JP2001179067A - 分散装置 - Google Patents

分散装置

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JP2001179067A
JP2001179067A JP37048799A JP37048799A JP2001179067A JP 2001179067 A JP2001179067 A JP 2001179067A JP 37048799 A JP37048799 A JP 37048799A JP 37048799 A JP37048799 A JP 37048799A JP 2001179067 A JP2001179067 A JP 2001179067A
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JP
Japan
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end plate
slurry
container
stirrer
dispersion apparatus
Prior art date
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Withdrawn
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JP37048799A
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English (en)
Inventor
Takahiro Yuasa
貴弘 湯浅
Hei Shi
兵 史
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造費用を増加させることなく、
分散装置への被粉砕物スラリの付着がなく、連続して被
粉砕物を分散できる分散装置の提供。 【解決手段】 被粉砕物スラリの入口を一端部側
に、分散された顔料の出口を他端部側に有する筒状容器
と、該容器の長軸方向に延びた、他端部側で回転自在に
支持された回転軸と、該回転軸に長軸方向に間隔をあけ
て設けられた複数個の撹拌部材と、該容器に充填された
粉砕部材とを具備する分散装置において、被粉砕物スラ
リの入口をエンドプレートに設け、エンドプレートは回
転軸側を最凹部とする凹面形状とし、被粉砕物スラリ入
口側の撹拌部材には長軸方向に延びた複数個の撹拌子を
備え、該撹拌子先端とエンドプレートとの間の距離は所
定距離を維持するように撹拌子を設置していることを特
徴とする顔料分散装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散装置に関する。
さらに詳しくは、顔料等の被粉砕物のスラリの分散中、
エンドプレート及びエンドプレート近傍の容器壁面に被
粉砕物が凝集して付着することのない分散装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、顔料を分散する方法としては、樹
脂、溶剤などを含むビヒクルに顔料を混合したスラリ
を、図5に示すようなサンドミルで分散するのが通常で
あった。この場合顔料スラリは、その入口2近傍では流
動性が不十分であり、かつ粉砕媒体の動きも不十分であ
った。このため、図5に示すように、エンドプレート3
及びエンドプレート近傍の容器壁面に顔料の凝集物がビ
ヒクルや粉砕媒体を伴って付着するという問題が生じて
いた。このような問題を解決するため、界面活性剤を添
加して顔料のビヒクルへの濡れ性を高めることによりス
ラリの流動性を向上させる、スラリを予備分散した後に
分散装置にかける、分散装置での処理量を規定量よりも
少なめとする等の対策が講じられてきた。しかしなが
ら、これらの対策は、顔料の種類によっては、効果は極
めて不十分であり、その上製造費用を増加させるもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造費用を
増加させることなく、分散装置への顔料凝集物の付着が
なく、連続して顔料等の被粉砕物を分散できる分散装置
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、被粉砕物スラ
リの入口を一端部側に、被粉砕物の分散体の出口を他端
部側に有する筒状容器と、該容器の長軸方向に延びた他
端部側で回転自在に支持された回転軸と、該回転軸に長
軸方向に間隔をあけて設けられた複数個の撹拌部材と、
該容器に充填された粉砕媒体とを具備する分散装置にお
いて、被粉砕物スラリの入口をエンドプレートに設け、
エンドプレートは中央部を最凹部とする凹面形状とし、
被粉砕物スラリ入口側の撹拌部材には長軸方向に延びた
複数個の撹拌子を備え、該撹拌子先端とエンドプレート
との間の距離は所定距離を維持するように撹拌子を設置
していることを特徴とする分散装置を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
する。図1は被粉砕物のスラリ入口2をエンドプレート
3の容器内部側を凹面に形成した本発明の分散装置の一
態様を示す縦断面図である。円筒形の容器1のエンドプ
レート3には、被粉砕物のスラリの入口2が設けられ、
該容器の他端部側壁5の側面近傍には被粉砕物分散体の
出口4が設けられている。容器1の長軸方向に、容器の
他端部側壁5を貫いて回転自在に支持された回転軸6が
設置され、回転軸6には撹拌部材7が容器の長軸方向に
間隔をおいて複数個設置されている。回転軸は、モータ
のような駆動手段(図示せず)により駆動回転される。
撹拌部材7は、本図面では円盤形状のもので記載してい
るが、棒状であってもよい。円盤形状の撹拌部材の場合
には、円盤の適宜の箇所に孔もしくは切れ目、さらには
羽根を設け、被粉砕物の分散を効率的にするのが好まし
い。被粉砕物のスラリ入口2にはスクリーン8を設け、
粉砕媒体の漏れを防止するのが好ましい。エンドプレー
ト3側の撹拌部材9には撹拌子10を設置する。本図面
の場合には、撹拌子は棒形状のものを使用している。図
1で示すように、撹拌子10の先端とエンドプレート3
の凹面部14との間には、所定の距離15を設けるよう
に撹拌子の長さを調節する。この距離は、通常粉砕媒
体、例えばビーズ粒子径の4〜8倍、好ましくは4〜6
倍に設定する。この距離よりも大きいと本発明の目的で
ある壁面への被粉砕物の凝集体の付着防止が不十分とな
り、この距離よりも小さいと粉砕媒体の破損を生ずる可
能性があり好ましくない。なお粉砕媒体の平均直径は通
常0.2〜5mm,好ましくは1〜3mmのものが使用され
る。図中記号11及び12は、撹拌分散作用による被粉
砕物のスラリの過熱を避けるための冷却水入口及び出口
を示す。図中記号16は粉砕媒体分離室を示す。粉砕媒
体分離部としては、回転軸6に設けられた撹拌部材17
と容器1の壁面13から突出するように設置した分離材
17との間に粉砕媒体の粒子径よりも小さい隙間を設け
ることにより、粉砕媒体の出口4側への流出を防止する
ようにした例を示している。その隙間から被粉砕物は、
粉砕媒体分離室16を経て出口4側へ流出する。
【0006】図2は、被粉砕物のスラリの入口2を容器
1の壁面13側の近傍に設けた場合を示す一部断面図で
ある。図3はエンドプレート3側の撹拌部材9を、エン
ドプレート3の凹面部14に相似した形状の曲面に形成
し、この曲面にほぼ同一長さの撹拌子10を設置して、
エンドプレート3の凹面部14と撹拌子10の先端との
距離をほぼ一定とした例を示す図面である。図4はエン
ドプレート3の凹面部14を、折面により形成した例を
示す図面である。撹拌部材9には断面が半台形状の撹拌
子10を設け、凹面部14と撹拌子10の距離をほぼ一
定となるようにする。
【0007】上記のような構成を有する本発明の分散装
置の動作は次のとおりである。被粉砕物のスラリの入口
2からスクリーン8を経て容器1内に入った被粉砕物ス
ラリは、撹拌部材9とエンドプレートの凹面部14の間
で撹拌子10によりビーズのような粉砕媒体と共に激し
く撹拌される。撹拌子10と凹面部14との間の距離は
ほぼ一定であり、かつ適宜の狭さとすることにより、撹
拌子10による撹拌作用は十分に被粉砕物のスラリに働
き、かつ被粉砕物のスラリが滞留するデッドスペースを
生じることもない。撹拌作用を受けた被粉砕物のスラリ
は、撹拌部材9と容器壁面13の間を通って逐次出口側
に近づき、出口4から排出される。なお本発明の分散装
置は、縦型、横型のいずれでもよい。
【0008】本発明の分散装置への使用に適した被粉砕
物としては、カオリンや炭酸カルシウム等の鉱物やセラ
ミックス原料、セメント材料又は無機顔料、有機顔料、
体質顔料、又は仕込み時の粉塵防止を主たる目的とする
加工顔料でビーズ状、フレーク状、ブロック状の顔料、
又は分散しがたい状態で存在するプレ顔料、又は粗大結
晶状態で存在する粗顔料等が挙げられる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、被粉砕物スラリの入口
近傍の壁面あるいはエンドプレートへの被粉砕物のスラ
リ及び粉砕媒体の滞留がないため、被粉砕物の凝集物の
付着がなく、効率的に連続して被粉砕物の粉砕あるいは
分散を実施できる分散装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分散装置の一態様を示す断面図であ
る。
【図2】 被粉砕物のスラリの入口を容器壁面側に偏芯
して設置した場合を示す一部断面図である。
【図3】 エンドプレート側撹拌部材に曲面を形成した
場合を示す一部断面図である。
【図4】 エンドプレートの凹面部を折面で形成した場
合を示す一部断面図である。
【図5】 従来の分散装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 入口 3 エンドプレート 4 出口 7 撹拌部材 10 撹拌子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被粉砕物スラリの入口を一端部側に、被
    粉砕物分散体の出口を他端部側に有する筒状容器と、該
    容器の長軸方向に延びた、他端部側で回転自在に支持さ
    れた回転軸と、該回転軸に長軸方向に間隔をあけて設け
    られた複数個の撹拌部材と、該容器に充填された粉砕媒
    体とを具備する分散装置において、被粉砕物スラリの入
    口をエンドプレートに設け、エンドプレートは中央部を
    最凹部とする凹面形状とし、被粉砕物スラリ入口側の撹
    拌部材には長軸方向に延びた複数個の撹拌子を備え、該
    撹拌子先端とエンドプレートとの間の距離は所定距離を
    維持するように該撹拌子を設置していることを特徴とす
    る分散装置。
  2. 【請求項2】 粉砕媒体が、平均粒子径0.2mm〜5mm
    の球状であることを特徴とする請求項1記載の分散装
    置。
  3. 【請求項3】 エンドプレート凹面部と撹拌子先端との
    間の距離が、粉砕媒体の粒子径の4〜8倍であることを
    特徴とする請求項1又は2記載の分散装置。
  4. 【請求項4】 エンドプレート凹面部と撹拌子先端との
    間の距離が、ほぼ一定であることを特徴とする請求項1
    記載の分散装置。
  5. 【請求項5】 撹拌部材が、孔又は切り目を設けた円盤
    形状又はバー形状の部材であることを特徴とする請求項
    1記載の分散装置。
  6. 【請求項6】 被粉砕物スラリ入口側の撹拌部材が、回
    転軸側を最凸部とする凸面形状をしていることを特徴と
    する請求項1記載の分散装置。
  7. 【請求項7】 被粉砕物が顔料である請求項1記載の分
    散装置。
JP37048799A 1999-12-27 1999-12-27 分散装置 Withdrawn JP2001179067A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055288A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Mitsui Mining Co Ltd メディア攪拌型湿式分散機及び微粒子の分散方法
JP2017205720A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 フロイント・ターボ株式会社 ビーズミル
WO2019087274A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 フロイント・ターボ株式会社 ビーズミル
CN112476785A (zh) * 2020-12-07 2021-03-12 宁波阅荷思山智能科技有限公司 一种地基与基础工程用泥浆混料机及混料方法

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