JPH06341154A - 地下躯体構築工法 - Google Patents
地下躯体構築工法Info
- Publication number
- JPH06341154A JPH06341154A JP5130280A JP13028093A JPH06341154A JP H06341154 A JPH06341154 A JP H06341154A JP 5130280 A JP5130280 A JP 5130280A JP 13028093 A JP13028093 A JP 13028093A JP H06341154 A JPH06341154 A JP H06341154A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lot
- caisson
- skeleton
- construction
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】地下躯体構築、例えばケーソン工法によるアー
スアンカーの打ち込み及びその構造を改良して工期を短
縮する。 【構成】複数層のロット躯体11a,11bを積み上げ
て構築するケーソン工事において、油圧ジャッキ5に連
設されるアースアンカー4を基礎杭12に連設すること
により、別途アースアンカー用に地盤に打ち込む工程を
削減した構成にする。
スアンカーの打ち込み及びその構造を改良して工期を短
縮する。 【構成】複数層のロット躯体11a,11bを積み上げ
て構築するケーソン工事において、油圧ジャッキ5に連
設されるアースアンカー4を基礎杭12に連設すること
により、別途アースアンカー用に地盤に打ち込む工程を
削減した構成にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下躯体構築工法に関
するものであり、詳しくはケーソン躯体構築の際に沈設
するために使用するアースアンカーに関するものであ
る。
するものであり、詳しくはケーソン躯体構築の際に沈設
するために使用するアースアンカーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】地下躯体構築工法、例えばケーソン工法
は、予め地上で構築されたケーソンの下端部(函内)の
地山を掘削して行くと、この地山がケーソンの重量を支
え切れなくなった時にケーソンは自然に沈下するという
基本原理によるものであり、工期が短かく人員も少なく
て済む等の利点によって、近年、橋梁基礎等の構築にお
いて広く採用されている。
は、予め地上で構築されたケーソンの下端部(函内)の
地山を掘削して行くと、この地山がケーソンの重量を支
え切れなくなった時にケーソンは自然に沈下するという
基本原理によるものであり、工期が短かく人員も少なく
て済む等の利点によって、近年、橋梁基礎等の構築にお
いて広く採用されている。
【0003】最近、オープンケーソン工法において、油
圧ジャッキとアースアンカーとの組み合わせによってケ
ーソンをその上部から圧入する工法が開発され、これに
よって、ケーソン躯体の姿勢や沈下速度を外力によって
制御することができるようになった。
圧ジャッキとアースアンカーとの組み合わせによってケ
ーソンをその上部から圧入する工法が開発され、これに
よって、ケーソン躯体の姿勢や沈下速度を外力によって
制御することができるようになった。
【0004】又、ケーソンの姿勢及び状態と、土の抵抗
力とに関する各種パラメータの計測技術が発達してきて
おり、この得られた計測データを処理し、処理結果を地
山の掘削工事及びケーソンの圧入沈設工事に適切且つ迅
速にフィードバックする情報化された圧入管理技術も急
速な進歩を見せている。
力とに関する各種パラメータの計測技術が発達してきて
おり、この得られた計測データを処理し、処理結果を地
山の掘削工事及びケーソンの圧入沈設工事に適切且つ迅
速にフィードバックする情報化された圧入管理技術も急
速な進歩を見せている。
【0005】上述のような各分野での技術の発達によっ
て、最近、都会地において周辺を建物や地下鉄等に囲ま
れた不整形な敷地に高層ビル等の大型建築物を構築する
場合に、少ないコスト及び人員で短い工期で構築するた
めに、その地下部分をオープンケーソン工法を用いて構
築しようとする傾向が増大しつつある。
て、最近、都会地において周辺を建物や地下鉄等に囲ま
れた不整形な敷地に高層ビル等の大型建築物を構築する
場合に、少ないコスト及び人員で短い工期で構築するた
めに、その地下部分をオープンケーソン工法を用いて構
築しようとする傾向が増大しつつある。
【0006】上記のような高層ビルの地下部分をケーソ
ンで構築するには、地下部分も相当の深さになるため、
通常、ケーソン躯体を複数層のロット躯体に分けて積み
上げ方式で構築する。
ンで構築するには、地下部分も相当の深さになるため、
通常、ケーソン躯体を複数層のロット躯体に分けて積み
上げ方式で構築する。
【0007】従来、複数ロットのケーソンを地中に圧入
沈設する工事は、例えば第1ロットから第4ロットまで
の4層のロット躯体からなるケーソン1では、下記の手
順で行われていた。
沈設する工事は、例えば第1ロットから第4ロットまで
の4層のロット躯体からなるケーソン1では、下記の手
順で行われていた。
【0008】先ず、図3に示すように、アースドリル法
等によって、ケーソンを沈設する敷地の範囲A内の地山
2に複数本の基礎杭3(本設杭)を打設する。この基礎
杭3は、ケーソンの地下建設が完了した時に第1ロット
躯体と連結されることになる。
等によって、ケーソンを沈設する敷地の範囲A内の地山
2に複数本の基礎杭3(本設杭)を打設する。この基礎
杭3は、ケーソンの地下建設が完了した時に第1ロット
躯体と連結されることになる。
【0009】次に、複数のアースアンカー4を所定の複
数の位置に設置する。アースアンカー4は、ケーソンを
沈下するのに最適な深さまで削孔された穴の底に打ち込
まれ固定されたコンクリートからなるアンカー体4a
と、このアンカー体4aを上に引っ張る緊張材4bとを
有しており、この緊張材4bの先端側にはアンカーカッ
プラー4cを備え、該アンカーカップラー4cは後に油
圧ジャッキ5と連結されるものである。
数の位置に設置する。アースアンカー4は、ケーソンを
沈下するのに最適な深さまで削孔された穴の底に打ち込
まれ固定されたコンクリートからなるアンカー体4a
と、このアンカー体4aを上に引っ張る緊張材4bとを
有しており、この緊張材4bの先端側にはアンカーカッ
プラー4cを備え、該アンカーカップラー4cは後に油
圧ジャッキ5と連結されるものである。
【0010】次に、図4に示すように、ケーソン1の第
1ロット躯体1aを地上で構築する。第1ロット躯体1
aの周壁下端には刃型をした刃口躯体1eが設けられて
いる。そして、第1ロット躯体1aの上の加圧桁1fに
油圧ジャッキ5を設置する。それからアースアンカー4
のアンカーカップラー4cと油圧ジャッキ5とを接続す
る。
1ロット躯体1aを地上で構築する。第1ロット躯体1
aの周壁下端には刃型をした刃口躯体1eが設けられて
いる。そして、第1ロット躯体1aの上の加圧桁1fに
油圧ジャッキ5を設置する。それからアースアンカー4
のアンカーカップラー4cと油圧ジャッキ5とを接続す
る。
【0011】上記のように接続されたアースアンカー4
と油圧ジャッキ5とは、ケーソン1を圧入沈設するため
の圧入装置を構成する。即ち、油圧ジャッキ5を動作さ
せると、油圧ジャッキ5は緊張材4bを把持しながら緊
張材4bを上方へ引っ張る。アンカー体4aが支持層近
傍に固定されているため、これを支点として加圧桁1f
に対して上から圧力が印加されるようになっている。
と油圧ジャッキ5とは、ケーソン1を圧入沈設するため
の圧入装置を構成する。即ち、油圧ジャッキ5を動作さ
せると、油圧ジャッキ5は緊張材4bを把持しながら緊
張材4bを上方へ引っ張る。アンカー体4aが支持層近
傍に固定されているため、これを支点として加圧桁1f
に対して上から圧力が印加されるようになっている。
【0012】次に、第1ロット躯体1aの下の地山2
を、刃口躯体1eの周囲を残してミニバックホー等で掘
削し、掘削した土砂をグラブホッパーで開口を介して吊
り上げ、この土砂をダンプトラックで搬出する。
を、刃口躯体1eの周囲を残してミニバックホー等で掘
削し、掘削した土砂をグラブホッパーで開口を介して吊
り上げ、この土砂をダンプトラックで搬出する。
【0013】所定の掘削が終了したら、油圧ジャッキ5
を動作させて刃口躯体1e周りの土の抵抗力より大きい
圧入力を印加することにより、第1ロット躯体1aを沈
設する。同時に、第1ロット躯体1aの上に第2ロット
躯体1bの構築を平行して行なう。
を動作させて刃口躯体1e周りの土の抵抗力より大きい
圧入力を印加することにより、第1ロット躯体1aを沈
設する。同時に、第1ロット躯体1aの上に第2ロット
躯体1bの構築を平行して行なう。
【0014】第2ロット躯体1bの構築が終了したら、
図5に示すように、油圧ジャッキ5を第2ロット躯体1
bの上に、第1ロット躯体1aの場合と同様に配設し、
油圧ジャッキ5とアースアンカー4のアンカーカップラ
ー4cとを接続する。尚、油圧ジャッキ5を第2ロット
躯体1cに移動したが、第1ロット躯体1aに配設した
状態のままでもよい。
図5に示すように、油圧ジャッキ5を第2ロット躯体1
bの上に、第1ロット躯体1aの場合と同様に配設し、
油圧ジャッキ5とアースアンカー4のアンカーカップラ
ー4cとを接続する。尚、油圧ジャッキ5を第2ロット
躯体1cに移動したが、第1ロット躯体1aに配設した
状態のままでもよい。
【0015】そして、第1ロット躯体1aの下の地山2
を掘削した後、第1ロット躯体1aと第2ロット躯体1
bとを一体として圧入沈設する。同時に、第3ロット躯
体1cの構築を併行して行なう。
を掘削した後、第1ロット躯体1aと第2ロット躯体1
bとを一体として圧入沈設する。同時に、第3ロット躯
体1cの構築を併行して行なう。
【0016】次に、第3ロット躯体1cの上に油圧ジャ
ッキ5を設置し油圧ジャッキ5とアンカーカップラー4
cを介して緊張材4bとを接続する。そして、函内の掘
削を行った後、図6に示すように、第1ロット躯体1a
〜第3ロット躯体1cを一体として圧入沈設する。
ッキ5を設置し油圧ジャッキ5とアンカーカップラー4
cを介して緊張材4bとを接続する。そして、函内の掘
削を行った後、図6に示すように、第1ロット躯体1a
〜第3ロット躯体1cを一体として圧入沈設する。
【0017】同様に、圧入装置の撤去、第4ロット躯体
1dの構築、ミニバックホー6により掘削し、掘削した
土地をグラブホッパー7で第1〜第3ロット躯体1a〜
1cに設けた開口を介して吊り上げ、この土砂をダンプ
トラック8で搬出する作業を続行する。そして、第1ロ
ット躯体1a〜第4ロット躯体1dの圧入沈設が行わ
れ、図7に示すように、第1ロット躯体1aと基礎杭3
との連結が行なわれケーソン1の沈設工事が完了する。
その後は、建物の地上部分9の構築が行われることにな
る。
1dの構築、ミニバックホー6により掘削し、掘削した
土地をグラブホッパー7で第1〜第3ロット躯体1a〜
1cに設けた開口を介して吊り上げ、この土砂をダンプ
トラック8で搬出する作業を続行する。そして、第1ロ
ット躯体1a〜第4ロット躯体1dの圧入沈設が行わ
れ、図7に示すように、第1ロット躯体1aと基礎杭3
との連結が行なわれケーソン1の沈設工事が完了する。
その後は、建物の地上部分9の構築が行われることにな
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来の地下躯体構築工法は、アースアンカーを基
礎杭とは別途に打ち込む必要があり、しかも基礎杭のよ
うに基礎地盤にまで確実に打ち込む必要はないがケーソ
ン躯体を沈設するのに必要な緊張力を必要とするため、
結局基礎杭を打ち込む支持盤と同等の場所に打ち込まな
ければならないこととなり多くの日数を要し工期短縮上
問題となっていた。
明した従来の地下躯体構築工法は、アースアンカーを基
礎杭とは別途に打ち込む必要があり、しかも基礎杭のよ
うに基礎地盤にまで確実に打ち込む必要はないがケーソ
ン躯体を沈設するのに必要な緊張力を必要とするため、
結局基礎杭を打ち込む支持盤と同等の場所に打ち込まな
ければならないこととなり多くの日数を要し工期短縮上
問題となっていた。
【0019】従って、アースアンカーの打込み及びその
構造に解決しなければならない課題を有している。
構造に解決しなければならない課題を有している。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る地下躯体構築工法は、複数層のロット
躯体からなるケーソンに圧力を加えて沈設するジャッキ
と、先端が地盤に埋設され、後端がジャッキに連結され
ているアースアンカーとを備え、該アースアンカーは、
ケーソンの構築の際に、ケーソンを沈設する領域に打ち
込まれた基礎杭に一体連設したことである。
に、本発明に係る地下躯体構築工法は、複数層のロット
躯体からなるケーソンに圧力を加えて沈設するジャッキ
と、先端が地盤に埋設され、後端がジャッキに連結され
ているアースアンカーとを備え、該アースアンカーは、
ケーソンの構築の際に、ケーソンを沈設する領域に打ち
込まれた基礎杭に一体連設したことである。
【0021】又、基礎杭は、その先端部が拡径されてい
る地下躯体構築工法である。
る地下躯体構築工法である。
【0022】
【作用】アースアンカーをケーソンの構築の際にケーソ
ンを沈設する領域に打ち込まれた基礎杭に一体連設した
ことにより、基礎杭で得られる緊張力をケーソン躯体の
沈設の際にも得ることができるようになると共に、工期
を短縮することが可能となる。
ンを沈設する領域に打ち込まれた基礎杭に一体連設した
ことにより、基礎杭で得られる緊張力をケーソン躯体の
沈設の際にも得ることができるようになると共に、工期
を短縮することが可能となる。
【0023】又、基礎杭は、その先端部が拡径されてい
ることにより、アースアンカーを一体に連設しても基礎
杭本来の緊張力を維持することが可能となる。
ることにより、アースアンカーを一体に連設しても基礎
杭本来の緊張力を維持することが可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るケーソン躯体構築工法に
よるアースアンカーを適用したケーソン工事の実施例に
ついて図1及び図2を用いて説明する。尚、従来技術と
同一のものには理解を容易にするため同一番号を付して
説明する。即ち、図1に示すように、隣接建物、道路、
地下鉄に囲まれた不整形の敷地に、高層建築、例えば地
上10階建ての建物の地下部分をオープンケーソン工法
によって構築するものである。
よるアースアンカーを適用したケーソン工事の実施例に
ついて図1及び図2を用いて説明する。尚、従来技術と
同一のものには理解を容易にするため同一番号を付して
説明する。即ち、図1に示すように、隣接建物、道路、
地下鉄に囲まれた不整形の敷地に、高層建築、例えば地
上10階建ての建物の地下部分をオープンケーソン工法
によって構築するものである。
【0025】このケーソン11は、4層のロット、即
ち、下から第1ロット躯体(従来技術の第1ロット躯体
11aに相当する)、第2ロット躯体(従来技術の第2
ロット躯体11bに相当する)、第3ロット躯体(従来
技術の第3ロット躯体11cに相当する)、第4ロット
躯体(従来技術の第4ロット躯体11dに相当する)
を、順次積み重ねて構築している。
ち、下から第1ロット躯体(従来技術の第1ロット躯体
11aに相当する)、第2ロット躯体(従来技術の第2
ロット躯体11bに相当する)、第3ロット躯体(従来
技術の第3ロット躯体11cに相当する)、第4ロット
躯体(従来技術の第4ロット躯体11dに相当する)
を、順次積み重ねて構築している。
【0026】第1ロット躯体の高さは約5.5メート
ル、重量は約4000トンであり、第2ロット躯体は地
下3階に相当し、その高さは約5.4メートル、重量は
約2500トンであり、第3のロット躯体は地下2階に
相当し、その高さは約5.4メートル、重量は約200
0トンであり、第4のロット躯体は地下1階に相当し、
その高さは約5.3メートル、重量は約1800トンで
ある。
ル、重量は約4000トンであり、第2ロット躯体は地
下3階に相当し、その高さは約5.4メートル、重量は
約2500トンであり、第3のロット躯体は地下2階に
相当し、その高さは約5.4メートル、重量は約200
0トンであり、第4のロット躯体は地下1階に相当し、
その高さは約5.3メートル、重量は約1800トンで
ある。
【0027】ケーソン工事は、完成したロット躯体の圧
入沈設と、その上のロット躯体の構築とを併行して行う
効率的な方法を用いている。即ち、図2に示すように、
先ず第1ロット躯体11aを構築し、次に第1ロット躯
体11aを圧入沈設しながら第1ロット躯体11aの上
に第2ロット躯体11bを構築する。
入沈設と、その上のロット躯体の構築とを併行して行う
効率的な方法を用いている。即ち、図2に示すように、
先ず第1ロット躯体11aを構築し、次に第1ロット躯
体11aを圧入沈設しながら第1ロット躯体11aの上
に第2ロット躯体11bを構築する。
【0028】そして、第2ロット躯体11b以下の躯体
を一体として圧入沈設しながら、第2ロット躯体11b
の上に第3ロット躯体を構築する。次に、第3ロット躯
体以下を一体として圧入沈設しながら、第3ロット躯体
の上に第4ロット躯体を構築する。最後に、第4ロット
躯体以下を一体として圧入沈設することによって、ケー
ソンの施工を終了する。尚、圧入沈設に関しては従来技
術と同様であるのでその詳細な説明を省略する。
を一体として圧入沈設しながら、第2ロット躯体11b
の上に第3ロット躯体を構築する。次に、第3ロット躯
体以下を一体として圧入沈設しながら、第3ロット躯体
の上に第4ロット躯体を構築する。最後に、第4ロット
躯体以下を一体として圧入沈設することによって、ケー
ソンの施工を終了する。尚、圧入沈設に関しては従来技
術と同様であるのでその詳細な説明を省略する。
【0029】上記のような、完成ロット躯体の圧入沈設
と併行して、その上のロット躯体の構築を実施するため
に、本実施例においては、ケーソン工事期間中、油圧ジ
ャッキ5を第1ロット躯体1a上に固定して動かさない
ようにしている。
と併行して、その上のロット躯体の構築を実施するため
に、本実施例においては、ケーソン工事期間中、油圧ジ
ャッキ5を第1ロット躯体1a上に固定して動かさない
ようにしている。
【0030】そして、油圧ジャッキ5の動作を、各種計
測器とデータ処理装置とで情報化された圧入制御システ
ムにより制御することによって、安全で効率的で且つ精
密な圧入沈設工事を継続的に行っている。
測器とデータ処理装置とで情報化された圧入制御システ
ムにより制御することによって、安全で効率的で且つ精
密な圧入沈設工事を継続的に行っている。
【0031】以下、ケーソン工事準備から工事完了まで
の工事全体の流れについて項目毎に分けて説明する。 1.基礎杭及びアースアンカーの設置 先ず、アースドリル法等によって、数十本の基礎杭12
を支持層の深さに打設する。これら基礎杭12は、図2
に示すように、後述するアースアンカー4と兼用するよ
うになっている。
の工事全体の流れについて項目毎に分けて説明する。 1.基礎杭及びアースアンカーの設置 先ず、アースドリル法等によって、数十本の基礎杭12
を支持層の深さに打設する。これら基礎杭12は、図2
に示すように、後述するアースアンカー4と兼用するよ
うになっている。
【0032】この基礎杭12の先端部は、図2に示すよ
うに、支柱に対して拡径されている。これは、ケーソン
11を圧入沈設する時に、アースアンカー4により上方
へ引っ張られた時に、基礎杭12の緊張力を維持するた
めに設けたものであると共に、建築された建物を堅固に
支持するためである。
うに、支柱に対して拡径されている。これは、ケーソン
11を圧入沈設する時に、アースアンカー4により上方
へ引っ張られた時に、基礎杭12の緊張力を維持するた
めに設けたものであると共に、建築された建物を堅固に
支持するためである。
【0033】次に、複数のアースアンカー4を、基礎杭
12の所定の複数の位置に設置する。アースアンカー4
の数及び配設位置は、予め敷地の地質調査を行って、そ
の調査結果に基づき、土の抵抗力と必要な油圧ジャッキ
5の圧入力を計算して決定する。従って、全ての基礎杭
12にアースアンカー4を連結する必要はない。
12の所定の複数の位置に設置する。アースアンカー4
の数及び配設位置は、予め敷地の地質調査を行って、そ
の調査結果に基づき、土の抵抗力と必要な油圧ジャッキ
5の圧入力を計算して決定する。従って、全ての基礎杭
12にアースアンカー4を連結する必要はない。
【0034】このアースアンカー4のアンカー体(従来
技術のアンカー体4aに相当する)は、いわば基礎杭1
2の中に埋め込まれた状態で連設されている。
技術のアンカー体4aに相当する)は、いわば基礎杭1
2の中に埋め込まれた状態で連設されている。
【0035】そして、アースアンカー4の緊張材4bを
介してアンカーカップラー4cと油圧ジャッキ5とが連
結される。
介してアンカーカップラー4cと油圧ジャッキ5とが連
結される。
【0036】2.刃口躯体及び第1ロット躯体の構築 次に、刃口躯体11eと第1ロット躯体11aとを構築
する。刃口躯体11eは、1ロット躯体11aの周壁下
端に設けられ、ケーソン圧入時に土を切り崩し易いよう
に断面が刃型の形状をしている。この刃口躯体11e
は、地上で構築された第1ロット躯体11aと連結され
る。
する。刃口躯体11eは、1ロット躯体11aの周壁下
端に設けられ、ケーソン圧入時に土を切り崩し易いよう
に断面が刃型の形状をしている。この刃口躯体11e
は、地上で構築された第1ロット躯体11aと連結され
る。
【0037】第1ロット躯体11aの構築は、図1及び
図2に示すように、足場の組み立て、鉄筋形成、型枠形
成、躯体コンクリート打設、第1ロット躯体11a完
成、型枠及び足場の解体の各工程からなる。
図2に示すように、足場の組み立て、鉄筋形成、型枠形
成、躯体コンクリート打設、第1ロット躯体11a完
成、型枠及び足場の解体の各工程からなる。
【0038】第1ロット躯体11aは、ケーソン11の
周囲に沿って適当な間隔で立設された複数の柱14と、
これらの柱14を含む周壁15と、柱14間を適宜水平
に連結するように設けられた複数の梁16とで一体に構
成されている。隣接する梁16の間には複数の開口17
が形成されることになる。
周囲に沿って適当な間隔で立設された複数の柱14と、
これらの柱14を含む周壁15と、柱14間を適宜水平
に連結するように設けられた複数の梁16とで一体に構
成されている。隣接する梁16の間には複数の開口17
が形成されることになる。
【0039】これらの開口17の一部、例えば17a
は、函内で掘削された土砂をグラブホッパー7で吊り上
げるために使用される。又、ケーソン11の周囲沿いの
複数の開口17は、圧入装置を設定するために使用され
る。
は、函内で掘削された土砂をグラブホッパー7で吊り上
げるために使用される。又、ケーソン11の周囲沿いの
複数の開口17は、圧入装置を設定するために使用され
る。
【0040】 3.加圧桁7、油圧ジャッキ、クレーン等の設置 完成した第1ロット躯体11aの上に、タワークレーン
18を設置する。そして、タワークレーン18を用いて
加圧桁7及び油圧ジャッキ5を設置する。加圧桁7は、
ケーソン周囲沿いの複数の開口17を夫々跨ぐようにし
て設置される。
18を設置する。そして、タワークレーン18を用いて
加圧桁7及び油圧ジャッキ5を設置する。加圧桁7は、
ケーソン周囲沿いの複数の開口17を夫々跨ぐようにし
て設置される。
【0041】油圧ジャッキ5は、各加圧桁1fの上であ
って、基礎杭12と連設できる位置に設置さる。
って、基礎杭12と連設できる位置に設置さる。
【0042】油圧ジャッキ5の設置が終わったら、油圧
ジャッキ5のグリッパーロッド13とアースアンカー4
のアンカーカップラー4cとを連結する。
ジャッキ5のグリッパーロッド13とアースアンカー4
のアンカーカップラー4cとを連結する。
【0043】このようにして、油圧ジャッキ5とアース
アンカー4とで構成された圧入装置は、油圧ジャッキ5
を動作させて緊張材4bを引っ張ることによって、油圧
ジャッキ5の圧力を基礎杭12を支点として加圧桁1f
に対して下向きに加わる力に変換し、その結果、第1ロ
ット躯体11aを圧入することができる。
アンカー4とで構成された圧入装置は、油圧ジャッキ5
を動作させて緊張材4bを引っ張ることによって、油圧
ジャッキ5の圧力を基礎杭12を支点として加圧桁1f
に対して下向きに加わる力に変換し、その結果、第1ロ
ット躯体11aを圧入することができる。
【0044】4.掘削 上記工事と併行して、敷地の外側の地面上にはグラブホ
ッパー7、ダンプトラック等が設置されると共に、タワ
ークレーン18によって開口17を通って、ミニバック
ホウ6等の掘削機械が第1ロット躯体11aの下に配置
される。
ッパー7、ダンプトラック等が設置されると共に、タワ
ークレーン18によって開口17を通って、ミニバック
ホウ6等の掘削機械が第1ロット躯体11aの下に配置
される。
【0045】次に、第1ロット躯体11aの下の土を刃
口躯体11eの周辺の土を所定量だけ残して、ミニバッ
クホウ6等を用いて掘削する。この掘削された土砂はグ
ラブホッパー7等によって開口17aを通って吊り揚げ
られ、ダンプトラックに積載されて外部へ運搬される。
口躯体11eの周辺の土を所定量だけ残して、ミニバッ
クホウ6等を用いて掘削する。この掘削された土砂はグ
ラブホッパー7等によって開口17aを通って吊り揚げ
られ、ダンプトラックに積載されて外部へ運搬される。
【0046】5.第1ロット躯体11aの圧入沈設 掘削が終了したら、油圧ジャッキ5を動作させ、加圧桁
1fを介して第1ロット躯体11aに下向きの圧力を加
える。すると、刃口躯体11eの下の土の抵抗力が圧入
力に抗し切れなくなった時、第1ロット躯体11aは沈
下する。
1fを介して第1ロット躯体11aに下向きの圧力を加
える。すると、刃口躯体11eの下の土の抵抗力が圧入
力に抗し切れなくなった時、第1ロット躯体11aは沈
下する。
【0047】圧入沈設工事は、下記の基準に従って実施
される。 (1)圧入開始前は、全員退去し点呼を行い、根切底が
無人状態であることを確認する。又、機械類は全て、開
口部17の下に集める。 (2)ケーソン11の水平を確認する。
される。 (1)圧入開始前は、全員退去し点呼を行い、根切底が
無人状態であることを確認する。又、機械類は全て、開
口部17の下に集める。 (2)ケーソン11の水平を確認する。
【0048】(3)各油圧ジャッキ5には、平均に予備
載荷(実施例の場合は約50トン)をする。この際、例
えば0トンから50トンに加圧した後0トンに戻し、こ
れを3回繰り返す。これによって、ケーソン外周の土に
よって発生する初期摩擦力を除去する。
載荷(実施例の場合は約50トン)をする。この際、例
えば0トンから50トンに加圧した後0トンに戻し、こ
れを3回繰り返す。これによって、ケーソン外周の土に
よって発生する初期摩擦力を除去する。
【0049】(4)初期摩擦力が無くなったことを歪み
量によって確認した後、所定の圧力、例えば約75トン
まで加圧する。(5)沈下が進まない場合には、順次増
圧する。例えば約25トンずつ最大20 0トンまで増圧する。この場合、増圧後は充分な静止時
間(例えば5分以上)を設け、沈下の傾向を把握する。
量によって確認した後、所定の圧力、例えば約75トン
まで加圧する。(5)沈下が進まない場合には、順次増
圧する。例えば約25トンずつ最大20 0トンまで増圧する。この場合、増圧後は充分な静止時
間(例えば5分以上)を設け、沈下の傾向を把握する。
【0050】(6)そして所定の加圧、例えば約175
トンを越えても予定沈下量に達しない場合は、原因を究
明し対策を再考する。尚、所定荷重、例えば約200ト
ン以上の荷重は加えない。 (7)予定沈下量に達したら、全油圧ジャッキ5の油圧
を抜き、ケーソン11が水平であることを確認する。こ
の際、油圧が完全に抜けケーソン11の沈下が完全に止
ったことを確認するまでは、根切底には立ち入らないよ
うに注意する。
トンを越えても予定沈下量に達しない場合は、原因を究
明し対策を再考する。尚、所定荷重、例えば約200ト
ン以上の荷重は加えない。 (7)予定沈下量に達したら、全油圧ジャッキ5の油圧
を抜き、ケーソン11が水平であることを確認する。こ
の際、油圧が完全に抜けケーソン11の沈下が完全に止
ったことを確認するまでは、根切底には立ち入らないよ
うに注意する。
【0051】 6.第2、第3、第4ロット躯体の構築及び沈設 第iロット躯体(i=2〜4)の構築は、第(i−1)
ロット躯体以下の躯体の圧入沈設と併行して、上記の第
1ロット躯体11aの構築と同様の手順で、地上で、足
場の組立、鉄筋の組立、型枠の組立、コンクリート打
設、養生、型枠及び足場の解体の各工程によって行われ
る。
ロット躯体以下の躯体の圧入沈設と併行して、上記の第
1ロット躯体11aの構築と同様の手順で、地上で、足
場の組立、鉄筋の組立、型枠の組立、コンクリート打
設、養生、型枠及び足場の解体の各工程によって行われ
る。
【0052】そして、第iロット躯体の構築が完了する
と、第iロット躯体以下の全躯体を、圧入装置の位置を
変えないまま、上記の圧入基準に従って油圧によって圧
入沈設し、この圧入沈設と併行して、第(i+1)ロッ
ト躯体の構築を行う。
と、第iロット躯体以下の全躯体を、圧入装置の位置を
変えないまま、上記の圧入基準に従って油圧によって圧
入沈設し、この圧入沈設と併行して、第(i+1)ロッ
ト躯体の構築を行う。
【0053】7.機材の撤去等 以上のようにしてケーソン11の沈設が完了したら、タ
ワークレーン18及びグラブホッパー7を解体し、加圧
桁1f及び油圧ジャッキ5を撤去する。尚、アースアン
カー4は、放置される。
ワークレーン18及びグラブホッパー7を解体し、加圧
桁1f及び油圧ジャッキ5を撤去する。尚、アースアン
カー4は、放置される。
【0054】8.底部コンクリート打設、完了 最後に、第1のロット躯体11aと基礎杭12とを連結
するためのコンクリートを打設してケーソン11の沈設
工事は完了する。
するためのコンクリートを打設してケーソン11の沈設
工事は完了する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る地下
躯体構築工法は、基礎杭と一体に連設したことにより、
アースアンカーで必要とする緊張力を基礎杭の緊張力で
兼ねることができ、アースアンカーの設置日数を短くす
ることができ、工期の短縮化を図ることができると云う
極めて優れた効果を奏する。
躯体構築工法は、基礎杭と一体に連設したことにより、
アースアンカーで必要とする緊張力を基礎杭の緊張力で
兼ねることができ、アースアンカーの設置日数を短くす
ることができ、工期の短縮化を図ることができると云う
極めて優れた効果を奏する。
【0056】又、基礎杭の先端を拡径にしたことによ
り、アースアンカーを一体に連設しても容易に緊張力を
緩やかにしないと云う優れた効果を奏する。
り、アースアンカーを一体に連設しても容易に緊張力を
緩やかにしないと云う優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る地下躯体構築工法のケーソン工事
の実施例を示す第1ロット躯体1aの上面図である。
の実施例を示す第1ロット躯体1aの上面図である。
【図2】同A−A断面図である。
【図3】従来技術によるケーソン圧入工事の工程(その
1)を示す説明図である。
1)を示す説明図である。
【図4】同工程(その2)を示す説明図である。
【図5】同工程(その3)を示す説明図である。
【図6】同工程(その4)を示す説明図である。
【図7】同工程(その5)を示す説明図である。
1 ケーソン 1a 第1ロット躯体 1b 第2ロット躯体 1c 第3ロット躯体 1d 第4ロット躯体 2 地山 3 基礎杭 4 アースアンカー 4a アンカー体 4b 緊張材 4c アンカーカップラー 5 油圧ジャッキ 6 ミニバックホウ 7 グラブホッパー 8 ダンプトラック 9 地上部分 11 ケーソン 11a〜11d ロット躯体 12 基礎杭 13 グリッパーロッド 14 柱 15 周壁 16 梁 17 開口 18 タワークレーン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】先ず、図3に示すように、アースドリル工
法等によって、ケーソンを沈設する敷地の範囲A内の地
山2に複数本の基礎杭3(本設杭)を打設する。この基
礎杭3は、ケーソンの地下建設が完了した時に第1ロッ
ト躯体と連結されることになる。
法等によって、ケーソンを沈設する敷地の範囲A内の地
山2に複数本の基礎杭3(本設杭)を打設する。この基
礎杭3は、ケーソンの地下建設が完了した時に第1ロッ
ト躯体と連結されることになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記のように接続されたアースアンカー4
と油圧ジャッキ5とは、ケーソン1を圧入沈設するため
の圧入装置を構成する。即ち、油圧ジャッキ5を動作さ
せると、油圧ジャッキ5は緊張材4bを把持しながら緊
張材4bを上方へ引っ張る。アンカー体4aが支持層近
傍に固定されているため、これを支点として加圧桁1f
に対して上から圧力がかかるようになっている。
と油圧ジャッキ5とは、ケーソン1を圧入沈設するため
の圧入装置を構成する。即ち、油圧ジャッキ5を動作さ
せると、油圧ジャッキ5は緊張材4bを把持しながら緊
張材4bを上方へ引っ張る。アンカー体4aが支持層近
傍に固定されているため、これを支点として加圧桁1f
に対して上から圧力がかかるようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】所定の掘削が終了したら、油圧ジャッキ5
を動作させて刃口躯体1e周りの土の抵抗力より大きい
圧入力をかけることにより、第1ロット躯体1aを沈設
する。同時に、第1ロット躯体1aの上に第2ロット躯
体1bの構築を平行して行なう。
を動作させて刃口躯体1e周りの土の抵抗力より大きい
圧入力をかけることにより、第1ロット躯体1aを沈設
する。同時に、第1ロット躯体1aの上に第2ロット躯
体1bの構築を平行して行なう。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第2ロット躯体1bの構築が終了したら、
図5に示すように、油圧ジャッキ5を第2ロット躯体1
bの上に、第1ロット躯体1aの場合と同様に配設し、
油圧ジャッキ5とアースアンカー4のアンカーカップラ
ー4cとを接続する。尚、油圧ジャッキ5を第2ロット
躯体1bに移動したが、第1ロット躯体1aに配設した
状態のままでもよい。
図5に示すように、油圧ジャッキ5を第2ロット躯体1
bの上に、第1ロット躯体1aの場合と同様に配設し、
油圧ジャッキ5とアースアンカー4のアンカーカップラ
ー4cとを接続する。尚、油圧ジャッキ5を第2ロット
躯体1bに移動したが、第1ロット躯体1aに配設した
状態のままでもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】このケーソン11は、4層のロット、即
ち、下から第1ロット躯体11a(従来技術の第1ロッ
ト躯体1aに相当する)、第2ロット躯体11b(従来
技術の第2ロット躯体1bに相当する)、第3ロット躯
体11c(従来技術の第3ロット躯体1cに相当す
る)、第4ロット躯体11d(従来技術の第4ロット躯
体1dに相当する)を、順次積み重ねて構築している。
ち、下から第1ロット躯体11a(従来技術の第1ロッ
ト躯体1aに相当する)、第2ロット躯体11b(従来
技術の第2ロット躯体1bに相当する)、第3ロット躯
体11c(従来技術の第3ロット躯体1cに相当す
る)、第4ロット躯体11d(従来技術の第4ロット躯
体1dに相当する)を、順次積み重ねて構築している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】上記のような、完成ロット躯体の圧入沈設
と併行して、その上のロット躯体の構築を実施するため
に、本実施例においては、ケーソン工事期間中、油圧ジ
ャッキ5を第1ロット躯体11a上に固定して動かさな
いようにしている。
と併行して、その上のロット躯体の構築を実施するため
に、本実施例においては、ケーソン工事期間中、油圧ジ
ャッキ5を第1ロット躯体11a上に固定して動かさな
いようにしている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】以下、ケーソン工事準備から工事完了まで
の工事全体の流れについて項目毎に分けて説明する。 1.基礎杭及びアースアンカーの設置 先ず、アースドリル工法等によって、数十本の基礎杭1
2を支持層の深さに打設する。これら基礎杭12は、図
2に示すように、後述するアースアンカー4と兼用する
ようになっている。
の工事全体の流れについて項目毎に分けて説明する。 1.基礎杭及びアースアンカーの設置 先ず、アースドリル工法等によって、数十本の基礎杭1
2を支持層の深さに打設する。これら基礎杭12は、図
2に示すように、後述するアースアンカー4と兼用する
ようになっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】この基礎杭12の先端部は、図2に示すよ
うに、支柱に対して拡径されている。これは、ケーソン
11を圧入沈設する時に、アースアンカー4により上方
へ引っ張られた時に、基礎杭12の引抜力を維持するた
めに設けたものであると共に、建築された建物を堅固に
支持するためである。
うに、支柱に対して拡径されている。これは、ケーソン
11を圧入沈設する時に、アースアンカー4により上方
へ引っ張られた時に、基礎杭12の引抜力を維持するた
めに設けたものであると共に、建築された建物を堅固に
支持するためである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 3.加圧桁1f、油圧ジャッキ、クレーン等の設置 完成した第1ロット躯体11aの上に、タワークレーン
18を設置する。そして、タワークレーン18を用いて
加圧桁1f及び油圧ジャッキ5を設置する。加圧桁1f
は、ケーソン周囲沿いの複数の開口17を夫々跨ぐよう
にして設置される。
18を設置する。そして、タワークレーン18を用いて
加圧桁1f及び油圧ジャッキ5を設置する。加圧桁1f
は、ケーソン周囲沿いの複数の開口17を夫々跨ぐよう
にして設置される。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数層のロット躯体からなるケーソンに
圧力を加えて沈設するジャッキと、先端が地盤に埋設さ
れ、後端が前記ジャッキに連結されているアースアンカ
ーとを備え、該アースアンカーは、前記ケーソンの構築
の際に、前記ケーソンを沈設する領域に打ち込まれた基
礎杭に一体連設したことを特徴とする地下躯体構築工
法。 - 【請求項2】 前記基礎杭は、その先端部が拡径されて
いることを特徴とする請求項1に記載の地下躯体構築工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130280A JPH06341154A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 地下躯体構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130280A JPH06341154A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 地下躯体構築工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06341154A true JPH06341154A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15030537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5130280A Pending JPH06341154A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 地下躯体構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06341154A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100902083B1 (ko) * | 2008-05-16 | 2009-06-10 | 장영미 | 벽체 구조물의 성형 및 지반 인입 시스템과, 그리고 벽체 구조물의 단계적인 지반 인입을 위한 추진 장치 |
KR100975988B1 (ko) * | 2008-05-21 | 2010-08-17 | 위성배 | 수중 구조물의 축조 공법 |
KR101719246B1 (ko) * | 2016-04-19 | 2017-03-23 | 한준수 | 강관말뚝을 기초로한 집수정 압입장치 |
JP2020522635A (ja) * | 2017-12-29 | 2020-07-30 | 上海建工二建集団有限公司Shanghai Construction No.2 (Group) Co., Ltd. | オープンケーソン施工構造及びその施工方法 |
KR20220136790A (ko) * | 2021-04-01 | 2022-10-11 | (주)신명건설기술공사 | 어스앵커를 이용한 말뚝 시공 장치 및 그 방법 |
CN115162391A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-10-11 | 同济大学 | 一种十字梁土锚式牵引拼装式沉井装置及方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05247951A (ja) * | 1992-01-30 | 1993-09-24 | Yuan Hoo Lee | 建築物地下室施工法及びそれに使用される牽引装置 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP5130280A patent/JPH06341154A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05247951A (ja) * | 1992-01-30 | 1993-09-24 | Yuan Hoo Lee | 建築物地下室施工法及びそれに使用される牽引装置 |
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