JPH08173826A - 湿式分散粉砕装置及び方法 - Google Patents

湿式分散粉砕装置及び方法

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JPH08173826A
JPH08173826A JP31865194A JP31865194A JPH08173826A JP H08173826 A JPH08173826 A JP H08173826A JP 31865194 A JP31865194 A JP 31865194A JP 31865194 A JP31865194 A JP 31865194A JP H08173826 A JPH08173826 A JP H08173826A
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JP
Japan
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liquid
pulverizing
coarse
crushing
fine
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JP31865194A
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English (en)
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Masatsugu Yamaguchi
雅嗣 山口
Tokumitsu Kadota
徳光 門田
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Nittetsu Mining Co Ltd
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Nittetsu Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粗粉砕部と微粉砕部の回転軸を共通にして、部
品点数及び電力消費量を低減すると共に、配管及び装置
内部の閉塞を防止する。 【構成】外ケース11の中心部に回転軸12が配置さ
れ、この回転軸12に粗粉砕部15のロータ52と、微
粉砕部16の撹拌子62が取付けられている。したがっ
て、粗粉砕部15と微粉砕部16の駆動手段を共通化で
きるので、部品点数及び電力消費量を低減できる。ま
た、従来のような配管がないのでその閉塞が生じる心配
がない。更に、粗粉砕部15のステータ51とロータ5
2によって、円環状でスリット状の液通過部55が形成
され、その終端57が撹拌子62に対向しているので、
粉体が滞留するようなデッドスペースがなく、粉体によ
って装置内部が閉塞するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿式分散粉砕装置及び方
法に関し、特に粗粉砕から微粉砕までを連続して行う種
々の微粒子含有材料の製造工程等に使用するのに好適な
湿式分散粉砕装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から固体の粉体を微粒子として得る
ための微粒子粉砕装置及び方法は、固体を取り扱う各種
の化学工業分野において広く使用され、種々の材料を所
望の程度に粉砕するために各種の装置及び方法が開発さ
れている。最近、高性能化又は複合機能化した新素材の
開発に伴い、一層の微粒子化、粉体の組成や粒子径の均
一化等を目的とした種々の技術が研究開発されている。
その中でも、湿式分散粉砕装置及び方法は粉体の組成や
粒子径を均一にしやすい点で優れている。
【0003】従来、フロアブル農薬の製造工程、イン
キ、塗料、コーティング材の製造工程等に、図6に示す
ような湿式分散粉砕装置20が使用されている。この湿
式分散粉砕装置20は、原料のプレミキシング処理を行
い、スラリー化した処理物を媒体撹拌ミルにより粉砕処
理するようになっている。すなわち、液体と固体粉体と
が混合機21に供給され、ここでプレミキシング処理が
行なわれてスラリーが生成される。このスラリーは、一
次粉砕機22のロータとステータの組合せにより剪断力
及び圧力変化が付与されて粗粉砕処理が行なわれる。プ
レミキシング処理したスラリーを一次粉砕機22で粗粉
砕処理をすることにより、スラリーが分散されると共
に、ある程度の大きさまで粉体が粗粉砕される。一次粉
砕機22で粗粉砕されたスラリーは媒体撹拌ミル23に
供給され、ここで微粉砕処理が行なわれて製品が生成さ
れ、これが例えばストックタンク24にストックされ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の湿式分
散粉砕装置20は、一次粉砕機22と媒体撹拌ミル23
とが別体で配管25によって接続されているので、比較
的大きな粒径の粉体が含まれたスラリーによって、配管
25が閉塞することがあった。また、一次粉砕機22と
媒体撹拌ミル23とにそれぞれモータなどの駆動手段が
必要なので、部品点数が多くなって製造コストが高くな
ると共に、電力消費量も多くなり、更に装置全体が大型
化するという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、配管が閉塞するようなことがなく、
また製造コスト及び電力消費量を低減することが可能
で、更に装置を小型化することが可能な極めて効率的な
湿式分散粉砕装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、外
ケースの中心部に回転軸が配置され、前記外ケースに固
定されたステータと前記回転軸に取付けられたロータか
らなる粗粉砕部が設けられ、前記回転軸に取付けられた
撹拌子と前記撹拌子の周囲を相対移動する多数の粉砕用
球体からなる微粉砕部が前記粗粉砕部に連続して設けら
れ、前記粗粉砕部の液流入口に連続する一次液の入口と
前記微粉砕部の液流出口に連続する二次液の出口が前記
外ケースに設けられ、前記出口側には前記二次液から前
記粉砕用球体を分離するためのフィルタ手段が設けられ
ていることを特徴とする湿式分散粉砕装置によって達成
することができる。
【0007】上記目的は、前記湿式分散粉砕装置におい
て、前記粗粉砕部の液通過部が前記ロータと前記ステー
タによってスリット状に形成され、前記液通過部の終端
が前記微粉砕部の撹拌子に向かって開口していることを
特徴とする構成によって達成することができる。上記目
的は、前記湿式分散粉砕装置において、前記液通過部の
終端が前記微粉砕部に円環状に直接開口していることを
特徴とする構成によっても達成することができる。
【0008】また、本発明の上記目的は、外ケースの入
口から被処理液を供給し、前記外ケースに固定されたス
テータと前記外ケースの中心部に配置された回転軸に取
付けられたロータからなる粗粉砕手段の液流入口に前記
被処理液を供給して、該被処理液を前記ステータと前記
ロータとによって粗粉砕処理した後にこの粗粉砕手段の
液出口から直接に微粉砕手段側に供給し、前記回転軸に
て回転される撹拌子を備えた微粉砕手段によって前記粗
粉砕処理に連続して微粉砕処理を行うことを特徴とする
湿式分散粉砕方法により達成することができる。上記目
的は、前記湿式分散粉砕方法ににおいて、前記粗粉砕手
段から前記微粉砕手段に開口する前記被処理液の液通過
部の終端を前記撹拌子に対向させることを特徴とする湿
式分散粉砕方法によって達成することができる。
【0009】
【作用】本発明の湿式分散粉砕装置及び方法において
は、粉体が粗粉砕部である程度の大きさまで粉砕された
一次液が、配管を通さずに微粉砕部に直接供給されるの
で、従来のような配管の閉塞は起こらなくなる。また、
粗粉砕部のロータと微粉砕部の撹拌子が同一の回転軸に
取付けられているので、駆動手段が共通化され、部品点
数及び電力消費量が低減され、更に、装置全体を小型化
することが可能になる。粗粉砕部の液通過部の終端の開
口は、ステータとロータによって微粉砕部側に円環状で
回転駆動されるスリット状に形成されているので、被処
理液内の粉体によって被処理液の通路の閉塞を効果的に
防止でき、又、この液通過部の終端の開口が微粉砕部の
撹拌子に対向しているので、粉体が滞留するようなデッ
ドスペースがなくなり、微粉砕処理を効果的におこなう
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係わる湿式分散粉砕装置及び
方法について、図1乃至図5を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明による湿式分散粉砕装置の第一実施例
の断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は本発明の
湿式分散粉砕装置の使用例を示す系統図、図4は本発明
の湿式分散粉砕装置による粉砕実験の結果を示す図、図
5は本発明の湿式分散粉砕装置の第二実施例の断面図で
ある。
【0011】図1に示すように、本発明の第一実施例の
湿式分散粉砕装置1は、外ケース11の中心部に回転軸
12が配置されている。外ケース11は、図中左端部の
左側板部31と、右端部の右側板部32と、これらの間
の胴部33とで構成されている。左側板部31には一次
液(原料)の入口34が設けられている。また、左側板
部31の右側には、一次液に含まれる粉体をある程度の
大きさまで粉砕するための粗粉砕部15が設けられてい
る。粗粉砕部15は、左側板部31に固定されたステー
タ51と、ステータ51の内側に配置されて回転軸12
に取付けられたロータ52とで構成されている。ステー
タ51の右端面53とロータ52の右端面54はほぼ同
一平面上にあり、粗粉砕部15の右側に連続して設けら
れた微粉砕部16の粉砕室61の左側面を形成してい
る。
【0012】ステータ51とロータ52との間には、円
環状でスリット状の液通過部55が形成されている。液
通過部55の径は、一次液の流れる方向に沿って徐々に
大きくなっている。また、液通過部55のギャップw
は、流れ方向に沿って徐々に狭くなっている。液通過部
55の左端部の液流入口56には、左側板部31の入口
34が連続している。この液通過部55は図示では平坦
なスリット構造としたが、スリット内面が適宜凹凸を有
する構造とすることができる。更に、液通過部55の右
端部の終端57は、図2に示すように粉砕室61の左側
面の中間に開口しており、粉砕室61内の撹拌子62に
対向している。
【0013】微粉砕部16は、上述の粉砕室61と、粗
粉砕部15と同一の回転軸12に取付けられた複数の撹
拌子62と、撹拌子62が回転したとき撹拌子62の周
囲を相対的に回転する多数の粉砕用球体63とで構成さ
れている。撹拌子62には、一次液を撹拌しやすいよう
に突起や孔などが設けられている。また、粉砕用球体6
3としては、ガラスビーズやセラミックビーズ、金属球
などが用いられる。そして、粉砕用球体63の平均直径
dは、後述のように液通過部55の最小ギャップwの3
倍以上、好ましくは10倍以上に設定されている。逆に
云えば、液通過部55の最小ギャップwは、粉砕用球体
63の平均直径dの1/3以下、好ましくは1/10以
下に設定されている。
【0014】さて、外ケース11の右側板部32には、
微粉砕部16の粉砕室61と連続する分離室41が設け
られ、粉砕室61の右端部の液流出口64には、粉砕用
球体63を二次液から分離するためのフィルタ手段42
が取付けられている。また、右側板部32には分離室4
1に連続する二次液の出口43が設けられている。
【0015】このように構成される湿式分散粉砕装置1
は、例えば図3に示すように混合機21とストックタン
ク24の間に配置される。そして、液体と固体粉体とが
混合機21に供給され、ここでプレミキシング処理が行
なわれて一次液のスラリーが生成される。この一次液
は、図1に示す湿式分散粉砕装置1の入口34から粗粉
砕部15の液通過部55内に吸引され、駆動手段である
モータ2(図3)によって回転駆動される回転軸12に
取付けられたロータ52と、ステータ51との組合せに
より剪断力及び圧力変化が付与されて、ある程度の大き
さまで粉砕される。すなわち、ここでは粗粉砕処理が行
なわれ、一次液に含まれる粉体が微粉砕部16で効率良
く粉砕できる程度の大きさまで粉砕される。
【0016】粗粉砕された一次液は、液通過部55の終
端57から排出され、微粉砕部16の粉砕室61内に供
給される。ここで、上述のように終端57は微粉砕部1
6の撹拌子62に対向しているので、終端57から排出
された一次液が撹拌子62に向かって流れて行く。更
に、粗粉砕部15のステータ51の右側面53と、ロー
タ52の右側面54がほぼ同一平面を形成しているの
で、終端57から排出された一次液が滞留するようなデ
ッドスペースがなくなる。したがって、微粉砕部15が
粉体によって閉塞されるのを防止できる。
【0017】微粉砕室61に供給された一次液は、回転
軸12に取付けられた撹拌子62によって撹拌されると
共に、撹拌子62の周囲を相対移動する多数の粉砕用球
体63で更に細かく粉砕され、製品となる二次液が生成
される。二次液はフィルタ手段42を通過することによ
って粉砕用球体63が分離され、これが分離室41を経
て出口43から排出される。出口43から排出された二
次液は、例えばストックタンク24(図3)にストック
される。
【0018】さて、上述のように粉砕用球体63の直径
は、粗粉砕部15の液通過部55の最小ギャップwに対
して3倍以上、好ましくは10倍以上に設定されてい
る。図4は、本発明の湿式分散粉砕装置1を用いて、粉
砕用球体63の平均直径dを変えて行なった粉砕実験の
粉砕結果を示す。この粉砕実験は、一次液に含まれる粉
体がD90のときのメッシュサイズ(90%の粉体が通過
するメッシュサイズ)を193.35μmとしたとき
に、粉砕用球体63の平均直径dを変えて粉砕処理を行
い、これによって得られた二次液に含まれる粉体の粒径
を測定したものである。なお、粒径測定は、日機装社製
のレーザー式のマイクロトラックFRAを用いて湿式測
定により行なった。また、ここでは、液通過部55の最
小ギャップwと、一次液(原料)に含まれる粉体のD90
粒径が同等であるものとして実験を行なった。
【0019】一次液に含まれる粉体としては炭酸カルシ
ウムが用いられ、その粒径はメッシュのサイズが24.
72μmの篩を50%が通過し(D5024.72μ
m)、メッシュのサイズが193.35μmの篩を90
%が通過する(D90193.35μm)ものである。そ
して、ここでは、90%が通過するメッシュのサイズ1
93.35μmが、液通過部55の最小ギャップwと同
一であるとした。
【0020】図4から分かるように、テスト番号1の場
合、すなわち、粉砕用球体63の平均直径dが0.6m
mで粉体(D90193.35μm)の約3倍であり、処
理量が0.3リットル/分の場合には、微粉砕部16内
で閉塞が生じており、実用には不適当であると判断し
た。一方、テスト番号2の場合、すなわち、テスト番号
1の処理量を0.3リットル/分から0.9リットル/
分に増やした場合には、粉砕結果がD5012.26μ
m、D9098.87μmとなり、100μm以上の粒子
が存在したが、実用には適していると判断した。このこ
とから、粉砕用球体63の平均直径dが液通過部55の
最小ギャップwの約3倍のところに処理可能・不可能の
ボーダーラインが存在するものとみることができる。
【0021】テスト番号3は、粉砕用球体63の平均直
径dが1.0mmであり、液通過部55の最小ギャップ
wの約5倍となっている。また、処理量は0.3リット
ル/分である。この場合には、粉砕結果がD504.82
μm、D9078.21μmとなり、テスト番号2の場合
より粉体が細かく粉砕されたことが分かる。したがっ
て、この場合も実用に適していると判断した。
【0022】更に、テスト番号4の場合は、粉砕用球体
63の平均直径dが2.0mmであり、液通過部55の
最小ギャップwの約10倍となっている。処理量はテス
ト番号3と同じで、0.3リットル/分である。この場
合には、粉砕結果がD507.56μm、D9029.16
μmとなり、上記のテスト番号3の場合より粉体が更に
細かく粉砕されている。また、44μm以上の粒子は存
在しなかった。したがって、実用には最も良く適してい
ると判断した。
【0023】この粉砕実験の結果から、粉砕用球体63
の平均直径dは、液通過部55の最小ギャップwの3倍
以上が良く、10倍以上にすれば更に好ましいと判断さ
れる。したがって、本発明の湿式分散粉砕装置1に用い
られる粉砕用球体63の平均直径dは、液通過部55の
最小ギャップwの3倍以上、好ましくは10倍以上、逆
に云えば液通過部55の最小ギャップwは、粉砕用球体
63の平均直径dの1/3以下、好ましくは1/10以
下に設定されているのである。なお、この最小ギャップ
wの調節は例えば前記ロータ52を回転軸12の軸方向
に移動するればよく、実際には回転軸12を適宜移動し
て調節することができる。また、ここでは一次液に含ま
れる粉体として炭酸カルシウムを使用した場合について
説明したが、その他に例えば有機顔料、農薬原体、消石
灰など他の粉体を使用した場合も同様である。
【0024】本発明は上記実施例に示した構造のものに
限定されるものではなく、例えば図5に示すように適宜
変更できるものである。また、図5に示す第2実施例の
湿式分散粉砕装置3は、図示のごとく粗粉砕部70のロ
ータ72が微粉砕部16の粉砕室61内に突出した構成
である。この場合には、ステータ71とロータ72のギ
ャップwを、微粉砕部16側の最終段階でロータの回転
半径方向に平行にすることもできる。なお、他の構成部
材については第1実施例と同じであるので説明を省略す
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の湿式分散
粉砕装置及び方法によれば、粉体が粗粉砕部である程度
の大きさまで粉砕された被処理液が、配管を通さずに微
粉砕部に直接供給されて連続処理されるので、従来のよ
うな配管の閉塞は発生することはない。また、粗粉砕部
のロータと微粉砕部の撹拌子が同一の回転軸に取付けら
れているので、駆動手段が共通化されるので、設備の部
品点数及び電力消費量が低減されるだけでなく、装置全
体を小型化することができる。更に粗粉砕部の液通過部
の終端の開口は、ステータとロータによって微粉砕部側
に円環状で回転駆動されるスリット状に形成されている
ので、被処理液内の粉体によって被処理液の通路の閉塞
を効果的に防止できる。さらに又、この液通過部の終端
の開口が微粉砕部の撹拌子に対向している場合には、粗
粉砕部から微粉砕部に移る領域において粉体が滞留する
ようなデッドスペースがなくなり、微粉砕処理効率の良
い装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる湿式分散粉砕装置の第一実施例
を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の湿式分散粉砕装置の使用例を示す系統
図である。
【図4】湿式分散粉砕装置の粉砕実験の結果を示す図で
ある。
【図5】湿式分散粉砕装置の第二実施例の断面図であ
る。
【図6】従来の湿式分散粉砕装置の系統図である。
【符号の説明】
1 湿式分散粉砕装置 11 外ケース 12 回転軸 15 粗粉砕部 16 微粉砕部 34 入口 43 出口 51 ステータ 52 ロータ 55 液通過部 56 液流入口 57 終端 62 撹拌子 63 粉砕用球体 64 液流出口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケースの中心部に回転軸が配置され、
    前記外ケースに固定されたステータと前記回転軸に取付
    けられたロータからなる粗粉砕部が設けられ、前記回転
    軸に取付けられた撹拌子と前記撹拌子の周囲を相対移動
    する多数の粉砕用球体からなる微粉砕部が前記粗粉砕部
    に連続して設けられ、前記粗粉砕部の液流入口に連続す
    る一次液の入口と前記微粉砕部の液流出口に連続する二
    次液の出口が前記外ケースに設けられ、前記出口側には
    前記二次液から前記粉砕用球体を分離するためのフィル
    タ手段が設けられていることを特徴とする湿式分散粉砕
    装置。
  2. 【請求項2】 前記粗粉砕部の液通過部が前記ロータと
    前記ステータによってスリット状に形成され、前記液通
    過部の終端が前記微粉砕部の撹拌子に向かって開口して
    いることを特徴とする請求項1記載の湿式分散粉砕装
    置。
  3. 【請求項3】 前記液通過部の終端が前記微粉砕部に円
    環状に直接開口していることを特徴とする請求項2記載
    の湿式分散粉砕装置。
  4. 【請求項4】 外ケースの入口から被処理液を供給し、
    前記外ケースに固定されたステータと前記外ケースの中
    心部に配置された回転軸に取付けられたロータからなる
    粗粉砕手段の液流入口に前記被処理液を供給して、該被
    処理液を前記ステータと前記ロータとによって粗粉砕処
    理した後にこの粗粉砕手段の液出口から直接に微粉砕手
    段側に供給し、前記回転軸にて回転される撹拌子を備え
    た微粉砕手段によって前記粗粉砕処理に連続して微粉砕
    処理を行うことを特徴とする湿式分散粉砕方法。
  5. 【請求項5】 前記粗粉砕手段から前記微粉砕手段に開
    口する前記被処理液の液通過部の終端を前記撹拌子に対
    向させることを特徴とする請求項4記載の湿式分散粉砕
    方法。
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