JPH07186506A - スタンプユニット用加熱印字装置 - Google Patents

スタンプユニット用加熱印字装置

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JPH07186506A
JPH07186506A JP5347877A JP34787793A JPH07186506A JP H07186506 A JPH07186506 A JP H07186506A JP 5347877 A JP5347877 A JP 5347877A JP 34787793 A JP34787793 A JP 34787793A JP H07186506 A JPH07186506 A JP H07186506A
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heating
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敏秀 藤川
Koji Miki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタンプユニットとダミースタンプユニット
とを判別し、その判別結果に応じた印字用ドットパター
ンデータを作成して印字できるようなスタンプユニット
用加熱印字装置を提供すること。 【構成】 キーボードとLCDを介して印面編集が行わ
れると、そのデータに基づいて印字用ドットパターンデ
ータが作成される(S5)。次に、印字指令スイッチの
操作により(S6:Yes )、印字用装着部71に装着さ
れている媒体がダミースタンプユニットか否かが判定さ
れ(S9)、ダミースタンプユニットであると判定され
たときには(S9:Yes )、ダミースタンプユニットの
テープ状感熱紙にミラー文字でない正規の文字の文字列
等の加熱印字が実行される(S10) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンプユニット用加
熱印字装置に関し、特に、スタンプユニットの感熱性孔
版原紙からなる印面部にドットパターンの穿孔印字を施
したり、ダミースタンプユニットのプラテン部の表面の
感熱紙にドットパターンの加熱印字を施したりする為の
加熱印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、会社名、住所、その他種々の文字
列を、用紙の表面に印刷する為のスタンプであって、印
面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用されて
いる。この種のスタンプは、通常注文に応じて個別に作
成される関係上、高価で、かつ注文から入手までの期間
が長くなる。本願出願人は、前記従来のラバー製のスタ
ンプに代わるスタンプを作成する為に、実開平5−74
833号において、感熱性孔版原紙と、インク含浸体と
を主体とする孔版印刷用原板であって、合成樹脂製フィ
ルムに、インク含浸体と、その含浸体の周囲を囲繞する
枠体とを接着し、含浸体と枠体の表面に感熱性孔版原紙
を接着した孔版印刷用原板を提案した。
【0003】この孔版印刷用原板を、把持部を有するス
タンプ部材の基部の下面に、クッション材を介して接着
し、その感熱性孔版原紙に、サーマルヘッド等により、
所望の文字列等のパターンを穿孔すれば、スタンプ部材
と孔版印刷用原板とからなるスタンプユニットが得られ
る。
【0004】本願出願人は、特開平4−226778号
において、スタンプユニットと、このスタンプユニット
の感熱性孔版原紙からなる印面部に穿孔印字する加熱印
字装置とからなるスタンプ装置を提案した。前記スタン
プユニットは、把持部と、本体ケースと、本体ケース内
に設けられ、テープ状の感熱性孔版原紙を供給して巻き
取る供給リール及び巻取りリールと、穿孔された感熱性
孔版原紙に接触させたインクパッドとからなる。前記加
熱印字装置は、スタンプユニットを着脱自在に装着する
為の印字用装着部と、スタンプユニットの感熱性孔版原
紙を送る送り機構と、スタンプユニットの感熱性孔版原
紙に穿孔印字するサーマルヘッドと、キーボードと、入
力された文字列を感熱性孔版原紙に穿孔するように、送
り機構とサーマルヘッドを制御する制御装置とで構成さ
れている。
【0005】このスタンプ装置によれば、加熱印字装置
によりスタンプユニットの印面部に所望の文字列のパタ
ーンを穿孔印字すれば、スタンプユニットの内部のイン
クパッドから印面部にインクが自動的に供給されるた
め、印面部に外部のインクを塗布することなく多数回に
亙って印刷できる。更に、本願出願人は、前記後者のス
タンプ装置におけるスタンプユニットに改良を加え、ス
タンプユニットの印面部を、インク含浸体と、その表面
を固定的に覆う感熱性孔版原紙とで構成した改良型スタ
ンプユニットを実用化しつつある。この改良型スタンプ
ユニットは、把持部と、その下端に固定されたスタンプ
部と、このスタンプ部の下面の印面部(これは、インク
含浸体と感熱性孔版原紙とからなる)とを備えている。
【0006】前記改良型スタンプユニットの印面部に文
字列を穿孔印字する際、加熱印字装置に入力する文字列
のデータが不備である場合には、所期の文字列を印刷で
きない状態に穿孔してしまうため、そのスタンプユニッ
トが使用できなくなり、スタンプユニットが無駄になっ
てしまう。そこで、本願出願人は、ダミースタンプユニ
ットであって、前記スタンプユニットとほぼ同形状で、
前記印面部に相当するプラテン部の表面に感熱紙をセッ
トできるダミースタンプユニットを実用化し、改良型ス
タンプユニットの印面部に文字列を穿孔印字するのに先
行して、このダミースタンプユニットを加熱印字装置に
装着し、ダミースタンプユニットの感熱紙に試験的に加
熱印字するスタンプ装置を実用化しつつある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記スタンプ
ユニットの印面部には、ミラー文字の文字列で穿孔印字
するが、ダミースタンプユニットの感熱紙にも、穿孔印
字の印字データと同じ印字データで加熱印字すると、ミ
ラー文字の文字列が印字されるので、読みにくいため文
字列、文字サイズ、文字列の配列状態等の印字状態を確
実かつ適切に評価できないという問題がある。
【0008】そこで、ダミースタンプユニットの感熱紙
には、ミラー文字でない正規の文字の文字列で加熱印字
することが望ましいが、この場合、加熱印字装置に装着
したものが、スタンプユニットかダミースタンプユニッ
トかを判別し、その判別結果に応じた印字用ドットパタ
ーンデータを作成して印字する必要がある。本発明の目
的は、スタンプユニットとダミースタンプユニットとを
判別し、その判別結果に応じた印字用ドットパターンデ
ータを作成して印字できるようなスタンプユニット用加
熱印字装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のスタンプユニ
ット用加熱印字装置は、スタンプユニットの感熱性孔版
原紙からなる印面部にドットパターンの穿孔印字を施し
たり、ダミースタンプユニットのプラテン部の表面の感
熱紙にドットパターンの加熱印字を施したりする為の加
熱印字装置であって、前記スタンプユニットとダミース
タンプユニットとを択一的に且つ着脱自在に装着する為
の印字用装着部と、文字や記号及び種々の指令を入力す
る為の入力手段と、前記入力手段から入力された入力デ
ータを記憶するデータ記憶手段と、前記印字用装着部に
装着されたスタンプユニット又はダミースタンプユニッ
トにドットパターンで印字するサーマルヘッドを含む加
熱印字手段と、前記印字用装着部に装着されたものがス
タンプユニットかダミースタンプユニットかを判別する
判別手段と、前記データ記憶手段から受ける入力データ
と、判別手段から受ける判別データに基いて、加熱印字
手段を駆動制御する制御手段とを備えたものである。
【0010】ここで、前記制御手段を、スタンプユニッ
トの印面部にはミラー文字で印字し、また、ダミースタ
ンプユニットの感熱紙にはミラー文字でない正規の文字
で印字する印字用ドットパターンデータを作成して加熱
印字手段を駆動制御するように構成してもよい(請求項
1に従属の請求項2)。
【0011】
【作用】請求項1のスタンプユニット用加熱印字装置に
おいては、スタンプユニットの印面部に穿孔印字する文
字や記号からなる文字列のデータを入力手段により入力
すると、その入力データが入力データ記憶手段に記憶さ
れる。前記印面部に穿孔印字する前に、前記文字列を感
熱紙に試験的に加熱印字する際には、ダミースタンプユ
ニットを印字用装着部に装着する。すると、判別手段に
より、ダミースタンプユニットが装着されたことが判別
され、制御手段は、入力データ記憶手段からの入力デー
タと、判別手段からの判別データとに基いて、加熱印字
手段を駆動制御する。例えば、この場合ミラー文字でな
い正規の文字の文字列等が加熱印字される。この加熱印
字の印字状態が満足すべきものであるときには、スタン
プユニットを印字用装着部に装着する。すると、判別手
段により、スタンプユニットが装着されたことが判別さ
れ、制御手段は、入力データ記憶手段からの入力データ
と、判別手段からの判別データとに基いて、加熱印字手
段を駆動制御する。例えば、この場合ミラー文字の文字
列等が穿孔印字される。
【0012】請求項2のスタンプユニット用加熱印字装
置においては、ダミースタンプユニットが装着されたと
きには、制御手段は、ミラー文字でない正規の文字で印
字する印字用ドットパターンデータを作成して加熱印字
手段を駆動制御するので、ミラー文字でない正規の文字
で加熱印字される。また、スタンプユニットが装着され
たときには、制御手段は、ミラー文字で印字する印字用
ドットパターンデータを作成して加熱印字手段を駆動制
御するので、ミラー文字で加熱印字される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例は、スタンプユニット1と、ダ
ミースタンプユニット130と、これらに印字する為の
スタンプユニット用加熱印字装置50とからなるスタン
プ装置に、本発明を適用した場合の一例である。前記ス
タンプユニット1は、インク含浸体と感熱性孔版原紙か
らなる印面部を有し、その印面部に所望の文字列をドッ
トパターンで加熱穿孔後、通常のラバー製のスタンプと
同様に使用するものである。前記ダミースタンプユニッ
ト130は、そのプラテン部の表面に配置される感熱紙
を有し、このダミースタンプユニット130は、スタン
プユニット1の印面部に加熱穿孔する前に、感熱紙に試
験的に加熱印字する為のものである。
【0014】以下、スタンプユニット1、加熱印字装置
50、ダミースタンプユニット130の順に説明する。
先ず、前記スタンプ装置のスタンプユニット1につい
て、図1〜図4を参照しつつ説明する。スタンプユニッ
ト1は、手で握る為の把持部2と、この把持部2に固定
的に連結されるスタンプ部3と、スタンプ部3の外周側
を覆うスカート部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装
着される保護キャップ7とから構成されている。
【0015】前記把持部2の頂部には、ラベル10を貼
付する為の凹部11が形成され、把持部2の前壁12と
後壁13の下部には、ガイド溝15が形成され、前壁1
2には係合凹部16が形成され、左側壁14には係合穴
18が形成されている。前記スタンプ部3は、スタンプ
部本体4と、このスタンプ部本体4が下方より挿入して
固定される外周保持部材5とで構成されている。この外
周保持部材5は、把持部2の前壁12と後壁13とから
延びた2対の係合爪17を介して、把持部2に固定され
ている。前記スタンプ部本体4は、下面側に浅い凹部2
5を備えた合成樹脂製の基部材26と、この基部材26
の凹部25に装着された含浸体27であって油性インク
を含浸させた含浸体27と、含浸体27の下面と基部材
26の外周側を覆い接着剤で基部材26の外周面に接着
された感熱性孔版原紙28とで構成されている。
【0016】前記基部材26は、耐油性に優れる合成樹
脂材料又は金属材料で構成され、その凹部25に含浸体
27を装着することで、含浸体27の位置ズレ及び含浸
体27からのインクの流出を防止できる。前記含浸体2
7は、合成樹脂材料の弾力性のある発泡体又は不織布か
らなり、この含浸体27には、油性インクが飽和状態に
含浸されている。前記感熱性孔版原紙28は、熱可塑性
フィルムと、多孔性支持体と、これらを接着する接着剤
層とで構成されている。前記含浸体27の表面に密着し
た感熱性孔版原紙28の部分が印面部30を構成し、印
面部30は、スタンプ部3の下面のほぼ全域にわたって
いる。
【0017】前記スカート部材6は、把持部2と外周保
持部材5に対して昇降自在に付設され、スカート部材6
の中央部の突出部29と把持部2の上壁間に圧縮スプリ
ング20が装着され、このスプリング20により、スカ
ート部材6は下方へ弾性付勢され、突出部29には、ス
カート部材6を上限位置にしたときに、係合穴18と水
平直列状に対向する係合穴19が形成されている。前記
保護キャップ7は、スタンプ部本体4の下端側を着脱自
在に覆って保護する為のもので、この保護キャップ7
は、スカート部材6の外周壁部に内嵌させて支持され
る。
【0018】前記印面部30に、例えば、図4に示すよ
うに、「ブラザー工業(株)」のミラー文字の文字列
と、その外側を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの
多数の穿孔(ドットパターン穿孔)とが、加熱印字装置
50のサーマルヘッド90により形成され、図4のパタ
ーンの鏡像である「ブラザー工業(株)」の文字列と6
重の矩形枠を印刷可能なスタンプが構成されるため、通
常のラバー製の印面部を有するスタンプと同様に、例え
ば、約1000回にも亙って前記パターンを印刷するこ
とができる。
【0019】前記印面部30を構成する感熱性孔版原紙
28に穿孔する場合には、スタンプユニット1を、後述
する加熱印字装置50の印字用装着部71にセットし、
その装置のガイドバー83を、ガイド穴18、19、1
9に亙って挿通させることで、スカート部材6を上限位
置に保持して穿孔を行ない、また、不使用時には、保護
キャップ7を装着し、また、印刷する際には、図3に示
すように、保護キャップ7を取外し、用紙の表面の印刷
すべき位置にスカート部材6を位置決めすることで、ス
タンプ部3の印面部30を位置決めしてから、把持部2
を下方へ押圧することで印刷する。
【0020】次に、前記スタンプ装置の加熱印字装置5
0について、図5〜図12を参照しつつ説明する。図5
〜図7に示すように、加熱印字装置50は、本体フレー
ム51と、本体フレーム51の前部に設けられたキーボ
ード52及び液晶ディスプレイ53と、本体フレーム5
1の後部に設けられた加熱印字部54と、本体フレーム
51内に設けられた制御ユニット110等で構成されて
いる。
【0021】前記キーボード52には、仮名キーとアル
ファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キー
とを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー
(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー5
9、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー6
2、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定
スイッチ65、印字指令スイッチ66、等)、メインス
イッチ67が設けられている。
【0022】前記液晶ディスプレイ53は、前記スタン
プユニット1で印刷する印刷対象のパターンに相当する
複数行の文字列を表示可能に構成されている。次に、前
記加熱印字部54について説明する。図8〜図11に示
すように、加熱印字部54には、サブフレーム70と、
スタンプユニット1を着脱自在に装着する為の印字用装
着部71と、この印字用装着部71に装着されたスタン
プユニット1の印面部30にドッド状に穿孔する加熱印
字機構72等が設けられている。
【0023】前記印字用装着部71について説明する
と、サブフレーム70の右側壁73には、スタンプ部3
の前後方向幅が最大のスタンプユニット1の下半分の側
面形状とほぼ同形の開口74が形成され、この開口74
を開閉する開閉扉75にはセクタギヤ76が固定的に設
けられ、開閉扉75とセクタギヤ76は、枢軸77によ
り右側壁73に回動自在に枢着されている。前記サブフ
レーム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材7
8,79が設けられ、これらガイド部材78,79の下
端には、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80
が相対向状に形成されている。
【0024】前側のガイド部材78には、左右1対のロ
ーラ81が長穴を介して前後方向に小距離移動可能に設
けられ、これらローラ81は、スプリング82により後
方へ付勢されている。前側のガイド部材78に固定され
たガイドバー83は、ガイド部材78,79間の中間位
置に配設され、ガイドバー83の右端部の上面には、右
方下がり傾斜状のテーパー面84が形成され、また、ガ
イドバー83の左端部には、スタンプユニット1の左限
界位置を規制する係止部85が形成されている。
【0025】前記スタンプユニット1を開口74から挿
入し、スタンプユニット1の把持部2の前後1対のガイ
ド溝15に、前後1対のガイド部80を係合させること
で、スタンプユニット1が1対のガイド部80で支持さ
れ、スタンプユニット1は、1対のローラ81を介して
スプリング82で後方へ付勢されて前後方向位置が正確
に設定され、また、スタンプユニット1が係止部85に
当接し、右側のローラ81が把持部2の係合凹部16に
係合した状態で、スタンプユニット1の左右方向位置が
正確に設定される。前記スタンプユニット1を、印字用
装着部71に装着する際に、ガイドバー83が、スタン
プユニット1のガイド穴18,19,19に亙って挿通
され、これにより、スカート部材6が図2に示す上限位
置に上昇させた状態に保持される。
【0026】前記加熱印字機構72について説明する
と、印字用装着部71の下方において、サブフレーム7
0の右端壁73と左端壁86とに亙って、キャリッジ8
7を案内する為の左右方向に延びるガイドロッド88
と、キャリッジ87を案内し且つキャリッジ87に搭載
されたサーマルヘッド90の位置を切換えるカム体91
を操作する為の左右方向に延びるヘッド切換えロッド8
9とが架着され、カム体91は、ヘッド切換えロッド8
9に回動不能かつ軸方向へスライド自在に装着されてい
る。前記キャリッジ87は、ガイドロッド88とヘッド
切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に支持さ
れ、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙る所定
の長さのラック92が形成されている。
【0027】前記キャリッジ87には、カム当接板93
と、ヘッド放熱板94とが、前後方向向きの支軸95に
より上下揺動自在に装着され、ヘッド放熱板94には、
サーマルヘッド90が固定され、ヘッド放熱板94は、
それに固定されたピン96に外装されたスプリング97
により、カム当接板93に対して上方へ弾性付勢されて
いる。前記カム体91は、楕円形状に形成されて、カム
当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロッド89
を回動させてカム体91を横向き姿勢にすると、サーマ
ルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下方へリリー
スされ、また、カム体91を立向き姿勢にすると、サー
マルヘッド90は、カム当接板93とスプリング97を
介して、上方へ揺動して印字位置に切換えられる。
【0028】前記ヘッド切換えロッド89の右端部に
は、サブフレーム70の右端壁73の外側において、セ
クタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉7
5を開くとカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉
扉75を閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えら
れるように構成してある。前記サブフレーム70の前壁
99には、キャリッジ87を駆動するステッピングモー
タ100と、ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、
ステッピングモータ100出力軸の出力ギヤ102の回
転を駆動ギヤ101に伝達する減速ギヤ機構103とが
付設されている。
【0029】それ故、ステッピングモータ100の回転
駆動力が駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ス
テッピングモータ100により、キャリッジ87を左右
方向へ移動駆動することができる。前記サーマルヘッド
90は、サーマルプリンタのサーマルヘッドと同様のも
ので、このサーマルヘッド90には、例えば、96個の
発熱素子が前後方向向きに1列に設けられている。
【0030】次に、前記加熱印字機構72と液晶ディス
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。図12に示すように、制御ユ
ニット110には、キーボード52と、サーマルヘッド
90と、キャリッジ送りモータ100と、液晶ディスプ
レイ53と、スタンプ体1の有無と前後幅とを検知する
為の2つの近接スイッチ104,105及びダミースタ
ンプユニット130を検知する為の近接スイッチ106
とが接続されている。
【0031】前記スタンプユニット1は、本実施例の場
合、図9に実線で図示の狭幅タイプと、鎖線で図示の広
幅タイプの2種類あり、2つの近接スイッチ104,1
05は、図7〜図9に示すように、後側のガイド部材7
9の下壁部に立て向きに付設され、近接スイッチ10
4,105により、広幅タイプのスタンプ体1が検知さ
れ、近接スイッチ104により、狭幅タイプのスタンプ
体1が検知される。更に、近接スイッチ104の左方に
所定距離隔てた位置には、後述のダミースタンプユニッ
ト130を検出する為の近接スイッチ106が同様に付
設されている。
【0032】図12に示すように、制御ユニット110
には、CPU111と、ROM112と、RAM113
と、印字用CG−ROM114と、ディスプレイ53へ
の表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード
52及び近接スイッチ104〜106に接続された入力
インタフェース116と、出力インタフェース117と
が設けられ、これらはバス118により相互に接続され
ている。制御ユニット110には、出力インタフェース
117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119、モー
タ駆動回路120、ディスプレイ駆動回路121が設け
られている。
【0033】前記ROM112には、この加熱印字装置
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。前記RAM113に
は、入力データを記憶する入力バッファ124、印字用
ドットパターンデータを記憶する印字データバッファ1
25、シフトレジスタ126、その他種々のカウンタや
レジスタが設けられている。前記印字用CG−ROM1
14には、印字対象となる多数の文字のドットパターン
データがコードデータと対応付けて記憶され、また、表
示用CG−ROM115には、穿孔対象となる多数の文
字の表示用ドットパターンデータがコードデータと対応
付けて記憶されている。
【0034】ここで、前記スタンプユニット1の印面部
30に所望の文字列を穿孔印字して、スタンプとして使
用可能なスタンプユニット1に製作する場合、前記加熱
印字装置50のキーボード52から、制御ユニット11
0に、所望の文字列を入力すると、制御ユニット110
において前記所望の文字列のミラー文字の印字用ドット
パターンデータが作成されて記憶される。その後、ダミ
ースタンプユニット130の感熱紙に試験的に印字して
確認後、スタンプユニット1を印字用装着部71にセッ
トした状態において、制御ユニット110と加熱印字機
構72により、印面部30に穿孔印字する。こうして、
印面部30に文字列を穿孔印字した後には、含浸体27
のインクが文字列の穿孔から滲み出すため、通常のラバ
ー製のスタンプと同様に、多数回に亙って前記文字列を
印刷することができる。
【0035】次に、ダミースタンプユニット130につ
いて、図13〜図16を参照しつつ説明する。ダミース
タンプユニット130は、基本的に、手で掴む為の把持
部141とこの把持部141の下端に一体形成された本
体基部142とを有するダミースタンプ体140と、前
記スタンプユニット1の印面部30よりも僅かに広幅の
テープ状感熱紙131、このダミースタンプ体140に
回動自在に枢着されたカバー部材170とで構成されて
いる。尚、テープ状感熱紙131は、その感熱紙ロール
131aの外面側が感熱面に構成されている。
【0036】前記ダミースタンプ体140について説明
すると、ダミースタンプ体140は合成樹脂製で、その
把持部141は、前記スタンプユニット1の把持部2と
ほぼ同形状に形成され、把持部141は中空状で、その
前壁の前後方向中央部には、加熱印字装置50の前記係
合部材83を挿通させる為のスリット溝143が形成さ
れ、また、把持部141の前面と後面の下部には、前記
スタンプユニット1のガイド溝15と同様の前後1対の
ガイド溝144が形成されている。前記本体基部142
は、把持部141の下端に一体的に連なり且つ前記スタ
ンプ体1のスタンプ部3とほぼ同形状のプラテン形成部
145と、プラテン形成部145の左端から所定長さ張
り出した第1張出し部146と、プラテン形成部145
の右端から所定長さ張り出した第2張出し部147とか
らなる。
【0037】前記プラテン形成部145の下面に、粘着
剤148により矩形状のラバーシート149を貼付して
形成されたプラテン部150は、前記広幅タイプのスタ
ンプユニット1の印面部30よりも僅かに広幅で且つ長
く形成されている。前記第1張出し部146には、下面
開放状のロール収容部151が形成され、このロール収
容部151に、感熱紙ロール131aをその軸心が前後
方向に向く状態に収容して、感熱紙ロール131aの下
側をカバー部材170で覆うように構成してある。
【0038】第1張出し部146の右側壁には、紙押さ
え用の板バネ152の取付け部152aが固定され、こ
の板バネ152の付勢部152bは、左方下がり傾斜状
に形成されて、図13に実線で示すようにカバー部材1
70を閉じた状態において、カバー部材170のフェル
ト片171に向けて弾性付勢され、感熱紙ロール131
aから引き出されるテープ状感熱紙131を、付勢部1
52bの先端の押さえ部152cとフェルト片171と
の間に適当な弾性力で挟持し、テープ状感熱紙131を
引き出す際に抵抗する適当な引出し抵抗を発生するよう
に構成してある。尚、感熱紙ロール131aの位置を規
制する為の2本の位置規制バー146a、板バネ152
の切欠きを夫々挿通した3本のリブ146b、板バネ1
52を上方より装着する為の開口146cも設けられて
いる。
【0039】第2張出し部147には、下端開放の箱状
のローラ収容部153が形成され、このローラ収容部1
53内に、ラバー製のローラ154が前後方向向きに装
着され、ローラ軸155は、ローラ収容部153の前壁
と後壁とで支持され、また、ローラ収容部153の後壁
の外側へ突出したローラ軸155の部分には、ローラ1
54を回動操作する為の操作ノブ156が固着されてい
る。
【0040】前記カバー部材170のうちの、ローラ収
容部153の下側を覆う部分には、ほぼ三角形断面状の
板バネ157が設けられ、この板バネ157の断面L形
の取付け部157aは、カバー部材170に固定され、
この板バネ157の付勢部157bは、右方上がり傾斜
状に形成されて、ローラ154表面に向けて弾性付勢さ
れ、図13に実線で示すようにカバー部材170を閉じ
た状態において、感熱紙ロール131aからプラテン部
150の表面を経てローラ154の所へ導かれたテープ
状感熱紙131を、付勢部157bの先端の押さえ部1
57cとローラ154との間に適当な弾性力で挟持する
ように構成してある。
【0041】更に、ローラ154の紙送り方向(図13
にて反時計回り方向)への回転だけを許し、その反対方
向への回転を規制するクラッチバネ158が、操作ノブ
156の軸部に装着されている。従って、手動で操作ノ
ブ156を回転させてローラ154を紙送り方向へ回転
させることにより、テープ状感熱紙131を確実に紙送
りできるように構成してある。尚、ローラ154に感熱
紙131を巻き取るように構成してもよい。
【0042】前記第2張出し部147の右端壁とカバー
部材170の右端壁との間には、テープ状感熱紙131
を外部へ導く為の開口部159が形成され、この開口部
159の下端に、板バネ157の右端部に形成されたギ
ザギザの刃160が配置され、開口部159から外部へ
延びるテープ状感熱紙131を、刃160で切断可能に
構成してある。
【0043】次に、前記カバー部材170について説明
する。このカバー部材170は、ロール収容部151の
下側と、本体基部142の前後両側と、ローラ収容部1
53の下側とを開閉可能に覆う為のものである。このカ
バー部材170は、合成樹脂製で、前壁172と、後壁
173と、ロール収容部151の下側を覆う湾曲状の左
端側下壁174と、ローラ収容部153の下側を覆う断
面L形の右端側下壁175とを一体成形したものであ
る。
【0044】前記ロール収容部151の前壁と後壁に
は、短い枢支軸部176が一体的に突設され、これら枢
支軸部176を、カバー部材170の左端側部分の前壁
172と後壁173とに形成された1対の枢支孔に嵌め
ることで、カバー部材170は、図13に実線で図示の
閉位置と、鎖線で図示の開位置とに亙って回動自在に装
着されている。そして、カバー部材170の前壁172
と後壁173の1対の係合フック177を、ローラ収容
部153の前壁と後壁の段部178に係合させること
で、カバー部材170が閉位置に保持され、カバー部材
170の前壁172と後壁173の外面に突設された1
対の突起片179を指で操作することで、カバー部材1
70を開閉操作することができる。尚、図15に鎖線で
図示の領域180が、広幅タイプのスタンプユニット1
の印面部30に対応する領域である。
【0045】以上説明したダミースタンプユニット13
0において、最初に、カバー部材170を開位置にした
状態においてロール収容部151に感熱紙ロール131
aを収容して、その感熱紙ロール131aから引き出し
たテープ状感熱紙131をプラテン部150の表面に沿
って延ばし、ローラ154を経て開口部159まで導い
てから、カバー部材170を閉位置に切換える。する
と、テープ状感熱紙131は、付勢部152bの先端の
押さえ部152cとフェルト片171との間に挟持され
るとともに、付勢部157bの先端の押さえ部157c
との間に挟持される。この状態で、プラテン部150の
表面のテープ状感熱紙131の部分に、前記加熱印字装
置50のサーマルヘッド90により加熱印字することが
できるが、前記スタンプユニット1と同様に、加熱印字
装置50にダミースタンプユニット130を装着し、加
熱印字装置50により加熱印字する。
【0046】このダミースタンプユニット130は、前
記スタンプユニット1の印面部30に文字列を穿孔印字
するのに先行して、加熱印字装置50のサーマルヘッド
90により、試験的に印字する為のものである。従っ
て、前記スタンプユニット1の印面部30に穿孔印字す
る為の前記所望の文字列のデータを、キーボード52か
ら制御ユニット110に入力設定後、前記スタンプユニ
ット1の印面部30に穿孔印字する前に、ダミースタン
プユニット130を、加熱印字装置50の印字用装着部
71にセットし、制御ユニット110と加熱印字機構7
2により、プラテン部150の表面のテープ状感熱紙1
31の部分に、ミラー文字でない正規の文字の文字列を
加熱印字し、その後、ダミースタンプユニット130を
印字用装着部71から取り外す。
【0047】こうして、テープ状感熱紙131に加熱印
字された文字列が所期の満足すべきものである場合に
は、印字用ドットパターンデータを修正する必要がない
ので、未だ穿孔印字していない新しいスタンプユニット
1を、加熱印字装置50に装着して、そのスタンプユニ
ット1の印面部30に穿孔印字する。一方、テープ状感
熱紙131に加熱印字された文字列が所期の満足すべき
ものでない場合には、加熱印字装置50の制御ユニット
110に入力設定した文字列のデータに修正を施し、或
いは、新たに文字列のデータを入力し直してから、前記
同様に、テープ状感熱紙カセット130のテープ状感熱
紙131に加熱印字するなど、前記同様に繰り返すもの
とする。
【0048】ここで、ダミースタンプユニット130の
テープ状感熱紙131に試験的に加熱印字する文字列
は、ミラー文字ではない正規の文字であることが必要
で、また、スタンプユニット1の印面部30に穿孔印面
部する文字列は、ミラー文字の文字列であることが必要
である。そこで、前記加熱印面部装置50においては、
以下に説明する制御プログラム(図18参照)に示すよ
うに、印字用装着部71に装着されたものが、ダミース
タンプユニット130かスタンプユニット1かを判別
し、前者のテープ状感熱紙131には、正規の文字の文
字列を加熱印字し、また、スタンプユニット1の印面部
30には、ミラー文字の文字列を穿孔印字する。
【0049】次に、前記制御プログラムの概要につい
て、図18のフローチャートを参照しつつ説明するが、
図中符号Si(i=1,2,・・・)は各ステップを示
す。メインスイッチ67の投入により、制御が開始され
ると、近接スイッチ104〜106からの検出信号に基
いて、媒体(これは、ダミースタンプユニット130と
スタンプユニット1のことである)が印字用装着部71
に装着済みか否か判定され(S1)、媒体が装着済みで
ある場合には(S1:Yes )、LCD53(液晶ディス
プレイ53)に「媒体を取外して下さい」というメッセ
ージが表示され(S2)、その後S1へリターンする。
【0050】媒体が装着されていない場合には(S1:
No )、加熱印字装置50が初期設定されるとともに、
LCD53に「準備中」というメッセージが表示される
(S3)。次に、S4において、オペレータによりキー
ボード52とLCD53を介して印面編集、つまり、印
面部30に穿孔印字を施す為の文字列や枠取りの為のデ
ータの入力が行われ、その入力データは、入力バッファ
124に記憶される。次に、入力バッファ124に記憶
された入力データに基いて、ミラー文字の文字列等の印
字用ドットパターンデータが作成されて、印字データバ
ッファ125に記憶される(S5)。
【0051】次に、印字指令スイッチ66からの印字指
令信号の入力を待ち(S6: No 、S4〜S6)、印字
指令信号が入力されると(S6:Yes )、媒体が印字用
装着部71に装着済みか否か判定され、媒体が装着され
ていないときには(S7: No )、LCD53に「媒体
無し」というメッセージが表示され(S8)、その後S
4へリターンし、媒体が装着されると(S7:Yes )、
印字用装着部71に装着されたものがダミースタンプユ
ニット130か否か判定され(S9)、近接スイッチ1
06からの検出信号が入力されている場合には、ダミー
スタンプユニット130であると判定される(S9:Ye
s )。
【0052】次に、S10において、ダミースタンプユ
ニット130のテープ状感熱紙131にミラー文字でな
い正規の文字の文字列等の加熱印字が実行され、その加
熱印字中にはLCD53に「加熱印字中」というメッセ
ージが表示され、また、加熱印字終了時にはLCD53
に「終了」というメッセージが表示される。前記テープ
状感熱紙131に加熱印字する際には、印字データバッ
ファ125のデータを、末尾アドレスから先頭アドレス
へ向かって逆方向に読み出すことにより、ミラー文字で
ない正規の文字の印字用ドットパターンデータに変換し
つつ、加熱印字が実行される。このS10の終了後に
は、S4へリターンする。
【0053】前記のように、ダミースタンプユニット1
30の感熱紙131への加熱印字が終了すると、オペレ
ータは、ダミースタンプユニット130を印字用装着部
71から取り出して、感熱紙131に印字された文字列
等の印字状態(これが、スタンプユニット1で用紙の表
面に印刷されるパターンに相当する)から、文字列、文
字サイズ、文字列の配列状態等を評価し、その印字状態
が不備で修正の必要のある場合には、S4において印面
編集を繰り返して文字列や枠取り等の入力データに修正
を加える。その印面修正後には、S5において、前記同
様に印面部用ドットパターンデータが作成されて、印字
データバッファ125のデータが書換えられてからS6
へ移行する。また、前記印字状態が満足すべきものであ
る場合には、S4、S5を経てS6へ移行する。
【0054】次に、オペレータが、スタンプユニット1
を印字用装着部71に装着すると、S6〜S9を経てS
11へ移行し、印面部サイズ適合か否か判定される(S
11)。この判定は、印面編集時に入力設定されて記憶
されている媒体サイズデータ(広幅タイプと狭幅タイプ
を示すデータ)と、近接スイッチ104,105からの
検出信号とに基いて行われる。S11の判定がYes のと
きには、S13において、スタンプユニット1の印面部
30にミラー文字の文字列等の穿孔印字が実行され、そ
の穿孔印字中にはLCD53に「穿孔印字中」というメ
ッセージが表示され、また、穿孔印字終了時にはLCD
53に「終了」というメッセージが表示され、その後S
4へリターンする。
【0055】尚、この穿孔印字の際には、印字データバ
ッファ125の先頭アドレスから末尾アドレスの方向へ
順次データを読出しつつ印字が実行されるので、ミラー
文字の文字列等が穿孔印字されることになる。一方、S
11の判定が No のときには、LCD53に「印面部サ
イズエラー」というメッセージが表示され、その後S4
へリターンする。そこで、オペレータがスタンプユニッ
ト1を印面部用装着部71から取外して、印面部サイズ
が適合したスタンプユニット1を装着すると、S4〜S
11を経てS13へ移行し、印面部30に穿孔印字が実
行され、その後S4へリターンすることになる。
【0056】以上説明したスタンプ装置のスタンプユニ
ット用加熱印字装置50においては、印字用装着部71
に装着されたものが、ダミースタンプユニット130か
スタンプユニット1かを判別するための近接スイッチ1
04〜106を設け、その検出信号に基いて、ダミース
タンプユニット130の感熱紙131には、ミラー文字
でない正規の文字の文字列等を加熱印字し、また、スタ
ンプユニット1の印面部30には、ミラー文字の文字列
等を穿孔印字することができる。従って、感熱紙131
への正規の文字の文字列等の印字状態から、文字列、文
字サイズ、文字列の配列状態等を、確実かつ適切に評価
することができ、その評価後にスタンプユニット1の印
面部30に穿孔印字することで、スタンプユニット1の
印面部30に、不完全な文字列を穿孔印字して、スタン
プユニット1を無駄にするのを防止できる。
【0057】ここで、請求項に記載の各手段に関し、入
力手段に相当するものはキーボードであり、データ記憶
手段に相当するものは、制御ユニット110のRAM1
13であり、加熱印字手段に相当するものは、加熱印字
機構72であり、判定手段に相当するものは、近接スイ
ッチ104〜106であり、制御手段に相当するもの
は、制御ユニット110である。
【0058】尚、前記実施例のダミースタンプユニット
130では、テープ状感熱紙131をローラ154と付
勢部157bの先端の押さえ部157cとの間に挟持し
た状態で、操作ノブ156を操作してローラ154を回
転させることでテープ状感熱紙131を送り出している
が、ローラ154の代わりに、フェルト部材等から構成
され、前記押さえ部157cとの協働でテープ状感熱紙
131を挟持する部材を設け、開口部159から露出し
ているテープ状感熱紙131の先端を手で引っ張ること
により、テープ状感熱紙131を送り出すように構成し
てもよい。
【0059】
【発明の効果】請求項1のスタンプユニット用加熱印字
装置によれば、前記作用の欄で説明したように、印字用
装着部、入力手段、入力データ記憶手段、加熱印字手
段、判別手段、制御手段を設けたことにより、入力デー
タと、ダミースタンプユニットかスタンプユニットかを
判別した判別データとに基いて、印字することができ
る。これにより、例えば、ダミースタンプユニットの感
熱紙には、ミラー文字でない正規の文字の文字列等を加
熱印字し、また、スタンプユニットの印面部には、ミラ
ー文字の文字列等を穿孔印字することが可能になる。
【0060】請求項2のスタンプユニット用加熱印字装
置によれば、前記作用の欄で説明したように、前記制御
手段を、スタンプユニットの印面部にはミラー文字で印
字し、また、ダミースタンプユニットの感熱紙にはミラ
ー文字でない正規の文字で印字する印字用ドットパター
ンデータを作成して加熱印字手段を駆動制御するように
構成したので、ダミースタンプユニットの感熱紙には、
ミラー文字でない正規の文字で加熱印字し、また、スタ
ンプユニットの印面部には、ミラー文字で穿孔印字する
ことができる。従って、ダミースタンプユニットの感熱
紙への印字状態から、文字列、文字サイズ、文字列の配
置状態等を確実かつ適切に評価でき、その評価後に、ス
タンプユニットの印面部に穿孔印字することで、スタン
プユニットの印面部に、不完全な文字列等を穿孔印字し
て、スタンプユニットを無駄にするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスタンプ装置のスタンプ
ユニットの斜視図である。
【図2】スタンプユニットの印面部に穿孔印字する状態
を示すスタンプユニットの縦断正面図である。
【図3】スタンプユニットで印刷する状態を示すスタン
プユニットの縦断正面図である。
【図4】スタンプユニットの印面部に穿孔印字するパタ
ーンの一例を示す図である。
【図5】スタンプ装置の加熱印字装置の斜視図である。
【図6】加熱印字装置とスタンプユニットの斜視図であ
る。
【図7】加熱印字装置の平面図である。
【図8】加熱印字装置の部分切欠き正面図である。
【図9】加熱印字装置の部分切欠き縦断側面図である。
【図10】加熱印字装置の加熱印字部の斜視図である。
【図11】印字用装着部に装着後のスタンプユニットと
加熱印字部の縦断正面図である。
【図12】加熱印字装置の制御系のブロック図である。
【図13】ダミースタンプユニットの縦断正面図であ
る。
【図14】ダミースタンプユニットの平面図である。
【図15】ダミースタンプユニットの底面図である。
【図16】ダミースタンプユニットの左側面図である。
【図17】ダミースタンプユニットを加熱印字装置に装
着した状態の要部の部分切欠き縦断側面図である。
【図18】加熱印字装置の制御ユニットにより実行され
る制御プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1 スタンプユニット 30 印面部 50 加熱印字装置 90 サーマルヘッド 110 制御ユニット 104〜106 近接スイッチ 130 ダミースタンプユニット 131 テープ状感熱紙 131a 感熱紙ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンプユニットの感熱性孔版原紙から
    なる印面部にドットパターンの穿孔印字を施したり、ダ
    ミースタンプユニットのプラテン部の表面の感熱紙にド
    ットパターンの加熱印字を施したりする為の加熱印字装
    置であって、 前記スタンプユニットとダミースタンプユニットとを択
    一的に且つ着脱自在に装着する為の印字用装着部と、 文字や記号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、 前記入力手段から入力された入力データを記憶するデー
    タ記憶手段と、 前記印字用装着部に装着されたスタンプユニット又はダ
    ミースタンプユニットにドットパターンで印字するサー
    マルヘッドを含む加熱印字手段と、 前記印字用装着部に装着されたものがスタンプユニット
    かダミースタンプユニットかを判別する判別手段と、 前記データ記憶手段から受ける入力データと、判別手段
    から受ける判別データに基いて、加熱印字手段を駆動制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするスタンプユニット用加熱印字
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、スタンプユニットの印
    面部にはミラー文字で印字し、また、ダミースタンプユ
    ニットの感熱紙にはミラー文字でない正規の文字で印字
    する印字用ドットパターンデータを作成して加熱印字手
    段を駆動制御するように構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載のスタンプユニット用加熱印字装置。
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