JPH07190143A - クランクプーリ - Google Patents

クランクプーリ

Info

Publication number
JPH07190143A
JPH07190143A JP33594293A JP33594293A JPH07190143A JP H07190143 A JPH07190143 A JP H07190143A JP 33594293 A JP33594293 A JP 33594293A JP 33594293 A JP33594293 A JP 33594293A JP H07190143 A JPH07190143 A JP H07190143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
pulley
bending
elastic plate
metal elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33594293A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Onuki
彰 大貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP33594293A priority Critical patent/JPH07190143A/ja
Publication of JPH07190143A publication Critical patent/JPH07190143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

Landscapes

  • Pulleys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の熱に影響されることなく、クラン
クシャフトの曲げ振動を常時安定して車室内騒音に影響
のない周波数に変化させる。 【構成】 回転方向の剛性が大きくかつ曲げ方向の剛性
が小さい金属弾性板16を設ける。この金属弾性板16
の外周縁部を、質量体として機能するプーリ本体15に
結合する。金属弾性板16の内周縁部にプーリハブ14
を結合する。プーリハブ14をクランクシャフト4の前
端部に取り付ける。クランクプーリ11の曲げ剛性が小
さくなり、軸方向、傾斜方向の振動モードの共振周波数
が低周波数に移る。クランクシャフト4にプーリ本体1
5の質量が作用しなくなり、クランクシャフト4の曲げ
共振周波数が高周波側に移る。クランクシャフト4の共
振に起因した車室内騒音を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のクランクシ
ャフトに結合されてオルタネータ等の補機類にベルトを
介して動力を伝達するクランクプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のクランクシャフトは、機関の
爆発による衝撃が間欠的に付与されるために、機関運転
中に各種の振動を生じる。このため、クランクシャフト
の前端部に結合されるクランクプーリには、一般に、シ
ャフトの捩り振動を低減するための機構が組み込まれて
いる。
【0003】具体的には、クランクプーリは、図3に示
すように(クランクプーリは図中符号1で示す。)、外
周にベルトノッチ2を備えた所定質量のプーリ本体3
と、クランクシャフト4に結合されるプーリハブ5とに
分割して形成され、このプーリハブ5の外周にプーリ本
体3がゴム弾性体6を介して結合された構造となってお
り、クランクシャフト4の所定周波数域の捩り振動をゴ
ム弾性体6とプーリ本体3による動的吸振作用によって
低減するようになっている。尚、この技術は、例えば、
実開昭62−92336号公報等に示されている。
【0004】また、近年、車室内騒音にかかわる周波数
範囲(200Hz〜600Hz)の振動について詳しい
研究が為され、図4のグラフに示すように、430Hz
付近で振動レベルの大きなピークaがあり、このピーク
aが、図5に示すようなクランクプーリ6を質量体とし
たクランクシャフト3の前端の曲げ振動に関係すること
が知られてきている。このため、これに対処するものと
して、従来、例えば、特公平2−9214号公報に示さ
れるようなクランクプーリが案出されている。
【0005】このクランクプーリは、クランクシャフト
に結合されるプーリハブにブラケットが取り付けられ、
このブラケットに、軸方向に延出する質量体がゴム弾性
体を介して取り付けられており、クランクシャフトの所
定周波数域の曲げ振動に対し、質量体とゴム弾性体によ
る動的吸振作用によって低減するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のク
ランクプーリの場合、クランクシャフトの曲げ振動に対
して質量体とゴム弾性体による動的吸振作用が働くよう
になるものの、ゴム弾性体が内燃機関の熱の影響を受け
易いために、質量体とゴム弾性体とから成る付加振動系
の共振周波数が熱によって変動し、そのために安定した
振動低減効果が得られなくなることが考えられる。
【0007】そこで本発明は、内燃機関の熱に影響され
ることなく、常時安定してクランクシャフトの曲げ振動
による車室内騒音を低減することのできるクランクプー
リを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するための手段として、クランクシャフトの曲げ振
動を低減する機能を備えたクランクプーリにおいて、質
量体として機能するプーリ本体に、回転方向の剛性が大
きくかつ曲げ方向の剛性が小さい金属弾性板を結合し、
この弾性板をクランクシャフトに取り付けるようにし
た。
【0009】
【作用】プーリ本体を金属弾性板を介してクランクシャ
フトに結合し、クランクシャフトの曲げ共振周波数を変
化させる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1,図2に基づ
いて説明する。尚、図3に示した従来のものと同一部分
には同一符号を用いるものとする。
【0011】図面において、4は、内燃機関のクランク
シャフトであり、11は、このクランクシャフトの前端
部に取り付けられた本発明にかかるクランクプーリであ
る。
【0012】クランクプーリ11は、キー12とセット
ボルト13によってクランクシャフト4の端部に一体に
取り付けられるプーリハブ14と、所定質量を持つ略円
筒状のプーリ本体15と、プーリハブ14とプーリ本体
15を連結する略円盤状の金属弾性板16とを備えてお
り、プーリ本体15の外周に形成されたベルトノッチ2
にベルト(図示せず。)を掛け、そのベルトを通して内
燃機関回りの補機類に動力を伝達するようになってい
る。
【0013】前記プーリハブ14は、軸方向の端部にフ
ランジ部17を備えており、金属弾性板16の内周縁部
が、このフランジ部17とリテーナプレート18とに挾
持されたかたちでボルト19によって結合されている。
一方、プーリ本体15はベルトノッチ2を備えた質量リ
ング20と、この質量リング20の内周側に配置された
支持リング21と、質量リング20と支持リング21を
連結するゴム弾性体6とを備えており、質量リング20
とゴム弾性体6とが所定周波数域の捩り振動に対するダ
イナミックダンパとして機能するようになっている。そ
して、支持リング21は内周にフランジ部22を備え、
このフランジ部22に金属弾性板16の外周縁部がリテ
ーナプレート23を介してボルト24によって結合され
ている。
【0014】また、金属弾性板16は、回転方向の剛性
が大きくかつ曲げ方向の剛性が小さくなるよう、薄肉の
鋼板によって形成されており、クランクシャフト4の駆
動トルクをプーリ本体15に確実に伝達し、しかも、プ
ーリ本体15の軸方向、並びに、傾斜方向の変位を許容
できるようになっている。このため、図2の鎖線で示す
ような軸方向の振動モードと傾斜方向の振動モードとが
200Hzの共振周波数にシフトしてプーリ本体15の
質量がクランクシャフト4に作用しなくなり、その結果
クランクシャフト4の前端の曲げ共振の周波数が600
Hz以上にシフトするようになる。尚、付加振動系の各
モードごとの共振周波数は200Hz以下になるように
設定することが望ましい。
【0015】このクランクプーリ11は以上のような構
成であるため、クランクシャフト4の車室内騒音にかか
わる周波数範囲の捩り振動は、質量リング20とゴム弾
性体6で低減され、プーリ本体15を、金属弾性板16
を介してクランクシャフト4に結合したことで、クラン
クシャフト4の曲げ共振周波数は上昇する。
【0016】ここで、このクランクプーリ11の場合、
金属弾性板16はゴム材による弾性体と異なり、熱によ
る特性変化がほとんど生じないため、内燃機関の連続運
転等によって金属弾性板16が高温になっても、共振周
波数が変動することはない。したがって、このクランク
プーリ11を採用した場合には、内燃機関の熱の影響を
受けることなく常時安定して曲げ振動を吸収することが
できる。また、上記実施例に限らず、プーリ本体をダイ
ナミックダンパの質量体として作用させて、400Hz
付近の振動レベルを低減するようにチューニングするよ
うにしても車室内騒音の低減ができる。
【0017】また、このクランクプーリ11において
は、プーリハブ14、金属弾性板16、プーリ本体15
の三つのユニットをボルト19,24によって結合する
構成となっているため、プーリハブ14、或は、金属弾
性板16を別のものと取り代えるだけで、共振周波数を
容易に調整することができるという利点もある。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、質量体として機
能するプーリ本体に、回転方向の剛性が大きくかつ曲げ
方向の剛性が小さい金属弾性板を結合し、この弾性板を
クランクシャフトに取り付けることで、内燃機関の熱に
影響されることなくクランクシャフトの曲げ振動を常時
安定して車室内騒音に影響のない周波数に変化させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例を示す模式図。
【図3】従来の技術を示す断面図。
【図4】内燃機関の振動レベル−周波数特性を示すグラ
フ。
【図5】内燃機関の振動状態を示す模式図。
【符号の説明】
4…クランクシャフト、 11…クランクプーリ、 15…プーリ本体、 16…金属弾性板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトの曲げ振動を低減する
    機能を備えたクランクプーリにおいて、質量体として機
    能するプーリ本体に、回転方向の剛性が大きくかつ曲げ
    方向の剛性が小さい金属弾性板を結合し、この弾性板を
    クランクシャフトに取り付けるようにしたことを特徴と
    するクランクプーリ。
JP33594293A 1993-12-28 1993-12-28 クランクプーリ Pending JPH07190143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33594293A JPH07190143A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 クランクプーリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33594293A JPH07190143A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 クランクプーリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07190143A true JPH07190143A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18294070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33594293A Pending JPH07190143A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 クランクプーリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07190143A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020118223A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 Nok株式会社 動吸振器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020118223A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 Nok株式会社 動吸振器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4710152A (en) Crank damper pulley structure for the internal combustion engine of a car
US6192851B1 (en) Vibration reducing system for internal combustion engine
US20090145261A1 (en) Single mass dual mode crankshaft damper with tuned hub
US6119549A (en) Flywheel assembly and a torque converter
JPH04211744A (ja) 自動車用動力伝達装置
US6612279B2 (en) Vibration reducing system for internal combustion engine
JPH07190143A (ja) クランクプーリ
US5148719A (en) Torsional-vibration damper
JPH1030450A (ja) ダンパ
JP2021177083A (ja) デュアルマスフライホイール
JPH0532678Y2 (ja)
JPH059556Y2 (ja)
JPH0444915Y2 (ja)
JPS632582Y2 (ja)
US20030075406A1 (en) Dynamic damper
JPH032751Y2 (ja)
JPH0724693Y2 (ja) フライホイールの取付部構造
JP2000170872A (ja) 車両用ドライブプレート
JP3913354B2 (ja) 燃料噴射ポンプ動力伝達系のダンパ装置
JPH11325186A (ja) 内燃機関の振動低減装置
KR100252256B1 (ko) 자동차의 엔진용 플렉시블 플라이 휠
JP3572449B2 (ja) 内燃機関の振動低減装置
GB2365394A (en) Spare wheel mounting
CN118009000A (zh) 动态减震器
JP3272180B2 (ja) ファン駆動構造