JPH0526660Y2 - - Google Patents

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JPH0526660Y2
JPH0526660Y2 JP1986174031U JP17403186U JPH0526660Y2 JP H0526660 Y2 JPH0526660 Y2 JP H0526660Y2 JP 1986174031 U JP1986174031 U JP 1986174031U JP 17403186 U JP17403186 U JP 17403186U JP H0526660 Y2 JPH0526660 Y2 JP H0526660Y2
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cam
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knob
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、スイツチケース上部に配置された
つまみを回動させることにより、スイツチケース
下部に配置されたマイクロスイツチをオン、オフ
動作させる、いわゆるセレクタスイツチに関す
る。
《従来の技術》 第7図には、従来のセレクタスイツチの一例が
示されている。このセレクタスイツチは、円筒状
のスイツチケース101内の上部に、カム102
を備えたツマミ103およびカム102の突起1
02aに係合するカム溝104aを備えた円筒カ
ム104が配置され、スイツチケース101の下
部には、縦方向に2連のマイクロスイツチ10
5,106が取り付けられている。カム102の
突起102aはカム102の下部周縁部に形成さ
れ、円筒カム104のカム溝104aは、円筒カ
ム104の壁上部に形成されている。
つまみ103を回すと、カム突起102aが円
筒カム104のカム溝104aを滑つて円筒カム
104を下方に押し、各マイクロスイツチ10
5,106のためのスイツチ操作片107,10
8がそれぞれ下方に押されて、各マイクロスイツ
チ105,106の可動片105a,106aを
反転させ、接点の切り換えが行なわれる。つまみ
103を回す力を弱めると、各マイクロスイツチ
105,106の可動片105a,106aは可
動ばね105b,106bにより元の状態に復帰
し、各操作片107,108は復帰バネ109,
110により上方に押されて、円筒カム104、
カム102およびつまみ103は元の状態に復帰
する。
このようなセレクタスイツチは、使用目的に応
じて自動復帰型と手動復帰型の2タイプに分けて
構成される。自動復帰型は、つまみ103に対す
る操作力を弱めると、復帰ばね109,110に
より、つまみ103が元の状態に自動的に復帰す
るタイプのものである。手動復帰形は、つまみ1
03を回動させたときに、カム突起102aが円
筒カム104の係止溝104bに係止されてその
状態が保持されるもので、この保持を解くために
はつまみ103の操作をさらに必要とする。そし
て一般には、このような二タイプを区別するため
に、つまみ103に設けた突起103aをケース
101に設けたストツパ溝101aに係合させ
て、ストツパ溝101aの長さを変えることによ
りそれぞれに必要な回動角を得ていた。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような従来のセレクタスイ
ツチにおいては、各マイクロスイツチ105,1
06が円筒上ケース101の軸方向に縦に配列さ
れているため、スイツチ全体の長さが長くなり、
また各マイクロスイツチ105,106の端子が
同一底面に出て来ないため、配線作業が行ないに
くい問題点があつた。さらに、各マイクロスイツ
チ105,106が操作片107,108によつ
て連動するため、同時にオン、オフ動作しか得ら
れず、一方のみをオンまたはオフさせる動作が得
られない問題点があつた。
そこでこの考案の目的は、長さが短く、配線作
業が簡単に行なえ、かつ2連のマイクロスイツチ
の一方のみを選択的に動作させることが可能な改
良されたスイツチを提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この考案によるスイツチは、円筒状のスイツチ
ケース内に、軸方向に摺動可能に収容されて上部
に二つのカム突起を備えるとともに下部に二つの
スイツチ操作片を備えた操作プランジヤと、前記
操作プランジヤの上部に配置されて下部にカム溝
を有する円筒カムを備えたつまみと、前記円筒カ
ムを前記スイツチケース内に回動可能に支持する
よう前記スイツチケースに固定された固定リング
と、前記操作プランジヤの下部に並列に配置され
て前記操作プランジヤの二つのスイツチ操作片が
それぞれ直接駆動する二つのマイクロスイツチを
組み込んだスイツチユニツトと、前記操作プラン
ジヤを上方に押圧付勢する復帰ばねとを装備し、
前記操作プランジヤを前記カム突起およびスイツ
チ操作片をそれぞれ含むように軸方向に2分割し
て前記円筒カムにより互いに独立して移動可能に
構成した。
《実施例》 第1図は、この考案の一実施例を示すセレクタ
スイツチの分解斜視図、第2図は、その縦断面図
である。
このセレクタスイツチは、下部に円筒カム1を
備えたつまみ2と、円筒カム1をスイツチケース
3内に回動可能に支持するようスイツチケース3
に固定される固定リング4と、スイツチケース3
内下部に挿入される操作プランジヤ5、ランプソ
ケツトベース6およびスイツチユニツト7とから
ほぼ構成されている。これら各部品は合成樹脂材
料で成形され、照光押ボタンスイツチと兼用でき
るように、スイツチケース3上部の構成および操
作プランジヤ5を除いて共通仕様となつている。
円筒カム1は、円筒壁の下部を約180度の範囲
で浚つて形成した溝部1aと、これに斜面1bを
介して連続する山部1cとからなるカム面を有す
る。円筒カム1の小径の上部は、つまみ2の裏面
に位置決めされて圧入嵌合される。
つまみ2の円筒カム1を圧入した下部周囲に
は、ゴムパツキン8が嵌装される。つまみ2の下
部には、周縁を約280度の範囲で浚うことにより
突縁9が形成されている。
スイツチケース3は、円形の開口10を有する
ほぼ直方体状のフランジ11の円形開口10下方
から円筒状のスイツチユニツト収納部12を位置
決めして嵌合したものである。このスイツチユニ
ツト収納部12内には、上方から固定リング4が
位置決めされて圧入嵌合され、下方からはスイツ
チユニツト組立体が位置決めされて圧入嵌合され
る。スイツチユニツト収納部12の外周には、取
付リング13がねじ込まれるねじ溝14が切つて
あり、このセレクタスイツチをパネルに取り付け
る際には、図示されないパネル開口にスイツチユ
ニツト収納部12を挿入して表面側をフランジ1
1で支え、裏面側にゴムパツキン15および回り
止め金具16を介して取付リング13をねじ溝1
4にねじ込む。
固定リング4は、その下部外周の180度方向に
形成された段部17を、位置決め溝18をスイツ
チケース3のスイツチユニツト収納部12上部に
設けた図示されない突起に合わせて押圧すること
により、スイツチユニツト収納部12内上部の突
条19に、回り止めを施されて圧入嵌合される。
一方、円筒カム1は固定リング4の内周に沿わ
せて上方から押圧すると、固定リング4内周面に
形成された突起20に、円筒カム1の小径段部2
1が係止され、円筒カム1は固定リング4に回動
可能に保持される。この円筒カム1の回動角は、
つまみ2下部の突縁9の一方の端面9aが、固定
リング4上部周縁に形成されたストツパ22の一
方の端面22aに当接し、他方の端面9bが他の
端面22bに当接することにより規制される。
固定リング4には、円筒カム1の回動角を変化
させる構成が備えられている。すなわち固定リン
グ4の外周面には180度方向に一対の縦溝23が
形成され、その下部に連続してこの円筒壁を半径
方向に貫通する横溝24が形成されている。縦溝
23には、ストツパ片25の連結部27が嵌め込
まれ、横溝24にはストツパ片25の下部片28
が嵌め込まれる。ストツパ片25の上部片26
は、固定リング4の上部周端面29に載せられ
る。
ストツパ片25の上部片26および下部片28
の中間部27からの長さは、一方の端面26a,
28a側の長さが等しく、他方の端面26b,2
8bの長さは、上部片26は端面26a側と同じ
長さを有し、下部片28は端面28a側よりも短
かい。上部片26および下部片28の端面26
a,28a側の長さおよび上部片26の端面26
b側の長さは、固定リング4の上部周端面29の
縦溝23からストツパ22の端面22a,22b
までの距離にほぼ等しい。したがつて、このスト
ツパ片25を、上部片26を上にして固定リング
4の上部周端面29に載せても、下部片28を上
にし載せても、各片26,27はそれぞれ固定リ
ング4のストツパ22を延長することになり、し
かもそれぞれの場合で延長距離が異なり、円筒カ
ム1に対して異なる回動角を与えることができ
る。
操作プランジヤ5は、照光押ボタンスイツチと
共通仕様となるスイツチユニツト7上にランプソ
ケツトベース6、ランプホルダ30および復帰ば
ね31を介して組み立てられ、このスイツチユニ
ツト組立体はスイツチケース3のスイツチユニツ
ト収納部12下部から挿入されて、スイツチユニ
ツト7の複数の係止突起32をスイツチユニツト
収納部12に形成されたそれぞれの係止穴33に
嵌合させることにより、スイツチケース3に固定
される。
操作プランジヤ5は、スイツチユニツト収納部
12の内周面より若干小径の外径を有する円筒を
軸方向に2分割したものである。各分割片34
は、180度回転対称すなわち同一形状を有し、そ
れぞれの両端部に互いに嵌まり合う凹凸係合部3
5,36を備えている。各分割片34は、その上
部周縁に円筒カム1の斜面1bによつて押圧され
る山形のカム突起37を備え、その下部周縁に
は、スイツチ操作片38および係合溝39が形成
されたガイド片40を備えている。ランプソケツ
トベース6およびランプホルダ30は、本来は照
光押ボタンスイツチを構成するために役立てられ
るが、この考案のセレクタスイツチでは部品共用
化のためにこれをそのまま使用している。
ランプソケツトベース6は、その上部にスイツ
チユニツト収納部12の内周面より若干小径の外
周縁41をもつたランプホルダ30のための係止
面42を備えている。またこの係止面42の中央
には没入段部43が形成され、この没入段部43
に、照光押ボタンスイツチの場合にはランプ用端
子44が嵌挿される。この係止面42には、さら
に上方に突出した環状周壁45が形成され、その
内周面にランプホルダ30が係合される。
ランプソケツトベース6の係止面42の下方で
あつて、没入段部43の延長上には、スイツチユ
ニツト7の異極の電気接点部を互いに遮蔽する遮
蔽板46が下方に向けて垂設されている。またこ
の遮蔽板46の両側には一対の係止片47が下方
に向けて垂設され、この係止片47の下端部に形
成された係止突起48をスイツチユニツト7に形
成された係止孔32に圧入嵌合させることによ
り、ランプソケツトベース6がスイツチユニツト
7に固定される。ランプソケツトベース6の環状
周壁45は、その外周縁41より小径に形成さ
れ、その没入段部43に対応する部分を切欠き、
ランプ用端子44を上方から嵌挿できるようにな
つている。また環状周壁45の外周面であつて没
入段部43に直交する位置の両側には係合突起5
0が突設され、操作プランジヤ5のガイド片40
に形成された係合溝39を上下動自在に係合して
相互の回り止めをなすようになつている。
ランプソケツトベース6の係止面42の外周縁
41には、その係合突起50の下方をそれぞれ切
欠いてガイド片案内溝51が形成され、さらに没
入段部43の近傍には、操作プランジヤ5のスイ
ツチ操作片38に対応する部分を切欠いてスイツ
チ操作片案内溝52が形成され、それぞれガイド
片40およびスイツチ操作片38を上下動自在に
案内すると共に、操作プランジヤ5の回転を防止
する。
ランプホルダー30は、その上面に上方に突出
した一対の隔壁53を備え、この隔壁53の内側
に一対のランプ用ホルダ穴54が形成されてい
る。またこのホルダ穴54に相対向する位置に、
照光押ボタンスイツチの場合のランプユニツトを
固定する一対の固定片55が上方に向けて突設さ
れている。
さらにこの固定片55側の周縁には、ランプソ
ケツトベース6の没入段部43に押し込まれる一
対の端子押さえ部56が半径方向に突設されてい
る。
一方、スイツチユニツト7は、そのベース部5
7に公知のマイクロスイツチを組み込んだもので
ある。すなわち、一対の下部固定接点58と一対
の上部固定接点59との間に、基端を係止片60
の基部に係止させた可動片61の可動接点61a
を対向させ、可動片61の先端を受け金62の基
端部に係止させ、受け金62の先端部と係止片6
0の先端部との間に可動バネ63を張設したもの
である。このような一組のマイクロスイツチが水
平方向に二組並置され、両者間は、スイツチユニ
ツト7に組み込まれたランプソケツトベース6の
遮蔽板46によつて遮蔽される。各下部固定接点
58および上部固定接点59は、それぞれベース
部57の下方に垂設された外部接続端子64,6
5に連続している。
スイツチユニツト7のベース部57にはまた、
ランプソケツトベース6の没入段部43に対応す
る位置に、向け照光押ボタンスイツチの場合にラ
ンプ用端子収納部を兼ねるスイツチ操作片ガイド
部66が上方に向けて突設されている。このスイ
ツチ操作片ガイド部66の内側壁両側には、これ
に沿つてL字形の凹部66aが形成される一方、
これに対応して操作プランジヤ5のスイツチ操作
片38の一方の側壁には、これに沿つて凸部38
aが形成されており、第3図に示すように両者か
係合して、スイツチ操作片38の上下動を確実に
案内するとともに、スイツチ操作片38の外側へ
の開きを防止して、スイツチユニツト7における
マイクロスイツチの開閉を確実に行なうようにな
つている。このスイツチ操作片38とガイド部6
6との係合は、スイツチ操作片38に凹部を、ガ
イド部66に凸部を形成していてもよい。
スイツチユニツト7、ランプソケツトベース
6、ランプホルダ30、復帰ばね31、操作プラ
ンジヤ5は次のようにして組み立てられる。ま
ず、スイツチユニツト7のガイド部66内側の溝
にランプソケツトベース6の係止片47を挿入し
て、その下端部の係止突起48をガイド部66の
係止穴49に係止させる。次いで、ランプソケツ
トベース6の没入段部43内にランプホルダ30
の端子押さえ部56を押し込み、ランプホルダ3
0をランプソケツトベース6の係止面42に衝合
保持させる。次いで、ランプソケツトベース6の
環状周壁45とランプホルダ30の隔壁53との
間の空間に復帰ばね31の下端部を挿入し、その
上から、各分割片34を組み合わせた操作プラン
ジヤ5を被せ、そのスイツチ操作片38をランプ
ソケツトベース6のスイツチ操作片案内溝52か
らスイツチユニツト7のスイツチ操作片ガイド部
66の凹部66aに合わせて挿入し、また操作プ
ランジヤ5のガイド片40をランプソケツトベー
ス6のガイド片案内溝51に挿入してその係合溝
39を係合突起50に嵌合させる。そしてこのよ
うに組み立てられたスイツチユニツト組立体は、
スイツチケース3のスイツチユニツト収納部12
内に下方から挿入され、スイツチユニツト7の周
縁に形成された係止突起32をスイツチユニツト
収納部12の係止穴33に圧入嵌合させることに
より、スイツチケース3に組み立てられる。この
とき、照光押ボタンスイツチの場合は、ランプ用
端子44がスイツチユニツト収納部12の下部に
形成された穴67から表出する。また、復帰ばね
31により上方に押圧付勢された操作プランジヤ
5は、スイツチユニツト収納部12内上部の隔壁
68(第2図参照)によつてその上方への移動を
阻止される。また操作プランジヤ5のカム突起3
7は、この隔壁68に形成された逃げ穴69から
上方に突出する。
次に、このセレクタスイツチの動作について説
明する。つまみ2を例えば右回りに回動させる
と、その下部の円筒カム1も同方向に回動し、そ
の一方の斜面1bが操作プランジヤ5の一方の分
割片34のカム突起37を押し下げる。これによ
り、その一方の分割片34のスイツチ操作片38
の下端部が一方のマイクロスイツチの受け金62
の先端部を押し下げるので、可動片61が反転し
て、その可動接点61aが上部固定接点59から
下部固定接点58に移動して当接し、スイツチの
切り換えが行なわれる。このときのつまみ2の回
動角は、前述したように、つまみ2下部の突縁9
の一方の端面9aが固定リング4の一方のストツ
パ片25の端面26aに当接することにより規制
される。
つまみ2を逆の左回りに回動させると、今度
は、反対側のカム斜面1bが操作プランジヤ5の
他方の分割片34のカム突起37を押し下げ、他
方のマイクロスイツチが動作する。このとき、一
方のカム突起37は、円筒カム1のカム溝1aを
移動するので、円筒カム1の回動に干渉されな
い。
第4図には、このような円筒カム1とカム突起
37との関係が模式的に示されている。円筒カム
1は、360度のカム面を展開して図示されており、
各斜面1bの開始点Pは180度の間隔を有してお
り、そこに180度間隔のカム突起37が位置して
いる。各斜面1bは始点Pから終点Qまでの回動
角が30度であるように形成され、始点Pから45度
の位置Rに係止凹部1dが形成されている。そし
て固定リング4のストツパ片25を回動角30度が
得られるように選択設定すると、つまみ2の回動
角30度でスイツチ動作が行なわれ、つまみ2から
手を離すと、スイツチ内部の復帰ばね31によ
り、つまみ2は自動復帰する。また、ストツパ片
25を回動角45度が得られるように選択設定する
と、つまみ2の35度でスイツチ動作が行なわれ、
さらに同方向に15度回して45度の位置でカム突起
37が係止凹部1d内に入り込んで、その状態が
保持される。この状態を解除するためには、つま
み2を逆方向に回し、カム突起37を係止凹部1
dから外して斜面1bまで移動させることによ
り、つまみ2は復帰ばね31により回動復帰す
る。
第5図には、円筒カム1のカム面を変更して、
つまみ2を左右どちらに回しても、2連のマイク
ロスイツチが同時に動作する場合の円筒カム11
1のカム面とカム突起37の関係が示されてい
る。この場合のカム面は、カム斜面111bの始
点Pから終点Qまでの回動角が70度であるように
山形に形成され、始点Pから90度の位置Rに係止
凹部111dが形成されている。したがつて、ス
トツパ片25を回動角70度が得られるように選択
設定すると、つまみ2の回動角70度で両マイクロ
スイツチが同時に動作し、つまみ2から手を離す
と、スイツチ内部の復帰ばね31により、つまみ
2が回動復帰する。またストツパ片25を回動角
90度が得られるように選択設定すると、つまみ2
の70度で両マイクロスイツチが動作し、さらに同
方向に20度回して90度の位置で、カム突起37が
係止凹部111d内に入り込み、その状態が保持
される。このように、円筒カムのカム面およびス
トツパ片25を種々に選択することにより、マイ
クロスイツチの異なる動作を得ることができる。
第6図には、ストツパ片の固定方法の別の例が
示されている。この例ではストツパ片250は固
定リング4に固定されず、スイツチケース3のス
イツチユニツト収納部12上端縁に形成された係
止溝12aにストツパ片250の外周縁下部に形
成された係止突起250aを係合させ、その上部
のストツパ部250bを固定リング4の上部周端
面29に、そのストツパ22のそれぞれの端面2
2a,22bにストツパ片250の一方の端面2
50cを合わせて載せるようになつている。この
ストツパ片250も、その一方の端面250cか
ら他方の端面250dまでの距離を異にした種々
のストツパ片250を用意することにより、種々
のスイツチ動作を行なわせることができる。
また、ストツパ片を固定するさらに他の例とし
て、固定リング4のストツパ22を不変とし、つ
まみ2下部に設けられる突縁9を、長さの異なる
種々の突片としてこれをその所定位置に着脱可能
に取り付けるようにしてもよい。
《考案の効果》 以上のように、この考案によるスイツチは、操
作プランジヤを2分割して独立して移動できるよ
うにするとともに、2連のマイクロスイツチを並
列に配置したので、スイツチ全体の長さを短くで
きるとともに配線作業も簡単に行え、且つマイク
ロスイツチの一方のみを選択的に動作させること
ができる。
また、この考案の操作プランジヤは、直接スイ
ツチユニツトのマイクロスイツチを駆動する構成
にしたために、部品点数が少なく、且つ構造が簡
単で組み立て容易なスイツチを得ることができ
る。
さらに、この考案では、操作プランジヤをカム
突起およびスイツチ操作片をそれぞれ含むように
軸方向に2分割して構成したために、操作プラン
ジヤを上方に押圧付勢する復帰ばねを一つ装備す
ればよいこととなる。
なお、実用新案登録請求の範囲に記載したカム
溝およびカム突起とは相対的な概念であり、円筒
カムにカム突起を設け、操作プランジヤにカム溝
に設けても、この考案の範囲に含まれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、この考案の一実施例を示すセレクタス
イツチの分解斜視図、第2図は、同スイツチの縦
断面図、第3図は、同スイツチにおける操作プラ
ンジヤのスイツチ操作片とスイツチユニツトにお
けるスイツチ操作片ガイド部との係合関係を示す
断面図、第4図は、この考案の一実施例における
円筒カムのカム面と操作プランジヤのカム突起の
関係を示す展開模式図、第5図は、この考案の他
の実施例における第4図と同様な展開模式図、第
6図は、この考案におけるストツパ片の他の取付
例を示す要部分解斜視図、第7図は、従来のセレ
クタスイツチの一例を示す縦断面図である。 1……円筒カム、1a……カム溝、2……つま
み、3……スイツチケース、4……固定リング、
5……操作プランジヤ、6……ランプソケツトベ
ース、7……スイツチユニツト、25……ストツ
パ片、37……カム突起、38……スイツチ操作
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状のスイツチケース内に、軸方向に摺動可
    能に収容されて上部に二つのカム突起を備えると
    ともに下部に二つのスイツチ操作片を備えた操作
    プランジヤと、前記操作プランジヤの上部に配置
    されて下部にカム溝を有する円筒カムを備えたつ
    まみと、前記円筒カムを前記スイツチケース内に
    回動可能に支持するよう前記スイツチケースに固
    定された固定リングと、前記操作プランジヤの下
    部に並列に配置されて前記操作プランジヤの二つ
    のスイツチ操作片がそれぞれ直接駆動する二つの
    マイクロスイツチを組み込んだスイツチユニツト
    と、前記操作プランジヤを上方に押圧付勢する復
    帰ばねとを装備し、前記操作プランジヤを前記カ
    ム突起およびスイツチ操作片をそれぞれ含むよう
    に軸方向に2分割して前記円筒カムにより互いに
    独立して移動可能にしたスイツチ。
JP1986174031U 1986-11-14 1986-11-14 Expired - Lifetime JPH0526660Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986174031U JPH0526660Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JPS59215615A (ja) * 1983-05-20 1984-12-05 富士電機株式会社 セレクタ−スイツチ

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