JPH07185279A - 有機合成生成物の精製法 - Google Patents

有機合成生成物の精製法

Info

Publication number
JPH07185279A
JPH07185279A JP6291943A JP29194394A JPH07185279A JP H07185279 A JPH07185279 A JP H07185279A JP 6291943 A JP6291943 A JP 6291943A JP 29194394 A JP29194394 A JP 29194394A JP H07185279 A JPH07185279 A JP H07185279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl
independently
semipermeable membrane
bond
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6291943A
Other languages
English (en)
Inventor
Horst Brandt
ホルスト・ブラント
Karlheinz Hildenbrand
カールハインツ・ヒルデンブラント
Dietrich Tegtmeyer
デイートリヒ・テクトマイヤー
Ralf Friedricsen
ラルフ・フリードリクセン
Wolfgang Zarges
ボルフガング・ツアルゲス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH07185279A publication Critical patent/JPH07185279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/14Ultrafiltration; Microfiltration
    • B01D61/145Ultrafiltration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/02Reverse osmosis; Hyperfiltration ; Nanofiltration
    • B01D61/025Reverse osmosis; Hyperfiltration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/02Reverse osmosis; Hyperfiltration ; Nanofiltration
    • B01D61/027Nanofiltration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/58Other polymers having nitrogen in the main chain, with or without oxygen or carbon only
    • B01D71/62Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L79/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
    • C08L79/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0096Purification; Precipitation; Filtration

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I)の繰り返し構造単位を持つ非対称半
透膜を、ポリスルホンスルフィド支持層に担持させた新
規な膜を、平板膜、巻き膜あるいは管状膜の形で使用し
て、pH値が3以下、好ましくは1以下の有機合成生成
物、例えば各種染料類あるいは蛍光増白剤の溶液または
懸濁液の精製および/または濃縮を行う。 【効果】 新規膜は、pHおよび熱に対する安定性を併
せ持ち、従来膜はpH3で損傷することがあるのに対し
て、pH1以下で十分使用でき、強酸性あるいはその他
の水性溶液中に、分子量400ないし3,000 dalton
の、親水性分子を保持する優れた能力を有しており、
特に5 bar の圧力下で、13,000ないし20,00
0l/m2dの透過流密度を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、有機合成生成物の強酸性溶液ま
たは懸濁液の、半透膜を使用した精製および/または濃
縮法に関する。
【0002】膜の助けを借りて染料溶液または懸濁液を
後処理する方法は、既に数多く存在する。先行技術で使
用される溶液または懸濁液は、水性で中性であるか、高
々弱酸性ないしアルカリ性懸濁液である。使用される膜
は、種々の組み合わせの重合体あるいは共重合体からな
り、非対称性膜としての物理構造を持つか、あるいは複
合構造を取り、場合によっては更にイオン基を導入させ
て、ポリエステル、ポリアミドまたはポリオレフィンか
らなる支持材上に担持される。
【0003】膜材料を使用するために、上述法はpH値
が3ないし10の水溶液を処理するのに適している。
【0004】ヨーロッパ特許(EP)第 0 287 515 号
は、pH値が3ないし10の粗染料溶液を膜分離法と向
流限外濾過を利用して脱塩そして濃縮する方法を開示し
ている。
【0005】pH3以下の強酸性溶液または懸濁液は、
使用される膜材料を加水分解によって損傷させることが
ある。
【0006】本発明の目的は、半透膜を使用して副生物
および無機塩を分離し、そして/または濃縮することに
よって、pH値3以下である有機合成生成物の強酸性溶
液または懸濁液を精製する方法を提供することである。
【0007】驚くべきことに環状ポリ尿素からなる半透
膜が、pH値3以下の強酸性溶液または懸濁液の精製お
よび/または濃縮を可能にすることが発見された。
【0008】従って本発明はpH値<3、好ましくは<
1の有機合成生成物の溶液または懸濁液の精製および/
または濃縮する方法において、精製および/または濃縮
を、式(I)
【0009】
【化5】
【0010】式中R1とR2とは互いに独立に、水素、C
1-C6-アルキルであるか、または5の位置にある炭素原
子と一緒になった、5ないし10個の炭素原子を有する
シクロアルキル基であり、R3およびR4は互いに独立に
1-C12-アルキレン、C3-C6-シクロアルキレンまた
はアリーレンであり、これらの基は橋架け基を経由し
て、もう一度それ自身と、または他の上述した基と結合
することができ、そしてエーテル、エステルおよびアミ
ド基を含むことができ、R5は結合または基、R3または
4であり、XおよびYはそれぞれ結合であるか、また
は互いに独立に下記の基、
【0011】
【化6】
【0012】式中R6はアリール、C1-C12-アルキル、
1-C12-ヒドロキシアルキルまたはC1-C12-アルコキ
シアルキルである、であり、そしてnは2ないし200
であるの繰り返し構造単位を有する環状ポリ尿素からな
る非対称半透膜の助けによって実行することを特徴とす
る精製および/または濃縮方法を提供する。
【0013】好ましくは該環状ポリ尿素は、式(I)式
中R1とR2とは互いに独立に、水素、C1-C4-アルキル
であり、R3およびR4は互いに独立にC1-C6-アルキレ
ン、C3-C6-シクロアルキレンまたはフェニレンであ
り、これらの基はもう一度それ自身と結合することがで
き、そしてエーテル、エステルおよびアミド基を含むこ
とができ、R5は結合または基、R3またはR4であり、
XおよびYはそれぞれ結合であるか、または互いに独立
に下記の基、
【0014】
【化7】
【0015】式中R6はフェニル、C1-C6-アルキル、
1-C6-ヒドロキシアルキルまたはC1-C6-アルコキシ
アルキルである、であり、そしてnは50ないし200
であるの繰り返し構造単位を有する。
【0016】式(I)の繰り返し構造単位を有する環状
ポリ尿素からなる半透膜はドイツ国特許DE-C第 2 43
1 071 号から公知であり、同特許に記載されている方法
によって作成することができる。同特許では環状ポリ尿
素は、pH値0ないし4の強酸性溶液を脱塩するための
逆浸透用非対称膜として使用される。
【0017】本発明の方法を実施する際、本発明で使用
する膜は、原則的には異なる膜工程の一部として操作す
ることができる。特に濃度勾配を利用し、電場あるいは
圧力をかけて操作する膜工程に適している。好ましくは
本発明の方法に適している膜工程は、圧力をかけて行う
例えば逆浸透、限外濾過あるいは超微細濾過である。本
発明の方法は特に、硫酸濃度が2ないし30%、好まし
くは10ないし30%の有機合成物の硫酸溶液または懸
濁液を精製および/または濃縮するのに特に適してい
る。同溶液または懸濁液の温度は、80℃以下、好まし
くは0ないし60℃、特に20ないし40℃であること
ができる。本発明の方法は、染料の硫酸溶液または懸濁
液を後処理する、特に有機不純物、例えば未変換出発化
合物および無機塩そしてまた硫酸の分離に使用するのが
特に有利である。染料溶液または懸濁液は、本発明の方
法によって直接、染料合成で得られる硫酸溶液または懸
濁液の様に後処理することができる。原則的にはどの様
な種類の染料、例えば分散染料、金属錯体染料、直接染
料、羊毛、ポリアミドおよび革用染料、そしてまた反応
性染料、更にあらゆる種類の蛍光増白剤が本発明に適し
ている。
【0018】好ましくは本発明の方法は反応性染料の溶
液または懸濁液の後処理に使用される。
【0019】反応性染料は、1個またはそれ以上の反応
基または離脱可能な基を持ち、セルロース材料を使用し
た場合は、酸結合剤の存在下、加熱下または加熱なしに
セルロースの水酸基と反応し、あるいは超ポリアミド繊
維、例えば羊毛で使用した場合は、これら繊維のNH基
と反応して共有結合を形成できる染料である。
【0020】特定例を挙げると例えば、アルキル、アリ
ール、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミ
ノ、アラルキルアミノ、アリールアミノ、モルホリノ、
ピペリジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、アルコキシ、ア
リールオキシ、アルキルチオ、アリールチオによって置
換されている2,4-ジフルオロ-6-トリアジニル、2,
4-ジクロロ-6-トリアジニル、モノハロ-sym-トリアジ
ニル基、特にモノクロロトリアジニルおよびモノフルオ
ロトリアジニル基であり、ここでアルキルは好ましくは
随時C1-C4-アルキルによって置換されていて良く、ア
ラルキルは好ましくは随時フェニル-C1-C4-アルキル
によって置換されていて良く、アリールは好ましくは随
時フェニルまたはナフチルによって置換されていて良
く、ここでアルキルの好ましい置換基は、ハロゲン、ヒ
ドロキシル、シアノ、ビニールスルホニル、置換アルキ
ルスルホニル、ジアルキルアミノ、モルホリノ、C1-C
4-アルコキシ、ビニールスルホニル-C2-C4-アルコキ
シ、置換アルキルスルホニル-C2-C4-アルコキシ、カ
ルボキシル、スルホまたはスルファトであり、フェニル
およびナフチルの好ましい置換基はスルホ、C1-C4-ア
ルキル、C1-C4-アルコキシ、カルボキシル、ハロゲ
ン、アシルアミノ、ビニールスルホニル、置換アルキル
スルホニル、ヒドロキシル、アミノである。
【0021】本発明の方法を実施するために、半透膜は
好ましくはポリマー層の基体として機能するポリフェニ
レンスルフィドからなる多孔質支持材料と組み合わせて
使用する。
【0022】本発明で使用する多孔質ポリフェニレンス
ルフィド支持体上の半透膜は、特に限外濾過膜として使
用するのに適しており、同膜は500gmol-1以下の
分子量の保持に非常に優れており、同分子量以下のアニ
オンおよびカチオンを容易に透過させる。ポリフェニレ
ンスルフィド支持体上の同膜は、平らな膜、平らなもの
を円筒状に巻いた膜、あるいは中空の管状膜に構成され
る。
【0023】ポリフェニレンスルフィドの微孔質支持層
と、下記式
【0024】
【化8】
【0025】式中R1とR2とは互いに独立に、水素、C
1-C6-アルキルであるか、または5の位置にある炭素原
子と一緒になった、5ないし10個の炭素原子を有する
シクロアルキル基であり、R3およびR4は互いに独立に
1-C12-アルキレン、C3-C6-シクロアルキレンまた
はアリーレンであり、これらの基は橋架け基を経由し
て、もう一度それ自身と、または他の上述した基と結合
することができ、そしてエーテル、エステルおよびアミ
ド基を含むことができ、R5は結合または基、R3または
4であり、XおよびYはそれぞれ結合であるか、また
は互いに独立に下記の基、
【0026】
【化9】
【0027】式中R6はアリール、C1-C12-アルキル、
1-C12-ヒドロキシアルキルまたはC1-C12-アルコキ
シアルキルであり、そしてnは2ないし200であるの
繰り返し構造単位を有する環状ポリ尿素からなる非対称
半透膜とからなる半透膜は新規であり、これも本発明の
主題である。
【0028】ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチ
レンまたはポリアミドからなることができる微孔質支持
層と、なかんずくポリ環状尿素からなることができる非
対称膜からなる半透膜は、ヨーロッパ特許(EP-A)第 0
077 509 号から既に公知である。
【0029】本発明の膜は、公知の方法(例えばドイツ
国特許 (DE-C) 第 2 431 071号参照)で、式(I)の繰
り返し構造単位を有する環状ポリ尿素の溶液を、例えば
層厚さが100ないし500 μmポリフェニレンスル
フィド支持体上に流延して製造する。
【0030】本発明の膜は、有機合成生成物の溶液また
は懸濁液の精製および/または濃縮に適している。本発
明の膜は、一般に広いpH範囲例えば、0ないし10で
の使用に適している。しかし、好ましい使用範囲は0な
いし4、好ましくは0ないし2、そして特に<1の酸性
範囲である。本発明の膜は、本発明の方法に対して既に
上述した全ての膜工程に適しており、通常設計のモジュ
ールでならどのような形ででも使用できる。
【0031】本発明の膜は特に、pH値が<3、好まし
くは<1、特に0ないし2の硫酸酸性染料溶液の精製お
よび/または濃縮、特に、硫酸の分離のための限外濾過
膜としての使用に適している。
【0032】本発明の膜は、本発明の方法を実施するの
に特に適している。
【0033】本発明の膜は、pHと熱に対する安定性を
併せ持ち、強酸性あるいはその他の水性溶液中に、40
0ないし3,000 dalton 分子量の、親水性分子を保
持する優れた能力を有している。特に5 bar の圧力下
で、13,000ないし20,000l/m2dの透過流
密度が達成されたのは注目に値する。
【0034】本発明の膜は、例えば平らな膜として、特
に管状膜として、分子量が500 dalton またはそれ以
上の分子を硫酸溶液から分離するのに適している。これ
ら分子の保持率は99%以上である。分離された含硫酸
透過液が脱イオン水によって充分に置換されれば、水置
換を繰り返すことによって、硫酸イオン濃度を<1%に
低下させることが可能である。
【0035】しかも、分子の大きさがほぼ同じな水溶液
についても、500ないし15,000l/m2dの透過
流密度で、95ないし99%が達成できる。
【0036】本発明の膜の製造
【0037】
【実施例】
実施例A 下記式
【0038】
【化10】
【0039】式中n=20ないし120の構造単位を有
するポリマーをN-メチルピロリドンに溶解して22%
濃度の溶液とし、それを濾過、脱気して、凝固装置中、
ポリフェニレンスルフィド不織布に塗布した。塗布した
不織布を水浴に移し、塗布ポリマーを20℃で凝固させ
てから、30%濃度のグリセリン溶液中に保持した。
【0040】使用実施例 実施例1 下記式
【0041】
【化11】
【0042】の反応性染料の、15%の硫酸を含む溶液
(pH約0ないし1)31kgを、交換面積が0.9m2
の実施例Aの膜からの管状モジュール上を、30 bar
の圧力下に1,200l/hの流速で再循環させた。染
料保持率は99.6%であり、透過流密度は6.5時間の
実験時間で平均3,900l/m2dであった。実験全体
で4.2%の硫酸イオンが透過液中に分離され、貯溜容
器に返した。
【0043】実施例2 実施例1の反応性染料の、19%硫酸含量の溶液(pH
約0)31kgを、30 bar の圧力下、1,100ない
し1,300l/hの流速で、交換面積が0.9m2の実
施例Aの膜からの管状モジュールにポンプ送液した。
【0044】取り出された透過液は、脱イオン水を初期
最体積の3倍量使用して置換した。透過流密度は8,0
00l/m2dであった。染料保持率は最初の98.1%
から終わりには99.4%と改善した。硫酸イオン含量
は最初の約19%から3%に減少した。
【0045】残った酸は水酸化ナトリウムで中和し、ナ
フタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合反応に
よって得た分散剤を使用して、染料濃度を乾量基準で4
0%に調整し、単一材料ノズルドライヤー中、入り口温
度180℃そして出口温度80℃で乾燥した。
【0046】KClあるいはKCl/NaClを使用し
て塩析する従来の単離法と異なり、染料損失がなく、稀
酸も処理され戻された。
【0047】実施例3 下記式
【0048】
【化12】
【0049】の蛍光増白剤の、pH値が約7の溶液20
kgを、流速1,000l/hそして圧力20 barで、
交換面積0.9m2の実施例Aの膜の管状モジュール上
に、ポンプ送液した。体積を1/3まで濃縮する間、保
持率は99.9%であった。その後、透過液を充分に脱
イオンした水で置換し、最終的に全体積の約1/3が交
換され、更に透過液を取り出し、活性成分の含量を約3
0%とし、得られた溶液は水で希釈し、活性成分濃度を
26%にした。低温(-20℃)だけでなく、40℃以
下で安定な溶液が得られた。
【0050】本発明の主な特徴と態様は以下のようであ
る。
【0051】1.pH値<3の有機合成生成物の溶液ま
たは懸濁液の精製および/または濃縮する方法におい
て、精製および/または濃縮を、式(I)
【0052】
【化13】
【0053】式中R1とR2とは互いに独立に、水素、C
1-C6-アルキルであるか、または5の位置にある炭素原
子と一緒になった、5ないし10個の炭素原子を有する
シクロアルキル基であり、R3およびR4は互いに独立に
1-C12-アルキレン、C3-C6-シクロアルキレンまた
はアリーレンであり、これらの基は橋架け基を経由し
て、もう一度それ自身と、または他の上述した基と結合
することができ、そしてエーテル、エステルおよびアミ
ド基を含むことができ、R5は結合または基、R3または
4であり、XおよびYはそれぞれ結合であるか、また
は互いに独立に下記の基、
【0054】
【化14】
【0055】式中R6はアリール、C1-C12-アルキル、
1-C12-ヒドロキシアルキルまたはC1-C12-アルコキ
シアルキルである、の基であり、そしてnは2ないし2
00であるの繰り返し構造単位を有する環状ポリ尿素か
らなる非対称半透膜の助けによって実行することを特徴
とする精製および/または濃縮方法。
【0056】2.上記第1項記載の方法において、溶液
または懸濁液が2ないし30%の硫酸を含み、0ないし
2のpH値を持っていることを特徴とする方法。
【0057】3.上記第1項記載の方法において、溶液
または懸濁液が20ないし40℃の温度を持っているこ
とを特徴とする方法。
【0058】4.上記第1項記載の方法において、同半
透膜が逆浸透膜、限外濾過、または超細密濾過膜として
操作されることを特徴とする方法。
【0059】5.上記第1項記載の方法において、該有
機合成生成物が染料または蛍光増白剤であることを特徴
とする方法。
【0060】6.上記第1項記載の方法において、該有
機合成生成物が反応性染料であることを特徴とする方
法。
【0061】7.上記第1項記載の方法において、該膜
がポリフェニレンスルフィドからなる微孔質支持材料上
に塗布膜として存在することを特徴とする方法。
【0062】8.ポリフェニレンスルフィドの微孔質支
持層と下記式
【0063】
【化15】
【0064】式中R1とR2とは互いに独立に、水素、C
1-C6-アルキルであるか、または5の位置にある炭素原
子と一緒になった、5ないし10個の炭素原子を有する
シクロアルキル基である、R3およびR4は互いに独立に
1-C12-アルキレン、C3-C6-シクロアルキレンまた
はアリーレンであり、これらの基は橋架け基を経由し
て、もう一度それ自身と、または他の上述した基と結合
することができ、そしてエーテル、エステルおよびアミ
ド基を含むことができ、R5は結合または基、R3または
4であり、XおよびYはそれぞれ結合であるか、また
は互いに独立に下記の基、
【0065】
【化16】
【0066】式中R6はアリール、C1-C12-アルキル、
1-C12-ヒドロキシアルキルまたはC1-C12-アルコキ
シアルキルであり、そしてnは2ないし200であるの
繰り返し構造単位を有する環状ポリ尿素からなる非対称
半透膜とからなることを特徴とする半透膜。
【0067】9.上記第8項記載の膜の製造法におい
て、請求項2(上記第8項)で挙げられた式(I)の繰
り返し構造単位を有する環状ポリ尿素の溶液を、層厚さ
100ないし500 μmのポリフェニレンスルフィド
不織布上に流延することを特徴とする製造法。
【0068】10.上記第8項記載の半透膜の、有機合
成生成物溶液または懸濁液の精製および/または濃縮の
ための使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 18/00 NDK 73/00 NTB C09B 67/54 A (72)発明者 デイートリヒ・テクトマイヤー ドイツ51467ベルギツシユグラートバツ ハ・フインケンベーク6アー (72)発明者 ラルフ・フリードリクセン ドイツ51467ベルギツシユグラートバツ ハ・ツムシヤイダーフエルト28 (72)発明者 ボルフガング・ツアルゲス ドイツ51065ケルン・ヤコブ−ベーメ−シ ユトラーセ2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pH値<3の有機合成生成物の溶液また
    は懸濁液の精製および/または濃縮する方法において、
    精製および/または濃縮を、式(I) 【化1】 式中R1とR2とは互いに独立に、水素、C1-C6-アルキ
    ルであるか、または5の位置にある炭素原子と一緒にな
    った、5ないし10個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル基であり、R3およびR4は互いに独立にC1-C12-ア
    ルキレン、C3-C6-シクロアルキレンまたはアリーレン
    であり、これらの基は橋架け基を経由して、もう一度そ
    れ自身と、または他の上述した基と結合することがで
    き、そしてエーテル、エステルおよびアミド基を含むこ
    とができ、R5は結合または基、R3またはR4であり、
    XおよびYはそれぞれ結合であるか、または互いに独立
    に下記の基、 【化2】 式中R6はアリール、C1-C12-アルキル、C1-C12-ヒ
    ドロキシアルキルまたはC1-C12-アルコキシアルキル
    である、 の基であり、そしてnは2ないし200であるの繰り返
    し構造単位を有する環状ポリ尿素からなる非対称半透膜
    の助けによって実行することを特徴とする精製および/
    または濃縮方法。
  2. 【請求項2】 ポリフェニレンスルフィドの微孔質支持
    層と下記式 【化3】 式中R1とR2とは互いに独立に、水素、C1-C6-アルキ
    ルであるか、または5の位置にある炭素原子と一緒にな
    った、5ないし10個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル基であり、R3およびR4は互いに独立にC1-C12-ア
    ルキレン、C3-C6-シクロアルキレンまたはアリーレン
    であり、これらの基は橋架け基を経由して、もう一度そ
    れ自身と、または他の上述した基と結合することがで
    き、そしてエーテル、エステルおよびアミド基を含むこ
    とができ、R5は結合または基、R3またはR4であり、
    XおよびYはそれぞれ結合であるか、または互いに独立
    に下記の基、 【化4】 式中R6はアリール、C1-C12-アルキル、C1-C12-ヒ
    ドロキシアルキルまたはC1-C12-アルコキシアルキル
    であり、そしてnは2ないし200であるの繰り返し構
    造単位を有する環状ポリ尿素からなる非対称半透膜とか
    らなることを特徴とする半透膜。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の膜の製造法において、請
    求項2で挙げられた式(I)の繰り返し構造単位を有す
    る環状ポリ尿素の溶液を、層厚さ100ないし500
    μmのポリフェニレンスルフィド不織布上に流延するこ
    とを特徴とする製造法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半透膜の、有機合成生成
    物溶液または懸濁液の精製および/または濃縮のための
    使用。
JP6291943A 1993-11-09 1994-11-02 有機合成生成物の精製法 Pending JPH07185279A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4338196.0 1993-11-09
DE4338196A DE4338196A1 (de) 1993-11-09 1993-11-09 Verfahren zum Reinigen organischer Syntheseprodukte

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07185279A true JPH07185279A (ja) 1995-07-25

Family

ID=6502139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6291943A Pending JPH07185279A (ja) 1993-11-09 1994-11-02 有機合成生成物の精製法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5565102A (ja)
EP (1) EP0652044B1 (ja)
JP (1) JPH07185279A (ja)
DE (2) DE4338196A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534436A (ja) * 2000-05-26 2003-11-18 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド アニオン性有機化合物の溶液の調製方法
JP2006518277A (ja) * 2003-02-18 2006-08-10 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 高分子膜を用いる硫酸の回収方法
JP2009202076A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toray Ind Inc 分離膜

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2150175T3 (es) * 1996-06-26 2000-11-16 Bayer Ag Procedimiento para la obtencion de preparaciones pobres en sales de productos de condensacion.
DE19801759A1 (de) 1998-01-20 1999-07-22 Bayer Ag Wäßrige Pigmentpräparationen
AUPP521298A0 (en) * 1998-08-12 1998-09-03 Life Therapeutics Limited Purification of fibrinogen
US6613104B2 (en) 1998-09-22 2003-09-02 Bayer Aktiengesellschaft Process for preparing dyes and/or brightener formulations
ATE311418T1 (de) 1998-09-22 2005-12-15 Verfahren zur herstellung von farbstoffen und/oder aufhellerzubereitungen
DE19846098A1 (de) * 1998-10-07 2000-04-13 Bayer Ag Disazofarbstoffe
AUPP790698A0 (en) 1998-12-23 1999-01-28 Life Therapeutics Limited Separation of microorganisms
AUPP790898A0 (en) 1998-12-23 1999-01-28 Life Therapeutics Limited Renal dialysis
US20050224355A1 (en) * 1999-12-23 2005-10-13 Brendon Conlan Removal of biological contaminants
US5986075A (en) * 1999-01-20 1999-11-16 Bayer Corporation Process for the production of diazonium compounds with a low content of sodium ions
DE19923072A1 (de) 1999-05-20 2000-11-23 Bayer Ag Pigmentpräparationen für den Ink-Jet-Druck
CN1205274C (zh) 1999-10-29 2005-06-08 西巴特殊化学品控股有限公司 制备阴离子型有机化合物溶液的方法
US7077942B1 (en) 1999-12-23 2006-07-18 Gradipore Limited Removal of biological contaminants
AUPQ691400A0 (en) * 2000-04-14 2000-05-11 Life Therapeutics Limited Separation of micromolecules
AUPQ697300A0 (en) * 2000-04-18 2000-05-11 Life Therapeutics Limited Separation apparatus
ATE449200T1 (de) 2000-04-18 2009-12-15 Gradipore Ltd Trennung und behandlung von proben durch elektrophorese
US6923896B2 (en) * 2000-09-22 2005-08-02 The Texas A&M University System Electrophoresis apparatus and method
DE60142520D1 (de) * 2000-10-06 2010-08-19 Arturus Capital Ltd Multi-port-elektrophorese-trennvorrichtung und entsprechendes verfahren
AUPR222300A0 (en) * 2000-12-21 2001-01-25 Life Therapeutics Limited Electrophoresis device and method
DE10149313A1 (de) * 2001-10-05 2003-04-17 Bayer Ag Verwendung wässriger Aufhellerpräparationen zum Aufhellen von natürlichen und synthetischen Materialien
US7976710B2 (en) * 2003-02-18 2011-07-12 Exxonmobil Research And Engineering Company Membrane and process for the recovery of acid
US7997426B2 (en) 2004-02-06 2011-08-16 Exxonmobil Research And Engineering Company Acid tolerant polymeric membrane and process for the recovery of acid using polymeric membranes
US7837880B2 (en) * 2004-02-06 2010-11-23 Exxonmobil Research And Engineering Company Acid tolerant polymeric membrane and process for the recovery of acid using polymeric membranes

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2431071C2 (de) * 1974-06-28 1982-03-04 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Asymmetrische, semipermeable Membranen aus cyclischen Polyharnstoffen und deren Verwendung zur Meerwasserentsalzung oder zur Trennung und Konzentrierung von Stoffgemischen
US4262041A (en) * 1978-02-02 1981-04-14 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Process for preparing a composite amphoteric ion exchange membrane
JPS5850121B2 (ja) * 1978-05-01 1983-11-09 日東電工株式会社 微孔性透過膜
DE3141672A1 (de) * 1981-10-21 1983-05-05 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Semipermeable membranen
ES2022704B3 (es) * 1987-04-16 1991-12-01 Ciba-Geigy Ag Procedimiento para la obtencion de preparaciones colorantes acuosas concentradas de colorantes organicos.
DE3829766A1 (de) * 1988-09-01 1990-03-22 Akzo Gmbh Verfahren zur herstellung von membranen
TW205513B (ja) * 1991-02-28 1993-05-11 Hoechst Ag
JPH05269944A (ja) * 1992-03-26 1993-10-19 Nitto Denko Corp 養生用カバーシート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534436A (ja) * 2000-05-26 2003-11-18 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド アニオン性有機化合物の溶液の調製方法
JP2006518277A (ja) * 2003-02-18 2006-08-10 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 高分子膜を用いる硫酸の回収方法
JP2009202076A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toray Ind Inc 分離膜

Also Published As

Publication number Publication date
DE59407730D1 (de) 1999-03-11
EP0652044A1 (de) 1995-05-10
EP0652044B1 (de) 1999-01-27
US5565102A (en) 1996-10-15
DE4338196A1 (de) 1995-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07185279A (ja) 有機合成生成物の精製法
US5178766A (en) Composite semipermeable membrane, process of producing the same and method of producing highly pure water using the same
US4125462A (en) Coated membranes
US4250029A (en) Coated membranes
CN104548975B (zh) 一种管式复合纳滤膜
KR960003152B1 (ko) 설폰화된 폴리아릴 에테르로 만든 안정한 멤브레인
WO2018120476A1 (zh) 一种超分子复合纳滤膜及其制备方法和应用
CA2081587C (en) Asymmetric semipermeable membranes of aromatic polycondensates, processes for their preparation and their use
US4383923A (en) Semipermeable membranes
CN102294177A (zh) 一种含有磺酸甜菜碱型两性离子的反渗透复合膜
CN101089036A (zh) 利用壳聚糖、二氧化钛改性制备抗污染复合膜材料的方法
CN106552514A (zh) 一种一体式智能净水龙头专用复合纳滤膜及其制备方法
CN102580561B (zh) 一种管式复合纳滤膜
US4260652A (en) Preparation of permselective composite membrane
CN1071100A (zh) 磺化聚芳醚砜毫微滤膜的制备
EP0112631A2 (en) Composite material, method of making it and its use in osmotic purification of liquids
CN109173753A (zh) 铸膜液、超滤膜、反渗透复合膜或者纳滤复合膜
EP0030451A2 (en) Method for recovering efficiency of semipermeable membrane
US11958014B2 (en) High-flux composite nanofiltration (NF) membrane with electrical double layer (EDL), and preparation method and use thereof
EP0465649B1 (en) Composite semipermeable membrane and production thereof
Lonsdale Reverse osmosis
JP4400123B2 (ja) 液体分離膜および液体処理方法
KR101511232B1 (ko) 유도물질 내재형 정삼투 분리막, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 정삼투 장치
KR20050074166A (ko) 고유량 나노필트레이션 복합막의 제조방법
JPS61101203A (ja) 高透過性複合膜