JPH07185285A - 横型湿式分散装置 - Google Patents

横型湿式分散装置

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Publication number
JPH07185285A
JPH07185285A JP5350537A JP35053793A JPH07185285A JP H07185285 A JPH07185285 A JP H07185285A JP 5350537 A JP5350537 A JP 5350537A JP 35053793 A JP35053793 A JP 35053793A JP H07185285 A JPH07185285 A JP H07185285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersion
chamber
raw material
particle size
beads
Prior art date
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Pending
Application number
JP5350537A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Tsunoda
朋尚 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5350537A priority Critical patent/JPH07185285A/ja
Publication of JPH07185285A publication Critical patent/JPH07185285A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな構成で、より細かくかつより均
一な湿式分散を高効率で行うことのできる分散装置を提
供する。 【構成】 分散用ビーズを収容し、分離板を介して水平
方向に少なくとも2以上のチャンバーに分割された水平
ベッセルと、該水平ベッセルの所要位置に形成された原
材料供給口及び分散液排出口と、水平回転軸のまわりに
撹拌羽根を取付けてなり、前記水平ベッセル内に配置さ
れる撹拌手段と、前記分離板の一部に形成された開口に
設置されたフィルターとを備え、分散液排出口側のチャ
ンバーになるほど径の小さな分散用ビーズを収容させた
ことを特徴とする横型湿式分散装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散効率をアップした
横型湿式分散装置に関し、さらに詳しくは、感熱、感圧
記録材料等の原材料の分散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料や感圧記録材料は年々その
用途の拡大とともに高感度化の要求が高まってきてい
る。この要求を満足させるための1つの手段として、原
材料を湿式分散装置を用いて長時間湿式粉砕し、サブミ
クロンオーダーまで細かくすることが提案されている。
このような横型湿式分散装置として、水平ベッセル内
に、複数枚の撹拌羽根を取付けてなる水平回転軸を配置
するとともに、内部に分散用ビーズを収容した構成を有
し、分散すべき原材料を原材料供給口から供給し、撹拌
羽根の撹拌により分散用ビーズにより原材料を分散させ
た後、分散液排出口から分散液を取出す装置が知られて
いる(特開昭58−69089号公報、特開平3−73
382号公報等)。
【0003】また、より細かいかつより均一な分散を行
うために、異なった粒径の分散用ビーズをそれぞれ収容
した2台の横型湿式分散装置を用い、粒径の大きな分散
用ビーズを収容した一方の分散装置で原材料を分散させ
た後、これを取出し、さらに、粒径の小さな分散用ビー
ズを収容したもう一方の分散装置で再度分散させること
も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の横型湿式分散装置においては、効率が悪かったり、
装置が大がかりになるという欠点があり、コンパクトな
構成で、より細かくかつより均一な湿式分散を高効率で
行う装置の実現が望まれていた。
【0005】本発明は、このような従来技術の実状に鑑
みてなされたもので、コンパクトな構成で、より細かく
かつより均一な湿式分散を高効率で行うことのできる横
型湿式分散装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、分散用ビーズを収容し、分離板を
介して水平方向に少なくとも2以上のチャンバーに分割
された水平ベッセルと、該水平ベッセルの所要位置に形
成された原材料供給口及び分散液排出口と、水平回転軸
のまわりに撹拌羽根を取付けてなり、前記水平ベッセル
内に配置される撹拌手段と、前記分離板の一部に形成さ
れた開口に設置されたフィルターとを備え、分散液排出
口側のチャンバーになるほど径の小さな分散用ビーズを
収容させたことを特徴とする横型湿式分散装置が提供さ
れる。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。図1は本
発明による横型湿式分散装置の一構成例を模式的に示す
断面図であり、水平ベッセル1は分散板3を介して第1
のチャンバー2Aと第2のチャンバー2Bに分割されて
いる。第1のチャンバー2Aには原材料供給口4が形成
され、第2のチャンバー2Bには分散液排出口5が形成
されている。これらチャンバー2A、2B内には分散板
3を貫通して、水平回転軸6が水平方向に配置され、該
水平回転軸6のまわりには複数枚の撹拌羽根7が取付け
られている。該水平回転軸6は図示しないモータにより
適切な回転数で回転されるようになっている。また、分
散板3の一部には開口が形成され、そこにフィルター8
が取付けられ、サイズの大きい分散媒体が第1のチャン
バー2Aから第2のチャンバー2Bに移動しないように
なっている。さらに、第1のチャンバー2Aには径の大
きな分散用ビーズが収容され、第2のチャンバー2Bに
は径の小さな分散用ビーズが収容されている。例えば、
第1のチャンバー2Aでは、平均粒径0.7〜2.0m
mのビーズが使用され、第2のチャンバー2Bでは平均
粒径0.5〜1.0mmのビーズが使用される。本構成
例の場合、十分な効果を得るためには、第1のチャンバ
ー2Aと第2のチャンバー2Bにおいて使用されるビー
ズには、0.3μm以上の平均粒径の差があることが好
ましい。ビーズ材料は、ガラス、アルミナ等、従来の湿
式分散装置で使用されている公知のものを用いることが
できる。
【0008】上記装置によれば、分散すべき原材料が原
材料供給口4より水平ベッセル1内に供給されると、原
材料は、先ず、粒径の大きな分散用ビーズを収容した第
1のチャンバー2A内で、水平回転軸6の回転にともな
う撹拌羽根8の回転により、分散用ビーズで分散され
る。ある程度細かく分散された分散媒体は、フィルター
8を介して第2のチャンバー2Bに流入する。第2のチ
ャンバー2B内では、粒径の小さな分散用ビーズによ
り、分散媒体はさらに細かく粉砕され、最終的な分散液
は分散液排出口5から取出される。順次、原材料の供給
と分散液の排出を行うことにより連続作業が可能とな
る。かくして分散媒体の平均粒径がより細かく、かつそ
の粒度分布の広がりが少ない分散液が連続的に得られる
こととなる。
【0009】なお、上記構成例では1つのベッセルを2
分割した形態としたが、1つのベッセルを3分割した形
態とすることも可能である。この場合も、分散液排出側
のチャンバーほど径の小さな分散用ビーズを収容させ
る。
【0010】
【実施例】次に本発明を実施例により更に具体的に説明
する。なお、以下において部は重量基準である。
【0011】実施例1 原材料を、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン20部、10%ポリビニルアルコール2
0部、水60部を混合したものとし、図1の構成の装置
を用い、第1のチャンバー内に平均粒径が1.5mmの
分散用ビーズを収容し、第2のチャンバー内に平均粒径
が0.7mmの分散用ビーズを収容し、1時間分散さ
せ、ロイコ染料分散液を得た。
【0012】実施例2 実施例1において、第1のチャンバー内の分散用ビーズ
の平均粒径を1.0mm、第2のチャンバー内の分散用
ビーズの平均粒径を0.5mmとした以外は同様にして
ロイコ染料分散液を得た。
【0013】実施例3 実施例1において、分散時間を5時間とした以外は同様
にしてロイコ染料分散液を得た。
【0014】比較例1 実施例1において、第1及び第2のチャンバー内の分散
用ビーズの平均粒径をともに1.5mmとして以外は同
様にしてロイコ染料分散液を得た。
【0015】比較例2 実施例1において、第1のチャンバー内の分散用ビーズ
の平均粒径を0.5mm、第2のチャンバー内の分散用
ビーズの平均粒径を1.0mmとした以外は同様にして
ロイコ染料分散液を得た。
【0016】比較例3 ベッセルのチャンバー数が1の従来装置を用い、チャン
バー内に平均粒径を1.5mmの分散用ビーズを収容し
て、実施例1と同じ原材料を1時間分散させ、ロイコ染
料分散液を得た。
【0017】比較例4 比較例3において、分散用ビーズの平均粒径を0.7m
mとし、分散時間を5時間とした以外は同様にしてロイ
コ染料分散液を得た。
【0018】比較例5 比較例3において、平均粒径が1.5mmの分散用ビー
ズと平均粒径が0.7mmの分散用ビーズを混合して用
い、かつ分散時間を5時間とした以外は同様にしてロイ
コ染料分散液を得た。
【0019】以上の各実施例及び比較例で得たロイコ染
料分散液の分散媒体の平均粒径及び粒径分布の広がりを
HORIBA製粒度分布測定装置LA−700で測定し
た。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1より、本発明の実施例によれば、比較
例に比べ、分散媒体の平均粒径がより細かく、さらに粒
度分布の広がりが小さくシャープなロイコ染料分散液が
得られることがわかる。このことにより、本発明の分散
装置は極めて有用性が高いことがわかる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成としたので、
コンパクトな構成で、より細かくかつより均一な湿式分
散を高効率で行うことのできる横型湿式分散装置が実現
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による横型湿式分散装置の一構成例を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 水平ベッセル 2A チャンバー 2B チャンバー 3 分離板 4 原材料供給口 5 分散液排出口 6 水平回転軸 7 撹拌羽根 8 フィルター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散用ビーズを収容し、分離板を介して
    水平方向に少なくとも2以上のチャンバーに分割された
    水平ベッセルと、 該水平ベッセルの所要位置に形成された原材料供給口及
    び分散液排出口と、 水平回転軸のまわりに撹拌羽根を取付けてなり、前記水
    平ベッセル内に配置される撹拌手段と、 前記分離板の一部に形成された開口に設置されたフィル
    ターとを備え、 分散液排出口側のチャンバーになるほど径の小さな分散
    用ビーズを収容させたことを特徴とする横型湿式分散装
    置。
JP5350537A 1993-12-28 1993-12-28 横型湿式分散装置 Pending JPH07185285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5350537A JPH07185285A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 横型湿式分散装置

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JP5350537A JPH07185285A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 横型湿式分散装置

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JPH07185285A true JPH07185285A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18411163

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5350537A Pending JPH07185285A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 横型湿式分散装置

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JP (1) JPH07185285A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100921190B1 (ko) * 2009-02-25 2009-10-13 베스트화학기계공업(주) 그라인딩 효율성을 개선한 탑 밀
CN103495374A (zh) * 2013-09-17 2014-01-08 东北大学 一种自搅拌管式溶出反应器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100921190B1 (ko) * 2009-02-25 2009-10-13 베스트화학기계공업(주) 그라인딩 효율성을 개선한 탑 밀
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