JPH1094894A - レーザ切断加工装置 - Google Patents

レーザ切断加工装置

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JPH1094894A
JPH1094894A JP8251808A JP25180896A JPH1094894A JP H1094894 A JPH1094894 A JP H1094894A JP 8251808 A JP8251808 A JP 8251808A JP 25180896 A JP25180896 A JP 25180896A JP H1094894 A JPH1094894 A JP H1094894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小径の筒状試料であっても、溶融物および煙の
回収が完全にでき、筒状試料を所望の形状に切断できる
レーザ切断加工装置を提供する。 【解決手段】筒状試料90を保持し前後動自在かつ回転
自在な加工チャックユニット2と、筒状試料90にレー
ザ光を照射して所望の形状に切断するレーザユニット3
とを備えたレーザ切断加工装置において、筒状試料90
の内部に樹脂チューブ91を挿入し、樹脂チューブ91
と筒状試料90との隙間に圧縮空気を噴流させて、レー
ザ切断加工時に発生する溶融物および煙を筒状試料90
の内部から排出させる手段5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒状試料をレーザ
切断加工し、例えば内視鏡用湾曲管などの複雑形状の部
材を切り出すレーザ切断加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒状試料をレーザ切断加工して複
雑形状の部品を切り出すレーザ切断加工装置には、特開
平4−262888号公報所載の技術が開示されてい
る。この技術を図9により説明する。図9はレーザ加工
装置の一部を破載した正面図である。レーザ加工装置2
20は、被加工物である筒状試料221を保持しレーザ
光で加工するレーザ加工部230と、レーザ加工部23
0に対向配置されて加工の際に発生する溶融物や煙を吸
入回収するパイプ251を設けたアンローダ部250
と、パイプ251の吸入圧力を変化させる吸入切替部2
70と、吸入圧力切替部270に接続した集塵機(図示
省略)とから構成されている。
【0003】レーザ加工部230には、XYテーブル2
31が装置ベース232上に設けられており、XYテー
ブル231上には、θテーブル233が配置されてい
る。θテーブル233には、筒状試料221を保持する
チャック爪234を有するチャック235が回転自在に
保持されるとともに、チャック235を回転駆動するサ
ーボモータ236が取り付けられている。筒状試料22
1を保持するチャック爪234の前方上方には、筒状試
料221の軸心237と直角なビーム光軸238を持つ
レーザ光により筒状試料221を加工するレーザ加工機
239が配置されている。
【0004】アンローダ部250には、先端側面に吸入
穴251aを設けたパイプ251が、チャック爪234
に保持された筒状試料221の軸心237と同軸になる
ように、装置ベース232上に設けたアンローダ架台2
52上のリニアガイド253に摺動自在に設けたリニア
ガイド架台254のパイプ受け255に取り付けたパイ
プ取付台256に嵌め込まれて配置されている。アンロ
ーダ架台252の下面には、アンローダシリンダ257
が取付板258を介して取り付けられている。このアン
ローダシリンダ257のロッドはリニアガイド架台25
4に取り付けられた連結板259に固着され、アンロー
ダシリンダ257の作動によりリニアガイド架台25
4、パイプ受け255およびパイプ取付台256を介し
て、パイプ251を筒状試料221内に挿入して吸入穴
251aを加工位置の下方に配置させるとともに、加工
後の筒状試料251内から引き出し得るように、図にお
いて示すA−A’方向に移動可能に構成されている。さ
らに、前記パイプ受け255のパイプ取付台256の反
対側には、吸入圧力切替部270に連結された管路26
0がフランジ261を介して取り付けられている。パイ
プ受け255およびパイプ取付台256は中空になって
おり、パイプ251の中穴と管路260とは内部でつな
がっている。
【0005】吸入圧力切替部270には、前記管路26
0とフランジ271を介して接続されたボックス272
が装置ベース232上に設けられている。ボックス27
2には、装置ベース232の下面から貫通して弁ボック
ス273が取り付けられている。弁ボックス273は、
その内部に形成した通孔274がボックス272の内部
を介して前記管路260と連通されるとともに、弁ボッ
クス273の下端部において図示を省略した集塵機が管
路275を介して通孔274と接続されている。さら
に、弁ボックス273には、通孔274を閉塞する弁2
76をスライド自在に保持するスリット277が形成さ
れている。弁276は、弁ボックス273の側面に設け
た取付台278に取り付けられた弁シリンダ279と連
結されている。弁シリンダ279は、図示しない制御装
置を介して駆動制御され、弁276を図中で示すB−
B’方向に移動させることにより弁276で弁ボックス
273の通孔274を開放および閉塞して集塵機(図示
省略)の吸入圧力による前記パイプ251の吸入圧力を
瞬時に変化させ得るように構成されている。
【0006】上記で説明したレーザ加工装置を用いた筒
状試料の切断加工方法における溶融物および煙の回収方
法について説明する。筒状試料221の加工中、弁27
6は弁ボックス273の通孔274を開放する位置に弁
シリンダ279を介して移動され、筒状試料221の加
工で発生する溶融物や煙をパイプ251の吸入穴251
aからパイプ251内に吸入して集塵機に回収する。そ
して、筒状試料221の加工中に切断された破材が生じ
た場合、破材の落下直前に弁シリンダ279を制御装置
(図示省略)により作動して弁276をB’方向に移動
させ、弁ボックス273の通孔274を閉塞して吸入穴
251aによる吸入を中止する。そして、破材が落下し
終わった後、弁シリンダ279を制御装置により作動し
て弁279をB方向に移動させ、弁ボックスの通孔27
4を開放して再び溶融物や煙を集塵機に回収する。
【0007】そして、レーザ切断加工が終了すると、切
断された筒状試料221は落下しパイプ251に引っ掛
かる。この際、切断された筒状試料221内に残ってい
る前記破材は、パイプ251に引っ掛かるときに筒状試
料221内から装置ベース232上に落下する。切断さ
れた筒状試料221は、パイプ251に引っ掛かったま
ま、アンローダシリンダ257を作動して図中Aに移動
させる。その後、ロボットハンド等(図示省略)によ
り、上記筒状試料は取り出される。このようにして、レ
ーザ加工装置により無人自動加工運転を行うことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術には、以下に示す問題点があった。まず第1に、筒状
試料221の直径が小さくなると、この筒状試料221
内に挿入されるパイプ251の直径も小さくしなければ
ならない。筒状試料221の内径が例えば8mm以下に
なると、パイプ251の外径は6mmとなり、内径は4
mmとなる。パイプ251の内径が小さくなるため、加
工中に発生する溶融物や煙の回収力が低下する。さらに
溶融物がパイプ251の吸入穴251aに詰まり、吸入
作用を全くしないという不具合があった。
【0009】第2に、従来のレーザ加工装置では、パイ
プ251の同一箇所にレーザ光が常に照射される。この
ため、筒状試料221の内径が8mm以下では、上記パ
イプ251が貫通してしまい、筒状試料221の切断裏
面への遮光の働きがなくなっていた。すなわち、筒状試
料221の裏面をも切断してしまい、意図する加工がで
きないという不具合があった。また、第3に、従来のレ
ーザ加工装置では、長尺の筒状試料が加工できないた
め、短尺パイプを一回チャックし、一回加工して、切断
ワークおよび残材(切り残しチャック部分)を回収して
いたので、1つの切断ワークを切断するのに時間がかか
っていた。すなわち、加工タクトタイムが長いため、加
工コストが高くなるという不具合があった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、小径の筒状試料であっても、溶融物および煙の回収
が完全にでき、筒状試料を所望の形状に切断できるレー
ザ切断加工装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、2または3に係る発明は、筒状試料を保
持し前後動自在かつ回転自在な加工チャックユニット
と、前記筒状試料にレーザ光を照射して所望の形状に切
断するレーザユニットとを備えたレーザ切断加工装置に
おいて、前記筒状試料の内部に樹脂チューブを挿入し、
該樹脂チューブと前記筒状試料との隙間に圧縮空気を噴
流させて、レーザ切断加工時に発生する溶融物および煙
を前記筒状試料の内部から排出させる排出手段を設けた
ことを特徴とする。
【0012】請求項1、2または3に係る発明の作用で
は、前記排出手段を設けたことにより、溶融物および煙
が筒状試料の内部から強制的に排除され、また、樹脂チ
ューブがレーザ光を遮断するので筒状試料の裏面がレー
ザ光により破壊されることはない。請求項2に係る発明
の作用では、上記作用に加え、樹脂チューブを装着する
樹脂チューブ固定部と、樹脂チューブの外周に筒状試料
を配置するように装着する筒状試料固定部とを備え、樹
脂チューブと筒状試料との隙間に圧縮空気を噴流させる
ように構成した取付け治具ユニットを設けたことによ
り、長尺の筒状試料と長尺の樹脂チューブとを取付け治
具ユニットに装着することができる。請求項3に係る発
明の作用では、上記作用に加え、筒状試料を保持する加
工チャックユニットに、筒状試料の一端を突き当てて密
閉させる障壁を設けるとともに、樹脂チューブの一端を
筒状試料の内部に挿入し、他端から圧縮空気を供給する
チューブ供給ユニットを備え、樹脂チューブの一端から
噴出した圧縮空気が加工チャックユニットの障壁に衝突
して逆流し、筒状試料の内壁と樹脂チューブの外壁との
間を通過するようにしたことにより、樹脂チューブを筒
状試料の一方の端面から連続的に供給することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態1】図1〜図4は発明の実施の形態
1を示し、図1はレーザ切断加工装置の一部を破載した
正面図、図2は取付け治具ユニットの筒状試料固定部付
近の一部を破載した斜視図、図3は取付け治具ユニット
の筒状試料固定部付近の一部を破載した正面図、図4は
取付け治具ユニットの筒状試料固定部付近の側面図であ
る。
【0014】図1において、レーザ切断加工装置は、ベ
ース1と、その上に配設され筒状試料を把持して駆動す
る加工チャックユニット2と、加工チャックユニット2
に保持された筒状試料をレーザ加工するレーザユニット
3と、筒状試料および樹脂チューブの送り停止位置を規
制するストッパユニット4と、筒状試料および樹脂チュ
ーブを装着して加工チャックユニット2に供給する取付
け治具ユニット5と、取付け治具ユニット5を待機させ
るストッカユニット6と、ストッカユニット6から取付
け治具ユニット5を把持して加工チャックユニット2に
供給する投入ハンドユニット7と、溶融物および煙を集
塵する集塵機ユニット8とから構成されている。
【0015】加工チャックユニット2は、ベース1上に
紙面表裏方向に移動自在なY軸テーブル20を配設し、
Y軸テーブル20はYモータ21により紙面表裏方向に
駆動され、かつ位置決め自在に構成されている。Y軸テ
ーブル20上には、紙面左右方向に移動自在なX軸テー
ブル22が配設されている。X軸テーブル22はXモー
タ23により紙面左右方向に駆動され、かつ位置決め自
在に構成されている。X軸テーブル22上には、側面が
略L字形のθテーブル架台24が配設されており、L字
形に立設した内側面にθテーブル25を回転自在に取着
するとともに、θテーブル架台24の側面に固着したθ
モータ26により回転位置決め自在に構成されている。
θテーブル26の前面には、加工チャック27が取着さ
れ、さらに加工チャック27には、複数の爪28が配設
され、その中心がθテーブル25の回転軸心と一致する
ように構成されている。θテーブル25および加工チャ
ック27の中心を貫通して、これらと一体となって回転
する導入管29が配設されている。導入管29の軸心
は、θテーブル25の回転軸心と一致し、導入管25の
後端には円錐形の導入部29aを形成している。
【0016】レーザユニット3は、ベース1上にZ軸支
持柱33を立設している。Z軸支持柱33には、Z軸支
持柱33内の駆動機構(図示省略)により上下方向に移
動自在なレーザ本体30が取着され、レーザ本体30に
は、レーザ光源を内蔵したレーザヘッド31が取着さ
れ、その下端にはレーザ光を集光する光学系を内蔵した
レーザノズル32が連設されている。
【0017】ストッパユニット4は、ベース1上にて、
紙面左右方向にガイド40を敷設している。ガイド40
上には、摺動自在なガイドテーブル41が嵌装され、ガ
イドテーブル41上には、側面がL字形のストッパ台4
2が取着されている。ストッパ台42の上端には、スト
ッパ43がバネ43Aを介して弾発的に取着されてい
る。このストッパ台42は、ベース1上に備えたシリン
ダ44によりガイド40上を摺動自在となっている。ス
トッパ43の先端には、樹脂チューブ91が当接し、取
付け治具ユニット5の前進を停止させるための信号を発
する図示を省略したセンサが内蔵されている。また、ス
トッパ43の先端上部には、樹脂チューブ91と筒状試
料90との隙間から噴出する溶融物や煙が混合した空気
を矢印B方向に導くために、突起43aを設け、その基
端部は円弧状に形成されている。
【0018】取付け治具ユニット5は、本体たるチャッ
ク台50と、チャック台50に対して回転自在に連設さ
れた導入パイプ部51とから構成されている。チャック
台50の外周には、ストッカユニット6に対して長手方
向の位置決めするための溝50aが形成されている。ま
た、チャック台50の中心部には、中空穴(図示省略)
が気密的に形成され、この中空穴に対してエアー口50
bが穿設されて、圧縮空気が供給できるようになってい
る。導入パイプ部51の外径は、加工チャックユニット
2の導入管29の内径に摺動できるように仕上げられて
いる。
【0019】また、導入パイプ部51の先端部は、図2
〜図4に示すように、筒状試料90を装着する筒状試料
固定部52が形成され、さらにその先端に、テフロンな
どからなる樹脂チューブ91を装着する筒状試料固定部
材53が配設されている。筒状試料固定部52の外径
は、筒状試料90の内径に合致するように仕上げられて
いる。筒状試料固定部52の中心部は、中空穴52aが
穿設され、チャック台50の中空穴に連通している。図
3に示すように、筒状試料固定部52の先端面52b
は、その軸心に対し斜めに形成され、その先端面52b
に接して、筒状試料固定部材53が配置されている。筒
状試料固定部材53の外径は、筒状試料90の内径に合
致するように仕上げられている。筒状試料固定部材52
の基端中心にはワイヤ54が固着され、筒状試料90を
筒状試料固定部52および筒状試料固定部材53に装着
後、このワイヤ54を牽引することにより、双方の部材
が互いにずれようとする作用により筒状試料90が固定
される。
【0020】筒状試料固定部材53の先端中心には、樹
脂チューブ固定部53aが形成されている。樹脂チュー
ブ固定部53aの外径は、樹脂チューブ91の内径より
やや大きく形成され、樹脂チューブ91を押し込むこと
により、樹脂チューブ91の弾力によって固定される。
また、図2および図4に示すように、筒状試料固定部材
53の外周は、平行平面53bが形成され、その二面幅
は、筒状試料固定部52の中空穴52aの内径より小さ
く形成されており、三日月状の隙間から、圧縮空気が噴
射され、筒状試料90と樹脂チューブ91との隙間に圧
縮空気が供給されるようになっている。
【0021】図1において、ストッカユニット6は、ベ
ース1上に、前端支え60、中間支え61および後端支
え62を立設している。前端支え60と後端支え62と
により取付け治具ユニット5を支持している。また、中
間支え61上には、L字形の位置決め板65が取着さ
れ、その先端が取付け治具ユニット5の溝50aに嵌合
することにより取付け治具ユニット5をその長手方向に
位置決めしている。さらに、ベース1上の前端支え60
および後端支え62の近傍には、前リフトシリンダ63
および後リフトシリンダ64が配設されており、取付け
治具ユニット5を載置して上下方向に移送する。
【0022】投入ハンドユニット7は、ベース1上に、
互いに隔離した一対の支柱70を立設している。支柱7
0間には、ハンドベース71が横架され、ハンドベース
71の下面には、ハンドガイド72が取着されている。
ハンドガイド72には、ハンドガイドテーブル73が、
左右方向(矢印A−A’方向)に移動自在に嵌装してい
る。ハンドガイドテーブル73の下面には、ハンド台7
4が取着され、ハンド台74の下面には、2組の投入ハ
ンド75が垂設されている。投入ハンド75の一方(後
端側)には、エアー導入口76が穿設され、取付け治具
ユニット5を把持したとき、取付け治具ユニット5のエ
アー口50bに連結し、圧縮空気を取付け治具ユニット
5内に供給できるように構成されている。ハンドベース
71の両端には、一対のプーリ77が枢着され、プーリ
77間にはベルト78が張設され、その下面がハンド台
74の上面に接触しながら図示を省略した駆動装置によ
り矢印A−A’方向に回動するようになっている。ハン
ド台74の上面には、クランプシリンダ79が配設さ
れ、クランプシリンダ79の先端部79aでベルト78
をハンド台74に押圧することにより、ベルト78とハ
ンド台74とを一体化し、ベルト78の移動により、投
入ハンド75で把持する取付け治具ユニット5を移動さ
せる。
【0023】集塵機ユニット8は、集塵皿80がレーザ
ユニット3のレーザノズル32およびストッパユニット
4のストッパ43の直下に配設されている。集塵皿80
の下方は、ダクト81が連設され、その先端は図示を省
略した集塵機に接続されている。集塵機の吸引力によ
り、筒状試料90と樹脂チューブ91との隙間から加工
中に排出される溶融物および煙を吸入する。
【0024】つぎに、上記レーザ切断加工装置の作用
を、筒状試料の切断作業過程とともに説明する。まず、
取付け治具ユニット5の筒状試料固定部52および筒状
試料固定部材53の樹脂チューブ固定部53aに、それ
ぞれ筒状試料90および樹脂チューブ91を装着する。
つぎに、筒状試料90および樹脂チューブ91を装着し
た取付け治具ユニット5を、ストッカユニット6に載置
する。このとき、中間支え61の位置決め板65に、チ
ャック台50の溝50aが合致するようにセットする。
【0025】チャック台50の上方、すなわち図1の矢
印Aの位置に、投入ハンド75がくるように、プーリ7
7およびベルト78を駆動する。このとき、クランプシ
リンダ79がクランプの状態、すなわちベルト78がハ
ンド台74とクランプシリンダ79とで挟まれた状態で
行うため、ベルト78の駆動により投入ハンド75は移
動する。この状態にて、リフトシリンダ63、64にて
取付け治具ユニット5は、投入ハンド75まで持ち上げ
られる。その後、投入ハンド75は取付け治具ユニット
5のチャック台50を把持する。このチャック動作によ
り、投入ハンド75のエアー導入口76とチャック台5
0のエアー口50bとは連結される。上記受け渡し動作
後、リフトシリンダ63、64は下降する。
【0026】投入ハンド75にて、把持された取付け治
具ユニット5は、プーリ77およびベルト78の駆動に
より、図1のAからA’方向に移動する。このとき、ク
ランプシリンダ79は、上記A位置への移動と同様にク
ランプ状態にある。筒状試料90および樹脂チューブ9
1は、加工チャックユニット2の導入管29に挿入さ
れ、樹脂チューブ91の先端はストッパユニット4のス
トッパ43に当接する。この当接を、ストッパ43内の
センサ(図示省略)にて検知し、プーリ77、ベルト7
8の駆動をストップさせるとともに、チャックユニット
2の加工チャック27の爪28を締め、筒状試料90を
固定する。また、その後、投入ハンドユニット7のクラ
ンプシリンダ79のクランプを解除し、ハンド台74と
クランプシリンダ59との間に隙間を設け、ベルト78
をフリーにする。この動作により、ベルト78の動きに
関係なく、投入ハンド55は前後動自在となる。
【0027】このとき、取付け治具ユニット5の導入パ
イプ部51は、導入管29の内部に入っており、導入パ
イプ部51の外径と導入管29の内径との差を0.1m
m以下(隙間が0.05mm以下)にしておけば、筒状
試料90の軸心は、先端側は爪28にて、後端側は導入
パイプ部51にて規制されるため、θテーブル25の回
転軸心に一致させることができる。
【0028】その後、レーザ切断を行う。このとき、エ
アー導入口76より圧縮空気を導入し、上記筒状試料固
定部52の中空孔52aから筒状試料90と樹脂チュー
ブ91との隙間に圧縮空気を噴流させる。これによっ
て、レーザ切断加工時に発生する溶融物及び煙りは筒状
試料90の内部から排出されるのである。つまり、上記
筒状試料固定部52および樹脂チューブ固定部53a
は、請求項1及び請求項2に記載した排出手段としての
機能を果たしている。このように排出された溶融物及び
煙りは、ストッパ43の突起43aの基端部が円弧状に
形成されているので、筒状試料90と樹脂チューブ91
との隙間から噴出する空気は下方に流される。また、集
塵皿80はレーザノズル32およびストッパ43の下方
に配置されているため、筒状試料90と樹脂チューブ9
1との隙間から噴出した空気は図1の矢印Bの方向に吸
引される。この状態でレーザ切断を行うと、溶融物およ
び煙が上記の空気の流れに沿って集塵機に吸い取られ
る。また、筒状試料90を切断したレーザ光は、筒状試
料90を通過して、樹脂チューブ91に達するが、樹脂
チューブ91はテフロンなどの耐熱性樹脂からなるた
め、レーザ光を拡散し、レーザ光が筒状試料90の裏面
に達することはない。
【0029】加工に要する筒状試料90のX軸方向の移
動および回転操作は、加工チャックユニット2のX軸テ
ーブル22およびθテーブル25の動きにより行われ
る。投入ハンドユニット7のクランプシリンダ79がフ
リーになっているため、ベルト78が停止していても、
モータ23の駆動によるX軸テーブル22の動きに追従
してハンド台74および投入ハンド55は移動し、ま
た、取付け治具ユニット5のチャック台50に対して、
導入パイプ部56が回転自在となっているため、θテー
ブル25の回転動作に同期して導入パイプ部51ととも
に筒状試料90が回転することができる。
【0030】レーザ切断後、筒状試料90から切り落と
された筒状部材90A(図示省略)は、樹脂チューブ9
1に引っ掛かった状態になる。樹脂チューブ91の先端
は、ストッパ43に当接しているため、筒状部材90A
は樹脂チューブ91から脱落せず、集塵機に吸い込まれ
ることはない。エアー導入口76からの圧縮空気の供給
および集塵機による吸引を止め、シリンダ44を作動
し、ストッパユニット4を矢印C方向に退避させる。ま
た、レーザユニット3を、Z軸支持柱33内の駆動機構
により上方へ退避させる。その後、筒状部材90Aは、
図示を省略したロボットハンドにて取り出され、このロ
ボットハンドに装備したカッターにより樹脂チューブ9
1の先端部分は、所定の長さだけ切り落とされる。つぎ
に、ロボットハンドが退避した後、ストッパユニット4
およびレーザユニット3は原点位置に復帰し、加工チャ
ック27の爪28が開かれ、投入ハンドユニット7のク
ランプシリンダ79がベルト78をクランプし、再び、
筒状試料90の投入動作を行う。
【0031】つぎに、Y軸テーブル20の使用方法につ
いて説明する。加工チャックユニット3の加工チャック
27は、チャック精度を0.03mm以下を要求する
と、ストロークが短くなり、外径8mm以下の筒状試料
90を、1〜3mm、3〜5mm、5〜8mmの3段階
に区分して使用しなくてはならない。このため、外径8
mm以下の筒状試料90の加工を考えると、加工チャッ
ク27および爪28が3組必要になる。そこで、加工チ
ャック27および爪28を3組並べ、その切替はYモー
タ21を駆動して、Y軸テーブル20を移動させること
により行う。
【0032】本発明の実施の形態1によれば、小径の筒
状試料であっても、溶融物および煙の回収が完全にで
き、筒状試料を所望の形状に切断することができる。具
体的には、溶融物が筒状試料内に詰まったり、筒状試料
の裏面が切断されるようなことは発生しない。また、長
尺の筒状試料を連続的に加工できるため、加工タクトタ
イムが短縮され、加工コストを安価にすることができ
る。
【0033】
【発明の実施の形態2】図5は発明の実施の形態2を示
し、レーザ切断加工装置の一部を破載した正面図であ
る。本発明の実施の形態2は、発明の実施の形態1と基
本構成が同一であり、投入ハンドユニットの構成を変更
したものであるため、異なる部分のみ説明し、同一の部
材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0034】図5において、投入ハンドユニット7Aの
ハンドベース71の両端には、一対の大歯車77Aが枢
着され、大歯車77A間にはチェーン78Aが張設さ
れ、図示を省略した駆動装置により矢印A−A’方向に
回動するように構成されている。また、ハンド台74の
上面には、図示を省略した電磁クラッチが配設され、電
磁クラッチと同軸に小歯車79Aが取着されており、小
歯車79Aはチェーン78Aと噛合している。チェーン
78Aが回動すると、電磁クラッチがOFFのとき、チ
ェーン78A、小歯車79A、電磁クラッチ、ハンド台
74が一体化され、取付け治具ユニット5を矢印A−
A’方向に移動させることができる。その他の部分の構
成は、発明の実施の形態1と同様である。
【0035】つぎに、本発明の実施の形態2のレーザ切
断加工装置の作用について説明する。投入ハンドユニッ
ト7Aの投入動作のとき、電磁クラッチをOFFにする
と、小歯車79Aの回転が停止する。これにより、ハン
ド台74をチェーン78Aの動きに同期させることがで
きる。また、レーザ加工時に、電磁クラッチをONにす
ることにより、小歯車79Aが回転自在になるため、チ
ェーン78Aに関係なくハンド台74は自由に移動でき
るようになる。すなわち、レーザ加工中のX軸テーブル
22の動きに同期して、ハンド台74を動かすことがで
きる。その他の部分の作用は、発明の実施の形態1と同
様である。
【0036】本発明の実施の形態2によれば、発明の実
施の形態1の効果に加え、歯車とチェーンとの噛合によ
り、ズレが生じないため、確実に筒状試料の投入ができ
る。また、小歯車の回転停止によりチェーンとハンド台
がロックされるので、耐久性を格段に向上させることが
できる。
【0037】
【発明の実施の形態3】図6〜図8は発明の実施の形態
3を示し、図6はレーザ切断加工装置の正面図、図7は
回収ハンドの把持部の斜視図、図8は樹脂チューブの先
端から噴出した空気の流れを示す状態図である。
【0038】図6において、レーザ加工切断装置は、ベ
ース101と、その上に配設され筒状試料を把持して駆
動する加工チャックユニット102と、加工チャックユ
ニット102に把持された筒状試料をレーザ加工するレ
ーザユニット103と、樹脂チューブを筒状試料に供給
するチューブ供給ユニット104と、切断された筒状部
材および樹脂チューブをカットしながら回収する回収ハ
ンドユニット105と、溶融物および煙を集塵する集塵
機ユニット106とから構成されている。
【0039】加工チャックユニット102は、ベース1
01上に紙面表裏方向に移動自在なY軸テーブル120
を配設し、Y軸テーブル120はYモータ121により
紙面表裏方向に駆動され、かつ位置決め自在に構成され
ている。Y軸テーブル120上には、紙面左右方向に移
動自在なX軸テーブル122が配設されている。X軸テ
ーブル122はXモータ123により紙面左右方向に駆
動され、かつ位置決め自在に構成されている。X軸テー
ブル122上には、側面が略L字形のθテーブル架台1
24が配設されており、L字形に立設した内側面にθテ
ーブル125を回転自在に取着するとともに、θテーブ
ル125の裏面に固着したθモータ126により回転位
置決め自在に構成されている。θテーブル125の前面
には、加工チャック127が取着され、さらに加工チャ
ック127には、複数の爪128が配設され、その中心
がθテーブル125の回転軸心と一致するように構成さ
れている。なお、加工チャック127の前面127aの
中心部は、筒状試料90の長手方向の位置決め基準とな
り、かつ圧縮空気を逆流させるため、平面に仕上げら
れ、筒状試料90を装着したときその端面を密閉するよ
うになっている。
【0040】レーザユニット103は、ベース101上
に、図示を省略したZ軸支持柱133を立設している。
Z軸支持柱133には、Z軸支持柱133内の駆動機構
(図示省略)により上下方向に移動自在なレーザ本体1
30(図示省略)が取着され、レーザ本体130には、
レーザ光源を内蔵したレーザヘッド131が取着され、
その下端にはレーザ光を集光する光学系を内蔵したレー
ザノズル132が連設されている。
【0041】チューブ供給ユニット104は、ベース1
01上にて、左右方向にガイド140を敷設している。
ガイド140上には、摺動自在なガイドテーブル141
が嵌装され、ガイドテーブル141上には、チューブ送
りチャック142が取着されている。チューブ送りチャ
ック142には、樹脂チューブ91を把持して送るため
の爪142aが開閉自在に取着されている。また、ガイ
ドテーブル141およびチューブ送りチャック142を
左右方向に移動させるための送りシリンダ143が、ベ
ース101上に配設され、ロッド143aによりガイド
テーブル141と連結されている。チューブ送りチャッ
ク142のハンド部142aで樹脂チューブ91を把持
し、送りシリンダ143で右方に移動させることによ
り、樹脂チューブ91を一定の長さに送ることができ
る。
【0042】さらに、ガイド140の右方のベース10
1上には、樹脂チューブ91の軸心を筒状試料90の軸
心に合わせ、筒状試料90の内部に送り込むためのチュ
ーブガイド144が配設されている。また、チューブ送
りチャック142の左方のベース101上には、ドラム
145が配設されている。ドラム145は、樹脂チュー
ブ91を巻回し、樹脂チューブ91の基端はドラム14
5の回転軸146の中空穴(図示省略)に接続してい
る。ドラム145の回転軸146の一端に空気送入口1
46aを設け、ここより圧縮空気を供給し、回転軸14
6の中空穴を経て樹脂チューブ91の中空部91a(図
8参照)を通過して筒状試料90の内部に到達するよう
に構成されている。
【0043】回収ハンドユニット105は、ベース10
1上に立設された一対の柱150の上に、ハンドベース
151を架設している。樹脂チューブ91は、一対の柱
150の間を通過してチューブガイド144に嵌入して
いる。ハンドベース151上には、ハンドガイド152
が左右方向に敷設され、ハンドガイド152にはハンド
ガイドテーブル153が嵌装している。また、ハンドベ
ース151上には、前後シリンダ154が配設され、ロ
ッド154aによりハンドガイドテーブル153に連結
し、これを左右方向に移動させる。ハンドガイドテーブ
ル153上には上下シリンダ155が取着され、上下シ
リンダ155の先端には回収ハンド156が取着されて
いる。回収ハンド156は、上下シリンダ155で上下
動される。回収ハンド156の先端には、図7に示すよ
うに、一対の箱形のフィンガー157が取着され、フィ
ンガー157の基端側には切断刃157aが形成されて
いるとともに、フィンガー157の先端側にはフィンガ
ー157が筒状試料90を掴んでしまうことのないよう
ニゲ部157bが形成されている。フィンガー157の
閉塞により、切断刃157aで樹脂チューブ91が切断
され、フィンガー157内にレーザ切断された筒状部材
90A(図示省略)および切断された樹脂チューブ破材
91A(図示省略)を回収する。
【0044】集塵機ユニット6は、集塵皿160がレー
ザユニット3のレーザノズル32の直下に配設されてい
る。集塵皿160の下方は、ダクト161が連設され、
その先端は図示を省略した集塵機に接続されている。集
塵機の吸引力により、筒状試料90と樹脂チューブ91
との隙間から加工中に排出される溶融物および煙を吸入
する。
【0045】つぎに、上記レーザ切断加工装置の作用
を、筒状試料の切断作業過程とともに説明する。まず、
筒状試料90を障壁である加工チャック127の前面1
27aに当接する位置まで挿入し、爪128により保持
する。樹脂チューブ91は、チューブ送りチャック14
2により送り出され、筒状試料90の内部に挿入され
る。その後、筒状試料90のレーザ切断が開始される。
このとき、ドラム145の空気送入口146aより、圧
縮空気を送入し、図8に示すように、樹脂チューブ91
の中空部91aを通過させ、筒状試料90の内部に到達
する。ここで、空気は障壁、即ち、加工チャック127
の前面127aに遮断されて逆流し、樹脂チューブ91
と筒状試料90との隙間から外部に噴流する。
【0046】これによって、レーサ切断加工時に発生す
る溶融物および煙りは筒状試料90の内部から排出され
るのである。つまり、上記加工チャック127を含む加
工チャックユニット102およびチューブ送りチャック
142やドラム145を含むチューブ供給ユニット10
4は、請求項1及び請求項3に記載した排出手段として
の機能を果たしている。また、図1に示した通り、集塵
機を連結した集塵機ユニット6の集塵皿60は、レーザ
ノズル132の直下に配置されているので、矢印Bの方
向に空気の流れが生じる。この状態で、レーザ切断を行
うと、溶融物および煙が、空気に流れに沿って集塵機に
吸い取られる。また、筒状試料90を切断したレーザ光
は、筒状試料90を通過して樹脂チューブ91に達する
が、樹脂チューブ91はテフロンなどの耐熱性樹脂から
なるため、レーザ光を拡散し、レーザ光が筒状試料90
の裏面に達することはない。加工に要する筒状試料90
のX軸方向の移動および回転操作は、加工チャックユニ
ット102のX軸テーブル122およびθテーブル12
5の動きにより行われる。
【0047】レーザ切断後、筒状試料90から切り落と
された筒状部材90Aは、樹脂チューブ91に引っ掛か
った状態になる。空気送入口145aからの圧縮空気の
供給および集塵機による吸引を止め、レーザユニット1
03をZ軸支持柱133内の駆動機構により上方へ退避
させる。その後、回収ハンドユニット105が前後シリ
ンダ154により右方に移動し、フィンガー157を閉
塞する。すると、フィンガー157内部に装備された切
断刃157aにより、樹脂チューブ91は切り落とさ
れ、樹脂チューブ91に引っ掛かっていたレーザ切断さ
れた筒状部材90Aも同時にフィンガー157内部に回
収される。このとき、フィンガー157にはニゲ部15
7bが形成されているため、筒状試料90を掴んでしま
うようなことはない。次に、回収ハンドユニット105
が退避した後、レーザユニット3は原点位置に復帰し、
加工チャック127の爪128が開かれ、保持していた
筒状試料90の残材を集塵皿60に落とし、再び、筒状
試料90の投入動作を行う。
【0048】本発明の実施の形態3におけるY軸テーブ
ル120の使用方法は、発明の実施の形態1と同様のた
め、説明を省略する。
【0049】本発明の実施の形態3によれば、小径の筒
状試料であっても、溶融物および煙の回収が完全にで
き、筒状試料を所望の形状に切断することができる。具
体的には、溶融物が筒状試料内に詰まったり、筒状試料
の裏面が切断されるようなことは発生しない。また、長
尺の樹脂チューブを使用して連続的に供給し、筒状試料
は短尺材を使用するので、多種少量生産に向いており、
装置の構成を簡易にすることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1、2または3に係る発明によれ
ば、溶融物および煙が筒状試料の内部から強制的に排除
され、また、樹脂チューブがレーザ光を遮断して筒状試
料の裏面がレーザ光により破壊されることはないので、
小径の筒状試料であっても、溶融物および煙の回収が完
全にでき、筒状試料を所望の形状に切断することができ
る。請求項2に係る発明によれば、上記効果に加え、長
尺の筒状試料と長尺の樹脂チューブとを取付け治具ユニ
ットに装着することができるので、長尺の筒状試料を連
続的に加工できるため、加工タクトタイムが短縮され、
加工コストを安価にすることができる。請求項3に係る
発明によれば、上記効果に加え、樹脂チューブを筒状試
料の一方の端面から連続的に供給することができるの
で、装置の構成を簡易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1のレーザ切断加工装置の一
部を破載した正面図である。
【図2】発明の実施の形態1の取付け治具ユニットの筒
状試料固定部付近の一部を破載した斜視図である。
【図3】発明の実施の形態1の取付け治具ユニットの筒
状試料固定部付近の一部を破載した正面図である。
【図4】発明の実施の形態1の取付け治具ユニットの筒
状試料固定部付近の側面図である。
【図5】発明の実施の形態2のレーザ切断加工装置の一
部を破載した正面図である。
【図6】発明の実施の形態3のレーザ切断加工装置の正
面図である。
【図7】発明の実施の形態3の回収ハンドの把持部の斜
視図である。
【図8】発明の実施の形態3の樹脂チューブの先端から
噴出した空気の流れを示す状態図である。
【図9】従来技術のレーザ加工装置の一部を破載した正
面図である。
【符号の説明】
2 加工チャックユニット 3 レーザユニット 5 取付け治具ユニット 90 筒状試料 91 樹脂チューブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状試料を保持し前後動自在かつ回転自
    在な加工チャックユニットと、前記筒状試料にレーザ光
    を照射して所望の形状に切断するレーザユニットとを備
    えたレーザ切断加工装置において、 前記筒状試料の内部に樹脂チューブを挿入し、該樹脂チ
    ューブと前記筒状試料との隙間に圧縮空気を噴流させ
    て、レーザ切断加工時に発生する溶融物および煙を前記
    筒状試料の内部から排出させる排出手段を設けたことを
    特徴とするレーザ切断加工装置。
  2. 【請求項2】 前記排出手段は、前記樹脂チューブを装
    着する樹脂チューブ固定部と、前記樹脂チューブの外周
    に前記筒状試料を配置するように装着する筒状試料固定
    部とを備え、前記樹脂チューブと前記筒状試料との隙間
    に圧縮空気を噴流させるように構成した取付け治具ユニ
    ットであることを特徴とする請求項1記載のレーザ切断
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前記排出手段は、前記筒状試料を保持す
    る加工チャックユニットに、前記筒状試料の一端を突き
    当てて密閉させる障壁を設けるとともに、前記樹脂チュ
    ーブの一端を前記筒状試料の内部に挿入し、他端から圧
    縮空気を供給するチューブ供給ユニットを備え、前記樹
    脂チューブの一端から噴出した圧縮空気が前記加工チャ
    ックユニットの障壁に衝突して逆流し、前記筒状試料の
    内壁と前記樹脂チューブの外壁との間を通過するように
    したことを特徴とする請求項1記載のレーザ切断加工装
    置。
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