JPH07186968A - ワーク搬送台車 - Google Patents

ワーク搬送台車

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JPH07186968A
JPH07186968A JP33700193A JP33700193A JPH07186968A JP H07186968 A JPH07186968 A JP H07186968A JP 33700193 A JP33700193 A JP 33700193A JP 33700193 A JP33700193 A JP 33700193A JP H07186968 A JPH07186968 A JP H07186968A
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JP
Japan
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work
arm
case
mounting table
attached
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Application number
JP33700193A
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English (en)
Inventor
Katsumi Moriyoshi
克巳 森吉
Sumiichi Yoneda
純市 米田
Masato Fujisawa
正人 藤沢
Hiroyuki Shinmen
博之 新免
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、作業者の負担が軽減でき、かつ
薄板基板に損傷を生じさせないワーク搬送台車を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ケース内に複数の脆弱な薄板基板を平行な状
態で収納したワークWを載置台4上に載置して搬送する
ワーク搬送台車において、上部ガススプリング14の弾
発力によりワークWの重量を軽減した状態で、このワー
クWの載置台4に対する積み下ろしを行なう手動操作の
マニピュレータ3を備えた。そこで、ワークWの重量が
上部ガススプリング14により軽減された状態で、ワー
クWを移載でき、作業者の負担が軽減される。また、作
業者の加える力に変動が生じても、ワークWの一部重量
は上部ガススプリング14が負担しているため、ワーク
Wに急激なショック等は生じず、このため、薄板基板の
損傷も抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば液晶表示パネ
ルに用いられるガラス基板等の複数の脆弱な薄板基板を
ケース内に収納したワークを搬送するワーク搬送台車に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のワーク搬送台車を示す斜視
図である。図において、100は前後に手押しハンドル
100a,100aを有し、中央部がワークWの載置台
100bとなった手押し式のワーク搬送台車である。
【0003】図8はワークWの構造を示す斜視図であ
る。ワークWは一側面に開口部としての取出口C1とと
もに、上面に把持用の把手C2を有したケースCと、こ
のケースC内に平行な状態で収納される複数の脆弱な薄
板基板Pとから構成される。なお、ケースCの内側の対
向する内壁面には薄板基板Pを平行に保持するための複
数の平行溝C3が形成されている。
【0004】つぎにこのワーク搬送台車100を使った
ワークWの搬送動作について説明する。まず、作業者は
ワーク搬送台車100を薄板基板Pの特定の製造装置の
アンローダの近傍まで移動させる。つぎに、作業者は、
アンローダ上のワークWの把手C2を把持して持ち上
げ、これをワーク搬送台車100の載置台100b上に
載置する。つづいて、作業者は次工程の製造装置のロー
ダの近傍までこのワーク搬送台車100を押していく。
そして、作業者はワーク搬送台車100上のワークWを
持ち上げ、これをこの製造装置のローダ上に載置する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワーク搬送台車100では、このワーク搬送台車1
00に対するワークWの積み下ろしを、すべて人力で行
なわれなければならず、このため作業者に過度の負担が
かかってしまうという課題があった。すなわち、ケース
C内に薄板基板Pを有したワークWの重量は例えば15
Kg程度あり、かつケースC内の薄板基板Pは傷つき易
くワークWの取り扱いには慎重を要すため、ワークWを
ワーク搬送台車100に積み下ろしする作業は容易でな
く、作業者に腰痛等の不都合を生じさせてしまう場合も
多かった。
【0006】また、ワークWの積み下ろしをすべて人力
にたよっているため、ワークWの積み下ろし時の力のか
け方等にアンバランスが生じる場合もあり、このような
場合、ケースC中の薄板基板Pを傷つけてしまうという
課題もあった。さらに、搬送中の振動で薄板基板Pを傷
つけてしまうという課題もあった。
【0007】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、作業者の負荷を軽減でき、かつ薄
板基板Pに損傷を生じさせないワーク搬送台車を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明
は、ケース内に複数の薄板基板を平行な状態で収納した
ワークを載置台上に載置して搬送するワーク搬送台車に
おいて、弾性手段による弾発力によりワークの重量を軽
減した状態で、このワークの載置台に対する積み下ろし
を行なう手動操作のマニピュレータを備えたことであ
る。
【0009】また、この発明の第2の発明は、上記第1
の発明において、マニピュレータが、上下方向に向けて
台車本体側に取り付けられ、水平方向に回動可能な第1
アームと、一端側が第1アームの上端に回動自在に取り
付けられ、かつ、この第1アームとの間に取り付けられ
た弾性手段により他端側が上向きに押し上げられている
とともに、この他端側にワークの把持部が取り付けられ
ている第2アームとを有して構成されていることであ
る。
【0010】また、この発明の第3の発明は、上記第1
または第2の発明において、載置台に、ワークを回転し
て、このワークのケース開口部を上向きにし、このケー
ス内の薄板基板を上向きに立てるワーク回転手段が備え
られていることである。
【0011】また、この発明の第4の発明は、上記第1
または第2の発明において、載置台に、搬送時のワーク
の振動を防止する防振手段が備えられていることであ
る。
【0012】また、この発明の第5の発明は、上記第2
の発明において、マニピュレータに、第1アームの水平
回動時の慣性力を抑えるトルクダンパが備えられている
ことである。
【0013】
【作用】この発明の第1の発明では、作業者はマニピュ
レータを使用することにより、弾性手段の弾発力によっ
てワークの重量を軽減させた状態で、ワークを載置台に
対して積み下ろしすることができるので、ワークの搬送
にあたり、作業者の負担は軽減される。また、ワークに
対する作業者の力のかけ方が変動しても、ワークは弾性
手段によっても支持されているため、ケース内の薄板基
板が大きく振動してしまうことはなく、この薄板基板に
損傷を与えてしまうこともない。
【0014】また、この発明の第2の発明では、上記第
1の発明において、第2アームの先端を弾性手段の弾発
力に反して下方に押し下げ、把持部でワークを把持させ
ることにより、作業者は弾性手段にアシストされた状態
でワークを持ち上げることができる。そして、第2アー
ムを水平回転させることにより、このワークを台車本体
の載置台上から他装置に、または他装置から載置台上に
移載することができる。
【0015】また、この発明の第3の発明では、上記第
1または第2の発明において、載置台のワーク回転手段
によりワークを所定角度回転し、ケースの開口部を上向
きにするとともに、ケース内の薄板基板を上向きに立て
た状態にしているため、クリーンルーム内でこのワーク
搬送台車を使用する場合、エアのダウンフローをケース
内に導くことができ、薄板基板のクリーン度を上げるこ
とができる。
【0016】また、この発明の第4の発明では、上記第
1または第2の発明において、防振動手段により搬送時
のワークの振動が防止される。
【0017】また、この発明の第5の発明では、上記第
2の発明において、トルクダンパにより第1アームの水
平回転時の慣性力が抑えられ、水平回転の際のワークの
振動が防止される。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の第1ないし第5の発明の一実施例
に係るワーク搬送台車を示す側面図、図2はこのワーク
搬送台車の載置台を示す正面図、図3はこの載置台の作
用説明図である。
【0019】図において、1は下部にゴム製の車輪1a
を有し、駆動モータ(図示せず)により自動走行される
台車本体、2は台車本体1の上部側に取り付けられ、昇
降機構(図示せず)を介して、上昇位置と下降位置間を
移動する昇降台、3は昇降台2の前部側上面に取り付け
られ、薄板基板Pを有したワークWの積み下ろし(以下
移載という)を行なうマニピュレータ、4は昇降台2の
後部側上面に取り付けられたワークW載置用の載置台で
ある。
【0020】マニピュレータ3の構成についてさらに説
明すると、10は昇降台2上に取り付けられた軸受部、
11は軸受部10に水平回転自在に取り付けられた、上
下方向に延びる第1アーム、12は一端が第1アーム1
1の上端に回動自在に取り付けられ、他端の先端側が上
下方向に揺動可能となった第2アーム、13は第2アー
ム12の先端側に回動自在に取り付けられた把持部とし
てのワーク把持部、14は下端と上端がそれぞれ第1ア
ーム11と第2アーム12とに回動自在に取り付けら
れ、第2アーム12の先端を上方に押し上げるように付
勢する弾性手段としての上部ガススプリング、15は一
端が軸受部10側、他端が第1アーム11側にそれぞれ
取り付けられ、第1アーム11の上部を第2アーム12
の配置位置の逆側に傾斜させるように付勢する下部ガス
スプリング、16は下部ガススプリング15の押圧力を
抑制するバネ部材である。
【0021】また、載置台4の構成についてさらに説明
すると、20は昇降台2上に複数突設された第1防振ゴ
ム、21は第1防振ゴム20上に取り付けられたL形の
基台、22は基台21の上腕部21aに回動自在に支持
されるワーク反転台である。このワーク反転台22はL
形に接合された一対の支持板部22a,22bと、この
支持板部22a,22bを基台21の上腕部21aに回
動自在に支持させる支持腕22cとから構成されてい
る。23はワーク反転台22の支持板部22bの内面側
に複数突設された第2防振ゴムであり、この第2防振ゴ
ム23は、第1防振ゴム20とともにワークWの振動を
防止する防振手段を構成している。24は第2防振ゴム
23の突出端に取り付けられた案内板、25はワーク反
転台22を載置位置イと搬送位置ロとにほぼ90度回動
させるレバー、26,27は基台21の端部に取り付け
られ、ワーク反転台22と係合して、これを所定角度だ
け傾斜させるように位置決めする場合のショックを和ら
げるショックアブソーバーである。
【0022】ここで、ワーク反転台22は、載置位置イ
においては、支持板部22aがその支持板部22bとの
接合側を、水平からほぼ15度だけ下向きに傾斜させた
状態となっており、搬送位置ロにおいては、支持板部2
2bがその支持板部22aとの接合側を水平からほぼ1
5度だけ下向きに傾斜させた状態となっている。
【0023】なお、ワークWのケースCには、取出口C
1の対向面側にも所定の開口が形成されているものとす
る。
【0024】図4は軸受部10の詳細断面図、図5は図
4のV−V矢視断面図である。図において、50は外輪
側がベース51に取り付けられたクロスローラベアリン
グ、52はクロスローラベアリング50の内輪側に取り
付けられた第1アーム支持部材、53はアーム部53a
が第1アーム支持部材52に係合するようにベース51
に取り付けられたトルクダンパとしてのロータリートル
クダンパである。すなわち、第1アーム11に回転力を
与えると、クロスローラベアリング50を介して、第1
アーム11とともに第1アーム支持部材52も回転する
が、この第1アーム支持部材52には、この回転を抑制
するロータリートルクダンパ53のアーム部53aが係
合しているため、第1アーム11の回転の慣性力は抑え
られ、この第1アーム11が大きな加速度で回転してし
まうことはない。
【0025】つぎに、このワーク搬送台車によるワーク
Wの搬送動作を図6等を参照しつつ説明する。まず、ワ
ーク搬送台車を自動走行させて、これを薄板基板Pの特
定の製造装置のアンローダLの近傍まで移動させ、その
後、昇降台2を所定の上昇位置まで上昇させる。つぎ
に、作業者は人力でマニピュレータ3の第1アーム11
を水平回動させて、第2アーム12をアンローダL上の
ワークW側に向けた後、ワーク把持部13を人力でアン
ローダL上のワークW近傍まで押し下げる。
【0026】このことにより、第1アーム11の上部が
バネ部材16の弾発力に反してワークW側にやや傾斜さ
れるとともに、第2アーム12の先端が上部ガススプリ
ング14の弾発力に反して下方に押し下げられる。そし
て、この状態で、作業者はワーク把持部13の下部をワ
ークWのケースC側の把手C2に連結し、このワーク把
持部13にワークWを把持させる。この場合、ケースC
の取出口C1から薄板基板Pが滑り落ちるのを防止する
ため、ワーク把持部13はワークWをケースCの取出口
C1が多少上向き(例えば15度程度)となるよう把持
する。
【0027】つづいて、作業者は上部ガススプリング1
4やバネ部材16の弾発力に助けられつつ、このワーク
Wを所定高さまで持ち上げた後、第1アーム11を水平
回動させて、ワークWを載置台4側に移動させる。この
場合、第1アーム11はロータリートルクダンパ53に
より回転の慣性力が抑えられた状態で回動するため、第
1アーム11に大きな回転加速度が生じず、ワークWは
静かに載置台4側に移動される。そして、図2に示す載
置位置イに位置決めされているワーク反転台22上にワ
ークWを載置し、ワーク把持部13とワークWとを切り
離す。この場合、ワーク反転台22の支持板部22aは
ワークWのケースCの取出口C1が上傾した状態になっ
ているため、ケースCの取出口C1から薄板基板Pが滑
り落ちることはない。
【0028】つぎに、レバー25を回動させ、ワーク反
転台22を図3に示す搬送位置ロまで回動させる。この
ことにより、ワークWは約90度だけ回転され、ケース
Cの取出口C1がほぼ上向きになった状態で位置決めさ
れる。そこで、ケースC内の薄板基板Pは、ほぼ上向き
に立てられた状態となっている。したがって、このワー
ク搬送台車がクリーンルーム内で使用される場合、ワー
クWのケースC内にもエアのダウンフローを導き入れる
ことができ、薄板基板Pのクリーン度を高めることがで
きる。さらに、ケースC内で上向きに立てられた薄板基
板Pの基板面がこのワーク搬送台車の進行方向とほぼ平
行な状態となっているので、ワーク搬送台車の加速時や
減速時の振動に対して、ケースC内の薄板基板Pはその
基板面側への揺れを防止でき、薄板基板Pの損傷を防止
することができる。
【0029】なお、搬送位置ロにあるワーク反転台22
上のワークWは、水平な状態から約15度傾斜された状
態となり、ワーク反転台22の支持板部22a,22b
により支持されるため、ワーク搬送台車の走行中安定な
状態で搬送される。
【0030】つぎに、昇降台2を所定の下降位置まで下
降させた後、ワーク搬送台車を次工程の製造装置のロー
ダの近傍まで自動走行させる。この場合走行中の台車本
体1等に上下に振動等が生じても、まず、この振動は第
1防振ゴム20で吸収され、つぎに、ワークWの下方に
位置している第2防振ゴム23により吸収される。この
ため、ワークWに台車本体1側の走行振動がほとんど伝
わらず、走行中にケースC内の薄板基板Pに損傷(ヒビ
や割れ等)が生じることはない。つづいて、載置台4上
のワークWを次工程の製造装置のローダ上に移載する作
業となるが、この作業は上述の作業の全く逆を行なえば
よい。
【0031】以上のように、このワーク搬送台車では、
ワークWの移載にあたり、ワークWを上部ガススプリン
グ14やバネ部材16でアシストするようにしているた
め、作業者は例えばワーク重量の1/2〜1/5程度の
力でワークWを移載することができるようになる。した
がって、移載時の作業者の負担は大幅に軽減されるとと
もに、移載時に作業者の力の出し方にムラが生じても、
ワークWは上部ガススプリング14等で支持されている
割合も多いため、このことによりケースC内の薄板基板
Pが損傷する割合いは減少する。
【0032】なお、上部ガススプリング14によるワー
クWの押し上げ力を大きくした場合、作業者はワークW
を小さな力で移載できるが、上部ガススプリング14を
圧縮してワーク把持部13をワークW側に下ろす力が大
きくなるため、上部ガススプリング14によるワークW
の押上力は適正に定める必要がある。
【0033】また、ワークWの移載を完全に機械に頼ら
ず、一部人力で行なうようにしているため、機械にまか
せられない微妙な作業も迅速かつ慎重に行なうことがで
き、この点からも、薄板基板Pの損傷が防止できるよう
になる。
【0034】さらに、このワーク搬送台車では、ワーク
Wの移載中はショックアブソーバー26,27やロータ
リートルクダンパ53により、ワークWの搬送中は第1
および第2防振ゴム20,23により、ワークWの振動
等が防止されるため、ケースC内の薄板基板Pが例えば
液晶表示パネルに用いられる脆弱なガラス基板等であっ
ても、この薄板基板Pに損傷が生じることはほとんどな
い。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】この発明の第1の発明によれば、ケース内
に複数の薄板基板を平行な状態で収納したワークを載置
台上に載置して搬送するワーク搬送台車において、弾性
手段による弾発力によりワークの重量を軽減した状態
で、このワークの載置台に対する積み下ろしを行なう手
動操作のマニピュレータを備えたので、作業者の負荷を
軽減でき、かつ薄板基板Pに損傷を生じさせることもな
い。
【0037】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、マニピュレータが、上下方向に
向けて台車本体側に取り付けられ、水平方向に回動可能
な第1アームと、一端側が第1アームの上端に回動自在
に取り付けられ、かつ、この第1アームとの間に取り付
けられた弾性手段により他端側が上向きに押し上げられ
ているとともに、この他端側にワークの把持部が取り付
けられている第2アームとを有して構成されているの
で、作業者の負荷を軽減でき、かつ薄板基板Pに損傷を
生じさせることもない。
【0038】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第1または第2の発明において、載置台に、ワークを
回転して、このワークのケース開口部を上向きにし、こ
のケース内の薄板基板を上向きに立てるワーク回転手段
が備えられているので、上記第1または第2の発明の効
果に加えて、クリーンルーム内のダウンフローを利用し
て、薄板基板をそのクリーン度を高めつつ安定した状態
で搬送することができるようになる。
【0039】また、この発明の第4の発明によれば、上
記第1または第2の発明において、載置台に、搬送時の
ワークの振動を防止する防振手段が備えられているの
で、上記第1または第2の発明の効果に加えて、走行中
の振動等に起因する薄板基板の損傷を抑えることができ
る。
【0040】また、この発明の第5の発明によれば、上
記第2の発明において、マニピュレータに、第1アーム
の水平回動時の慣性力を抑えるトルクダンパが備えられ
ているので、上記第2の発明の効果に加えて、移載中の
振動等に起因する薄板基板の損傷を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るワーク搬送台車を示
す側面図である。
【図2】図1のワーク搬送台車の載置台を示す正面図で
ある。
【図3】図2の載置台の作用説明図である。
【図4】図1のワーク搬送台車の軸受部を示す側断面図
である。
【図5】図4のV−V矢視断面図である。
【図6】図1のワーク搬送台車の作用説明図である。
【図7】従来のワーク搬送台車を示す斜視図である。
【図8】ワークの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 台車本体 3 マニピュレータ 4 載置台 11 第1アーム 12 第2アーム 13 ワーク把持部(把持部) 14 上部ガススプリング(弾性手段) 20 第1防振ゴム(防振手段) 22 ワーク反転台(ワーク回転手段) 23 第2防振ゴム(防振手段) 53 ロータリートルクダンパ(トルクダンパ) W ワーク C ケース C1 取出口(開口部) P 薄板基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新免 博之 伊丹市東野四丁目61番5号 三菱電機エン ジニアリング株式会社エル・エス・アイ設 計センター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に複数の薄板基板を平行な状態
    で収納したワークを載置台上に載置して搬送するワーク
    搬送台車において、 弾性手段による弾発力により前記ワークの重量を軽減し
    た状態で、このワークの前記載置台に対する積み下ろし
    を行なう手動操作のマニピュレータを備えたことを特徴
    とするワーク搬送台車。
  2. 【請求項2】 マニピュレータが、上下方向に向けて台
    車本体側に取り付けられ、水平方向に回動可能な第1ア
    ームと、一端側が前記第1アームの上端に回動自在に取
    り付けられ、かつ、この第1アームとの間に取り付けら
    れた弾性手段により他端側が上向きに押し上げられてい
    るとともに、この他端側に前記ワークの把持部が取り付
    けられている第2アームとを有して構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のワーク搬送台車。
  3. 【請求項3】 載置台に、ワークを回転して、このワー
    クのケース開口部を上向きにし、このケース内の薄板基
    板を上向きに立てるワーク回転手段が備えられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のワーク搬送台
    車。
  4. 【請求項4】 載置台に、搬送時のワークの振動を防止
    する防振手段が備えられていることを特徴とする請求項
    1または2記載のワーク搬送台車。
  5. 【請求項5】 マニピュレータに、第1アームの水平回
    動時の慣性力を抑えるトルクダンパが備えられているこ
    とを特徴とする請求項2記載のワーク搬送台車。
JP33700193A 1993-12-28 1993-12-28 ワーク搬送台車 Pending JPH07186968A (ja)

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