JP2591682Y2 - 電源用コネクタ - Google Patents
電源用コネクタInfo
- Publication number
- JP2591682Y2 JP2591682Y2 JP1992068829U JP6882992U JP2591682Y2 JP 2591682 Y2 JP2591682 Y2 JP 2591682Y2 JP 1992068829 U JP1992068829 U JP 1992068829U JP 6882992 U JP6882992 U JP 6882992U JP 2591682 Y2 JP2591682 Y2 JP 2591682Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- movable base
- connector
- power supply
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば電子機器内でバ
ッテリーパックから給電する箇所に設けられている電源
用コネクタに関するものである。
ッテリーパックから給電する箇所に設けられている電源
用コネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の電源用コネクタ１は、図
７（Ａ）（Ｂ）に示すように、コネクタハウジング２の
中にその後部からコイルスプリング３を組込み、該コイ
ルスプリング３の一端部で形成した接点４をコネクタハ
ウジング１の前面の孔５から外に突出させ、コネクタハ
ウジング２の後部からは裏蓋６を組付けてコイルスプリ
ング３の脱出を防止するとともに、該裏蓋６の孔７から
コイルスプリング３の他端で形成した端子８を導出させ
た構造となっていた。
７（Ａ）（Ｂ）に示すように、コネクタハウジング２の
中にその後部からコイルスプリング３を組込み、該コイ
ルスプリング３の一端部で形成した接点４をコネクタハ
ウジング１の前面の孔５から外に突出させ、コネクタハ
ウジング２の後部からは裏蓋６を組付けてコイルスプリ
ング３の脱出を防止するとともに、該裏蓋６の孔７から
コイルスプリング３の他端で形成した端子８を導出させ
た構造となっていた。
【０００３】このような電源用コネクタ１に対するバッ
テリーパックの接続を低挿抜力で行うため、図８に示す
ように、バッテリーパック９に接点逃がし凹部１０を設
け、この凹部１０に隣接して配置する端子板１１にテー
パ部１１ａを設けることが行われている。
テリーパックの接続を低挿抜力で行うため、図８に示す
ように、バッテリーパック９に接点逃がし凹部１０を設
け、この凹部１０に隣接して配置する端子板１１にテー
パ部１１ａを設けることが行われている。
【０００４】このような構造の場合には、まず電源用コ
ネクタ１の接点４に対応させてバッテリーパック９の接
点逃がし凹部１０を配置して、バッテリーパック９の挿
入を行う。このようにすると、接点４に圧力をかけずに
バッテリーパック９の挿入を低挿入力で行うことができ
る。しかる後、矢印方向にバッテリーパック９をスライ
ドさせる。これにより、端子板１１のテーパ部１１ａで
電源用コネクタ１の接点４が徐々に押されて後退し、最
終的な電気的接続状態になる。
ネクタ１の接点４に対応させてバッテリーパック９の接
点逃がし凹部１０を配置して、バッテリーパック９の挿
入を行う。このようにすると、接点４に圧力をかけずに
バッテリーパック９の挿入を低挿入力で行うことができ
る。しかる後、矢印方向にバッテリーパック９をスライ
ドさせる。これにより、端子板１１のテーパ部１１ａで
電源用コネクタ１の接点４が徐々に押されて後退し、最
終的な電気的接続状態になる。
【０００５】このような接続構造をとる場合には、接点
逃がし凹部１０の分だけ、電源用コネクタ１における接
点４の突出長Ｌを大きくしてその出没方向の移動範囲を
大きくとる必要がある。
逃がし凹部１０の分だけ、電源用コネクタ１における接
点４の突出長Ｌを大きくしてその出没方向の移動範囲を
大きくとる必要がある。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、接点４
の突出長Ｌを大きくしてその出没方向の移動範囲を大き
くとると、バッテリーパック９のスライド時に接点４に
図７（Ａ）に示すように大きな横荷重Ｆを受け、接点４
がこじられて変形し易い問題点がある。
の突出長Ｌを大きくしてその出没方向の移動範囲を大き
くとると、バッテリーパック９のスライド時に接点４に
図７（Ａ）に示すように大きな横荷重Ｆを受け、接点４
がこじられて変形し易い問題点がある。
【０００７】本考案の目的は、接点の出没方向の移動範
囲を大きくしても、該接点の変形を防止することができ
る電源用コネクタを提供することにある。
囲を大きくしても、該接点の変形を防止することができ
る電源用コネクタを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
考案の構成を説明すると、本考案に係る電源用コネクタ
は、コネクタハウジングの開口部に可動台が摺動自在に
組付けられ、前記可動台の孔からは接点が出没自在に突
設され、前記コネクタハウジング内には前記接点を突出
方向に附勢し、前記可動台を前進方向に附勢するスプリ
ングが組込まれていることを特徴とする。
考案の構成を説明すると、本考案に係る電源用コネクタ
は、コネクタハウジングの開口部に可動台が摺動自在に
組付けられ、前記可動台の孔からは接点が出没自在に突
設され、前記コネクタハウジング内には前記接点を突出
方向に附勢し、前記可動台を前進方向に附勢するスプリ
ングが組込まれていることを特徴とする。
【０００９】
【作用】このような構造にすると、接点が可動台に対し
て出没方向に動き、また可動台がコネクタハウジングに
対して前後方向に動く。従って接点の全体的な出没方向
の移動範囲が大きくなる。しかしながら、可動台からの
接点の突出長は小さいので、こじられて変形するのを防
止できる。
て出没方向に動き、また可動台がコネクタハウジングに
対して前後方向に動く。従って接点の全体的な出没方向
の移動範囲が大きくなる。しかしながら、可動台からの
接点の突出長は小さいので、こじられて変形するのを防
止できる。
【００１０】
【実施例】図１〜図６は、本考案に係る電源用コネクタ
１の一実施例を示したものである。該電源用コネクタ１
では、コネクタハウジング２はハウジング本体１２と、
その周壁の一面開口部を閉塞する分離壁体１３とで形成
されている。分離壁体１３には、一対ずつの接点ホルダ
ー１４が設けられている。該分離壁体１３は、そのルー
プ状のロック部材１５をハウジング本体１２の突起状の
ロック部材１６に引っ掛けることにより連結され、一体
化されている。
１の一実施例を示したものである。該電源用コネクタ１
では、コネクタハウジング２はハウジング本体１２と、
その周壁の一面開口部を閉塞する分離壁体１３とで形成
されている。分離壁体１３には、一対ずつの接点ホルダ
ー１４が設けられている。該分離壁体１３は、そのルー
プ状のロック部材１５をハウジング本体１２の突起状の
ロック部材１６に引っ掛けることにより連結され、一体
化されている。
【００１１】コネクタハウジング２の開口部には、可動
台１７が摺動自在に組付けられている。
台１７が摺動自在に組付けられている。
【００１２】可動台１７の摺動がスムーズに行えるよう
にハウジング本体１２と可動台１７には筒状の摺動ガイ
ド１８，１９が設けられている。また可動台１７の突出
方向の移動範囲を規制するために、該可動台１７とハウ
ジング本体１２にはストッパー２０，２１が設けられて
いる。
にハウジング本体１２と可動台１７には筒状の摺動ガイ
ド１８，１９が設けられている。また可動台１７の突出
方向の移動範囲を規制するために、該可動台１７とハウ
ジング本体１２にはストッパー２０，２１が設けられて
いる。
【００１３】筒状の摺動ガイド１８内には、可動台１７
を突出方向に附勢するスプリング２２が組込まれてい
る。
を突出方向に附勢するスプリング２２が組込まれてい
る。
【００１４】分離壁体１３の接点ホルダー１４に対応し
て左右に一対ずつの孔２３が設けられている。
て左右に一対ずつの孔２３が設けられている。
【００１５】各接点ホルダー１４には、接点ユニット２
４がそれぞれ組込まれている。接点ユニット２４は、図
４に示すように金属スリーブ２５の先端開口部に接点２
６が出没自在に組込まれている。接点２６には、第１，
第２の段部２６ａ，２６ｂが設けられている。金属スリ
ーブ２５の先端には内向きにストッパー部２５ａが設け
られ、このストッパー部２５ａに接点２６の第２の段部
２６ｂが当ることにより、接点２６の抜け止めが図られ
ている。金属スリーブ２５内には、接点２６を突出方向
に附勢するコイルスプリング２７が組込まれている。金
属スリーブ２５の底部には、リード線２８が接続されて
いる。
４がそれぞれ組込まれている。接点ユニット２４は、図
４に示すように金属スリーブ２５の先端開口部に接点２
６が出没自在に組込まれている。接点２６には、第１，
第２の段部２６ａ，２６ｂが設けられている。金属スリ
ーブ２５の先端には内向きにストッパー部２５ａが設け
られ、このストッパー部２５ａに接点２６の第２の段部
２６ｂが当ることにより、接点２６の抜け止めが図られ
ている。金属スリーブ２５内には、接点２６を突出方向
に附勢するコイルスプリング２７が組込まれている。金
属スリーブ２５の底部には、リード線２８が接続されて
いる。
【００１６】接点２６は、その先端が可動台１７の孔２
３から外に突出され、第１の段部２６ａが該可動台１７
の裏面に当接されている。
３から外に突出され、第１の段部２６ａが該可動台１７
の裏面に当接されている。
【００１７】なお、２９は可動台１７の後退範囲を制限
するストッパーである。
するストッパーである。
【００１８】このような電源コネクタ１においては、接
点２６を押すと、スプリング２７が圧縮されて該接点２
６が可動台１７から没する方向に移動する。該接点２６
を押す力を除去すると、スプリング２７の押圧力により
接点２６が可動台１７の裏面から突出する。
点２６を押すと、スプリング２７が圧縮されて該接点２
６が可動台１７から没する方向に移動する。該接点２６
を押す力を除去すると、スプリング２７の押圧力により
接点２６が可動台１７の裏面から突出する。
【００１９】従って、各接点２６は可動台１７に対して
それぞれ出没動作をする。
それぞれ出没動作をする。
【００２０】また、可動台１７も押されると、スプリン
グ２２，２７が圧縮されて、該可動台１７が接点２６と
ともにコネクタハウジング２内に後退する方向に移動す
る。該可動台１７を押す力を除去すると、スプリング２
２，２７の押圧力により可動台１７及び接点２６がコネ
クタハウジング２から前進する方向に移動する。
グ２２，２７が圧縮されて、該可動台１７が接点２６と
ともにコネクタハウジング２内に後退する方向に移動す
る。該可動台１７を押す力を除去すると、スプリング２
２，２７の押圧力により可動台１７及び接点２６がコネ
クタハウジング２から前進する方向に移動する。
【００２１】従って、接点２６の全体的な出没方向の移
動範囲が大きくなる。しかしながら可動台１７からの接
点２６の突出長は小さいので、こじられて変形するのを
防止できる。
動範囲が大きくなる。しかしながら可動台１７からの接
点２６の突出長は小さいので、こじられて変形するのを
防止できる。
【００２２】なお、可動台１７を附勢するスプリング２
２を省略し、接点ユニット２４のコイルスプリング２７
で兼用することができる。
２を省略し、接点ユニット２４のコイルスプリング２７
で兼用することができる。
【００２３】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る電源用
コネクタにおいては、コネクタハウジングに対して可動
台を摺動自在に組付け、該可動台の孔からは接点を出没
自在に突設し、コネクタハウジング内には接点を突出方
向に附勢し、可動台前進方向に附勢するスプリングを組
込んだ構造となっているので、接点が可動台に対して出
没方向に動き、また可動台がコネクタハウジングに対し
て前後方向に動くことになり、従って接点の全体的な出
没方向の移動範囲を大きくとることができる。しかしな
がらこの電源用コネクタでは、可動台からの接点の突出
長が小さいので、こじられて変形するのを防止すること
ができる。
コネクタにおいては、コネクタハウジングに対して可動
台を摺動自在に組付け、該可動台の孔からは接点を出没
自在に突設し、コネクタハウジング内には接点を突出方
向に附勢し、可動台前進方向に附勢するスプリングを組
込んだ構造となっているので、接点が可動台に対して出
没方向に動き、また可動台がコネクタハウジングに対し
て前後方向に動くことになり、従って接点の全体的な出
没方向の移動範囲を大きくとることができる。しかしな
がらこの電源用コネクタでは、可動台からの接点の突出
長が小さいので、こじられて変形するのを防止すること
ができる。
【図１】本考案に係る電源用コネクタの一実施例を示す
平面図である。
平面図である。
【図２】同、正面図である。
【図３】同、側面図である。
【図４】図１中のＸ−Ｘ線断面図である。
【図５】同、Ｙ−Ｙ線断面図である。
【図６】同、Ｚ−Ｚ線断面図である。
【図７】（Ａ）（Ｂ）は従来の電源用コネクタの側面図
及び縦断面図である。
及び縦断面図である。
【図８】従来の電源コネクタに対するバッテリーパック
の接続過程を示す要部断面図である。
の接続過程を示す要部断面図である。
１ 電源用コネクタ ２ コネクタハウジング ４ 接点 ９ バッテリーパック １０ 接点逃がし凹部 １１ 端子板 １１ａ テーパ部 １２ ハウジング本体 １３ 分離壁体 １４ 接点ホルダー １７ 可動台 １８，１９ 摺動ガイド ２０，２１ ストッパー ２２ スプリング ２３ 孔 ２４ 接点ユニット ２５ 金属スリーブ ２５ａ ストッパー部 ２６ 接点 ２６ａ，２６ｂ 第１，第２の段部 ２７ コイルスプリング ２８ リード線
Claims (1)
- 【請求項１】 コネクタハウジングの開口部に可動台が
摺動自在に組付けられ、前記可動台の孔からは接点が出
没自在に突設され、前記コネクタハウジング内には前記
接点を突出方向に附勢し、前記可動台を前進方向に附勢
するスプリングが組込まれていることを特徴とする電源
用コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992068829U JP2591682Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 電源用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992068829U JP2591682Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 電源用コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0629018U JPH0629018U (ja) | 1994-04-15 |
| JP2591682Y2 true JP2591682Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13384989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992068829U Expired - Lifetime JP2591682Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 電源用コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591682Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP1992068829U patent/JP2591682Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0629018U (ja) | 1994-04-15 |
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