JPH0718512Y2 - 歯車面取り装置の安全装置 - Google Patents

歯車面取り装置の安全装置

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JPH0718512Y2
JPH0718512Y2 JP8066689U JP8066689U JPH0718512Y2 JP H0718512 Y2 JPH0718512 Y2 JP H0718512Y2 JP 8066689 U JP8066689 U JP 8066689U JP 8066689 U JP8066689 U JP 8066689U JP H0718512 Y2 JPH0718512 Y2 JP H0718512Y2
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JP
Japan
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coolant
tool arm
gear
teeth
supply
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Application number
JP8066689U
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JPH0319652U (ja
Inventor
克巳 保田
昭男 城本
憲彦 保田
彬真 桂
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は歯車面取り装置の安全装置に関する。
(従来技術) 歯車面取り装置は、実開昭56−38753号公報に示すよう
に、ハイポイドギヤ、スパイラルベベルギヤ等の歯切り
加工の後に、各歯の歯筋方向の歯端の面取りに用いられ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この面取り装置は、歯車の歯数に応じて割出
してインデックス回転される、歯車取付用の主軸に対
し、切削工具を有するツールアームが、停止中の歯車の
歯端に接離方向にスイング動する関係上、ツールアーム
は一見、静止状態が長く、装置があたかも異常で停止し
ているものと誤認されやすい。
このため、装置の異常を知らせるランプが設けられては
いるが、作業者へ訴える警報手段として充分でなく、経
験年数の浅い作業者が、不用意に歯車やツールアームに
手を出す恐れがあり、事故の原因となり兼ねなかった。
一般に、安全装置として、光電管を複数配置しそのエリ
アに手等が入ると光の遮断により装置を停止させる技術
もあるが、汚れ等で誤認し装置が不用意に長く停止し稼
働率を低下させることになり兼ねず、必ずしも得策とは
なり得ず、また、光電管の配置スペースも装置レイアウ
ト上限られ難しいものである。
(課題を解決するための手段) この考案は、上記の問題に着目してなされたもので、人
間の心理上自ら汚れる行為はしないという思想に着目
し、加工機に通常付設されるクーラントを利用し、誤認
の恐れがなく配置しやすい安全装置を提供するものであ
る。
このため、この考案は、ツールアームの移動エリアより
主軸前方側に少なくともツールアームの移動エリアを遮
断するようにクーラントを略帯状に垂下させるクーラン
ト供給ヘッドを設け、この供給ヘッドに対し、1つの歯
車への加工作動中は常時クーラントを供給する供給源
と、所値値のクーラントの流れまたは供給圧を検出しな
い場合にツールアームの駆動源を停止させるクーラント
センサーを設けたことを特徴とする。
(作用) この考案は、装置が稼働し始めると、常時クーラント帯
がツールアームの前面側(作業者側)に垂下し、作業者
が不用意に手を入れる行為を未然に防ぐことになる。ま
た、供給源の異常でクーラントの供給がなくなればクー
ラントセンサーで検出しツールアームの駆動源を停止さ
せ,危険性をなくすことになる。
(効果) この考案によれば、作業者が手を入れる経路となるツー
ルアーム移動エリアの前面側(主軸の前面側)にクーラ
ント帯を垂下させ、人間の心理を利用して未然に作業者
の手の侵入を防ぐことができ、クーラント供給源の異常
な停止時にはツールアームの駆動源をクーラントセンサ
ーにより停止させて誤って手を侵入させても危険性がな
い。
また、光電管等によるエリア検出方式に比べて誤検出の
恐れもなく、重力を利用して装置の上方に配置し得、レ
イアウトが容易である。
(実施例) 以下、1実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図において、1はワークである歯車
(ハイポイドギヤ)Wを取付けた主軸で、図示しない公
知の駆動手段並びに割出し機構により歯車歯数に応じ間
欠的にインデックス回転される。2は主軸1の側部に垂
直軸廻りに揺動自在に支持されたツールアームで、2つ
の切削工具3,4を有し、図示しない公知の駆動手段によ
り、切削工具3,4が歯車Wの歯筋方向の歯端W1,W2に接離
動して面取り切削を行うべく、主軸1の間欠停止後に1
往復揺動するようにマシンコントローラ20によりシーケ
ンス制御される。
そして、主軸1の前面側が歯車1を取替える交換エリア
Aに設定されており、ツールアーム2の移動エリアBよ
り交換エリアA側に、偏平状のクーラント供給ヘッド5
がツールアーム2より上方に位置して図示しないブラケ
ット等を介して主軸ケースに取付けられている(図を理
解しやすいように図示化はせず)。
このクーラント供給ヘッド5にはポンプ(図示せず)か
ら設定流量のクーラントが供給されるクーラント供給管
6が接続され、その間には電磁式のクーラント開閉弁7
とその下流側に流れ検出センサー8が直列に介設されて
いる。
第2図に示すように、流れ検出センサー8が所定流量以
下であることを検出すると、その信号が歯車面取り装置
の異常停止手段21を介してマシンコントローラ20に送ら
れ、装置全体の稼働を停止させるものとなっている。
また、通常は、1つの歯車Wに対する面取りが行なわれ
る起動信号によりクーラント開閉弁7が開き、クーラン
ト供給ヘッド5からクーラントが供給され続け、全ての
歯の加工が終了する信号を受けて開閉弁7を閉じるよう
にマシンコントローラ20は制御するものである。
クーラント供給ヘッド5は第3図(a),(b)に示す
ように、クーラント供給管6の先端のスリット状開口9a
を有する内ノズル9と、スリット状開口9aから放出され
るクーラントを斜壁10aで受け、より一層クーラント垂
下巾を拡げる外ノズル10とからなっており、外ノズル10
の下端開口10bにつらなる斜壁10aの下縁は巾方向の一側
が他側より傾いて設定され、クーラント停止時に、液滴
が一側からのみ滴下し、歯車交換時に手が汚れないよう
になっている。
また、クーラントが供給されると、クーラント供給ヘッ
ド5からクーラントが帯状に垂下されるものである。
なお、第1図中11は面取りにより生ずる切粉回収樋で、
クーラント供給ヘッド5から垂下するクーラントをも受
け、底面11aが主軸側へ下り傾斜していることもあり、
切粉を充分にクーラント流で排出するようになってい
る。
次にこの装置の作動を説明する。
まず、面取り装置が起動されると、クーラント供給ヘッ
ド5から帯状のクーラントが垂下する一方、主軸1の間
欠回転とツールアーム2の往復揺動が繰り返し行なわれ
る。
この場合、ツールアーム2の静止状態が断続的に生じ
て、作業者が異常による停止と誤認したとしても、クー
ラント帯が垂下していることにより歯車Wやツールアー
ム2に手を近づけることはない。
仮に、クーラントの供給系に異常が生じて、クーラント
が供給されない場合には、流れ検出センサー8の信号で
装置全体が停止し、万が一手を歯車1やツールアーム2
側に侵入させても危険性が生じるものにはならない。
なお、上記実施例のクーラント供給ヘッド5のように
内、外二重のノズル構造に限らず、単一ノズル方式でク
ーラント帯を生成するようにしてもよいことは勿論であ
り、多数の孔を並べて多数のクーラント滴下によるクー
ラント帯を形成するものでも良い。さらに、クーラント
センサーとしては圧力検出センサーでも良い。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は歯車面
取り装置の説明斜視図,第2図は制御系の概念図,第3
図(a)はクーラント供給ヘッドの一部破断の斜視図,
第3図(b)はクーラント供給ヘッドの縦断面図であ
る。 1……主軸,2……ツールアーム,3,4……切削工具,5……
クーラント供給ヘッド,6……クーラント供給管,8……ク
ーラントセンサーとしてのクーラント流れ検出センサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク歯車をその軸心で取付けて歯数毎に
    割出して間欠的にインデックス回転される主軸と、この
    主軸の間欠的な停止状態の時にワーク歯車の歯の歯筋端
    部に先端の切削工具をスイング動させるように間欠的に
    往復揺動されるツールアームとを備えた歯車面取り装置
    において、該ツールアームの移動エリアより主軸前方側
    に少なくとも該ツールアームの移動エリアを遮断するよ
    うにクーラントを略帯状に垂下させるクーラント供給ヘ
    ッドを設け、この供給ヘッドへのクーラント供給管にワ
    ークの必要歯数のツールアームの動作が完了するまでク
    ーラントを常時供給する供給源を接続する一方、所定値
    のクーラント流れまたは供給圧を検出しない場合ツール
    アームの駆動源を停止させるクーラントセンサーを設け
    たことを特徴とする歯車面取り装置の安全装置。
JP8066689U 1989-07-07 1989-07-07 歯車面取り装置の安全装置 Expired - Lifetime JPH0718512Y2 (ja)

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JP8066689U JPH0718512Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 歯車面取り装置の安全装置

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Publication Number Publication Date
JPH0319652U JPH0319652U (ja) 1991-02-26
JPH0718512Y2 true JPH0718512Y2 (ja) 1995-05-01

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