JP2007289828A - メディア攪拌型湿式分散機及び微粒子の分散方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メディアの共回り現象を解消して、分散効率が高く摩耗の問題を起こさないメディア攪拌型湿式分散機を提供する。
【解決手段】処理物の供給口6及び排出口7を備える円筒状の容器2の内部に、筒状のセパレータ3と、回転軸4に固定されて回転するロータ5を備えている。ロータ5は、円筒状の攪拌部51と円板状の保持部52を備え、攪拌部51が、保持部52で二分される両方の側に、内外を連通する複数の貫通孔53を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続的に分散処理を行うメディア攪拌型湿式分散機及び微粒子の分散方法に関する。
湿式分散処理とは、スラリー中に含まれる固体粒子を微粉砕して、より細かい微粒子からなる分散液とする処理である。例えば、プリンター用インク、塗料、重合トナー、カラーレジスト、セラミックス微粒子、酸化チタン、金属粉末、医薬品等の広い分野においてよく行われている。すなわち、これらは無機質微粒子、有機質微粒子、無機有機複合微粒子又はこれらの混合物を含むスラリーである。
これらの処理に使用される分散機の一つとして、メディア攪拌型の分散機がある。この分散機は、容器内でスラリー状の処理液とメディアとを一緒に攪拌し、メディアの剪断力によって粒子を粉砕すると共に分散するものである。分散後の処理液は、容器内に設けられたセパレータによりメディアと分離されて容器外に排出される。セパレータとしては、ギャップタイプやスクリーンタイプ等の篩式のものが多く使用されている。
分散処理の性能は使用するメディアの直径に大きく影響され、メディアの直径が小さいほど、分散液中の微粒子径を小さくすることができるので、近年の傾向としては、メディアの直径を小さくする傾向にある。しかしながら、メディアの小径化に伴ってメディアが排出側へ押し付けられる偏析現象が問題となり、この問題を解決するためにL/D比が1未満のメディア攪拌型湿式分散機が特許文献1に提案されている。
図7に示すように、特許文献1に記載されたメディア攪拌型湿式分散機101は、円筒状の分散容器102と、分散容器102内を径方向に内側室121と外側室122に区画すると共に両室間を連通する複数のスリット131が形成される筒状のセパレータ103と、分散容器102の一端を挿通して回転自在に設けられる回転軸104と、回転軸104に固定されて回転するロータ105と、分散容器102の他端に設けられ内側室内外を連通する処理物の供給口106と、分散容器102の外周に設けられ外側室内外を連通する処理物の排出口107を備えている。
そして、供給口106から分散容器102内に処理物を供給してロータ105を回転させると、処理物は内側室121内に位置しているメディアと共に攪拌され粉砕処理及び分散処理を受け、分散容器102の中心から外方向に向かって流動し、セパレータ103のスリット131によってメディアが分離され、外側室122から排出口107を介して粉砕容器102外に排出される。
この分散機101は、L/D比を小さくすることによってメディアの偏析を防止することができる。しかしながら、この分散機101は、ロータ105とセパレータ103との間に位置するメディアが、稀に共回り(グループモーション)を起こすという問題がある。このため、ロータ105の周囲で発生すべきメディア間の剪断力が減少して処理効率の低下を招くという問題がある。また、セパレータ103の表面に接触するメディアの速度が、ロータ105の周速度に近い高速となってセパレータ103が摩耗するという問題がある。
特開平10−15411号公報
本発明の目的は、円筒状の容器と、容器内を径方向に内側室と外側室に区画すると共に両室間を連通する複数のスリットが形成される筒状のセパレータと、容器の一端を挿通して回転自在に設けられる回転軸と、回転軸に固定されて回転するロータと、容器の他端に設けられ内側室内外を連通する処理物の供給口と、容器の外周に設けられ外側室内外を連通する処理物の排出口を備えるメディア攪拌型湿式分散機であって、メディアの共回り現象を抑制することにより、分散処理効率を向上し、セパレータ等における摩耗を防止できる分散機を提供することである。また、分散処理効率を向上し、セパレータ等における摩耗を防止できる微粒子の分散方法を提供することである。
上記のような課題を解決するために、本発明の請求項1に係るメディア攪拌型湿式分散機は、円筒状の容器と、該容器内を径方向に内側室と外側室に区画すると共に両室間を連通する複数のスリットが形成される筒状のセパレータと、前記容器の一端を挿通して回転自在に設けられる回転軸と、前記回転軸に固定されて回転するロータと、前記容器の他端に設けられ前記内側室内外を連通する処理物の供給口と、前記容器の外周に設けられ前記外側室内外を連通する処理物の排出口を備えるメディア攪拌型湿式分散機において、前記ロータが円筒状の攪拌部と円板状の保持部を備え、前記攪拌部が前記保持部により二分される両方の側に、内外を連通する複数の貫通孔を備えている手段を採用している。
また、本発明の請求項2に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1に記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記内側室が円筒状をなし、両端間の長さLと直径Dの間に式1の関係がある手段を採用している。
0.3 < L/D < 1 …… 式1
また、本発明の請求項3に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1又は2に記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記内側室の両端部が、所定の内方位置から端に向かって順次小径に形成されて曲率半径Rの断面湾曲状をなし、式2の関係がある手段を採用している。
L/30 < R < L/3 …… 式2
また、本発明の請求項4に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1乃至3の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記攪拌部の外径dと前記直径Dとの間に式3の関係がある手段を採用している。
0.70 < d/D < 0.97 …… 式3
また、本発明の請求項5に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1乃至4の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記攪拌部の幅wと前記長さLとの間に式4の関係がある手段を採用している。
0.7 < w/L < 0.9 …… 式4
また、本発明の請求項6に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1乃至5の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記貫通孔が、前記攪拌部の内周面から外周面へ向かう方向が回転方向に対して後退する方向に傾斜している手段を採用している。
また、本発明の請求項7に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1乃至6の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記攪拌部が、外周面に突起を備えている手段を採用している。
また、本発明の請求項8に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1乃至7の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記保持部が、前記攪拌部の中央に設けられている手段を採用している。
また、本発明の請求項9に係るメディア攪拌型湿式分散機は、請求項1乃至8の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機において、前記保持部が、開口を備えている手段を採用している。
また、本発明の請求項10に係る微粒子の分散方法は、無機質微粒子、有機質微粒子、無機有機複合微粒子又はこれらの混合物を含むスラリー状処理液の分散方法において、請求項1乃至9の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機を用いる手段を採用している。
また、本発明の請求項11に係る微粒子の分散方法は、請求項10に記載の微粒子の分散方法において、前記容器内に充填するメディアが、前記攪拌部の周囲にリング状に最密充填されると仮定した場合に、リングの厚さAと前記長さLとの間に式5の関係がある手段を採用している。
0.5 < L/A < 2 …… 式5
本発明のメディア攪拌型湿式分散機は、前記のような構成としたことにより、ロータの攪拌部において、円板状の保持部で二分される両方の側で、夫々循環流を発生させることになる。すなわち、この循環流により、ロータの攪拌部周辺に位置する処理物及びメディアは、貫通孔では内側から外側に向かって流れ、攪拌部の外側では容器の中央から端部に向かって流れ、攪拌部の両端では外側から内側に向かって流れ、攪拌部の内側では端部から保持部に向かって流れる。
この循環流の発生により、攪拌部の周辺にあるメディアは共回りを起こすことができなくなり、メディア間に強力な剪断力を発生して効率の高い粉砕処理及び分散処理を行うことができる。また、共回りの解消により、セパレータ付近でのメディアの流速が遅くなり、セパレータ等の摩耗を防止することができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6には、本発明によるメディア攪拌型湿式分散機の実施形態が示されている。図1はメディア攪拌型湿式分散機の概略側面断面図、図2はロータの概略断面図である。
このメディア攪拌型湿式分散機1は、処理物の供給口6及び排出口7を備える円筒状の容器2の内部に、筒状のセパレータ3と、回転軸4に固定されて回転するロータ5を備えている。
容器2は、筒状のセパレータ3により、径方向に内側室21と外側室22とに区画されている。そして、粉砕処理及び分散処理は内側室21で行われるので、内側室21の内部形状は、本発明の重要な構成要素である。すなわち、容器2の内側両端間の長さをLとし、セパレータ3の内径をDとすると、これらは、円筒状の内側室21についての両端間の長さL及び直径Dとなる。そして、長さLと直径Dとの比は、0.3<L/D<1の範囲とすることが好ましい。L/Dを1よりも小さくすることにより、直径の小さなメディアを使用した場合でも、メディアの偏析現象及びグループモーションの発生を抑制することができる。また、0.3よりも大きくすることにより、ロータ5の作用範囲を十分に確保することができる。
また、内側室21の両端部は、所定の内方位置から端に向かって順次小径に形成されて断面湾曲状をなすことが好ましく、その曲率半径Rと長さLとの間に、L/30<R<L/3の関係とすることが好ましい。内側室21の両端部を断面湾曲状とすることにより、循環流の流動性が良好となり、偏析現象及びグループモーションの発生を抑制することができる。なお、湾曲状とする箇所は、図4(a)に示すように、セパレータ3の内径を湾曲状に形成しても良く、或いは図4(b)のように、容器2の両端部を湾曲状に形成しても良い。
セパレータ3は、複数のスリット31が形成されたスクリーンタイプであり、スリット31により内側室21と外側室22とが連通している。内側室21内でメディアと共に攪拌され、粉砕処理及び分散処理を受けた処理物は、スクリーン3でメディアと分離され、外側室22に移動することができる。スリット31の幅は、メディアの直径により設定され、その総面積は、処理物の性状や流量により設定される。
容器2の一端を挿通して回転軸4が回転自在に設けられ、この回転軸4の端部にロータ5が固定されている。回転軸4はシール部材8により密封され、図示しない駆動源により回転軸4を回転することにより、内側室21内の処理物及びメディアを攪拌することができる。また、容器2の他端には、内側室21内外を連通する処理物の供給口6が設けられ、容器2の外周には、外側室22内外を連通する処理物の排出口7が設けられている。
ロータ5は、循環流を発生するような形状に工夫されており、本発明の重要な構成要素である。すなわち、ロータ5は、円筒状の攪拌部51と円板状の保持部52を備えている。そして、攪拌部51が保持部52により二分されると共に、攪拌部51の二分される両方の側に、内外を連通する複数の貫通孔53を備えている。発生する循環流のバランスを取るために、保持部52は、攪拌部51の中央に設けて、両側が対称な形状となることが好ましい。
遠心力を受けたメディアは、貫通孔53を通って内側から外側に流動することになる。流動性を高めるために、貫通孔53は、攪拌部51の内周面から外周面に向かう方向が回転方向に対して後退する方向に傾斜していることが好ましい。そして、図2に示すように、攪拌部51の厚みの中心から軸心に向かう線に対して、角度θ1が0〜60°となることが特に好ましい。
ロータ5の回転により、攪拌部51の周囲にあるメディアには、剪断力と遠心力が与えられる。そして、攪拌部51の外周に突起55を設けることにより、この剪断力及び遠心力を強力にすることができる。また、周上に貫通孔53と突起55を交互に配置することにより、循環流の形成を一層促進することになる。
ロータ5と内側室21との関係は、攪拌部51の外径dと内側室21の直径Dとの間で、0.70<d/D<0.97の関係となることが好ましい。この範囲とすることにより、循環流の発生を良好にすることができると共に、粉砕処理及び分散処理を効果的とすることができる。また、攪拌部51の幅wと内側室21の長さLの間で、0、7<w/L<0、9の関係となることが好ましい。この範囲とすることにより、循環流の発生を良好にすることができると共に、粉砕処理及び分散処理を効果的とすることができる。
以上のような形状とすることにより、攪拌部51の周囲にある処理物及びメディアは、保持部52で二分される両方の側で、図5の矢印で示すような循環流を発生させることになる。すなわち、この循環流は、貫通孔53では内側から外側に向かって流れ、攪拌部51の外側では容器の中央から端部に向かって流れ、攪拌部51の端部では外側から内側に向かって流れ、攪拌部51の内側では端部から保持部に向かって流れる。
攪拌部51の内側は、良好な混合状態に保持されることが好ましく、保持部52で分離されることのないように、保持部52に開口54を設けることが好ましい。開口54は、図2のE―E断面で見たときに、図3に示すような角度θ2を備えることが好ましい。角度θ2の向きにより、処理物及びメディアの流れを、内側室21の一方の側から他方の側に促進したり、他方の側から一方の側に促進したりすることができる。そして、複数の開口54について、流れの向きを交互に変えることにより、両側での区別をなくし、全体を均一な混合状態とすることができる。
内側室21及びロータ5を以上のように形成することにより、内側室21内で良好な粉砕処理及び分散処理が行われることになる。すなわち、セパレータ3の内壁とロータ5の攪拌部51外周との間において、メディア間に大きな速度差を与えて強力な剪断力を発生させる。これと同時に、攪拌部51の両側に循環流を発生させる。循環流による流れの向きは、ロータ5の回転による流れの向きに対して直交する方向である。このため、メディアは攪拌部51と共に動くことができず、共回り現象が解消されることになる。
本発明のメディア攪拌型湿式分散機1は、供給口6から容器2内に処理物を供給してロータ5を回転させると、処理物は内側室21内に位置しているメディアと共に攪拌され、粉砕処理及び分散処理を受ける。そして、容器2の中心から外方向に向かって流動し、セパレータ3のスリット31によってメディアが分離され、外側室22から排出口7を介して粉砕容器2外に排出される。
内側室21の周面付近では、メディア間の強力な剪断力により効率の高い粉砕処理及び分散処理を行うことができる。同時に、共回りの解消によりセパレータ付近でのメディアの流速が遅くなり、セパレータ等の摩耗を防止することができる。また、内側室21の中心付近では、処理物とメディアとが均一な混合状態を保持して、処理物の短絡を起こすことなく処理することができる。したがって、内側室21の全体を活用した処理を行うことができる。
本発明のメディア攪拌型湿式分散機1は、例えば、プリンター用インク、塗料、重合トナー、カラーレジスト、セラミックス微粒子、酸化チタン、金属粉末、医薬品等の広い分野において用いることができる。すなわち、これらは無機質微粒子、有機質微粒子、無機有機複合微粒子又はこれらの混合物を含むスラリー状の処理液である。
内側室21に充填するメディアの量も、共回りの発生に関係する。すなわち、充填するメディアが、攪拌部51の周囲にリング状に最密充填されると仮定した場合に、リングの厚さAと長さLとの間に、0.5<L/A<2の関係となることが好ましい。この範囲とすることにより、共回りの発生を防止することができると共に、粉砕処理及び分散処理を効果的とすることができる。
本発明のメディア攪拌型湿式分散機の実施の一例を示す概略断面図である。 図1に示すロータの概略断面図である。 図2のE−E断面を示す概略図である。 内側室の端部を示す概略図である。 循環流の流れを示す説明図である。 メディアの充填状態を示す説明図である。 従来のメディア攪拌型湿式分散機を示す概略断面図である。
符号の説明
1,101 メディア攪拌型湿式分散機
2,102 容器
3,103 セパレータ
4,104 回転軸
5,105 ロータ
6,106 供給口
7,107 排出口
8 シール部材
21,121 内側室
22,122 外側室
31,131 スリット
51 攪拌部
52 保持部
53 貫通孔
54 開口
55 突起

Claims (11)

  1. 円筒状の容器と、該容器内を径方向に内側室と外側室に区画すると共に両室間を連通する複数のスリットが形成される筒状のセパレータと、前記容器の一端を挿通して回転自在に設けられる回転軸と、前記回転軸に固定されて回転するロータと、前記容器の他端に設けられ前記内側室内外を連通する処理物の供給口と、前記容器の外周に設けられ前記外側室内外を連通する処理物の排出口を備えるメディア攪拌型湿式分散機において、
    前記ロータが円筒状の攪拌部と円板状の保持部を備え、前記攪拌部が前記保持部により二分される両方の側に、内外を連通する複数の貫通孔を備えていることを特徴とするメディア攪拌型湿式分散機。
  2. 前記内側室が円筒状をなし、両端間の長さLと直径Dの間に式1の関係があることを特徴とする請求項1に記載のメディア攪拌型湿式分散機。
    0.3 < L/D < 1 …… 式1
  3. 前記内側室の両端部が、所定の内方位置から端に向かって順次小径に形成されて曲率半径Rの断面湾曲状をなし、式2の関係があることを特徴とする請求項1又は2に記載のメディア攪拌型湿式分散機。
    L/30 < R < L/3 …… 式2
  4. 前記攪拌部の外径dと前記直径Dとの間に式3の関係があることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機。
    0.70 < d/D < 0.97 …… 式3
  5. 前記攪拌部の幅wと前記長さLとの間に式4の関係があることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機。
    0.7 < w/L < 0.9 …… 式4
  6. 前記貫通孔が、前記攪拌部の内周面から外周面へ向かう方向が回転方向に対して後退する方向に傾斜していることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機。
  7. 前記攪拌部が、外周面に突起を備えていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機。
  8. 前記保持部が、前記攪拌部の中央に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機。
  9. 前記保持部が、開口を備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機。
  10. 無機質微粒子、有機質微粒子、無機有機複合微粒子又はこれらの混合物を含むスラリー状処理液の分散方法において、請求項1乃至9の何れかに記載のメディア攪拌型湿式分散機を用いることを特徴とする微粒子の分散方法。
  11. 前記容器内に充填するメディアが、前記攪拌部の周囲にリング状に最密充填されると仮定した場合に、リングの厚さAと前記長さLとの間に式5の関係があることを特徴とする請求項10に記載の微粒子の分散方法。
    0.5 < L/A < 2 …… 式5
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