JPH07186533A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
- Publication number
- JPH07186533A JPH07186533A JP5330299A JP33029993A JPH07186533A JP H07186533 A JPH07186533 A JP H07186533A JP 5330299 A JP5330299 A JP 5330299A JP 33029993 A JP33029993 A JP 33029993A JP H07186533 A JPH07186533 A JP H07186533A
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- JP
- Japan
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- toner
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- recording
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- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】小型・低コストの装置で、高画品質な普通紙記
録を可能とする画像記録装置を提供する。 【構成】トナー層形成手段で中間転写媒体上に均一な厚
さの磁性トナー層が形成される。該トナー層は中間転写
媒体の裏面に当接のサーマルヘッドで画像信号に応じ選
択的に加熱され加熱部のトナーは溶融し中間転写媒体に
溶着する。非加熱部のトナーはマグネットローラで磁力
により中間転写媒体上から除去、トナータンクに回収さ
れる。サーマルヘッドで加熱されたトナーは中間転写媒
体との付着力が大きく除去されない。中間転写媒体上に
は目的の画像に対応のトナー画像が形成される。転写用
ヒートローラ及び転写用マグネットローラで中間転写媒
体と記録紙が圧接されトナー画像は記録紙に転写・定着
され記録紙上に画像が形成される。
録を可能とする画像記録装置を提供する。 【構成】トナー層形成手段で中間転写媒体上に均一な厚
さの磁性トナー層が形成される。該トナー層は中間転写
媒体の裏面に当接のサーマルヘッドで画像信号に応じ選
択的に加熱され加熱部のトナーは溶融し中間転写媒体に
溶着する。非加熱部のトナーはマグネットローラで磁力
により中間転写媒体上から除去、トナータンクに回収さ
れる。サーマルヘッドで加熱されたトナーは中間転写媒
体との付着力が大きく除去されない。中間転写媒体上に
は目的の画像に対応のトナー画像が形成される。転写用
ヒートローラ及び転写用マグネットローラで中間転写媒
体と記録紙が圧接されトナー画像は記録紙に転写・定着
され記録紙上に画像が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンター、ファック
ス、複写機等に適用される画像記録装置に関する。
ス、複写機等に適用される画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録紙上に画像を形成する方法と
して、インクジェット方式、熱転写方式、電子写真方式
など、いくつかの記録方式が実用化されている。
して、インクジェット方式、熱転写方式、電子写真方式
など、いくつかの記録方式が実用化されている。
【0003】インクジェット方式は、微小なノズルから
液体インクを記録紙上に噴射することによって画像を形
成する方式であり、装置の小型化、低コスト化、カラー
対応などの点で多くの利点を有している。しかしその反
面、インクが記録紙内に浸透した状態で定着されるた
め、紙質によって画質が大きく左右されてしまうこと、
ドットの階調制御が難しいことなどの欠点を有してお
り、高画質記録には必ずしも適していない。
液体インクを記録紙上に噴射することによって画像を形
成する方式であり、装置の小型化、低コスト化、カラー
対応などの点で多くの利点を有している。しかしその反
面、インクが記録紙内に浸透した状態で定着されるた
め、紙質によって画質が大きく左右されてしまうこと、
ドットの階調制御が難しいことなどの欠点を有してお
り、高画質記録には必ずしも適していない。
【0004】熱転写方式は、ベルト上に形成された熱溶
融性インクの層を記録紙に密着させ、ベルト裏面よりサ
ーマルヘッドにより選択的に加熱する0ことにより、加
熱溶融したインクを記録紙上に転写して画像を形成する
方法である。熱転写方式も、装置の小型化および低コス
ト化には有利な記録方式であるが、ランニングコストが
高いこと、普通紙など表面平滑性の低い紙に対する記録
に適さないことなどの欠点を有している。
融性インクの層を記録紙に密着させ、ベルト裏面よりサ
ーマルヘッドにより選択的に加熱する0ことにより、加
熱溶融したインクを記録紙上に転写して画像を形成する
方法である。熱転写方式も、装置の小型化および低コス
ト化には有利な記録方式であるが、ランニングコストが
高いこと、普通紙など表面平滑性の低い紙に対する記録
に適さないことなどの欠点を有している。
【0005】電子写真方式は、レーザやLED などを用い
た光照射によって感光体上に電荷による潜像を形成し、
これを帯電させた粉体トナーにより顕像化することによ
り、感光体表面にトナー画像を形成し、これを記録紙に
転写・定着させることによって記録紙上に目的の画像を
得る方式である。電子写真方式は、高画質の普通紙記録
を行う上で、現在、最も適した記録方式であるが、記録
プロセスが複雑であり、また、高圧電源を必要とするこ
となどの理由から、装置の小型・低コスト化が非常に困
難である。
た光照射によって感光体上に電荷による潜像を形成し、
これを帯電させた粉体トナーにより顕像化することによ
り、感光体表面にトナー画像を形成し、これを記録紙に
転写・定着させることによって記録紙上に目的の画像を
得る方式である。電子写真方式は、高画質の普通紙記録
を行う上で、現在、最も適した記録方式であるが、記録
プロセスが複雑であり、また、高圧電源を必要とするこ
となどの理由から、装置の小型・低コスト化が非常に困
難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
画像記録方式では、装置の小型・低コスト化と、高品質
な普通紙記録を両立することは極めて困難である。
画像記録方式では、装置の小型・低コスト化と、高品質
な普通紙記録を両立することは極めて困難である。
【0007】本発明は上述のような問題点に鑑がみてな
されたものであり、電子写真方式に比べて簡素な装置構
成により、高画品質の普通紙記録を可能とする画像記録
装置を提供することを目的としている。
されたものであり、電子写真方式に比べて簡素な装置構
成により、高画品質の普通紙記録を可能とする画像記録
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における第1の発
明の画像記録装置は、画像を一時的に保持するベルト状
の中間記録媒体と、該中間記録媒体上に熱溶融性のトナ
ー層を形成するトナー供給手段と、形成されたトナー層
を選択的に溶融させる加熱手段と、非加熱部分のトナー
を前記中間記録媒体から除去するトナー除去手段と、前
記中間記録媒体上に形成されたトナー画像を記録媒体に
転写する転写手段を少なくとも具備することを特徴とす
る。
明の画像記録装置は、画像を一時的に保持するベルト状
の中間記録媒体と、該中間記録媒体上に熱溶融性のトナ
ー層を形成するトナー供給手段と、形成されたトナー層
を選択的に溶融させる加熱手段と、非加熱部分のトナー
を前記中間記録媒体から除去するトナー除去手段と、前
記中間記録媒体上に形成されたトナー画像を記録媒体に
転写する転写手段を少なくとも具備することを特徴とす
る。
【0009】本発明における第2の発明の画像記録装置
は、前記トナー供給手段と前記トナー除去手段が、表面
にトナー層を保持する単一の部材からなり、該トナー層
と前記中間記録媒体が接触する部分において、前記加熱
手段による加熱が行われることを特徴とする。
は、前記トナー供給手段と前記トナー除去手段が、表面
にトナー層を保持する単一の部材からなり、該トナー層
と前記中間記録媒体が接触する部分において、前記加熱
手段による加熱が行われることを特徴とする。
【0010】本発明における第3の発明の画像記録装置
は、前記トナーが、磁力によって吸引される性質を有
し、かつ前記トナー除去手段が磁力発生手段を具備する
ことを特徴とする。
は、前記トナーが、磁力によって吸引される性質を有
し、かつ前記トナー除去手段が磁力発生手段を具備する
ことを特徴とする。
【0011】本発明における第4の発明の画像記録装置
は、前記トナーを帯電せしめる帯電手段を具備し、かつ
前記トナー除去手段が静電力発生手段を具備することを
特徴とする。
は、前記トナーを帯電せしめる帯電手段を具備し、かつ
前記トナー除去手段が静電力発生手段を具備することを
特徴とする。
【0012】本発明における第5の発明の画像記録装置
は、前記トナー除去手段が、前記中間記録媒体に加圧接
触された部材を具備し、機械的な力によりトナー除去を
行うことを特徴とする。
は、前記トナー除去手段が、前記中間記録媒体に加圧接
触された部材を具備し、機械的な力によりトナー除去を
行うことを特徴とする。
【0013】本発明における第6の発明の画像記録装置
は、前記転写手段が、記録媒体の記録面裏側に配設され
た磁力発生手段若しくは静電力発生手段を具備すること
を特徴とする。
は、前記転写手段が、記録媒体の記録面裏側に配設され
た磁力発生手段若しくは静電力発生手段を具備すること
を特徴とする。
【0014】本発明における第7の発明の画像記録装置
は、前記中間転写媒体が、筒状若しくは平板状の部材か
らなることを特徴とする。
は、前記中間転写媒体が、筒状若しくは平板状の部材か
らなることを特徴とする。
【0015】本発明における第8の発明の画像記録装置
は、前記トナー供給手段、前記トナー除去手段、および
トナー貯蔵槽からなるトナー供給ユニットを複数組具備
し、該トナー供給ユニットがそれぞれ融点および色彩の
異なるトナーを内蔵し、前記トナー供給ユニットに対応
した複数個の前記加熱手段、若しくは前記トナー供給ユ
ニットとの相対位置を変化できる単一の前記加熱手段に
より、前記トナーの融点の高い順に前記中間転写媒体上
にトナー像を順次形成し、複数色のトナー像を記録紙上
若しくは中間転写媒体上で重ね合わせることによりカラ
ー画像の形成を行うことを特徴とする。
は、前記トナー供給手段、前記トナー除去手段、および
トナー貯蔵槽からなるトナー供給ユニットを複数組具備
し、該トナー供給ユニットがそれぞれ融点および色彩の
異なるトナーを内蔵し、前記トナー供給ユニットに対応
した複数個の前記加熱手段、若しくは前記トナー供給ユ
ニットとの相対位置を変化できる単一の前記加熱手段に
より、前記トナーの融点の高い順に前記中間転写媒体上
にトナー像を順次形成し、複数色のトナー像を記録紙上
若しくは中間転写媒体上で重ね合わせることによりカラ
ー画像の形成を行うことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明における画像記録原理は、着色媒体にト
ナーを利用すること、選択的に加熱されたトナーが中間
転写媒体上に溶着する現象を利用して中間転写媒体上に
トナー画像を形成すること、および不要なトナーを中間
転写媒体上から全て除去した状態で記録媒体への転写を
行うことを特徴としている。
ナーを利用すること、選択的に加熱されたトナーが中間
転写媒体上に溶着する現象を利用して中間転写媒体上に
トナー画像を形成すること、および不要なトナーを中間
転写媒体上から全て除去した状態で記録媒体への転写を
行うことを特徴としている。
【0017】トナー供給手段によってトナーは、ベルト
状、円筒状、若しくは平板状の中間記録媒体表面に接触
される。接触の方法は、中間転写媒体上にトナー層を形
成する方法、若しくはトナー層を保持した部材に中間転
写媒体を接触させる方法により行われる。トナーと中間
記録媒体との接触部分において、トナーは加熱手段によ
って画像信号に応じて選択的に加熱され、被加熱部分の
トナーは一旦溶融状態若しくは軟化状態となる。加熱終
了後、溶融若しくは軟化したトナーは再び固化する。こ
のとき、被加熱部分のトナーは中間転写媒体表面に溶着
し、中間転写媒体に対して非加熱部分よりも大きな付着
力を発生させる。
状、円筒状、若しくは平板状の中間記録媒体表面に接触
される。接触の方法は、中間転写媒体上にトナー層を形
成する方法、若しくはトナー層を保持した部材に中間転
写媒体を接触させる方法により行われる。トナーと中間
記録媒体との接触部分において、トナーは加熱手段によ
って画像信号に応じて選択的に加熱され、被加熱部分の
トナーは一旦溶融状態若しくは軟化状態となる。加熱終
了後、溶融若しくは軟化したトナーは再び固化する。こ
のとき、被加熱部分のトナーは中間転写媒体表面に溶着
し、中間転写媒体に対して非加熱部分よりも大きな付着
力を発生させる。
【0018】加熱が終了した後、磁力、静電力、あるい
は機械的力によって非加熱部分のトナーは除去される。
この時、先に加熱された部分のトナーは、中間転写媒体
に対する付着力が大きいため、中間転写媒体上に残存
し、従って、中間転写媒体上には目的とする画像に対応
したトナー画像が形成される。
は機械的力によって非加熱部分のトナーは除去される。
この時、先に加熱された部分のトナーは、中間転写媒体
に対する付着力が大きいため、中間転写媒体上に残存
し、従って、中間転写媒体上には目的とする画像に対応
したトナー画像が形成される。
【0019】このトナー画像を記録媒体に転写すること
により、記録媒体上に目的の画像が形成される。このと
き、中間転写媒体上の不要トナーは全て除去されている
ため、中間記録媒体と記録媒体を十分に密着させること
が可能で、これにより表面平滑性の低い記録媒体に対し
ても良好な記録が実行できる。なお、トナー画像の転写
の際、中間転写媒体上のトナーが磁力若しくは静電力に
よって吸引される性質をもつ場合には、記録紙の背面に
設けられた磁力発生手段若しくは静電力発生手段によっ
て、溶融したトナーが記録紙側に吸引されることによ
り、効率の高い転写が行われる。
により、記録媒体上に目的の画像が形成される。このと
き、中間転写媒体上の不要トナーは全て除去されている
ため、中間記録媒体と記録媒体を十分に密着させること
が可能で、これにより表面平滑性の低い記録媒体に対し
ても良好な記録が実行できる。なお、トナー画像の転写
の際、中間転写媒体上のトナーが磁力若しくは静電力に
よって吸引される性質をもつ場合には、記録紙の背面に
設けられた磁力発生手段若しくは静電力発生手段によっ
て、溶融したトナーが記録紙側に吸引されることによ
り、効率の高い転写が行われる。
【0020】また、カラー画像記録を行う場合には、異
なった色彩および融点を有するトナーを内蔵した複数組
のトナー供給ユニットを設け、融点の高い順に中間記録
媒体上へのトナー像形成を順次行い、中間転写媒体上で
複数色のトナー像を重ね合わせ、これを記録媒体に転写
することによってカラー画像を形成することができる。
なった色彩および融点を有するトナーを内蔵した複数組
のトナー供給ユニットを設け、融点の高い順に中間記録
媒体上へのトナー像形成を順次行い、中間転写媒体上で
複数色のトナー像を重ね合わせ、これを記録媒体に転写
することによってカラー画像を形成することができる。
【0021】
【実施例】以下、図1から図10を参照して本発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0022】実施例の(1) 図1は、中間記録媒体に無端状ベルトを、加熱手段にサ
ーマルヘッドを、トナー除去手段にマグネットローラを
それぞれ使用し、中間記録媒体上にトナー層を形成する
ことによりトナー供給を行う方式を用いた本発明の一実
施例を示す図である。
ーマルヘッドを、トナー除去手段にマグネットローラを
それぞれ使用し、中間記録媒体上にトナー層を形成する
ことによりトナー供給を行う方式を用いた本発明の一実
施例を示す図である。
【0023】本実施例の画像記録装置は、中間転写媒体
である無端状のベルト1 、加熱手段としてのサーマルヘ
ッド2 、トナー除去手段としてのマグネットローラ3 、
転写手段としての転写用ヒートローラ4 および転写用マ
グネットローラ5 、トナー層形成手段であるゴムブレー
ド7 、およびトナータンク6 より構成される。
である無端状のベルト1 、加熱手段としてのサーマルヘ
ッド2 、トナー除去手段としてのマグネットローラ3 、
転写手段としての転写用ヒートローラ4 および転写用マ
グネットローラ5 、トナー層形成手段であるゴムブレー
ド7 、およびトナータンク6 より構成される。
【0024】一成分磁性トナー8 は、先ず、ゴムブレー
ド7 によってベルト1 表面上にほぼ均一な厚さのトナー
層11として形成される。なお、本実施例ではトナー層形
成手段としてゴムブレードを用いているが、金属ブレー
ドを用いる方法、樹脂や金属の規制バーを用いる方法、
ローラ間の間隙を利用する方法など、いかなる形成手段
を用いてもかまわない。
ド7 によってベルト1 表面上にほぼ均一な厚さのトナー
層11として形成される。なお、本実施例ではトナー層形
成手段としてゴムブレードを用いているが、金属ブレー
ドを用いる方法、樹脂や金属の規制バーを用いる方法、
ローラ間の間隙を利用する方法など、いかなる形成手段
を用いてもかまわない。
【0025】ベルト1 上に形成されたトナー層11は、コ
ントローラ10より送られる画像信号に応じて、ベルト1
の裏面に当接されたサーマルヘッド2 によって選択的に
加熱される。本図で示しているサーマルヘッドは、ジュ
ール熱により発熱する微小発熱素子が、記録幅全体にわ
たって多数個配列されたライン型サーマルヘッドであ
る.サーマルヘッド2 により加熱された部分のトナーは
一旦溶融状態となり、サーマルヘッド2 による加熱が終
了すると自然冷却によって再び固化する。このとき、被
加熱部のトナーはベルト1 の表面に溶着した状態とな
り、非加熱部分に比べ、ベルト1 に対して大きな付着力
を発生する。
ントローラ10より送られる画像信号に応じて、ベルト1
の裏面に当接されたサーマルヘッド2 によって選択的に
加熱される。本図で示しているサーマルヘッドは、ジュ
ール熱により発熱する微小発熱素子が、記録幅全体にわ
たって多数個配列されたライン型サーマルヘッドであ
る.サーマルヘッド2 により加熱された部分のトナーは
一旦溶融状態となり、サーマルヘッド2 による加熱が終
了すると自然冷却によって再び固化する。このとき、被
加熱部のトナーはベルト1 の表面に溶着した状態とな
り、非加熱部分に比べ、ベルト1 に対して大きな付着力
を発生する。
【0026】なお、サーマルヘッド2 によってトナー層
を加熱する際、個々の発熱素子へ供給するエネルギー量
を制御することにより、トナーが溶着する領域を変化さ
せ、形成するドットのサイズを変調することが可能であ
る。本発明では着色媒体にトナーを用いているため、従
来の熱転写記録方式と比較して、サーマルヘッドの表面
温度分布に忠実に対応したドット形成が容易に行え、高
品質な中間調記録が可能となる。
を加熱する際、個々の発熱素子へ供給するエネルギー量
を制御することにより、トナーが溶着する領域を変化さ
せ、形成するドットのサイズを変調することが可能であ
る。本発明では着色媒体にトナーを用いているため、従
来の熱転写記録方式と比較して、サーマルヘッドの表面
温度分布に忠実に対応したドット形成が容易に行え、高
品質な中間調記録が可能となる。
【0027】サーマルヘッド2 による加熱を終了したト
ナー層は、マグネットローラ3 に近接若しくは接触す
る。ベルト1 との付着力が小さい非加熱部分のトナー
は、マグネットローラ3 の磁力によって吸引され、ベル
ト1 上から除去され、トナータンク6 内に回収される。
このとき、先にサーマルヘッド2 により加熱された部分
のトナーは、ベルト1 との付着力が大きいためベルト1
上に残存し、従って、ベルト1 上には目的の画像に対応
したトナー画像12が形成される。なお、本実施例では非
加熱部分のトナーを除去するための磁力発生手段とし
て、永久磁石を内蔵したマグネットローラを用いたが、
電磁石を利用した方法など、他のいかなる磁力発生手段
によっても同様の効果が得られる。
ナー層は、マグネットローラ3 に近接若しくは接触す
る。ベルト1 との付着力が小さい非加熱部分のトナー
は、マグネットローラ3 の磁力によって吸引され、ベル
ト1 上から除去され、トナータンク6 内に回収される。
このとき、先にサーマルヘッド2 により加熱された部分
のトナーは、ベルト1 との付着力が大きいためベルト1
上に残存し、従って、ベルト1 上には目的の画像に対応
したトナー画像12が形成される。なお、本実施例では非
加熱部分のトナーを除去するための磁力発生手段とし
て、永久磁石を内蔵したマグネットローラを用いたが、
電磁石を利用した方法など、他のいかなる磁力発生手段
によっても同様の効果が得られる。
【0028】ベルト1 上に形成されたトナー画像は、転
写用ヒートローラ4 および転写用マグネットローラ5 に
よって構成される転写部に搬送され、ベルト1 表面と記
録紙9 表面を圧接かつ加熱する。これにより、ベルト1
上のトナー画像は再び溶融され、記録紙上に転写され
る。このとき、中間記録媒体上の不要トナーは既に除去
されているため、中間転写媒体と記録紙の間に十分な圧
力を付加することが可能であり、両者に十分な密着性を
確保することができる。これにより、普通紙などの表面
平滑性の低い記録紙に対しても、ボイドの少ない良好な
記録が可能となる。
写用ヒートローラ4 および転写用マグネットローラ5 に
よって構成される転写部に搬送され、ベルト1 表面と記
録紙9 表面を圧接かつ加熱する。これにより、ベルト1
上のトナー画像は再び溶融され、記録紙上に転写され
る。このとき、中間記録媒体上の不要トナーは既に除去
されているため、中間転写媒体と記録紙の間に十分な圧
力を付加することが可能であり、両者に十分な密着性を
確保することができる。これにより、普通紙などの表面
平滑性の低い記録紙に対しても、ボイドの少ない良好な
記録が可能となる。
【0029】また、記録紙側のローラをマグネットロー
ラとすることによって、加熱・溶融されたトナーに対し
て磁力を作用させ、トナーを記録紙側に効率的に転写す
ることが可能となる。なお、ここでも、マグネットロー
ラ以外のいかなる磁力発生手段によっても同様の効果が
得られるのは明らかである。また、トナーやトナー中間
転写媒体( ベルト) 表面の材質を選択し、トナーとベル
ト1 との間に十分な離型性が得られる場合には、磁力に
よる吸引力を特に用いる必要はなく、転写用マグネット
ローラ5 はゴムローラ等で置き換えることが可能であ
る。また、十分な転写率が得られ難い場合には、転写部
とトナー層形成手段の間にクリーニング手段を配するこ
とも有効である。
ラとすることによって、加熱・溶融されたトナーに対し
て磁力を作用させ、トナーを記録紙側に効率的に転写す
ることが可能となる。なお、ここでも、マグネットロー
ラ以外のいかなる磁力発生手段によっても同様の効果が
得られるのは明らかである。また、トナーやトナー中間
転写媒体( ベルト) 表面の材質を選択し、トナーとベル
ト1 との間に十分な離型性が得られる場合には、磁力に
よる吸引力を特に用いる必要はなく、転写用マグネット
ローラ5 はゴムローラ等で置き換えることが可能であ
る。また、十分な転写率が得られ難い場合には、転写部
とトナー層形成手段の間にクリーニング手段を配するこ
とも有効である。
【0030】転写を終えたベルト1 は、再びトナー層形
成部に搬送され、次の記録が行われる。このように、無
端状ベルトを中間転写媒体として用いることにより、中
間転写媒体を繰り返し使用することが可能となり、画像
記録におけるランニングコストを低く抑えることができ
る。
成部に搬送され、次の記録が行われる。このように、無
端状ベルトを中間転写媒体として用いることにより、中
間転写媒体を繰り返し使用することが可能となり、画像
記録におけるランニングコストを低く抑えることができ
る。
【0031】また、図2に示すように、中間転写媒体と
して有端状のベルト15を用いることによって、転写部に
おいて十分な転写率が得られにくい場合にも記録を行う
ことが可能となる。この場合、ベルト15の未使用部分13
は、必要に応じて記録部に搬送され、トナー層形成、サ
ーマルヘッドによる加熱、不要トナーの除去、および記
録紙へのトナー像転写が行われ、使用済みベルトとして
ローラ14に巻き取られる。このように、中間転写媒体に
使い捨ての有端状ベルトを用いることは、記録紙への転
写部において100%の転写率が得られない場合に有効であ
る他、装置の信頼性、メンテナンス性の向上にも有効で
ある。
して有端状のベルト15を用いることによって、転写部に
おいて十分な転写率が得られにくい場合にも記録を行う
ことが可能となる。この場合、ベルト15の未使用部分13
は、必要に応じて記録部に搬送され、トナー層形成、サ
ーマルヘッドによる加熱、不要トナーの除去、および記
録紙へのトナー像転写が行われ、使用済みベルトとして
ローラ14に巻き取られる。このように、中間転写媒体に
使い捨ての有端状ベルトを用いることは、記録紙への転
写部において100%の転写率が得られない場合に有効であ
る他、装置の信頼性、メンテナンス性の向上にも有効で
ある。
【0032】また、本実施例のようにベルト上にトナー
層をあらかじめ形成する方式において、ベルトへのトナ
ー付着はファンデルワールス力などによって行なわれる
が、十分な付着力が得られない場合には、ベルトに接地
もしくは電圧印加した導電層を設け、帯電させたトナー
を静電力でベルトに付着させるなどの手法を用いてもよ
い。この場合、不要トナー除去部における除去力( 本実
施例では磁力) が、静電力によるベルトへの付着力より
も大きくなるように設定する必要がある。また、静電力
の他、磁力や中間記録媒体( 本実施例ではベルト) の表
面材質および形状により、適切な付着力を与えることも
可能である。
層をあらかじめ形成する方式において、ベルトへのトナ
ー付着はファンデルワールス力などによって行なわれる
が、十分な付着力が得られない場合には、ベルトに接地
もしくは電圧印加した導電層を設け、帯電させたトナー
を静電力でベルトに付着させるなどの手法を用いてもよ
い。この場合、不要トナー除去部における除去力( 本実
施例では磁力) が、静電力によるベルトへの付着力より
も大きくなるように設定する必要がある。また、静電力
の他、磁力や中間記録媒体( 本実施例ではベルト) の表
面材質および形状により、適切な付着力を与えることも
可能である。
【0033】このように、本発明の画像記録装置では、
普通紙を含む様々な記録媒体に対して高画品質な画像記
録が可能となる。また、従来の電子写真方式に比べ、記
録プロセスが簡素で複雑な機構を要しないこと、静電力
を一切使用しないため高圧電源が不要であることなど、
装置の小型化・低コスト化に対しても絶大なる効果を有
する。
普通紙を含む様々な記録媒体に対して高画品質な画像記
録が可能となる。また、従来の電子写真方式に比べ、記
録プロセスが簡素で複雑な機構を要しないこと、静電力
を一切使用しないため高圧電源が不要であることなど、
装置の小型化・低コスト化に対しても絶大なる効果を有
する。
【0034】実施例の(2) 図3は本発明の画像記録装置において、加熱手段にシリ
アル型のサーマルヘッドを用いた一実施例について、サ
ーマルヘッド部の構成を示した図である。
アル型のサーマルヘッドを用いた一実施例について、サ
ーマルヘッド部の構成を示した図である。
【0035】本実施例で用いているサーマルヘッド20
は、一般にシリアル型熱転写プリンタで使用されるサー
マルヘッドと同様の構造をもつものである。すなわち、
単一あるいはベルトの搬送方向に沿って配列された複数
個の発熱素子を有したものであり、ベルト1 の裏面に接
した状態で、サーマルヘッド20がベルト1 の幅方向に移
動しながら記録幅全体にわたって加熱を行う。ベルト1
はサーマルヘッドの動きに同期しながら間欠に搬送され
る。加熱部分では、ベルト1 はガイド19によって支持さ
れ、サーマルヘッド20との密着が保たれる。サーマルヘ
ッド20の移動は、モータ18およびスクリューネジ17によ
って、サーマルヘッド支持台16を移動させることにより
行われる。ここで、サーマルヘッドの移動方法は特に規
定されるものではなく、ここで示した方式の他、ベルト
を用いる方法など、様々な移動方式が適用可能である。
は、一般にシリアル型熱転写プリンタで使用されるサー
マルヘッドと同様の構造をもつものである。すなわち、
単一あるいはベルトの搬送方向に沿って配列された複数
個の発熱素子を有したものであり、ベルト1 の裏面に接
した状態で、サーマルヘッド20がベルト1 の幅方向に移
動しながら記録幅全体にわたって加熱を行う。ベルト1
はサーマルヘッドの動きに同期しながら間欠に搬送され
る。加熱部分では、ベルト1 はガイド19によって支持さ
れ、サーマルヘッド20との密着が保たれる。サーマルヘ
ッド20の移動は、モータ18およびスクリューネジ17によ
って、サーマルヘッド支持台16を移動させることにより
行われる。ここで、サーマルヘッドの移動方法は特に規
定されるものではなく、ここで示した方式の他、ベルト
を用いる方法など、様々な移動方式が適用可能である。
【0036】このように、加熱手段としてシリアル型サ
ーマルヘッドを用いることは、装置の低コスト化を図る
上で有利である。
ーマルヘッドを用いることは、装置の低コスト化を図る
上で有利である。
【0037】なお、本実施例のように加熱手段にシリア
ル型サーマルヘッドを用いた場合、加熱部におけるベル
ト搬送が間欠となるため、実施例の(1) に示したような
装置構成を用いると、転写部における記録紙およびベル
トの搬送も間欠となる。記録紙への転写が間欠に行われ
ると、画像むらや記録紙の反りが発生しやすくなってし
まう。この問題を回避するためには、ベルト上へのトナ
ー画像形成を全て終了した後、一括して記録紙に転写す
る方法が有効である。
ル型サーマルヘッドを用いた場合、加熱部におけるベル
ト搬送が間欠となるため、実施例の(1) に示したような
装置構成を用いると、転写部における記録紙およびベル
トの搬送も間欠となる。記録紙への転写が間欠に行われ
ると、画像むらや記録紙の反りが発生しやすくなってし
まう。この問題を回避するためには、ベルト上へのトナ
ー画像形成を全て終了した後、一括して記録紙に転写す
る方法が有効である。
【0038】実施例の(3) 図4は本発明をシリアル型記録ヘッドに適用した場合の
一実施例である。
一実施例である。
【0039】本実施例のシリアル型記録ヘッドは、中間
転写媒体である無端ベルト21、トナー形成手段であるゴ
ムブレード27、加熱手段であるサーマルヘッド22、トナ
ー除去手段であるマグネットローラ23、転写手段である
ヒータ24、およびトナータンク26の全てが支持板29上に
搭載されることにより構成されている。
転写媒体である無端ベルト21、トナー形成手段であるゴ
ムブレード27、加熱手段であるサーマルヘッド22、トナ
ー除去手段であるマグネットローラ23、転写手段である
ヒータ24、およびトナータンク26の全てが支持板29上に
搭載されることにより構成されている。
【0040】この記録ヘッドのヒータ24部が、ベルト21
を挟んで記録紙に密着され、記録紙の幅方向に移動し、
また、記録紙がそれと同期して搬送されることにより、
記録紙全面に画像形成が行われる。
を挟んで記録紙に密着され、記録紙の幅方向に移動し、
また、記録紙がそれと同期して搬送されることにより、
記録紙全面に画像形成が行われる。
【0041】なお、本実施例では、中間転写媒体に無端
ベルトを用いたが、有端状のベルトを用いることも可能
である。
ベルトを用いたが、有端状のベルトを用いることも可能
である。
【0042】このように、本発明をシリアル型記録ヘッ
ドに応用することは、装置の小型化に非常に有利であ
る。また、こうしたシリアル型記録ヘッドの全て若しく
は一部を使い捨てとすることによって、装置のメンテナ
ンス性を向上することが可能となる。
ドに応用することは、装置の小型化に非常に有利であ
る。また、こうしたシリアル型記録ヘッドの全て若しく
は一部を使い捨てとすることによって、装置のメンテナ
ンス性を向上することが可能となる。
【0043】実施例の(4) 図5は、トナー供給手段およびトナー除去手段として単
一のマグネットローラを使用する方式を用いた一実施例
を示している。
一のマグネットローラを使用する方式を用いた一実施例
を示している。
【0044】一成分磁性トナー8 は、先ず、ゴムブレー
ド7 によってマグネットローラ32の表面上にほぼ均一な
厚さのトナー層33として形成される。このトナー層33に
接触するように中間転写媒体である無端状ベルト1 を配
し、ベルトの裏面からサーマルヘッド2 による加熱が行
われる。加熱された部分のトナーは溶融状態となり、ベ
ルト1 表面に溶着する。このとき、非加熱部分のトナー
はマグネットローラ32の磁力によって拘束されているた
め、ベルト1 の表面には付着しない。従って、ベルト1
上には目的の画像に対応したトナー画像12が形成され
る。ベルト1 上に形成されたトナー画像12は、転写用ヒ
ートローラ4 および転写用マグネットローラ5 によって
構成される転写部により、記録紙9 に転写される。
ド7 によってマグネットローラ32の表面上にほぼ均一な
厚さのトナー層33として形成される。このトナー層33に
接触するように中間転写媒体である無端状ベルト1 を配
し、ベルトの裏面からサーマルヘッド2 による加熱が行
われる。加熱された部分のトナーは溶融状態となり、ベ
ルト1 表面に溶着する。このとき、非加熱部分のトナー
はマグネットローラ32の磁力によって拘束されているた
め、ベルト1 の表面には付着しない。従って、ベルト1
上には目的の画像に対応したトナー画像12が形成され
る。ベルト1 上に形成されたトナー画像12は、転写用ヒ
ートローラ4 および転写用マグネットローラ5 によって
構成される転写部により、記録紙9 に転写される。
【0045】このように、トナー供給および不要トナー
除去を単一のマグネットローラによって行うことによ
り、装置構成が簡素化でき、装置コストおよびサイズの
低減に有利となる。
除去を単一のマグネットローラによって行うことによ
り、装置構成が簡素化でき、装置コストおよびサイズの
低減に有利となる。
【0046】なお、トナー供給および不要トナー除去を
行う磁力発生手段は、本実施例で示したようなローラ形
状をしたものだけでなく、平板状など、他の形状の部材
を使用しても同様の効果が得られることは明白である。
行う磁力発生手段は、本実施例で示したようなローラ形
状をしたものだけでなく、平板状など、他の形状の部材
を使用しても同様の効果が得られることは明白である。
【0047】また、ここでも、転写部において十分な転
写率が得られる場合には、転写用マグネットローラ5 は
ゴムローラ等で置き換えることが可能である。
写率が得られる場合には、転写用マグネットローラ5 は
ゴムローラ等で置き換えることが可能である。
【0048】実施例の(5) 図6は、トナー供給手段およびトナー除去手段に導電ロ
ーラを使用する方式を用いた実施例を示している。
ーラを使用する方式を用いた実施例を示している。
【0049】一成分絶縁性トナー36は、ゴムブレード7
によって接地された導電ローラ34の表面にほぼ均一な厚
さのトナー層33として形成される。このとき、トナー36
はゴムブレード7 との摩擦およびトナー同志の摩擦によ
り帯電し、静電力によって導電ローラ34表面に付着す
る。形成されたトナー層33に中間転写媒体である無端状
ベルト1 を接触させ、ベルト1 の裏面から画像信号に応
じた加熱をサーマルヘッド2 によって行う。加熱された
部分のトナーは溶融状態となり、ベルト1 表面に溶着す
る。非加熱部分のトナーは静電力によって導電ローラ34
上に拘束されているため、ベルト1 表面に付着しない。
従って、ベルト1 上には目的の画像に対応したトナー画
像12が形成される。形成されたトナー画像12は、転写用
ヒートローラ4 および転写用導電ローラ35によって構成
される転写部において、記録紙9 に転写される。
によって接地された導電ローラ34の表面にほぼ均一な厚
さのトナー層33として形成される。このとき、トナー36
はゴムブレード7 との摩擦およびトナー同志の摩擦によ
り帯電し、静電力によって導電ローラ34表面に付着す
る。形成されたトナー層33に中間転写媒体である無端状
ベルト1 を接触させ、ベルト1 の裏面から画像信号に応
じた加熱をサーマルヘッド2 によって行う。加熱された
部分のトナーは溶融状態となり、ベルト1 表面に溶着す
る。非加熱部分のトナーは静電力によって導電ローラ34
上に拘束されているため、ベルト1 表面に付着しない。
従って、ベルト1 上には目的の画像に対応したトナー画
像12が形成される。形成されたトナー画像12は、転写用
ヒートローラ4 および転写用導電ローラ35によって構成
される転写部において、記録紙9 に転写される。
【0050】なお、本実施例において、導電ローラ34お
よび転写用導電ローラ35は接地としたが、トナーに対す
る吸引力を増加させるために、トナーの帯電極性と逆極
性の電圧を印加してもよい。また、ヒートローラ側にト
ナーの帯電極性と同極性の電圧を印加した静電力発生手
段を設けることによっても、転写率増加の効果が得られ
る。さらにここでも、転写部において十分な転写率が得
られる場合には、転写用導電ローラ35は必ずしも必要で
なく、ゴムローラ等で置き換えることが可能である。
よび転写用導電ローラ35は接地としたが、トナーに対す
る吸引力を増加させるために、トナーの帯電極性と逆極
性の電圧を印加してもよい。また、ヒートローラ側にト
ナーの帯電極性と同極性の電圧を印加した静電力発生手
段を設けることによっても、転写率増加の効果が得られ
る。さらにここでも、転写部において十分な転写率が得
られる場合には、転写用導電ローラ35は必ずしも必要で
なく、ゴムローラ等で置き換えることが可能である。
【0051】また、本実施例では、摩擦帯電によりトナ
ーの帯電を行っているが、コロナ放電によりローラ上の
トナーを帯電する方法など、他の帯電方式を利用するこ
とによっても同様の効果が得られることは明白である。
ーの帯電を行っているが、コロナ放電によりローラ上の
トナーを帯電する方法など、他の帯電方式を利用するこ
とによっても同様の効果が得られることは明白である。
【0052】また、実施例の(1)(トナー除去に磁力を使
用) で示した装置構成と同様、静電力によるトナー除去
を行う方式においても、トナー供給とトナー除去を分離
した装置構成を用いることも可能である。この場合、図
1におけるマグネットローラ3 を導電ローラに置き換え
た構成となる。
用) で示した装置構成と同様、静電力によるトナー除去
を行う方式においても、トナー供給とトナー除去を分離
した装置構成を用いることも可能である。この場合、図
1におけるマグネットローラ3 を導電ローラに置き換え
た構成となる。
【0053】このように、トナー除去を静電力によって
行う方法は、磁力による吸引力が利用し難いカラートナ
ーを使用する際などに有効である。
行う方法は、磁力による吸引力が利用し難いカラートナ
ーを使用する際などに有効である。
【0054】実施例の(6) 図7は、トナー除去手段に中間転写媒体に加圧接触させ
たブラシローラを用い、機械的力によりトナー除去を行
う方式に関する一実施例を示している。
たブラシローラを用い、機械的力によりトナー除去を行
う方式に関する一実施例を示している。
【0055】トナー除去部を除く基本構成および各構成
要素の作用は実施例の(1) と同様である。但し、本実施
例ではトナーに磁力や静電力を作用させる必要がないた
め、トナー37は特別な磁気的特性および電気的特性を有
している必要はない。中間転写媒体である無端状ベルト
1 上に形成されたトナー層は、サーマルヘッド2 によっ
て加熱された後、回転するブラシローラ38に接触され
る。付着力の弱い非加熱部分のトナーはブラシローラ38
により払い落とされ、トナータンク6 内に回収される。
ベルト1 上に形成されたトナー画像12は、ヒートローラ
4 およびゴムローラ39により構成される転写部におい
て、記録紙9 に転写される。
要素の作用は実施例の(1) と同様である。但し、本実施
例ではトナーに磁力や静電力を作用させる必要がないた
め、トナー37は特別な磁気的特性および電気的特性を有
している必要はない。中間転写媒体である無端状ベルト
1 上に形成されたトナー層は、サーマルヘッド2 によっ
て加熱された後、回転するブラシローラ38に接触され
る。付着力の弱い非加熱部分のトナーはブラシローラ38
により払い落とされ、トナータンク6 内に回収される。
ベルト1 上に形成されたトナー画像12は、ヒートローラ
4 およびゴムローラ39により構成される転写部におい
て、記録紙9 に転写される。
【0056】このように、機械的力を用いてトナー除去
を行うことにより、トナーに特別な磁気的特性および電
気的特性を付与することが不要となり、トナー材料の選
択範囲を拡大できる。
を行うことにより、トナーに特別な磁気的特性および電
気的特性を付与することが不要となり、トナー材料の選
択範囲を拡大できる。
【0057】なお、本実施例ではトナー除去に用いる部
材としてブラシローラを用いたが、スポンジローラな
ど、他の形状の部材を用いても同様の効果得られること
は明白である。
材としてブラシローラを用いたが、スポンジローラな
ど、他の形状の部材を用いても同様の効果得られること
は明白である。
【0058】また、こうした機械的力を用いたトナー除
去は、本実施例のように単独で用いる他、実施例の(1)
〜(5) で示したような、磁力、静電力を用いたトナー除
去と組み合わせて用いることも有効である。
去は、本実施例のように単独で用いる他、実施例の(1)
〜(5) で示したような、磁力、静電力を用いたトナー除
去と組み合わせて用いることも有効である。
【0059】実施例の(7) 図8は、本発明をカラー画像記録装置に適用した場合の
一実施例を示す図である。本実施例では、実施例の(4)
に示した装置構成を基礎としている。
一実施例を示す図である。本実施例では、実施例の(4)
に示した装置構成を基礎としている。
【0060】本発明によりカラー画像を形成する場合に
は、トナー供給手段、トナー除去手段、およびトナータ
ンクからなるトナー供給ユニットを複数色(例えばイエ
ロー、マゼンタ、シアン)に対応して複数組装置内に配
設し、これを順次取り替えながら各色の記録を行い、記
録紙上で各色の重ね合わせを行うことにより、記録紙上
にカラー画像を得ることができる。本図では、単一のサ
ーマルヘッド2 を用いて、トナー供給ユニット46、46'
、46''を移動させることにより、各色の記録を順次行
う方式を示している。なお、各トナー供給ユニットを固
定し、サーマルヘッド2 およびベルト1 を移動すること
により色の選択を実行することも可能である。
は、トナー供給手段、トナー除去手段、およびトナータ
ンクからなるトナー供給ユニットを複数色(例えばイエ
ロー、マゼンタ、シアン)に対応して複数組装置内に配
設し、これを順次取り替えながら各色の記録を行い、記
録紙上で各色の重ね合わせを行うことにより、記録紙上
にカラー画像を得ることができる。本図では、単一のサ
ーマルヘッド2 を用いて、トナー供給ユニット46、46'
、46''を移動させることにより、各色の記録を順次行
う方式を示している。なお、各トナー供給ユニットを固
定し、サーマルヘッド2 およびベルト1 を移動すること
により色の選択を実行することも可能である。
【0061】上記のように、記録紙9 上で色の重ね合わ
せを行う方式の他に、中間転写媒体であるベルト1 の上
で各色を重ね合わせ、一括して記録紙9 に転写する方法
も可能である。このとき、後で使用されるトナーほど低
い融点をもつように設定し、かつサーマルヘッドの発熱
量を制御することにより、各色トナーの混ざり合いによ
り発生する色の濁りや、不要部分へのトナー付着を防ぐ
ことが可能となる。例えば図8において、トナー6 、ト
ナー6'、トナー6'' の順で記録を行う場合、トナー6 が
最も高い融点を、トナー6'' が最も低い融点となるよう
にトナー融点を設定する。最初にトナー6 のトナー供給
ユニット46を用いてベルト1 上にトナー画像を形成した
後、トナー6'のトナー供給ユニット46' に取り替え、2
色目の記録を行う。このとき、サーマルヘッドの発熱温
度をトナー6 の融点よりも低く、かつトナー6'の融点よ
りも高く設定することにより、既に溶着したトナー6 の
トナー画像を再び溶融することなく、トナー6'の溶着を
実行することが可能となる。トナー6'' の溶着の際に
は、サーマルヘッドの発熱温度を更に低く設定すること
により、既に溶着したトナー6 およびトナー6'のトナー
画像を溶融せずに、トナー6'' の溶着を実行することが
できる。3 色のトナー画像形成が完了した後、トナー6
の融点以上に加熱したヒートローラ4 を用いて、トナー
画像を記録紙9に一括転写することにより、記録紙上に
カラー画像を形成することができる。
せを行う方式の他に、中間転写媒体であるベルト1 の上
で各色を重ね合わせ、一括して記録紙9 に転写する方法
も可能である。このとき、後で使用されるトナーほど低
い融点をもつように設定し、かつサーマルヘッドの発熱
量を制御することにより、各色トナーの混ざり合いによ
り発生する色の濁りや、不要部分へのトナー付着を防ぐ
ことが可能となる。例えば図8において、トナー6 、ト
ナー6'、トナー6'' の順で記録を行う場合、トナー6 が
最も高い融点を、トナー6'' が最も低い融点となるよう
にトナー融点を設定する。最初にトナー6 のトナー供給
ユニット46を用いてベルト1 上にトナー画像を形成した
後、トナー6'のトナー供給ユニット46' に取り替え、2
色目の記録を行う。このとき、サーマルヘッドの発熱温
度をトナー6 の融点よりも低く、かつトナー6'の融点よ
りも高く設定することにより、既に溶着したトナー6 の
トナー画像を再び溶融することなく、トナー6'の溶着を
実行することが可能となる。トナー6'' の溶着の際に
は、サーマルヘッドの発熱温度を更に低く設定すること
により、既に溶着したトナー6 およびトナー6'のトナー
画像を溶融せずに、トナー6'' の溶着を実行することが
できる。3 色のトナー画像形成が完了した後、トナー6
の融点以上に加熱したヒートローラ4 を用いて、トナー
画像を記録紙9に一括転写することにより、記録紙上に
カラー画像を形成することができる。
【0062】また、図9に示すように、各色専用のサー
マルヘッド2 、2'、2'' を並べて配設することにより、
複数色の記録を並行して行うことも可能である。なお、
本図では、静電力によるトナー除去を用いた装置構成で
示してある。このように、各色の記録を並行して行うこ
とにより、一回のベルト搬送で全ての色の記録が行え、
カラー画像の高速記録に有利となる。なお、この場合に
も、記録順序によってトナーの融点を変化させることに
より、品質の高いカラー画像を形成することが可能とな
る。図9の配置では、トナー36''を最も高い融点に、ト
ナー36を最も低い融点に設定する必要がある。また、前
段で加熱溶融されたトナーが十分固化した後に、次の色
の加熱を行う必要がある。
マルヘッド2 、2'、2'' を並べて配設することにより、
複数色の記録を並行して行うことも可能である。なお、
本図では、静電力によるトナー除去を用いた装置構成で
示してある。このように、各色の記録を並行して行うこ
とにより、一回のベルト搬送で全ての色の記録が行え、
カラー画像の高速記録に有利となる。なお、この場合に
も、記録順序によってトナーの融点を変化させることに
より、品質の高いカラー画像を形成することが可能とな
る。図9の配置では、トナー36''を最も高い融点に、ト
ナー36を最も低い融点に設定する必要がある。また、前
段で加熱溶融されたトナーが十分固化した後に、次の色
の加熱を行う必要がある。
【0063】本発明をカラー画像記録に適用する場合、
図8および図9に示した装置構成の他、図1〜図7に示
したような構成を、各色毎に配設することによっても、
カラー画像の形成を行うことが可能である。
図8および図9に示した装置構成の他、図1〜図7に示
したような構成を、各色毎に配設することによっても、
カラー画像の形成を行うことが可能である。
【0064】また、記録紙上で各色の重ね合わせを行う
方式においても、上述したように、記録順序に従ってト
ナー融点が低くなるように設定し、かつ、転写温度を既
に記録紙上に転写されたトナー画像が再溶融しない温度
に制御することにより、カラー画像の品質を向上するこ
とが可能である。
方式においても、上述したように、記録順序に従ってト
ナー融点が低くなるように設定し、かつ、転写温度を既
に記録紙上に転写されたトナー画像が再溶融しない温度
に制御することにより、カラー画像の品質を向上するこ
とが可能である。
【0065】実施例の(8) 図10は、中間転写媒体をドラム状とし、加熱手段にレ
ーザ光を、トナー除去手段にマグネットローラを使用し
た一実施例を示した図である。
ーザ光を、トナー除去手段にマグネットローラを使用し
た一実施例を示した図である。
【0066】一成分磁性トナー8 は、ゴムブレード7 に
よってドラム状中間転写媒体40の表面にトナー層45とし
て形成される。中間転写媒体40の内側からレーザ発振器
41により照射されたレーザ光44は、レンズ43により加熱
部分に集光され、光吸収による加熱が行われる。このと
き、中間転写媒体40はレーザ光波長に対して透過性を有
し、レーザ光がトナー層45を直接的に加熱してもよい
し、また、中間転写媒体40がレーザ光に対して吸収性を
有し、トナー層45を間接的に加熱してもよい。加熱され
たトナーは溶融し、中間転写媒体40上に溶着する。非加
熱部分の不要トナーはマグネットローラ3 により回収さ
れ、中間転写媒体40上にトナー画像12が形成される。こ
のトナー画像を記録紙9 に圧接し、記録紙裏面からヒー
トローラ4 を用いて加熱することにより、トナー画像が
記録紙9 に転写され、記録紙9 上に画像が形成される。
よってドラム状中間転写媒体40の表面にトナー層45とし
て形成される。中間転写媒体40の内側からレーザ発振器
41により照射されたレーザ光44は、レンズ43により加熱
部分に集光され、光吸収による加熱が行われる。このと
き、中間転写媒体40はレーザ光波長に対して透過性を有
し、レーザ光がトナー層45を直接的に加熱してもよい
し、また、中間転写媒体40がレーザ光に対して吸収性を
有し、トナー層45を間接的に加熱してもよい。加熱され
たトナーは溶融し、中間転写媒体40上に溶着する。非加
熱部分の不要トナーはマグネットローラ3 により回収さ
れ、中間転写媒体40上にトナー画像12が形成される。こ
のトナー画像を記録紙9 に圧接し、記録紙裏面からヒー
トローラ4 を用いて加熱することにより、トナー画像が
記録紙9 に転写され、記録紙9 上に画像が形成される。
【0067】このように、加熱手段にレーザ光を用いる
ことは、解像度の高い画像の記録を実行する場合などに
有利となる。
ことは、解像度の高い画像の記録を実行する場合などに
有利となる。
【0068】また、本実施例では、中間転写媒体の内側
( 裏面) よりレーザ照射を行ったが、中間転写媒体の外
側からトナー層表面に直接レーザ光を照射して加熱を行
ってもよい。
( 裏面) よりレーザ照射を行ったが、中間転写媒体の外
側からトナー層表面に直接レーザ光を照射して加熱を行
ってもよい。
【0069】また、本実施例では中間転写媒体をドラム
状としたが、平板状など、その他のあらゆる形状の中間
転写媒体を用いることも可能である。
状としたが、平板状など、その他のあらゆる形状の中間
転写媒体を用いることも可能である。
【0070】以上、幾つかの実施例をもって本発明を詳
細に説明したが、本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。例えば、上記の実施例においては加
熱手段としてサーマルヘッドあるいはレーザ光を用いた
例を示したが、光シャッタ等を用いたランプ加熱、フラ
ッシュ加熱など、あらゆる加熱手段を用いることによっ
ても同様の効果が得られることは明白である。
細に説明したが、本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。例えば、上記の実施例においては加
熱手段としてサーマルヘッドあるいはレーザ光を用いた
例を示したが、光シャッタ等を用いたランプ加熱、フラ
ッシュ加熱など、あらゆる加熱手段を用いることによっ
ても同様の効果が得られることは明白である。
【0071】また、上記の実施例の中で述べた事項は、
それぞれの実施例中のみに限定されるものではなく、他
の実施例についても有効であり、また、複数の実施例を
組み合わせることも可能である。例えば、実施例の(8)
で述べたレーザ加熱は、実施例の(1) 〜(7) で示したよ
うな中間転写媒体にベルトを用いた場合についても同様
に有効である。
それぞれの実施例中のみに限定されるものではなく、他
の実施例についても有効であり、また、複数の実施例を
組み合わせることも可能である。例えば、実施例の(8)
で述べたレーザ加熱は、実施例の(1) 〜(7) で示したよ
うな中間転写媒体にベルトを用いた場合についても同様
に有効である。
【0072】また、上記の実施例において、記録媒体は
全て紙としたが、その他様々な記録媒体に対して本発明
が有効であることは明白である。
全て紙としたが、その他様々な記録媒体に対して本発明
が有効であることは明白である。
【0073】さらに、上記の実施例において、転写手段
は全てヒートローラを用いた加熱転写を用いたが、圧力
転写など他の転写方法を用いることも可能である。
は全てヒートローラを用いた加熱転写を用いたが、圧力
転写など他の転写方法を用いることも可能である。
【0074】
【発明の効果】本発明における第1の発明の効果は、従
来の電子写真方式よりも簡素な記録プロセスにより、普
通紙のような表面平滑性の低い記録媒体に対しても高品
質の記録を行うことができることである。
来の電子写真方式よりも簡素な記録プロセスにより、普
通紙のような表面平滑性の低い記録媒体に対しても高品
質の記録を行うことができることである。
【0075】本発明における第2の発明の効果は、第1
の発明に比べ、装置構成をさらに簡素化することが可能
となることであり、装置の小型化・低コスト化に対して
さらに大きな効果を奏する。
の発明に比べ、装置構成をさらに簡素化することが可能
となることであり、装置の小型化・低コスト化に対して
さらに大きな効果を奏する。
【0076】本発明における第3の発明の効果は、トナ
ー除去に磁力を用いることにより、簡素な構成で有効な
トナー除去を実現することが可能となり、また、静電力
を一切使用しないため高圧電源が不要となるため、装置
の小型・低コスト化に一層有利となることである。
ー除去に磁力を用いることにより、簡素な構成で有効な
トナー除去を実現することが可能となり、また、静電力
を一切使用しないため高圧電源が不要となるため、装置
の小型・低コスト化に一層有利となることである。
【0077】本発明における第4の発明の効果は、トナ
ー除去に磁力を利用しにくいような場合( 例えばカラー
トナー) において、有効なトナー除去が可能となること
である。
ー除去に磁力を利用しにくいような場合( 例えばカラー
トナー) において、有効なトナー除去が可能となること
である。
【0078】本発明における第5の発明の効果は、トナ
ーに特別な磁気的・電気的制約を設けることを不要と
し、トナー材料の選択幅を拡大することである。また、
磁力、静電力によるトナー除去と組み合わせることによ
り、更に強力なトナー除去を実行することが可能とな
り、高画品質の画像記録に効果を得ることができる。
ーに特別な磁気的・電気的制約を設けることを不要と
し、トナー材料の選択幅を拡大することである。また、
磁力、静電力によるトナー除去と組み合わせることによ
り、更に強力なトナー除去を実行することが可能とな
り、高画品質の画像記録に効果を得ることができる。
【0079】本発明における第6の発明の効果は、転写
部においてトナー画像を有効に記録紙側に吸引すること
を可能とし、効率の良い転写が実行可能となることであ
る。これにより、普通紙記録特性の向上、中間記録媒体
の複数回使用、トナー消費量の低減などに効果を得るこ
とができる。
部においてトナー画像を有効に記録紙側に吸引すること
を可能とし、効率の良い転写が実行可能となることであ
る。これにより、普通紙記録特性の向上、中間記録媒体
の複数回使用、トナー消費量の低減などに効果を得るこ
とができる。
【0080】本発明における第7の発明の効果として
は、中間転写媒体に円筒状若しくは平板を用いることに
より、中間転写媒体の搬送やカラー画像形成時の色合わ
せ等が容易になることなどが挙げられる。
は、中間転写媒体に円筒状若しくは平板を用いることに
より、中間転写媒体の搬送やカラー画像形成時の色合わ
せ等が容易になることなどが挙げられる。
【0081】本発明における第8の発明の効果は、記録
紙上および中間転写媒体上での色の重ね合わせの際に、
各色が混ざりあったり、不要なトナーが付着することを
防ぎ、品質の高いカラー画像形成が可能となることであ
る。
紙上および中間転写媒体上での色の重ね合わせの際に、
各色が混ざりあったり、不要なトナーが付着することを
防ぎ、品質の高いカラー画像形成が可能となることであ
る。
【図1】中間転写媒体に無端ベルトを用いた本発明の一
実施例を説明するための図
実施例を説明するための図
【図2】中間転写媒体に有端ベルトを用いた実施例を説
明するための図
明するための図
【図3】シリアル型サーマルヘッドを用いた加熱部の構
成を説明するための図
成を説明するための図
【図4】本発明をシリアル型記録ヘッドに適用した場合
の一実施例を説明するための図
の一実施例を説明するための図
【図5】単一のマグネットローラによりトナー供給およ
びトナー除去を行う方式の一実施例を説明するための図
びトナー除去を行う方式の一実施例を説明するための図
【図6】単一の導電ローラによりトナー供給およびトナ
ー除去を行う方式の一実施例を説明するための図
ー除去を行う方式の一実施例を説明するための図
【図7】トナー除去をブラシローラにより行う場合の一
実施例を説明するための図
実施例を説明するための図
【図8】本発明をカラー画像記録装置に適用した場合の
一実施例を説明するための図
一実施例を説明するための図
【図9】本発明をカラー画像記録装置に適用した場合の
一実施例を説明するための図
一実施例を説明するための図
【図10】ドラム状中間転写媒体を用い加熱手段として
レーザ光を用いた場合の一実施例を説明するための図
レーザ光を用いた場合の一実施例を説明するための図
【符号の説明】 1 ベルト 2 サーマルヘッド 3,5 マグネットローラ 4 ヒートローラ 6 トナータンク 7 ゴムブレード 8 磁性トナー 9 記録紙 10 コントローラ
Claims (8)
- 【請求項1】画像を一時的に保持するベルト状の中間記
録媒体と、該中間記録媒体上に熱溶融性のトナー層を形
成するトナー供給手段と、形成された前記トナー層を選
択的に加熱する加熱手段と、非加熱部分の前記トナー層
を前記中間記録媒体から除去するトナー除去手段と、前
記中間記録媒体上に形成されたトナー画像を記録媒体に
転写する転写手段を少なくとも具備することを特徴とす
る画像記録装置。 - 【請求項2】前記トナー供給手段と前記トナー除去手段
が、表面にトナー層を保持する単一の部材からなり、該
トナー層と前記中間記録媒体が接触する部分において、
前記加熱手段による加熱が行われることを特徴とする請
求項1記載の画像記録装置。 - 【請求項3】前記トナーが、磁力によって吸引される性
質を有し、かつ前記トナー除去手段が磁力発生手段を具
備することを特徴とする請求項1および請求項2記載の
画像記録装置。 - 【請求項4】前記トナーを帯電せしめる帯電手段を具備
し、かつ前記トナー除去手段が静電力発生手段を具備す
ることを特徴とする請求項1〜3記載の画像記録装置。 - 【請求項5】前記トナー除去手段が、前記中間記録媒体
に加圧接触された部材を具備し、機械的な力によりトナ
ー除去を行うことを特徴とする請求項1〜4記載の画像
記録装置。 - 【請求項6】前記転写手段が、記録媒体の記録面裏側に
配設された磁力発生手段若しくは静電力発生手段を具備
することを特徴とする請求項1〜5記載の画像記録装
置。 - 【請求項7】前記中間転写媒体が、筒状若しくは平板状
の部材からなることを特徴とする請求項1〜6記載の画
像記録装置。 - 【請求項8】前記トナー供給手段、前記トナー除去手
段、およびトナー貯蔵槽からなるトナー供給ユニットを
複数組具備し、該トナー供給ユニットがそれぞれ融点お
よび色彩の異なるトナーを内蔵し、前記トナー供給ユニ
ットに対応した複数個の前記加熱手段、若しくは前記ト
ナー供給ユニットとの相対位置を変化できる単一の前記
加熱手段により、前記トナーの融点の高い順に前記中間
転写媒体上にトナー像を順次形成し、複数色のトナー像
を記録紙上若しくは前記中間転写媒体上で重ね合わせる
ことによりカラー画像の形成を行うことを特徴とする請
求項1〜7記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5330299A JPH07186533A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5330299A JPH07186533A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186533A true JPH07186533A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18231100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5330299A Pending JPH07186533A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07186533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6396528B1 (en) * | 1997-07-22 | 2002-05-28 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming system, intermediate transfer medium and method with temporary attachment features |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54127334A (en) * | 1978-03-27 | 1979-10-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Recording method |
JPH03258A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Konica Corp | 画像記録方法および画像記録装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5330299A patent/JPH07186533A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54127334A (en) * | 1978-03-27 | 1979-10-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Recording method |
JPH03258A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Konica Corp | 画像記録方法および画像記録装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6396528B1 (en) * | 1997-07-22 | 2002-05-28 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming system, intermediate transfer medium and method with temporary attachment features |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980210 |