JPH0718592A - 撚線装置のフライヤ - Google Patents
撚線装置のフライヤInfo
- Publication number
- JPH0718592A JPH0718592A JP17860793A JP17860793A JPH0718592A JP H0718592 A JPH0718592 A JP H0718592A JP 17860793 A JP17860793 A JP 17860793A JP 17860793 A JP17860793 A JP 17860793A JP H0718592 A JPH0718592 A JP H0718592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flyer
- fitment
- plastic tube
- cross
- twisted wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B3/00—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material
- D07B3/08—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position
- D07B3/10—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position with provision for imparting more than one complete twist to the ropes or cables for each revolution of the take-up reel or of the guide member
- D07B3/103—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position with provision for imparting more than one complete twist to the ropes or cables for each revolution of the take-up reel or of the guide member characterised by the bow construction
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心力を揚力で緩和し、さらに高速回転させ
ることのできる撚線装置のフライヤを得る。 【構成】 フライヤ50の断面形状を航空機の翼型の形
状にし、軸に取り付けた支持台59に締付金具55によ
って固定する。締付金具55は上部金具56、下部金具
57、及び締付ボルト58から構成される。フライヤの
内部にプラスチック管51を嵌め、その中を撚線10を
通過させる。
ることのできる撚線装置のフライヤを得る。 【構成】 フライヤ50の断面形状を航空機の翼型の形
状にし、軸に取り付けた支持台59に締付金具55によ
って固定する。締付金具55は上部金具56、下部金具
57、及び締付ボルト58から構成される。フライヤの
内部にプラスチック管51を嵌め、その中を撚線10を
通過させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は撚線装置のフライヤに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の理解を容易にするために、図
5に従来の撚線装置の説明図、図6にフライヤ部分の説
明図を示せば、数個の供給ボビン1、1・・・から繰り
出される単線を集約した撚線10がダンサーロール2、
送出し側キャプスタン3、オーバーツイスト機構4を経
て、回転枠体であるフライヤ5を通って撚回し、静止枠
体であるクレードル6内の巻取側キャプスタン7を介し
て巻取ボビン8に巻き取られる。
5に従来の撚線装置の説明図、図6にフライヤ部分の説
明図を示せば、数個の供給ボビン1、1・・・から繰り
出される単線を集約した撚線10がダンサーロール2、
送出し側キャプスタン3、オーバーツイスト機構4を経
て、回転枠体であるフライヤ5を通って撚回し、静止枠
体であるクレードル6内の巻取側キャプスタン7を介し
て巻取ボビン8に巻き取られる。
【0003】フライヤ5は断面円形の管を弧状に屈曲
し、その両端を基台に軸支した中空回転軸9、9内に開
口取付して形成され、またクレードルはこの中空回転軸
9、9にわたって垂下取付され、常に静止状態に保持さ
れている。またフライヤ5は通常所要数の単線を集束し
た撚線を収容できる内径の円管を図示のように円弧状に
屈曲し、中央部が最も外方に張り出す形状として構成さ
れている。
し、その両端を基台に軸支した中空回転軸9、9内に開
口取付して形成され、またクレードルはこの中空回転軸
9、9にわたって垂下取付され、常に静止状態に保持さ
れている。またフライヤ5は通常所要数の単線を集束し
た撚線を収容できる内径の円管を図示のように円弧状に
屈曲し、中央部が最も外方に張り出す形状として構成さ
れている。
【0004】このフライヤ5は両端の中空回転軸9、9
により極めて高速回転(3000r.p.mとか400
0r.p.mなど)しているので相当の風圧を生じ、特
に構造上中央部分は両端部に比して周速が大であるか
ら、空気抵抗も大きい。そのため回転動力に無駄を生ず
るとともに、風圧により生ずる騒音の発生もいちぢるし
い。
により極めて高速回転(3000r.p.mとか400
0r.p.mなど)しているので相当の風圧を生じ、特
に構造上中央部分は両端部に比して周速が大であるか
ら、空気抵抗も大きい。そのため回転動力に無駄を生ず
るとともに、風圧により生ずる騒音の発生もいちぢるし
い。
【0005】そこで図2に示すように、両端を中空回転
軸9′、9′に止着されたフライヤ主体5′である管体
はその断面形状を両端部は円形とし、断面A、B、Cに
示すように中央部分ほど偏平にすることが考案された。
そうすれば最も周速が大である中央部でも細長い楕円状
断面であるから大巾に空気抵抗を減ずることができ、動
力費を減少できるとともに騒音も少なくできる。
軸9′、9′に止着されたフライヤ主体5′である管体
はその断面形状を両端部は円形とし、断面A、B、Cに
示すように中央部分ほど偏平にすることが考案された。
そうすれば最も周速が大である中央部でも細長い楕円状
断面であるから大巾に空気抵抗を減ずることができ、動
力費を減少できるとともに騒音も少なくできる。
【0006】ところがフライヤが高速回転して周速が1
000km/hを超すようになると、フライヤの遠心力
が大となり、フライヤ両側の軸はフライヤに向けて(即
ち中央に寄るような)力を受け、軸受は相当大きいスラ
ストを受ける結果となり、発熱、駆動馬力の増大、騒音
の増加、コスト高などの問題が発生する。
000km/hを超すようになると、フライヤの遠心力
が大となり、フライヤ両側の軸はフライヤに向けて(即
ち中央に寄るような)力を受け、軸受は相当大きいスラ
ストを受ける結果となり、発熱、駆動馬力の増大、騒音
の増加、コスト高などの問題が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の課題を
解決するために、フライヤの断面形状を航空機の翼型と
同様の形状に形成したものである。
解決するために、フライヤの断面形状を航空機の翼型と
同様の形状に形成したものである。
【0008】
【作用】フライヤの中央部の回転半径(R)を1m、回
転数(n)を3000r.p.mとすれば、中央部分の
周速度U(km/h)は、 U=n×2πr×60=3000×2×3.14×60 =1131km/hとなり、マッハ1の速さの航空機に
近い。
転数(n)を3000r.p.mとすれば、中央部分の
周速度U(km/h)は、 U=n×2πr×60=3000×2×3.14×60 =1131km/hとなり、マッハ1の速さの航空機に
近い。
【0009】そこでフライヤの断面形状を航空機の翼型
に近い形状とし、回転すれば、回転の中心の方に向けて
揚力が発生する向きに配置すれば、図3に示す如く、フ
ライヤの断面形状をFで表せば、R方向に回転した場
合、外方に向けて遠心力Cが働らき、回転の中心に向け
ては翼の揚力Lが働らく。それにより遠心力を揚力によ
って相殺でき、それだけ回転速度を上げることができ
る。
に近い形状とし、回転すれば、回転の中心の方に向けて
揚力が発生する向きに配置すれば、図3に示す如く、フ
ライヤの断面形状をFで表せば、R方向に回転した場
合、外方に向けて遠心力Cが働らき、回転の中心に向け
ては翼の揚力Lが働らく。それにより遠心力を揚力によ
って相殺でき、それだけ回転速度を上げることができ
る。
【0010】
【実施例】図1はこの発明のフライヤの取付部を示す側
面図、図2は図1のX−X矢視図であって、6はクレー
ドル、61は軸受、9は中空軸、91はロール、10は
撚線を夫々示す。50はこの発明のフライヤ、55は軸
に取り付けた支持台59に締め付けられた締付金具であ
る。
面図、図2は図1のX−X矢視図であって、6はクレー
ドル、61は軸受、9は中空軸、91はロール、10は
撚線を夫々示す。50はこの発明のフライヤ、55は軸
に取り付けた支持台59に締め付けられた締付金具であ
る。
【0011】締付金具55は上部金具56と下部金具5
7からなり、フライヤ50をはさみつけて上部金具56
と下部金具57を締付ボルト58によって締め付ける。
フライヤ50は図4に拡大して示すように、航空機の翼
型に近い断面形状を有していて、矢印Dで示す推進力の
方向に回転したとき回転の中心に向けて揚力Lが発生す
る向きに配置される。(図4はいわば、航空機の翼の図
を上下逆にした形となっている。)航空機の翼と同じよ
うに考えれば、Rは抵抗力、Dは推進力、Lは揚力、t
は弦長、dは翼厚、αは迎え角を夫々表している。Cは
遠心力を示す。
7からなり、フライヤ50をはさみつけて上部金具56
と下部金具57を締付ボルト58によって締め付ける。
フライヤ50は図4に拡大して示すように、航空機の翼
型に近い断面形状を有していて、矢印Dで示す推進力の
方向に回転したとき回転の中心に向けて揚力Lが発生す
る向きに配置される。(図4はいわば、航空機の翼の図
を上下逆にした形となっている。)航空機の翼と同じよ
うに考えれば、Rは抵抗力、Dは推進力、Lは揚力、t
は弦長、dは翼厚、αは迎え角を夫々表している。Cは
遠心力を示す。
【0012】フライヤの回転数が上がり、遠心力が大き
くなると、フライヤの材料が強力鋼材や炭素繊維入りプ
ラスチックにしても耐久力が足りなくなる惧があるが、
揚力をつけることにより遠心力の作用を緩和することが
できる。次に撚線が直線空気抵抗を受けず、又撚線表面
の傷の発生を防止するために、フライヤ50の内部にプ
ラスチック管51を嵌め、その内部に撚線10を通すよ
うにする。
くなると、フライヤの材料が強力鋼材や炭素繊維入りプ
ラスチックにしても耐久力が足りなくなる惧があるが、
揚力をつけることにより遠心力の作用を緩和することが
できる。次に撚線が直線空気抵抗を受けず、又撚線表面
の傷の発生を防止するために、フライヤ50の内部にプ
ラスチック管51を嵌め、その内部に撚線10を通すよ
うにする。
【0013】管の材料としては、テフロン管とか、炭素
繊維糸混入プラスチック管などが考えられる。もし撚線
との摩擦でプラスチック管がすりへれば、プラスチック
管だけを取り換えればよい。又フライヤ50を締付金具
55によって固定する際、上部金具56と下部金具57
の間に若干の隙間が存するように構成する。
繊維糸混入プラスチック管などが考えられる。もし撚線
との摩擦でプラスチック管がすりへれば、プラスチック
管だけを取り換えればよい。又フライヤ50を締付金具
55によって固定する際、上部金具56と下部金具57
の間に若干の隙間が存するように構成する。
【0014】
【効果】この発明の撚線装置のフライヤは前記の如き構
成であって、遠心力が航空機の翼型の形状による揚力に
よって緩和され、又撚線をフライヤ内部のプラスチック
管の中を通すので、撚線に傷がつかず、プラスチック管
が撚線との摩擦ですりへれば、プラスチック管だけを取
り換えればよい。
成であって、遠心力が航空機の翼型の形状による揚力に
よって緩和され、又撚線をフライヤ内部のプラスチック
管の中を通すので、撚線に傷がつかず、プラスチック管
が撚線との摩擦ですりへれば、プラスチック管だけを取
り換えればよい。
【図1】この発明のフライヤの取付部を示す側面図
【図2】図1のX−X矢視図
【図3】この発明の原理の概念図
【図4】フライヤ断面の拡大図
【図5】撚線装置の説明図
【図6】従来のフライヤの説明図
10 撚線 50 フライヤ 51 プラスチック管 55 締付金具
Claims (2)
- 【請求項1】 撚線装置のフライヤにおいて、 フライヤの断面形状を航空機の翼型と同様の形状に形成
したことを特徴とする撚線装置のフライヤ。 - 【請求項2】 請求項1の断面形状を有する撚線装置の
フライヤにおいて、 中空のフライヤの内部にプラスチック管を嵌め、そのプ
ラスチック管の内部に撚線を通すことを特徴とする撚線
装置のフライヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17860793A JPH0718592A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 撚線装置のフライヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17860793A JPH0718592A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 撚線装置のフライヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718592A true JPH0718592A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=16051413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17860793A Pending JPH0718592A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 撚線装置のフライヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718592A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008537024A (ja) * | 2005-03-02 | 2008-09-11 | カマティクス コーポレーション | 半包囲されたワイヤガイドを有する弓形フライヤ |
JP2010106392A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Yazaki Corp | 撚線装置の弓状部材 |
WO2016014412A3 (en) * | 2014-07-21 | 2016-04-28 | David Watkins | Aerodynamic flyer bow |
US10241295B2 (en) | 2015-10-23 | 2019-03-26 | Largan Precision Co., Ltd. | Imaging lens assembly, image capturing unit and electronic device |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP17860793A patent/JPH0718592A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008537024A (ja) * | 2005-03-02 | 2008-09-11 | カマティクス コーポレーション | 半包囲されたワイヤガイドを有する弓形フライヤ |
JP4907560B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2012-03-28 | キア マニュファクチュアリング インコーポレイテッド | 半包囲されたワイヤガイドを有する弓形フライヤ |
JP2010106392A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Yazaki Corp | 撚線装置の弓状部材 |
WO2016014412A3 (en) * | 2014-07-21 | 2016-04-28 | David Watkins | Aerodynamic flyer bow |
US10241295B2 (en) | 2015-10-23 | 2019-03-26 | Largan Precision Co., Ltd. | Imaging lens assembly, image capturing unit and electronic device |
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