JPH07191000A - 超音波検査方法、超音波探触子および超音波顕微鏡 - Google Patents

超音波検査方法、超音波探触子および超音波顕微鏡

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JPH07191000A
JPH07191000A JP5333887A JP33388793A JPH07191000A JP H07191000 A JPH07191000 A JP H07191000A JP 5333887 A JP5333887 A JP 5333887A JP 33388793 A JP33388793 A JP 33388793A JP H07191000 A JPH07191000 A JP H07191000A
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JP
Japan
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ultrasonic
wave
sample
acoustic lens
waves
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JP5333887A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nishimori
博幸 西森
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的とする反射波に対して確実にゲートを設
定することを可能にする。 【構成】 励振信号により各々が縦波および横波の2種
類の超音波を発生する第1および第2の超音波振動子V
1、V2を設け、音響レンズ14e内を縦波で伝播する試
料16からの反射波が第2の超音波振動子V2により受
信されるタイミングと、音響レンズ14e内を横波で伝
播する試料16からの反射波が第1の超音波振動子V1
により受信されるタイミングとが略同時になるようにこ
れら第1および第2の超音波振動子V1、V2を励振し、
音響レンズ14e内を縦波で伝播する試料16からの反
射波が第1の超音波振動子V1に受信されるタイミング
から縦波と横波とが音響レンズ14e内を往復する時間
差だけ経過した後に合成受信信号にゲートをかけて、第
1および第2の超音波振動子V1、V2により略同時に受
信された試料16からの反射波の合成信号を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波の音速計測
等に用いられる超音波検査方法、超音波探触子および超
音波顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の超音波顕微鏡の一例を示
す図である。この図において1は発振器であり、短連続
波(バースト波)T状の電圧Vtをプローブ2に印加す
る。プローブ2は、下端に凹レンズ面を有する音響レン
ズ2a、音響レンズ2aの上面に形成された上部電極2
d、下部電極2bおよびこれら上部電極2dおよび下部
電極2bに挾まれた圧電素子2cを備えている。電圧V
tが上部電極2dおよび下部電極2b間に印加される
と、これら電極2d、2b間に挾まれた圧電素子2cが
励振され、超音波が発生して音響レンズ2aへと放射さ
れる。
【0003】音響レンズ2a内を伝播する超音波は、凹
レンズ面の中心付近から媒質3に放射されて試料4の表
面で反射され、再度媒質3および音響レンズ2aを介し
て圧電素子2cで受信され(経路a)、あるいは、凹レ
ンズ面の周辺から媒質3に放射されて試料4にレーリー
波の励起する角度(臨界角)θRで入射し、レーリー波
を漏洩しながら試料4の表面を伝播し、再度角度θR
もって試料4から出射して媒質3および音響レンズ2a
を介して圧電素子2cで受信される(経路b)。2つの
経路a、bの超音波は圧電素子2cにおいて合成された
形で受信され、この圧電素子2cによって電気信号に変
換され、受信器5で増幅される。受信器5で受信される
信号はこの受信器5の上に示してあり、Lは音響レンズ
2a内の反射波、Sは経路a、bの超音波の合成波であ
る。
【0004】受信器5で増幅された受信信号は、ピーク
ディテクタ6によりそのピーク値Vが検出され、ピーク
値Vはコンピュータ7に入力される。XYZステージ8
はプローブ2を図中X軸、Y軸およびZ軸方向に移動可
能に支持し、コンピュータ7からの指示に基づいてプロ
ーブ2をZ軸方向に移動させる。コンピュータ7は、プ
ローブ2のZ軸位置の走査に伴う合成波Sのピーク値V
の変化を記憶し、これをモニタ9に表示する。
【0005】合成波Sのピーク値Vは、デフォーカス量
(プローブ2の焦点位置と試料4の表面との間の距離)
ΔZの変化に伴って変化する。デフォーカス量とピーク
値との関係を表したものはV(z)曲線と呼ばれ、図8に
示すような周期Δzを有する曲線で表される。このと
き、媒質3の音速をCw、超音波の周波数をfとすると
き、試料4中を伝播する弾性表面波の速度CRは、
【数1】 で表される。そして、XYZステージ8を制御してプロ
ーブ2をXY方向に移動させ、V(z)曲線を測定するこ
とにより、弾性表面波速度CRの分布を測定することが
できる。
【0006】この際、合成波Sを送信波T、反射波Lと
区別するために、ピークディテクタ6は不図示のゲート
設定手段を内蔵し、受信器5で増幅された受信信号には
このゲート設定手段によりゲートが設定され、合成波S
のみが抽出されてそのピーク値が検出される。ただし、
デフォーカス量Δzの変化により受信信号中の合成波S
の位置も変動するので、合成波Sの位置に応じてゲート
を設定する位置を追従させる必要がある。
【0007】従来のゲート設定方法としては、プローブ
2の移動量をポテンショメータ等により検出してこの移
動量に追従してゲート設定位置を移動させる方法(実公
昭61−4840号公報参照)や、プローブ2の送り量
ピッチに対応してゲート設定位置を追従、移動させる方
法(特開平4−286954号公報参照)などがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のゲート設定方法では、試料表面からプローブま
での距離やプローブの移動量といった情報を予め求めて
おくか、あるいは既知として所定値を入力しておく必要
があったので、情報入力の精度によりゲート追従の精度
が左右されるとともに、情報計測時の環境と実際のV
(z)曲線測定時の環境とが異なる場合はその分が誤差と
なるおそれがあった。
【0009】例えば、上述の特開平4ー286954号
公報に開示された技術においては、最初にプローブ2の
焦点位置が試料4の表面に合致した位置における合成波
Sの時間軸上の位置を基準とし、プローブ2のZ軸方向
の送りピッチに対応した時間遅れをこの基準位置に対し
て与えることによってゲート設定位置を追従させてい
る。このため、合成波Sの時間軸上の位置の精度がその
ままゲート追従の精度となり、時間軸上の位置測定の誤
差がゲート追従に反映してしまうとともに、基準位置測
定時と実際のV(z)曲線測定時とにおいて媒質3の温度
が変化して超音波の音速が変化してしまうとその分がゲ
ート追従の誤差になりうる。
【0010】本発明の目的は、目的とする反射波に対し
て確実にゲートを設定することの可能な超音波検査方
法、超音波探触子および超音波顕微鏡を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、請求項1の発明は、超音波振動子
1、V2で発生した超音波を音響レンズ14eを介して
試料16に照射し、この試料16の表面で直接反射して
得られる直接反射波と前記試料表面近傍に励起された表
面波との干渉波を超音波振動子V1、V2で受信し、干渉
波の位相変化により試料16の物性値を測定する超音波
検査方法において、超音波振動子V1で発生して音響レ
ンズ14e内を横波で伝播する超音波により表面波を励
起させるようなものである。
【0012】また、請求項2の発明は、音響レンズ14
eの一端部に、圧電体14cとこの圧電体14cの上下
面にそれぞれ設けられた円形の上部電極14a、14b
および下部電極14dとが形成され、音響レンズ14e
の他端部に、圧電体14cで発生して音響レンズ14f
内を伝播する超音波を放射する凹面部14fが設けられ
てなる超音波探触子において、圧電体14cが縦波およ
び横波の2種類の超音波を発生するように形成され、上
部電極が、円形の第1の分割電極14bとこの第1の分
割電極14bを取り囲むように形成された円環状の第2
の分割電極14aとを備え、第1の分割電極14bと下
部電極14dとの間に挟まれた圧電体14cにより第2
の超音波振動子V2が形成され、第2の分割電極14a
と下部電極14dとの間に挟まれた圧電体14cにより
第1の超音波振動子V1が形成され、凹面部14fのう
ち第2の超音波振動子V2からの超音波が到達する部分
が、音響レンズ14e内を伝播する横波の振動方向と略
平行な平坦面14gに形成され、第1の超音波振動子V
1からの超音波が到達する部分が、音響レンズ14eか
ら放射される超音波が集束するような傾斜面14hに形
成されているようなものである。
【0013】そして、請求項3の発明は、励振信号によ
り各々が縦波および横波の2種類の超音波を発生する第
1および第2の超音波振動子V1、V2と、これら第1お
よび第2の超音波振動子V1、V2からの超音波を試料1
6に向けて照射するとともに、試料16で反射した反射
超音波を同じ前記第1および第2の超音波振動子V1
2に入力する音響レンズ14eと、第1および第2の
超音波振動子V1、V2のそれぞれに励振信号を供給する
励振手段10、12と、音響レンズ14e内を縦波で伝
播する試料16からの反射波が第2の超音波振動子V2
により受信されるタイミングと、音響レンズ14e内を
横波で伝播する試料16からの反射波が第1の超音波振
動子V1により受信されるタイミングとが略同時になる
ように励振手段10、12から第1および第2の超音波
振動子V1、V2への励振信号の供給を制御する制御手段
20と、第1および第2の超音波振動子V1、V2で受信
された受信信号を合成して合成受信信号を作成する合成
手段17と、音響レンズ14e内を縦波で伝播する試料
16からの反射波が第1の超音波振動子V1に受信され
るタイミングを検出して、このタイミングから、縦波と
横波とが音響レンズ14e内を往復する時間差だけ経過
した後に合成受信信号にゲートをかけて、第1および第
2の超音波振動子V1、V2により略同時に受信された試
料16からの反射波の合成信号を取り出すゲート手段1
9とを備えた超音波顕微鏡を構成することにより、上述
の目的を達成している。
【0014】
【作用】音響レンズ14e内を伝播する縦波と横波とで
はその伝播速度に差があり、この速度差は音響レンズ1
4eを構成する材質に固有のものである。したがって、
音響レンズ14e内を縦波で伝播して第1の超音波振動
子V1で受信された試料16からの反射波と、音響レン
ズ14e内を横波で伝播して第1の超音波振動子V1
受信された試料16からの反射波とでは、この伝播速度
差にのみ依存する時間差ができるので、音響レンズ14
e内を縦波で伝播する反射波を基準として上述の伝播速
度差に依存する所定時間後にゲートを開くことにより確
実に干渉波を抽出することができる。
【0015】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】図1は、本発明による超音波顕微鏡の一実施
例を示すブロック図である。この図において14はプロ
ーブであり、下端に凹レンズ面を有する円柱状の音響レ
ンズ14e、音響レンズ14eの上面に形成された上部
電極、下部電極14dおよびこれら上部電極および下部
電極14dに挾まれた圧電素子14cを備えている。本
実施例では、図2(a)に示すように、円形の上部電極1
4bおよびその外周に設けられたリング状の上部電極1
4aの2種類の上部電極14a、14bが設けられてお
り、上部電極14b、下部電極14d、およびこれら電
極14b、14dで挟まれた部分の圧電素子14cによ
り第2の超音波振動子V2が構成され、上部電極14
a、下部電極14d、およびこれら電極14a、14d
で挟まれた部分の圧電素子14cにより第1の超音波振
動子V1が構成される。
【0017】また、音響レンズ14eの下端に形成され
た凹レンズ面14fのうち、音響レンズ14eの中心軸
AXに沿って上部電極14bが投影される部分は、音響
レンズ14eの上面に平行な平坦面14gに形成され、
それ以外は曲面14hに形成されている。
【0018】図1に戻って、10は上部電極14aに接
続されてバースト波状の電圧をプローブ14に印加する
発振器、12は上部電極14bに接続されてバースト波
状の電圧をプローブ14に印加する発振器であり、これ
ら発振器10、12と上部電極14a、14bとの間に
はアッテネータ11、13が介装されている。電圧が上
部電極14a、14bおよび下部電極14d間に印加さ
れると、これら電極14a、14b、14d間に挾まれ
た圧電素子14dが励振され、超音波が発生して音響レ
ンズ14eへと放射される。
【0019】音響レンズ14e内を伝播する超音波は、
凹レンズ面14fから媒質15を介して試料16に放射
され、この試料16からの反射波が今度は媒質15を介
して音響レンズ14e内を伝播し、圧電素子14cで受
信されて電気信号に変換され、上部電極14a、14b
を介して外部に取り出される。なお、プローブ14の構
造の詳細および超音波の伝播経路の詳細については後述
する。
【0020】上部電極14a、14bから取り出された
受信信号は合成器17によって合成されて受信器18に
よって増幅され、そのピーク値がピークディテクタ19
により検出される。また、本実施例のピークディテクタ
19も不図示のゲート設定手段を備え、受信信号に対し
て所定の位置にゲートを設定して所望の反射波のみを抽
出し、そのピーク値を検出する。ゲート設定の詳細につ
いても後述する。そして、ピークディテクタ19により
検出されたピーク値はコンピュータ20に入力される。
【0021】XYZステージ21はプローブ14を図中
X軸、Y軸およびZ軸方向に移動可能に支持し、コンピ
ュータ20からの司令に基づいてプローブ14を移動さ
せる。コンピュータ20は、プローブ14のZ軸方向の
走査に伴うピーク値の変動からV(z)曲線を求めて弾性
表面波速度CRを算出し、さらに、プローブ14のXY
平面上の走査によって得られた多数のV(z)曲線から弾
性表面波速度CRの分布を算出する。これら算出結果は
モニタ22に表示される。
【0022】また、コンピュータ20は、発振器10へ
トリガ信号を供給し、ピークディテクタ19によるゲー
ト設定を制御する機能を備えている。さらに、発振器1
0は発振器12へトリガ信号を供給し、このトリガ信号
供給のタイミングもコンピュータ20により制御され
る。
【0023】次に、本実施例のプローブ14の構造の詳
細について説明する。本実施例のプローブ14に用いら
れる圧電素子14cは、電圧が印加されると縦波と横波
の超音波を同時に発生する性質を有するものである。こ
のような圧電素子14cは、圧電素子14cの結晶成長
の方向を音響レンズ14eの中心軸AXに対して所定角
度だけ傾けることにより実現できるが、例えば次のよう
な方法により製造することができる。
【0024】図5(a)、(b)に示すように、ターゲット
30をスパッタすることによりこのターゲット30から
飛来する物質原子を、マスク31により所定部分を残し
て遮って、音響レンズ14eの上面に圧電素子14cを
結晶成長させる場合、図5(a)に示すように、音響レン
ズ14eの中心軸AXを物質原子の飛来方向Bに対して
所定角度φ(たとえば45°)だけ傾けて、圧電素子1
4cの成膜面をターゲット30に対して傾けると、圧電
素子14cの結晶はターゲット30に対して垂直に結晶
成長する。あるいは、図5(b)に示すように、音響レン
ズ14eの素材の結晶軸(たとえばサファイヤであれば
C軸)を所定角度φだけ傾け、音響レンズ14eの上面
(これが圧電素子14cの成膜面である)と圧電素子1
4cとの結晶の格子定数を合わせるようにする。圧電素
子14cの結晶はサファイヤのC軸に沿って結晶成長す
る。
【0025】一方、通常のプローブでは、音響レンズの
中心軸方向に圧電素子が結晶成長されており、電圧が印
加されると縦波の超音波のみが発生して音響レンズに放
射される。
【0026】音響レンズ内を縦波および横波が伝播する
場合にプローブから出射する超音波の状態を図3に示
す。図3(a)は音響レンズ内に縦波の超音波のみが伝播
される場合を示す図、図3(b)は音響レンズ内に横波の
超音波のみが伝播される場合を示す図である。
【0027】図3(a)では、上部電極14a、bおよび
下部電極14dの間に電圧が印加されると、この間に挾
まれた圧電素子14cが励振されて縦波の超音波が音響
レンズ14eに出射される。縦波の超音波は音響レンズ
14e内を伝播し、音響レンズ14eの下部に形成され
た凹レンズ面14fから媒質15を介して試料16に出
射される際にこの凹レンズ面14fにより焦点距離fL
で集束される。一方、図3(b)では、圧電素子14cに
より横波の超音波が音響レンズ14eに出射され、横波
の超音波が音響レンズ14e内を伝播すると、横波は縦
波より伝播速度が遅いので、焦点距離fLよりも長い焦
点距離fSで集束される。加えて、横波は波の伝播方向
に対して垂直に振動するため、音響レンズ14eの中心
軸AX付近では媒質15に超音波が伝播しない。
【0028】これを図4(a)、(b)を参照して詳細に説
明する。圧電素子14cから出射して音響レンズ14e
内を伝播する横波の超音波は、図4(a)、(b)の矢印A
Mに示すように、超音波の進行方向(音軸)SXに直交
する水平振動をしている。そして、図4(a)に示すよう
に、第2の超音波振動子V2を構成する圧電素子14c
から出射された横波の超音波は、音響レンズ14eから
媒質15へは伝わらない。これは、媒質(液体)15に
はそもそも横弾性係数がなく、横波が存在しないこと
と、音響レンズ14e内を伝播した横波の超音波は、音
響レンズ14eと媒質15との界面(凹レンズ面14f
の平坦面14g)においてこの界面の延在する方向(図
の左右方向)にこの界面を振動させるため、この方向の
振動では疎密波である縦波は発生しないからである。一
方、図4(b)に示すように、第1の超音波振動子V1
構成する圧電素子14cから出射された横波の超音波
は、その振動方向が音響レンズ14eの凹レンズ面14
f(の曲面14h)に所定の角度をもって到達するた
め、この凹レンズ面14fを斜めから振動させる。そし
て、凹レンズ面14fの振動により媒質15内に縦波が
励起され、伝播される。以上から、凹レンズ面14fの
曲面14hから媒質15に超音波が伝播する。
【0029】以上の説明から、従来のプローブにおいて
試料表面に弾性表面波を励起させていた経路bの超音波
は、本実施例のプローブ14においては、第1の超音波
振動子V1から出射されて受信された超音波に相当し、
試料表面で直接反射して得られる経路aの超音波は、本
実施例のプローブ14においては、第2の超音波振動子
2から出射されて受信された超音波に相当する。後述
するように、本実施例では、音響レンズ14e内を縦波
および横波で伝播して第1の超音波振動子V1で受信さ
れた超音波のうち、伝播速度の早い縦波の超音波をゲー
ト設定用の基準信号として用い、伝播速度の遅い横波の
超音波をV(z)曲線作成用の計測データとして用いる。
これら縦波および横波が媒質15に伝播されたときの方
向(つまり凹レンズ面14fにおける屈折角)は伝播速
度の相違によりそれぞれ異なるが、本実施例では、上述
のように音響レンズ14e内を横波で伝播した超音波を
計測に用いるため、横波が媒質15に伝播された超音波
が試料16の臨界角θRをもってこの試料16に入射す
るように音響レンズ14eの材質、形状等が設計されて
いる。
【0030】次に、図1および図6を参照して、本実施
例の超音波顕微鏡の動作について説明する。超音波顕微
鏡による試料観察が指令されると、まず、コンピュータ
20がXYZステージ21を駆動制御してプローブ14
をXY平面上で移動し、測定開始点に位置させる。つい
で、XYZステージ21を駆動制御してプローブ14を
Z軸方向に移動し、その焦点位置が試料16の表面に位
置するようにZ軸位置を調整する。
【0031】プローブ14のXYZ軸位置が決まった
ら、図6(a)に示すように、コンピュータ20はトリガ
信号TG1を発振器10に供給する。発振器10はトリ
ガ信号TG1に応じてバースト波状の電圧を発生し、こ
の電圧はアッテネータ11を介してリング状の上部電極
14aおよび下部電極14dの間に供給される。上部電
極14a、下部電極14d間に電圧が供給されると、こ
れらの間に挾まれた圧電素子14cが励振され、縦波と
横波の超音波が音響レンズ14eに向けて出射する。
【0032】縦波と横波の超音波は音響レンズ14e内
を伝播し、伝播速度の早い縦波が先に音響レンズ14e
から出射し、媒質15を介して試料16に放射される。
ついで、伝播速度の遅い横波が、音響レンズ14eの凹
レンズ面14fにおいて縦波に変換され、媒質15を介
して試料16に放射される。音響レンズ14e内で縦波
であった超音波は試料16の表面で反射され、上述と逆
の経路を辿って音響レンズ14e内を伝播し、上部電極
14a下方の圧電素子14cによって受信される。一
方、音響レンズ14e内で横波であった超音波は、臨界
角θRをもって試料16に入射し、弾性表面波を漏洩し
つつその表面を伝播し、同様に臨界角θRをもって試料
16から出射し、上述と逆の経路を辿って音響レンズ1
4e内を伝播し、同様に上部電極14a下方の圧電素子
14cによって受信される。上部電極14a下方の圧電
素子14cは、受信された反射波を電気信号に変換し、
この電気信号は上部電極14aを介して外部に取り出さ
れる。
【0033】図6(b)は、上部電極14aにより取り出
された受信信号を示す。この図において、 T1:バースト波状の送信波 LL1:音響レンズ14e内を縦波で伝播し、凹レンズ面
14fで反射したレンズ内反射波 SL1:音響レンズ14e内を縦波で伝播し、試料16の
表面で反射された試料表面反射波 LS1:音響レンズ14e内を横波で伝播し、凹レンズ面
14fで反射したレンズ内反射波 SS1:音響レンズ14e内を横波で伝播し、試料16の
表面を伝播した弾性表面波 L'S1:LS1の2回(多重反射波) である。
【0034】一方、発振器10は、図6(c)に示すよう
に、コンピュータ20からのトリガ信号受信から所定時
間tpだけ遅れてトリガ信号TG2を発振器12に供給す
る。この所定時間tpはコンピュータ20により設定さ
れるものであり、後述のように、音響レンズ14e内を
横波で伝播し試料16の表面を伝播して上部電極14a
により受信された弾性表面波SS1と、音響レンズ14e
内を縦波で伝播し試料16の表面で反射されて上部電極
14bにより受信された試料表面反射波SL2とが同時に
受信されるように設定される。実際にはプローブ14毎
に周波数、開口径、レンズ長等が異なるため、所定時間
pは実験的に与えられることが好ましい。具体的に
は、プローブ14の焦点位置が試料16の表面に位置し
ているとき、つまり測定開始時において上部電極14a
で受信された信号と上部電極14bで受信された信号と
をオシロスコープ等により目視し、SS1およびSL2が同
時に受信されるように手動で設定する。
【0035】発振器12はトリガ信号TG2に応じてバ
ースト波状の電圧を発生し、この電圧はアッテネータ1
3を介して円形の上部電極14bおよび下部電極14d
の間に供給される。上部電極14b、下部電極14d間
に電圧が供給されると、これらの間に挾まれた圧電素子
14cが励振され、縦波と横波の超音波が音響レンズ1
4eに向けて出射する。
【0036】縦波と横波の超音波は音響レンズ14e内
を伝播し、伝播速度の早い縦波が先に音響レンズ14e
から出射し、媒質15を介して試料16に放射される。
ついで、伝播速度の遅い横波が音響レンズ14eの凹レ
ンズ面14fに到達するが、上述のようにこの横波は媒
質15に伝播されることはない。音響レンズ14e内で
縦波であった超音波は試料16の表面で反射され、上述
と逆の経路を辿って音響レンズ14e内を伝播し、上部
電極14b下方の圧電素子14cによって受信される。
圧電素子14cは受信された反射波を電気信号に変換
し、この電気信号は上部電極14bを介して外部に取り
出される。
【0037】図6(d)は、上部電極14bにより取り出
された受信信号を示す。この図において、 T2:バースト波状の送信波 LL2:音響レンズ14e内を縦波で伝播し、凹レンズ面
14fで反射したレンズ内反射波 SL2:音響レンズ14e内を縦波で伝播し、試料16の
表面で反射された試料表面反射波 LS2:音響レンズ14e内を横波で伝播し、凹レンズ面
14fで反射したレンズ内反射波 L'L2:LL2の2回(多重反射波) である。
【0038】図6(b)、(d)に示す信号は合成器17に
より合成され、図6(e)に示すような合成受信信号が出
力される。合成受信信号は受信器18により増幅され、
ピークディテクタ19に内蔵された不図示のゲート設定
手段により所望の反射信号(本実施例ではSS1+SL2
のみが抽出されてそのピーク値が検出される。
【0039】本実施例では、上述のようにSL1がゲート
設定用の基準信号として用いられ、SS1+SL2がV(z)
曲線測定用の信号として用いられる。より詳細には、S
S1が従来の超音波顕微鏡における経路bの超音波、つま
り試料16の表面を伝播した弾性表面波に相当し、SL2
が従来の超音波顕微鏡における経路aの超音波、つまり
試料16の表面で反射される直接反射波に相当する。
【0040】ゲート設定手段は、図6(f)に示すよう
に、レンズ内反射波LL1を含むような時間幅tAのゲー
ト1を設定し、コンピュータ20は、このゲート1の立
ち下がりから合成受信信号を監視し、所定のスレッショ
ルドレベルVSを越える信号が合成受信信号内に含まれ
た時点で図6(g)に示すようなトリガ信号TG3をゲー
ト設定手段に出力する。ゲート設定手段は、トリガ信号
TG3の受信から所定遅延時間tD経過後に時間幅tB
ゲート2を設定し、このゲート2内にある合成受信信号
S1+SL2のみを抽出する。
【0041】レンズ内反射波LL1は、音響レンズ14e
の物性値が定まればその時間軸上の位置が一意的に定ま
る。したがって、ゲート1の時間幅tAには、音響レン
ズ14eの材質、レンズ長等から予め固定値を設定して
おくことができる。また、反射波SL1とSL2の時間差に
ほぼ相当する遅延時間tDは、この時間差が微小である
ことから媒質15、試料16の温度等の環境はほとんど
変化しないと考えることができるため、音響レンズ14
e内を伝播する縦波および横波の伝播速度の差にのみ依
存すると考えられる。したがって、遅延時間tDにも、
音響レンズ14eの材質等から予め固定値を設定してお
くことができる。さらに、ゲート2の時間幅tBにも、
バースト波の幅tw等を考慮して実験的に所定値を設定
しておくことができる。一例として、遅延時間tDは次
式で与えられる。
【数2】tD=l(1/Cs−1/Cl)−tw/2 ただし、l:音響レンズ14eのレンズ長 Cs,Cl:音響レンズ14eの横波および縦波の音速 このようにして、反射波SL1を基準とすれば、合成波S
S1+SL2に確実にゲートを設定することができる。
【0042】ピークディテクタ19は、内蔵するゲート
設定手段により抽出された信号SS1+SL2のピーク値を
検出し、コンピュータ20に送出する。以降は、コンピ
ュータ20がXYZステージ21を用いてプローブ14
をZ軸方向に移動させてデフォーカス量を増加させつつ
ピークディテクタ19により信号SS1+SL2のピーク値
を検出し、所定のXY平面上におけるV(z)曲線および
試料16の弾性表面波速度CRを求め、さらにプローブ
14をXY平面上で移動させて上述の作業を繰り返すこ
とにより試料16の弾性表面波速度CRの分布を求め
る。
【0043】したがって、本実施例によれば、反射波S
L1を基準としてゲートを設定して合成波SS1+SL2のみ
を抽出しているので、媒質15、試料16の温度変化等
があってもこれに依存せずに確実に合成波SS1+SL2
のみゲートをかけてこれを抽出することができる。すな
わち、反射波SL1および合成波SS1+SL2の測定条件は
すべて同一と考えることができ、媒質15の温度変化等
があって合成波の時間軸上の位置がずれたとしても、反
射波SL1の時間軸上の位置もこれに連れてずれ、反射波
L1と合成波SS1+SL2との時間軸上の相対的位置関係
は変化しないので、この反射波SL1を基準として所定時
間tDにゲートを開けば確実に合成波のみにゲートをか
けてこれを抽出することができる。また、基準となるべ
き反射波SL1の位置も自動的に求めることができるの
で、測定者が手動で設定することなく自動的に合成波S
S1+SL2の位置に追従するゲートを設定することができ
る。
【0044】また、本実施例では、V(z)曲線を形成す
る合成波SS1+SL2を、経路毎にそれぞれ分割して別個
に送受信しているので、たとえばレーリー波の伝播減衰
が大きい物質(軟鋼、ステンレス鋼、銅合金など)につ
いて測定を行う場合はアッテネータ11により送信波T
1の出力を送信波T2に対して大きくして合成波SS1+S
L2が確実に干渉するようにできる。すなわち、近年では
試料の弾性表面波速度CRを正確に計測するためにV
(z)曲線にFFT(高速フーリエ変換)を施してその周
期Δzを求めることが行われているが、FFTにより周
期Δzを正確に求めるためには5〜6周期程度の干渉波
が必要である。しかしながら、レーリー波の伝播減衰が
大きい物質では直接反射波(経路a)に対する弾性表面
波(経路b)の強度比が非常に小さくなってしまい、こ
れら2つの波の干渉が生じなくなって速度計測に必要な
周期数が得られないおそれがあった。しかし、本実施例
では、直接反射波と弾性表面波とを経路毎にそれぞれ分
割して別個に送受信しているので、反射波SS1と反射波
L2の強度比を調整することによりこれら反射波SS1
L2を干渉させて十分な周期数を有する干渉波(合成
波)SS1+SL2を得ることができ、弾性表面波速度CR
の計測精度を高めることができる。
【0045】なお、本実施例のプローブ14は、その圧
電素子14cの結晶成長方向が音響レンズ14eの中心
軸AXに対して斜めになっているので、音響レンズ14
e内を伝播する超音波は円筒形プローブと同様に線集束
する。このため、試料16表面の弾性表面波速度CR
異方性も同時に測定できる。
【0046】以上説明した実施例と請求の範囲との対応
において、発振器10、12は励振手段を、プローブ1
4は超音波探触子を、上部電極14aは第1の分割電極
を、上部電極14bは第2の分割電極を、超音波振動子
1は第1の超音波振動子を、超音波振動子V2は第2の
超音波振動子を、凹レンズ面14fは凹面部を、曲面1
4hは傾斜面を、合成器17は合成手段を、ピークディ
テクタ19はゲート手段を、コンピュータ20は制御手
段をそれぞれ構成している。なお、本発明の超音波検査
方法、超音波探触子および超音波顕微鏡は、その細部が
上述の一実施例に限定されず、種々の変形例が可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、音響レンズ内を縦波で伝播して第1の超音波振動
子で受信された試料からの反射波を基準としてゲートを
設定して合成信号を抽出しているので、媒質、試料の温
度変化等があってもこれに依存せずに確実に目的とする
反射波にのみゲートをかけてこれを抽出することができ
る。また、基準となる反射波の位置も自動的に求めるこ
とができるので、測定者が手動で設定することなく自動
的に反射波の位置に追従するゲートを設定することがで
きる。また、請求項1および請求項2の発明によれば、
V(z)曲線測定用の干渉波を作成する際に、縦波および
横波の伝播速度差により直接反射波と弾性表面波とを別
個に得ることができ、これら直接反射波および弾性表面
波の強度を独立に制御することにより音速測定等の物性
値測定の精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である超音波顕微鏡を示すブ
ロック図である。
【図2】一実施例のプローブの作用を示す図であり、
(a)は音響レンズ内を縦波が伝播した状態を示す概念
図、(b)は音響レンズ内を横波が伝播した状態を示す概
念図である。
【図3】一実施例のプローブを示す図であって、(a)は
平面図、(b)は断面図である。
【図4】一実施例のプローブの音響レンズ内を横波が伝
播した場合に媒質に伝播される超音波の状態を示す図で
あって、(a)は音響レンズの中心軸付近における状態を
示す図、(b)は音響レンズの周辺部における状態を示す
図である。
【図5】(a)、(b)ともに一実施例のプローブの製造方
法を示す図である。
【図6】一実施例の超音波顕微鏡の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図7】従来の超音波顕微鏡の一実施例を示すブロック
図である。
【図8】V(z)曲線の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の超音波振動子 V2 第2の超音波振動子 10、12 発振器 11、13 アッテネータ 14 プローブ 14a、14b 上部電極 14c 圧電素子 14d 下部電極 14e 音響レンズ 14f 凹レンズ面 14g 平坦面 14h 曲面 15 媒質 16 試料 17 合成器 19 ピークディテクタ 20 コンピュータ 21 XYZステージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子で発生した超音波を音響レ
    ンズを介して試料に照射し、この試料の表面で直接反射
    して得られる直接反射波と前記試料表面近傍に励起され
    た表面波との干渉波を前記超音波振動子で受信し、干渉
    波の位相変化により前記試料の物性値を測定する超音波
    検査方法において、 前記超音波振動子で発生して前記音響レンズ内を横波で
    伝播する超音波により前記表面波を励起させることを特
    徴とする超音波検査方法。
  2. 【請求項2】 音響レンズの一端部に、圧電体とこの圧
    電体の上下面にそれぞれ設けられた円形の上部電極およ
    び下部電極とが形成され、前記音響レンズの他端部に、
    前記圧電体で発生して前記音響レンズ内を伝播する超音
    波を放射する凹面部が設けられてなる超音波探触子にお
    いて、 前記圧電体は縦波および横波の2種類の超音波を発生す
    るように形成され、 前記上部電極は、円形の第1の分割電極とこの第1の分
    割電極を取り囲むように形成された円環状の第2の分割
    電極とを備え、前記第1の分割電極と前記下部電極との
    間に挟まれた圧電体により第1の超音波振動子が形成さ
    れ、前記第2の分割電極と前記下部電極との間に挟まれ
    た圧電体により第2の超音波振動子が形成され、 前記凹面部は、前記第2の超音波振動子からの超音波が
    到達する部分が、前記音響レンズ内を伝播する横波の振
    動方向と略平行な平坦面に形成され、前記第1の超音波
    振動子からの超音波が到達する部分が、前記音響レンズ
    から放射される超音波が集束するような傾斜面に形成さ
    れていることを特徴とする超音波探触子。
  3. 【請求項3】 励振信号により各々が縦波および横波の
    2種類の超音波を発生する第1および第2の超音波振動
    子と、 前記第1および第2の超音波振動子がそれぞれ設けら
    れ、これら第1および第2の超音波振動子からの超音波
    を試料に向けて照射するとともに、前記試料で反射した
    反射超音波を同じ前記第1および第2の超音波振動子に
    入力する音響レンズと、 前記第1および第2の超音波振動子のそれぞれに前記励
    振信号を供給する励振手段と、 前記音響レンズ内を縦波で伝播する前記試料からの反射
    波が前記第2の超音波振動子により受信されるタイミン
    グと、前記音響レンズ内を横波で伝播する前記試料から
    の反射波が前記第1の超音波振動子により受信されるタ
    イミングとが略同時になるように前記励振手段から前記
    第1および第2の超音波振動子への前記励振信号の供給
    を制御する制御手段と、 前記第1および第2の超音波振動子で受信された受信信
    号を合成して合成受信信号を作成する合成手段と、 前記音響レンズ内を縦波で伝播する前記試料からの反射
    波が前記第1の超音波振動子に受信されるタイミングを
    検出して、このタイミングから、縦波と横波とが前記音
    響レンズ内を往復する時間差だけ経過した後に前記合成
    受信信号にゲートをかけて、前記第1および第2の超音
    波振動子により略同時に受信された前記試料からの反射
    波の合成信号を取り出すゲート手段とを備えたことを特
    徴とする超音波顕微鏡。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6109431B1 (ja) * 2016-03-01 2017-04-05 三菱電機株式会社 超音波測定装置及び超音波測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6109431B1 (ja) * 2016-03-01 2017-04-05 三菱電機株式会社 超音波測定装置及び超音波測定方法
WO2017149658A1 (ja) * 2016-03-01 2017-09-08 三菱電機株式会社 超音波測定装置及び超音波測定方法
US11193912B2 (en) 2016-03-01 2021-12-07 Mitsubishi Electric Corporation Ultrasonic measurement apparatus and ultrasonic measurement method

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