JPH0719114Y2 - バルブソケットの構造 - Google Patents

バルブソケットの構造

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JPH0719114Y2
JPH0719114Y2 JP1991031060U JP3106091U JPH0719114Y2 JP H0719114 Y2 JPH0719114 Y2 JP H0719114Y2 JP 1991031060 U JP1991031060 U JP 1991031060U JP 3106091 U JP3106091 U JP 3106091U JP H0719114 Y2 JPH0719114 Y2 JP H0719114Y2
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JP
Japan
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insulator
socket
socket body
valve
sliding
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JP1991031060U
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JPH04118588U (ja
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喜八郎 内田
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用各種点灯用の
バルブを保持するためのバルブソケットの組立技術に係
り、特に組立時の位置決めを簡単に、かつ正確にしたバ
ルブソケットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車のヘッドランプやブレー
キランプ等で、ランプユニットのリフレクタ底部にバル
ブソケットを設け、該バルブソケットに点灯用のバルブ
を保持する構造のものが使用されている。この種のバル
ブソケットは、バルブを交換可能に、かつ通電状態に保
持する構造として、図7(a)に示すように、電極54
a,54bを備えたインシュレータ51をソケット本体
50に対して摺動自在に内挿すると共に、コイルスプリ
ング52によって該インシュレータ51が突出する方向
に弾性付勢し、ソケット本体50に内挿したバルブ53
の電極55a,55bに上記電極54a,54bを当接
する構造になっている。そして該ソケット本体50の周
壁には母線L方向に延びる一対の摺動案内孔56,56
が180゜位置に穿設してあり、上記インシュレータ5
1の両端に突設した摺動突起57,57をそれぞれ係合
して該摺動案内孔56,56の長さ範囲で摺動自在に一
体化する構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、組立に際して
は、図7(b)で示すように、ソケット本体50に対し
てインシュレータ51を大きく傾斜させながらコイルス
プリング52の弾性に抗して挿入すると共に、図7
(c)に示すように、摺動案内孔56,56の位置にお
いて、ソケット本体50に対してインシュレータ51を
回動(矢印A)し、摺動突起57,57を上記摺動案内
孔56,56に位置合わせしながら遊嵌しなければなら
ない。従って、従来のバルブソケットの構成では、 (1) インシュレータ51の両側に一対の摺動突起5
7,57が突出しているため、コイルスプリング52の
反発に抗しながら該インシュレータ51の傾斜を大きく
しなければならない。 (2) ソケット本体50とインシュレータ51の回動
方向(矢印A)の位置決めをしなくてはならない。 等の組立に要求される事項が多いことから、組立作業が
複雑になり自動化も困難であった。然も、更に従来のバ
ルブソケットの構成では、 (3) インシュレータ51の180゜位置に突設した
一対の摺動突起57,57を、ソケット本体50の一対
の摺動案内孔56,56に遊嵌する構成になっているた
め、組み付け向きが逆になる可能性もあり、特にダブル
フィラメント構成のバルブ53を装着するバルブソケッ
トでは、接点位置が逆になって製品不良が発生する。 等の問題を併有していた。
【0004】本考案は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、組立ミスが発生しない構造になると共に、そ
の組立作業が容易な自動車用灯具等のバルブソケットを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るバルブソケ
ットの構造は、筒状のソケット本体に電極を配置したイ
ンシュレータを内挿し、コイルスプリングによって突出
する方向に弾性付勢し、該ソケット本体に内挿したバル
ブの口金の電極と当接する構造になるバルブソケットに
おいて、前記ソケット本体の筒状側壁口端部に切欠又は
位置決め目印等からなる位置決め手段を構成し、この位
置決め手段と同母線上に該位置決め手段の幅より広い開
口幅を有する矩形の摺動案内孔を穿設すると共に、イン
シュレータの一側に前記位置決め手段と等しいか又は小
幅の摺動突起を突設し、該摺動突起を前記摺動案内孔に
遊嵌するように内挿して組み込むことを要旨とするもの
である。
【0006】
【作用】上記バルブソケットの構成によれば、インシュ
レータをソケット本体に組み込む場合に、ソケット本体
の底にコイルスプリングをセットした状態で、該コイル
スプリングを圧縮するように内挿するようになる。この
ときインシュレータの摺動突起を位置決め手段と合わせ
た状態で保持し、次にソケット本体の底部から導出した
電極に接続した配線コードを引っ張るか、又はインシュ
レータ自体を押して移動させ、摺動突起を摺動案内孔に
落し込んで遊嵌する。
【0007】この操作において、摺動案内孔の幅は誘導
突起の幅より広く構成してあるため、意図的にインシュ
レータを回転させない限り、このインシュレータは位置
決め手段に摺動突起を位置合わせした状態から傾斜しな
がら筒状側壁の内面を摺動して移動し、この移動軌跡上
に位置する摺動案内孔に確実に落ち込む。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係るバルブソケットの一実施
例を図1乃至図5に従って説明する。図面において、1
は導電体によって構成した筒状のソケット本体であり、
このソケット本体1は硬質合成樹脂等の絶縁体によって
構成したハウジング2の筒状内腔に圧入又はインサート
成形によって一体化し、点灯用のバルブ20の口金21
を挿入するマイナス電極を構成してある。このソケット
本体1の筒状側壁3には二個のプラス電極を配置したベ
ークライト等の円盤状絶縁体からなるインシュレータ4
を内挿するもので、図2に示すように、該筒状側壁3の
口端にはインシュレータ4の一側に突設した摺動突起5
が嵌合する内部幅W1と深さD1(摺動突起5の板厚t
1≦D1)を有する位置決め切欠6を構成すると共に、
この位置決め切欠6の両端に口端側に開放したテーパ縁
6a,6aを構成してある。
【0009】また、この位置決め切欠6と同一母線L上
の筒状側壁3には、位置決め切欠6の内部幅W1より充
分に広い幅W2(>W1)を有する矩形状の摺動案内孔
7が開設してあり、上記ソケット本体1に内挿したイン
シュレータ4の摺動突起5を、摺動自在(矢印A)に遊
嵌する構造に成っている。上記インシュレータ4とソケ
ット本体1の環状底壁8間にはコイルスプリング9が弾
挿してあり、常時口端方向にインシュレータ4を押圧弾
性付勢すると共に、該インシュレータ4の電極10a,
10bと導通した配線コード11,11をソケット本体
1の底部からハウジング2のコード孔12を介して導出
したものである。
【0010】また、13a,13bは、ソケット本体1
の口端から構成したL字状切欠であり、バルブ20の口
金21側面に突設した係止突起22,22を案内すると
共に、これを係止して抜け止め保持するもので、バルブ
20を該L字状切欠13a,13bに係止保持すると、
該口金21の端部に突設した電極23a,23bがコイ
ルスプリング9の弾性に抗してインシュレータ4を押し
下げ、同時に該インシュレータ4の電極10a,10b
と当接するようになっている。
【0011】上記構成になるバルブソケットについてイ
ンシュレータ4をソケット本体1に組み込む場合には、
図5(a)に示すように、先ずソケット本体1の底壁に
コイルスプリング9をセットした状態で、該コイルスプ
リング9の内径を通して配線コード11,11をソケッ
ト本体1の底部から導出し、インシュレータ4の摺動突
起5を位置決め切欠6に嵌入した状態で保持する。次
に、ソケット本体1の底部から導出した配線コード1
1,11を引っ張るか、又はインシュレータ4を押して
(矢印B)該インシュレータ4を移動(図5(b)参
照)させ、摺動突起5を摺動案内孔7に落し込んで遊嵌
し、係止抜け止め(図5(c)参照)をする。
【0012】この操作において、インシュレータ4は位
置決め切欠6に摺動突起5を嵌合した状態から傾斜しな
がら筒状側壁の内面を摺動して移動し、この移動軌跡上
に位置する摺動案内孔7に落ち込む。即ち、該摺動案内
孔7の内部幅W2は、摺動突起5の内部幅W1より広く
構成してあるため、意図的にインシュレータ4を回転さ
せない限り、矢印B方向に移動せしめられる摺動突起5
は、自動的に摺動案内孔7に落ち込み、またコイルスプ
リング9の弾性によって押圧されて摺動案内孔7の孔端
に係止するよにうなっている。
【0013】また、上記組み込みに際して、摺動突起5
がインシュレータ4の一端に突設してあり、一個の摺動
案内孔7に遊嵌するものであるため、ソケット本体1に
対するインシュレータ4の向きを間違える等の組立ミス
を生じることはない。
【0014】図6は、本考案の他の実施例を示すもので
あり、位置決め手段としてソケット本体1の筒状側壁3
口端部に位置決め目印14,14を刻設したものであ
る。即ち、前記実施例の位置決め切欠6に代えて構成
し、両位置決め目印14,14の間隔を摺動突起5の幅
W1と等しくなるように形成してあり、インシュレータ
4を組み込む際の位置目安とするものである。このイン
シュレータ4の摺動突起5を位置決め目印14,14に
位置して、ソケット本体1の筒状側壁3に押し込み内挿
することによって、確実に摺動突起5を摺動案内孔7に
遊嵌係止することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案に係るバルブソケットの構造は、
以上のように構成したから、ソケット本体の摺動案内孔
と対応した位置に位置決め手段を構成したことによって
インシュレータの組み込みが簡単になり、バルブソケッ
トの組立作業が容易になると同時に、組立ミスを生じな
い構造になる特徴を有するものであり、本考案実施後の
実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバルブソケットの縦断面図であ
る。
【図2】バルブソケットのソケット本体とインシュレー
タの分解斜視図である。
【図3】ソケット本体の(a)正面図、(b)平面図、
(c)縦断面図である。
【図4】インシュレータの(a)正面図、(b)平面
図、(c)縦断面図である。
【図5】ソケット本体に対するインシュレータの組み込
みを示す、(a)は初期位置決め時、(b)は摺動変位
時、(c)は組み込み完了時の説明図である。
【図6】位置決め手段の他の実施例を示すソケット本体
とインシュレータの分解斜視図である。
【図7】従来のバルブソケットにおける、(a)はソケ
ット本体とインシュレータの分解斜視図、(b)は同挿
入時の縦断面図、(c)は同位置合わせ操作を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ソケット本体 3 筒状側壁 4 インシュレータ 5 摺動突起 6 位置決め切欠 7 摺動案内孔 9 コイルスプリング 10a,10b 電極 11 配線コード 14 位置決め目印 20 バルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のソケット本体に電極を配置したイ
    ンシュレータを内挿し、コイルスプリングによって突出
    する方向に弾性付勢し、該ソケット本体に内挿したバル
    ブの口金の電極と当接する構造になるバルブソケットに
    おいて、前記ソケット本体の筒状側壁口端部に切欠又は
    位置決め目印等からなる位置決め手段を構成し、この位
    置決め手段と同母線上に該位置決め手段の幅より広い開
    口幅を有する矩形の摺動案内孔を穿設すると共に、イン
    シュレータの一側に前記位置決め手段と等しいか又は小
    幅の摺動突起を突設し、該摺動突起を前記摺動案内孔に
    遊嵌するように内挿して組み込んだことを特徴とするバ
    ルブソケットの構造。
JP1991031060U 1991-04-08 1991-04-08 バルブソケットの構造 Expired - Lifetime JPH0719114Y2 (ja)

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JPH04118588U JPH04118588U (ja) 1992-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62128629A (ja) * 1985-11-29 1987-06-10 Mitsubishi Electric Corp 配電線路搬送方式
JPS6416294U (ja) * 1987-07-21 1989-01-26

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