JPH07189076A - 天蚕繭織物 - Google Patents
天蚕繭織物Info
- Publication number
- JPH07189076A JPH07189076A JP5354781A JP35478193A JPH07189076A JP H07189076 A JPH07189076 A JP H07189076A JP 5354781 A JP5354781 A JP 5354781A JP 35478193 A JP35478193 A JP 35478193A JP H07189076 A JPH07189076 A JP H07189076A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- woven fabric
- silkworm cocoon
- cocoon
- flat yarn
- wild silkworm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天蚕繭を螺旋状に裁断し、伸ばし加工して扁
平糸となし織物や編物にし、衣料、装飾品に関する物を
提供する。 【構成】 天蚕繭(1)を螺旋状体(2)に裁断し、伸
ばし加工して扁平糸(3)を作り織物(4)とする。
平糸となし織物や編物にし、衣料、装飾品に関する物を
提供する。 【構成】 天蚕繭(1)を螺旋状体(2)に裁断し、伸
ばし加工して扁平糸(3)を作り織物(4)とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通称やま繭と呼ばれてい
る天蚕繭を螺旋状に裁断し、伸ばし加工した扁平糸での
織物関係に関するものである。
る天蚕繭を螺旋状に裁断し、伸ばし加工した扁平糸での
織物関係に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天蚕繭は紡がれて超高級絹糸として超高
級和服織物等に、部分的に使用されるのが一般的だっ
た。しかしこの使用法では、紡がれるので、天蚕繭表面
特有の縮みと自然の緑色と、やわらかな光沢が失われ
て、表面の縮みと天然の緑色を表現することが不可能で
あった。各方面でも、その縮みの特性を生かしたものを
作ろうと多額の研究費を費やしたが、実用化迄には至ら
なかった。
級和服織物等に、部分的に使用されるのが一般的だっ
た。しかしこの使用法では、紡がれるので、天蚕繭表面
特有の縮みと自然の緑色と、やわらかな光沢が失われ
て、表面の縮みと天然の緑色を表現することが不可能で
あった。各方面でも、その縮みの特性を生かしたものを
作ろうと多額の研究費を費やしたが、実用化迄には至ら
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがってその欠点を
取除くために考案されたもので、天蚕繭をそのまま螺旋
状に裁断することに依り、天蚕繭特有の表面の縮みと天
然の緑色や、やわらかな光沢を残した扁平糸として織物
にすることを目的とする。
取除くために考案されたもので、天蚕繭をそのまま螺旋
状に裁断することに依り、天蚕繭特有の表面の縮みと天
然の緑色や、やわらかな光沢を残した扁平糸として織物
にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】天蚕繭を端から螺旋状に
裁断し、伸ばし加工して扁平糸となし織物にする。
裁断し、伸ばし加工して扁平糸となし織物にする。
【0005】
【作用】次に本発明の作用を述べると螺旋状に裁断され
た天蚕繭は、伸ばし加工されて織物用糸とし織成され
て、ハンドバックやジャケット等に使われる。
た天蚕繭は、伸ばし加工されて織物用糸とし織成され
て、ハンドバックやジャケット等に使われる。
【0006】
【実施例】以下図面について説明する。 イ.天蚕繭(1)を5m/m巾位いに端から螺旋状体
(2)に裁断する。 ロ.螺旋状体(2)に裁断することに依り切口からほど
けることを防ぐために天蚕繭自身全体に含まれているニ
カワ質のセリシン定着を行う。 ハ.次に、上記螺旋状体(2)を酢酸5%の水溶液に6
0分浸清させペーハー4〜5の酸性にする。 ニ.螺旋状体(2)をホルマリン3%の水溶液を70℃
で気化した中に120分入れる。 ホ.水洗いをしながら伸ばし加工し扁平糸(3)を作
り、常温乾燥させ織物(4)を製織する。 尚、通常の繭でも同じ工程で出来るが、白色のためセリ
シン定着後に染色すれば、異なる面白味のあるものが容
易に出来る。
(2)に裁断する。 ロ.螺旋状体(2)に裁断することに依り切口からほど
けることを防ぐために天蚕繭自身全体に含まれているニ
カワ質のセリシン定着を行う。 ハ.次に、上記螺旋状体(2)を酢酸5%の水溶液に6
0分浸清させペーハー4〜5の酸性にする。 ニ.螺旋状体(2)をホルマリン3%の水溶液を70℃
で気化した中に120分入れる。 ホ.水洗いをしながら伸ばし加工し扁平糸(3)を作
り、常温乾燥させ織物(4)を製織する。 尚、通常の繭でも同じ工程で出来るが、白色のためセリ
シン定着後に染色すれば、異なる面白味のあるものが容
易に出来る。
【0007】
【発明の効果】天蚕繭をそのまま裁断するので表面の縮
みと天然の緑色の特性が生かされ、やわらかな光沢も残
りセリシン定着されているので製織後も如何なる諸加工
にも耐え極めて丈夫な物が広範囲に出来るので、今日迄
出来なかったハンドバック、草履、靴、ジャケット、ベ
ストも出来、編んで帽子、ベルト等も出来る。天蚕繭特
有の縮みや緑色を織物両面に必要とする場合には,扁平
糸を縦方向に二ツ折か三ツ折が望ましく、タピストリ
ー、ランプシェード等の装飾品に至る迄広範囲に作るこ
とが容易に出来る。他の繊維と交織することも可能なの
で相俊ってより一層の効果が望めることは言うを俟たな
い。
みと天然の緑色の特性が生かされ、やわらかな光沢も残
りセリシン定着されているので製織後も如何なる諸加工
にも耐え極めて丈夫な物が広範囲に出来るので、今日迄
出来なかったハンドバック、草履、靴、ジャケット、ベ
ストも出来、編んで帽子、ベルト等も出来る。天蚕繭特
有の縮みや緑色を織物両面に必要とする場合には,扁平
糸を縦方向に二ツ折か三ツ折が望ましく、タピストリ
ー、ランプシェード等の装飾品に至る迄広範囲に作るこ
とが容易に出来る。他の繊維と交織することも可能なの
で相俊ってより一層の効果が望めることは言うを俟たな
い。
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の平面図である。
【図3】本発明の実施例を示す平面図である。
1 天蚕繭 2 螺旋状体 3 扁平糸 4 織物
Claims (1)
- 【請求項1】 天蚕繭(1)を螺旋状体(2)に裁断
し、伸ばし加工して扁平糸(3)となし、織物(4)を
作ることを特徴とする天蚕繭織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5354781A JPH07189076A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 天蚕繭織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5354781A JPH07189076A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 天蚕繭織物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189076A true JPH07189076A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18439865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5354781A Pending JPH07189076A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 天蚕繭織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07189076A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103243446A (zh) * | 2013-04-18 | 2013-08-14 | 达利丝绸(浙江)有限公司 | 超细桑蚕丝纤维构成的薄地机织物 |
CN103243447A (zh) * | 2013-04-18 | 2013-08-14 | 达利丝绸(浙江)有限公司 | 超细桑蚕丝纤维机织物的生产工艺 |
CN103668670A (zh) * | 2013-12-03 | 2014-03-26 | 浙江大学 | 一种超细桑蚕丝印花长巾的生产方法 |
JP2017521205A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-08-03 | リパブリック オブ コリア(マネージメント ルーラル デベロップメント アドミニストレーション) | 繭を用いた人工生体膜及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5354781A patent/JPH07189076A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103243446A (zh) * | 2013-04-18 | 2013-08-14 | 达利丝绸(浙江)有限公司 | 超细桑蚕丝纤维构成的薄地机织物 |
CN103243447A (zh) * | 2013-04-18 | 2013-08-14 | 达利丝绸(浙江)有限公司 | 超细桑蚕丝纤维机织物的生产工艺 |
CN103668670A (zh) * | 2013-12-03 | 2014-03-26 | 浙江大学 | 一种超细桑蚕丝印花长巾的生产方法 |
JP2017521205A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-08-03 | リパブリック オブ コリア(マネージメント ルーラル デベロップメント アドミニストレーション) | 繭を用いた人工生体膜及びその製造方法 |
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