JPH07185703A - 切欠き筒体及びその製造方法 - Google Patents

切欠き筒体及びその製造方法

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JPH07185703A
JPH07185703A JP5347754A JP34775493A JPH07185703A JP H07185703 A JPH07185703 A JP H07185703A JP 5347754 A JP5347754 A JP 5347754A JP 34775493 A JP34775493 A JP 34775493A JP H07185703 A JPH07185703 A JP H07185703A
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JP
Japan
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semi
cylindrical
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notched
cylinder
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JP5347754A
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English (en)
Inventor
Satoru Hibi
悟 日比
Yutaka Ootsuki
豊 太附
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 切欠きを施すための切削工程を低減できる安
価な切欠き筒体とその製造方法を提供する。 【構成】 切欠き筒体10の外周寸法の半分に実質的に
見合う幅をもつ2箇の一対の金属製の板片を用意し、一
対の金属製の板片1、1をそれぞれ半径方向に突出する
と共に周方向に延びる延出部10bを施した一対の略半
筒体11′、12′にプレス成形した後、プレス成形さ
れた概一対の略半筒体11´、12´のそれぞれの周方
向の一端11′d、12′d同志を互いに突き合わせて一
対の略半筒体11´、12´のそれぞれの周方向の他端
11′e、12′e間に間隔を保って保形し、しかる後、
該互いに突き合わせた突き合わ部を溶接にて接合するこ
とにより、切り筒体10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば防振ゴムの外筒
金具、中間筒金具および内筒金具等に好適に用いられる
筒の一部を軸方向全長に亘って切欠きを有する切欠き筒
体およびこの切欠筒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、防振ゴムにおいて外筒金具等
の筒体の一部を軸方向全長に亘って切欠きを設けること
がおこなわれている。例えば、実公昭58−13153
号に開示されているように、フランジ部を有する外筒に
その一部を軸方向全長に亘って切欠きを設けることによ
り、この防振ゴムを防振ゴム固定用取付筒に圧入固定さ
れて使用される際の抜け抗力を増大させたり、この他液
入り防振ゴムの中間筒にかかる切欠きを設けることによ
り、圧入した際のシ−ル性を高めたり、弾性体を予備圧
縮することが行われている。
【0003】ところが、このように軸方向全長に亘って
切欠きを有する切欠き筒体はかかる外筒や中間筒にフラ
ンジ部や絞り加工した凹溝等の半径方向に突出し且つ周
方向に延びる延出部があると、この延出部が曲げ加工時
に抵抗して板材から筒状に曲げ加工がし難くなる。
【0004】従って、従来このような外筒や中間筒は円
筒材を用いて、先ず円筒材の外周に絞り加工により上記
延出部を形成し、しかる後、周方向の一部を軸方向全長
に亘って切削加工を施すことにより切欠きが施されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、筒材が板材
に比べて高価になり、しかも切欠きを施すための切欠き
加工を行う切削工程が必要があり、なおさら、かかる切
欠き筒体のコストが高価になるという問題を有してい
た。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み発明されたもの
であって、切欠きを施すための切削工程を低減できる安
価な切欠き筒体およびその製造方法を提供することを目
的ととする。
【課題を解決するための手段】
【0007】本発明は上記目的を達成するために、第1
の手段は、筒体の一部を軸方向全長に亘って切欠きを有
する切欠さ筒体であって、該切欠き筒体の実質的に外周
寸法の半分に見合う幅をもつ2枚の一定肉厚の板片から
なり、一方の該板片から半筒状に形成された第1の半筒
状部と、他方の該板片から半筒状に形成され第2の半筒
部と、該第1および第2の半筒状部の周方向の一端同志
が接合された接合部と、該第1の半筒状部および/また
は該第2の半筒状部に形成された半径方向に突出すると
共に周方向に延びる延出部とを備え、該第1の半円筒状
部の周方向の他端と該第2の半筒状部の周方向の他端間
に該切欠が形成されていることを特徴とする切欠き筒体
を構成したものである。
【0008】第2の手段は、筒体の一部を軸方向全長に
亘って切欠きを有する切欠き筒体の製造方法であって、
該切欠き筒体の外周寸法の半分に実質的に見合う幅をも
つ2個の一対の金属製の板片を用意し、該一対の金属製
の板片をそれぞれ半径方向に突出すると共に周方向に延
びる延出部を施した一対の略半筒体にプレス成形した
後、プレス成形された該一対の略半筒体のそれぞれの周
方向の一端同志を互いに突き合わせて該一対の略半筒体
のそれぞれの周方向の他端間に間隙を保って保形し、し
かる後、該互いに突き合わせた突き合わせ部を溶接にて
接合することを特徴とする切欠き筒体の製造方法を構成
したものである。
【0009】第3の手段は、第2の手段において、金属
製の板片が打ち板き工程を経て形成されていることを特
徴とするものである。第4の手段は、第2の手段および
第3の手段において、プレス形成された一体の略半筒体
がそれぞれ、一対の割り電極治具により、半筒体の外周
で保形されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明は上述の如く構成されているので、第1
の半筒状部および/または第2の半筒状部に半径方向に
突出すると共に周方向に延びる延出部を備えているが、
第1の半筒状部および第2の半筒状部のそれぞれの周方
向一端同志が接合された接合部を有するので、2枚の一
定肉厚の板片から半径方向に突出すると共に周方向に延
びる延出部を備え且つ軸方向全長に亘って切欠きを有す
る切り欠き筒体を容易に製造できる。
【0011】上述の如く構成されているので、金属製の
板片から略半筒体にプレス成形する際に半径方向に突出
すると共に周方向に延びる延出部を形成でき、このよう
に成形された一対の半筒体の周方向の一端同志を互いに
突き合わせた突き合せ部を溶接にて接合することによ
り、軸方向全長に亘って切欠きを有する切欠き筒体を容
易に製造することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図9に基づ
いて説明する。図において、10が本発明の製造方法に
よって製造された切欠き筒体であり、図1および図2に
示すように、切欠き筒体10は一部を軸方向全長に亘っ
て切欠き11を有している。
【0013】そして、この切欠き筒体10は、図6に示
すような、肉厚2mmの鋼製の板片3を2枚使って製造
されたものであり、第1の半円筒状部11と第2の半円
筒部12とがそれぞれの周方向の一端11a、12a同志
が接合された接合部13を有し、周方向の他端11b、
12b間に切欠き14が形成されている。
【0014】また、この切欠き筒体10は、図3に示す
ように、両端部10a、10aを残して、絞り加工された
半径方向内方に突出すると共に周方向に延びる略環状の
延出部10bが形成されている。
【0015】この切欠き筒体10は、図3に示すよう
に、例えば、図4に示す円筒形のキャブマウント100
に使用されている。即ち、内筒110と外筒120の間
に中間筒としてこの切欠き筒体10を配置し、この切欠
き欠筒体10を内筒110と間および切欠筒体と該筒1
20との間に弾性体130を配置し、外筒120を縮径
せしめた際に、この切欠き筒体10が円筒形に形成でき
ると共に、弾性体130に容易に予備圧縮を付与するこ
とができるように工夫されている。
【0016】なお、切欠き筒体10の打抜き窓3aの位
置に凹部131を設けてポケットを形成し、ここに液体
が封入されている。
【0017】次に、この切欠き筒体10の製造方法を説
明しつつ、さらに切欠き筒体10について詳細に説明す
る。先ず、図5に示すように、ロ−ル状に巻かれた鋼板
1を打抜きプレス機2に送り出し、切欠き筒体10の外
周寸法の半分に見合う幅をもつ図6に示す長方形の板片
3を少なくとも2枚打ち抜いて形成する。
【0018】この板片3の内側には大きな打抜き窓3a
が施されている。この打抜き窓3aは用途によっては、
なくても差支えない。
【0019】次に、図7および図8に示すように、曲げ
成形プレス機4の下型41上に板片3をセットし、しか
る後上型42を下型41に対して加圧することにより、
図9に示すような半円弧状に曲げられた実質的に半筒状
の2個の略半筒体11′(12′)にプレス成形した。
【0020】この略半筒体11′(12′)は半円弧状
にプレス成形する際に、軸方向両端部の半円筒状の鍔部
11′a(12′a)および11′b(12′b)を残し
て、大半の中央部に絞られた半径方向内方に突出すると
共に周方向に延びる延出部11′c(12′c)を形成す
ることができる。
【0021】このような略半筒体11′(12′)を形
成するために、下型41には断面半円形の凹部41aが
施されていると共に、凹部41aの軸方向両端に半円筒
状の鍔部11′a(12′)に対応する41bが施され
て、上型42に断面半円形の凸部42aが施され、凸部
42の外周面の中央部に断面台形状に突出した半環状突
部42bが施されている。
【0022】なお、かかる略半筒体11′(12′)は
1回のプレス成形により成形するすることもできるが、
複数回に分けてプレス成形しても差し支えない。
【0023】次に、得られた2個の略半筒体11′、1
2′を図10に示すように、抗抗溶接機における一対の
割電極治具5a、5bの内周面に沿わせて保持する。
【0024】即ち、一方の略半筒体11′の周方向の一
端11′dと他方の略半筒体12′の周方向の一端1
2′dを互いに突き合わせ且つ一方の略半筒体11′の
周方向の他端11′eと他方の略半筒体12′の周方向
の他端12′e間に、一定肉厚のテフロン等の絶縁部材
6を配置して保形する。
【0025】しかる後、一方の割電極治具5aを他方の
割電極治具5bに押圧しながら移動ささることにより、
一端同志11′d、12′dが互いに溶け込んで溶接で
き、接合部13で一方の略半筒体11′と他方の略半円
筒体12′が互いに強く、しかもきれいに溶接接合で
き、一方の略半筒体11′の周方向の他端11′eと他
方の略半筒体12′の周方向の他端12′e間に、軸方
向全長に亘って切欠14が形成され、切欠き筒体10が
製造される。
【0026】従って、2個の略半筒体11′、12′
が、形成された切欠き筒体10の第1の半筒状部11が
第2の半筒状部12となり、略半円筒体11′および1
2′のそれぞれの一端11′d、12′dが第1の半筒状
部11および第2の半筒状部12の一端11a、12aと
なり、他端11′e、12′eが半筒状部11、12の他
端11b、12bとなる。
【0027】そして、切欠き筒体10の外周から求心方
向に切欠き筒体10を縮径した際、第1の半筒状部11
の他端11bと第2の半筒状部12の他端12bが当接
し、切欠き筒体10が真円径になるようになされてい
る。従って、2個の略半筒体11′、12′は予め略半
筒状に形成されている。
【0028】なお、本実施例では半筒状部11、12は
略半円状になされているが、八角形等の多角形であって
も差し支えない。
【0029】また、材料としてはアルミ合金等の金属材
料を採用することができる。
【0030】また、溶接としてはきれいに溶接できる抵
抗溶接、テン.イナ−トガス.ア−ク溶接、電子ビ−ム
溶接等が望ましいが、その他のア−ク溶接等も採用する
ことができる。
【0031】また、第1の半筒状部と第2の半筒状部は
同一形状になされているが限定されるものではない。即
ち、半径方向に突出すると共に周方向に延びる円出部は
いずれか一方にあれば良い、またこの延出部は実施例で
は環状に対称になされているが、円弧状でも良く、且つ
対称でなくてもよい。
【0032】本発明は、このように本発明の主旨を逸脱
しない範囲において当技術者の知識に基づいて他の形態
・態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の切欠き筒体の斜視図。
【図2】図1のX−X線に沿った断面図。
【図3】図2のY−Y線に沿った断面図。
【図4】図1の切欠き筒体をキャブマウントの中間筒と
して使用した状態を示す縦断面図。
【図5】本発明の金属製の板片を得る方法の説明する概
略図。
【図6】金属製の板片の平面図。
【図7】金属製の板片をプレス成形する状態を説明する
要部破砕断正面図。
【図8】図7の要部破砕側面図。
【図9】プレス成形にて成形された略半筒体の断面図。
【図10】一対の略半筒対の互いの突き合わせ部を溶接
する状態を示す正面図。
【符号の説明】
3:金属製の板片 4:曲げ成形プレス機 10:切り欠き筒体 11:第1の半筒状部 11′:一方の略半筒体 12:第2の半筒状部 12′:他方の略半筒体 13:接合部 14:切欠き 10b:延出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の一部を軸方向全長に亘って切欠き
    を有する切欠き筒体であって、 該切欠き筒体の実質的に外周寸法の半分に見合う幅をも
    つ2枚の一定肉厚の板片からなり、一方の該板片から半
    筒状に形成された第1の半筒状部と、他方の該板片から
    半筒状に形成され第2の半筒状部と、該第1および第2
    の半筒状部の周方向の一端同志が接合された接合部と、
    該第1の半筒状部および/または該第2の半筒状部に形
    成された半径方向に突出すると共に周方向に延びる延出
    部とを備え、該第1の半筒状部の周方向の他端と該第2
    の半筒状部の周方向の他端間に該切欠が形成されている
    ことを特徴とする切欠き筒体。
  2. 【請求項2】 筒体の一部を軸方向全長に亘って切欠さ
    を有する切欠き筒体の製造方法であって、 該切欠き筒体の外周寸法の半分に実質的に見合う幅をも
    つ2箇の一対の金属製の板片を用意し、 該一対の金属製の板片をそれぞれ半径方向に突出すると
    共に周方向に延びる延出部を施した一対の略半筒体にプ
    レス成形した後、 プレス成形された該一対の略半筒体のそれぞれの周方向
    の一端同志を互いに突き合わせて該一対の略半筒体のそ
    れぞれの周方向の他端間に間隙を保って保形し、 しかる後、該互いに突き合わせた突き合せ部を溶接にて
    接合することを特徴とする切欠き筒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記金属製の板片が打ち抜き工程を経て
    形成部が施されていることを特徴とする請求項2に記載
    の切欠き筒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記プレス成形された前記一対の略半筒
    体がそれぞれ、一対の割り電極治具により、該半筒体の
    外周で保形することを特徴とする請求項2および請求項
    3に記載の切欠き筒体の製造方法。
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