JP4071559B2 - ランプホルダー - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランプ(電球)を一回の押圧で装着し、もう一回の押圧で解除(引き抜き)ができるランプホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開2001−043944号公報に開示されたランプソケットが一般に知られている。このランプソケットは、ソケット本体に対しランプに設けられた嵌合部を嵌合させる嵌合凹部を形成するとともに、嵌合凹部の内面側にランプの電極に電気的に接続される中心電極、及び外側電極を設け、かつ、ソケット本体の軸孔に対し当該軸孔を中心として揺動自在となる一対のアームを装着して構成されている。一対のアームの先端にはランプの嵌合部側に構成された係止凸部と係止する係止爪が形成され、他端側の押圧部には付勢部材の付勢力が外方へ向けて付勢され、これによりランプの嵌合部がソケット本体の嵌合凹部に嵌合されると、一対のアームの係止爪がランプ側の係止凸部に係止し、ランプがソケット本体に保持されるものとなる。
【0003】
ランプを取り外す際には、一方の手で一対のアームの押圧部(操作子)を付勢部材の付勢力に抗して押圧して軸孔を中心に一対のアーム先端の係止爪の間を開かせ、もって係止爪と係止凸部との係止関係を解放し、しかる状態でもう一方の手でランプを挟持しながらソケット本体から引き抜く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように従来のランプソケットにおいては、ランプを取り外す際に一方の手で一対のアームの押圧部を押圧しつつもう一方の手でランプを挟持して引き抜くという両方の手を使用しての引き抜き作業が必要となるため、ランプ着脱時の作業が大変に面倒であった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、一回の押圧動作のみでランプを装着したり取り外したりすることができるランプホルダーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、請求項1に記載の発明は、一端に開口を有した有底の収容空間が形成されたハウジングと、収容空間内に所定間隔をおいて対向するとともに開口から収容空間内に延びて配設され、中間部においてハウジングに揺動自在に枢結されて取り付けられた一対のロックアームと、一対のロックアームの間に位置してロックアームの延設方向に移動自在となってハウジングに取り付けられたスライダ(例えば、実施形態におけるハートカムスライド31)と、一対のロックアームを、内端部同士が近づくとともに外端部同士が離反するように揺動する方向に付勢するアーム付勢バネと、収容空間内に配設されたホルダー側端子とを備えてランプホルダーが構成される。
【0007】
そして、アーム付勢バネにより付勢されて離反した一対のロックアームの外端部の間を通って収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、被把持部がスライダに当接してこれを内方に押し込み移動させ、内方に移動されたスライダが一対のロックアームの内端部をアーム付勢バネの付勢力に抗して離反させて外端部同士を近づけ、外端部により被把持部を固定保持するとともにこの状態でホルダー側端子が被把持部に設けられたランプ側端子と当接して電気接続されるようにする。
【0008】
このように構成されたランプホルダーによれば、収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、被把持部がスライダに当接してこれを内方に押し込み移動させ、内方に移動されたスライダが一対のロックアームの外端部同士を近づけて、外端部によりランプの被把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでランプを装着することができる。
【0009】
このとき、スライダがハウジングにハートカム機構を介して取り付けられ、ランプの被把持部によりスライダが内方に押し込まれたときにハートカム機構によりスライダがこのまま押し込み位置に保持され、押し込み位置に保持されたスライダが被把持部により再度内方に押し込まれるとハートカム機構によりスライダが外方に押し出されて押し出し位置に移動するように構成されることが好ましい。このようにすれば、ハートカム機構によりスライダが内方に押し込まれたときに押し込み位置に保持され、再度スライダが内方に押し込まれると外方に押し出されて押し出し位置に移動するため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみで滑らかにランプを装着したり取り外したりすることができる。
【0010】
さらに、一対のロックアームの外端部に互いに対向する側に突出する係止突起がそれぞれ設けられ、ランプの被把持部に係止段部が設けられており、スライダを内方に移動させ一対のロックアームの内端部をアーム付勢バネの付勢力に抗して離反させて外端部同士を近づけたとき、係止突起が係止段部に係止されて外端部により把持部を固定保持することが好ましい。このようにすれば、係止突起が係止段部に係止されてランプの把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでより確実にランプを装着することができる。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、一端に開口を有した有底の収容空間が形成されたハウジングと、収容空間への挿入方向に移動自在となってハウジングに取り付けられたスライダ(例えば、実施形態におけるハートカムスライド131)と、所定間隔をおいて対向するとともに開口から収容空間内に延びて配設され、内端部においてスライダに揺動自在に枢結されて取り付けられた一対のロックアームと、一対のロックアームを外端部同士が離反するように揺動する方向に付勢するとともにスライダおよび一対のロックアームを収容空間内から開口へ向かわせるように付勢するアーム付勢バネと、収容空間内に配設されたホルダー側端子とを備えてランプホルダーが構成される。
【0012】
そして、アーム付勢バネにより付勢されて離反した一対のロックアームの外端部の間を通って収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、被把持部がスライダに当接してスライダおよび一対のロックアームを内方に押し込み移動させ、一対のロックアームが内方に移動するにつれ一対のロックアームの外側面と当接するハウジングの縁部に押圧されて外端部同士がアーム付勢バネの付勢力に抗して近づき、外端部により被把持部を固定保持するとともにこの状態でホルダー側端子が被把持部に設けられたランプ側端子と当接して電気接続されるようにする。
【0013】
このように構成されたランプホルダーによれば、収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、被把持部がスライダに当接してスライダおよび一対のロックアームを内方に押し込み移動させ、一対のロックアームが内方に移動するにつれ一対のロックアームの外端部同士が近づいて、外端部によりランプの被把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでランプを装着することができる。
【0014】
このとき、スライダがハウジングにハートカム機構を介して取り付けられ、ランプの被把持部によりスライダが内方に押し込まれたときにハートカム機構によりスライダがこのまま押し込み位置に保持され、押し込み位置に保持されたスライダが被把持部により再度内方に押し込まれるとハートカム機構によりスライダが外方に押し出されて押し出し位置に移動するように構成されることが好ましい。このようにすれば、ハートカム機構によりスライダが内方に押し込まれたときに押し込み位置に保持され、再度スライダが内方に押し込まれると外方に押し出されて押し出し位置に移動するため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみで滑らかにランプを装着したり取り外したりすることができる。
【0015】
さらに、一対のロックアームの外端部に互いに対向する側に突出する係止突起がそれぞれ設けられ、ランプの被把持部に係止段部が設けられており、スライダおよび一対のロックアームを内方に移動させ、一対のロックアームが内方に移動するにつれ一対のロックアームの外側面と当接するハウジングの縁部に押圧されて外端部同士がアーム付勢バネの付勢力に抗して近づいたとき、係止突起が係止段部に係止されて外端部により被把持部を固定保持することが好ましい。このようにすれば、係止突起が係止段部に係止されてランプの把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでより確実にランプを装着することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に本実施の形態のランプホルダー1の構成を示す。ランプホルダー1は、一方の側には底面3を有し他方の側には開口5を有する円筒状(多角筒状でもよい)の収容空間S1が形成されたハウジング7を備えている。
【0017】
収容空間S1内には、詳しく図示しないが例えば左右一対(図1では上下の関係)の略半円状の柱体9が互いに内側の内平面側を対向させつつ収容されている。一対の柱体9,9の互いに向合う内平面側で、ハウジング7の開口5の位置よりも外方側の左右一対(図1では上下の関係)の位置には、例えば二組の軸孔(図示せず)が形成されており、この軸孔に一対のロックアーム11,11の揺動支軸13,13を挿入させることで、一対の柱体9,9の間には、一対のロックアーム11,11が揺動支軸13,13の中心軸を中心に揺動可能に配設されている。
【0018】
一対のロックアーム11,11は、揺動支軸13付近を境にハウジング7の底面5側へ向けて延びる内側揺動部分15と、柱体9,9の外方側へ向けて延びる外側揺動部分17とを備えて構成されている。内側揺動部分15は、揺動支軸13に近い側が内側(ハウジング7の中軸線方向)に向けて曲げ加工され、そ の先端側がハウジング7の中軸線が延びる方向へ向けられている。従って、内側揺動部分15は、その内側の面がハウジング7の中軸線の方向に向け傾斜する傾斜面18を有する構成となっており、かつ、内側揺動部分15の先端側には、底面5に向けハウジング7の中軸線に沿って略平行に延びる揺動止め部分19が設けられている。即ち、一対のロックアーム11,11は、互いの揺動止め部分19,19を接触させることで、互いの揺動を静止させる構成を備えている。双方のロックアーム11,11の互いの揺動止め部分19,19の外側には、この揺動止め部分19,19の外側から内側に向け押圧力を付勢し、これにより常に外側揺動部分17側を開く方向に揺動させる働きをするアーム付勢バネ21が装着されている。アーム付勢バネ21は、両端側が互いに内側に曲げられた構成を有しており、双方の先端側が、内側揺動部分15,15において、揺動止め部分19,19の境目である外側の屈曲部分に付勢しつつ係止されるとともに、底面5に当接保持されている。
【0019】
一方、外側揺動部分17は、先端側の内側にハウジング7の中軸線の方向へ向けて突出する係止突起23を備えて構成されている。係止突起23は、後述するランプ(電球)61の装着時に、外側揺動部分17が揺動支軸13を支点に内側に揺動しても、ランプ61の被把持部62の部分に極力接することのないような突出長さとなっており、かつ、先端側が上辺に向け鋭角に形成されている。この角度は、ランプ61を装着したり引き抜いたりする際にランプ61の発光側の外面に接触することのないようにするために設定されたものである。
【0020】
また、一対の柱体9,9の互いに向合う内平面の間には、ハートカムスライド31がハートカム機構30を介して前後方向(図1では左右方向の関係であり、具体的にはハウジング7の底面3と開口5との間の往復方向)へ摺動自在に収容されている。一対の柱体9,9の内平面には、ハートカムスライド31の摺動方向を規制するするための突起、凹部、あるいは段差等を構成しても良い。
【0021】
ハートカムスライド31は、ハウジング7の底面3側に向けられる先端側において、一対のロックアーム11,11に対向する側の両側面の側には、先端に向うほど内側(ハウジング7の中軸線方向)に傾斜して一対のロックアーム11,11の各傾斜面18,18に摺接する一対の摺接面32,32が形成されている。ハートカムスライド31の摺接面32,32は、常時、アーム付勢バネ21の付勢力を介し一対のロックアーム11,11の傾斜面18,18から押圧されており、これにより常にハウジング7の開口5の方向へ移動させる押力を受けている。
【0022】
ハートカム機構30は主として、ハート型の形状を有するハートカム33と、ハートカム33と係合するカム係合部34と、カム係合部34を傾く姿勢を矯正する方向に付勢するカムロックスプリング41とから構成される。ハートカム33は、ハートカムスライド31の互いに柱体9,9に対向する側の側面(片方の側面でも良く、両側面でも良い)にハート型の形状を有して形成されており、また詳しくは図示しないが、ハートカム33の周囲には後述するカム係合部34の摺動ないし転動をガイドするガイド溝が形成されている。
【0023】
カム係合部34は、一端側がハートカム33に係合(ハートカム33の周囲のガイド溝への係合と考えても良く、この一端側にはローラが設けられていると考えても良い)し、他端側が一対のロックアーム11,11のハウジング7の底面3側に向けられる先端側に係止されたカムロックスプリング41に接続されている。カムロックスプリング41は、例えばカム係合部34がハートカム33の移動により当該ハートカム33の周囲に沿って姿勢を変化させる場合に、カム係合部34の傾く姿勢を矯正する方向に付勢する力を与え、これによりハートカム33に対するカム係合部34の運動性を確かなものにしている。
【0024】
また、カム係合部34は、ハートカムスライド31が収容空間S1の内方へ移動してハートカム33におけるハウジング7の底面3側に最も近い位置に係合する場合、及び、ハートカムスライド31が収容空間S1の外方へ移動してハートカム33のハウジング7の開口5を向く側に構成された内湾曲部分(ハートカム33の中心方向に凹む如く湾曲する部分)に係合する場合に、ハートカムスライド31のハウジング7の開口5の方向への移動にストップを掛ける働きをし、ハートカムスライド31の引き抜けを防止している。
【0025】
収容空間S1内において、各ロックアーム11,11の付近には、ハウジング7の底面3を貫通して図示していない電源側に電気的に接続される一対のホルダー側端子51,51が収容されている。各ホルダー側端子51,51は、収容空間S1内に収容される部分に平板状部分を有し、この平板状部分の一部にはロックアーム11を収容(挿通)させる切り溝(図示せず)が形成されており、平板状部分の先端側、即ちハウジング7の開口5を通り過ぎてロックアーム11の外側揺動部分17の係止突起23の方向に向う側の先端側にはハートカムスライド31の方向に曲げ加工されたランプ側端子63,63との接触部分52が設けられている。この接触部分52の中央側には、ハートカムスライド31の一部を避けるための切り溝(図示せず)が形成されているとともに、この切り溝を境として平行に二股に別れる先端側には上記平板状部分に向う屈曲部分53が形成されており、実際には、この屈曲部分53の外表面がランプ側端子63,63との接触面となる。
【0026】
一方、ランプ61は、図2にも示すように、ハートカムスライド31の外方を向く面(ハウジング7の底面3とは反対側に位置する面)に押圧接触可能な被把持部62を備えるとともに、この被把持部62の表裏面側の互いに対称を成す片側の位置には上記一対のホルダー側端子51,51の屈曲部分53,53と電気的に接続されてランプ61を発光させるための電力を通すランプ側端子63,63が設けられている。またランプ61の被把持部62の表裏面側の先端側には、屈曲部分53,53が係止する第一係止段部64,64が設けられており、第一係止段部64,64よりも後方側には、一対のロックアーム11,11の各係止突起23,23が係止する第二係止段部65,65が設けられている。
【0027】
第一係止段部64は、前傾斜面66と後傾斜面67とを有する三角形状の構成を有し、当該三角形状の頂点を境に前傾斜面66、及び後傾斜面67ともにランプ61の中心軸線方向に傾斜しているものであり、特に後傾斜面67側がハウジング7側のホルダー側端子51の屈曲部分53との電気的接続面となる。一方、第二係止段部65,65は、前傾斜面68を有する直角三角形状の構成を有しており、この直角三角形状の頂点から後ろの被把持部62に対し直角を成す直角面69は、ランプ61をランプホルダー1に装着した際に一対のロックアーム11の係止突起23が係止する係止面となる。なお、図2において、ランプ61は、その中心軸線を中心に180度回転させた場合も、作図上の関係は全く同じものとなるものであり、即ちランプ側端子63,63が被把持部62の表裏面の互いに対称の位置に設けられていることが判るが、各ランプ側端子63,63は、第一係止段部64の後傾斜面67から第二係止段部65の前傾斜面68の表面にかけてこの外表面に沿って設けられている。
【0028】
次に、本実施のランプホルダー1にランプ61を装着する場合の作用にいて説明する。先ず、図1の状態においてランプ61の被把持部62をハウジング7側の一対の柱体9,9間に枢結されている一対のロックアーム11,11の係止突起23,23間の隙間に挿入する。ランプ61の被把持部62の挿入が進むと、ランプ61の被把持部62の先端面がハートカムスライド31をハウジング7の底面3側へ押圧し、ハートカムスライド31の一対の摺接面32,32を一対のロックアーム11,11の内側傾斜面17,17を摺動移動させ、これにより一対のロックアーム11,11を揺動支軸13,13を支点に揺動止め部分19,19を押し開くべく揺動させ、この時、ランプ61には、アーム付勢バネ21の付勢力が伝わってランプ61の被把持部62の挿入の継続に若干の抵抗が感じられるとともに、その一方でハートカム33の周囲に沿ってカム係合部34が姿勢変化を進行する。
【0029】
ランプ61の被把持部62の挿入が更に進むと、一対のロックアーム11,11の揺動が更に進行するとともに、被把持部62の先端側の第一係止段部64,64の前傾斜面66,66が一対のホルダー側端子51,51の屈曲部分53,53に当接し、かつ前傾斜面66,66が当該屈曲部分53,53を押し退けて、一対のホルダー側端子51,51の平板状部分を外側へ湾曲させるか、あるいは一対のホルダー側端子51,51の平板状部分と接触部分52,52との境目の湾曲部分を更に内側に湾曲させ、ランプ61には、この一対のホルダー側端子51,51側の湾曲に伴う第二段目の抵抗が感じられる。続いて図3に示すように、接触部分52,52が自己反発力で、ランプ61の被把持部62の第一係止段部64,64の後傾斜面67,67に沿って摺動接触しつつ復帰すると、一対のホルダー側端子51,51の屈曲部分53,53とランプ61の被把持部62側のランプ側端子63,63との電気的接触が開始されるとともに、ランプ61には、第二段目の抵抗が消滅するため、ランプ61の装着が略完了に近いことが感じられ、かつ一対のホルダー側端子51,51の復帰力に伴い屈曲部分53,53の戻り力がランプ61の第一係止段部64,64の後傾斜面67,67を一瞬ではあるが押圧し、この押圧力がランプ61の被把持部62の挿入を更に進めさせる働きをして、ランプ61の装着が更に完了に近づいた、もしくは装着完了であることを感じさせる。
【0030】
かくして、ランプ61のランプ側端子63,63とハウジング7側の一対のホルダー側端子51,51との電気的接続が完全なものとなると、ハートカムスライド31の押圧移動に伴う一対のロックアーム11,11の揺動も大きく進行して外側揺動部分17,17の係止突起23,23がランプ61の第二係止段部65の直角面69へ係止し、これによりランプ61のハウジング7側に対する保持が持続されるとともに、ハートカム機構30のカム係合部34もハートカム33におけるハウジング7の底面3とは反対側の位置にある内湾曲部分に係合してハートカムスライド31がランプ61装着前の位置へと戻る移動にロックを掛ける。
【0031】
一方、例えばランプ61の交換のため、ランプ61を引き抜く場合は、図3の状態において、ランプ61をハウジング7側へもう一度押し込んでランプ61の被把持部62の先端面でハートカムスライド31をハウジング7の底面3側へ押圧し、これにより一対のロックアーム11,11を再び揺動させる一方で、ハートカム機構30のハートカム33の移動に伴いハートカム33周囲のガイド溝(図示せず)に沿ってカム係合部34に対し押力を与え、この押力でハートカム33の内湾曲部分に対するカム係合部34の係合を解放させる。即ちハートカム33の内湾曲部分(ハウジング7の底面3側へ向け湾曲している)に沿うガイド溝も当然に同方向に湾曲しており、従ってこの内湾曲部分のガイド溝がカム係合部34に対し押圧力を与えると、カム係合部34は、ガイド溝の押力に押されてガイド溝の湾曲に沿って自らの姿勢を変えるため、ハートカム33の内湾曲部分から外れる。
【0032】
ランプ61を引き抜く場合、ハートカム33の内湾曲部分からカム係合部34の係合を外せる分だけハートカムスライド31を押圧移動させれば良く、即ちランプ61を極短い押圧ストローク分移動させた後、この押圧力を解くと、一対のロックアーム11,11の揺動止め部分19,19の外側に装着されているアーム付勢バネ21の付勢力に伴って当該一対のロックアーム11,11が逆の方向に揺動し、これにより外側揺動部分17,17の先端側の係止突起23,23の間の距離が広げられるとともに、ハートカムスライド31が一対のロックアーム11,11の傾斜面17,17に押されてハウジング7内から押出されるように移動しランプ61の被把持部62を外側へ押圧し、この結果、引き抜く力を殆ど用いなくともランプ61を引き抜くことができるものとなる。
【0033】
尚、今回のランプ61の押し込みに伴って一対のロックアーム11,11が揺動する際の外側揺動部分17,17の先端側の係止突起23,23の揺動については、係止突起23,23の先端と揺動支軸13,13との間の距離を短く設定してあるので、係止突起23,23は、ランプ61の被把持部62の中心へ向け揺動するのではなく、概ね被把持部62の押し込み移動方向に沿う方向に揺動するものであり、従って係止突起23,23の間に被把持部62を挟み込んでしまう状態は生じない。
【0034】
このため、以上のような構成のランプホルダー1によれば、収容空間S1内にランプ61の被把持部62を挿入したときに、被把持部62がハートカムスライド31に当接してこれを内方に押し込み移動させ、内方に移動されたハートカムスライド31が一対のロックアーム11,11の外端部(係止突起23,23)同士を近づけて、外端部(係止突起23,23)によりランプ61の被把持部62が固定保持されるため、ランプ61の被把持部62でハートカムスライド31を押圧移動させる一回の押圧動作のみでランプ62を装着することができる。
【0035】
次に、ランプホルダーの第二実施形態について図を参照し説明する。図4に本実施形態のランプホルダー101の構成を示す。なお、本実施形態において、ランプ61は第一実施形態のものと同様であるため説明を省略する。本実施形態におけるランプホルダー101は、一方の側には底面103を有し他方の側には開口105を有する円筒状(多角筒状でもよい)の収容空間S2が形成されたハウジング107を備えている。ハウジング107の開口105側縁部には、詳細は後述する一対のロックアーム111,111を収容しやすくするためのテーパ部106が形成されている。
【0036】
収容空間S2内には、ハートカムスライド131がハートカム機構130を介して前後方向(図4では左右方向の関係であり、具体的にはハウジング107の底面103と開口105との間の往復方向)へ摺動自在に収容されている。ハートカムスライド131は、ハウジング107の底面103側に向けられる先端側において、その左右(図1では上下の関係)に二組の軸孔131a,131aが形成されており、この軸孔131a,131aに一対のロックアーム111,111に形成された揺動支軸113,113を挿入することで、一対のロックアーム111,111がハートカムスライド131に揺動支軸113,113の中心軸を中心に揺動可能に枢結される。また、ハウジング107の底面103側に向けられる先端側には、底面103と向き合ってアーム付勢バネ(図示せず)の付勢力を受けるスライド端面132が形成されており、アーム付勢バネの付勢力によりハートカムスライド131にハウジング107の開口105の方向へ移動させる押圧力を受けるように構成されている。
【0037】
ハートカム機構130は主として、ハート型の形状を有するハートカム133と、ハートカム133と係合するカム係合部134と、カム係合部134を傾く姿勢を矯正する方向に付勢するカムロックスプリング141とから構成される。ハートカム133は、ハートカムスライド131の互いに一対のロックアーム111,111に対向する側の側面(片方の側面でも良く、両側面でも良い)にハート型の形状を有して形成されており、また詳しくは図示しないが、ハートカム33の周囲には後述するカム係合部34の摺動ないし転動をガイドするガイド溝が形成されている。
【0038】
カム係合部134は、一端側がハートカム133に係合(ハートカム133の周囲のガイド溝への係合と考えても良く、この一端側にはローラが設けられていると考えても良い)し、他端側が一対のロックアーム111,111のハウジング107の底面103側に向けられる先端側に係止されたカムロックスプリング141に接続されている。カムロックスプリング141は、例えばカム係合部134がハートカム133の移動により当該ハートカム133の周囲に沿って姿勢を変化させる場合に、カム係合部134の傾く姿勢を矯正する方向に付勢する力を与え、これによりハートカム133に対するカム係合部134の運動性を確かなものにしている。
【0039】
また、カム係合部134は、ハートカムスライド131が収容空間S2の内方へ移動してハートカム133におけるハウジング107の底面103側に最も近い位置に係合する場合、及び、ハートカムスライド131が収容空間S2の外方へ移動してハートカム133のハウジング107の開口105を向く側に構成された内湾曲部分(ハートカム133の中心方向に凹む如く湾曲する部分)に係合する場合に、ハートカムスライド131のハウジング107の開口105の方向への移動にストップを掛ける働きをし、ハートカムスライド131の引き抜けを防止している。
【0040】
一対のロックアーム111,111は、ハウジング107の底面103側に向けられる先端側が揺動支軸113,113を介してハートカムスライド131と枢結され、その枢結部からハウジング107の開口105側へ延びるように形成されており、ハートカムスライド131とともに収容空間S2内に前後方向へ摺動自在に収容されている。一対のロックアーム111,111の外側側面は、底面103側に向けられる先端側から中央部にかけて形成される第一外側面115,115と、中央部から開口105側に向けられる先端側にかけて形成される第二外側面117,117と、中央部において第一外側面115,115と第二外側面117,117との間に形成された傾斜面119,119とを備えて構成されている。
【0041】
第一外側面115,115は、収容空間S2の側面における第一外側面115,115と向き合う面と所定間隔の間隙を有して、一対のロックアーム111,111の底面103側に向けられる先端側から中央部にかけてハウジング7の中軸線と平行に延びて形成され、一対のロックアーム111,111が収容空間S2内において外側へ揺動可能に構成される。第二外側面117,117は、収容空間S2の側面における第二外側面117と向き合う面と摺接するとともに、一対のロックアーム111,111の中央部から開口105側に向けられる先端側にかけてハウジング7の中軸線と平行に延びて形成され、この第二外側面117,117が収容空間S2内に位置したときに一対のロックアーム111,111がハウジング7の中軸線と平行となる位置へ揺動するように構成される。傾斜面119,119は、一対のロックアーム111,111の中央部において第二外側面117,117側から第一外側面115,115側へ向けてハウジング7の中軸線方向へ傾斜するように形成され、第一外側面115,115と第二外側面117,117とが滑らかに繋がるように構成される。
【0042】
一対のロックアーム111,111の開口105側に向けられる先端側の内側には、ハウジング7の中軸線の方向へ向けて突出する係止突起123が形成されている。係止突起123は、ランプ61の装着時に、一対のロックアーム111,111が揺動支軸113の中心軸を中心に内側へ揺動しても、ランプ61の被把持部62の部分に極力接することのないような突出長さとなっており、かつ、先端側が上辺に向け鋭角に形成されている。この角度は、ランプ61を装着したり引き抜いたりする際にランプ61の発光側の外面に接触することのないようにするために設定されたものである。
【0043】
一対のロックアーム111,111の底面103側に向けられる先端側には、底面103と向き合ってアーム付勢バネ(図示せず)の付勢力を受けるアーム端面121,121が形成されており、アーム付勢バネの付勢力により一対のロックアーム111,111に外側へ揺動させる押圧力を受けるように構成されている。アーム付勢バネは、詳細には図示しないが、コイル状に形成されて、ハートカムスライド131のスライド端面132およびアーム端面121,121とハウジング107の底面103との間に配設されており、スライド端面132にハートカムスライド131をハウジング107の開口105の方向へ移動させる押圧力を付勢するとともに、アーム端面121,121に一対のロックアーム111,111を外側へ揺動させる押圧力を付勢するように構成されている。なお、アーム付勢バネは、コイル状のバネに限らず、例えば空気バネ等で構成されてもよい。
【0044】
収容空間S2内において、各ロックアーム111,111の付近には、ハウジング107の底面103を貫通して図示していない電源側に電気的に接続される一対のホルダー側端子151,151が収容されている。各ホルダー側端子151,151は、収容空間S2内に収容される部分に平板状部分を有し、この平板状部分の一部にはロックアーム111を収容(挿通)させる切り溝(図示せず)が形成されており、平板状部分の先端側、即ちハウジング107の開口105を通り過ぎてロックアーム111の係止突起123の方向に向う側の先端側にはハートカムスライド131の方向に曲げ加工されたランプ側端子63,63との接触部分152が設けられている。この接触部分152の中央側には、ハートカムスライド131の一部を避けるための切り溝(図示せず)が形成されているとともに、この切り溝を境として平行に二股に別れる先端側には上記平板状部分に向う屈曲部分153が形成されており、実際には、この屈曲部分153の外表面がランプ側端子63,63との接触面となる。
【0045】
次に、本実施のランプホルダー101にランプ61を装着する場合の作用にいて説明する。先ず、図4の状態においてランプ61の被把持部62を収容空間S2に収容されている一対のロックアーム111,111の係止突起123,123間の隙間に挿入する。ランプ61の被把持部62の挿入が進むと、図5に示すように、被把持部62の先端面がハートカムスライド131をハウジング107の底面103側へ押圧し、ハートカムスライド131およびハートカムスライド131と枢結された一対のロックアーム111,111を底面103側へ摺動移動させる。
【0046】
このとき、アーム付勢バネの付勢力により一対のロックアーム111,111が揺動支軸113,113の中心軸を中心に外側へ揺動して、一対のロックアーム111,111の第一外側面115,115がハウジング107のテーパ部106の内方側端部に当接している状態であるが、一対のロックアーム111,111が底面103側へ移動するにつれて、第一外側面115,115も底面103側へ移動するとともにテーパ部106の内方側端部に押圧されて一対のロックアーム111,111がアーム付勢バネの付勢力に抗して内側へ揺動し、一対のロックアーム111,111の係止突起123,123同士が近づく。さらにこのとき、ランプ61には、アーム付勢バネの付勢力が伝わってランプ61の被把持部62の挿入の継続に若干の抵抗が感じられるとともに、その一方でハートカム133の周囲に沿ってカム係合部134が姿勢変化を進行する。
【0047】
ランプ61の被把持部62の挿入が更に進むと、一対のロックアーム111,111の揺動が更に進行するとともに、被把持部62の先端側の第一係止段部64,64の前傾斜面66,66が一対のホルダー側端子151,151の屈曲部分153,153に当接し、かつ前傾斜面66,66がこの屈曲部分153,153を押し退けて、一対のホルダー側端子151,151の平板状部分を外側へ湾曲させるか、あるいは一対のホルダー側端子151,151の平板状部分と接触部分152,152との境目の湾曲部分を更に内側に湾曲させ、ランプ61には、この一対のホルダー側端子151,151側の湾曲に伴う第二段目の抵抗が感じられる。
【0048】
続いて図6に示すように、接触部分152,152が自己反発力で、被把持部62の第一係止段部64,64の後傾斜面67,67に沿って摺動接触しつつ復帰すると、一対のホルダー側端子151,151の屈曲部分153,153とランプ61の被把持部62側のランプ側端子63,63との電気的接触が開始されるとともに、ランプ61には、第二段目の抵抗が消滅するため、ランプ61の装着が略完了に近いことが感じられ、かつ一対のホルダー側端子151,151の復帰力に伴い屈曲部分153,153の戻り力がランプ61の第一係止段部64,64の後傾斜面67,67を一瞬ではあるが押圧し、この押圧力がランプ61の被把持部62の挿入を更に進めさせる働きをして、ランプ61の装着が更に完了に近づいた、もしくは装着完了であることを感じさせる。
【0049】
かくして、ランプ61のランプ側端子63,63とハウジング107側の一対のホルダー側端子151,151との電気的接続が完全なものとなると、ハートカムスライド131の押圧移動に伴い一対のロックアーム111,111の第二外側面117,117が収容空間S2内に位置するため、一対のロックアーム111,111がハウジング7の中軸線と平行となる位置まで揺動して係止突起123,123がランプ61の第二係止段部65の直角面69へ係止し、これによりランプ61のハウジング107側に対する保持が持続されるとともに、ハートカム機構130のカム係合部134もハートカム133におけるハウジング107の底面103とは反対側の位置にある内湾曲部分に係合してハートカムスライド131がランプ61装着前の位置へと戻る移動にロックを掛ける。
【0050】
一方、例えばランプ61の交換のため、ランプ61を引き抜く場合は、図7に示すように、ランプ61をハウジング107側へもう一度押し込んでランプ61の被把持部62の先端面でハートカムスライド131をハウジング107の底面103側へ押圧し、これによりハートカムスライド131および一対のロックアーム111,111を再び摺動移動させる一方で、ハートカム機構130のハートカム133の移動に伴いハートカム133周囲のガイド溝(図示せず)に沿ってカム係合部134に対し押力を与え、この押力でハートカム133の内湾曲部分に対するカム係合部134の係合を解放させる。即ちハートカム133の内湾曲部分(ハウジング107の底面103側へ向け湾曲している)に沿うガイド溝も当然に同方向に湾曲しており、従ってこの内湾曲部分のガイド溝がカム係合部134に対し押圧力を与えると、カム係合部134は、ガイド溝の押力に押されてガイド溝の湾曲に沿って自らの姿勢を変えるため、ハートカム133の内湾曲部分から外れる。
【0051】
ランプ61を引き抜く場合、ハートカム133の内湾曲部分からカム係合部134の係合を外せる分だけハートカムスライド131を押圧移動させれば良く、即ちランプ61を極短い押圧ストローク分移動させた後、この押圧力を解くと、アーム付勢バネの付勢力に伴ってハートカムスライド131および一対のロックアーム111,111が逆の方向に摺動移動して、ハートカムスライド131がランプ61装着前の位置へと戻るとともに、一対のロックアーム111,111の第二外側面117,117が収容空間S2の外方に位置し、アーム付勢バネの付勢力に伴って一対のロックアーム111,111が外側へ揺動して係止突起123,123の間の距離が広げられる。この結果、引き抜く力を殆ど用いなくともランプ61を引き抜くことができるものとなる。
【0052】
このため、以上のような構成のランプホルダー101によれば、収容空間S2内にランプ61の被把持部62を挿入したときに、被把持部62がハートカムスライド131に当接してハートカムスライド131および一対のロックアーム111,111を内方に押し込み移動させ、一対のロックアーム111,111が内方に移動するにつれ一対のロックアーム111,111の外端部(係止突起123,123)同士が近づいて、外端部(係止突起123,123)によりランプ61の被把持部62が固定保持されるため、ランプ61の被把持部62でハートカムスライド131を押圧移動させる一回の押圧動作のみでランプを装着することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による請求項1に記載のランプホルダーよれば、収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、被把持部がスライダに当接してこれを内方に押し込み移動させ、内方に移動されたスライダが一対のロックアームの外端部同士を近づけて、外端部によりランプの被把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでランプを装着することができる。
【0054】
このとき、スライダがハウジングにハートカム機構を介して取り付けられ、ランプの被把持部によりスライダが内方に押し込まれたときにハートカム機構によりスライダがこのまま押し込み位置に保持され、押し込み位置に保持されたスライダが被把持部により再度内方に押し込まれるとハートカム機構によりスライダが外方に押し出されて押し出し位置に移動するように構成されることが好ましい。このようにすれば、ハートカム機構によりスライダが内方に押し込まれたときに押し込み位置に保持され、再度スライダが内方に押し込まれると外方に押し出されて押し出し位置に移動するため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみで滑らかにランプを装着したり取り外したりすることができる。
【0055】
さらに、一対のロックアームの外端部に互いに対向する側に突出する係止突起がそれぞれ設けられ、ランプの被把持部に係止段部が設けられており、スライダを内方に移動させ一対のロックアームの内端部をアーム付勢バネの付勢力に抗して離反させて外端部同士を近づけたとき、係止突起が係止段部に係止されて外端部により把持部を固定保持することが好ましい。このようにすれば、係止突起が係止段部に係止されてランプの把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでより確実にランプを装着することができる。
【0056】
また、本発明による請求項4に記載のランプホルダーによれば、収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、被把持部がスライダに当接してスライダおよび一対のロックアームを内方に押し込み移動させ、一対のロックアームが内方に移動するにつれ一対のロックアームの外端部同士が近づいて、外端部によりランプの被把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでランプを装着することができる。
【0057】
このとき、スライダがハウジングにハートカム機構を介して取り付けられ、ランプの被把持部によりスライダが内方に押し込まれたときにハートカム機構によりスライダがこのまま押し込み位置に保持され、押し込み位置に保持されたスライダが被把持部により再度内方に押し込まれるとハートカム機構によりスライダが外方に押し出されて押し出し位置に移動するように構成されることが好ましい。このようにすれば、ハートカム機構によりスライダが内方に押し込まれたときに押し込み位置に保持され、再度スライダが内方に押し込まれると外方に押し出されて押し出し位置に移動するため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみで滑らかにランプを装着したり取り外したりすることができる。
【0058】
さらに、一対のロックアームの外端部に互いに対向する側に突出する係止突起がそれぞれ設けられ、ランプの被把持部に係止段部が設けられており、スライダおよび一対のロックアームを内方に移動させ、一対のロックアームが内方に移動するにつれ一対のロックアームの外側面と当接するハウジングの縁部に押圧されて外端部同士がアーム付勢バネの付勢力に抗して近づいたとき、係止突起が係止段部に係止されて外端部により被把持部を固定保持することが好ましい。このようにすれば、係止突起が係止段部に係止されてランプの把持部が固定保持されるため、ランプの被把持部でスライダを押圧移動させる一回の押圧動作のみでより確実にランプを装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態におけるランプホルダーの構成を説明する一部破断説明図である。
【図2】本発明の第一実施形態におけるランプの外観構成を説明する説明図である。
【図3】本発明の第一実施形態におけるランプホルダーにランプを装着した状態を説明する一部破断説明図である。
【図4】本発明の第二実施形態におけるランプホルダーの構成を説明する一部破断説明図である。
【図5】本発明の第二実施形態における一対のロックアームの隙間にランプを挿入した状態を説明する一部破断説明図である。
【図6】本発明の第二実施形態におけるランプホルダーにランプを装着した状態を説明する一部破断説明図である。
【図7】本発明の第二実施形態におけるランプホルダーにランプが装着された状態からさらにランプを押し込んだ状態を説明する一部破断説明図である。
【符号の説明】
1 ランプホルダー(第一実施形態)
3 底面
5 開口
7 ハウジング
9 柱体
11 ロックアーム
13 揺動支軸
15 内側揺動部分
17 外側揺動部分
18 傾斜面
19 揺動止め部分
21 アーム付勢バネ
23 係止突起
30 ハートカム機構
31 ハートカムスライド
32 摺接面
33 ハートカム
34 カム係合部
41 カムロックスプリング
51 ホルダー側端子
52 接触部分
53 屈曲部分
61 ランプ
62 被把持部
63 ランプ側端子
64 第一係止段部
65 第二係止段部
101 ランプホルダー(第二実施形態)
103 底面
105 開口
106 テーパ部
107 ハウジング
111 ロックアーム
113 揺動支軸
115 第一外側面
117 第二外側面
119 傾斜面
121 アーム端面
123 係止突起
130 ハートカム機構
131 ハートカムスライド
132 スライド端面
133 ハートカム
134 カム係合部
141 カムロックスプリング
151 ホルダー側端子
152 接触部分
153 屈曲部分
S1 収容空間(第一実施形態)
S2 収容空間(第二実施形態)

Claims (6)

  1. 一端に開口を有した有底の収容空間が形成されたハウジングと、
    前記収容空間内に所定間隔をおいて対向するとともに前記開口から前記収容空間内に延びて配設され、中間部において前記ハウジングに揺動自在に枢結されて取り付けられた一対のロックアームと、
    前記一対のロックアームの間に位置して前記ロックアームの延設方向に移動自在となって前記ハウジングに取り付けられたスライダと、
    前記一対のロックアームを、内端部同士が近づくとともに外端部同士が離反するように揺動する方向に付勢するアーム付勢バネと、
    前記収容空間内に配設されたホルダー側端子とを備え、
    前記アーム付勢バネにより付勢されて離反した前記一対のロックアームの外端部の間を通って前記収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、前記被把持部が前記スライダに当接してこれを内方に押し込み移動させ、内方に移動された前記スライダが前記一対のロックアームの前記内端部を前記アーム付勢バネの付勢力に抗して離反させて前記外端部同士を近づけ、前記外端部により前記被把持部を固定保持するとともにこの状態で前記ホルダー側端子が前記被把持部に設けられたランプ側端子と当接して電気接続されるように構成されていることを特徴とするランプホルダー。
  2. 前記スライダが前記ハウジングにハートカム機構を介して取り付けられ、前記ランプの前記被把持部により前記スライダが内方に押し込まれたときに前記ハートカム機構により前記スライダがこのまま押し込み位置に保持され、前記押し込み位置に保持された前記スライダが前記被把持部により再度内方に押し込まれると前記ハートカム機構により前記スライダが外方に押し出されて押し出し位置に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のランプホルダー。
  3. 前記一対のロックアームの前記外端部に互いに対向する側に突出する係止突起がそれぞれ設けられ、前記ランプの前記被把持部に係止段部が設けられており、
    前記スライダを内方に移動させ前記一対のロックアームの前記内端部を前記アーム付勢バネの付勢力に抗して離反させて前記外端部同士を近づけたとき、前記係止突起が前記係止段部に係止されて前記外端部により前記被把持部を固定保持することを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のランプホルダー。
  4. 一端に開口を有した有底の収容空間が形成されたハウジングと、
    前記収容空間への挿入方向に移動自在となって前記ハウジングに取り付けられたスライダと、
    所定間隔をおいて対向するとともに前記開口から前記収容空間内に延びて配設され、内端部において前記スライダに揺動自在に枢結されて取り付けられた一対のロックアームと、
    前記一対のロックアームを外端部同士が離反するように揺動する方向に付勢するとともに前記スライダおよび前記一対のロックアームを前記収容空間内から前記開口へ向かわせるように付勢するアーム付勢バネと、
    前記収容空間内に配設されたホルダー側端子とを備え、
    前記アーム付勢バネにより付勢されて離反した前記一対のロックアームの外端部の間を通って前記収容空間内にランプの被把持部を挿入したときに、前記被把持部が前記スライダに当接して前記スライダおよび前記一対のロックアームを内方に押し込み移動させ、前記一対のロックアームが内方に移動するにつれ前記一対のロックアームの外側面と当接する前記ハウジングの縁部に押圧されて前記外端部同士が前記アーム付勢バネの付勢力に抗して近づき、前記外端部により前記被把持部を固定保持するとともにこの状態で前記ホルダー側端子が前記被把持部に設けられたランプ側端子と当接して電気接続されるように構成されていることを特徴とするランプホルダー。
  5. 前記スライダが前記ハウジングにハートカム機構を介して取り付けられ、前記ランプの前記被把持部により前記スライダが内方に押し込まれたときに前記ハートカム機構により前記スライダがこのまま押し込み位置に保持され、前記押し込み位置に保持された前記スライダが前記被把持部により再度内方に押し込まれると前記ハートカム機構により前記スライダが外方に押し出されて押し出し位置に移動するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のランプホルダー。
  6. 前記一対のロックアームの前記外端部に互いに対向する側に突出する係止突起がそれぞれ設けられ、前記ランプの前記被把持部に係止段部が設けられており、
    前記スライダおよび前記一対のロックアームを内方に移動させ、前記一対のロックアームが内方に移動するにつれ前記一対のロックアームの外側面と当接する前記ハウジングの縁部に押圧されて前記外端部同士が前記アーム付勢バネの付勢力に抗して近づいたとき、前記係止突起が前記係止段部に係止されて前記外端部により前記被把持部を固定保持することを特徴とする請求項4もしくは請求項5に記載のランプホルダー。
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