JPH07189983A - ファン装置 - Google Patents

ファン装置

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Publication number
JPH07189983A
JPH07189983A JP5347271A JP34727193A JPH07189983A JP H07189983 A JPH07189983 A JP H07189983A JP 5347271 A JP5347271 A JP 5347271A JP 34727193 A JP34727193 A JP 34727193A JP H07189983 A JPH07189983 A JP H07189983A
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JP
Japan
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fan
stator
rotor
flow fan
fan device
Prior art date
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Pending
Application number
JP5347271A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakama
彰 仲摩
Masami Watanabe
真巳 渡邉
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07189983A publication Critical patent/JPH07189983A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型軽量で、かつ回転駆動効率の良い横流フ
ァン装置を提供することを目的とする。 【構成】 空気調和機の室内ユニット7内に取着され、
回転軸回りに回転することで送風動作を行う横流ファン
1と、この横流ファン1の端板2に一体的に固着された
回転子22と、この回転子22に対して回転自在に組み
合わされ、この回転子22とともにDCブラシレスモ−
タ21を構成すると共に、上記室内ユニットに固定され
る固定子26と、上記固定子26に設けられ、この固定
子26の振動が上記室内ユニット7に伝達されることを
防止する弾性体37と、上記固定子26の通電制御を行
う制御回路43とを具備する横流ファン装置20であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空気調和機の
室内ユニットに設けられる横流ファン装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内ユニットに組み込まれ
る送風機としては、横流ファンが広く採用されている。
【0003】この横流ファンは、図10に1で示すよう
なもので、この横流ファン1の軸方向両端に対向配置さ
れた円板状の一対の端板2、2と、この一対の端板2、
2の間に所定の間隔で設けられた同じく円板状の複数枚
の仕切板3と、隣り合う上記端板2および仕切板3との
間に両端部を固着して設けられ、上記端板2および仕切
板3の周方向に沿って所定の間隔で設けられた多数枚の
ブレ−ド4とを有する。
【0004】また、上記一対の端板2のうちの一方の外
側面中央部には、ボス5が突設され、このボスにはこの
横流ファン1の回転中心軸上に沿って設けられたボス孔
5aが開口している。また、他方の端板2の外側面に
は、シャフト6が突設されている。
【0005】この横流ファン1は、図11に示すよう
に、室内ユニット7内の熱交換器8の背面側に取り付け
られるものである。この室内ユニット7は、図に9で示
す吸込口から室内空気を吸い込み、この室内空気を熱交
換器8を通過させて冷却または加熱した後、この室内ユ
ニット7内を流通させ、図に10で示す吹出口から再び
室内に吹き出すようになっている。
【0006】このような横流ファン1を、この室内ユニ
ット7内に取り付ける場合には、図12に示すように、
上記横流ファン1のシャフト6に第1の軸受12を嵌着
すると共に、上記ボス5のボス孔5aには図に11で示
すDCファンモ−タの駆動軸11aを嵌入する。
【0007】このようにして横流ファン1とDCファン
モ−タ11とが組み合わされたならば、これらを一体的
に上記室内ユニット7内に挿入し、上記シャフト6に嵌
着した軸受12および上記DCファンモ−タ11を上記
室内ユニット7内に固定する。
【0008】このことで、上記横流ファン1は、その回
転軸線を通風方向と直交させ、両端支持の状態で上記室
内ユニット7内に組み込まれ、かつ上記DCファンモ−
タ11が作動することで、回転駆動され送風動作を行う
ようになっている。
【0009】ところで、上記DCファンモ−タ11は、
上記横流ファン1とは別体に形成されたDCモ−タであ
り、図に示すように、先端部を上記横流ファン1の端板
2に形成されたボス5のボス孔5a内に嵌挿される駆動
軸11aと、この駆動軸11aに固定された回転子13
と、この回転子13の外周面に対向して配設された固定
子14とを有する。
【0010】なお、上記駆動軸は、図に15、16で示
す第2、第3の軸受によって回転自在に支持され、かつ
この第2、第3の軸受の外輪に設けられた弾性部材17
(Oリング)を介して上記室内ユニット7に取着され、
横流ファン1に生じた振動が上記室内ユニット7に伝達
することを防止する作用(防子振動作用)を行うように
なっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の構成
には、以下のような解決すべき課題がある。
【0012】すなわち、従来の構成では、上記横流ファ
ンと駆動モ−タとが別体であったために、これらを組み
合わせると、装置が大型化するということがある。
【0013】また、駆動ロスが大きくなるために、消費
電力が大きくなるということもあった。
【0014】この発明は、このような事情に鑑みて成さ
れたもので、小型軽量で、かつ回転駆動効率の良い横流
ファン装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、所定のフ
ァン取着部に取着されるファン装置において、回転軸回
りに回転することで送風動作を行うファンと、このファ
ンの回転軸方向に沿う端面に一体的に固着された回転子
と、この回転子に対して回転自在に組み合わされ、この
回転子とともにDCブラシレスモ−タを構成すると共
に、上記ファン取着部に固定される固定子と、上記固定
子に設けられ、この固定子の振動が上記ファン取着部に
伝達されることを防止する防振手段と、上記固定子の通
電制御を行う制御手段とを具備することを特徴とするフ
ァン装置である。
【0016】第2の手段は、第1の手段のファン装置に
おいて、上記固定子は、周方向に120°間隔で3分割
されてなるステ−タコアと、各ステ−タコアに設けら
れ、先端部を隣り合う他のステ−タコアと係合させる芯
部と、各ステ−タコアに設けられた芯部に挿入され、外
面にコイルが巻回されてなるボビンとを有し、上記防振
手段は、一端部を上記各ボビンに一体的に固着して設け
られた弾性体と、各弾性体の他端部を保持すると共に、
上記ファン取着部に固定される固定板とを有することを
特徴とするものである。
【0017】第3の手段は、所定のファン取着部に取着
されるファン装置において、回転軸回りに回転すること
で送風動作を行うファンと、このファンの回転軸方向に
沿う端面に一体的に固着された回転子と、この回転子に
対して回転自在に組み合わされ、この回転子とともにD
Cブラシレスモ−タを構成すると共に、上記ファン取着
部に固定される固定子と、上記回転子に設けられ、ファ
ンおよびこの回転子の振動が、上記固定子に伝達される
ことを防止する防振手段と、上記固定子の通電制御を行
う制御手段とを具備することを特徴とするファン装置で
ある。
【0018】第4の手段は、第3の手段のファン装置に
おいて、上記回転子は、所定のパタ−ンで着磁された弾
性のある硬化ゴムで成形されていると共に、上記ファン
の端面に超音波溶着により一体的に接合されていること
を特徴とするものである。
【0019】第5の手段は、第1、第3の手段のファン
装置において、上記ファンは、室内ユニットの所定のフ
ァン取着部に取着される横流ファンであることを特徴と
するものである。
【0020】
【作用】このような手段によれば、ファンとモ−タとを
一体化したコンパクトなファン装置を得ることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、従来例の項で説明した構成要素と同一
の構成要素には、同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0022】図1は、この発明のファン装置としての横
流ファン装置20を示す概略構成図である。
【0023】この横流ファン装置20は、横流ファン1
(ファン)と、この横流ファン1の一方の端板2の外側
面に一体的に取着されたDCブラシレスファンモ−タ2
1(DCブラシレスモ−タ)とからなる。
【0024】上記横流ファン1の端板2の外側面には、
図1および図2に示すように、上記DCブラシレスファ
ンモ−タ21の回転子22が固着されている。この回転
子22は、上記横流ファン1の軸方向外方向に開口した
有底カップ状のケ−ス23と、このケ−ス23の開口側
の内壁面に沿って固着された磁石24(永久磁石)とか
らなる。
【0025】上記ケ−ス23は、上記横流ファン1の製
造時に上記横流ファン1の端板2に溶接等により固定さ
れる。また、この磁石24は、図3の横断面図に示すよ
うに、例えば90°毎に4分割して設けられ、周方向に
隣り合う磁石24どうしは磁性(N、S)が異なる。
【0026】また、図2に示すように、この回転子22
の上記ケ−ス23の底壁中央部からは、このケ−ス22
内に上記横流ファン1の端板2に設けられたボス5が突
出するようになっている。なお、このボス5には、従来
例で説明したようにボス孔5aが設けられている。
【0027】一方、上記回転子22のケ−ス23内に
は、固定子26が挿入されている。この固定子26は、
上記ボス5のボス孔5a内に嵌着された中心軸27の他
端側に図に28で示すラジアルボ−ル軸受を介して上記
横流ファン1と相対的に回転自在に設けられている。
【0028】この回転子26は、上記軸受28の外輪に
嵌着されるブラケット29を具備する。このブラケット
29は、上記軸受28が嵌挿される円形断面の凹陥部を
有すると共に、この凹陥部の上記横流ファン1側には図
3に示すように略三角形状のフランジ部30を有する。
【0029】このフランジ部30には、積層鉄板からな
るステ−タコア32がねじ止めされている。このステ−
タコア32は、図5に示すように、周方向に120°間
隔で3分割されるようになっている。3分割されてなる
各ステ−タコア32には、コイルが巻回されてなるボビ
ン33(後述する)が挿入される芯部32aが突設され
ている。
【0030】この芯部32aに上記ボビン33を外挿す
ると共に、上記芯部32aの先端部を隣り合うステ−タ
コア32に係合させることで、各ステ−タコア32は互
いに組み合わされ、外径円状の一つのステ−タコア32
が構成されるようになっている。
【0031】そして、各ステ−タコア32の中央部に配
置されたブラケット29のフランジ部30にねじ止めさ
れることで、各ステ−タコア32は互いに固定されるよ
うになっている。
【0032】各ステ−タコア32の芯部32aに外挿さ
れるボビン33は、角筒状の中空カラ−34と、このカ
ラ−34の両端部に設けられた端板35と、上記中空カ
ラ−34に巻回されるコイル36とからなる。
【0033】上記端板35のうちの一方は、下端側が、
図6に示すようにこのボビン33の外側方向に折り曲げ
られてなるL字状に形成され、この端板のL字水平部3
5aの下面には、防振手段としての弾性体37(ゴム)
が固着されいる。
【0034】上記弾性体37が固着されたL字水平部3
5aには、円形の通孔38が設けられていると共に、上
記弾性体37にも、この通孔38に連通する貫通孔37
aが上下方向に貫通して設けられている。この貫通孔3
7aは、上記通孔38よりも大径に形成されている。
【0035】また、この弾性体37の下端部の外周面に
は、この弾性体37の周方向全長に亘って凹陥溝39が
形成されている。この弾性体37は、図6に40で示す
プラスチック基板(固定板)に上記凹陥溝39を係合さ
せた状態で取り付けられる。
【0036】そして、この弾性体37のプラスチック基
板40の他端面側に突出した端面からは、上記貫通孔3
7a内にボルト41が挿入され、このボルト41の先端
部は、上記貫通孔37を貫通して上記端板に固定される
ようになっている。
【0037】他の2つのステ−タコア32にも、同様に
上記弾性体37が設けられ、これらの弾性体37は、同
じく、上記プラスチック基板40に弾性的に固定されて
いる。
【0038】このことで、上記固定子26は、上記プラ
スチック基板40に上記弾性体37を介して3点支持の
状態で保持されている。
【0039】なお、このDCブラシレスモ−タ21は、
上述したように3つのボビン33を有する三相ブラシレ
スモ−タであり、通電のタイミングを検出するために、
上記ステ−タコア32内には、通電位置検出用のホ−ル
素子(図示しない)が設けられている。
【0040】そして、上記プラスチック基板40の他面
側には、このモ−タの通電制御を行うための制御回路4
3(制御手段)が一体的に設けられている。
【0041】次に、この横流ファン装置20を組み立て
て、上記室内ユニット7(ファン取着部)に固定する工
程について説明する。
【0042】まず、上記回転子22は、上記横流ファン
1の組み立て時に、上記端板2の外側面に溶接(溶着)
することで設ける。また、上記固定子26は、上述した
ように、上記プラスチック基板40に上記弾性体37を
介して3点支持の状態で固定しておく。
【0043】ついで、これら回転子22と固定子26と
を組み付ける。
【0044】この回転子22と固定子26の組み付け
は、まず、図4に示すように上記回転子22のケ−ス2
3の開口側に上記固定子26を対向させる。ついで、一
端部が上記横流ファン1のボス孔5a内にあらかじめ挿
入され固定されてなる中心軸27の他端部に、上記固定
子26側に固定されたラジアルボ−ル軸受28の内輪部
を嵌着する。このことによって、上記横流ファン1は、
上記回転子22と共に上記固定子26に対して回転自在
に保持され、上記横流ファン装置20が完成する。
【0045】この横流ファン装置20は、図3に示すよ
うに、上記横流ファン1から突出したシャフト6に第1
の軸受12を嵌着した後、上記室内ユニット7内に挿入
され、固定される。それには、上記第1の軸受12を上
記室内ユニット7に固定すると共に、上記DCブラシレ
スモ−タ21のプラスチック基板40を上記室内ユニッ
ト7に固定する。
【0046】なお、このプラスチック基板40の固定
は、図に示すように、上記室内ユニット7内に設けられ
た切欠溝44にスライド式に挿入することで行われる。
【0047】また、この横流ファン装置20の制御回路
43を、この室内ユニット7の制御部である図示しない
電気部品箱に接続する。
【0048】次に、この横流ファン装置の作動について
説明する。
【0049】上記室内ユニット7の電気部品箱から上記
横流ファン装置20の制御回路43に作動命令が発せら
れると、上記制御回路43は、上記DCブラシレスモ−
タ21の通電制御を行い、このDCブラシレスモ−タ2
1を作動させる。
【0050】このDCブラシレスモ−タは、上記回転子
22を上記固定子26の回りで回転駆動し、上記回転子
22と一体的に設けられた上記横流ファン1を直接的に
回転させる。このことで、この横流ファン装置20は送
風動作を行うようになっている。
【0051】このような構成によれば、以下に説明する
効果がある。
【0052】第1に、この装置では、横流ファンとDC
ブラシレスファンモ−タの回転子とを一体化し、この回
転子に固定子を組み合わせることで、横流ファン装置を
構成した。
【0053】このことにより、従来のように横流ファン
とDCファンモ−タとを別体で設け、このモ−タと横流
ファンとを回転軸で接続していた場合に比べて、構成が
簡略化される。したがって、装置全体を小型、軽量化す
ることができる効果がある。
【0054】また、モ−タと横流ファン1との間に介在
する部品を少なくすることができるから、駆動ロスが少
なくなる。したがって、消費電力を少なくすることがで
きると共に、固定子26および回転子22の温度上昇を
抑え、騒音も低減することができる。
【0055】第2に、上記ステ−タコア32を3分割す
ると共に、各ステ−タコア32にコイルの巻回されたボ
ビン33を挿着した後、上記各ステ−タコア32を組み
合わせることで、上記固定子26を構成するようにし
た。
【0056】このことで、上記固定子26を簡単な構成
で精度良く組み立てることができる。また、防振手段と
しての弾性体37を上記ボビン33に一体的に設けるよ
うにしたので、この弾性体37の取着が上記ボビン33
の取り付けを行うだけで簡単に行え、防振構造を実現す
ることができる。
【0057】第3に、この横流ファン装置20は、DC
ブラシレスモ−タ21を採用しているから、、エアギャ
ップの精度を考慮する必要が少なく、上述したような構
成により上記回転子と固定子とを組み合わせるのみで、
特性の良い高精度なモ−タを実現することができる。
【0058】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。
【0059】以下、図7〜図9を参照して、この発明の
第2の実施例を説明する。なお、第1の実施例で説明し
た構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付
してその説明は省略する。
【0060】図中45は、回転子である。この回転子4
5は、磁化された硬化ゴムから形成されたものであり、
図8(a)の横断面図に示すように、周方向に沿って4
分割した場合、隣り合う部位どうしは互いに異なる極性
(N、S)を有するようになっている。
【0061】また、この回転子45は、上記第1の実施
例と同様に、上記横流ファン1の端板2に一体的に固着
されている。なお、この固着は、例えば超音波溶着によ
り行う。
【0062】図7に示すように、この回転子45の上記
横流ファン1の軸方向外側に対向する側には固定子46
が設けられている。これら回転子45と固定子46と
は、スラストボ−ル軸受47によって互いに接続され、
上記回転子45および上記横流ファン1は、上記固定子
46に対して回転自在に保持されている。
【0063】また、上記回転子45および固定子46の
互いに対向する面には、それぞれ凹陥部45a、46a
が形成され、この凹陥部45a、46aにより区画され
た空間内には、上記固定子46に固定されたステ−タコ
ア48およびこのステ−タコア48の外周面に貼着され
たシ−トコイル49(磁性体被膜を処理したシ−ト体)
が設けられている。
【0064】図8(b)に示すように、上記ステ−タコ
ア48は、横断面三角形状の鉄芯であり、底辺をこの固
定子の径方向外側に向けた状態で上記固定子46に固定
されている。そして、このステ−タコア48に貼着され
たシ−トコイル49の外形も、同様に横断面三角形状と
なっている。
【0065】なお、これら回転子45および固定子46
により構成されるモ−タは、DCブラシレスモ−タであ
り、上記固定子46に設けられたシ−トコイル49は図
9に示すように三相に配線され、三相ブラシレスモ−タ
を構成している。
【0066】また、各ステ−タコア48間には、図示し
ないが通電位置検出用のホ−ル素子が設けられている。
そして、上記固定子46の他面側には、このモ−タの通
電制御を行うための制御回路50が一体的に設けられて
いる。
【0067】このような構成であっても、上記第1の実
施例と略同様の効果を得ることができる。
【0068】また、上記回転子45自体を硬化ゴムとい
う防振作用のある弾性体で形成したから、より簡単な構
成で防振構造を実現することができる効果がある。
【0069】さらに、上記回転子45と固定子46との
接続をスラストボ−ル軸受47で行ったから、ラジアル
ボ−ル軸受を用いる場合と比較して部品点数が少なくな
り、構造をより簡略化することができる効果がある。
【0070】なお、この発明は、上記第1、第2の実施
例に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない
範囲で種々変形可能である。
【0071】例えば、上記第1の実施例では、上記回転
子21と固定子26とを組み合わせる場合、図4に示す
ように、上記固定子26側に中心軸27を設け、この中
心軸26を上記横流ファン1のボス孔5aに嵌入するこ
とで行っていたが、これに限定されるものではない。
【0072】反対に、はじめに上記ボス孔5a内に上記
中心軸27の先端部を嵌入しておいて、後で、この中心
軸27の他端側に上記固定子26を嵌着することで、上
記固定子26と回転子21とを組み合わせるようにして
も良い。
【0073】さらに、上記第1の実施例では、上記回転
子21と固定子26とを回転自在に連結する構造とし
て、ラジアルボ−ル軸受28を採用していたが、これに
限定されるものではなく、上記第2の実施例と同様にス
ラスト軸受を採用するようにしても良い。
【0074】スラスト軸受を採用することによって、中
心軸等の部品が不要となるから、部品点数を少なくする
ことができ、構成をより簡単なものとすることが可能に
なる効果がある。
【0075】また、上記第1の実施例において、上記弾
性体37はゴムであったが、これに限定されるものでは
なく、板バネ状のものであっても良い。
【0076】また、上記第2の実施例では、上記ステ−
タコア48は3個あったが、これに限定されるものでは
なく、2個、4個、6個あるいは8個にして、2極、4
極、6極あるいは8極としても良い。
【0077】
【発明の効果】以上のべたように、この発明は、回転軸
回りに回転することで送風動作を行うファンと、このフ
ァンの軸方向端部に一体的に固着された回転子と、この
回転子に対して回転自在に組み合わされ、この回転子と
ともにDCブラシレスモ−タを構成すると共に、上記フ
ァン取着部に固定される固定子と、上記固定子あるいは
回転子に設けられ、振動が上記ファン取着部に伝達され
ることを防止する防振手段と、上記固定子の通電制御を
行う制御手段とを具備するものである。
【0078】このような構成によれば、小型軽量で、か
つ回転駆動効率の良い横流ファン装置を得ることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す概略構成図。
【図2】同じく、要部を拡大して示す縦断面図。
【図3】同じく、I−I線に沿う横断面図。
【図4】同じく、組み立てを示す縦断面図。
【図5】同じく、固定子の分解図。
【図6】同じく、ボビンを示す拡大斜視図。
【図7】第2の実施例を示す縦断面図。
【図8】同じく、(a)は、II−II線に沿う横断面
図、(b)は、III−III線に沿う横断面図。
【図9】同じく、配線図。
【図10】一般的な横流ファンを示す斜視図。
【図11】同じく、空気調和機の室内ユニットを示す概
略縦断面図。
【図12】従来例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…横流ファン(ファン)、7…室内ユニット(ファン
取着部)、20…横流ファン装置(ファン装置)、21
…DCブラシレスファンモ−タ(DCブラシレスモ−
タ)、22…回転子、26…固定子、32…ステ−タコ
ア、32a…芯部、33…ボビン、36…コイル、37
…弾性体(防振手段)、40…プラスチック板(固定
板)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のファン取着部に取着されるファン
    装置において、 回転軸回りに回転することで送風動作を行うファンと、
    このファンの回転軸方向に沿う端面に一体的に固着され
    た回転子と、 この回転子に対して回転自在に組み合わされ、この回転
    子とともにDCブラシレスモ−タを構成すると共に、上
    記ファン取着部に固定される固定子と、 上記固定子に設けられ、この固定子の振動が上記ファン
    取着部に伝達されることを防止する防振手段と、 上記固定子の通電制御を行う制御手段と を具備することを特徴とするファン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファン装置において、 上記固定子は、 周方向に120°間隔で3分割されてなるステ−タコア
    と、 各ステ−タコアに設けられ、先端部を隣り合う他のステ
    −タコアと係合させる芯部と、 各ステ−タコアに設けられた芯部に挿入され、外面にコ
    イルが巻回されてなるボビンとを有し、 上記防振手段は、 一端部を上記各ボビンに一体的に固着して設けられた弾
    性体と、 各弾性体の他端部を保持すると共に、上記ファン取着部
    に固定される固定板とを有することを特徴とするファン
    装置。
  3. 【請求項3】 所定のファン取着部に取着されるファン
    装置において、 回転軸回りに回転することで送風動作を行うファンと、
    このファンの回転軸方向に沿う端面に一体的に固着され
    た回転子と、 この回転子に対して回転自在に組み合わされ、この回転
    子とともにDCブラシレスモ−タを構成すると共に、上
    記ファン取着部に固定される固定子と、 上記回転子に設けられ、ファンおよびこの回転子の振動
    が、上記固定子に伝達されることを防止する防振手段
    と、 上記固定子の通電制御を行う制御手段とを具備すること
    を特徴とするファン装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のファン装置において、 上記回転子は、所定のパタ−ンで着磁された弾性のある
    硬化ゴムで成形されていると共に、上記ファンの端面に
    超音波溶着により一体的に接合されていることを特徴と
    するファン装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項3記載のファン装置に
    おいて、 上記ファンは、室内ユニットの所定のファン取着部に取
    着される横流ファンであることを特徴とするファン装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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