステーション(WS) 7 ホストコンピュータa(HOSTa) 9 通信回線 301、401、501 プロセッサ 302、402、502 メモリ 303、407、504 通信制御部 304 回線制御部 306、404 ディスク(DK) 307 イメージ変換部 308、406 タイマ 405 端末制御部 409 認識装置 507 キーボード 508 表示部 509 印字部 M1 イメージデータ受信手段 M2 認識手段 M3 受付番号生成手段 M4 認識文字記憶手段 M5 確認書作成手段 M6 送信先情報記憶手段 M7 確認書送信手段 M8 受付番号入力手段 M9 受付番号一致判定手段 M10 認識文字取出手段 M11 処理手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージデータの文字認識を行ない、当該
    認識された文字データに基づいて所定の処理を行なうイ
    メージデータ処理装置において、 イメージデータを受信するイメージデータ受信手段と、 前記イメージデータ受信手段により受信されたイメージ
    データを認識し、文字データに変換する認識手段と、 前記認識手段により文字認識された文字データを特定す
    る受付番号を生成する受付番号生成手段と、 前記認識手段により文字認識された文字データと前記受
    付番号生成手段により生成された受付番号とを対応付け
    て記憶する認識文字記憶手段と、 前記認識文字記憶手段に記憶されている文字データ及び
    当該文字データに対応付けられている受付番号とに基い
    て、確認書を作成する確認書作成手段と、 送信先情報を記憶する送信先情報記憶手段と、 前記送信先情報記憶手段により記憶されている送信先情
    報に基づいて決定した送信先に対し、前記確認書作成手
    段により作成された確認書を所定の形式に変換して送信
    する確認書送信手段と、 所定の態様にて受付番号を入力する受付番号入力手段
    と、 前記受付番号入力手段により入力された受付番号が前記
    認識文字記憶手段に記憶されているか否かを判定する受
    付番号一致判定手段と、 前記受付番号一致判定手段により一致していると判定さ
    れた受付番号に対応付けられている文字データを前記認
    識文字記憶手段から取り出す認識文字取出手段と、 前記認識文字取出手段により取り出された文字データに
    基づいて前記所定の処理を行なう処理手段とを備えるこ
    とを特徴とするイメージデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記受付番号一致判定手段により一致して
    いると判定された受付番号に基づいて、受付通知書を作
    成する受付通知書作成手段と、 前記送信先情報記憶手段により記憶されている送信先情
    報に基づいて決定した送信先に対し、前記受付通知書作
    成手段により作成された受付通知書を所定の形式に変換
    して送信する受付通知書送信手段とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載のイメージデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記送信先情報記憶手段により記憶されて
    いる送信先情報は、優先順位が付加された回線属性が異
    なる複数の送信先番号を含み、 前記確認書送信手段又は前記受付通知書送信手段は、前
    記優先順位に基づいて送信を行なうことを特徴とする請
    求項1又は請求項2いずれか記載のイメージデータ処理
    装置。
  4. 【請求項4】暗証を予め記憶する暗証記憶手段と、 暗証を入力する暗証入力手段と、 前記暗証入力手段により入力された暗証が前記暗証記憶
    手段に記憶されている暗証と一致しているか否かを判定
    する暗証一致判定手段と、 前記暗証一致判定手段により一致していないと判定され
    た場合、所定の態様により暗証不一致の旨を示す情報を
    出力する暗証不一致情報出力手段とをさらに備え、 前記暗証一致判定手段により一致していると判定された
    場合にのみ、前記受付番号入力手段により入力される受
    付番号を受け付けることを特徴とする請求項1記載のイ
    メージデータ処理装置。
  5. 【請求項5】前記認識手段による認識の際に所定の認識
    不能状態を検出した場合、 前記イメージデータ受信手段により受信されたイメージ
    データに基づいて、認識不能通知書を作成する認識不能
    通知書作成手段と、 出力先指定手段と、 前記出力先指定手段により指定された出力先に対し、前
    記認識不能通知書作成手段により作成された認識不能通
    知書を所定の形式に変換して送信する認識不能通知書送
    信手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載
    のイメージデータ処理装置。
  6. 【請求項6】前記イメージデータ処理装置は、少なくと
    も受付番号処理部と受付番号判定部とを有し、 前記受付番号処理部は、 前記認識文字記憶手段と、 前記認識文字記憶手段に記憶されている受付番号を取り
    出して前記受付番号判定部に送出する受付番号送出手段
    と、 受付番号一致情報送出手段により送出された受付番号一
    致情報を受け取る受付番号一致情報受取手段と、 前記受付番号一致情報受取手段により受け取られた受付
    番号一致情報にて示されている受付番号に対応付けられ
    た文字データを前記認識文字記憶手段から取り出す前記
    認識文字取出手段とを備え、 前記受付番号判定部は、 前記受付番号送出手段により送出された受付番号を受け
    取る受付番号受取手段と、 前記受付番号受取手段により受けとられた受付番号を記
    憶する受付番号記憶手段と、 前記受付番号入力手段と、 前記受付番号入力手段により入力された受付番号が前記
    受付番号記憶手段に記憶されているか否かを判定する前
    記受付番号一致判定手段と、 前記受付番号一致判定手段により一致していると判定さ
    れた受付番号を受付番号一致情報として前記受付番号処
    理部に送出する前記受付番号一致情報送出手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載のイメージデータ処理
    装置。
  7. 【請求項7】イメージデータの文字認識を行ない、当該
    認識された文字データに基づいて所定の処理を行なうイ
    メージデータ処理方法において、 イメージデータを受信し、 前記受信したイメージデータを認識して文字データに変
    換し、 前記変換した文字データを特定する受付番号を生成し、 前記文字データと前記生成した受付番号とを対応付けて
    記憶手段に記憶し、 前記記憶手段に記憶されている文字データ及び当該文字
    データに対応付けられている受付番号とに基いて確認書
    を作成し、 予め記憶している送信先情報に基づいて送信先を決定し
    て当該送信先に対し、前記作成した確認書を所定の形式
    に変換して送信し、 所定の態様にて受付番号を入力し、 前記入力した受付番号が前記記憶手段に記憶されている
    受付番号と一致するか否かを判定し、 一致していると判定すると、前記入力した受付番号に対
    応付けられている文字データを前記記憶手段から取り出
    し、 前記取り出した文字データに基づいて前記所定の処理を
    行なうことを特徴とするイメージデータ処理方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61133770A (ja) * 1984-12-01 1986-06-21 Fujitsu Ltd フアクシミリ装置
JPH05189466A (ja) * 1992-01-14 1993-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動予約応答装置

Patent Citations (2)

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Effective date: 19990126