JPH0718822Y2 - コーナ水切り部材 - Google Patents

コーナ水切り部材

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JPH0718822Y2
JPH0718822Y2 JP8764889U JP8764889U JPH0718822Y2 JP H0718822 Y2 JPH0718822 Y2 JP H0718822Y2 JP 8764889 U JP8764889 U JP 8764889U JP 8764889 U JP8764889 U JP 8764889U JP H0718822 Y2 JPH0718822 Y2 JP H0718822Y2
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JP
Japan
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corner
roof
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draining
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JPH0328231U (ja
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充宏 山田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、下階の屋根より上方に突出する上階の外壁、
煙突やドーマの壁部とのなすコーナ部分における水切り
をするためのコーナ水切り部材に関する。
[従来の技術] 従来、上階の外壁4の角部と下階の屋根5とのなすコー
ナ部分の水切りをするには第7図に示すようにしておこ
なっていた。
すなわち、上階の外壁4の軒と平行な外壁面4aの下部と
下階の屋根5とのなすコーナ部分に沿って配置される長
尺の水切り材13の端部の下横片を覆うようにして外壁面
4aの直ぐ隣において外壁面4aに沿って屋根材8を敷き、
次に、軒と直角方向の外壁面4bの下部と水切りシートと
のなすコーナ部分に沿って別の長尺の水切り材13を配置
して該長尺の水切り材13の端部の連出部13cを前記長尺
の水切り材13の端部に連出した連出部13cの上に重ね、
次に、外壁面4bの側方に屋根材8を敷設し、次に、この
長尺の水切り材の上に更に長尺の雨押さえ15を配置して
雨仕舞いをしていた。そして、雨押さえ15の端部は第4
図に示すように一部を重複させ、突き合わせ部分にはシ
ール材9を充填するようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記した従来例にあっては、上階の外壁4の
角部と下階の屋根5とのなすコーナ部分において雨押さ
え15の接続部分のシール材9が破れるとここから浸入し
た雨水が長尺の水切り材13の端部の突き合わせ部分及び
重ね合わせ部分から内部に浸入するという問題があっ
た。また、長尺の水切り材13に沿って流れてくる浸入雨
水も長尺の水切り材13の端部から内部に浸水する恐れが
あり、これらの場合には防水性の点で問題があった。そ
こで、本考案者は本考案に至る過程で第8図に示すよう
な横片1のL状切り欠き部2のL状をした縁に沿って上
方に横断面L状の立ち上がり片3を突設したコーナ水切
り部材A′を考えた。そして、このコーナ水切り部材
A′を上階の外壁4の角部と下階の屋根5とのなすコー
ナ部分に配置し、この上に長尺の水切り材13の端部を重
ねることを考えた。このようなコーナ水切り部材A′を
用いると、コーナにおける雨水の浸入を確実に防止する
ことができることが判明した。
ところが、上記のコーナ水切り部材A′は屋根勾配が変
わると使用できず、屋根勾配の違いに応じて複数種類の
コーナ水切り部材A′を用意しなければならないという
問題があった。
本考案は上記した従来例の問題点に鑑みて考案したもの
であって、その目的とするところは、上階の外壁の角部
と下階の屋根とのなすコーナ部分における水切り部材と
して使用でき、また、屋根の上に突設する煙突、ドー
マ、天窓等の屋根上突設物の角部と屋根とのなすコーナ
部分の水切り部材として使用できて、確実な防水がで
き、しかも屋根勾配が異なっても単一の形状のもので対
応できるコーナ水切り部材を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案のコーナ水切り部材は、横片1のL状切り欠き部
2のL状をした縁に沿って上方に横断面L状の立ち上が
り片3を突設し、この立ち上がり片3を横方向に伸縮自
在な蛇腹状に構成して成ることを特徴とするものであっ
て、このような構成を採用することで、上記した本考案
の目的を達成したものである。
[作用] しかして、本考案のコーナ水切り部材Aは横断面L状を
した立ち上がり片3を上階の外壁4の角部に配置してL
状の立ち上がり片3の一片を外壁4の角部を構成する一
方の外壁面4aに当てるとともに他片を外壁4の角部を構
成する他方の外壁面4bに当て、更に横片1を下階の屋根
5の上に載置し、このように配置したコーナ水切り部材
Aの上に上階の外壁4の一方の外壁面4aの下端部及び他
方の外壁面4bの下端部に沿ってそれぞれ配置した長尺の
水切り材13の端部をそれぞれ重ねることで、これら長尺
の水切り材13の端部から仮に雨水が浸入しても下に位置
するコーナ水切り部材Aに上記上階の外壁4の角部と下
階の屋根5とのなすコーナ部分から雨水が浸入するのを
防止できるようになるものであり、しかも、このコーナ
水切り部材Aの立ち上がり片3が横方向に伸縮自在とな
る蛇腹状をしていることで、屋根勾配が異なっても立ち
上がり片3を伸縮させることで対応できるものであっ
て、確実に上階の外壁4の角部と下階の屋根5とのなす
コーナ部分に押し当てて簡単に位置決めできるものであ
る。
[実施例] 本考案を以下添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
本考案のコーナ水切り部材Aは、合成樹脂、ゴム等の可
撓性のある材料により形成してあり、第1図に示すよう
に横片1は一つのコーナ部分をL状に切り欠いてあって
平面視でL状となっており、この平面視でL状をした横
片1のL状切り欠き部2のL状をした縁に沿って上方に
向けて横断面L状の立ち上がり片3が突設してある。横
断面L状をしている立ち上がり片3の2片のうち1片ま
たは2片は第1図(a)、第1図(b)に示すように横
方向に伸縮自在となるように蛇腹状に形成してあって蛇
腹状部3となっている。また、横片1の裏面及び立ち上
がり片3の裏面にはそれぞれ外縁に沿った部分に離型紙
11付きの粘着層12が設けてある。
上記のような構成のコーナ水切り部材Aは例えば、上階
の外壁4の角部と下階の屋根5とのなすコーナ部分にお
ける水切り部材として使用するものである。次に、上階
の外壁4の角部と下階の屋根5とのなすコーナ部分に本
考案のコーナ水切り部材Aを使用した場合の実施例につ
き第2図乃至第4図に基づいて説明する。第3図(a)
に示すように下階の屋根5には野地板のような屋根下地
材(図示せず)の上に防水シート7が敷設してあり、更
にこの防水シート7の上には屋根材8が敷設される。こ
こで、屋根材8は第3図(a)に示すように、下階の屋
根5の一部から上方に突出している上階の外壁4の角部
(すなわち上階の外壁4のうち軒と平行な外壁面4aと軒
と直角な外壁面4bとのなす角部)よりも軒先側はあらか
じめ敷設してある。そして、このあらかじめ敷設した屋
根材8のうち軒と平行な外壁面4aの直ぐ隣りに敷設され
た屋根材8には第2図(a)に示すようにシール材9が
外壁面4aに沿って塗布される。次に、上階の外壁4の角
部に本考案のコーナ水切り部材Aを配置してL状の立ち
上がり片3の一片を外壁4の角部を構成する一方の外壁
面4a面に当てるとともに他片を外壁4の角部を構成する
他方の外壁4面に当て、更に横片1を下階の屋根5の上
に載置する。ここで、コーナ水切り部材Aの裏面の離型
紙11を剥いで粘着層12を上階の外壁4の角部を構成する
外壁面4aと外壁面4bとに接着すると共にあらかじめ敷設
した屋根材8に接着する。次に、断面L状をした長尺の
水切り材13を上階の外壁4の一方の外壁面4aとあらかじ
め敷設した屋根材8とのなすコーナ部分に沿って断面L
状の長尺の水切り材13を配置し、この長尺の水切り材13
の端部をコーナ水切り部材Aの片側半分の上に重ねる
(第3図(a)参照)。次に第3図(b)に示すよう
に、上階の外壁4の軒と平行な外壁面4aの下部と下階の
屋根5とのなすコーナ部分に沿って配置される長尺の水
切り材13の端部の下横片を覆うようにして外壁面4aの直
ぐ隣において外壁面4aに沿って屋根材8を敷く。次に、
第3図(c)のように軒と直角方向の外壁面4bの下部と
水切りシートとのなすコーナ部分に沿って別の長尺の水
切り材13を配置して該長尺の水切り材13の端部の連出部
13cをコーナ部分の屋根材8の上に載置する。次に、外
壁面4bの側方に屋根材8を敷設する。次に、第3図
(e)のようにこの長尺の水切り材13の上に更に長尺の
雨押さえ15を配置して取り付けるる。ここで、長尺の水
切り材13はアルミニューム薄板のような金属薄板の全外
面を難燃性高分子樹脂被覆層で覆ったものであって、変
形性を有している。そして、断面L状の長尺の水切り材
13の下横片13a、縦片13bにはそれぞれ長手方向に沿って
水返し突片14が突設してある。また、雨押さえ15の端部
は第4図に示すような形状をしていて端部同士の突き合
わせ部分はシール材9を塗布してシールされるものであ
る。
このように上階の外壁4の角部と下階の屋根5のなすコ
ーナ部分に本考案のコーナ水切り部材Aを配設したもの
においては、雨押さえ15の端部、長尺の水切り材の端部
から仮に雨水が浸入しても下に位置するコーナ水切り部
材Aにより雨水の浸入を防止できるものである。ところ
で、上記のようにコーナ水切り部材Aが施工されるので
あるが、屋根勾配が異なる場合には、立ち上がり片3の
蛇腹部3aを伸縮させることにより対応するものであり、
屋根勾配が変わることによる第2図(a)においてαで
示す角度を変えるものである。
第5図には本考案のコーナ水切り部材Aを屋根5から上
方に突設した煙突16の角部と屋根5とのなすコーナ部分
に水切り部材として使用した実施例であり、第6図には
本考案のコーナ水切り部材Aを屋根から上方に突設した
天窓17の角部と屋根5とのなすコーナ部分に水切り部材
として使用した実施例である。この第5図、第6図のい
ずれの場合も上記第3図の場合と同様の方法により施工
するものである。この第5図、第6図においても、屋根
勾配が変わる場合にはコーナ水切り部材Aの立ち上がり
片3の蛇腹部3aを伸縮して行うものである。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のように横片のL状切り欠き部
のL状をした縁に沿って上方に横断面L状の立ち上がり
片を突設したので、上階の外壁の角部と下階の屋根との
なすコーナ部分における水切り部材や、屋根の上に突設
する煙突、ドーマ、天窓等の屋根上突設物の角部と屋根
とのなすコーナ部分の水切り部材として使用できて、確
実な防水ができるものであり、しかも、本考案にあって
は、立ち上がり片を横方向に伸縮自在な蛇腹状に構成し
てあるので、本考案のコーナ水切り部材を施工する屋根
の屋根勾配が異なっても、立ち上がり片を伸縮させるこ
とによって屋根勾配の違いに対応することができ、単一
の形状のコーナ水切り部材で多様な屋根勾配のものに対
応できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本考案のコーナー水切り部材の斜
視図及び他のコーナ水切り部材の斜視図、第2図(a)
(b)は同上の一使用例における分解斜視図及び斜視
図、第3図(a)(b)(c)(d)(e)は同上の施
工順序を示す斜視図、第4図は同上の長尺の雨押さえの
端部を示す分解斜視図、第5図は本考案の他の使用例を
示す一部分解斜視図、第6図は同上の更に他の使用例を
示す一部分解斜視図、第7図(a)(b)は従来例のコ
ーナ雨仕舞いの説明のための分解斜視図及び斜視図、第
8図は本考案に至る過程で考えた従来例の一部分解斜視
図であって、1は横片、2はL状切り欠き部、3は立ち
上がり片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横片のL状切り欠き部のL状をした縁に沿
    って上方に横断面L状の立ち上がり片を突設し、この立
    ち上がり片を横方向に伸縮自在な蛇腹状に構成して成る
    ことを特徴とするコーナ水切り部材。
JP8764889U 1989-07-26 1989-07-26 コーナ水切り部材 Expired - Lifetime JPH0718822Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8764889U JPH0718822Y2 (ja) 1989-07-26 1989-07-26 コーナ水切り部材

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JP8764889U JPH0718822Y2 (ja) 1989-07-26 1989-07-26 コーナ水切り部材

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JPH0328231U JPH0328231U (ja) 1991-03-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4531903B2 (ja) * 2000-01-20 2010-08-25 株式会社日本衛生センター 耐震補強金具
JP4605958B2 (ja) * 2001-09-26 2011-01-05 株式会社日本衛生センター 耐震補強金具

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JPH0328231U (ja) 1991-03-20

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