JP2000223238A - 端子抜き治具 - Google Patents

端子抜き治具

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JP2000223238A
JP2000223238A JP11026564A JP2656499A JP2000223238A JP 2000223238 A JP2000223238 A JP 2000223238A JP 11026564 A JP11026564 A JP 11026564A JP 2656499 A JP2656499 A JP 2656499A JP 2000223238 A JP2000223238 A JP 2000223238A
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terminal
jig
lance
pin
connector housing
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JP11026564A
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English (en)
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Hiroyuki Katayama
裕幸 片山
Hironori Nomura
裕則 野村
Hiroshi Sato
弘 佐藤
Eiji Okada
英士 岡田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子抜き作業をワンアクションで行うことが
できると共に、端子の変形やコネクタハウジングの変形
・破損を防ぐ端子抜き治具を提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング11内に端子13が
収納され、この端子13が弾性変形する可撓性ランス1
2で係止されたコネクタ10に対し、可撓性ランス12
による端子13の係止状態を解除すると共に、該端子1
3をコネクタハウジング11内から抜くようにする端子
抜き治具20であって、可撓性ランス12による端子1
3の係止状態を解除するランス解除ピン22と、このラ
ンス解除ピン22よりも突出量が小さくなっていて端子
13を押し出す端子抜きピン24とを、治具本体21の
先端にそれぞれ別々に設け、ランス解除ピン22が治具
本体21に対して突出ストロークを可変する突出方向及
び収納方向に移動自在で、且つ、該突出方向に付勢手段
により付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタのコネク
タハウジング内に収納され、可撓性ランスで抜け止めさ
れた端子を該可撓性ランスから外すと共に、コネクタハ
ウジングから抜き出す際に用いる端子抜き治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の端子抜き治具として、実
開平6−68380号公報に開示されたものがあり、図
6はかかる端子抜き治具の斜視図、図7は同端子抜き治
具によって端子を外している状態を示す断面図である。
【0003】図7に示すように、コネクタ1の合成樹脂
製のコネクタハウジング2の端子収納室2aには端子3
が収納され、この端子3は可撓性ランス(可撓性係止
爪)4に設けられた可動突起4aと端子収納室2aの下
面に設けられた固定突起2bとに係止されている。
【0004】図6,図7に示すように、端子抜き治具5
は、治具本体6と、この治具本体6の先端に設けられた
刃部7とから構成されている。この刃部7の先端側は二
股に分かれて腕部8と突部9とが設けられており、腕部
8は突部9よりも前方に突出している。
【0005】上記構成において、端子抜き治具5の刃部
7をコネクタハウジング2内に挿入し、刃部7の腕部8
を可撓性ランス4と端子3との間に差し込み、可撓性ラ
ンス4を弾性変形させて可撓性ランス4の可動突起4a
を外す。次に、刃部7の突部9を端子3の接続部3aに
係合し、刃部7の突部9を介して端子3の先端側を図7
中矢印Bで示す上方に持ち上げて固定突起2bを外す。
この状態を保持して電線Wを図7中矢印C方向に引くこ
とにより、端子3をコネクタハウジング2内から引き抜
くことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の端子抜き治具5では、可撓性ランス4の端子3の係
止状態を解除することはできるが、端子3をコネクタハ
ウジング2から抜くためには、端子抜き治具5の押圧作
業のほかに、例えば、端子抜き治具5の作業方向の反対
側から電線Wを引っ張ったりするような2次的なアクシ
ョンを行う必要があり、端子抜き作業が煩雑であった。
【0007】また、端子抜き治具5に必要以上の力を加
えると、その力がそのまま刃部7に伝わり端子3の変形
やコネクタハウジング2の変形・破損が発生した。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、コネクタハウジングからの端
子抜き作業をワンアクション(1動作)の簡単な作業で
行うことができると共に、端子の変形やコネクタハウジ
ングの変形・破損をそれぞれ防止することができる端子
抜き治具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジング内に端子が収納され、この端子が弾性変
形する可撓性ランスで係止されたコネクタに対し、前記
可撓性ランスによる前記端子の係止状態を解除すると共
に、該端子を前記コネクタハウジング内から抜くように
する端子抜き治具であって、前記可撓性ランスによる前
記端子の係止状態を解除するランス解除ピンと、このラ
ンス解除ピンよりも突出量が小さくなっていて前記端子
を押し出す端子抜きピンとを、治具本体の先端にそれぞ
れ別々に設け、前記ランス解除ピンが前記治具本体に対
して突出ストロークを可変する突出方向及び収納方向に
移動自在で、且つ、該突出方向に付勢手段により付勢さ
れたことを特徴とする。
【0010】この端子抜き治具では、端子抜き治具の先
端側をコネクタハウジングに入れて押し、ランス解除ピ
ンで可撓性ランスを弾性変形させて端子との係止状態を
解除し、この状態よりさらに端子抜き治具をコネクタハ
ウジングに入れて押すと、ランス解除ピンが付勢手段の
付勢力に抗して収納方向に移動することによってランス
解除ピンがその位置を保持しながら端子抜きピンのみが
奥に挿入され、この端子抜きピンが端子をコネクタハウ
ジングから押し出す。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の端子抜
き治具であって、前記付勢手段として圧縮コイルバネを
用い、この圧縮コイルバネにより付勢された前記ランス
解除ピンが前記可撓性ランスによる前記端子の係止状態
を解除させるのに必要な力よりも大きな力が加えられた
場合に前記収納方向に移動して前記治具本体内に入り込
むようにしたことを特徴とする。
【0012】この端子抜き治具では、ランス解除ピンを
可撓性ランスに係合した状態にあって、ランス解除ピン
に必要以上の力が作用すると、ランス解除ピンが圧縮コ
イルバネの付勢力に抗して収納方向に移動する。即ち、
ランス解除ピンに対してその収納方向に必要以上の押圧
力が作用すると、圧縮コイルバネが圧縮状態となると共
に、その圧縮によってできたスペースにランス解除ピン
が変移する。
【0013】請求項3の発明は、請求項1記載の端子抜
き治具であって、前記端子抜きピンが前記治具本体に対
して突出ストロークを可変する突出方向及び収納方向に
移動自在で、且つ、該突出方向に別の付勢手段で付勢さ
れたことを特徴とする。
【0014】この端子抜き治具では、端子抜きピンが端
子を押圧して押し出す過程にあって、端子抜きピンに必
要以上の力が作用すると、端子抜きピンが別の付勢手段
の付勢力に抗して収納方向に移動する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の第1実施形態に係る端子抜
き治具の側面図、図2〜図4は同端子抜き治具による端
子抜き工程を順を追って示す要部の部分断面図である。
【0017】図2〜図4に示すように、コネクタ10の
合成樹脂製のコネクタハウジング11内には端子収納室
11aと相手側端子収納室11bとが連通して形成さ
れ、端子収納室11a内には可撓性ランス(可撓性係止
爪)12が突出状態で配置されている。この可撓性ラン
ス12は弾性変形自在に一体突出形成され、この可撓性
ランス12の先端にはV字状のピン係合部12aが形成
されていると共に、後述する雄型の端子13の孔状の係
合部13bに係止される端子係止部12bが一体突出形
成されている。
【0018】また、コネクタハウジング11の端子収納
室11a内に収納された端子13は、可撓性ランス12
の端子係止部12bに係止されている。即ち、端子13
をコネクタハウジング11の端子収納室11aに挿入す
ると、可撓性ランス12が弾性変形して端子13の挿入
を許容し、端子13が挿入完了位置まで挿入されて収納
されると、可撓性ランス12が弾性復帰変形してその端
子係止部12bが端子13の係合部13bに係止され
る。また、端子13の基端側には電線Wの端部が接続さ
れ、端子13の先端側は棒状の雄タブ部13aになって
いる。この雄タブ部13aはコネクタハウジング11の
相手側端子収納室11bに突出した状態で配置されてい
る。
【0019】図1〜図4に示すように、端子抜き治具2
0は、作業者が手で握持する合成樹脂製の治具本体21
を有し、この治具本体21内にはピン摺動室21aとバ
ネ収納室21bとが一直線上に配置されている。このピ
ン摺動室21aの一端は治具本体21の先端面に開口
し、ピン摺動室21aの他端はバネ収納室21bに連通
している。ピン摺動室21aには金属製で棒状のランス
解除ピン22の基部側が配置され、ランス解除ピン22
の先端側は治具本体21より所定量突出して配置されて
いる。そして、ランス解除ピン22は治具本体21に対
して突出ストロークを可変する突出方向X及び収納方向
Yに移動自在に設けられており、ランス解除ピン22の
先端側は先端に向かうに従って細くなるテーパ面22a
になっている。尚、ランス解除ピン22と治具本体21
との間にはランス解除ピン22が治具本体21より離脱
しないように図示しない脱落阻止手段が設けられてい
る。
【0020】また、治具本体21のバネ収納室21bに
は付勢手段である圧縮コイルバネ23が収納され、この
圧縮コイルバネ23の先端はランス解除ピン22の基端
に係止されている。ランス解除ピン22は、その先端側
に押圧力を受けていない通常の状態では圧縮コイルバネ
23の付勢力によって最大突出位置(図1に示すの位
置)に位置しており、その先端側に所定以上の押圧力を
受けると圧縮コイルバネ23のバネ力に抗して収納方向
Yに変移する。即ち、圧縮コイルバネ23のバネ力は可
撓性ランス12を解除させるに必要な力より若干大きい
程度に設定されている。
【0021】さらに、治具本体21の先端側には金属製
で四角柱状の端子抜きピン24がランス解除ピン22と
は並列にそれぞれ別々に設けられている。この端子抜き
ピン24はランス解除ピン22よりも突出量が小さく、
且つ、治具本体21に対して固定されている。
【0022】次に、上記端子抜き治具20を用いた端子
抜き作業について説明する。まず、端子抜き治具20の
先端側をコネクタ10のコネクタハウジング11内の相
手側端子収納室11bを介して端子収納室11aに挿入
すると、図2に示すように、ランス解除ピン22の先端
が可撓性ランス12のピン係合部12aに当接する。
【0023】次に、この状態よりもさらに端子抜き治具
20のランス解除ピン22をテーパ面22aを介してコ
ネクタハウジング11内に押圧して端子13の雄タブ部
13aと可撓性ランス12との間に差し込むと、図3に
示すように、可撓性ランス12の端子係止部12bが端
子13の係合部13bから離れる方向に該可撓性ランス
12が弾性変形して端子13との係止状態が解除され
る。
【0024】次に、この状態よりさらに端子抜き治具2
0のランス解除ピン22をコネクタハウジング11内に
押圧すると、ランス解除ピン22が圧縮コイルバネ23
のバネ力に抗して収納方向Yに移動することによってラ
ンス解除ピン22がコネクタハウジング11に対してそ
の位置を保持しながら端子抜きピン24のみが奥に挿入
される。そして、図4に示すように、端子抜きピン24
が端子13の雄タブ部13aの先端に当接し、端子抜き
ピン24が端子13をコネクタハウジング11の抜け方
向に押圧することによって端子13がコネクタハウジン
グ11内から抜け出る。
【0025】上記端子抜き作業にあっては、端子抜き治
具20をほぼコネクタハウジング11内に挿入する動作
のみで端子13をコネクタハウジング11より抜くこと
ができるため、従来のように電線Wを引き抜く作業が必
要なく、端子抜き作業をワンアクション(1動作)で簡
単に行うことができる。
【0026】また、上記端子抜き作業の工程にあって、
ランス解除ピン22を可撓性ランス12に当接係合した
状態にあって、ランス解除ピン22に必要以上の力、つ
まり、可撓性ランス12を解除させるに必要な力より若
干大きい程度以上の力が作用すると、ランス解除ピン2
2が圧縮コイルバネ23のバネ力に抗して収納方向Yに
移動するため、ランス解除ピン22が端子13やコネク
タハウジング11を必要以上の押圧力で押圧することが
なく、端子13を変形させたり、コネクタハウジング1
1を変形・破損させたりすることがない。
【0027】さらに、この第1実施形態では、付勢手段
を圧縮コイルバネ23にて構成し、圧縮コイルバネ23
の一端をランス解除ピン22に係止させた状態で配置
し、ランス解除ピン22に対してその収納方向Yに押圧
力が作用すると、圧縮コイルバネ23が圧縮状態となる
と共に、その圧縮によってできたスペースにランス解除
ピン22が変移するため、端子抜き治具20をコンパク
トにすることができる。
【0028】図5は本発明の第2実施形態に係る端子抜
き治具20′の側面図である。この第2実施形態にあっ
て前記第1実施形態と同一の構成部分には同一符号を付
してその説明を省略し、異なる構成部分のみを説明す
る。
【0029】図5に示すように、端子抜き治具20′の
治具本体21内には端子解除ピン用のピン摺動室21a
及びバネ収納室21bに並列して端子抜きピン用のピン
摺動室21c及びバネ収納室21dとが一直線上に配置
されている。このピン摺動室21cの一端は治具本体2
1の先端面に開口し、ピン摺動室21cの他端はバネ収
納室21dに連通している。ピン摺動室21cには端子
抜きピン24の基部側が配置され、端子抜きピン24の
先端側は治具本体21より所定量突出して配置されてい
る。そして、端子抜きピン24は治具本体21に対して
突出ストロークを可変する突出方向X及び収納方向Yに
移動自在に設けられている。尚、端子抜きピン24と治
具本体21との間には端子抜きピン24が治具本体21
より離脱しないように図示しない脱落阻止手段が設けら
れている。
【0030】また、治具本体21のバネ収納室21dに
は別の付勢手段である圧縮コイルバネ25が収納され、
この圧縮コイルバネ23の先端は端子抜きピン24に係
止されている。端子抜きピン24は、その先端側に押圧
力を受けていない通常の状態では圧縮コイルバネ25の
付勢力によって最大突出位置(図5に示す位置)に位置
しており、その先端側に所定以上の押圧力を受けると圧
縮コイルバネ25のバネ力に抗して収納方向Yに変移す
る。圧縮コイルバネ25のバネ力は端子13を押圧して
コネクタハウジング11より抜け出させるに必要な力よ
り若干大きい程度に設定されている。尚、ランス解除ピ
ン22も通常の状態では前記第1実施形態と同様に圧縮
コイルバネ23の付勢力によって治具本体21の先端側
から所定量突出している。
【0031】この第2実施形態にあっては、端子抜きピ
ン24が端子13を押圧する過程にあって、何等かの理
由により端子抜きピン24に必要以上の力が作用する
と、端子抜きピン24が圧縮コイルバネ25のバネ力に
抗して収納方向に移動するため、端子13やコネクタハ
ウジング11を必要以上の押圧力で押圧することがな
く、端子13を変形させたり、コネクタハウジング11
を変形・破損させたりすることがない。その結果、前記
第1実施形態の場合と比べて更に確実に端子13の変形
を防止することができると共に、コネクタハウジング1
1の変形・破損を防止することができる。
【0032】また、この第2実施形態では、他の付勢手
段を圧縮コイルバネ25にて構成し、圧縮コイルバネ2
5の先端を端子抜きピン24に係止させた状態で配置
し、端子抜きピン24に対してその収納方向Yに押圧力
が作用すると、圧縮コイルバネ25が圧縮状態となると
共に、その圧縮によってできたスペースに端子抜きピン
24が変移するため、端子抜き治具20′をコンパクト
にすることができる。
【0033】ところで、従来例によれば、腕部8と突部
9との突出ストローク差と、コネクタ側の可動突起4a
と端子3の先端部との間の寸法とがほぼ一致しなければ
端子3の引き抜き作業を行うことができないが、本発明
によれば、ランス解除ピン22と端子抜きピン24との
突出ストローク差が、可撓性ランス12の端子係止部1
2bと端子13の先端との間の寸法よりも大きくさえあ
れば端子13の引き抜き作業を行うことができるため、
汎用性が高いものである。
【0034】尚、前記各実施形態によれば、各付勢手段
を圧縮コイルバネ23,25にて構成したが、これに限
定されるものではなく、ランス解除ピン22や端子抜き
ピン24を突出方向Xに付勢できるものであれば良い。
また、端子13も雄タイプに限るものではなく、雌タイ
プの端子でも良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、端子抜き治具の先端側をコネクタハウジング内
に挿入し、ランス解除ピンで可撓性ランスを弾性変形さ
せて端子との係止状態を解除し、この状態よりさらに端
子抜き治具をコネクタハウジング内に挿入すると、ラン
ス解除ピンが付勢手段の付勢力に抗して収納方向に移動
することによってランス解除ピンがその位置を保持しな
がら端子抜きピンのみが奥に挿入され、この端子抜きピ
ンが端子をコネクタハウジングの抜け方向に押圧するた
め、端子抜き作業をワンアクションの簡単な作業で行う
ことができる。
【0036】請求項2の発明によれば、ランス解除ピン
を可撓性ランスに係合した状態にあって、ランス解除ピ
ンに必要以上の力が作用すると、ランス解除ピンが圧縮
コイルバネの付勢力に抗して収納方向に移動するため、
ランス解除ピンによる端子の変形やコネクタハウジング
の変形・破損をそれぞれ防止することができる。さら
に、圧縮コイルバネの一端をランス解除ピンに係止させ
た状態で配置し、ランス解除ピンに対してその収納方向
に押圧力が作用すると、圧縮バネが圧縮状態となると共
に、その圧縮によってできたスペースにランス解除ピン
が変移するため、端子抜き治具をコンパクトにすること
ができる。
【0037】請求項3の発明によれば、端子抜きピンが
治具本体に対して突出ストロークを可変する突出方向及
び収納方向に移動自在で、且つ、該突出方向に他の付勢
手段で付勢されるようにしたので、端子抜きピンが端子
を押圧する過程等にあって、端子抜きピンに必要以上の
力が作用すると、端子抜きピンが別の付勢手段の付勢力
に抗して収納方向に移動するため、端子抜きピンによっ
て端子の変形やコネクタハウジングの変形・破損をそれ
ぞれ確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る端子抜き治具の側
面図である。
【図2】上記第1実施形態の端子抜き治具による端子抜
き作業中にあって該端子抜き治具をコネクタハウジング
内に挿入した状態を示す要部の部分断面図である。
【図3】上記第1実施形態の端子抜き治具による端子抜
き作業中にあって可撓性ランスの端子係止部を解除した
状態を示す要部の部分断面図である。
【図4】上記第1実施形態の端子抜き治具による端子抜
き作業中にあって端子抜きピンで端子を押圧した状態を
示す要部の部分断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る端子抜き治具の側
面図である。
【図6】従来の端子抜き治具の斜視図である。
【図7】上記従来の端子抜き治具によって端子を外して
いる状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 11 コネクタハウジング 12 可撓性ランス 13 端子 20,20′ 端子抜き治具 21 治具本体 22 ランス解除ピン 23 圧縮コイルバネ(付勢手段) 24 端子抜きピン 25 圧縮コイルバネ(別の付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 弘 岡山県倉敷市中島1004 矢崎部品株式会社 内 (72)発明者 岡田 英士 広島県広島市南区仁保新町2丁目1−25 矢崎部品株式会社内 Fターム(参考) 5E063 HA05 HB16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジング内に端子が収納さ
    れ、この端子が弾性変形する可撓性ランスで係止された
    コネクタに対し、前記可撓性ランスによる前記端子の係
    止状態を解除すると共に、該端子を前記コネクタハウジ
    ング内から抜くようにする端子抜き治具であって、 前記可撓性ランスによる前記端子の係止状態を解除する
    ランス解除ピンと、このランス解除ピンよりも突出量が
    小さくなっていて前記端子を押し出す端子抜きピンと
    を、治具本体の先端にそれぞれ別々に設け、前記ランス
    解除ピンが前記治具本体に対して突出ストロークを可変
    する突出方向及び収納方向に移動自在で、且つ、該突出
    方向に付勢手段により付勢されたことを特徴とする端子
    抜き治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端子抜き治具であって、 前記付勢手段として圧縮コイルバネを用い、この圧縮コ
    イルバネにより付勢された前記ランス解除ピンが前記可
    撓性ランスによる前記端子の係止状態を解除させるのに
    必要な力よりも大きな力が加えられた場合に前記収納方
    向に移動して前記治具本体内に入り込むようにしたこと
    を特徴とする端子抜き治具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の端子抜き治具であって、 前記端子抜きピンが前記治具本体に対して突出ストロー
    クを可変する突出方向及び収納方向に移動自在で、且
    つ、該突出方向に別の付勢手段で付勢されたことを特徴
    とする端子抜き治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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