JPH07189266A - 地下躯体の構築工法 - Google Patents

地下躯体の構築工法

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JPH07189266A
JPH07189266A JP15933393A JP15933393A JPH07189266A JP H07189266 A JPH07189266 A JP H07189266A JP 15933393 A JP15933393 A JP 15933393A JP 15933393 A JP15933393 A JP 15933393A JP H07189266 A JPH07189266 A JP H07189266A
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亨 塙
Yoshito Kanda
義人 神田
Yoshio Nakamura
良雄 中村
Hitoshi Ouchi
仁 大内
Kozo Sagara
幸蔵 相良
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オープンケーソン工事の工期短縮と安全性の向
上とを両立させるケーソンによる地下躯体の構築工法を
提供する。 【構成】ケーソン躯体の圧入と、ケーソン躯体の構築と
を併行して行い、且つ刃口周辺の土質の変化に応じた掘
削、ケーソン躯体の姿勢及び状態等を自動計測して3次
元表示を参照にして油圧ジャッキの自動調整を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下躯体の構築工法、
即ちケーソン圧入工法に関するものであり、詳しくはオ
ープンケーソンの沈設管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーソン圧入工法は、あらかじめ地上で
構築されたケーソンの下端部(函内)の地盤を掘削して
行くと、この地盤がケーソンの重量を支え切れなくなっ
た時にケーソンは自然に沈下するという基本原理による
ものであり、工期が短かく、人員も少なくて済む等の利
点によって、近年、橋梁基礎等の構築において広く採用
されている。
【0003】最近、ケーソン工法による工事をより安全
かつ効率的に施工するために、ケーソンの沈下力とそれ
に対する抵抗力とのバランスを外力によって調節する試
みがなされるようになった。その一つは、ニューマチッ
クケーソン工法において、函内の空気圧を調圧すること
によって、自然沈下力を制御するものである。
【0004】一方、オープンケーソン工法においては、
油圧ジャッキとアースアンカーとの組み合わせによっ
て、ケーソンをその上部から圧入する方法が開発されて
いる。また、最近、ケーソンの姿勢や状態と土の抵抗力
とに関する各種パラメータの計測技術も発達してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オープ
ンケーソン工法に対する圧入力の調整は、予め得られた
土質調査結果に基づいて地盤の抵抗力を予想し、この予
想に従って、経験と勘とによって油圧ジャッキを操作す
ることによって行われていた。このよう方法では、場所
による土質の変化や地層の厚さの差等に起因するケーソ
ンの急沈下や不同沈下の発生に対応することができない
という問題点があった。
【0006】また、従来、各種のセンサーでケーソンの
状態に関するデータを採取しても、地盤を掘削する形状
や土質とケーソンの沈下との関係が定量的に明確でない
ため、それらのデータを掘削および圧入に適切かつ迅速
にフィードバックすることができないという問題点があ
った。
【0007】上記問題点のため、オープンケーソン工法
は、高層ビル等の大型の構築物には中々適用しにくかっ
た。しかしながら、最近、都会地において周辺を建物や
地下鉄等に囲まれた不整形な敷地に高層ビル等の大型建
築物を構築する場合に、その地下部分をケーソン工法を
用いて少ないコストおよび人員で短い工期で構築したい
という要望が増加しつつある。
【0008】本発明は、このような要望に対応するため
になされたものであって、高層ビルの地下部分のように
深度が深く大重量でしかも不整形なケーソンを、安全に
精度良くかつ短い工期で沈設するためのケーソンの沈設
管理方法を実現することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るケーソン圧入工法による地下躯体の構
築工法は、ケーソン躯体の圧入と、ケーソン躯体の構築
とを併行して行うものである。
【0010】又、ケーソンを複数層のロット躯体で構築
し、第i層以下のロット躯体の圧入沈設工事と、第i+
1層のロット躯体の構築工事とを併行して行うこと;刃
口周辺の土質の変化に応じて、掘削する土の法面角度を
変化させること;ケーソン躯体の姿勢および状態と、土
の総合抵抗力と、環境への影響とを表すパラメータを自
動計測して掘削および圧入の制御にフィードバックする
こと;前記自動計測した計測データに基づき所定の圧入
力を算定して油圧ジャッキの圧力を自動調整すること;
前記計測データに基づいて3次元表示する地下躯体の構
築工法である。
【0011】
【作用】上記構成によって、ケーソン躯体の圧入と、ケ
ーソン躯体の構築とが併行して行われる。これによっ
て、工期を短縮することができる。
【0012】又、上記構成によって、ケーソンは、複数
層のロット躯体を順次積み重ねることによって構築され
る。その場合、第i(iは1以上の整数)層以下のロッ
ト躯体の圧入沈設工事と併行して、第i+1層のロット
躯体の構築工事が行われる。このような方法によって、
どんなに深度が深く大型のケーソン工事でも実行可能と
なり、しかも、ケーソン沈設に要する工期が著しく短縮
される。
【0013】更に、上記構成により、刃口周辺の土質の
変化に応じて、掘削する土の法面角度を変化させるよう
に管理することによって、刃口金物の周囲の土による刃
口抵抗の計測結果を即時に掘削工事に反映することがで
き、特に深いケーソン工事の安全性および精度が向上す
る。
【0014】そして、ケーソン躯体の姿勢および状態
と、土の総合抵抗力と、環境への影響とを表すパラメー
タが各種計測器によって自動計測された計測データは、
ケーソン躯体内に設けられた制御室内のデータ処理装置
でデータ処理され、このデータ処理の結果は即時に掘削
および圧入にフィードバックすることが可能になる。
【0015】また、データ処理装置は、計測データに基
づき、所要圧入力を算定し、これによって油圧ジャッキ
の圧力を自動調整することができるようになる。
【0016】この、データ処理装置は、データ処理結果
を管理データとして使用し易い3次元表示することがで
きるようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るケーソン圧入工法の実施
例について図を参照にして説明する。先ず、図1〜図6
に示すように、本発明に係るケーソン圧入工法は、ケー
ソン躯体の圧入と、ケーソン躯体の構築とが併行して行
うことにより、工期を短縮することができる等の種々の
利益を得ることができる。
【0018】即ち、ケーソンは、図1に示すように、複
数層のロット躯体を順次積み重ねることによって構築さ
れる。先ず第1のロット躯体構築が行なわれる(S
1)。この第1のロット躯体構築が完了すると同時に第
1のロット躯体の圧入及び沈設が実施されると同時に第
2ロット躯体構築が行なわれる(S2)。
【0019】このようにして、第i(iは1以上の整
数)層以下のロット躯体の圧入沈設工事と併行して、第
i+1層のロット躯体の構築工事が行われる。例えば第
1及び第2のロット躯体構築の圧入及び沈設と同時に第
3のロット躯体構築が行なわれ(S4)、もし第4のロ
ット躯体構築までであれば、第4のロット躯体構築が完
了と同時に第1〜第4のロット躯体構築の圧入及び沈下
されることによって、地下4階層の建設工事が完了する
ことになる(S5)。このようなケーソン工法によっ
て、どんなに深度が深く大型のケーソン工事でも実行可
能となり、しかも、ケーソン沈設に要する工期が著しく
短縮される。
【0020】また、図2〜図5に示すように、ケーソン
躯体1の姿勢および状態と、土の総合抵抗力と、環境へ
の影響とを表すパラメータが各種計測器によって自動計
測される。これら計測器からの計測データは、ケーソン
躯体1内に設けられた制御室内のデータ処理装置でデー
タ処理され、このデータ処理の結果は即時に掘削および
圧入をする際のデータとして使用するためにフィードバ
ックされる。
【0021】即ち、図2に示すように、ケーソン工法で
建設する場所の特定場所に躯体を圧入及び沈下されるた
めのアースアンカー3を埋設する。このアースアンカー
3の先端3aは、基礎杭と異なり地盤の支持層まで打ち
込まれる必要がなく、ケーソンを沈下する引っ張り度を
維持できればよい深さまで打ち込まれており、建設完了
後にはそのまま放置される。詳細は後述する。
【0022】このアースアンカー3を適宜箇所に複数打
ち込み後に第1のロット躯体1aの構築が行なわれる。
この第1のロット躯体1aには土層に圧入及び沈下させ
るための刃口金物4を連続して形成してある。
【0023】このアースアンカー3及び第1のロット躯
体1aの構築が完了すると、図3に示すように、第1の
ロット躯体1aにアースアンカー3の後端側を通してそ
の上に圧入ジャッキを備えた圧入設備9を全てのアース
アンカー3に設ける。そして圧入管理室24からの指示
に基づいて夫々のアースアンカー3は圧入設備9により
地下方向に押し下げられることにより、アースアンカー
の先端側は深く支持層まで打ち込まれているので、第1
のロット躯体1aは地下方向に沈下する。
【0024】この第1のロット躯体1aを沈下させる際
には、その下側にある土砂等をミニバックホウ17等で
採取しておく。この採取された土砂等はロット各層の隙
間を介してタワークレーン10等により適宜取り除く。
従って、第1のロット躯体1aの下側にある土砂等は第
1のロット躯体1aの構築と同時に取り除くこと、所謂
併行して建設作業を進行させることができる。
【0025】又、第1のロット躯体1aの構築とアース
アンカー3とを圧入設備9により固定すると同時に適宜
箇所に計測用センサーを備える。この計測用センサー
は、図4に示すように、例えば刃口4には刃口荷重計、
第1のロット躯体の側面には周囲摩擦計、第1のロット
躯体の適宜位置に鉄筋計、圧入設備9の夫々に圧力計等
が配設され、これらの計測用センサーは全て圧入管理室
24のデータ処理装置に接続されている。
【0026】このようにして、各種の計測用センサーを
第1のロット躯体1aに取り付け、アースアンカーに取
り付けた圧入設備9を操作して沈下させながら第1、第
2、…のロット躯体を作成する。そうして、図5に示す
ように、例えば地下に構築する建設が3階層からなるな
らば第1、第2、第3のロット躯体1a、1b、1cを
作成させて沈下させて完成となる。従って、地下に構築
する階層の周囲に配設する所謂根切り工事等を省略する
ことができる。
【0027】このようにしてケーソン工法により建設
は、図6及び図7に示すように、敷地Aの周囲に隣接し
てある多くの隣接建物と、道路と、地下鉄とに囲まれた
不整形な敷地Aであっても、敷地Aの境界と建物の側壁
との間隔(t)を、例えば10cm位の間隔でケーソン
1を沈設し、その上に、例えば10階建てのビル2を建
設する。
【0028】このケーソン1は、オープンケーソンであ
って、4層のロットを順次積み重ねて構築する、即ち第
1、第2、第3、第4のロット躯体から構築されてお
り、実施例における第1のロット躯体1aの高さは5.
5m、重量4000トンであり、第2のロット躯体1b
は地下3階に相当し、その高さは5.4m、重量は25
00トンであり、第3のロット躯体1cは地下2階に相
当し、その高さは5.4m、重量2000トンであり、
第4のロット躯体1dは地下1階に相当し、その高さは
5.3m、重量1800トンである。
【0029】ここで、ケーソン工法により建設する場合
には敷地Aに沈下させるためその沈下させる敷地Aの地
質調査が重要である。この地質は、図8に示すように、
地質柱状図で表わすことができる。例えば敷地Aの土質
は、上から埋土が2.30m、ローム層が5.70m、
疑灰質シルトが7.60m、粘土が9.80m、粘土質
シルトが10.60m、シルト質細砂が12.05m、
細砂が13.10m、中砂が14.50m、シルト混じ
り細砂が15.50m、貝殻混じり細砂が17.30
m、シルトが18.60m、細砂が20.30m、砂質
シルトが19.30m、細砂が20.30m、砂混じり
シルトが23.40m、砂混じり中砂が24.50m、
砂利が30.55mとなっており、これら土質のN値、
せん断抵抗角、粘着力共に、深度方向に大きな変化が見
られ、土砂の掘削とケーソンの沈設の管理を難しくする
要因の一つとなっている。
【0030】次に、上記説明した地質状態に基づいてケ
ーソン1の沈設工事を行なうケーソン工法について説明
する。本実施例においてはケーソン躯体の圧入沈設と構
築との併行実施方式を採用し、以下述べるような、徹底
した安全管理と、情報化された半自動圧入管理によって
施工される。
【0031】先ず、ケーソン工事準備から工事完了まで
の工事全体の概略的流れについて図9〜図18を参照に
して説明する。
【0032】1.準備工 先ず予めアースドリル法等によって、数十本の基礎杭が
支持層の深さに打設される。この基礎杭はケーソン工法
により地下建設が完了した時に第1のロット躯体1aと
連結する位置まで打ち込まれている。
【0033】次に、図9に示すように、加圧桁3aの適
宜位置に複数のアースアンカー3を前記図8で説明した
地質柱状図に基づいて、ケーソンを沈下するのに最適な
深さまで打ち込む。この加圧桁3aに関しては、後述す
る図19に示すように第1のローム躯体1aの複数の適
宜位置に配設されている。このアースアンカー3の打ち
込みは、図10に示すように、先ずアースアンカー3が
挿通できる大きさからなる穴である側孔3bを前記図8
で示した地質状態に基づいて開設する。そしてその開け
た側孔3bの上端側からコンクリートと緊張部3eとが
付着しないようにシース3fを被せ、その上部にアンカ
ーカップラー3cを嵌合させてアースアンカー3を打ち
込む。アースアンカー3を打ち込んだ後に、アンカーの
先端にコンクリート等を流し込んで定着部であるアンカ
ー体3dを作成する。
【0034】2.第1のロット躯体の構築 第1のロット躯体1aの構築は、図11に示すように、
アースアンカー3を配設した加圧桁3aを基準にして地
中の所定位置に頭板5を配設すると共に、刃口金物4を
作成するために足場6を設ける。この刃口金物4を頭板
5と共に地中に設置すると共に、ケーソン1の第1ロッ
ト躯体1aを構築する。第1のロット躯体1aの構築作
業は、鉄筋組み立て、型枠形成、躯体コンクリート打
設、養生、第1ロット躯体完成、型枠および足場の解体
の各工程からなる。
【0035】3.圧入設備とクレーン等の設置 完成した第1ロット躯体1a上には、図12に示すよう
に、加圧桁3aの移動、タワークレーン10の設置、グ
ラブホッパー11等の設置が行なわれる。即ち、加圧桁
3aを支圧板8を介して刃口金物4の上部に載せる。そ
して、加圧桁3aの上に、圧入設備9をアースアンカー
3の上端と連結する。併行してタワークレーン10と、
ケーソン1の外側の地面上にグラブホッパー11を設置
する。
【0036】この圧入設備9は、図13に示すように、
油圧ジャッキ12と、スイベル吊り具13と、このスイ
ベル吊り具13とアンカーカップラー3cとを接続する
グリッパーロット14と、上部グリッパー15と、下部
グリッパー16とから構成されている。このような構造
によって、アースアンカー3を緊張状態に保持しながら
油圧ジャッキ12の圧力を加圧桁3aの下向きに印加す
ることができるようになっている。
【0037】4.掘削、及び第1のロット躯体の圧入 掘削、及び第1のロット躯体の圧入は、図14に示すよ
うに、第1のロット躯体1aの下側の土をミニバックホ
ウ17を用いていわば人力で掘削した後、第1ロット躯
体1aを圧入設備9により油圧で圧入して加圧桁3aを
介して刃口金物4に圧力を加えることによって、アース
アンカー3を支軸として第1のロット躯体1aが沈下す
る。
【0038】5.第2のロット躯体の構築 第2のロット躯体1bの構築は、図15に示すように、
上記第1のロット躯体1aの下側の掘削、及び第1ロッ
ト躯体1aの圧入と併行して、第2のロット躯体1bを
構築する。この構築工事は、内外の足場18の組立、鉄
筋の組立、型枠の組立、コンクリート打設、養生、型枠
および足場の解体の各工程によって完了する。
【0039】6.第1、第2のロット躯体の圧入沈設 第1、第2のロット躯体1a、1bの圧入沈設は、第1
のロット躯体1aの下側をミニバックホウ17で掘削を
行い、圧入設備9の操作にアースアンカー3を支軸にし
て加圧桁3aに加圧することによって、第1のロット躯
体1a及び第2のロット躯体1bの同時圧入を行う。ま
た、これと併行して、第3のロット躯体1cの構築を第
2のロット躯体1bの構築と同様に行う。
【0040】7.第1、第2、第3ロット躯体の圧入沈
設 上記説明したように第1、第2のロット躯体1a、1b
の同時圧入をして沈設させることは第3のロット躯体1
cについても同様であり、第1のロット躯体1aの下側
の土を掘削して、第1、第2、および第3のロット躯体
1a、1b、1cの同時圧入を行う。また、これと併行
して、第4のロット躯体1dの構築を第3のロット躯体
1cの時と同様に行って、第1〜第4のロット躯体1
a、1b、1c1dの圧入沈設を同時に行う。
【0041】8.圧入設備および掘削機器の撤去 第4のロット躯体1dまで沈設を完了したら、図17に
示すように、タワークレーン10およびグラブホッパー
11を解体し、アースアンカー3等の緊張具、加圧桁3
a、および圧入設備9を撤去する。
【0042】9.底部コンクリート打設、完了 最後に、図18に示すように、ケーソン1の第1のロッ
ト躯体1aと基礎杭18とを連結し、コンクリート18
aを打設してケーソン1の沈設工事は完了する。
【0043】本ケーソン沈設工事の一時点における各機
材の配置状況は、図19及び図20に示すように、ケー
ソン1の第1のケーソン躯体1aは、適宜複数箇所に柱
1eを設け、前記図8で説明した土質柱状図に基づいて
加圧桁3aを適宜箇所に複数個設けた構造であり、夫々
の加圧桁3aには圧入設備9が備えられており、前記図
13を用いて説明したように、油圧ジャッキ12により
加圧桁3aに加圧することのよって第1のケーソン躯体
1aを沈下させることができる。
【0044】このようにして、多数の油圧ジャッキ12
が第1のケーソン躯体1aの周囲にそって配列されてい
る。そして多数の人員と機器とを同時に働かせて実施す
る大規模なケーソン沈設工事を安全かつ最短期間で行う
ためには、従来のようにオペレータが沈下計を用いてそ
の経験と勘によって行う方法では到底実施不可能であ
る。
【0045】そのため、本実施例においては、以下述べ
るような、徹底した安全管理システムと、経験や勘に頼
らず科学的な理論と現実に採取されたデータとに基づく
情報化された半自動圧入管理システムとが適用されてい
る。
【0046】まず安全管理システムは、図21に示すよ
うに、予め作業工程毎に予想される危険項目を抽出し
て、その対策をたてることである。
【0047】これらの安全管理事項は、特に詳しい説明
を要しないところであるが、この中で一つだけ本発明に
おいて特徴とする土の法面の角度管理について説明す
る。
【0048】即ち、前記図8を参照にして説明したよう
に、敷地の地質柱状図に基づいて掘削後の圧入を計算す
るのである。例えば、掘り進むに従って、土質はロー
ム、粘土、砂と変化して行く。このことは、掘削した土
の自然の法面角度が変化することを意味し、一律な掘削
方法で掘削した場合には、土の抵抗力とケーソンの荷重
のアンバランスが生じ、ケーソンの急沈下や、沈下不足
の原因になる。
【0049】従って、本ケーソン工法による沈下におい
ては、下記のように、土質に応じて法面角度を変化する
ように管理を行っている。この法面角度の管理は法尻位
置を必ず確認することによって確実に行っている。
【0050】例えば、ローム層19の場合には、図22
に示すように、法尻位置Pから第1のケーソン躯体1a
に設けた刃口金物4の梁20の下の土の法面角度を45
度にする。
【0051】次に、図23に示すように、梁20の真下
のローム層19からなる土19aを、ケーソン1を支持
する部分19bを残して直角に削り取る。
【0052】そして、図24に示すように、ケーソン1
を圧入して残した土19bを外側に押し出した後に、図
25に示すように、法面に押し出されて流れ落ちた土を
掘削し搬出する。
【0053】又、粘土層21の場合には、最初は、図2
6に示すように、粘土層21は、刃先金物4と梁20の
一部と接し、その法尻位置Pとの法面角度は45度とす
る。そして、図27に示すように、法面に沿って所定の
厚さだけ土21aを掘削した後に、図28に示すよう
に、ケーソン1を圧入する。その結果、図29に示すよ
うに、法面およびその下の面に流れ落ちた土21cを掘
削し搬出する。
【0054】砂質土22の場合には、最初は、図30に
示すように、砂質土22は刃先金物4にのみ接し、法尻
位置Pからの法面角度は60度となるようにする。
【0055】そして、図31に示すように、法面の沿っ
て所定の厚さ22aだけ掘削し、次に図32に示すよう
に、ケーソン1を圧入する。その結果、図33に示すよ
うに、傾斜面およびその下の面に流れ落ちた土22bを
掘削し搬出する。
【0056】上記のように、深度による土質の変化に応
じて掘削と圧入の作業手順を変化させることによって、
ケーソン沈設工事の安全性が高まると共に、工事の進行
速度が一定となる。又、場所によって刃口抵抗力に偏り
があるような場合には場所によって掘削手順を変えるこ
とによって、不同沈下を防止することができる。
【0057】次に、情報化された半自動圧入管理システ
ムについて説明する。情報化圧入管理システムの特徴
は、図34及び図35に示すように、ケーソン1内に圧
入管理室24を設置し、かつ、ケーソン1に各種の計測
器を取り付ける(S6、S7)。
【0058】これらの計測器の測定データを圧入管理室
24内に設置したデータ処理装置25によってリアルタ
イムで処理し、この処理結果をケーソン1の圧入沈設工
事、及び土の掘削工事に即座にフィードバックすること
である(S8、S9、S11、S12)。
【0059】データ処理装置25は、圧入設備9の夫々
の油圧ジャッキ12の所要圧入力をリアルタイムで算出
すると共に、データ処理結果を管理データとしてCRT
モニタの画面に表示する。表示された管理データを常時
監視することによって、ケーソン1の状態をリアルタイ
ムで把握し、この情報を適時適切に掘削および圧入作業
へフィードバックすることができる。
【0060】ケーソン1には、図35に示すように、圧
入設備9に設けた圧力計26と、刃口金物に設けた刃口
荷重計27と、ケーソン1の外側壁に設けた周面摩擦計
28と、絶対沈下計29と、差圧計30と、鉄筋計31
とが設置されている。また、隣接建物には、設置型傾斜
計32が取り付けられている。
【0061】圧力計26は、各油圧ジャッキ12に取り
付けられ、圧入力を測定し、測定データをデータ処理装
置25へ出力する。
【0062】刃口荷重計27は、刃口金物4の複数箇所
に取り付けられており、刃口金物4の周囲の土の抵抗力
(刃口抵抗)を測定し、測定データをデータ処理装置2
5へ出力する。
【0063】周面摩擦計28は、ケーソン1の外壁周面
の複数箇所に取り付けられており、ケーソン1の周面と
地盤との間の摩擦力を測定し、測定データをデータ処理
装置25へ出力する。
【0064】絶対沈下計29は、ケーソン1の絶対沈下
量および沈下速度を測定し、測定データをデータ処理装
置25へ出力する。
【0065】差圧計30は、ケーソン1の複数箇所に取
り付けられ、位置による沈下量の差を示す相対沈下量を
測定し、測定データをデータ処理装置25へ出力する。
【0066】鉄筋計31は、ケーソン1の鉄筋の内部応
力を測定し、測定データをデータ処理装置25へ出力す
る。
【0067】設置型傾斜計32は、隣接建物に取り付け
られており、ケーソン工事に起因する、隣接建物の傾斜
等を測定し、測定データをデータ処理装置25へ送る。
【0068】上記の他、山留壁の変形を測定するため、
埋設型またはスライド式の傾斜計が所要場所に設置され
ている。
【0069】上記各計測項目は、各種工事条件の下で、
ケーソンの圧入工事を管理するために必須のものであ
る。これら計測項目と管理項目との間の関係を図36に
示す。即ち、図36に示すように、大型ケーソンにおい
ては、ケーソン躯体の傾斜を極力小さく押さえなければ
ならない。そのために、絶対沈下量、沈下速度、および
相対沈下量を測定し、それらの測定結果を刃先掘削およ
び油圧ジャッキ12の圧入力にフィードバックする。
【0070】例えば、絶対沈下量または沈下速度が大き
すぎる場合は、刃先掘削の形状や寸法を変えたり、油圧
ジャッキ12の圧力を変える。また、相対沈下量が大き
い場合には、掘削位置や加圧位置を変える。
【0071】また、ケーソン1の内部応力は極力小さく
しなければならないが、不整形ケーソンにおいては、場
所により、掘削と圧入のバランスが崩れ易く、そのため
ケーソン1の不同沈下により躯体内応力が増大し易い。
従って、相対沈下量と、鉄筋応力を測定して、それらの
値が大きくなった時には、刃先掘削および油圧ジャッキ
12の圧入力の調整を行う。
【0072】また、場所打ち杭とケーソンとの接合を行
うために、圧入後のケーソンの位置および深度は高い精
度で求められなければならないから、絶対沈下量が特に
重要である。
【0073】刃口荷重が大きい時、又はそれが場所によ
って偏っている時には、不同沈下の原因となるので、刃
先掘削および加力方法を変えるようにする。
【0074】また、全ての工事条件および環境において
共通して、予期しない時期におけるケーソンの沈下の発
生は絶対に防止しなければならない。そのためには、絶
対沈下量、圧入力、刃口荷重、周面摩擦力、および沈下
速度の測定が重要である。
【0075】また、隣接建物や地下鉄への影響を極力少
なくする必要があるが、これには、沈下速度、建物傾
斜、および山留壁の変形の測定が大切である。なお、周
面摩擦力が大き過ぎる場合および隣接構造物の変位が大
きい場合には、滑材の使用の可否を検討する。これに
は、ケーソン1の周面と土との間にビニールシート等を
繰り出す方法がある。
【0076】上記の各計測器の測定データに基づき、デ
ータ処理装置25は、所定の計算を実行し、油圧ジャッ
キ12の所要圧力を算出すると共に、各種管理データを
モニタに即座に表示する。
【0077】所要圧入力の計算例を図37に示す。即
ち、図37に示すグラフにおいて、縦軸は深度を表し、
横軸は圧力を表す。点線の曲線は周面摩擦抵抗力を示
し、周面摩擦計28からの測定データに基づくものであ
る。
【0078】一点鎖線は、刃先抵抗力を示し、刃口荷重
計27からの測定データに基づくものである。実線の曲
線は、周面摩擦抵抗力と刃先抵抗力との合計を表す。ま
た、実線の直線は、各ロット構築後のケーソンの自重を
示し、点線の直線はアンカー能力を示す。
【0079】ケーソン1の沈下に対する抵抗は、主とし
て刃口金物4の周辺の土の抵抗力と、ケーソン1と周辺
の土との間の摩擦力によるものであるから、必要圧入力
は、上記抵抗力合計値からその時のケーソンの自重を引
くことによって計算される。
【0080】このようにして計算された、必要圧入力に
よって油圧ジャッキ12の油圧を制御することによっ
て、自動化された圧入システムが実現される。
【0081】図38は、リアルタイムで表示される管理
情報の一例を示す。画面の右上には、年月日および時刻
と、絶対沈下計29からの測定データに基づく現在の沈
設長と、現在の沈設長に対応する計算された相対沈下
量、鉄筋応力度および圧入荷重の各管理値が表示されて
いる。
【0082】また、画面中央には、各油圧ジャッキ12
からの測定データに基づく圧入荷重と、刃口荷重計27
からの測定データに基づく刃口荷重と、周面摩擦計28
からの測定データに基づく周面摩擦とが、立体的な棒グ
ラフで表示されている。
【0083】また、画面の下部には、差圧計30からの
測定データに基づく相対沈下量が、立体的な棒グラフで
表示されている。そして、画面の右端には、圧入荷重
と、刃口荷重と、周面摩擦との棒グラフの単位が表示さ
れている。
【0084】このように、リアルタイムで表示される棒
グラフを管理値と比較しながら、圧入工事の管理を行
う。棒グラフは、全体を一目で把握するのに極めて便利
な上に、全体の中のどこか一箇所でも異常があるとすぐ
に分かるという利点があるから、ケーソンの圧入管理に
は最も適している。
【0085】上記の安全管理システムと半自動圧入管理
システムによって、本ケーソン圧入沈設工事は、下記の
基準に従って実施される。
【0086】(1)圧入開始前は、全員退去し、点呼を
行い、根切底が無人状態であることを確認する。また、
機械類は全て、開口部23(図19参照)の下に集め
る。 (2)ケーソン1の水平を確認する。
【0087】(3)各油圧ジャッキ12に平均に予備載
荷(50トン)する。この際、0トンから50トンに加
圧した後0トンに戻し、これを3回繰り返す。これによ
って、ケーソン外周の土によって発生する初期摩擦力を
除去する。
【0088】(4)初期摩擦力が無くなったことを歪み
量によって確認した後、75トンまで加圧する。 (5)沈下が進まない場合には、25トンずつ最大20
0トンまで増圧する。この場合、増圧後は充分な静止時
間(5分以上)を設け、沈下の傾向を把握する。
【0089】(6)175トンを越えても予定沈下量に
達しない場合は、原因を究明し、対策を再考する。な
お、200トン以上の荷重は加えない。 (7)予定沈下量に達したら、全油圧ジャッキ12の油
圧を抜き、ケーソン1が水平であることを確認する。こ
の際、油圧が完全に抜け、ケーソン1の沈下が完全に止
ったことを確認するまでは、根切底には立ち入らないよ
うに注意する。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るケー
ソン圧入工法による地下躯体の構築工法は、ケーソンを
複数層のロットに分割し、ケーソン躯体の圧入と、ケー
ソン躯体の構築とを併行して行うので、どんな深度の深
い大型のケーソンでも工事可能となり、また、ケーソン
沈設工事の工期を著しく短縮することができる。
【0091】また、本発明に係るケーソン圧入工法によ
る沈設制御方法は、ケーソン躯体の姿勢および状態と、
土の総合抵抗力と、環境への影響とを表すパラメータを
自動計測し、計測データをリアルタイムでデータ処理
し、データ処理の結果に基づき、圧入力を自動制御する
ので、ケーソン工法の安全、精度、および効率を向上
し、ケーソンの圧入沈設の自動化を可能とする。
【0092】また、土質による法面角度の管理を行うこ
とによって、掘削および圧入の安全性、精度、および効
率性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーソンの沈設制御方法の構成を
示すフローチャート図である。
【図2】本発明に係るケーソンの沈設制御方法の構成を
示す工事の断面図である。
【図3】本発明に係るケーソンの沈設制御方法によるビ
ル建設の実施例を示す断面図である。
【図4】同断面図である。
【図5】同断面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】同ケーソン工法による地上の建物を含めた説明
図である。
【図8】同上敷地の地質柱状図である。
【図9】同アースアンカーを示す説明図である。
【図10】同アースアンカーの詳細を示す断面図であ
る。
【図11】同圧入設備の詳細を示す断面図である。
【図12】同圧入設備と刃口金物との関係を示す説明図
である。
【図13】同圧入設備と刃口金物との関係を示す要部説
明図である。
【図14】同第1のロット躯体を沈下させる説明図であ
る。
【図15】同第1のロット躯体に第2のローム躯体を構
築した様子を示す説明図である。
【図16】同第1のロット躯体及び第2のローム躯体を
構築後沈下させる様子を示す説明図である。
【図17】同第1〜第4のロット躯体を構築して沈下さ
せた様子を示す説明図である。
【図18】同第1〜第4のロット躯体を沈下後、基礎杭
と連結する様子を示す説明図である。
【図19】同第1のロット躯体に配設されている各機器
を示す平面図である。
【図20】同第1のロット躯体に配設されている各機器
を示す断面図である。
【図21】同圧入ケーソン作業の安全対策を示す表であ
る。
【図22】同ローム層の場合における圧入ケーソンの様
子を示す説明図である。
【図23】同ローム層の場合における圧入ケーソンの様
子を示す説明図である。
【図24】同ローム層の場合における圧入ケーソンの様
子を示す説明図である。
【図25】同ローム層の場合における圧入ケーソンの様
子を示す説明図である。
【図26】同粘土層の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図27】同粘土層の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図28】同粘土層の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図29】同粘土層の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図30】同砂質土の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図31】同砂質土の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図32】同砂質土の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図33】同砂質土の場合における圧入ケーソンの様子
を示す説明図である。
【図34】本発明に係る情報化圧入管理システムの動作
を示すフローチャートである。
【図35】同情報化圧入管理システムの計測器およびデ
ータ処理装置の配置を示す説明図である。
【図36】同上情報化圧入管理システムにおける、計測
項目と管理項目との関係を示す説明図である。
【図37】同上情報化圧入管理システムにおける、圧入
力の計算の実施例である。
【図38】同上情報化圧入管理システムにおける、3次
元管理情報表示を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ケーソン 2 建物 3 アースアンカー 3a 加圧桁 4 刃口金物 5 頭板 6 足場 8 支持板 9 圧入設備 10 タワークレーン 11 グラブホッパー 12 油圧ジャッキ 13 スイベル吊り具 14 グリッパーロット 15 上部グリッパー 16 下部グリッパー 17 ミニバックホウ 18a コンクリート 19 ローム層 20 梁 21 粘土層 22 砂質土 23 開口 24 圧入管理室 25 データ処理表示装置 26 圧力計 27 刃口荷重計 28 周面摩擦計 29 絶対沈下計 30 差圧計 31 鉄筋計 32 設置型傾斜計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 良雄 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 大内 仁 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社東京支店内 (72)発明者 相良 幸蔵 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社東京支店内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーソン躯体の圧入と、ケーソン躯体の
    構築とを併行して行うことを特徴とする地下躯体の構築
    工法。
  2. 【請求項2】 ケーソンを複数層のロット躯体で構築
    し、第i層以下のロット躯体の圧入沈設工事と、第i+
    1層のロット躯体の構築工事とを併行して行うことを特
    徴とする請求項1に記載の地下躯体の構築工法。
  3. 【請求項3】 刃口周辺の土質の変化に応じて、掘削す
    る土の法面角度を変化させることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の地下躯体の構築工法。
  4. 【請求項4】 ケーソン躯体の姿勢および状態と、土の
    総合抵抗力と、環境への影響とを表すパラメータを自動
    計測して掘削および圧入の制御にフィードバックするこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3に記載の地下躯体の
    構築工法。
  5. 【請求項5】 前記自動計測した計測データに基づき所
    定の圧入力を算定して油圧ジャッキの圧力を自動調整す
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の地
    下躯体の構築工法。
  6. 【請求項6】 前記計測データに基づいて3次元表示す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載
    の地下躯体の構築工法。
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