JPH0718508U - 野菜移植機 - Google Patents
野菜移植機Info
- Publication number
- JPH0718508U JPH0718508U JP5172993U JP5172993U JPH0718508U JP H0718508 U JPH0718508 U JP H0718508U JP 5172993 U JP5172993 U JP 5172993U JP 5172993 U JP5172993 U JP 5172993U JP H0718508 U JPH0718508 U JP H0718508U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- planting
- claw
- plug
- nail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 苗取出爪による苗取り工程と、植付爪による
植付工程の二つの工程をなくして、移植工程を簡単にし
て作業能率の向上を図ろうとする。 【構成】 育苗トレイ9を載置して苗取り工程毎に苗送
りする苗載台7を装備し、開閉可能な開孔爪24内に摺
動可能な保持針36を設けて苗取・植付爪Aを形成し、
該苗取・植付爪Aは前記苗載台7に対向した位置と畝上
の間を揺動して移動できると共に、苗載台7に対向した
位置で開孔爪24を開いて保持針36にてプラグ苗Pを
刺して開孔爪24内に引込み、畝U上でプラグ苗Pを放
出すべく構成した。
植付工程の二つの工程をなくして、移植工程を簡単にし
て作業能率の向上を図ろうとする。 【構成】 育苗トレイ9を載置して苗取り工程毎に苗送
りする苗載台7を装備し、開閉可能な開孔爪24内に摺
動可能な保持針36を設けて苗取・植付爪Aを形成し、
該苗取・植付爪Aは前記苗載台7に対向した位置と畝上
の間を揺動して移動できると共に、苗載台7に対向した
位置で開孔爪24を開いて保持針36にてプラグ苗Pを
刺して開孔爪24内に引込み、畝U上でプラグ苗Pを放
出すべく構成した。
Description
【0001】
本考案は育苗トレイよりプラグ苗を取り出し畝上へ移植する野菜移植機の構成 に関する。
【0002】
従来から碁盤の目状に凹部を形成した育苗トレイでプラグ苗を育苗して、この プラグ苗を一つずつ取り出して畝上へ機械的に移植する技術は公知となっており 、例えば、苗載台に育苗トレイを載置して順次送り、育苗トレイ上のプラグ苗を 苗取出爪で挟持して取り出し、そのプラグ苗を半割りの円錐状に構成した植付爪 内に上方より投入して、該植付爪を昇降駆動して、上昇位置でプラグ苗を受け取 り、下端位置で畝上に植付爪を突き刺して開きプラグ苗を畝上に落下させて、両 側より土を寄せて移植していた。
【0003】
このように従来では苗取出爪による苗取り工程と、植付爪による植付工程の二 つの工程を合わせて移植工程としていたので、その受継ぎ部において位置合わせ の必要があり、そのタイミングを合わせるように同期して駆動する必要があり、 複雑な駆動構成となり、二つの爪間で受渡して移植するのでサイクルタイムが長 くなり、能率をアップするにも限界があった。そこで、本考案は移植工程を簡単 にして作業能率の向上も図ろうとする。
【0004】
本考案は上記のような課題を解決するために、次のように構成する。即ち、育 苗トレイを載置して苗取り工程毎に苗送りする苗載台を装備し、開閉可能な開孔 爪内に摺動可能な保持針を設けて苗取・植付爪を形成し、該苗取・植付爪は前記 苗載台に対向した位置と畝上の間を揺動して移動できると共に、苗載台に対向し た位置で開孔爪を開いて保持針にてプラグ苗を刺して開孔爪内に引込み、畝上で プラグ苗を放出すべく構成したものである。
【0005】
このような手段を用いることによって、植付アーム5に設けた苗取・植付爪A は、植付アーム5の回動によって開孔爪24が苗載台7に対向した位置に至ると 、開孔爪24を開いて保持針36を突出して苗載台7上のプラグ苗Pに突き刺し 、保持針36の後退動作でプラグ苗Pを開孔爪24内に引込み、開孔爪24内で プラグ苗Pから保持針36を抜き、下降回動動作で開孔爪24を閉じて、畝上に 至ると、再び開孔爪24を開いてプラグ苗Pを畝上へ放出して、プラグ苗の両側 の土を押さえて一工程の移植が完了する。
【0006】
次に本考案の一実施例を図面に従って説明する。図1は野菜移植機の全体側面 図、図2は植付爪の平面断面図、図3は同じく爪開閉部の側面断面図、図4は保 持針駆動部の側面断面図、図5は移植軌跡を示す側面図である。
【0007】 図1において野菜移植機の全体構成から説明すると、機体前部上にエンジンE が載置され、該エンジンEからの動力がミッションケース1に伝えられ、該ミッ ションケース1より機体に対して昇降可能に支持したスイングケース2の後端に 走行輪3を軸支して走行駆動できるようにしている。
【0008】 また、ミッションケース1より後方に植付伝動ケース4を突出して、該植付伝 動ケース4の前後方向中途部に植付アーム5が回転可能に配設され、該植付伝動 ケース4後部下方に培土ローラー6が回転自在に配設されて、畝上へ植え付けた 苗の両側部より土を寄せて、移植後の苗が倒れないようにしている。そして、植 付伝動ケース4後部上に苗載台7が傾斜して載置されて、該苗載台7は間欠的に 左右往復動可能で、育苗トレイ9を一列毎に下方へ送るトレイ送り装置も装備し 、該苗載台7の下部は「し」字状に構成して、苗取後の育苗トレイ9を後方へ排 出できるようにしている。但し、植付条数は一条植えに限定されるものではなく 、数条に構成することも可能であり、苗載台7に並列に育苗トレイ9を載置でき るようにし、植付アーム5も条数に合わせた数を並列に配設するように構成すれ ば可能となる。
【0009】 そして、この苗載台7後部に苗取り時に後方よりプラグ苗Pを押すピストン1 2が後述する開孔爪24の回動軌跡に合わせて配設され、該ピストン12のピス トンロッド12aは図5に示すように、育苗トレイ9の水抜き孔9aより挿入で き、苗取り時にプラグ苗Pを押し出すようにしている。そして、苗載台7後方の 植付伝動ケース4後部よりハンドル10を上後方へ突出して、該ハンドル10後 端に主クラッチレバーやサイドクラッチレバー、アクセルレバー等を配設し、前 記植付伝動ケース4後部上とミッションケース1上の間には予備トレイ台11が 配設されている。
【0010】 前記植付アーム5は図5に示すように、植付伝動ケース4に固定した中央の支 持軸20にサンギア21が固設されて、該支持軸20に植付アーム5の中央が回 転可能に支持されて、エンジンEからの動力によって植付アーム5(ケース全体 )が回転駆動される。そして、前記サンギア21には植付アーム5に回転自在に 支持された遊星ギア22・22が両側で噛合され、更にその両側で該遊星ギア2 2・22に揺動駆動ギア23・23がそれぞれ噛合され、該サンギア21、遊星 ギア22、揺動駆動ギア23はそれぞれ偏心ギアより構成されている。そして、 本考案の要部である苗取・植付爪Aが前記植付アーム5の両端に配設されて、前 記揺動駆動ギア23によって苗取・植付爪Aが揺動され、苗取り駆動される。
【0011】 即ち、その構成は図2〜図4に示すように、植付アーム5の端部位置において 、カム軸13の一端が植付アーム5に固設されて他方が爪ケース15内に挿入し て回転自在に横架され、該植付アーム5側のカム軸13上位置で揺動軸14が外 嵌されて、植付アーム5内の揺動軸14上に揺動駆動ギア23が固設され、該揺 動軸14の他端は植付アーム5より突出して爪ケース15に固設し、該爪ケース 15内のカム軸13上に開閉カム16とピン駆動アーム17を固設している。
【0012】 そして、図3に示すように、前記爪ケース15先端に半割りの円錐状に形成し た開孔爪24・24がピン25・25にてそれぞれ枢支され、開孔爪24・24 の内側で連結リンク26・26の一端がピン27・27にて枢支され、該連結リ ンク26・26の他端がプッシュロッド29先端に一体的にピン30にて枢支さ れ、該プッシュロッド29の中央部は前記爪ケース15に横設したガイド体31 に摺動自在に支持され、該プッシュロッド29の後端には嵌合部29aを形成し て、該嵌合部29aにプッシュアーム32先端を挿入している。
【0013】 該プッシュアーム32の基部は爪ケース15に横架した枢支軸33に枢支され 、該プッシュ32と爪ケース15の間にはバネ35が介装され、該プッシュアー ム32の基部には当接部32aが突出して形成され、前記カム軸13に固設した 開閉カム16に前記バネ35の付勢力により当接させている。そして、該開閉カ ム16上に形成した凹部16a・16bに前記当接部32aが当接する状態では 、バネ35によってプッシュアーム32が引っ張られてプッシュロッド29を押 し、開孔爪24・24がピン25・25を中心に回動して開かれる。この開かれ る位置は図5に示す、苗取り位置aと植付位置cであり、この位置で開かれるよ うに前記開閉カム16が形成されている。
【0014】 また、爪ケース15及び開孔爪24・24内の中央部には図4に示すように、 保持針36・36が前記ガイド体31に摺動自在に支持され、該保持針36先端 は針の如く尖って形成され、リング37が爪ケース15内の前部において保持針 36を取り巻きその大きさはプラグ苗Pよりやや小さく構成し、該リング37は リング取付杆38先端に固定されて、その基部がガイド体31に固設され、保持 針36・36がリング37を貫通するよう配設している。
【0015】 そして、前記保持針36・36の基端部には嵌合部36aが形成されて、該嵌 合部36aには回動アーム39先端が挿入され、該回動アーム39の基部は前記 枢支軸33に枢支され、該回動アーム39の中途部と爪ケース15の間にはバネ 40が介装されて、保持針36が開孔爪24より突出するよう回動アーム39を バネ40が引っ張るように配設し、該回動アーム39の中途部にはその回動を規 制するように前記カム軸13上に固設したピン駆動アーム17先端が当接されて いる。
【0016】 このように構成した苗取・植付爪AはエンジンEからの動力がミッションケー ス1を介して植付伝動ケース4に伝えられて植付アーム5が回転され、植付伝動 ケース4に固定されたサンギア21の回りを遊星ギア22が回転し、揺動駆動ギ ア24は前記ギアがそれぞれ偏心しているので往復回動する。この往復回動は揺 動軸14を介して爪ケース15及び開孔爪24を上下に揺動し、図5に示す苗取 位置aでは、爪ケース15とカム軸13との位置関係によって、開閉カム16上 の凹部16aにプッシュアーム32の当接部32aが入り込んでプッシュロッド 29を押して開孔爪24・24を開き、同時に、回動アーム39も回動して保持 針36が開孔爪24・24より突出して、保持針36・36先端が育苗トレイ9 のプラグ苗Pの苗両側の土の部分に突き刺す。
【0017】 そして、植付アーム5の回動とともに保持針36は後退するが、この時苗載台 7後方よりピストン12が突出されてプラグ苗Pの底部より押し出し、保持針3 6にプラグ苗Pを刺して支持させ開孔爪24・24内へ引き込まれる。この保持 針36が後端位置まで後退すると、プラグ苗Pはリング37によって表面側が押 さえられて保持針36から抜け、図5のbの位置では開孔爪24は下方に徐々に 向いてその中で保持される。
【0018】 そして更に植付アーム5が回動して植付位置cの畝U上に至ると、開孔爪24 先端が畝U上面に突き刺し、開閉カム16上の凹部16bにプッシュアーム32 の当接部32aが入り込んでプッシュロッド29を押して開孔爪24・24を開 き、この開口によって畝U上に溝が形成されて、プラグ苗Pがその畝U上の溝に 落下し、開孔爪24は上方へ回動されて、機体後部の培土ローラー6によって両 側から土が寄せられて一つのプラグ苗Pの移植が完了し、苗載台7が横移動し、 或いは下方に一段下げて、前記同様の動作によって育苗トレイ9上のプラグ苗P が次々と移植されるのである。
【0019】
本考案は以上のように構成したので次のような効果が得られる。即ち、苗取り 工程と植付工程が一連の動作となって、育苗トレイより畝へ搬送するまでの途中 で苗の受継ぎがなくなり、タイミングを合わせたり、その機構を省くことができ るようになり、作業時間を短縮できて作業能率を向上でき、また、苗取・植付部 を複数条に設計変更することも容易にでき、更に、作業能率の向上も図れるよう になるのである。
【図1】野菜移植機の全体側面図である。
【図2】植付爪の平面断面図である。
【図3】同じく爪開閉部の側面断面図である。
【図4】保持針駆動部の側面断面図である。
【図5】移植軌跡を示す側面図である。
A 苗取・植付爪 P プラグ苗 5 植付アーム 7 苗載台 9 育苗トレイ 24 開孔爪 36 保持針
Claims (1)
- 【請求項1】 育苗トレイを載置して苗取り工程毎に苗
送りする苗載台を装備し、開閉可能な開孔爪内に摺動可
能な保持針を設けて苗取・植付爪を形成し、該苗取・植
付爪は前記苗載台に対向した位置と畝上の間を揺動して
移動できると共に、苗載台に対向した位置で開孔爪を開
いて保持針にてプラグ苗を刺して開孔爪内に引込み、畝
上でプラグ苗を放出すべく構成したことを特徴とする野
菜移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993051729U JP2592522Y2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 野菜移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993051729U JP2592522Y2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 野菜移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718508U true JPH0718508U (ja) | 1995-04-04 |
JP2592522Y2 JP2592522Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=12894987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993051729U Expired - Fee Related JP2592522Y2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 野菜移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592522Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001320920A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-20 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 野菜移植機 |
JP2002223614A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 野菜移植機 |
JP2015216883A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | ヤンマー株式会社 | 一条田植機 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP1993051729U patent/JP2592522Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001320920A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-20 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 野菜移植機 |
JP4540181B2 (ja) * | 2000-05-19 | 2010-09-08 | ヤンマー株式会社 | 野菜移植機 |
JP2002223614A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 野菜移植機 |
JP2015216883A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | ヤンマー株式会社 | 一条田植機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592522Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0718508U (ja) | 野菜移植機 | |
JP4753858B2 (ja) | 移植機の苗取り出し装置 | |
JPH0685649B2 (ja) | 移植機 | |
KR100576067B1 (ko) | 정식기의 플러그묘 취출장치 | |
JP2004016176A (ja) | 野菜移植機及び野菜移植機における苗供給方法 | |
JPH069442B2 (ja) | 苗植え付け装置 | |
JP4753857B2 (ja) | 移植機の苗取り出し装置 | |
JP3892779B2 (ja) | 移植機の苗取り出し方法及びその装置 | |
JP3514705B2 (ja) | 移植機の植付装置 | |
JP2001095326A (ja) | 野菜移植機 | |
JP2002017119A (ja) | 苗移植機 | |
JP3561317B2 (ja) | 移植機の苗取出方法及び装置 | |
JP4999745B2 (ja) | 移植機の苗取出装置 | |
JP2003274709A (ja) | 野菜移植機 | |
JP2523285Y2 (ja) | 移植機における移植装置 | |
JP2509748Y2 (ja) | 移植機における植付装置 | |
JP3820200B2 (ja) | 移植機の苗取り出し装置 | |
JP2004081160A (ja) | 移植機の苗取り出し方法及びその装置 | |
JP2523278Y2 (ja) | 移植機における移植装置 | |
JP3305908B2 (ja) | 移植機の苗取出・供給方法及び装置 | |
JP2001314106A (ja) | 苗移植機 | |
JP3569045B2 (ja) | 野菜移植機の苗株取出方法 | |
JPH06311805A (ja) | 移植機 | |
JP3057327B2 (ja) | 移植機における移植装置 | |
JPH09252614A (ja) | 移植機の苗取出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |